JPH06293388A - 容器内からの材料加圧押出し方法及びその装置 - Google Patents
容器内からの材料加圧押出し方法及びその装置Info
- Publication number
- JPH06293388A JPH06293388A JP26581892A JP26581892A JPH06293388A JP H06293388 A JPH06293388 A JP H06293388A JP 26581892 A JP26581892 A JP 26581892A JP 26581892 A JP26581892 A JP 26581892A JP H06293388 A JPH06293388 A JP H06293388A
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- JP
- Japan
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- container
- plate
- air
- protective film
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- Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 加圧プレートと保護フィルムとの間の空気及
び材料の表面や内部に混合している空気を効率良く排気
出来ると共に、エアー抜きバルブから材料が出るのを防
止して、収容材料の量が低下するのを防止すること。 【構成】 容器1内の材料Wの表面に敷設されている保
護フィルム2上に、材料抽出穴8を備えたエアー抜きプ
レート7を載置し、保護フィルム2の一部には、材料W
を抽出させるための穴9を形成し、エアー抜きプレート
7の上方から加圧プレート5を容器1の開口部にシール
部材6を介して気密的に嵌合させ、押圧装置により下降
させてエアー抜きプレート7及び保護フィルム2を介し
て材料Wの表面を加圧して、押し出された材料Wは送液
ホース4に接続された小型容器に充填される。
び材料の表面や内部に混合している空気を効率良く排気
出来ると共に、エアー抜きバルブから材料が出るのを防
止して、収容材料の量が低下するのを防止すること。 【構成】 容器1内の材料Wの表面に敷設されている保
護フィルム2上に、材料抽出穴8を備えたエアー抜きプ
レート7を載置し、保護フィルム2の一部には、材料W
を抽出させるための穴9を形成し、エアー抜きプレート
7の上方から加圧プレート5を容器1の開口部にシール
部材6を介して気密的に嵌合させ、押圧装置により下降
させてエアー抜きプレート7及び保護フィルム2を介し
て材料Wの表面を加圧して、押し出された材料Wは送液
ホース4に接続された小型容器に充填される。
Description
【0001】 この発明は、ドラム罐等の容器内に収容
されているシーリング材等の材料を押出して小型容器等
に充填させる材料加圧押出し方法及びその装置に係わ
り、更に詳しくは容器内から材料を押出して小型容器内
に充填させる際、容器内の空気抜きを確実に行い、空気
が送液ホース内に混入しないようにする容器内からの材
料加圧押出し方法及びその装置に関するものである。
されているシーリング材等の材料を押出して小型容器等
に充填させる材料加圧押出し方法及びその装置に係わ
り、更に詳しくは容器内から材料を押出して小型容器内
に充填させる際、容器内の空気抜きを確実に行い、空気
が送液ホース内に混入しないようにする容器内からの材
料加圧押出し方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ドラム罐等の容器に収容されてい
るシーリング材等の材料を押出して小型容器等に充填さ
せる材料加圧押出し方法としては、例えば、図3に示す
ようにシーリング材等の材料Wを収容したドラム罐等の
容器1内から材料Wを加圧しながら押し出す際、まず、
容器1内の材料Wの表面に敷設されたポリエチレンフィ
ルム等の保護フィルム2上に、エアー抜きバルブ3と送
液ホース4とを備えた加圧プレート5を容器1の開口部
1aにシール部材6を介して気密的に嵌合させる。
るシーリング材等の材料を押出して小型容器等に充填さ
せる材料加圧押出し方法としては、例えば、図3に示す
ようにシーリング材等の材料Wを収容したドラム罐等の
容器1内から材料Wを加圧しながら押し出す際、まず、
容器1内の材料Wの表面に敷設されたポリエチレンフィ
ルム等の保護フィルム2上に、エアー抜きバルブ3と送
液ホース4とを備えた加圧プレート5を容器1の開口部
1aにシール部材6を介して気密的に嵌合させる。
【0003】そして、加圧プレート5を一定の圧力で下
降させて材料Wの表面を保護フィルム2を介して加圧す
る際、加圧プレート5と保護フィルム2との間の空気及
び材料の表面や内部に混合している空気をエアー抜きバ
ルブ3から排気させると共に、材料Wは保護フィルム2
の一部に設けた切り込み穴2aから送液ホース4を通し
て押出し、送液ホース4の先端に接続した図示しない小
型容器に充填させるようにしている。
降させて材料Wの表面を保護フィルム2を介して加圧す
る際、加圧プレート5と保護フィルム2との間の空気及
び材料の表面や内部に混合している空気をエアー抜きバ
ルブ3から排気させると共に、材料Wは保護フィルム2
の一部に設けた切り込み穴2aから送液ホース4を通し
て押出し、送液ホース4の先端に接続した図示しない小
型容器に充填させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】然しながら、上記の
ような方法の場合、空気をエアー抜きバルブ3から押出
して排気させる際、保護フィルム2が破けて材料Wも一
緒にエアー抜きバルブ3から押し出されることがあり、
この場合押し出された材料Wは、屑の材料として廃棄し
なければならず、材料が無駄になると共に、容器1内に
収容している材料の収量が低下してしまうと言う問題が
あった。
ような方法の場合、空気をエアー抜きバルブ3から押出
して排気させる際、保護フィルム2が破けて材料Wも一
緒にエアー抜きバルブ3から押し出されることがあり、
この場合押し出された材料Wは、屑の材料として廃棄し
なければならず、材料が無駄になると共に、容器1内に
収容している材料の収量が低下してしまうと言う問題が
あった。
【0005】この発明は、かかる従来の課題に着目して
案出されたもので、材料を加圧する際に、加圧プレート
と保護フィルムとの間の空気及び材料の表面や内部に混
合している空気を効率良く排気出来ると共に、エアー抜
きバルブから空気と共に材料が出るのを有効に防止で
き、材料の無駄を少なくできる上、容器内に収容されて
いる材料の収量が低下するのを防止することが出来る容
器内からの材料加圧押出し方法及びその装置を提供する
ことを目的とするものである。
案出されたもので、材料を加圧する際に、加圧プレート
と保護フィルムとの間の空気及び材料の表面や内部に混
合している空気を効率良く排気出来ると共に、エアー抜
きバルブから空気と共に材料が出るのを有効に防止で
き、材料の無駄を少なくできる上、容器内に収容されて
いる材料の収量が低下するのを防止することが出来る容
器内からの材料加圧押出し方法及びその装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、容器内の材料の表面の略全面に敷設されて
いる保護フィルム上に、材料抽出穴を備えたエアー抜き
プレートを載置し、このエアー抜きプレートの上方から
加圧プレートを容器の開口部に気密的に嵌合させ、該加
圧プレートによりエアー抜きプレート及び保護フィルム
を介して材料の表面を加圧する際、加圧プレートに設け
たエアー抜きバルブから容器内の空気を抜くと共に、加
圧プレートに接続された送液ホースから前記エアー抜き
プレートの材料抽出穴を通して材料を押し出すことを要
旨とするものである。
成するため、容器内の材料の表面の略全面に敷設されて
いる保護フィルム上に、材料抽出穴を備えたエアー抜き
プレートを載置し、このエアー抜きプレートの上方から
加圧プレートを容器の開口部に気密的に嵌合させ、該加
圧プレートによりエアー抜きプレート及び保護フィルム
を介して材料の表面を加圧する際、加圧プレートに設け
たエアー抜きバルブから容器内の空気を抜くと共に、加
圧プレートに接続された送液ホースから前記エアー抜き
プレートの材料抽出穴を通して材料を押し出すことを要
旨とするものである。
【0007】また、この発明は、液状の材料を収容した
容器と、前記液状の材料の表面の略全面に敷設される保
護フィルムと、該保護フィルム上に、容器の開口部に気
密的に嵌合されたエアー抜きバルブと、送液ホースを備
えた加圧プレートとから成る材料加圧押出し装置におい
て、保護フィルム上に、材料抽出穴を有するエアー抜き
プレートを載置したことを要旨とするものである。
容器と、前記液状の材料の表面の略全面に敷設される保
護フィルムと、該保護フィルム上に、容器の開口部に気
密的に嵌合されたエアー抜きバルブと、送液ホースを備
えた加圧プレートとから成る材料加圧押出し装置におい
て、保護フィルム上に、材料抽出穴を有するエアー抜き
プレートを載置したことを要旨とするものである。
【0008】
【発明の作用】この発明は上記のように構成され、材料
の表面に敷設された保護フィルム上にエアー抜きプレー
トを載置して、加圧プレートにより加圧する際、エアー
抜きプレートを介して材料の表面に敷設された保護フィ
ルムを加圧するので、保護フィルムが破けることがな
く、空気のみをエアー抜きバルブから効率良く抜くこと
ができ、また空気抜きが終了した後は、材料のみを送液
ホースから押し出して、小型容器等に効率良く充填出来
るのである。
の表面に敷設された保護フィルム上にエアー抜きプレー
トを載置して、加圧プレートにより加圧する際、エアー
抜きプレートを介して材料の表面に敷設された保護フィ
ルムを加圧するので、保護フィルムが破けることがな
く、空気のみをエアー抜きバルブから効率良く抜くこと
ができ、また空気抜きが終了した後は、材料のみを送液
ホースから押し出して、小型容器等に効率良く充填出来
るのである。
【0009】
【発明の実施例】以下、添付図面に基づき、この発明の
実施例を説明する。なお、従来例と同一構成要素は、同
一符号を付して説明は省略する。図1は、この発明の材
料加圧押出し方法を実施するための円筒状の容器1の一
部断面図を示し、Wは容器1内に収容されたシーリング
材等の材料、2は材料Wの表面に敷設されたポリエチレ
ンフィルム等の保護フィルム、5はエアー抜きバルブ3
と送液ホース4とを備えた加圧プレートを示し、この加
圧プレート5は、容器1の開口部1aにシール部材6を
介して気密的に嵌合するように構成されている。
実施例を説明する。なお、従来例と同一構成要素は、同
一符号を付して説明は省略する。図1は、この発明の材
料加圧押出し方法を実施するための円筒状の容器1の一
部断面図を示し、Wは容器1内に収容されたシーリング
材等の材料、2は材料Wの表面に敷設されたポリエチレ
ンフィルム等の保護フィルム、5はエアー抜きバルブ3
と送液ホース4とを備えた加圧プレートを示し、この加
圧プレート5は、容器1の開口部1aにシール部材6を
介して気密的に嵌合するように構成されている。
【0010】なお、保護フィルム2は、容器1内に収容
されたシーリング材等の材料Wの溶剤等が揮発しないよ
うに、容器1内に材料Wを充填した後に敷設されるもの
である。また、7は材料Wの表面に敷設された保護フィ
ルム2上に載置される円盤状のエアー抜きプレートを示
し、加圧プレート5により材料Wを加圧させる際、エア
ー抜きプレート7を押圧して、材料Wの表面に敷設され
た保護フィルム2を加圧するように構成されている。
されたシーリング材等の材料Wの溶剤等が揮発しないよ
うに、容器1内に材料Wを充填した後に敷設されるもの
である。また、7は材料Wの表面に敷設された保護フィ
ルム2上に載置される円盤状のエアー抜きプレートを示
し、加圧プレート5により材料Wを加圧させる際、エア
ー抜きプレート7を押圧して、材料Wの表面に敷設され
た保護フィルム2を加圧するように構成されている。
【0011】またエアー抜きプレート7は、図2に示す
ように前記加圧プレート5に設けた送液ホース4の取付
け部と対応する位置に材料抽出穴8が形成され、エアー
抜きプレート7の形状は、厚さ3〜10mmで、容器1の
内径Dに対して、30mm〜100mmの間隙が生じる直径
に形成されている。また、エアー抜きプレート7の材質
としては、塩化ビニル,テフロン,ゴム,アルミ等が使
用される。
ように前記加圧プレート5に設けた送液ホース4の取付
け部と対応する位置に材料抽出穴8が形成され、エアー
抜きプレート7の形状は、厚さ3〜10mmで、容器1の
内径Dに対して、30mm〜100mmの間隙が生じる直径
に形成されている。また、エアー抜きプレート7の材質
としては、塩化ビニル,テフロン,ゴム,アルミ等が使
用される。
【0012】次に、容器1内からの材料加圧押出し方法
を説明する。容器1内から材料Wを押し出して、図示し
ない小型容器等に充填する場合には、容器1内の材料W
の表面全面に敷設されている保護フィルム2上に、材料
抽出穴8を備えた所定の大きさのエアー抜きプレート7
を載置する。この際、保護フィルム2の一部には、材料
Wを抽出させるための穴9を形成しておく。そして、こ
のエアー抜きプレート7の上方から加圧プレート5を容
器1の開口部1aにシール部材6を介して気密的に嵌合
させ、該加圧プレート5を図示しないシリンダー等の押
圧装置により下降させてエアー抜きプレート7及び保護
フィルム2を介して材料Wの表面を一定の圧力で加圧す
る。
を説明する。容器1内から材料Wを押し出して、図示し
ない小型容器等に充填する場合には、容器1内の材料W
の表面全面に敷設されている保護フィルム2上に、材料
抽出穴8を備えた所定の大きさのエアー抜きプレート7
を載置する。この際、保護フィルム2の一部には、材料
Wを抽出させるための穴9を形成しておく。そして、こ
のエアー抜きプレート7の上方から加圧プレート5を容
器1の開口部1aにシール部材6を介して気密的に嵌合
させ、該加圧プレート5を図示しないシリンダー等の押
圧装置により下降させてエアー抜きプレート7及び保護
フィルム2を介して材料Wの表面を一定の圧力で加圧す
る。
【0013】この際、エアー抜きバルブ3は開放してお
き、材料Wの表面を一定の圧力で加圧する際に加圧プレ
ート5と保護フィルム2との間の空気及び材料Wの表面
や内部に混合している空気をエアー抜きバルブ3から排
気させる。そして、空気の排気が終了した段階で、加圧
プレート5による加圧力により、加圧プレート5に接続
された送液ホース4から前記エアー抜きプレート7の材
料抽出穴8及び保護フィルム2の穴9を通して材料Wを
押し出し、押し出された材料Wは送液ホース4に接続さ
れた図示しない小型容器に順次充填されるものである。
き、材料Wの表面を一定の圧力で加圧する際に加圧プレ
ート5と保護フィルム2との間の空気及び材料Wの表面
や内部に混合している空気をエアー抜きバルブ3から排
気させる。そして、空気の排気が終了した段階で、加圧
プレート5による加圧力により、加圧プレート5に接続
された送液ホース4から前記エアー抜きプレート7の材
料抽出穴8及び保護フィルム2の穴9を通して材料Wを
押し出し、押し出された材料Wは送液ホース4に接続さ
れた図示しない小型容器に順次充填されるものである。
【0014】以上のような方法によって材料Wを押し出
すことにより、保護フィルム2を破損させることなく容
器1のセット時に空気を確実に抜くことが出来、空気が
送液ホース4内に混入することなく材料Wの抽出を行う
ことが出来る。また、材料Wの加圧押出し終了後、加圧
プレート5を上昇させる際には、エアー抜きバルブ3を
開放して、容器1内が負圧になることを防止するが、上
記のエアー抜きプレート7が挿入されていることによ
り、加圧プレート5と保護フィルム2とが密着すること
がなく加圧プレート5を容易に上昇させることが出来
る。
すことにより、保護フィルム2を破損させることなく容
器1のセット時に空気を確実に抜くことが出来、空気が
送液ホース4内に混入することなく材料Wの抽出を行う
ことが出来る。また、材料Wの加圧押出し終了後、加圧
プレート5を上昇させる際には、エアー抜きバルブ3を
開放して、容器1内が負圧になることを防止するが、上
記のエアー抜きプレート7が挿入されていることによ
り、加圧プレート5と保護フィルム2とが密着すること
がなく加圧プレート5を容易に上昇させることが出来
る。
【0015】なお、容器1内が負圧になると、加圧プレ
ート5が上昇する際に配管系から材料Wが逆流すること
になり、その後の空気巻き込みの原因となる。従って、
加圧プレート5による加圧時及び加圧押出し終了後に
は、エアー抜きバルブ3を開放して操作するのが好まし
い。次に、エアー抜きプレート7の材質,厚さ及び容器
1との間隙を種々変化させて材料Wの押し出しを実験し
た結果を、以下の表1に示す。
ート5が上昇する際に配管系から材料Wが逆流すること
になり、その後の空気巻き込みの原因となる。従って、
加圧プレート5による加圧時及び加圧押出し終了後に
は、エアー抜きバルブ3を開放して操作するのが好まし
い。次に、エアー抜きプレート7の材質,厚さ及び容器
1との間隙を種々変化させて材料Wの押し出しを実験し
た結果を、以下の表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】表1の実験結果から明らかなように、テフ
ロンを用いたエアー抜きプレート7で、厚さが5〜10
mm,容器1との間隙が30〜50mmのものが1番使い易
く、空気抜き効果が良かった。即ち、エアー抜きプレー
ト7に塩化ビニルを使用する場合には、価格も易く、手
軽に入手出来て加工性も良い反面、加圧時や繰返し使用
において割れ易いと言う不具合があり、またエアー抜き
プレート7にゴム板を使用する場合には、剛性感に欠け
るため、セットが難しく、また板厚を厚いものとした場
合には、重くて取扱や、作業性が悪いと言う問題があ
り、更にアルミ板を使用する場合には、変形し易く、取
扱に注意が必要となり、材質としてはテフロンを使用し
た場合が、最も作業性が良いものであった。
ロンを用いたエアー抜きプレート7で、厚さが5〜10
mm,容器1との間隙が30〜50mmのものが1番使い易
く、空気抜き効果が良かった。即ち、エアー抜きプレー
ト7に塩化ビニルを使用する場合には、価格も易く、手
軽に入手出来て加工性も良い反面、加圧時や繰返し使用
において割れ易いと言う不具合があり、またエアー抜き
プレート7にゴム板を使用する場合には、剛性感に欠け
るため、セットが難しく、また板厚を厚いものとした場
合には、重くて取扱や、作業性が悪いと言う問題があ
り、更にアルミ板を使用する場合には、変形し易く、取
扱に注意が必要となり、材質としてはテフロンを使用し
た場合が、最も作業性が良いものであった。
【0018】また、厚さとしては、3mmの場合には、剛
性が小さいため、保護フィルム2との密着性に欠け、空
気抜き効果もそれ程良くなく、また容器1との間隙は3
0mm以下の場合は、空気抜き効果は良くなるが、容器1
へのセット作業が極端に悪くなり、容器1との間隙を3
0〜50mmのものとした場合が作業性が最も良かった。
なお、容器1との間隙が100mm以上の場合には、空気
抜き効果が悪くなる。なお、表1において、◎記号は、
取扱性,作業性及び空気抜き効果が最も良い場合を示し
ており、また○記号は、実用上支障はない程度を示して
おり、更に△記号は、作業性,空気抜き効果等において
支障がある場合を示している。
性が小さいため、保護フィルム2との密着性に欠け、空
気抜き効果もそれ程良くなく、また容器1との間隙は3
0mm以下の場合は、空気抜き効果は良くなるが、容器1
へのセット作業が極端に悪くなり、容器1との間隙を3
0〜50mmのものとした場合が作業性が最も良かった。
なお、容器1との間隙が100mm以上の場合には、空気
抜き効果が悪くなる。なお、表1において、◎記号は、
取扱性,作業性及び空気抜き効果が最も良い場合を示し
ており、また○記号は、実用上支障はない程度を示して
おり、更に△記号は、作業性,空気抜き効果等において
支障がある場合を示している。
【0019】
【発明の効果】この発明は、上記のように容器内の材料
の表面全面に敷設されている保護フィルム上に、材料抽
出穴を備えたエアー抜きプレートを載置し、このエアー
抜きプレートの上方から加圧プレートを容器の開口部に
気密的に嵌合させ、該加圧プレートによりエアー抜きプ
レート及び保護フィルムを介して材料の表面を一定の圧
力で加圧する際、加圧プレートに設けたエアー抜きバル
ブから容器内の空気を抜くと共に、加圧プレートに接続
された送液ホースから前記エアー抜きプレートの材料抽
出穴を通して材料を押し出すようにしたので、以下のよ
うな優れた効果を奏するものである。 (a).材料を加圧する際に、加圧プレートと保護フィ
ルムとの間の空気及び材料の表面や内部に混合している
空気を効率良く排気出来る。 (b).エアー抜きバルブから空気と共に材料が出るの
を有効に防止でき、材料の無駄を少なくできる上、容器
内に収容されている材料の収量が低下するのを防止する
ことが出来る。 (c).エアー抜きバルブの操作のみで、空気抜きを行
うことが出来るため、空気抜き時間を短縮でき、材料の
廃棄処分等の時間も省略出来る。 (e).また、構成が簡単であるので、安価に製作で
き、更に取扱も容易に行うことが出来る。
の表面全面に敷設されている保護フィルム上に、材料抽
出穴を備えたエアー抜きプレートを載置し、このエアー
抜きプレートの上方から加圧プレートを容器の開口部に
気密的に嵌合させ、該加圧プレートによりエアー抜きプ
レート及び保護フィルムを介して材料の表面を一定の圧
力で加圧する際、加圧プレートに設けたエアー抜きバル
ブから容器内の空気を抜くと共に、加圧プレートに接続
された送液ホースから前記エアー抜きプレートの材料抽
出穴を通して材料を押し出すようにしたので、以下のよ
うな優れた効果を奏するものである。 (a).材料を加圧する際に、加圧プレートと保護フィ
ルムとの間の空気及び材料の表面や内部に混合している
空気を効率良く排気出来る。 (b).エアー抜きバルブから空気と共に材料が出るの
を有効に防止でき、材料の無駄を少なくできる上、容器
内に収容されている材料の収量が低下するのを防止する
ことが出来る。 (c).エアー抜きバルブの操作のみで、空気抜きを行
うことが出来るため、空気抜き時間を短縮でき、材料の
廃棄処分等の時間も省略出来る。 (e).また、構成が簡単であるので、安価に製作で
き、更に取扱も容易に行うことが出来る。
【図1】この発明の材料加圧押出し方法を実施するため
の円筒状の容器の一部断面図である。
の円筒状の容器の一部断面図である。
【図2】エアー抜きプレートの一部平面図である。
【図3】従来の材料加圧押出し方法を実施するための円
筒状の容器の一部断面図である。
筒状の容器の一部断面図である。
1 容器 1a 容器の開口部 2 保護フィルム 3 エアー抜きバ
ルブ 4 送液ホース 5 加圧プレート 6 シール部材 7 エアー抜きプ
レート 8 材料抽出穴 W 材料
ルブ 4 送液ホース 5 加圧プレート 6 シール部材 7 エアー抜きプ
レート 8 材料抽出穴 W 材料
Claims (2)
- 【請求項1】 容器内の材料の表面の略全面に敷設され
ている保護フィルム上に、材料抽出穴を備えたエアー抜
きプレートを載置し、このエアー抜きプレートの上方か
ら加圧プレートを容器の開口部に気密的に嵌合させ、該
加圧プレートによりエアー抜きプレート及び保護フィル
ムを介して材料の表面を加圧する際、加圧プレートに設
けたエアー抜きバルブから容器内の空気を抜くと共に、
加圧プレートに接続された送液ホースから前記エアー抜
きプレートの材料抽出穴を通して材料を押し出すことを
特徴とする容器内からの材料加圧押出し方法。 - 【請求項2】 液状の材料を収容した容器と、前記液状
の材料の表面の略全面に敷設される保護フィルムと、該
保護フィルム上に、容器の開口部に気密的に嵌合された
エアー抜きバルブと、送液ホースを備えた加圧プレート
とから成る材料加圧押出し装置において、前記保護フィ
ルム上に、材料抽出穴を有するエアー抜きプレートを載
置したことを特徴とする容器内からの材料加圧押出し装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26581892A JPH06293388A (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 容器内からの材料加圧押出し方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26581892A JPH06293388A (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 容器内からの材料加圧押出し方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06293388A true JPH06293388A (ja) | 1994-10-21 |
Family
ID=17422488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26581892A Pending JPH06293388A (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 容器内からの材料加圧押出し方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06293388A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4438275B4 (de) * | 1993-10-27 | 2005-12-29 | Permelec Electrode Ltd., Fujisawa | Elektrolysezelle und Verfahren zur Elektrolyse einer wässrigen Kochsalzlösung |
DE102007003972B4 (de) * | 2007-01-26 | 2012-01-19 | Viscotec Pumpen- Und Dosiertechnik Gmbh | Vorrichtung zur luftfreien Entnahme und verbesserten Entlüftung mit porösen Trennplatten |
CN112888231A (zh) * | 2021-01-04 | 2021-06-01 | 苏州市南环桥冷链物流有限公司 | 一种基于物联网技术的温湿度传感器控制装置 |
EP4431737A1 (de) * | 2023-03-13 | 2024-09-18 | BETA Beratungs- und Beteiligungs-GmbH | Vorrichtung, verfahren und trennelement für dieses verfahren und für diese vorrichtung zum entnehmen eines pumpfähigen mediums aus einem behälter |
-
1992
- 1992-10-05 JP JP26581892A patent/JPH06293388A/ja active Pending
Cited By (6)
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