Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JPH06298108A - 車輌の自動操舵装置 - Google Patents

車輌の自動操舵装置

Info

Publication number
JPH06298108A
JPH06298108A JP8462693A JP8462693A JPH06298108A JP H06298108 A JPH06298108 A JP H06298108A JP 8462693 A JP8462693 A JP 8462693A JP 8462693 A JP8462693 A JP 8462693A JP H06298108 A JPH06298108 A JP H06298108A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
steering angle
vehicle
automatic steering
target
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8462693A
Other languages
English (en)
Inventor
Kichiyoshi Suzuki
木 吉 宜 鈴
Mitsutaka Nakamura
村 光 孝 中
Hideki Kusunoki
秀 樹 楠
Kazumasa Nakamura
村 和 正 中
Norio Komoda
田 紀 雄 薦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP8462693A priority Critical patent/JPH06298108A/ja
Publication of JPH06298108A publication Critical patent/JPH06298108A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動操舵装置の安全対策。反射マ−カの検出
の誤りや制御装置の誤動作が生じた場合でも、自動車が
暴走するのを回避する。 【構成】 手動操舵から自動操舵に切換える前に、シス
テムの診断(S2)を実施し、異常がある時には自動操
舵への切換えを禁止する。検出された複数の反射マ−カ
(8A,8B,8C)の位置から道路の曲率を計算し、
曲率半径が所定より小さい時は、反射マ−カの誤検出と
みなし(S126)、異常とする。手動操舵による実操
舵角θsと、自動操舵用に生成された目標操舵角θtと
の差Δθが所定より大きい場合にも、制御の異常とみな
す(S12C)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車輌の自動操舵装置に関
し、特に手動操舵から自動操舵への切換え時の安全対策
に関する。
【0002】
【従来の技術】車輌を自動操縦する態様の1つとして、
例えば車輌が道路上の所定の走行レ−ンから外れないよ
うに、自動操舵し車輌を誘導することが考えられる。例
えば本発明者らは、このような自動操舵を可能にする1
つの方法として、次のような新しい車輌誘導方法を開発
している。
【0003】即ち、道路の端に、道路の延びる方向に沿
って反射鏡のようなマ−カが一定の間隔で配設されるこ
とを想定し、車輌に搭載した光学検出器と前記マ−カと
を利用し、自車と各マ−カとの距離及び自車の進行方向
とマ−カの方向との角度を検出すれば、これらの距離及
び角度に基づいて、車輌を誘導しうる。更に具体的に言
えば、複数のマ−カのそれぞれについて距離及び角度を
検出し、検出した距離が所定以上でしかも距離が最小の
マ−カを選択し、選択したマ−カに対する角度を使用す
る。そして、選択したマ−カの検出角度が0に近づくよ
うに車輌の舵角を調節する。そして、選択しているマ−
カとの距離が所定以内になったら、距離が2番目に近い
次のマ−カを選択し、新しく選択したマ−カに対する検
出角度が0に近づくように車輌の舵角を調節する。これ
らの動作を繰り返すことによって、自動操舵を実現しう
る。
【0004】勿論、自動操舵の方法としては、他の方法
も考えられる。例えば、ドライバの視野と同様な車輌前
方の風景をテレビカメラ等で画像入力し、入力した画像
を分析することによって、道路の位置や形状を認識すれ
ば、目標位置を決定し、自動操舵しうる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような自動操舵
を実施する場合、安全性の観点から、制御システムには
非常に高い信頼性が要求される。例えば、自動操舵シス
テムによって決定された目標位置が誤りであったり、例
えばノイズ等の影響によって計算された舵角に誤りが生
じると、車輌が走行レ−ンを外れて暴走する危険があ
る。しかしながら、誤りの発生を完全になくすことは困
難である。
【0006】例えば、レ−ザ光の反射を利用して道路上
に配設される各マ−カの位置を検出する場合、マ−カ以
外からのレ−ザ光の反射を検出すると、マ−カの検出位
置に誤りが生じるので、目標位置が走行レ−ンを外れる
恐れがある。また、決定された目標位置が正しい場合で
あっても、システムの一部分に故障が生じると、異常な
自動操舵が実施される可能性がある。
【0007】従って本発明は、自動操舵装置において、
システムの一部に誤動作が生じた場合の危険を回避する
ために、安全対策を施すことを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の車輌の自動操舵装置は、車輌の進行方向を
定める舵角を調整する操舵アクチュエ−タ手段(13
0);車輌の実舵角を検出する舵角検出手段(150,
160);道路の形状に沿う位置に定められる目標位置
の情報を生成する、目標位置検出手段(2R,2L);
目標位置検出手段が生成した目標位置に応じた目標操舵
角を生成し、該目標操舵角と前記舵角検出手段が検出し
た実舵角とに応じて前記操舵アクチュエ−タ手段を制御
する自動操舵手段(S11);目標位置検出手段の情報
に基づいて道路のカ−ブの曲率を表わす情報を算出す
る、道路形状算出手段(S125);自動操舵のオン/
オフを制御し、手動操舵から自動操舵への切換指示があ
る時に、道路形状算出手段が算出した曲率の情報,自動
操舵手段の生成した目標操舵角,及び舵角検出手段の検
出した実舵角を参照し、曲率半径が所定以上で、しかも
前記目標操舵角と実舵角との差が所定以下である時に、
自動操舵への切換を許可し、それ以外の時には自動操舵
への切換を禁止する、切換制御手段(S3);を備え
る。
【0009】また好ましい態様では、目標位置検出手段
は、車輌上に搭載され、車輌前方の道路上もしくはその
近傍に配置される反射標識手段(8A,8B,8C,・
・・)に対してレ−ザ光を照射する、レ−ザ光照射手段
(21);前記車輌上に搭載され、前記反射標識手段で
反射されて戻ったレ−ザ光の時間遅れに基づいて両輌と
反射標識手段との距離を検出する、距離検出手段(2
6);前記車輌上に搭載され、前記反射標識手段で反射
されて戻ったレ−ザ光の受光方向に基づいて、車輌の進
行方向に対する反射標識手段の方向を検出する標識方向
検出手段(25);を含み、前記距離検出手段が検出し
た距離と前記標識方向検出手段が検出した方向とに基づ
いて、反射標識手段の位置を検出するように構成され
る。
【0010】なお上記括弧内に示した記号は、後述する
実施例中の対応する要素の符号を参考までに示したもの
であるが、本発明の各構成要素は実施例中の具体的な要
素のみに限定されるものではない。
【0011】
【作用】本発明においては、ドライバが例えばスイッチ
により、手動操舵から自動操舵への切換をシステムに指
示すると、切換制御手段は、道路形状算出手段が算出し
た曲率の情報,自動操舵手段の生成した目標操舵角,及
び舵角検出手段の検出した実舵角を参照する。そして、
曲率半径が所定以上で、しかも前記目標操舵角と実舵角
との差が所定以下であれば自動操舵への切換を許可する
が、そうでなければ自動操舵への切換を禁止する。
【0012】曲率半径は、道路の形状から求めることが
でき、例えば、道路上に配置された複数のマ−カの位置
関係に基づいて計算することができる。
【0013】自動操舵が実施できるのは、通常は高速道
路のように走行し易い整備された道路に限定されるが、
高速道路ではあまり曲率半径の小さいカ−ブは存在しな
い。例えば米国の高速道路では、最小の曲率半径が90
0mに定めてある。従って、そのような高速道路以外で
は、自動操舵を実施しないことを前提とすれば、道路形
状算出手段によって得られる曲率半径が例えば900m
未満である場合には、道路形状の認識(例えばマ−カの
検出)が誤りである可能性が高く、目標位置も正しくな
いので、自動操舵を禁止するのが安全である。
【0014】また、手動操舵による走行中には、通常、
道路の延びる方向に沿って走行するように操舵が実施さ
れ、自動操舵による走行においても、道路の延びる方向
(例えばマ−カの並びの方向)に沿って走行するように
操舵が実施されるので、手動操舵から自動操舵に移行す
る時には、通常であればドライバの手動操舵によって調
整される実舵角と、自動操舵装置の生成する目標操舵角
との差が大きくなることはあり得ない。つまり、手動操
舵から自動操舵に移行する時に、実舵角と、目標操舵角
との差が大きいのであれば、自動操舵装置が故障してい
る可能性が高いと考えられるので、自動操舵を禁止する
のが安全である。
【0015】つまり本発明によれば、ドライバが手動操
舵から自動操舵への切換を自動操舵装置に指示しても、
異常や故障が生じている場合には自動操舵への切換が自
動的に禁止されるので、自動操舵装置の異常や故障に対
して、暴走などが生じるのを確実に回避しうる。
【0016】
【実施例】実施例の自動操舵装置を搭載した自動車の外
観を図1に示す。図1を参照すると、この自動車の左右
のヘッドランプの近傍に、それぞれレーザレーダ2L及
び2Rが設置されている。これらのレーザレーダ2L,
2Rは、車両前方(車両の前端よりも前方)にレーザ光
を投射し、反射して自動車の方向に戻ってくるレ−ザ光
を検出する。即ち、高速道路などにおいては、道路上
に、その端部に沿って、所定の間隔で、光を反射する反
射マ−カが設置されるので、レーザレーダ2L,2Rか
ら発射されたレ−ザ光は、各々の反射マ−カによって反
射され、レーザレーダ2L,2Rに戻る。なお、この種
の反射マ−カは、光の入射した方向にその光を反射する
特性を有している。
【0017】簡単に言えば、これらのレーザレーダ2
L,2Rは、レ−ザ光を発射してから反射したレ−ザ光
が戻るまでの時間遅延に基づいて各反射マ−カまでの距
離を検出し、反射したレ−ザ光がレ−ダに入射した方向
から、各反射マ−カの方向を検出する。各反射マ−カ
は、道路の左端又は右端に沿って配置されるので、レー
ザレーダ2L及び2Rの検出軸は、それぞれ自動車の進
行方向に対してやや左寄り及び右寄りの角度に傾けて設
置してある。この実施例の自動操舵装置は、レーザレー
ダ2L及び2Rの検出した各反射マ−カの距離及び方向
から、目標方向を決定し、操舵角を制御する。
【0018】図2に、図1のレーザレーダ2(2L,2
Rの一方)の正面から見た外観を示し、図3にその右側
面から見た外観を示す。図2及び図3を参照すると、レ
ーザレーダ2には、前方にレーザ光を投射する発光部2
1と、マーカで反射されたレーザ光を受光する受信部2
2,23が備わっている。受信部22は方位検出用の受
信部であり、受信部23は距離検出用の受信部である。
【0019】図4に、レーザレーダ2の構成を示す。図
4を参照して説明する。発振回路24が出力する信号
は、駆動回路213で増幅され、レーザダイオード21
2のオン/オフを制御する。レーザダイオード212で
発生したレーザ光は、レンズ211を介して自動車の前
方に投射される。
【0020】この実施例では、発振回路24の出力する
信号により、パルス状のレ−ザ光を繰り返し発射する。
具体的には、0.16msecの周期でパルス幅15nsecのレ−
ザ光が1回あたり16パルス発射される。また、8msec
の周期でこの動作(16パルスのレ−ザ光出力)が繰り
返される。なおレーザ光の波長は860nmである。
【0021】反射マ−カで反射して戻ったレ−ザ光は、
受信部22及び23にそれぞれ入射する。受信部22に
入射したレ−ザ光は、フィルタ221およびレンズ22
2を介して、一次元CCD素子223に入射する。この
一次元CCD素子223は、水平方向に一次元配列され
た多数の受光セルを有しており、入射したレ−ザ光は、
いずれかの受光セルで受光される。即ち、入射するレ−
ザ光の方向に応じて、それが検出される受光セルの位置
が変わる。従って、レ−ザ光を検出した受光セルの位置
を特定することによって、レ−ザ光の入射方向、つま
り、反射マ−カの方向を知ることができる。一次元CC
D素子223が出力する信号は、信号処理回路224
で、増幅,二値化等の処理を受け、更に方位検出回路2
5に入力される。方位検出回路25は、CCD素子22
3の受光セルのいずれがレーザ光を検出したかを検出
し、受信部22の光学系の特性及び検出した受光セルの
位置関係から、レーザ光(反射光)の入射角つまり車両
進向方向に対する各反射マ−カの方向(角度が大きいも
のから数点)を算出し、そのデータを出力する。
【0022】距離検出用の受信部23に入射するレ−ザ
光は、フィルタ231およびレンズ232を介して、A
PD素子233で受光される。APD素子233は、受
光したレ−ザ光の強度に応じたレベルの電気信号を出力
する。APD素子233が出力する電気信号は、信号処
理回路234で処理され、距離検出回路26に印加され
る。距離検出回路26では、前記16パルスのレ−ザ光
射出期間を表わすパルス信号の立上り時点で計時を開始
し、APD素子233の出力が所定レベル以上のときの
計時値を、早いものから数点検出し、それらの計時デ−
タをレジスタにセーブする。そしてレジスタにセーブし
た計時値を距離値に変換し、変換された距離データ(数
点)を出力する。
【0023】図1の自動車のステアリング機構の主要部
分を図5及び図8に示す。なお図5では一部分が簡略化
又は省略して示されているが、図5の右端部分の詳細は
図6に示され、左端部分の詳細は図7に示されている。
図8はステアリングコラムの内部に配置される部分を示
しており、メインシャフト51の上端側は図示しないス
テアリングホイ−ルと結合され、メインシャフト51の
下端側は図示しない連結用の中間シャフトを介して図5
に示す入力軸91に結合されている。ドライバがステア
リングホイ−ルを回動することによって、メインシャフ
ト51が回動し、図5の入力軸91に回動力が伝達され
る。なお図5に示すステアリング機構にはパワ−ステア
リング機構が備わっているが、その機構の基本的な構成
及び動作は従来より良く知られているので、それに関す
る説明はここでは省略する。
【0024】図5に示すステアリング機構は、基本的に
はラック&ピニオン型式の構成になっており、入力軸9
1の先端部にピニオン92が設けられ、該ピニオン92
の外周に歯が形成されている。このピニオン92と軸が
交叉する形で、軸状のラック84が配置されている。ラ
ック84外周面の一部分のピニオン92と対向する面に
は歯が形成されており、この歯によってラック84とピ
ニオン92とが常時噛み合って両者が連結されている。
【0025】この実施例では、ラック84は中空に、つ
まり筒状に形成されており、その内側にラテラルパワ−
シャフト82が配置されている。ラテラルパワ−シャフ
ト82はラック84に対して軸方向、つまり左右方向に
摺動自在に支持されている。ラテラルパワ−シャフト8
2の右端には、ボ−ルジョイント120Rを介してタイ
ロッド122Rが結合されており、該タイロッド122
Rが左右方向に動くことによって右前輪の向きが変わ
る。同様に、ラテラルパワ−シャフト82の左端には、
ボ−ルジョイント120Lを介してタイロッド122L
が結合されており、該タイロッド122Lが左右方向に
動くことによって左前輪の向きが変わる。ラテラルパワ
−シャフト82とラック84とは軸方向に相対移動自在
であるが、両者の間には油圧アクチュエ−タ130が結
合されており、この油圧アクチュエ−タ130が両者の
相対移動を規制したり積極的に相対移動させることによ
り自動的な操舵を可能にしている。即ち図7に示すよう
に、ラック84の左端側に固着されたシリンダ132の
内空間に、ラテラルパワ−シャフト82に形成したピス
トン134が配置されている。ピストン134によって
分離されたシリンダ132の内空間133の各々と連通
するポ−ト138及び140には、後述する油圧回路が
結合されている。シリンダ132内に油を充填しポ−ト
138及び140からの油の流入出を遮断すれば、シリ
ンダ132内でピストン134の動きが規制されるの
で、ラテラルパワ−シャフト82とラック84との相対
的な動きは実質上なくなり、ラック84の動きはそのま
まラテラルパワ−シャフト82に伝達されるので、一般
のステアリング装置と同様に、ステアリングホイ−ルを
操作すれば、メインシャフト51及び中間シャフトを介
してピニオン92が回動し、ラック84が左右方向に移
動し、その動きが油圧アクチュエ−タ130を介してラ
テラルパワ−シャフト82に伝達され、車輪の操舵が行
なわれる。
【0026】また、ステアリングホイ−ルを操作しない
場合であっても、油圧回路の操作によりシリンダ132
内のピストン134の位置を動かすことによって、ラテ
ラルパワ−シャフト82がラック84に対して相対的に
移動し、車輪の向きが変わる。つまり、油圧アクチュエ
−タ130を駆動することによって、ステアリングホイ
−ルの操作に対して補償的な補助操舵を行なったり、あ
るいは完全な自動操舵を行なうことが可能である。
【0027】ところで、完全な自動操舵を行なう場合に
は、ドライバがステアリングホイ−ルから手を離すこと
になるので、操舵力に対する路面からの反力が大きい場
合には、その力がラテラルパワ−シャフト82,油圧ア
クチュエ−タ130,ラック84,メインシャフト51
等を介してステアリングホイ−ルに伝わり、ステアリン
グホイ−ルが勝手に回動し、その結果操舵量も目標値よ
り少なくなる。このような不都合をなくするため、この
実施例においては、自動操舵の場合にステアリングホイ
−ルの動きを拘束する機構を設けてある。
【0028】その拘束機構について図8を参照して説明
する。板状のスティ56は、ねじ63によってステアリ
ングコラムの固定部材62に固着されており、ベアリン
グ57を介してメインシャフト51を回動自在に支持し
ている。円板状に形成されたロ−タ53は、スペ−サ5
5によってスティ56との間隔が所定量に保持され、ま
たキ−52によってメインシャフト51に固着されてい
る。ロ−タ53の小径部の外周に、環状の可動板58が
配置されており、該可動板58は、板ばね60を介して
ロ−タ53に結合されている。板ばね60は、ロ−タ5
3と可動板58の各々にリベットのカシメにより固着さ
れている。スティ56の下面側に固着されたフレ−ム6
4の内側に電気コイル61が装着されており、またフレ
−ム64の可動板58と対向する面には環状に形成され
た摩擦材59が装着されている。54は電気コイル61
から引き出されたリ−ド線である。
【0029】電気コイル61に通電しない状態では、可
動板58は板ばね60の力によってロ−タ53の大径部
(下側)に近づけられ、可動板58と摩擦材59とは離
れている。従ってその状態では、メインシャフト51は
自由に動くことができる。電気コイル61に通電する
と、磁性体でなる可動板58は電気コイル61側に吸引
される力を受け、上方に移動して摩擦材59の面に当接
しその状態に保持される。従ってその状態では、固定さ
れた摩擦材59と可動板58との間の摩擦力によって、
可動板58の回動方向の動きが拘束される。従って、ロ
−タ53及びメインシャフト51の回動も拘束される。
しかし、この拘束力は摩擦力によるものなので、それほ
ど大きな力ではなく、路面からの反力に対してはメイン
シャフト51の動きを確実に止めることができるが、緊
急時などに比較的大きな力でステアリングホイ−ルが操
作される時には、電気コイル61が通電された状態であ
っても、可動板58は摩擦材59に対して相対移動で
き、ドライバによる操舵は可能である。
【0030】油圧アクチュエ−タ130の故障等が生じ
た場合に、ラテラルパワ−シャフト82とラック84と
の相対位置を中立位置に自動的に戻すための機構が、ラ
テラルパワ−シャフト82の右端近傍に設けられてい
る。即ち、図6に示すように、ラック82の右端に固着
したハウジング部材171及び172の内側に、圧縮コ
イルスプリング175、及びその両端にそれぞれ当接す
る形でフランジが形成された円筒形状のストッパ173
及び174が設けられている。ストッパ173及び17
4はラテラルパワ−シャフト82上を摺動可能であり、
中立位置から、ラテラルパワ−シャフト82がラック8
4に対して矢印AR方向に移動する時には、ストッパ1
74の動きはハウジング部材172によって規制され、
ストッパ173はラテラルパワ−シャフト82に押され
てそれとともに矢印AR方向に移動し、スプリング17
5を圧縮する。従ってスプリング175は、ストッパ1
73を矢印AL方向に押圧し、ストッパ173と係合す
るラテラルパワ−シャフト82は中立位置に戻るように
力を受ける。逆に中立位置からラテラルパワ−シャフト
82がラック84に対して矢印AL方向に移動する時に
は、ストッパ173の動きはハウジング部材171によ
って規制され、ストッパ174はラテラルパワ−シャフ
ト82に押されてそれとともに矢印AL方向に移動し、
スプリング175を圧縮する。従ってスプリング175
は、ストッパ174をAR方向に押圧し、ストッパ17
4と係合するラテラルパワ−シャフト82は中立位置に
戻るように力を受ける。
【0031】ハウジング部材171の外側に、副操舵角
センサ150が装着されている。該センサ150は、軸
方向に摺動する摺動子を有するポテンショメ−タであ
り、その摺動子は、ボ−ルジョイント120Rに固着さ
れたア−ム176と係合されている。ラック84に対し
てラテラルパワ−シャフト82が移動すると、ハウジン
グ部材171に対してア−ム176が軸方向に移動し、
副操舵角センサ150の摺動子が動く。従って、副操舵
角センサ150は、ラック84に対するラテラルパワ−
シャフト82の相対位置を検出する。
【0032】実施例の自動操舵装置の電気回路及び油圧
回路の構成を図9に示す。図9を参照してまず油圧回路
を説明する。11はポンプ、12はアキュ−ムレ−タ、
13は3位置切換電磁弁、16はリザ−バである。3位
置切換電磁弁13を第1の状態に設定すると、ポンプ1
1からの高圧の油がシリンダ132の右側の室内に供給
され、同時にシリンダ132の左側室内の油がリザ−バ
16に流れるので、ピストン134は左側に移動する。
同様に3位置切換電磁弁13を第2の状態に設定する
と、ポンプ11からの高圧の油がシリンダ132の左側
の室内に供給され、同時にシリンダ132の右側室内の
油がリザ−バ16に流れるので、ピストン134は右側
に移動する。3位置切換電磁弁13を第3の状態に設定
すると、シリンダ132の各ポ−トからの油の流入出が
遮断され、各室内の油量変化がなくなるので、ピストン
134の位置は固定される。ピストン134の位置に応
じたラック84とラテラルパワ−シャフト82との相対
位置関係は、副操舵角センサ150によって検出され
る。
【0033】次に電気回路を説明する。この自動操舵装
置の制御は、電子制御ユニットECUによって実行され
る。即ち、電子制御ユニットECUは、レ−ザレ−ダ2
L,2Rが出力する情報、及び他の様々なセンサが出力
する情報に基づいて、操舵すべき方向及び操舵量を決定
し、その操舵量に応じて油圧回路のリニア圧力制御弁1
5及び3位置切換電磁弁13を制御し、操舵系を自動制
御する。また、自動操舵状態ではステアリングホイ−ル
の回動を拘束するため、電磁クラッチ33(図8の拘束
機構)を制御する。電磁クラッチ33は、ドライバ32
を介して制御される。
【0034】この実施例では、自動操舵の制御のために
必要な情報を検出するセンサとして、副操舵角センサ1
50,主操舵角センサ160,車速センサ71,前後G
センサ72,操舵トルクセンサ73及びヨ−レ−トセン
サ74が備わっている。またシステムの信頼性を高める
ため、上記各センサが正常に機能しているか否かを検出
する異常検出回路75が設けられている。SWは自動操
舵モ−ドをオン/オフする切換スイッチであり、BKは
ブレ−キペダルの踏込みの有無に応じてオン/オフする
ブレ−キスイッチである。
【0035】主操舵角センサ160は、運転者のハンド
ル操作によって変化するステアリング入力軸の操舵角を
検出するものであり、この実施例では図5に示すように
ステアリングギアハウジング90内の入力軸先端部分に
設置されている。具体的には、主操舵角センサ160は
ポテンショメ−タであり、ピニオン92の回転角度を検
出する。前後Gセンサ72は、車体の前後方向に加わる
加速度の大きさを検出する。操舵トルクセンサ73は、
運転者のハンドル操作によって変化するステアリング入
力軸に加わるトルクの大きさを検出する。ヨ−レ−トセ
ンサ74は、車体の重心位置近傍に配置され、それを通
る鉛直軸を中心とする回転方向の角速度、つまりヨ−イ
ング角速度を検出する。
【0036】電子制御ユニットECUの処理の概略を図
10に示す。図10を参照して説明する。電源がオンす
ると、まずステップS1で初期化を実行し、ステップS
2に進む。ステップS2では、「自動操舵システム診
断」を実行する。次のステップS3では、ステップS2
の結果、自動操舵が可能な状態(異常がない)か否かを
後述するフラグFをチェックして識別する。フラグFが
クリアされている間は、ステップS2とS3を繰り返し
実行する。フラグFがセットされると、ステップS3か
らS4に進む。
【0037】ステップS4では、「モ−ド判定処理」を
実行し、次のステップS5では後述する自動操舵フラグ
の状態を参照し、自動操舵モ−ドか否かを識別する。自
動操舵モ−ドの時にはステップS6に進み、そうでなけ
ればステップS14に進む。自動操舵モ−ドの場合、ま
ずステップS6で電磁クラッチ33の電気コイル61に
通電してステアリングホイ−ルの回動を拘束し、ステッ
プS7で自動操舵に必要な各種センサから情報を入力
し、ステップS8でレ−ザレ−ダ2L,2Rが出力する
マ−カ位置情報を入力し、次のステップS10で、目標
操舵角を生成するための「操舵制御」を実施し、次のス
テップS11では、ステップS10で生成された目標操
舵角と実操舵角(センサ150及び160の出力から求
まる)に基づいてPID制御等により操舵位置を調整す
る。
【0038】実際には、ステップS11で、3位置切換
電磁弁13及びリニア圧力制御弁15を制御してピスト
ン134の位置を調整し、操舵位置を調整する。また、
調整を実施しても副操舵角が変化しないような、調整不
可能な状態を検出した場合には、ステップS13に進
み、ステアリングホイ−ルの拘束を解除して、以後の自
動操舵を禁止する。
【0039】自動操舵モ−ドからそれを解除する時に
は、ステップS14で電磁クラッチ33の電気コイル6
1の通電を終了してステアリングホイ−ルを解放し、ス
テップS15で目標操舵位置を0(中央)に設定し、目
標操舵位置になるまでステップS16,S17,S1
8,S19の処理を繰り返し、操舵位置が中央に戻った
ら、次のステップS20で3位置切換電磁弁13を、リ
ニア圧力制御弁15の制御圧とシリンダ132との流路
を遮断する状態に設定し、ピストン134の位置を固定
してステップS2に戻る(フラグFはクリアされる)。
【0040】ステップS2の「自動操舵システム診断」
の処理の内容を図12に示す。図12を参照して「自動
操舵システム診断」を説明する。ステップS121で
は、レ−ザレ−ダ2L,2Rが出力するマ−カ位置情報
(距離及び方向)を入力する。次のステップS122で
は、検出された反射マ−カの数を調べる。マ−カ数が0
であれば、ステップS12Eに進み、フラグFをクリア
する。マ−カ数が1以上であれば、ステップS122か
らS123に進む。ステップS123では、フラグFが
セット済か否かを調べる。フラグFがセットされている
時には、メインル−チン(図10)に戻る。フラグFが
クリアされている時には、ステップS123からS12
4に進み、再び検出マ−カ数を調べる。検出マ−カ数が
1の時には、ステップS12Eに進み、検出マ−カ数が
2以上ならステップS125に進む。ステップS125
では、検出された2以上のマ−カの位置情報から、道路
の曲率半径Rを計算する。なお、この処理の内容につい
ては、後で詳細に説明する。
【0041】ステップS126では、検出した道路の曲
率半径Rを定数Rt(例えば900m)と比較する。そ
してR>Rtである時にはステップS127に進み、そ
うでなければステップS12Fに進みカウンタCをクリ
アする。即ち、レ−ザレ−ダの出力によって検出された
曲率半径Rがあまり小さい場合には、レ−ザレ−ダが反
射マ−カ以外の物体を誤って検出している可能性がある
ので、システムが制御不可能な状態とみなす。
【0042】次のステップS127では、目標操舵角θ
tを計算して求める。この処理の詳細については後で説
明するが、簡単に言えば、レ−ザレ−ダによって検出さ
れた各反射マ−カの位置に基づいて決定される目標位置
の方向と現在の自動車の進行方向との角度がθtとして
求められる。次のステップS128では、実操舵角θs
を入力する。実操舵角θsは、主操舵系の舵角と副操舵
系の舵角とを加えた角度であるが、この処理を実行する
時には、自動操舵を実施していないので、副操舵系の舵
角は0(中立)であり、主操舵系の舵角を検出する主操
舵角センサ160の出力信号から実操舵角θsが求めら
れる。
【0043】ステップS129では、目標操舵角θtと
実操舵角θsとの差分をΔθとして計算し、次のステッ
プS12Aでは、Δθを定数Δθtと比較する。そし
て、Δθ<Δθtの場合にはステップS12Bに進み、
そうでない時にはステップS12Fに進む。手動操舵か
ら自動操舵に切換える時、即ち、通常の手動走行中に
は、道路の延びる方向に沿って走行するように、運転者
がステアリングホイ−ルを操作するので、その時には、
実操舵角θsと自動操舵系の生成した目標操舵角θtと
は略等しくなるはずである。従って、Δθ<Δθtであ
れば、問題はないが、そうでない時には、自動操舵系に
何らかの故障が生じている可能性が高いので、制御不可
能とみなす。
【0044】ステップS12BではカウンタCをインク
リメントし、次のステップS12CではカウンタCの値
を定数Ctと比較する。C>CtでなければステップS
121に戻り、C>CtであればステップS12Dに進
み、フラグFをセットする。つまり、図12に示す処理
では、検出された道路の曲率半径がRtより大きく、し
かも実操舵角θsと自動操舵系の生成した目標操舵角θ
tとが略等しい状態が所定時間継続した場合に限り、自
動操舵可能とみなし、フラグFをセットしてメインル−
チンに戻る。
【0045】図10のステップS4のモ−ド判定処理の
内容を図11に示す。図11を参照して説明する。最初
のステップS111では、自動操舵フラグの状態を調
べ、自動操舵モ−ド中か否かを判定して、自動操舵モ−
ドならステップS112に進み、自動操舵解除中ならス
テップS119に進む。ステップS112では切換スイ
ッチSWがオフか否かを判定し、ステップS113では
主操舵角センサ160の検出した実主操舵角が所定範囲
を外れるか否かを判定し、ステップS114では前後G
センサ72の検出した実加速度が所定範囲を外れるか否
かを判定し、ステップS115では操舵トルクセンサ7
3の検出した実操舵トルクが所定範囲を外れるか否かを
判定し、ステップS116ではブレ−キスイッチの状態
がブレ−キオン状態か否かを判定し、ステップS117
では異常検出回路75がいずれかのセンサの異常を検出
しているか否かを判定する。
【0046】また、ステップS119では切換スイッチ
SWがオンか否かを判定し、ステップS11Aでは主操
舵角センサ160の検出した実主操舵角が所定範囲内か
否かを判定し、ステップS11Bでは車速センサ71の
検出した車速が所定範囲内か否かを判定し、ステップS
11Cでは異常検出回路75の出力を参照して全てのセ
ンサが正常か否かを判定し、ステップS11Dでは前後
Gセンサ72の検出した実加速度が所定範囲内か否かを
判定する。
【0047】自動操舵モ−ドの場合、切換スイッチSW
がオン(自動操舵オン指定)で、実主操舵角が所定範囲
内にあり、前後の実加速度が所定範囲内にあり、実操舵
トルクが所定範囲内の小さい値であり、ブレ−キスイッ
チBKがオフ(非制動状態)であり、全てのセンサが正
常に動作している場合には、ステップS112,S11
3,S114,S115,S116及びS117を通っ
てこの処理を終了し、そのまま自動操舵モ−ドを継続す
る。しかし、切換スイッチSWがオフ(自動操舵オフ指
定)の場合,実主操舵角が所定範囲を外れる場合,前後
の実加速度が所定範囲を外れる場合,実操舵トルクが所
定範囲を外れる場合,ブレ−キスイッチBKがオン(制
動状態)の場合,又はいずれかのセンサに何らかの異常
が生じている場合には、ステップS118に進み、自動
操舵フラグをクリア(自動操舵解除状態に)し、フラグ
Fもクリアする。
【0048】また自動操舵解除中の場合には、切換スイ
ッチSWがオフの場合,実主操舵角が所定範囲を外れて
いる場合,車速が所定範囲を外れている場合,いずれか
のセンサに異常が生じている場合,又は前後Gが所定範
囲を外れている場合にはその時の状態を維持するが、切
換スイッチSWがオンし、実主操舵角が所定範囲内にあ
り、実車速が所定範囲内にあり、全てのセンサが正常に
機能し、前後Gが所定範囲内にあると、ステップS11
9,S11A,S11B,S11C及びS11Dを通っ
てステップS11Eに進み、自動操舵フラグをセット
(自動操舵オン状態に)する。
【0049】図10のステップS10の「操舵制御」の
内容を図13に示す。図13を参照して「操舵制御」を
説明する。ステップS131では、検出した車速を入力
し、現車速に基づいてプレビュ−半径を決定する。プレ
ビュ−半径は、ある目標点からの円形の範囲を示すもの
であり、例えば図17に示すRpがプレビュ−半径であ
る。この例では、プレビュ−半径を車速に応じて決定す
る。即ち、車速が60Km/h以下の時にはRp=5m
に定め、車速が60Km/hを越え80Km/h以下の
時にはRp=7mに定め、車速が80Km/hを越え1
00Km/h以下の時にはRp=11mに定め、車速が
100Km/hを越える時にはRp=15mに定める。
【0050】ステップS132,S133及びS134
では、レ−ザレ−ダから入力された情報に基づいて、そ
の時に検出されているマ−カの状態を調べる。レ−ザレ
−ダ2L及び2Rによって道路の左と右の両方でマ−カ
が検出されている場合には、ステップS132からステ
ップS135に進み、「目標舵角計算LR」を実行す
る。また、レ−ザレ−ダ2Lによって道路の左側のみで
マ−カが検出されている場合には、ステップS133か
らステップS136に進み、「目標舵角計算L」を実行
する。また、レ−ザレ−ダ2Rによって道路の右側のみ
でマ−カが検出されている場合には、ステップS134
からステップS137に進み、「目標舵角計算R」を実
行する。
【0051】「目標舵角計算L」の処理の内容を図14
及び図15に示す。図14及び図15を参照して「目標
舵角計算L」を説明する。なお、「目標舵角計算R」の
内容は、左と右が逆になるだけで処理の内容は「目標舵
角計算L」と同一であるので、それの説明は省略する。
【0052】ステップS141では、設定されたオフセ
ット量を入力し、距離Dを決定する。図9に示すオフセ
ット設定器34は、ポテンショメ−タであり、運転者が
調整できる位置に設置されている。このオフセット設定
器34の状態をA/D変換器を介して読取り、オフセッ
ト量とする。このオフセット量に応じて、距離Dが決定
される。距離Dは、図17に示すように、実際に道路端
に存在する反射マ−カ8A,8B,8C,・・・の各々
からずらした位置に割り当てられる仮想マ−カ位置と各
反射マ−カとの距離、即ちオフセットを意味する。
【0053】この例では、各仮想マ−カの位置は、直進
する時の自動車の進行方向の軸と直交し、かつ検出した
反射マ−カを通る軸上に設定される。図17において、
d1,d2及びd3は、それぞれレ−ザレ−ダ2Lと反
射マ−カ8A,8B及び8Cとの距離であり、θ1,θ
2及びθ3は、それぞれ自動車の進行方向と反射マ−カ
8A,8B及び8Cの方向との角度であり、これらは全
てレ−ザレ−ダ2Lによって検出される。またd1’,
d2’及びd3’は、それぞれレ−ザレ−ダ2Lと各仮
想マ−カ位置との距離であり、θ1’,θ2’及びθ
3’は、それぞれ自動車の進行方向と各仮想マ−カ位置
の方向との角度であり、これらは計算によって求められ
る。
【0054】再び図14を参照する。ステップS143
では、各々の反射マ−カ情報に対して、仮想マ−カ位置
の情報を生成する。例えば、反射マ−カ8Aに対して
は、まずレ−ザレ−ダ2Lの位置と反射マ−カ8Aの位
置を通る直角三角形の各辺の長さX及びY(図17参
照)を、反射マ−カ8Aの距離d1及び角度θ1から求
める。レ−ザレ−ダ2Lの位置と仮想マ−カ位置を通る
直角三角形の2辺の長さは、X−D及びYであるので、
残りの一辺の長さ、つまり仮想マ−カ位置を示す距離d
1’は、((X−D)2+Y2)の平方根として求められ
る。また仮想マ−カ位置を示す角度θ1’は、arctan
((X−D)/Y)である。
【0055】ステップS144では、計算により求めた
仮想マ−カの距離(d1’,d2’,d3’)を、ステ
ップS131で定めたプレビュ−半径Rpと比較する。
そして、仮想マ−カの距離がプレビュ−半径より小さい
場合、つまり、仮想マ−カからRpの範囲内に自動車が
存在する時には、ステップS145に進み、その仮想マ
−カのデ−タをキャンセルする。
【0056】検出された全ての反射マ−カの情報に対し
て、上記処理を繰り返し、それが終了すると、ステップ
S142からS146に進む。ステップS146では、
求められた仮想マ−カの位置情報を、距離の近い順に並
べ変える。
【0057】続くステップS147,S148,S14
9及びS14Aでは、求められた仮想マ−カの数を調べ
る。そして、仮想マ−カの数が1であればステップS1
4Bに進み、仮想マ−カの数が2であれば図15のステ
ップS151に進み、仮想マ−カの数が3以上であれば
図15のステップS158に進む。
【0058】ステップS14Bでは、求められた最短距
離に存在する仮想マ−カ(プレビュ−範囲内のものは除
く)の方向を示すθ1’をヘディング角を示すレジスタ
Aheadにストアし、Aheadの値に定数kを掛けた結果を
必要操舵角(θt)として出力する。
【0059】仮想マ−カの数が2の場合には、道路の曲
率半径Rを推定し、曲率半径Rに応じた操舵角を定め
る。曲率半径Rは次のようにして求める。図18及び図
19に示すように、検出された反射マ−カ8A,8Bを
円弧上の2点とみなし、自動車の進行方向と直角な方向
の反射マ−カ8A−8B間の距離dxと、自動車の進行
方向の反射マ−カ8A−8B間の距離dyを求める。反
射マ−カ8A−8B間の直線距離は一定(14.4m)
とみなす。そして、反射マ−カ8Aを通り、自動車の進
行方向の軸と直交する軸上に円の中心が存在するとみな
せば、dx,dy及び定数(14.4m)から半径Rが
求められる。
【0060】図15のステップS151では、自動車の
進行方向の軸に対する各反射マ−カの距離L1及びL
2、ならびに自動車の進行方向の各反射マ−カの距離Y
1及びY2(図18参照)を求め、ステップS152で
は、反射マ−カ間の各軸方向の距離dx及びdyを求
め、それらの結果を利用して次のステップS153では
曲率半径Rを求める。
【0061】ステップS154では、図20に示すよう
に、円の方程式に求められた半径Rと反射マ−カの2点
の各座標を代入し、得られた2つの連立方程式を解い
て、円の中心座標a,bを求める。
【0062】次のステップS155では、目標地点の座
標xt,ytを次のようにして求める。即ち、図20に
示すように、仮想マ−カの位置を通る軌跡を、反射マ−
カを通る円よりもDだけ内側に位置するとみなし、前記
a,bを中心とし、半径をR−Dとし、目標地点xt,
ytを通る円の方程式を立てる。更に、自動車からの距
離Lが一定(見通し距離)の円内に目標地点が存在する
と仮定し、半径がLの円の方程式を立てる。これら2つ
の円の方程式を解くことにより、目標地点の座標xt,
ytが求められる。
【0063】ステップS156では、S155で求めた
座標xt及びytからヘディング角Aheadを求め、次の
ステップS157では、ヘディング角Aheadに定数kを
掛けて必要操舵角(θt)を求める。
【0064】仮想マ−カの数が3以上の場合には、道路
の形状を推定し、道路の形状に応じた操舵角を定める。
ステップS158では、検出された3点の反射マ−カの
座標を求める。x1及びy1は第1点の反射マ−カの各
軸方向の距離であり、d1及びθ1から求められる。x
2及びy2は第2点の反射マ−カの各軸方向の距離であ
り、d2及びθ2から求められる。x3及びy3は第3
点の反射マ−カの各軸方向の距離であり、d3及びθ3
から求められる。
【0065】次のステップS159では、検出された3
点の反射マ−カを円弧上の3点とみなし、これらの3点
を通る円の半径R及び中心位置a,bを求める。即ち、
円の方程式に各点の座標値を代入して求められる3つの
連立方程式を解くことにより、未知数である円の半径R
及び中心位置a,bを求める。
【0066】ステップS15Aでは、目標地点の座標x
t,ytを次のようにして求める。即ち、図20に示す
ように、仮想マ−カの位置を通る軌跡を、反射マ−カを
通る円よりもDだけ内側に位置するとみなし、前記a,
bを中心とし、半径をR−Dとし、目標地点xt,yt
を通る円の方程式を立てる。更に、自動車からの距離L
が一定(見通し距離)の円内に目標地点が存在すると仮
定し、半径がLの円の方程式を立てる。これら2つの円
の方程式を解くことにより、目標地点の座標xt,yt
が求められる。
【0067】ステップS15Bでは、S15Aで求めた
座標xt及びytからヘディング角Aheadを求め、次の
ステップS15Cでは、ヘディング角Aheadに定数kを
掛けて必要操舵角(θt)を求める。
【0068】図13の「目標操舵角計算LR」の内容を
図16に示す。図16を参照して「目標操舵角計算L
R」を説明する。ステップS161では、検出された8
点の反射マ−カの各位置情報(距離と角度)から各々の
座標を計算により求める。即ち、図21に示すように、
道路の左端側で検出された各反射マ−カの位置座標(x
1,y1,x2,y2,x3,y3,x4,y4)と道
路の右端側で検出された各反射マ−カの位置座標(x
1',y1',x2',y2',x3',y3',x4',y
4')を求める。
【0069】ステップS162では、8点の座標を通る
対角線の交点(P1,P2,P3,P4)の各座標を求
める。
【0070】ステップS163では、求められた交点の
座標と自車位置の座標から、最小2乗近似により、それ
らの点を通る3次曲線の関数を求める。
【0071】ステップS164では、自車からの距離が
Lの円の方程式(L2=xt2+yt2)と、ステップS
163で求めた3次曲線の関数から、目標位置の座標x
t,ytを求める。
【0072】ステップS165では、S164で求めた
座標xt及びytからヘディング角Aheadを求め、次の
ステップS166では、ヘディング角Aheadに定数kを
掛けて必要操舵角(θt)を求める。
【0073】尚、曲率の決定に関しては、上記実施例以
外の方法を用いてもよい。例えば、GPSから得た情報
によって現在位置を特定し、予め用意されたマップに基
づいて曲率を決定することもできる。
【0074】
【発明の効果】以上のとおリ、本発明によれば、切換制
御手段が、道路形状算出手段が算出した曲率の情報,自
動操舵手段の生成した目標操舵角,及び舵角検出手段の
検出した実舵角を参照し、曲率半径が所定以上で、しか
も目標操舵角と実舵角との差が所定以下であれば自動操
舵への切換を許可するが、そうでなければ自動操舵への
切換を禁止するので、ドライバが手動操舵から自動操舵
への切換を自動操舵装置に指示しても、異常や故障が生
じている場合には自動操舵への切換が自動的に禁止され
る。従って、自動操舵装置の異常や故障に対して、暴走
などが生じるのを確実に回避しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の装置を搭載した自動車を示す斜視図
である。
【図2】 1つのレ−ザレ−ダの外観を示す正面図であ
る。
【図3】 図2のレ−ザレ−ダの側面図である。
【図4】 図2のレ−ザレ−ダの構成を示すブロック図
である。
【図5】 ステアリング機構の一部分を示す縦断面図で
ある。
【図6】 図5の一部分を詳細に示す拡大縦断面図であ
る。
【図7】 図5の一部分を詳細に示す拡大縦断面図であ
る。
【図8】 ステアリング機構の一部分を示す縦断面図で
ある。
【図9】 自動操舵装置の油圧回路及び電気回路を示す
ブロック図である。
【図10】 図9のECUの動作を示すフロ−チャ−ト
である。
【図11】 図10のS4の内容を示すフロ−チャ−ト
である。
【図12】 図10のS2の内容を示すフロ−チャ−ト
である。
【図13】 図10のS10の内容を示すフロ−チャ−
トである。
【図14】 図13のS136の内容の一部分のフロ−
チャ−トである。
【図15】 図13のS136の内容の残りのフロ−チ
ャ−トである。
【図16】 図13のS135の内容を示すフロ−チャ
−トである。
【図17】 自動車と反射マ−カの位置関係を示す平面
図である。
【図18】 自動車と反射マ−カの位置関係を示す平面
図である。
【図19】 反射マ−カと円の中心及び半径を示す模式
図である。
【図20】 自動車と反射マ−カの位置関係を示す平面
図である。
【図21】 自動車と反射マ−カの位置関係を示す平面
図である。
【符号の説明】
2,2L,2R:レ−ザレ−ダ 11:ポンプ 12:アキュ−ムレ−タ 13:3位置切換電
磁弁 14:リリ−フ弁 15:リニア圧力制
御弁 16:リザ−バ 21:発光部 22,23:受信部 24:発振回路 25:方位検出回路 26:距離検出回路 34:オフセット設
定器 51:メインシャフト 52:キ− 53:ロ−タ 54:リ−ド線 55:スペ−サ 56:スティ 57:ベアリング 58:可動板 59:摩擦材 60:板ばね 61:電気コイル 62:固定部材 63:ねじ 64:フレ−ム 71:車速センサ 72:前後Gセンサ 73:操舵トルクセンサ 74:ヨ−レ−トセ
ンサ 75:異常検出回路 82:ラテラルパワ
−シャフト 84:ラック 90:ステアリング
ギアハウジング 91:入力軸 92:ピニオン 120R,120L:ボ−ルジョイント 122R,122L:タイロッド 130:油圧アクチュエ−タ 132:シリンダ 134:ピストン 133:内空間 138,140:ポ−ト 150:副操舵角セ
ンサ 160:主操舵角センサ 171,172:ハ
ウジング部材 173,174:ストッパ 175:圧縮コイル
スプリング 176:ア−ム 213:駆動回路 212:レーザダイオード 211,222,2
32:レンズ 221,231:フィルタ 223:一次元CC
D素子 233:APD素子 224,234:信
号処理回路 ECU:電子制御ユニット SW:切換スイッチ BK:ブレ−キスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62D 137:00 (72)発明者 楠 秀 樹 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 中 村 和 正 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 薦 田 紀 雄 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌の進行方向を定める舵角を調整する
    操舵アクチュエ−タ手段;車輌の実舵角を検出する舵角
    検出手段;道路の形状に沿う位置に定められる目標位置
    の情報を生成する、目標位置検出手段;目標位置検出手
    段が生成した目標位置に応じた目標操舵角を生成し、該
    目標操舵角と前記舵角検出手段が検出した実舵角とに応
    じて前記操舵アクチュエ−タ手段を制御する自動操舵手
    段;目標位置検出手段の情報に基づいて道路のカ−ブの
    曲率を表わす情報を算出する、道路形状算出手段;自動
    操舵のオン/オフを制御し、手動操舵から自動操舵への
    切換指示がある時に、道路形状算出手段が算出した曲率
    の情報,自動操舵手段の生成した目標操舵角,及び舵角
    検出手段の検出した実舵角を参照し、曲率半径が所定以
    上で、しかも前記目標操舵角と実舵角との差が所定以下
    である時に、自動操舵への切換を許可し、それ以外の時
    には自動操舵への切換を禁止する、切換制御手段;を備
    える車輌の自動操舵装置。
  2. 【請求項2】 目標位置検出手段は、車輌上に搭載さ
    れ、車輌前方の道路上もしくはその近傍に配置される反
    射標識手段に対してレ−ザ光を照射する、レ−ザ光照射
    手段;前記車輌上に搭載され、前記反射標識手段で反射
    されて戻ったレ−ザ光の時間遅れに基づいて両輌と反射
    標識手段との距離を検出する、距離検出手段;前記車輌
    上に搭載され、前記反射標識手段で反射されて戻ったレ
    −ザ光の受光方向に基づいて、車輌の進行方向に対する
    反射標識手段の方向を検出する標識方向検出手段;を含
    み、前記距離検出手段が検出した距離と前記標識方向検
    出手段が検出した方向とに基づいて、反射標識手段の位
    置を検出する、前記請求項1記載の車輌の自動操舵装
    置。
JP8462693A 1993-04-12 1993-04-12 車輌の自動操舵装置 Pending JPH06298108A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8462693A JPH06298108A (ja) 1993-04-12 1993-04-12 車輌の自動操舵装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8462693A JPH06298108A (ja) 1993-04-12 1993-04-12 車輌の自動操舵装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06298108A true JPH06298108A (ja) 1994-10-25

Family

ID=13835893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8462693A Pending JPH06298108A (ja) 1993-04-12 1993-04-12 車輌の自動操舵装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06298108A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0826128A (ja) * 1994-07-18 1996-01-30 Fuji Heavy Ind Ltd 自動操舵装置の故障診断方法
JPH1166497A (ja) * 1997-08-22 1999-03-09 Komatsu Ltd 自走車両の車速制御装置
JP2004249913A (ja) * 2003-02-21 2004-09-09 Koyo Seiko Co Ltd 電動パワーステアリング装置
JP2007233604A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Toyota Motor Corp 道路情報取得装置、及びこれを利用した車両用走行制御装置、並びに道路交通システム
JP2010512592A (ja) * 2006-12-11 2010-04-22 ビ−エイイ− システムズ パブリック リミテッド カンパニ− 自律性乗物システムの制御
US8195363B2 (en) 2008-09-30 2012-06-05 Denso Corporation Steering control device for vehicle
JP2013056576A (ja) * 2011-09-07 2013-03-28 Nissan Motor Co Ltd 車両の操舵支援装置及び操舵支援方法
JP2015214284A (ja) * 2014-05-12 2015-12-03 株式会社デンソー 運転支援装置
JP2016088334A (ja) * 2014-11-06 2016-05-23 本田技研工業株式会社 自動運転制御装置
CN106256643A (zh) * 2015-06-15 2016-12-28 丰田自动车株式会社 自动驾驶装置和车辆控制装置
WO2017014093A1 (ja) * 2015-07-21 2017-01-26 株式会社デンソー 運転支援制御装置
JP2018024353A (ja) * 2016-08-10 2018-02-15 株式会社デンソー 自動運転システム診断装置
US9914463B2 (en) 2015-03-23 2018-03-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Autonomous driving device
JP2018052495A (ja) * 2017-12-20 2018-04-05 本田技研工業株式会社 自動運転制御装置
JP2019020782A (ja) * 2017-07-11 2019-02-07 株式会社デンソー 車両制御装置、車両制御方法
CN110431057A (zh) * 2017-03-17 2019-11-08 马自达汽车株式会社 驾驶支援控制装置

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0826128A (ja) * 1994-07-18 1996-01-30 Fuji Heavy Ind Ltd 自動操舵装置の故障診断方法
JPH1166497A (ja) * 1997-08-22 1999-03-09 Komatsu Ltd 自走車両の車速制御装置
JP2004249913A (ja) * 2003-02-21 2004-09-09 Koyo Seiko Co Ltd 電動パワーステアリング装置
JP2007233604A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Toyota Motor Corp 道路情報取得装置、及びこれを利用した車両用走行制御装置、並びに道路交通システム
JP2010512592A (ja) * 2006-12-11 2010-04-22 ビ−エイイ− システムズ パブリック リミテッド カンパニ− 自律性乗物システムの制御
US8195363B2 (en) 2008-09-30 2012-06-05 Denso Corporation Steering control device for vehicle
JP2013056576A (ja) * 2011-09-07 2013-03-28 Nissan Motor Co Ltd 車両の操舵支援装置及び操舵支援方法
JP2015214284A (ja) * 2014-05-12 2015-12-03 株式会社デンソー 運転支援装置
JP2016088334A (ja) * 2014-11-06 2016-05-23 本田技研工業株式会社 自動運転制御装置
US9914463B2 (en) 2015-03-23 2018-03-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Autonomous driving device
JP2017001597A (ja) * 2015-06-15 2017-01-05 トヨタ自動車株式会社 自動運転装置
CN106256643A (zh) * 2015-06-15 2016-12-28 丰田自动车株式会社 自动驾驶装置和车辆控制装置
US10065656B2 (en) 2015-06-15 2018-09-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Autonomous driving device and vehicle control device
WO2017014093A1 (ja) * 2015-07-21 2017-01-26 株式会社デンソー 運転支援制御装置
JP2017024521A (ja) * 2015-07-21 2017-02-02 株式会社デンソー 運転支援制御装置
US10392027B2 (en) 2015-07-21 2019-08-27 Denso Corporation Driving assistance control apparatus
JP2018024353A (ja) * 2016-08-10 2018-02-15 株式会社デンソー 自動運転システム診断装置
CN110431057A (zh) * 2017-03-17 2019-11-08 马自达汽车株式会社 驾驶支援控制装置
EP3581450A4 (en) * 2017-03-17 2020-02-26 Mazda Motor Corporation DRIVING ASSISTANCE CONTROL DEVICE
JP2019020782A (ja) * 2017-07-11 2019-02-07 株式会社デンソー 車両制御装置、車両制御方法
JP2018052495A (ja) * 2017-12-20 2018-04-05 本田技研工業株式会社 自動運転制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06298108A (ja) 車輌の自動操舵装置
JP6252575B2 (ja) 自動運転装置
US9457808B2 (en) Method for supporting a driver of a motor vehicle and device for carrying out the method
US10589786B2 (en) Steering assist device
EP1275573B1 (en) Lane-keep control system for vehicle
EP2808217B1 (en) Vehicle safety arrangement and method
EP1270367A2 (en) Parking assisting device
JP2017220028A (ja) 車両の走行制御装置
US20160052547A1 (en) Driving support apparatus and driving support method
GB2484404A (en) Automated manoeuvring of a vehicle
JP6794470B2 (ja) 最大指定可能操舵角範囲に基づいて自動車両と物体との衝突を回避するための方法、運転者支援システム、及び、自動車両
GB2481324A (en) Object detection and motion evaluation method for identifying parking space
JP5609320B2 (ja) 障害物回避支援装置及び障害物回避支援方法
JPS6130428A (ja) 車両走行制御装置
US10793190B2 (en) Assist device for pulling out of parking spot
US7068155B2 (en) Apparatus and methods for near object detection
JP2001022444A (ja) 車両用操舵制御装置
US20190077454A1 (en) Control System for Steering a Tractor Vehicle with a Trailer
JP2000121730A (ja) 車両の障害物検知装置
JP3396893B2 (ja) 車両の車庫誘導装置
JP2016175567A (ja) 操舵支援装置
JP3293166B2 (ja) 車両の車庫誘導装置
JP4792289B2 (ja) 車輌の走行制御装置
JP2004338636A (ja) 走行支援装置
JP2007191156A (ja) 車両用走行支援装置