JPH06291165A - フリップチップ接続構造 - Google Patents
フリップチップ接続構造Info
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- JPH06291165A JPH06291165A JP5075922A JP7592293A JPH06291165A JP H06291165 A JPH06291165 A JP H06291165A JP 5075922 A JP5075922 A JP 5075922A JP 7592293 A JP7592293 A JP 7592293A JP H06291165 A JPH06291165 A JP H06291165A
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- Japan
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- semiconductor element
- insulating film
- multilayer wiring
- wiring board
- electrode pads
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- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/10—Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/15—Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
- H01L2224/16—Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
- H01L2224/161—Disposition
- H01L2224/16151—Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
- H01L2224/16221—Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
- H01L2224/16225—Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
-
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
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- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
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- H01L2924/151—Die mounting substrate
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- H01L2924/1531—Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface
- H01L2924/15311—Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface being a ball array, e.g. BGA
-
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- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/0201—Thermal arrangements, e.g. for cooling, heating or preventing overheating
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- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
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- H05K1/0393—Flexible materials
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- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
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- H05K1/141—One or more single auxiliary printed circuits mounted on a main printed circuit, e.g. modules, adapters
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- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
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- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
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- H05K3/341—Surface mounted components
- H05K3/3431—Leadless components
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- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
- Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
- Wire Bonding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】フリップチップ接続構造において、はんだボー
ル部への熱ストレスを低減し、半導体素子の大型化、多
ピン化に対応する。 【構成】スルーホール6と引き出し線8により表裏面で
電気的導通のとれた電極パッド5と3を持つポリイミド
等から成る絶縁フィルム6を半導体素子1と多層配線基
板13の間に介在させ、半導体素子と多層配線基板の電
極パッド2と10とをはんだボール5と9により接着す
る。絶縁フィルム表裏面の電極パッドは表裏面で対応し
ない位置にあることが特徴である。 【効果】絶縁フィルムを介して接着したはんだボール
は、絶縁フィルムの表裏面で対向しない位置に配置する
ため、半導体素子と多層配線基板の熱膨段差により生じ
るはんだボール部への熱ストレスを絶縁フィルムの変形
で吸収。
ル部への熱ストレスを低減し、半導体素子の大型化、多
ピン化に対応する。 【構成】スルーホール6と引き出し線8により表裏面で
電気的導通のとれた電極パッド5と3を持つポリイミド
等から成る絶縁フィルム6を半導体素子1と多層配線基
板13の間に介在させ、半導体素子と多層配線基板の電
極パッド2と10とをはんだボール5と9により接着す
る。絶縁フィルム表裏面の電極パッドは表裏面で対応し
ない位置にあることが特徴である。 【効果】絶縁フィルムを介して接着したはんだボール
は、絶縁フィルムの表裏面で対向しない位置に配置する
ため、半導体素子と多層配線基板の熱膨段差により生じ
るはんだボール部への熱ストレスを絶縁フィルムの変形
で吸収。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体素子のフリップチ
ップ接続構造に関し、多層配線基板と接続するはんだボ
ールの多段構造に関する。
ップ接続構造に関し、多層配線基板と接続するはんだボ
ールの多段構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフリップチップ接続構造は、夫々
に設けた相互接続用電極パッドの少なくとも一方にはん
だ揚げまたは印刷等の手法ではんだを付着しておき、こ
れにより予め所謂はんだのタマリを形成しておいて、し
かる後両者を重ね合わせて熱処理することによって形成
している。図4に代表的な従来例を示す。半導体素子1
の表面周辺部とこれに対向する多層配線基板13の表面
にそれぞれ電極パット2と10を形成し、これらを接続
用はんだボール4を用いて接着する。かかる接続構造に
おいては、半導体素子を多層配線基板との熱膨張差によ
り、はんだ接続部に熱ストレスがかかり、半導体素子が
大型化するに従い、また、多層配線基板の樹脂基材化が
進むに従い、はんだ接続部の疲労による破壊が発生する
という欠点を生じていた。そこで図5に示す接続構造等
も発案されている。半導体素子1と多層配線基板13の
表面の間に、スルーホール7により電気的に導通を表裏
面に持つ絶縁フィルム6を介在させ、半導体素子1の表
面周辺部とこれに対向する多層配線基板13の表面の電
極パッド10をこれらと同一軸上に位置する様に形成さ
れた前記スルーホール部7に設けた電極パッドを介して
はんだボール4により接着される。絶縁フィルム6は少
なくとも数枚以上重ね合わされ、半導体素子と多層配線
基板間の熱膨張差による熱ストレスをこの絶縁フィルム
と複数のはんだボールにより吸収緩和するものである。
に設けた相互接続用電極パッドの少なくとも一方にはん
だ揚げまたは印刷等の手法ではんだを付着しておき、こ
れにより予め所謂はんだのタマリを形成しておいて、し
かる後両者を重ね合わせて熱処理することによって形成
している。図4に代表的な従来例を示す。半導体素子1
の表面周辺部とこれに対向する多層配線基板13の表面
にそれぞれ電極パット2と10を形成し、これらを接続
用はんだボール4を用いて接着する。かかる接続構造に
おいては、半導体素子を多層配線基板との熱膨張差によ
り、はんだ接続部に熱ストレスがかかり、半導体素子が
大型化するに従い、また、多層配線基板の樹脂基材化が
進むに従い、はんだ接続部の疲労による破壊が発生する
という欠点を生じていた。そこで図5に示す接続構造等
も発案されている。半導体素子1と多層配線基板13の
表面の間に、スルーホール7により電気的に導通を表裏
面に持つ絶縁フィルム6を介在させ、半導体素子1の表
面周辺部とこれに対向する多層配線基板13の表面の電
極パッド10をこれらと同一軸上に位置する様に形成さ
れた前記スルーホール部7に設けた電極パッドを介して
はんだボール4により接着される。絶縁フィルム6は少
なくとも数枚以上重ね合わされ、半導体素子と多層配線
基板間の熱膨張差による熱ストレスをこの絶縁フィルム
と複数のはんだボールにより吸収緩和するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来のフリップチ
ップ接続構造では、半導体素子と多層配線基板の間の熱
膨張差による熱ストレスを吸収するために、幾重もの絶
縁フィルムを介して多段にはんだボールを重ねているた
め、コスト、生産性、歩留りを悪くしていた。絶縁フィ
ルムにかかる資材費は言うに及ばず、多段に絶縁フィル
ムを重ねるには、幾重にも積み上げられたはんだボール
の中心軸を合わせるための位置決め精度、はんだボール
の形成を絶縁フィルムの上部層、下部層で均等にするた
めの困難性がある。予めアライメントを合せておいても
同時に同じ温度プロファイルで行うには、絶縁フィルム
の下層になればなる程重力の影響が働きはんだボールを
つぶし易くなる。本来、はんだボールははんだペースト
印刷等によるタマリを形成した後、熱処理により溶融形
成される。溶融時、はんだボールはセルフアライメント
能力を有しており、自ら位置決めするが、絶縁フィルム
の反り、はんだタマリの量によりはんだボールを各々均
等に形成するのは難しい。また、はんだボールを絶縁フ
ィルムを介しているとはいえ、幾段にも重ねていること
より熱ストレス的には大きな緩衝効果はなく、絶縁フィ
ルムの弾性にたよるのみである。
ップ接続構造では、半導体素子と多層配線基板の間の熱
膨張差による熱ストレスを吸収するために、幾重もの絶
縁フィルムを介して多段にはんだボールを重ねているた
め、コスト、生産性、歩留りを悪くしていた。絶縁フィ
ルムにかかる資材費は言うに及ばず、多段に絶縁フィル
ムを重ねるには、幾重にも積み上げられたはんだボール
の中心軸を合わせるための位置決め精度、はんだボール
の形成を絶縁フィルムの上部層、下部層で均等にするた
めの困難性がある。予めアライメントを合せておいても
同時に同じ温度プロファイルで行うには、絶縁フィルム
の下層になればなる程重力の影響が働きはんだボールを
つぶし易くなる。本来、はんだボールははんだペースト
印刷等によるタマリを形成した後、熱処理により溶融形
成される。溶融時、はんだボールはセルフアライメント
能力を有しており、自ら位置決めするが、絶縁フィルム
の反り、はんだタマリの量によりはんだボールを各々均
等に形成するのは難しい。また、はんだボールを絶縁フ
ィルムを介しているとはいえ、幾段にも重ねていること
より熱ストレス的には大きな緩衝効果はなく、絶縁フィ
ルムの弾性にたよるのみである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のフリップチップ
接続構造はスルーホールにより電気的導通を表裏面に持
ち、表裏面にスルーホールと電気的に導通され、且つ表
裏面において対向しない位置に設けた電極パッドを有す
る、少なくとも一枚以上の絶縁フィルムを前記半導体素
子表面と多層配線基板表面の間に介在させ、前記半導体
素子と多層配線基板の電極パッドを絶縁フィルム表裏面
の電極パッドを経由して、はんだボールにより接着かつ
電気接続させる。
接続構造はスルーホールにより電気的導通を表裏面に持
ち、表裏面にスルーホールと電気的に導通され、且つ表
裏面において対向しない位置に設けた電極パッドを有す
る、少なくとも一枚以上の絶縁フィルムを前記半導体素
子表面と多層配線基板表面の間に介在させ、前記半導体
素子と多層配線基板の電極パッドを絶縁フィルム表裏面
の電極パッドを経由して、はんだボールにより接着かつ
電気接続させる。
【0005】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1(a)、図2(拡大断面図)は本発明の一実施
例のフリップチップ接続構造の断面図である。図1
(b)は絶縁フィルムの平面図である。厚さ数十マイク
ロメートルから数百マイクロメートルに成る耐熱性ある
樹脂、例えば、ポリイミドの絶縁フィルム6を所望の位
置にスルーホール7をパンチングにより形成しておき、
次に絶縁フィルム6の表裏面にAl,Ni,Cu等の金
属を蒸着または無電界メッキ等により電極パッド5と
3、パッド引き出し線8を形成する。一方半導体素子1
と多層配線基板13または、絶縁フィルム同士間の間隔
を所定の値にするために、数マイクロメートルから数百
マイクロメートルの厚さを持ちAl,AlNまたはSi
Cから成る金属、セラミック等からなるスタンドオフ1
1をパンチまたはプレスにより形成し、両面にポリイミ
ド等の耐熱性接着剤12を塗布しておく。印刷またはプ
リフオームしたはんだを絶縁フィルム上または半導体素
子、多層配線基板表面の電極パッド上に予め、タマリと
して形成しておき、半導体素子と絶縁フィルムと多層配
線基板とを重ね合せ、必要に応じて半導体素子の裏面上
部より荷重を掛けながら熱処理を施す。電極パッド上の
はんだは溶け、はんだボール4と9が形成される。半導
体素子と多層配線基板の相互電極パッドは絶縁フィルム
の配線電極パッドを介して接着及び電気的接続される。
る。図1(a)、図2(拡大断面図)は本発明の一実施
例のフリップチップ接続構造の断面図である。図1
(b)は絶縁フィルムの平面図である。厚さ数十マイク
ロメートルから数百マイクロメートルに成る耐熱性ある
樹脂、例えば、ポリイミドの絶縁フィルム6を所望の位
置にスルーホール7をパンチングにより形成しておき、
次に絶縁フィルム6の表裏面にAl,Ni,Cu等の金
属を蒸着または無電界メッキ等により電極パッド5と
3、パッド引き出し線8を形成する。一方半導体素子1
と多層配線基板13または、絶縁フィルム同士間の間隔
を所定の値にするために、数マイクロメートルから数百
マイクロメートルの厚さを持ちAl,AlNまたはSi
Cから成る金属、セラミック等からなるスタンドオフ1
1をパンチまたはプレスにより形成し、両面にポリイミ
ド等の耐熱性接着剤12を塗布しておく。印刷またはプ
リフオームしたはんだを絶縁フィルム上または半導体素
子、多層配線基板表面の電極パッド上に予め、タマリと
して形成しておき、半導体素子と絶縁フィルムと多層配
線基板とを重ね合せ、必要に応じて半導体素子の裏面上
部より荷重を掛けながら熱処理を施す。電極パッド上の
はんだは溶け、はんだボール4と9が形成される。半導
体素子と多層配線基板の相互電極パッドは絶縁フィルム
の配線電極パッドを介して接着及び電気的接続される。
【0006】半導体素子表面周辺部に設けた電極パッド
2と絶縁フィルム6表面9の電極パッド5は対向する位
置に設けておく。絶縁フィルム裏面の電極パッド3は、
引き出し線8により内部へ配置され、表面を対向する位
置からずれる。このずれ量は、絶縁フィルムの厚さ、弾
性に加え、半導体素子の大きさ、半導体素子と多層配線
基板との熱膨張差の大きさにより決定される。はんだボ
ールに発生する応力が大きい場合程、ずれ量は大きくと
る必要がある。ずれ量は絶縁フィルム厚の約2倍以上あ
ることが好ましい。多層配線基板表面の電極パッドは、
絶縁フィルム裏面の電極パッドと対向するように位置し
ている。
2と絶縁フィルム6表面9の電極パッド5は対向する位
置に設けておく。絶縁フィルム裏面の電極パッド3は、
引き出し線8により内部へ配置され、表面を対向する位
置からずれる。このずれ量は、絶縁フィルムの厚さ、弾
性に加え、半導体素子の大きさ、半導体素子と多層配線
基板との熱膨張差の大きさにより決定される。はんだボ
ールに発生する応力が大きい場合程、ずれ量は大きくと
る必要がある。ずれ量は絶縁フィルム厚の約2倍以上あ
ることが好ましい。多層配線基板表面の電極パッドは、
絶縁フィルム裏面の電極パッドと対向するように位置し
ている。
【0007】半導体素子の電極パッドに対し、多層配線
基板の電極パッドの位置を内側に位置させるのは、Si
から成る半導体素子に比べ多層配線基板がAl2 O3 、
ガラスエポキシまたはポリイミド基材から成り、膨張率
が2倍から10倍程大きいためで、はんだ接続後の基板
収縮は半導体素子の2倍から10倍程になり、はんだボ
ール接続部に大きな熱ストレスを与えることになる。よ
って基板側のはんだボール接続領域を少しでも小さくす
ることで、基板側の収縮量を低減することができる。
基板の電極パッドの位置を内側に位置させるのは、Si
から成る半導体素子に比べ多層配線基板がAl2 O3 、
ガラスエポキシまたはポリイミド基材から成り、膨張率
が2倍から10倍程大きいためで、はんだ接続後の基板
収縮は半導体素子の2倍から10倍程になり、はんだボ
ール接続部に大きな熱ストレスを与えることになる。よ
って基板側のはんだボール接続領域を少しでも小さくす
ることで、基板側の収縮量を低減することができる。
【0008】他の実施例の断面図を図3に示す。多層配
線基板13表面の電極パッドは格子上に配列され、絶縁
フィルム6の裏面上の電極パッドも引き出し線により、
多層配線基板表面の電極パッド10と対向する位置に格
子上に配列されている。したがって絶縁フィルム6と多
層配線基板13とは多数のはんだボール9で接続され、
絶縁フィルム6と半導体素子1とは先の実施例と同じ接
続構造にて接続される。
線基板13表面の電極パッドは格子上に配列され、絶縁
フィルム6の裏面上の電極パッドも引き出し線により、
多層配線基板表面の電極パッド10と対向する位置に格
子上に配列されている。したがって絶縁フィルム6と多
層配線基板13とは多数のはんだボール9で接続され、
絶縁フィルム6と半導体素子1とは先の実施例と同じ接
続構造にて接続される。
【0009】この実施例の場合、多層配線基板側のはん
だボール9の領域を半導体素子1の周辺に設けられた電
極パッド2の領域よりも小さくすることが可能で、半導
体素子1と多層絶縁基板13の熱膨張差を小さくするこ
とができ、はんだボール部への熱ストレスを小さくする
効果がある。
だボール9の領域を半導体素子1の周辺に設けられた電
極パッド2の領域よりも小さくすることが可能で、半導
体素子1と多層絶縁基板13の熱膨張差を小さくするこ
とができ、はんだボール部への熱ストレスを小さくする
効果がある。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、半導体
素子と多層配線基板の間に表裏面の電極パッドが対向し
ない様にずらして配置された絶縁シートを介在したこと
で半導体素子と基板の間に生じる熱膨張差による熱スト
レスを絶縁フィルムに吸収させることができ、はんだボ
ール部への直接的な熱ストルスを半分から数%にまで低
減することが可能となる。
素子と多層配線基板の間に表裏面の電極パッドが対向し
ない様にずらして配置された絶縁シートを介在したこと
で半導体素子と基板の間に生じる熱膨張差による熱スト
レスを絶縁フィルムに吸収させることができ、はんだボ
ール部への直接的な熱ストルスを半分から数%にまで低
減することが可能となる。
【0011】従来例にも絶縁フィルムを介在させるもの
はあったが、従来例ははんだボールをフィルムの表裏面
で対向し、同一軸上に位置していたため、半導体素子と
多層配線基板の熱膨張差から来る熱ストレスを吸収する
には、幾段にも絶縁フィルム及びはんだボールを重ねる
必要があった。しかし、本発明によれば、数十mm角の
半導体素子をAl2 O3 等の多層配線基板に一枚の絶縁
フィルムを介しただけで、はんだボールの疲労破壊を防
ぐことが可能となるように、一枚の絶縁フィルムを介在
させるだけで、はんだボール部に発生する熱ストレスを
大幅に低減することが可能となる。
はあったが、従来例ははんだボールをフィルムの表裏面
で対向し、同一軸上に位置していたため、半導体素子と
多層配線基板の熱膨張差から来る熱ストレスを吸収する
には、幾段にも絶縁フィルム及びはんだボールを重ねる
必要があった。しかし、本発明によれば、数十mm角の
半導体素子をAl2 O3 等の多層配線基板に一枚の絶縁
フィルムを介しただけで、はんだボールの疲労破壊を防
ぐことが可能となるように、一枚の絶縁フィルムを介在
させるだけで、はんだボール部に発生する熱ストレスを
大幅に低減することが可能となる。
【図1】図1(a)は本発明の一実施例の断面図、
(b)は構成部材である絶縁フィルムの平面図。
(b)は構成部材である絶縁フィルムの平面図。
【図2】図1(a)の拡大図。
【図3】他の一実施例の断面図。
【図4】従来例の断面図。
【図5】従来例の断面図。
1 半導体素子 2 素子上の電極パッド 3,5 絶縁フィルム上の電極パッド 4,9 はんだボール 6 絶縁フィルム 7 スルーホール 8 引き出し線 10 基板表面の電極パッド 11 スタンドオフ 12 接着剤 13 多層配線基板
Claims (3)
- 【請求項1】 半導素子表面に設けられた電極パッドと
多層配線基板表面の電極パッドとをはんだボールにより
接続するフリップチップ接続構造において、スルーホー
ルにより電気的導通を表裏面に持ち、表裏面にスルーホ
ールと電気的に導通され、かつ、表裏面において対向し
ない位置に設けた電極パッドを有する、少なくとも一枚
以上の絶縁フィルムを前記半導体素子表面と多層配線基
板表面の間に介在させ、前記半導体素子と多層配線基板
の電極パッドとを絶縁フィルム表裏面の電極パッドを経
由して、はんだボールにより接着かつ電気接続したこと
を特徴とするフリップチップ接続構造。 - 【請求項2】 多層配線基板表面の電極パッドが、半導
体素子表面の電極パッドの少なくとも一部の位置が内周
側に位置することを特徴とする請求項1記載のフリップ
チップ接続構造。 - 【請求項3】 電気的に接続を有しない良熱伝導性のス
タンドオフを絶縁フィルムの表裏面に対向しない位置に
設けたことを特徴とする請求項1記載のフリップチップ
接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5075922A JPH06291165A (ja) | 1993-04-01 | 1993-04-01 | フリップチップ接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5075922A JPH06291165A (ja) | 1993-04-01 | 1993-04-01 | フリップチップ接続構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06291165A true JPH06291165A (ja) | 1994-10-18 |
Family
ID=13590288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5075922A Pending JPH06291165A (ja) | 1993-04-01 | 1993-04-01 | フリップチップ接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06291165A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07183333A (ja) * | 1993-11-16 | 1995-07-21 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | 電子パッケージおよびその作製方法 |
US5859407A (en) * | 1996-07-17 | 1999-01-12 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Connecting board for connection between base plate and mounting board |
EP0827191A3 (en) * | 1996-08-20 | 1999-12-29 | Nec Corporation | Semiconductor device mounting structure |
US6069407A (en) * | 1998-11-18 | 2000-05-30 | Vlsi Technology, Inc. | BGA package using PCB and tape in a die-up configuration |
US6080936A (en) * | 1996-04-26 | 2000-06-27 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Connecting board with oval-shaped protrusions |
KR100339178B1 (ko) * | 1998-04-28 | 2002-05-31 | 포만 제프리 엘 | 전자 패키지, 전자 시스템 및 전자 부품 접속 방법 |
WO2002030166A3 (en) * | 2000-10-04 | 2002-06-13 | Honeywell Int Inc | Compliant attachment interface |
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