JPH0634582Y2 - 複吸気弁エンジン - Google Patents
複吸気弁エンジンInfo
- Publication number
- JPH0634582Y2 JPH0634582Y2 JP17132986U JP17132986U JPH0634582Y2 JP H0634582 Y2 JPH0634582 Y2 JP H0634582Y2 JP 17132986 U JP17132986 U JP 17132986U JP 17132986 U JP17132986 U JP 17132986U JP H0634582 Y2 JPH0634582 Y2 JP H0634582Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intake
- valve
- throttle valve
- engine
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、吸気弁を複数個備えた、いわゆる複吸気弁エ
ンジンにおける吸気制御に関するものである。
ンジンにおける吸気制御に関するものである。
高出力化の傾向の中で種々のタイプの複吸気弁エンジン
が開発されてきている。そのような複吸気弁エンジンの
一つとして、燃焼室内でスワールを発生させることので
きるヘリカル型吸気ポートを改善したものがある。ヘリ
カル型吸気ポートはその名の通りに渦巻状に形成される
ものであり、燃焼室内にスワールを発生させることによ
り燃焼を改善するものである。しかしながら、エンジン
の高負荷時にはその特殊形状により吸気抵抗が増大して
充填効率が低下する傾向が認められている。これを改善
するために第2の吸気ポート及び第2吸気弁を設け、こ
の第2吸気ポートにはさらに吸気制御弁を設けて、低負
荷時にはこの吸気制御弁を閉じてヘリカル型吸気ポート
の特徴を生かし、高負荷時にはこの吸気制御弁を開いて
第1のヘリカル型吸気ポート及び第2ポートの両方から
空気を燃焼室に導入することができるようにしている。
が開発されてきている。そのような複吸気弁エンジンの
一つとして、燃焼室内でスワールを発生させることので
きるヘリカル型吸気ポートを改善したものがある。ヘリ
カル型吸気ポートはその名の通りに渦巻状に形成される
ものであり、燃焼室内にスワールを発生させることによ
り燃焼を改善するものである。しかしながら、エンジン
の高負荷時にはその特殊形状により吸気抵抗が増大して
充填効率が低下する傾向が認められている。これを改善
するために第2の吸気ポート及び第2吸気弁を設け、こ
の第2吸気ポートにはさらに吸気制御弁を設けて、低負
荷時にはこの吸気制御弁を閉じてヘリカル型吸気ポート
の特徴を生かし、高負荷時にはこの吸気制御弁を開いて
第1のヘリカル型吸気ポート及び第2ポートの両方から
空気を燃焼室に導入することができるようにしている。
一方、燃焼を良好にし燃費を向上させるためには可燃空
燃比の最大値すなわち燃焼のリーン限界を拡大すること
が必要であり、そのためには燃焼室上部の点火栓周りの
燃料を濃くしピストン側を薄くする(以下これを成層化
という)とよいことが知られている。
燃比の最大値すなわち燃焼のリーン限界を拡大すること
が必要であり、そのためには燃焼室上部の点火栓周りの
燃料を濃くしピストン側を薄くする(以下これを成層化
という)とよいことが知られている。
本出願人は上記の複吸気弁エンジンを改良し、低負荷域
での成層化による稀薄混合気の燃焼と、高負荷域での高
出力とが両立でき、低燃費、低エミッションの達成と高
出力を得ることのできる、より実際的な複吸気弁エンジ
ンを提案し、実用新案登録出願している(実願昭61-104
899号参照)。
での成層化による稀薄混合気の燃焼と、高負荷域での高
出力とが両立でき、低燃費、低エミッションの達成と高
出力を得ることのできる、より実際的な複吸気弁エンジ
ンを提案し、実用新案登録出願している(実願昭61-104
899号参照)。
上記本出願人の出願にかかる複吸気弁エンジンは、第5
図及び第6図に示すように、燃焼室内へ供給する吸気に
スワールを発生させる常時開放の第1の吸気ポート3
と、エンジンの高負荷運転域においてのみ開放する吸気
制御弁13を有しかつ燃焼室内にスレートの吸気を供給す
る第2の吸気ポート4と、燃料噴射弁15を設けた第3の
吸気ポート7とを具備し、これら第1,第2及び第3の各
吸気ポートを、第1,第2及び第3の吸気弁10,12,14を介
して燃焼室11にそれぞれ開口し前記第3の吸気弁14の開
弁時期を前記第1の吸気弁10の開弁時期より遅らせるよ
うにし、また第1,第2の吸気ポート3,4の上流側を共に
第1の吸気通路1に連通させ、第3の吸気ポート7の上
流側を第2の吸気通路5に連通させ、前記第1及び第2
の吸気通路に第1及び第2のスロットル弁2,6をそれぞ
れ設け、エンジンの低負荷時における前記第1のスロッ
トル弁2の開度を、前記第2のスロットル弁6の開度よ
り大きく設定したものである。
図及び第6図に示すように、燃焼室内へ供給する吸気に
スワールを発生させる常時開放の第1の吸気ポート3
と、エンジンの高負荷運転域においてのみ開放する吸気
制御弁13を有しかつ燃焼室内にスレートの吸気を供給す
る第2の吸気ポート4と、燃料噴射弁15を設けた第3の
吸気ポート7とを具備し、これら第1,第2及び第3の各
吸気ポートを、第1,第2及び第3の吸気弁10,12,14を介
して燃焼室11にそれぞれ開口し前記第3の吸気弁14の開
弁時期を前記第1の吸気弁10の開弁時期より遅らせるよ
うにし、また第1,第2の吸気ポート3,4の上流側を共に
第1の吸気通路1に連通させ、第3の吸気ポート7の上
流側を第2の吸気通路5に連通させ、前記第1及び第2
の吸気通路に第1及び第2のスロットル弁2,6をそれぞ
れ設け、エンジンの低負荷時における前記第1のスロッ
トル弁2の開度を、前記第2のスロットル弁6の開度よ
り大きく設定したものである。
またさらに、前記実願昭61-104899号の複吸気弁エンジ
ンを改良し、前記第2のスロットル弁5を前記第1のス
ロットル弁2が全開した時から開弁し始めるようにした
複吸気弁エンジンも実用新案登録出願している。(第7
図参照) 〔考案が解決しようとする問題点〕 上記の本出願人の出願にかかる複吸気弁エンジンにおい
ては、第6図及び第7図に示すように、エンジンの低負
荷域では第1のスロットル弁2を第2のスロットル弁6
よりも常に大きく開くようにしており、そのため低負荷
域では第1の吸気ポート3内の圧力が第3の吸気ポート
7内の圧力より高く、吸気制御弁13が閉じている時は強
く安定したスワールと貫徹力の弱い燃料の噴霧が得られ
る。しかし、エンジンの急加速時には、前記のように第
1のスロットル弁2に比べて第2のスロットル弁6の開
弁が遅くあるいはその開度が小さいので、燃料噴霧の貫
徹力が弱く増量された燃料が具合よく燃焼室内へ吸入さ
れず、そのため加速応答性が悪くなるという問題があ
る。
ンを改良し、前記第2のスロットル弁5を前記第1のス
ロットル弁2が全開した時から開弁し始めるようにした
複吸気弁エンジンも実用新案登録出願している。(第7
図参照) 〔考案が解決しようとする問題点〕 上記の本出願人の出願にかかる複吸気弁エンジンにおい
ては、第6図及び第7図に示すように、エンジンの低負
荷域では第1のスロットル弁2を第2のスロットル弁6
よりも常に大きく開くようにしており、そのため低負荷
域では第1の吸気ポート3内の圧力が第3の吸気ポート
7内の圧力より高く、吸気制御弁13が閉じている時は強
く安定したスワールと貫徹力の弱い燃料の噴霧が得られ
る。しかし、エンジンの急加速時には、前記のように第
1のスロットル弁2に比べて第2のスロットル弁6の開
弁が遅くあるいはその開度が小さいので、燃料噴霧の貫
徹力が弱く増量された燃料が具合よく燃焼室内へ吸入さ
れず、そのため加速応答性が悪くなるという問題があ
る。
本考案は上記の問題点を解決するため、その構成とし
て、燃焼室内へ供給する吸気にスワールを発生させる常
時開放の第1の吸気ポートと、エンジンの高負荷運転域
においてのみ開放する吸気制御弁を有しかつ燃焼室内に
ストレートの吸気を供給する第2の吸気ポートと、燃料
噴射弁を設けた第3の吸気ポートとを具備し、これら第
1,第2及び第3の各吸気ポートを、第1,第2及び第3の
吸気弁を介して燃焼室にそれぞれ開口し、前記第3の吸
気弁の開弁時期は前記第1の吸気弁の開弁時期より遅ら
せるようにし、また、前記第1及び第2の吸気ポートの
上流側を共に第1の吸気通路に連通させ、前記第3の吸
気ポートの上流側を第2の吸気通路に連通させ、前記第
1の吸気通路に第1のスロットル弁を、前記第2の吸気
通路に第2のスロットル弁をそれぞれ設け、エンジンの
低負荷時における前記第1のスロットル弁の開度を前記
第2のスロットル弁の開度より大きく設定した複吸気弁
エンジンにおいて、エンジンの加速開始時に前記第2の
スロットル弁の開度を一時的に所定時間前記第1のスロ
ットル弁の開度より大きくしたことを特徴とするもので
ある。
て、燃焼室内へ供給する吸気にスワールを発生させる常
時開放の第1の吸気ポートと、エンジンの高負荷運転域
においてのみ開放する吸気制御弁を有しかつ燃焼室内に
ストレートの吸気を供給する第2の吸気ポートと、燃料
噴射弁を設けた第3の吸気ポートとを具備し、これら第
1,第2及び第3の各吸気ポートを、第1,第2及び第3の
吸気弁を介して燃焼室にそれぞれ開口し、前記第3の吸
気弁の開弁時期は前記第1の吸気弁の開弁時期より遅ら
せるようにし、また、前記第1及び第2の吸気ポートの
上流側を共に第1の吸気通路に連通させ、前記第3の吸
気ポートの上流側を第2の吸気通路に連通させ、前記第
1の吸気通路に第1のスロットル弁を、前記第2の吸気
通路に第2のスロットル弁をそれぞれ設け、エンジンの
低負荷時における前記第1のスロットル弁の開度を前記
第2のスロットル弁の開度より大きく設定した複吸気弁
エンジンにおいて、エンジンの加速開始時に前記第2の
スロットル弁の開度を一時的に所定時間前記第1のスロ
ットル弁の開度より大きくしたことを特徴とするもので
ある。
本考案においては、エンジンの平常運転時は第2のスロ
ットル弁の開度は第1のスロットル弁よりも小さく、低
負荷時には安定したスワールと貫徹力の弱い燃料の噴霧
が得られるようにしているが、エンジンの加速時に第1
のスロットル弁の開度が急激に増大すると、それに応じ
て第2のスロットル弁がある一定の時間だけ第1のスロ
ットル弁より大きく開きその後正規の開度に戻る。その
ためこの第2のスロットル弁の開度を大きくした時に第
3の吸気ポート内の圧力は高くなり燃料の噴霧が燃焼室
内に迅速かつ円滑に吸入されるようになる。このように
エンジンの急加速時には必要な燃料が迅速に供給され加
速応答性を高める働きをする。
ットル弁の開度は第1のスロットル弁よりも小さく、低
負荷時には安定したスワールと貫徹力の弱い燃料の噴霧
が得られるようにしているが、エンジンの加速時に第1
のスロットル弁の開度が急激に増大すると、それに応じ
て第2のスロットル弁がある一定の時間だけ第1のスロ
ットル弁より大きく開きその後正規の開度に戻る。その
ためこの第2のスロットル弁の開度を大きくした時に第
3の吸気ポート内の圧力は高くなり燃料の噴霧が燃焼室
内に迅速かつ円滑に吸入されるようになる。このように
エンジンの急加速時には必要な燃料が迅速に供給され加
速応答性を高める働きをする。
本考案の実施例を図面に従って以下に説明する。
第1図を参照すると、1は第1の吸気通路又はサージタ
ンクであって第1のスロットル弁2が設けられ、その下
流側は第1の吸気ポート3と第2の吸気ポート4とに分
岐している。5は前記第1の吸気通路1と独立した第2
の吸気通路又はサージタンクであって第2のスロットル
弁6が設けられその下流側は第3の吸気ポート7に連通
している。
ンクであって第1のスロットル弁2が設けられ、その下
流側は第1の吸気ポート3と第2の吸気ポート4とに分
岐している。5は前記第1の吸気通路1と独立した第2
の吸気通路又はサージタンクであって第2のスロットル
弁6が設けられその下流側は第3の吸気ポート7に連通
している。
第1の吸気ポート3は第1の吸気弁10を介して燃焼室11
に開口し、ヘリカルポートとして公知のように第1の吸
気弁10近くで渦巻状に形成され、この第1の吸気ポート
3を通って吸入された空気が矢印Sで示されるように燃
焼室11内でスワールを生じるようになっている。第2の
吸気ポート4は、第2の吸気弁12を介して燃焼室11に開
口し、ストレート状である。この第2の吸気ポート4に
は吸気制御弁13が配置され、エンジンの回転数負荷が小
さい時には第2の吸気ポート4を閉じ、エンジンの回転
数負荷が大きいときには前記第2の吸気ポート4を開く
ことができるようになっている。この吸気制御弁13は適
宜のアクチエータ(図示しない)により開閉駆動され、
エンジンを低回転低負荷で運転する時、この第2の吸気
ポート4を閉じ、エンジンを高回転高負荷で運転する
時、第2吸気ポート4を開くよう作動する。前記アクチ
エータとしては例えばダイヤフラムにより大気圧室と変
圧室とに仕切られたダイヤフラム室を有し、この変圧室
にエンジンの上記運転状態に応じて負圧または大気圧を
導入して吸気制御弁13の開閉を制御する負圧制御式アク
チエータを用いる。そしてこのアクチエータは電子制御
装置(ECU)により制御される。第3の吸気ポート7は
第3の吸気弁14を介して燃焼室11に開口している。この
第3の吸気ポート7は前記両ポート3,4の間にあってそ
の通路断面積は比較的小さく、従って第3の吸気弁14も
他の吸気弁10,12と比較して小さい。
に開口し、ヘリカルポートとして公知のように第1の吸
気弁10近くで渦巻状に形成され、この第1の吸気ポート
3を通って吸入された空気が矢印Sで示されるように燃
焼室11内でスワールを生じるようになっている。第2の
吸気ポート4は、第2の吸気弁12を介して燃焼室11に開
口し、ストレート状である。この第2の吸気ポート4に
は吸気制御弁13が配置され、エンジンの回転数負荷が小
さい時には第2の吸気ポート4を閉じ、エンジンの回転
数負荷が大きいときには前記第2の吸気ポート4を開く
ことができるようになっている。この吸気制御弁13は適
宜のアクチエータ(図示しない)により開閉駆動され、
エンジンを低回転低負荷で運転する時、この第2の吸気
ポート4を閉じ、エンジンを高回転高負荷で運転する
時、第2吸気ポート4を開くよう作動する。前記アクチ
エータとしては例えばダイヤフラムにより大気圧室と変
圧室とに仕切られたダイヤフラム室を有し、この変圧室
にエンジンの上記運転状態に応じて負圧または大気圧を
導入して吸気制御弁13の開閉を制御する負圧制御式アク
チエータを用いる。そしてこのアクチエータは電子制御
装置(ECU)により制御される。第3の吸気ポート7は
第3の吸気弁14を介して燃焼室11に開口している。この
第3の吸気ポート7は前記両ポート3,4の間にあってそ
の通路断面積は比較的小さく、従って第3の吸気弁14も
他の吸気弁10,12と比較して小さい。
この第3の吸気ポート7には燃料噴射弁15が配設され、
この燃料噴射弁15はECUによって制御される。
この燃料噴射弁15はECUによって制御される。
前記第1,第2及び第3の吸気弁10,12及び14相互間の位
置関係は、第1図に示すように、平面視において、燃焼
室11の中心に関し第3の吸気弁14が、第1及び第2の吸
気弁10及び12の各中心を結んだ直線より外側に位置する
ように配置される。16は点火栓であって、吸気弁10,12,
14及び2つの排気弁17,18に囲まれたほぼシリンダ中央
に配設されている。
置関係は、第1図に示すように、平面視において、燃焼
室11の中心に関し第3の吸気弁14が、第1及び第2の吸
気弁10及び12の各中心を結んだ直線より外側に位置する
ように配置される。16は点火栓であって、吸気弁10,12,
14及び2つの排気弁17,18に囲まれたほぼシリンダ中央
に配設されている。
前記第1のスロットル弁2にはスロットル開度センサ19
が取付けられ、このセンサ19からの信号がECU14に入力
される。第2のスロットル弁6にはスロットルアクチエ
ータ21が取付けられ、このアクチエータ21はECU20に接
続され、ECU20の指令により作動されるようになってい
る。
が取付けられ、このセンサ19からの信号がECU14に入力
される。第2のスロットル弁6にはスロットルアクチエ
ータ21が取付けられ、このアクチエータ21はECU20に接
続され、ECU20の指令により作動されるようになってい
る。
ECU20には、第2図に示すような、第1のスロットル弁
2の開度Aの時間的変化 に対する、第2のスロットル弁6の開度Bの増加量△B2
の関係を設定したマップ(同図上段)と、この時の第2
のスロットル弁6の開度増加△B2の持続時間t0を設定し
たマップ(同図下段)とを予め入力しておく。
2の開度Aの時間的変化 に対する、第2のスロットル弁6の開度Bの増加量△B2
の関係を設定したマップ(同図上段)と、この時の第2
のスロットル弁6の開度増加△B2の持続時間t0を設定し
たマップ(同図下段)とを予め入力しておく。
このようにした、スロットル開度センサ19で第1のスロ
ットル弁2の開度変化を検出してECU20により第2のス
ロットル弁6の開度制御を行ない、エンジンの急加速時
に第2のスロットル弁6の開度が一時的に第1のスロッ
トル弁2の開度より大きくなるようにする。
ットル弁2の開度変化を検出してECU20により第2のス
ロットル弁6の開度制御を行ない、エンジンの急加速時
に第2のスロットル弁6の開度が一時的に第1のスロッ
トル弁2の開度より大きくなるようにする。
第3図は第1及び第2のスロットル弁2,6の各開度と時
間との関係を示す線図であり、本実施例では同図に示す
ように、第2のスロットル弁6の開度Bは平常時は第1
のスロットル弁2の開度Aより小さく設定されている
が、エンジンの急加速時、すなわち第1のスロットル弁
2が開度A1から開度A3へと急激に増大する開度A2の段階
では第2のスロットル弁6は開度B1から一定時間t0だけ
開度を増加して開度B2となり、その後、第1のスロット
ル弁2の開度A3より小さい開度B3に戻るようにしてい
る。
間との関係を示す線図であり、本実施例では同図に示す
ように、第2のスロットル弁6の開度Bは平常時は第1
のスロットル弁2の開度Aより小さく設定されている
が、エンジンの急加速時、すなわち第1のスロットル弁
2が開度A1から開度A3へと急激に増大する開度A2の段階
では第2のスロットル弁6は開度B1から一定時間t0だけ
開度を増加して開度B2となり、その後、第1のスロット
ル弁2の開度A3より小さい開度B3に戻るようにしてい
る。
本実施例の作用を次に説明する。
エンジンの低負荷時においては、まず第1及び第2の吸
気弁10,12が吸気行程上死点付近で開弁し、第2の吸気
ポート4は吸気制御弁13で閉じられているので、燃焼室
11内には第1の吸気弁10からのみ空気が吸入されスワー
ルSが発生する。続いて吸気行程の前半で第3の吸気弁
14が開弁される。第3の吸気ポート7にはECUからの信
号により燃料噴射弁15から燃料が、その噴射終了時期が
第3の吸気弁14の開弁期間中に収まるように噴射され
る。この際、第3図に示すように、第1のスロットル弁
2の開度A1は第2のスロットル弁6の開度B1より大きい
ので、第1の吸気ポート3内の圧力は第3の吸気ポート
7内の圧力より高く、そのため第1の吸気ポート3で発
生するスワールSは強力かつ安定したものとなる。一方
第3の吸気ポート7内の圧力は第1の吸気ポート3内の
圧力より低いため、噴射された燃料は貫徹力の弱い噴霧
が形成され燃焼室11内にゆるやかに吸入される。このよ
うにして第1の吸気ポート3からは安定したスワールS
が得られしかも第3の吸気ポートから供給された燃料の
流れは弱いのでこのスワールを破壊することなく、濃混
合気は吸気行程後半に燃焼室11内に流入し点火栓16の周
りに漂い、成層状態が得られる。この成層状態はスワー
ルSによって、圧縮上死点まで安定して保持されるの
で、点火時には点火栓16近傍に濃混合気が漂っており、
全体の空燃比が薄かったり、また大量のEGRガス燃焼室1
1内に導入される場合でも、安定した着火、火炎の伝播
が達成される。
気弁10,12が吸気行程上死点付近で開弁し、第2の吸気
ポート4は吸気制御弁13で閉じられているので、燃焼室
11内には第1の吸気弁10からのみ空気が吸入されスワー
ルSが発生する。続いて吸気行程の前半で第3の吸気弁
14が開弁される。第3の吸気ポート7にはECUからの信
号により燃料噴射弁15から燃料が、その噴射終了時期が
第3の吸気弁14の開弁期間中に収まるように噴射され
る。この際、第3図に示すように、第1のスロットル弁
2の開度A1は第2のスロットル弁6の開度B1より大きい
ので、第1の吸気ポート3内の圧力は第3の吸気ポート
7内の圧力より高く、そのため第1の吸気ポート3で発
生するスワールSは強力かつ安定したものとなる。一方
第3の吸気ポート7内の圧力は第1の吸気ポート3内の
圧力より低いため、噴射された燃料は貫徹力の弱い噴霧
が形成され燃焼室11内にゆるやかに吸入される。このよ
うにして第1の吸気ポート3からは安定したスワールS
が得られしかも第3の吸気ポートから供給された燃料の
流れは弱いのでこのスワールを破壊することなく、濃混
合気は吸気行程後半に燃焼室11内に流入し点火栓16の周
りに漂い、成層状態が得られる。この成層状態はスワー
ルSによって、圧縮上死点まで安定して保持されるの
で、点火時には点火栓16近傍に濃混合気が漂っており、
全体の空燃比が薄かったり、また大量のEGRガス燃焼室1
1内に導入される場合でも、安定した着火、火炎の伝播
が達成される。
次に、エンジンの加速時には、第1のスロットル弁2の
開度が急激に増大して開度A2となる。この開度の時間的
変化をスロットル開度センサ19が検出し、ECU20にこの
検出信号を送る。ECU20はこの検出信号を、予め入力さ
れている第2図のマップと対照させ開度変化 が所定値αより大であるかどうかを判定し、大であれば
第2のスロットル弁6の開度を増大させ、加速直前の第
1のスロットル弁2の開度より大きな開度B2とし、この
開度B2の持続時間を予め設定された時間t0とする。この
開度B2は急加速時ほど大きく、またこの持続時間t0も長
くなる。
開度が急激に増大して開度A2となる。この開度の時間的
変化をスロットル開度センサ19が検出し、ECU20にこの
検出信号を送る。ECU20はこの検出信号を、予め入力さ
れている第2図のマップと対照させ開度変化 が所定値αより大であるかどうかを判定し、大であれば
第2のスロットル弁6の開度を増大させ、加速直前の第
1のスロットル弁2の開度より大きな開度B2とし、この
開度B2の持続時間を予め設定された時間t0とする。この
開度B2は急加速時ほど大きく、またこの持続時間t0も長
くなる。
この結果第3の吸気ポート7には大量の吸気が供給さ
れ、燃料噴射弁15からの増量された噴霧燃料を迅速かつ
円滑に燃焼室11内に送り込む。そのため、エンジン急加
速時の加速応答性が良好となる。
れ、燃料噴射弁15からの増量された噴霧燃料を迅速かつ
円滑に燃焼室11内に送り込む。そのため、エンジン急加
速時の加速応答性が良好となる。
第4図はこの第2のスロットル弁6の作動制御のフロー
チャートで、上記のように、第1のスロットル弁2の開
度を読み取りその開度微分値を設定値αと比較し、αよ
り大きい場合に第2のスロットル弁6の開度の増加分△
B2とその持続時間t0を決定して、加速直前の開度B1に加
える。ECU20はこの指令をスロットルアクチエータ21に
与えて第2のスロットル弁6の開度を大きくしかつこの
開度B2をt0時間持続する。そしてt0時間経過後、開度は
減少し、B3となる。
チャートで、上記のように、第1のスロットル弁2の開
度を読み取りその開度微分値を設定値αと比較し、αよ
り大きい場合に第2のスロットル弁6の開度の増加分△
B2とその持続時間t0を決定して、加速直前の開度B1に加
える。ECU20はこの指令をスロットルアクチエータ21に
与えて第2のスロットル弁6の開度を大きくしかつこの
開度B2をt0時間持続する。そしてt0時間経過後、開度は
減少し、B3となる。
一方、第1のスロットル弁2の開度変化 が所定値αより小さければ、上記の作用は行わず、その
まま第2のスロットル弁6の開度の増加は行わない。
まま第2のスロットル弁6の開度の増加は行わない。
なお、第1のスロットル弁2の全閉状態からの加速時に
も、第2のスロットル弁6を短時間開くようにすれば、
上記の作用と同じように良好な加速応答性が得られる。
も、第2のスロットル弁6を短時間開くようにすれば、
上記の作用と同じように良好な加速応答性が得られる。
一方、エンジンの高負荷時には、負荷の増大につれて第
1及び第2のスロットル弁2,6がその開度を増大して行
き、第1のスロットル弁2はある一定負荷で全開となり
第2のスロットル弁6は全負荷で全開となる。また第2
の吸気ポート4内の吸気制御弁13も開弁する。このため
第1、第2及び第3の吸気ポートから大量の空気が供給
され燃料噴射の増量と相俟って高出力が得られる。
1及び第2のスロットル弁2,6がその開度を増大して行
き、第1のスロットル弁2はある一定負荷で全開となり
第2のスロットル弁6は全負荷で全開となる。また第2
の吸気ポート4内の吸気制御弁13も開弁する。このため
第1、第2及び第3の吸気ポートから大量の空気が供給
され燃料噴射の増量と相俟って高出力が得られる。
また第1の吸気ポートにより発生するスワールSは前記
のごとく強力かつ安定したものとなるため、第1の吸気
ポート1自体の構造は強いヘリカル形状とすることを要
せず、そのため通気抵抗が少なく高い流量係数のポート
とすることができ、さらに第3の吸気弁14の開弁時期を
従来のものより早めることができるので、エンジン高負
荷時における充填効率は向上し、所期の高出力を得るこ
とができる。
のごとく強力かつ安定したものとなるため、第1の吸気
ポート1自体の構造は強いヘリカル形状とすることを要
せず、そのため通気抵抗が少なく高い流量係数のポート
とすることができ、さらに第3の吸気弁14の開弁時期を
従来のものより早めることができるので、エンジン高負
荷時における充填効率は向上し、所期の高出力を得るこ
とができる。
本考案は以上のような構成、作用を有するものであるか
ら、エンジンの低負荷域では、混合気が点火栓周りで濃
く、ピストン側で稀薄となる、いわゆる成層化が良好か
つ安定した状態で得られ、そのため大量のEGR燃焼も可
能となり、低燃費、低エミッションを達成できるものと
なる。
ら、エンジンの低負荷域では、混合気が点火栓周りで濃
く、ピストン側で稀薄となる、いわゆる成層化が良好か
つ安定した状態で得られ、そのため大量のEGR燃焼も可
能となり、低燃費、低エミッションを達成できるものと
なる。
特に本考案では、エンジンの急加速時には第2のスロッ
トル弁の開度を一時的に所定時間だけ第1のスロットル
弁の開度より大きくなるようにしているので、燃料を噴
射する第3の吸気ポートから一時的に大量の吸気が送ら
れ、そのため、増量された噴霧燃料がこの吸気により迅
速かつ円滑に燃焼室内に導入され、その結果良好な加速
応答性が得られるものとなる。
トル弁の開度を一時的に所定時間だけ第1のスロットル
弁の開度より大きくなるようにしているので、燃料を噴
射する第3の吸気ポートから一時的に大量の吸気が送ら
れ、そのため、増量された噴霧燃料がこの吸気により迅
速かつ円滑に燃焼室内に導入され、その結果良好な加速
応答性が得られるものとなる。
またエンジンの低負荷時においては、第1の吸気ポート
内の圧力が第3の吸気ポート内の圧力より高いので、第
1の吸気ポートで得られるスワールは安定したものとな
るともに、第3の吸気ポートから供給される燃料は貫徹
力の弱い流れとなるためこのスワールを破壊することが
なく、良好な成層化を達成することができる。
内の圧力が第3の吸気ポート内の圧力より高いので、第
1の吸気ポートで得られるスワールは安定したものとな
るともに、第3の吸気ポートから供給される燃料は貫徹
力の弱い流れとなるためこのスワールを破壊することが
なく、良好な成層化を達成することができる。
エンジン高負荷時においては、前記のように安定したス
ワールが得られることにより、第1の吸気ポートは強い
ヘリカル形状とすることを要しないため、流量係数の高
いものとすることが可能となり、これが第3の吸気弁の
開弁時期を早めることのできることと相俟って充填効率
を高めることになり、高負荷時に対応した高出力が得ら
れるものとなる。
ワールが得られることにより、第1の吸気ポートは強い
ヘリカル形状とすることを要しないため、流量係数の高
いものとすることが可能となり、これが第3の吸気弁の
開弁時期を早めることのできることと相俟って充填効率
を高めることになり、高負荷時に対応した高出力が得ら
れるものとなる。
このようにして、低負荷域から高負荷域に至る全運転域
において所期の燃焼状態、高出力が得られる、実際的な
複吸気弁エンジンを提供することができる。
において所期の燃焼状態、高出力が得られる、実際的な
複吸気弁エンジンを提供することができる。
第1図は本考案の実施例の平面図、第2図は同上実施例
におけるECUに入力するマップを示す線図、第3図は同
上実施例における第1及び第2のスロットル弁のエンジ
ン加速時における開度の変化を示す線図、第4図はエン
ジン加速時の第2のスロットル弁の制御動作を示すフロ
ーチャート、第5図は、本考案以前に本出願人の開発し
た複吸気弁エンジンの平面図、第6図は同上装置の第1
及び第2のスロットル弁の開度とエンジン負荷との関係
を示す線図、第7図は同じく本出願人の開発した他の複
吸気弁エンジンの第1及び第2のスロットル弁の開度と
エンジン負荷との関係を示す線図である。 1……第1吸気通路、2……第1スロットル弁、 3……第1吸気ポート、4……第2吸気ポート、 5……第2吸気通路、6……第2スロットル弁、 7……第3吸気ポート、10……第1吸気弁、 11……燃焼室、12……第2吸気弁、 13……吸気制御弁、14……第3吸気弁、 15……燃料噴射弁、16……点火栓、 19……スロットル開度センサ、 20……ECU、 21……スロットルアクチエータ。
におけるECUに入力するマップを示す線図、第3図は同
上実施例における第1及び第2のスロットル弁のエンジ
ン加速時における開度の変化を示す線図、第4図はエン
ジン加速時の第2のスロットル弁の制御動作を示すフロ
ーチャート、第5図は、本考案以前に本出願人の開発し
た複吸気弁エンジンの平面図、第6図は同上装置の第1
及び第2のスロットル弁の開度とエンジン負荷との関係
を示す線図、第7図は同じく本出願人の開発した他の複
吸気弁エンジンの第1及び第2のスロットル弁の開度と
エンジン負荷との関係を示す線図である。 1……第1吸気通路、2……第1スロットル弁、 3……第1吸気ポート、4……第2吸気ポート、 5……第2吸気通路、6……第2スロットル弁、 7……第3吸気ポート、10……第1吸気弁、 11……燃焼室、12……第2吸気弁、 13……吸気制御弁、14……第3吸気弁、 15……燃料噴射弁、16……点火栓、 19……スロットル開度センサ、 20……ECU、 21……スロットルアクチエータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 9/02 F 41/02 310 G 8011−3G F02M 69/00 360 C 7825−3G
Claims (1)
- 【請求項1】燃焼室内へ供給する吸気にスワールを発生
させる常時開放の第1の吸気ポートと、エンジンの高負
荷運転域においてのみ開放する吸気制御弁を有しかつ燃
焼室内にストレートの吸気を供給する第2の吸気ポート
と、燃料噴射弁を設けた第3の吸気ポートとを具備し、
これら第1,第2及び第3の各吸気ポートを、第1,第2及
び第3の吸気弁を介して燃焼室にそれぞれ開口し、前記
第3の吸気弁の開弁時期は前記第1の吸気弁の開弁時期
より遅らせるようにし、また、前記第1及び第2の吸気
ポートの上流側を共に第1の吸気通路に連通させ、前記
第3の吸気ポートの上流側を第2の吸気通路に連通さ
せ、前記第1の吸気通路に第1のスロットル弁を、前記
第2の吸気通路に第2のスロットル弁をそれぞれ設け、
エンジンの低負荷時における前記第1のスロットル弁の
開度を前記第2のスロットル弁の開度より大きく設定し
た複吸気弁エンジンにおいて、エンジンの加速開始時に
前記第2のスロットル弁の開度を一時的に所定時間前記
第1のスロットル弁の開度より大きくしたことを特徴と
する複吸気弁エンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17132986U JPH0634582Y2 (ja) | 1986-11-10 | 1986-11-10 | 複吸気弁エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17132986U JPH0634582Y2 (ja) | 1986-11-10 | 1986-11-10 | 複吸気弁エンジン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6378130U JPS6378130U (ja) | 1988-05-24 |
JPH0634582Y2 true JPH0634582Y2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=31106854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17132986U Expired - Lifetime JPH0634582Y2 (ja) | 1986-11-10 | 1986-11-10 | 複吸気弁エンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0634582Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-11-10 JP JP17132986U patent/JPH0634582Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6378130U (ja) | 1988-05-24 |
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