JPH06297664A - 木材−金属積層板から張り合わされかつ曲げられる化粧張り部材を製造する方法 - Google Patents
木材−金属積層板から張り合わされかつ曲げられる化粧張り部材を製造する方法Info
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- JPH06297664A JPH06297664A JP6061957A JP6195794A JPH06297664A JP H06297664 A JPH06297664 A JP H06297664A JP 6061957 A JP6061957 A JP 6061957A JP 6195794 A JP6195794 A JP 6195794A JP H06297664 A JPH06297664 A JP H06297664A
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- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 木材−金属積層板からの化粧張り部材特に自
動車の内装部材の製造を安価に行う。 【構成】 平らな金属板２を純粋木材単板３に接着して
半加工積層板４を形成し，半加工積層板４の純粋木材単
板３の見える側９の表面を滑らかにし，かつ純粋木材単
板３の見える側９の表面を密閉するため平らな状態で最
終処理し，このように処理される半加工積層板４から化
粧張り部材１の素材の平らな裁断片を切り取り，化粧張
り部材１の素材をこの化粧張り部材の取付け形状に成形
する。
動車の内装部材の製造を安価に行う。 【構成】 平らな金属板２を純粋木材単板３に接着して
半加工積層板４を形成し，半加工積層板４の純粋木材単
板３の見える側９の表面を滑らかにし，かつ純粋木材単
板３の見える側９の表面を密閉するため平らな状態で最
終処理し，このように処理される半加工積層板４から化
粧張り部材１の素材の平らな裁断片を切り取り，化粧張
り部材１の素材をこの化粧張り部材の取付け形状に成形
する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，木材−金属積層板から
張り合わされかつ曲げられる化粧張り部材特に自動車の
内装部材に関する。
張り合わされかつ曲げられる化粧張り部材特に自動車の
内装部材に関する。
【０００２】
【従来の技術】米国特許第３１１０６４３号明細書か
ら，自動車の張り合わされかつ曲げられる内装部材を製
造する方法が公知で，金属板が合板に面する側を腐食さ
れ，純粋木材単板に接着される。このようにして製造さ
れる半加工積層板は，純粋木材単板との一層良好な結合
のため金属板へ押付けられ，純粋木材単板が同時に滑ら
かにされる。続いて半加工積層板から，張り合わされる
かまだ平らな基本形状の化粧張り部材が，場合によつて
は穴あけと共に切り取られる。それに続いて純粋木材単
板の見える側が軟化のため蒸気を当てられる。こうして
準備されて張り合わされる内装部材が，続いて所望の取
付け形状に曲げられ，かつ乾燥される。乾燥後，曲げら
れる内装部材の見える側が表面処理され，透明塗料又は
透明箔で密閉され，この密閉前に更に漂白，着色，古色
づけ等のような処理段階を行うことができる。このよう
な内装部材の質及び外観は非常によいが，製造に非常に
費用がかかる。
ら，自動車の張り合わされかつ曲げられる内装部材を製
造する方法が公知で，金属板が合板に面する側を腐食さ
れ，純粋木材単板に接着される。このようにして製造さ
れる半加工積層板は，純粋木材単板との一層良好な結合
のため金属板へ押付けられ，純粋木材単板が同時に滑ら
かにされる。続いて半加工積層板から，張り合わされる
かまだ平らな基本形状の化粧張り部材が，場合によつて
は穴あけと共に切り取られる。それに続いて純粋木材単
板の見える側が軟化のため蒸気を当てられる。こうして
準備されて張り合わされる内装部材が，続いて所望の取
付け形状に曲げられ，かつ乾燥される。乾燥後，曲げら
れる内装部材の見える側が表面処理され，透明塗料又は
透明箔で密閉され，この密閉前に更に漂白，着色，古色
づけ等のような処理段階を行うことができる。このよう
な内装部材の質及び外観は非常によいが，製造に非常に
費用がかかる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この従来技術から出発
して本発明の課題は，木材−金属積層板から張り合わさ
れかつ曲げられる化粧張り部材を製造方法を発展させ
て，張り合わされかつ曲げられる化粧張り部材の製造を
安価にすることである。
して本発明の課題は，木材−金属積層板から張り合わさ
れかつ曲げられる化粧張り部材を製造方法を発展させ
て，張り合わされかつ曲げられる化粧張り部材の製造を
安価にすることである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明によれば，平らな金属板を純粋木材単板に接着し
て半加工積層板を形成し，半加工積層板の純粋木材単板
の見える側の表面を滑らかにし，かつ純粋木材単板の見
える側の表面を密閉するため平らな状態で最終処理し，
このように処理される半加工積層板から化粧張り部材の
素材の平らな裁断片を切り取り，化粧張り部材の素材を
この化粧張り部材の取付け形状に成形する。
本発明によれば，平らな金属板を純粋木材単板に接着し
て半加工積層板を形成し，半加工積層板の純粋木材単板
の見える側の表面を滑らかにし，かつ純粋木材単板の見
える側の表面を密閉するため平らな状態で最終処理し，
このように処理される半加工積層板から化粧張り部材の
素材の平らな裁断片を切り取り，化粧張り部材の素材を
この化粧張り部材の取付け形状に成形する。
【０００５】
【発明の効果】この方法では，純粋木材単板の見える側
の表面は，化粧張り部材の張り合わされかつ密閉される
素材を化粧張り部材の最終形状に曲げた後，亀裂がな
く，良好な表面品質を持つている。平らな状態で純粋木
材単板の見える側の表面を最終処理又は密閉するため，
この最終処理に関する作業段階は，機械により簡単かつ
安価に行うことができる。更にこれにより，ただ１つの
平らな板から製造することができる複数の化粧張り部材
の見える側の同時処理が，ただ１つの機械で可能にな
り，従つて製造費が更に少なくなる。
の表面は，化粧張り部材の張り合わされかつ密閉される
素材を化粧張り部材の最終形状に曲げた後，亀裂がな
く，良好な表面品質を持つている。平らな状態で純粋木
材単板の見える側の表面を最終処理又は密閉するため，
この最終処理に関する作業段階は，機械により簡単かつ
安価に行うことができる。更にこれにより，ただ１つの
平らな板から製造することができる複数の化粧張り部材
の見える側の同時処理が，ただ１つの機械で可能にな
り，従つて製造費が更に少なくなる。
【０００６】本発明による方法の有利な実施態様は従属
請求項から明らかになる。更に図面に示す実施例によ
り，本発明を以下に説明する。
請求項から明らかになる。更に図面に示す実施例によ
り，本発明を以下に説明する。
【０００７】
【実施例】図において鎖線で化粧張り部材１が，また実
線で化粧張り部材１の素材が示されている。このような
化粧張り部材１は自動車の内装部材として特に有利であ
る。なぜならばこのような内装部材は，美的に強い印象
を与える木材構成であるにもかかわらず，事故の場合割
れることがないからである。１つの面から曲げられる化
粧張り部材１は，金属板２と，張り合わすべき側５に接
着されかつ特にぶなから成る心板８と，その上に設けら
れる高級木材の純粋木材単板３と，この純粋木材単板３
の露出した見える側９に塗布される透明塗料の光沢塗装
層１０とを持つている。心板８は，ぶなである必要はな
く，例えはチユーリップウツド又ははんてんぼくのよう
な他の材料も用いることができる。純粋木材単板３の見
える側９とは反対の側にあつて自由に接近可能な金属板
２の裏側６には，ねじ，クリップ等のような種々の取付
け手段７か設けられている。
線で化粧張り部材１の素材が示されている。このような
化粧張り部材１は自動車の内装部材として特に有利であ
る。なぜならばこのような内装部材は，美的に強い印象
を与える木材構成であるにもかかわらず，事故の場合割
れることがないからである。１つの面から曲げられる化
粧張り部材１は，金属板２と，張り合わすべき側５に接
着されかつ特にぶなから成る心板８と，その上に設けら
れる高級木材の純粋木材単板３と，この純粋木材単板３
の露出した見える側９に塗布される透明塗料の光沢塗装
層１０とを持つている。心板８は，ぶなである必要はな
く，例えはチユーリップウツド又ははんてんぼくのよう
な他の材料も用いることができる。純粋木材単板３の見
える側９とは反対の側にあつて自由に接近可能な金属板
２の裏側６には，ねじ，クリップ等のような種々の取付
け手段７か設けられている。
【０００８】化粧張り部材の製造について以下に説明す
る。まず金属板２の張り合わすべき側５とは反対の裏側
６に，ねじ等の取付け手段７が，後で完成される化粧張
り部材１の取付け点の位置に応じて，なるべく電気抵抗
溶接により溶接されるか，又は接着膜を介して押付けら
れる。この場合取付け手段７の取付け個所が化粧張り部
材１の見える側９で見えないことが有利である。続いて
金属板２の張り合わすべき側５が前処理例えば腐食さ
れ，純粋木材単板３と心板８から形成される合板に接着
されて，半加工積層板４を形成する。小さい半径で曲げ
ねばならない稜に亀裂が生じないようにするため，心板
８と純粋木材単板３から形成される合板が１ｍｍを超過
しないようにする。更にこの材料厚さでは，張り合わす
べき面を，互いに突き合わせて設けられる小さい単板部
分で覆うことができる。本発明による方法の経済性は特
に次の方法段階によつて生ずる。この方法段階では，平
らな半加工積層板４の純粋木材単板３が見える側９の表
面を滑らかにされ，かつ最終処理され，その際純粋木材
単板３の見える側９へ光沢塗装層１０を塗布する前に，
この見える側９が更に例えば高級になるように処理され
る。見える側の表面を最終処理する作業段階は半加工積
層板４の平らな状態で行われるので，この段階を機械化
して，簡単な機械で実施することができる。このように
前処理される半加工積層板４から化粧張り部材１の素材
の平らな裁断片が切り取られ，それから場合によつては
穴が加工され，化粧張り部材１の素材が化粧張り部材１
の取付け形状に成形される。乾いた純粋木材単板３を持
つ張り合わされた素材を曲げるにもかかわらず，完成し
た化粧張り部材１は見える側９に特にしわ及び亀裂のな
い高い表面品質を持つている。
る。まず金属板２の張り合わすべき側５とは反対の裏側
６に，ねじ等の取付け手段７が，後で完成される化粧張
り部材１の取付け点の位置に応じて，なるべく電気抵抗
溶接により溶接されるか，又は接着膜を介して押付けら
れる。この場合取付け手段７の取付け個所が化粧張り部
材１の見える側９で見えないことが有利である。続いて
金属板２の張り合わすべき側５が前処理例えば腐食さ
れ，純粋木材単板３と心板８から形成される合板に接着
されて，半加工積層板４を形成する。小さい半径で曲げ
ねばならない稜に亀裂が生じないようにするため，心板
８と純粋木材単板３から形成される合板が１ｍｍを超過
しないようにする。更にこの材料厚さでは，張り合わす
べき面を，互いに突き合わせて設けられる小さい単板部
分で覆うことができる。本発明による方法の経済性は特
に次の方法段階によつて生ずる。この方法段階では，平
らな半加工積層板４の純粋木材単板３が見える側９の表
面を滑らかにされ，かつ最終処理され，その際純粋木材
単板３の見える側９へ光沢塗装層１０を塗布する前に，
この見える側９が更に例えば高級になるように処理され
る。見える側の表面を最終処理する作業段階は半加工積
層板４の平らな状態で行われるので，この段階を機械化
して，簡単な機械で実施することができる。このように
前処理される半加工積層板４から化粧張り部材１の素材
の平らな裁断片が切り取られ，それから場合によつては
穴が加工され，化粧張り部材１の素材が化粧張り部材１
の取付け形状に成形される。乾いた純粋木材単板３を持
つ張り合わされた素材を曲げるにもかかわらず，完成し
た化粧張り部材１は見える側９に特にしわ及び亀裂のな
い高い表面品質を持つている。
【図１】本発明による化粧張り部材の一部を拡大断面で
示す側面図である。
示す側面図である。
１ 化粧張り部材 ２ 平らな金属板 ３ 純粋本材単板 ４ 半加工積層板 ９ 見える側
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ６０Ｒ 13/02 (72)発明者 デイールク・ブユーゲル ドイツ連邦共和国ベープリンゲン・イエー ゲルシユトラーセ27 (72)発明者 クレーメンス・バルト ドイツ連邦共和国ベープリンゲン・ゲシユ ヴイテル−シヨル−シユトラーセ13
Claims (7)
- 【請求項１】 平らな金属板（２）を純粋木材単仮
（３）に接着して半加工積層板（４）を形成し，半加工
積層板（４）の純粋木材単板（３）の見える側（９）の
表面を滑らかにし，かつ純粋木材単板（３）の見える側
（９）の表面を密閉するため平らな状態で最終処理し，
このように処理される半加工積層板（４）から化粧張り
部材（１）の素材の平らな裁断片を切り取り，化粧張り
部材（１）の素材をこの化粧張り部材の取付け形状に成
形することを特徴とする，木材−金属積層板から張り合
わされかつ曲げられる化粧張り部材を製造する方法。 - 【請求項２】 金属板（２）を純粋木材単板（３）に接
着する前に，張り合わすべき側（５）とは反対の裏側
（６）で金属板（２）に，化粧張り部材（１）の取付け
点の位置に応じて配置される取付け手段（７）を設ける
ことを特徴とする，請求項１に記載の方法。 - 【請求項３】 純粋木材単板（３）として，金属板側に
心板（８）を持つ少なくとも２層の 板を使用し，純粋
木材単板（３）の厚さを最大１ｍｍとすることを特徴と
する，請求項１に記載の方法。 - 【請求項４】 心板（８）をぶな又はチユーリツプウツ
ド又ははんてんぼくから作ることを特徴とする，請求項
１に記載の方法。 - 【請求項５】 アルミニウム又はアルミニウム合金から
成る金属板（２）を使用することを特徴とする，請求項
１に記載の方法。 - 【請求項６】 半加工積層板（４）の純粋木材単板
（３）の見える側（９）の最終処理が透明塗料の光沢塗
装（１０）を含むようにすることを特徴とする，請求項
１に記載の方法。 - 【請求項７】 金属板（２）を純粋木材単仮（３）に接
着する前に，張り合わすべき側（５）とは反対の裏側
（６）で金属板（２）に化粧張り部材（１）の取付け点
の位置に応じて配置される取付け手段（７）を設けるこ
とを特徴とする，請求項１に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4305611A DE4305611A1 (de) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | Verfahren zur Herstellung eines furnierten und gebogenen Verkleidungsteiles aus einem Holz/Metall-Laminat, insbesondere eines Innenausbauteiles von Kraftfahrzeugen |
| DE4305611.3 | 1993-02-24 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06297664A true JPH06297664A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=6481183
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6061957A Pending JPH06297664A (ja) | 1993-02-24 | 1994-02-23 | 木材−金属積層板から張り合わされかつ曲げられる化粧張り部材を製造する方法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0612609A1 (ja) |
| JP (1) | JPH06297664A (ja) |
| DE (1) | DE4305611A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111114458A (zh) * | 2020-01-08 | 2020-05-08 | 上海龙创汽车设计股份有限公司 | 车辆门饰板及其安装结构及其生产方法 |
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| DE19546944A1 (de) * | 1995-12-15 | 1997-02-20 | Holzindustrie Bruchsal Gmbh | Zierteil aus einem Trägerteil und einer auf dieses aufgebrachten Zierauflage |
| DE19703518A1 (de) * | 1997-01-31 | 1997-11-27 | Holzindustrie Bruchsal Gmbh | Metall/Holz-Klebeverbundteil |
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| DE10124688A1 (de) | 2001-05-18 | 2002-11-28 | Klebchemie, M.G. Becker Gmbh & Co Kg | Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Furnieren und von furnierten Teilen sowie Furniere und furnierte Teile |
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| JP6510208B2 (ja) * | 2014-09-30 | 2019-05-08 | ヤマハファインテック株式会社 | 加飾パネル及び加飾パネルの製造方法 |
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-
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- 1993-02-24 DE DE4305611A patent/DE4305611A1/de active Pending
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- 1994-01-15 EP EP94100535A patent/EP0612609A1/de not_active Withdrawn
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0612609A1 (de) | 1994-08-31 |
| DE4305611A1 (de) | 1994-08-25 |
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