JPH0629538B2 - 自動二輪車の潤滑油タンク装置 - Google Patents
自動二輪車の潤滑油タンク装置Info
- Publication number
- JPH0629538B2 JPH0629538B2 JP59265256A JP26525684A JPH0629538B2 JP H0629538 B2 JPH0629538 B2 JP H0629538B2 JP 59265256 A JP59265256 A JP 59265256A JP 26525684 A JP26525684 A JP 26525684A JP H0629538 B2 JPH0629538 B2 JP H0629538B2
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- JP
- Japan
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- lubricating oil
- oil tank
- engine
- cylinder body
- cooling fins
- Prior art date
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M5/00—Heating, cooling, or controlling temperature of lubricant; Lubrication means facilitating engine starting
- F01M5/002—Cooling
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M11/00—Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、ドライサンプ式エンジンを搭載した自動二輪
車の潤滑油タンク装置に関するものである。
車の潤滑油タンク装置に関するものである。
自動二輪車におけるエンジンの潤滑油貯留方式には、エ
ンジンのクランクケース底部にオイルパンを設けるウェ
ットサンプ式と、エンジンとは独立の潤滑油タンクを設
けるドライサンプ式とがある。このうち、後者のドライ
サンプ式はクランクケース底部にオイルパンを有しない
ため、地上高さを一定としたとき、シリンダへッド上端
位置を相対的に低くして燃料タンクの底面を下げること
ができ、それによって燃料タンク容量をその分だけ増加
できるというメリットがある。
ンジンのクランクケース底部にオイルパンを設けるウェ
ットサンプ式と、エンジンとは独立の潤滑油タンクを設
けるドライサンプ式とがある。このうち、後者のドライ
サンプ式はクランクケース底部にオイルパンを有しない
ため、地上高さを一定としたとき、シリンダへッド上端
位置を相対的に低くして燃料タンクの底面を下げること
ができ、それによって燃料タンク容量をその分だけ増加
できるというメリットがある。
ところで、エンジンの潤滑油は通常２前後の量が必要
であるため、上述したドライサンプ式における潤滑油タ
ンクは相当のスペースと重量を占めることになる。ま
た、潤滑油は過熱することがないように絶えず冷却する
必要があるため、この点から潤滑油タンクの設置位置に
は或る程度の制約を受けることになる。
であるため、上述したドライサンプ式における潤滑油タ
ンクは相当のスペースと重量を占めることになる。ま
た、潤滑油は過熱することがないように絶えず冷却する
必要があるため、この点から潤滑油タンクの設置位置に
は或る程度の制約を受けることになる。
例えば、車両の運動性能を高めるには、エンジンのシリ
ンダ本体後方に位置する車両重心近くに上記潤滑油タン
クを置ければ好都合である。しかし、このシリンダ本体
後方は、走行風が遮られるため冷却が不十分となり、別
途オイルクーラの設置を余儀なくされ、機構を複雑化す
ると共に重量増加にもなりかねない。
ンダ本体後方に位置する車両重心近くに上記潤滑油タン
クを置ければ好都合である。しかし、このシリンダ本体
後方は、走行風が遮られるため冷却が不十分となり、別
途オイルクーラの設置を余儀なくされ、機構を複雑化す
ると共に重量増加にもなりかねない。
本発明の目的は、ドライサンプ式エンジンを搭載した自
動二輪車において、運動性能向上に有効な車両重心に対
するマスの集中化を高めながら、しかも潤滑油の冷却効
果を向上することができる潤滑油タンク装置を提供する
ことにある。
動二輪車において、運動性能向上に有効な車両重心に対
するマスの集中化を高めながら、しかも潤滑油の冷却効
果を向上することができる潤滑油タンク装置を提供する
ことにある。
上記目的を達成する本発明は、エンジンとは独立に潤滑
油タンクを該エンジンのシリンダ本体後方で、かつクラ
ンクケース上方の空間に設けたドライサンプ式エンジン
を搭載した自動二輪車において、前記潤滑油タンクの横
幅を前記シリンダ本体の横幅よりも大きくし、その左右
両側壁の壁面に冷却フィンを設ける一方、幅方向中央域
の壁面には該冷却フィンを設けず、かつ側面視にて前記
潤滑油タンクを前記エンジンのシリンダ本体最下部に設
けた冷却フィンの面に沿って後方に延長した仮想線より
も下方に位置させたことを特徴とするものである。
油タンクを該エンジンのシリンダ本体後方で、かつクラ
ンクケース上方の空間に設けたドライサンプ式エンジン
を搭載した自動二輪車において、前記潤滑油タンクの横
幅を前記シリンダ本体の横幅よりも大きくし、その左右
両側壁の壁面に冷却フィンを設ける一方、幅方向中央域
の壁面には該冷却フィンを設けず、かつ側面視にて前記
潤滑油タンクを前記エンジンのシリンダ本体最下部に設
けた冷却フィンの面に沿って後方に延長した仮想線より
も下方に位置させたことを特徴とするものである。
以下、本発明を図に示す実施例により説明する。
図において、１は車体フレーム、２はこの車体フレーム
１に搭載されたドライサンプ式のエンジンである。エン
ジン２は上部にやや前傾したシリンダ本体２ａを有する
と共に、その外周に多数の冷却フィン２ｃを多段に設
け、かつ下部にクランクケース２ｂを有している。３は
エンジン２の吸気通路に接続された気化器である。エン
ジン２上方の車体フレーム１上には燃料タンク４が設け
られ、その後方にシート５が設けられている。
１に搭載されたドライサンプ式のエンジンである。エン
ジン２は上部にやや前傾したシリンダ本体２ａを有する
と共に、その外周に多数の冷却フィン２ｃを多段に設
け、かつ下部にクランクケース２ｂを有している。３は
エンジン２の吸気通路に接続された気化器である。エン
ジン２上方の車体フレーム１上には燃料タンク４が設け
られ、その後方にシート５が設けられている。
上記エンジン２のシリンダ本体２ａの後方で、かつクラ
ンクケース２ｂの上方の空間には、エンジン２の潤滑油
を貯留する潤滑油タンク６が設置されている。自動二輪
車の車両重心は第１図中のＧで示す位置にあるので、上
記潤滑油タンク６は、車両重心Ｇに極めて近い位置に置
かれている。この潤滑油タンク６内の潤滑油は、第３図
中に矢印で示すように、不図示の潤滑ポンプによりホー
ス７を介してクランクケース２ｂに強制的に圧送され、
またホース８を介して潤滑油タンク６に還流する。
ンクケース２ｂの上方の空間には、エンジン２の潤滑油
を貯留する潤滑油タンク６が設置されている。自動二輪
車の車両重心は第１図中のＧで示す位置にあるので、上
記潤滑油タンク６は、車両重心Ｇに極めて近い位置に置
かれている。この潤滑油タンク６内の潤滑油は、第３図
中に矢印で示すように、不図示の潤滑ポンプによりホー
ス７を介してクランクケース２ｂに強制的に圧送され、
またホース８を介して潤滑油タンク６に還流する。
上記潤滑油タンク６は熱伝導度の大きなアルミニウム又
はその合金から鋳造されており、車体の幅方向に長く延
長し、かつ側面視では、エンジン２のシリンダ本体２ａ
の最下部に設けた冷却フィン２ｃの面に沿って後方に延
長した仮想線Ｌよりも下方に位置している。この潤滑油
タンク６には、幅方向中央域の壁面には冷却フィンは設
けられていないが、左右両側壁に多数の冷却フィン６ａ
が設けられ、この両側部の冷却フィン６ａ，６ａの先端
によって定められる潤滑油タンク６の横幅Ｗ１は、上記
エンジン２のシリンダ本体２ａの横幅Ｗ２よりも大きく
なっている。
はその合金から鋳造されており、車体の幅方向に長く延
長し、かつ側面視では、エンジン２のシリンダ本体２ａ
の最下部に設けた冷却フィン２ｃの面に沿って後方に延
長した仮想線Ｌよりも下方に位置している。この潤滑油
タンク６には、幅方向中央域の壁面には冷却フィンは設
けられていないが、左右両側壁に多数の冷却フィン６ａ
が設けられ、この両側部の冷却フィン６ａ，６ａの先端
によって定められる潤滑油タンク６の横幅Ｗ１は、上記
エンジン２のシリンダ本体２ａの横幅Ｗ２よりも大きく
なっている。
このようなシリンダ本体２ａの横幅の相違により、潤滑
油タンク６の冷却フィン６ａは、第２図に示すようにシ
リンダ本体２ａの横側部よりも外側へ突出した状態にな
っている。このため、冷却フィン６ａは、自動二輪車の
走行時にシリンダ本体２ａの最下部の冷却フィン２ｃよ
りも下側を通り抜けて吹き込む走行風（冷却風）を直接
受け、潤滑油タンク６内の潤滑油との熱交換を促進する
ようになっており、かつ冷却フィン６ａを設けていない
中央域の壁面では、シリンダ本体２ａの加熱雰囲気の熱
的影響を少なくするようにしている。
油タンク６の冷却フィン６ａは、第２図に示すようにシ
リンダ本体２ａの横側部よりも外側へ突出した状態にな
っている。このため、冷却フィン６ａは、自動二輪車の
走行時にシリンダ本体２ａの最下部の冷却フィン２ｃよ
りも下側を通り抜けて吹き込む走行風（冷却風）を直接
受け、潤滑油タンク６内の潤滑油との熱交換を促進する
ようになっており、かつ冷却フィン６ａを設けていない
中央域の壁面では、シリンダ本体２ａの加熱雰囲気の熱
的影響を少なくするようにしている。
上述したドライサンプ式エンジン２を搭載した自動二輪
車では、潤滑油タンク６がシリンダ本体２ａの後方で、
かつクランクケース２ｂの上方空間の車両重心Ｇに極め
て近い位置に配設されている。そのため、車両重心Ｇに
対するマスの集中化が高まり、自動二輪車の運動性能を
向上することができる。
車では、潤滑油タンク６がシリンダ本体２ａの後方で、
かつクランクケース２ｂの上方空間の車両重心Ｇに極め
て近い位置に配設されている。そのため、車両重心Ｇに
対するマスの集中化が高まり、自動二輪車の運動性能を
向上することができる。
また、潤滑油タンク６は、このようにシリンダ本体２ａ
の後方位置にあるが、その横幅Ｗ１がシリンダ本体２ａ
の横幅Ｗ２よりも大きく、その横側壁に冷却フィン６ａ
を設けると共に、中央域の壁面には、冷却フィンを設け
ないようにし、この冷却フィン６ａに対して前方からシ
リンダ本体２ａの最下部に設けた冷却フィン２ｃよりも
下側を通り抜けるシリンダ本体からの熱の影響を受けて
いない冷却風が直接当たるようにしているため、別途特
別のオイルクーラを設置しなくても、効率の高い冷却を
行うことができる。この潤滑油タンク６の冷却効果は、
上記実施例のように潤滑油タンク６をアルミニウム又は
その合金から製作した場合に、一層高めることができ
る。
の後方位置にあるが、その横幅Ｗ１がシリンダ本体２ａ
の横幅Ｗ２よりも大きく、その横側壁に冷却フィン６ａ
を設けると共に、中央域の壁面には、冷却フィンを設け
ないようにし、この冷却フィン６ａに対して前方からシ
リンダ本体２ａの最下部に設けた冷却フィン２ｃよりも
下側を通り抜けるシリンダ本体からの熱の影響を受けて
いない冷却風が直接当たるようにしているため、別途特
別のオイルクーラを設置しなくても、効率の高い冷却を
行うことができる。この潤滑油タンク６の冷却効果は、
上記実施例のように潤滑油タンク６をアルミニウム又は
その合金から製作した場合に、一層高めることができ
る。
上述したように、本発明は、エンジンとは独立に潤滑油
タンクを該エンジンのシリンダ本体後方で、かつクラン
クケース上方の空間に設けたドライサンプ式エンジンを
搭載した自動二輪車において、前記潤滑油タンクの横幅
を前記シリンダ本体の横幅よりも大きくし、その左右両
側壁の壁面に冷却フィンを設ける一方、幅方向中央域の
壁面には該冷却フィンを設けず、かつ側面視にて前記潤
滑油タンクを前記エンジンのシリンダ本体最下部に設け
た冷却フィンの面に沿って後方に延長した仮想線よりも
下方に位置させたので、潤滑油タンクをマスの集中化を
高める走行風の当たり難い位置に配置しながら、走行風
が直接当たるようにし、高い冷却効果を発揮することが
できる。
タンクを該エンジンのシリンダ本体後方で、かつクラン
クケース上方の空間に設けたドライサンプ式エンジンを
搭載した自動二輪車において、前記潤滑油タンクの横幅
を前記シリンダ本体の横幅よりも大きくし、その左右両
側壁の壁面に冷却フィンを設ける一方、幅方向中央域の
壁面には該冷却フィンを設けず、かつ側面視にて前記潤
滑油タンクを前記エンジンのシリンダ本体最下部に設け
た冷却フィンの面に沿って後方に延長した仮想線よりも
下方に位置させたので、潤滑油タンクをマスの集中化を
高める走行風の当たり難い位置に配置しながら、走行風
が直接当たるようにし、高い冷却効果を発揮することが
できる。
第１図は本発明の潤滑油タンク装置を設けた自動二輪車
の側面図、第２図は同自動二輪車の車体フレーム，エン
ジン，潤滑油タンク等の要部のみを示した平面図、第３
図は同自動二輪車のエンジン部分を拡大して示す概略側
面図である。 １……車体フレーム、２……エンジン、２ａ……シリン
ダ本体、２ｂ……クランクケース、２ｃ……冷却フィ
ン、６……潤滑油タンク、６ａ……冷却フィン。
の側面図、第２図は同自動二輪車の車体フレーム，エン
ジン，潤滑油タンク等の要部のみを示した平面図、第３
図は同自動二輪車のエンジン部分を拡大して示す概略側
面図である。 １……車体フレーム、２……エンジン、２ａ……シリン
ダ本体、２ｂ……クランクケース、２ｃ……冷却フィ
ン、６……潤滑油タンク、６ａ……冷却フィン。
Claims (1)
- 【請求項１】エンジンとは独立に潤滑油タンクを該エン
ジンのシリンダ本体後方で、かつクランクケース上方の
空間に設けたドライサンプ式エンジンを搭載した自動二
輪車において、前記潤滑油タンクの横幅を前記シリンダ
本体の横幅よりも大きくし、その左右両側壁の壁面に冷
却フィンを設ける一方、幅方向中央域の壁面には該冷却
フィンを設けず、かつ側面視にて前記潤滑油タンクを前
記エンジンのシリンダ本体最下部に設けた冷却フィンの
面に沿って後方に延長した仮想線よりも下方に位置させ
たことを特徴とする自動二輪車の潤滑油タンク装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59265256A JPH0629538B2 (ja) | 1984-12-18 | 1984-12-18 | 自動二輪車の潤滑油タンク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59265256A JPH0629538B2 (ja) | 1984-12-18 | 1984-12-18 | 自動二輪車の潤滑油タンク装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61145311A JPS61145311A (ja) | 1986-07-03 |
| JPH0629538B2 true JPH0629538B2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=17414699
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59265256A Expired - Fee Related JPH0629538B2 (ja) | 1984-12-18 | 1984-12-18 | 自動二輪車の潤滑油タンク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0629538B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2348201B1 (en) * | 2008-06-27 | 2013-06-05 | BRP-Powertrain GmbH & Co. KG | Internal combustion engine oil tank arrangement |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52148832U (ja) * | 1976-05-10 | 1977-11-11 | ||
| JPS59113230A (ja) * | 1982-12-20 | 1984-06-29 | Yamaha Motor Co Ltd | 自動二輪車のエンジン潤滑装置 |
-
1984
- 1984-12-18 JP JP59265256A patent/JPH0629538B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61145311A (ja) | 1986-07-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |