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JPH06281463A - 電子式方位計 - Google Patents

電子式方位計

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Publication number
JPH06281463A
JPH06281463A JP9540593A JP9540593A JPH06281463A JP H06281463 A JPH06281463 A JP H06281463A JP 9540593 A JP9540593 A JP 9540593A JP 9540593 A JP9540593 A JP 9540593A JP H06281463 A JPH06281463 A JP H06281463A
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JP
Japan
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azimuth
memory
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data
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JP9540593A
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JP3467797B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Nakabachi
浩幸 中鉢
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06281463A publication Critical patent/JPH06281463A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オフセット補正操作が容易な電子式方位計を
提供する。 【構成】 CPU11で制御する構成とし、所定方向に
おける検知出力と、この所定方向と反対の方向における
検出出力とを求め、両者の算出平均からオフセット量を
得て、このオフセット量により計測データを自動的に補
正するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地磁気の検出により所
望の向きの方位を正確に認識できる電子式方位計に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、相直交する2つの磁気検出方向を
有した磁気センサを備え、地磁気の当該2つの磁気検出
方向成分の強さに応じた出力を当該磁気センサにより得
て、これら2つの出力に基づいて方位を算出する電子式
方位計がある。また、この種の電子式方位計において
は、地磁気の向きや大きさを正確に検出するために、磁
気センサに相直交するバイアスコイルを巻回し、このバ
イアスコイルを用いて相直交する2方向のバイアス磁界
を印加した状態で地磁気を検出するものが提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記のような
従来の電子式方位計では、この装置自体の着磁等による
オフセットすなわち無視できない測定誤差の補正を必要
とする。そこで、本件出願人は着磁等による測定誤差を
補正する方法を先に提案した(特願平4−151565
号)。すなわち、この電子式方位計自体を水平を保ちつ
つ一回転し全方位について、上記相直交する2つの磁気
検出方向での検出出力を求め、これら検出出力の最大値
すなわち第1および第2最大検出出力を記憶しておき、
方位計測に際しては得られた上記検出出力を上記第1お
よび第2最大検出出力により補正する方法を考えた。し
かし、上記のような補正方法では、使用者が装置自体の
着磁等があったと思われる度に、この装置を一回転しな
がら計測して上記第1および第2最大検出出力を更新し
て記憶させておく必要があり、特に装置を水平を保ちな
がら一回転する計測は煩わしい作業であった。本発明
は、上記の如き事情に鑑みてなされたものであり、装置
自体の着磁等による検出出力の誤差を容易な操作で補正
できる電子式方位計の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明では、少なくても地磁気の第1の方
向の成分及びこの第1の方向と直交する第2の方向の成
分の強さに応じた第1、2の出力信号を出力する地磁気
検出手段と、所定の方向に向けた時に前記地磁気検出手
段から出力された第1、2の出力信号及び前記所定の方
向とは180°反対の方向に向けた時に前記地磁気検出
手段で出力された第1、2の出力信号から補正値を求め
る補正値算出手段と、この補正値算出手段で補正値が求
められた後に前記地磁気検出手段で検出された第1、2
の出力信号を補正して、補正された信号から方位を求め
る方位算出手段とを備えるようにしている。また請求項
2の発明では、少なくても地磁気の第1の方向の成分及
びこの第1の方向と直交する第2の方向の成分の強さに
応じた第1、2の出力信号を出力する地磁気検出手段
と、外部操作スイッチと、この外部操作スイッチが操作
された際に前記地磁気検出手段から出力された第1、2
の出力信号と、前記外部操作スイッチが操作された時の
方向とは異なる方向に向けた時に前記地磁気検出手段で
出力された第1、2の出力信号から補正値を求める補正
値算出手段と、この補正値算出手段で補正値が求められ
た後に前記地磁気検出手段で検出された第1、2の出力
信号を補正して、補正された信号から方位を求める方位
算出手段とを備えるようにしている。
【0005】
【作用】上記地磁気検出手段により、所定の方向に対す
る第1、第2の出力信号を得ると共に、この所定の方向
とは180°反対の方向に向けたとき或はこの所定の方
向とは違った方向を向けたときの第1、第2の出力信号
を得て、これらの信号に基づき、以後の上記地磁気検出
手段による出力信号を補正するようにしている。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
具体的に説明する。図1は、この電子式方位計に用いら
れる磁気センサ1の構成を示すものである。この磁気セ
ンサ1は、例えば、ガラスあるいはアルミナの基板1a
上に、4個の磁気抵抗素子MR1、MR2、MR3、M
R4及び4個のパッドPd1、Pd2、Pd3、Pd4
等が形成されてなる。これらの磁気抵抗素子MR1、M
R2、MR3、MR4は、例えば、基板1a上にパーマ
ロイ等の強磁性体を真空蒸着することにより形成されて
おり、特性は概ね等しくなっている。またパッドPd
1、Pd2、Pd3、Pd4は、例えば、基板11上に
通常の配線用材料を真空蒸着することにより形成されて
いる。
【0007】そして磁気抵抗素子MR1、MR2、MR
3、MR4は、各磁気検出方向がそれぞれ相隣接する他
の磁気抵抗素子MR1、MR2、MR3、MR4の各磁
気検出方向と相直交する角度に配設されており、また、
この図1における磁気センサ1の上下方向に対して、各
検出方向が45度の傾きを持つように形成されている。
これら各磁気抵抗素子MR1、MR2、MR3、MR4
は、パッドPd1、Pd2、Pd3、Pd4を介してブ
リッジ回路を形成しており、相対向するパッドPd1、
Pd3間には、所定の直流電圧Vが印加されている。各
磁気抵抗素子MR1、MR2、MR3、MR4は、一般
に知られているように、磁界が作用することによりその
抵抗値が変化するので、パッドPd1、Pd3間に所定
直流電圧Vが印加されている状態で、各磁気抵抗素子に
磁界が作用するとその抵抗値が変化しパッドPd2とパ
ッドPd4には、所定の電圧が発生する。すなわち、パ
ッドPd2の電位をPS1、パッドPd4の電位をPS
2とすると、パッドPd2とパッドPd4との間には、
PS1−PS2の電位差すなわちこの磁気センサ1の出
力が発生する。
【0008】また、磁気センサ1には、相互に直交する
2つのバイアスコイルCL1、CL2が巻回されてい
る。バイアスコイルCL1は、流される電流の向きによ
りこの磁気センサ1の上下方向(各磁気抵抗素子の磁気
検出方向と45°をなす方向)に相反転するバイアス磁
界を発生する。バイアスコイルCL2は、流される電流
の向きによりこの磁気センサ1の左右方向(各磁気抵抗
素子の磁気検出方向と45°をなす方向)に相反転する
バイアス磁界を発生する。
【0009】図2は、本実施例に係る電子式方位計のブ
ロック構成図であり、この電子式方位計は、磁気センサ
1、増幅回路5、A/D変換回路6、レジスタ7、バイ
アスコイルCL1、CL2、コイル駆動回路9、波形合
成回路10とからなる計測回路部と、発振回路14a、
分周回路14b、時刻・日付計数回路14cとからなる
計時部と、CPU(Central Processing Unit)11
と、表示部DSと、ROM(Read Only Memory)12
と、RAM(Random Access Memory)13と、スイッチ
入力部SIとを備えている。
【0010】磁気センサ1は、前記のように磁気抵抗素
子MR1、MR2、MR3、MR4等からなるブリッジ
回路部等からなり、そのパッドPd2及びPd4の電位
PS1、PS2は増幅回路5に与えられる。増幅回路5
は、図3に示すような構成となっており、磁気センサ1
から入力される上記電位PS1、PS2を取込んで後述
の電圧VSをA/D変換回路6に出力する。A/D変換
回路6は、増幅回路5から入力される電圧VSをデジタ
ル変換し、後述の検出出力V1〜V4としてレジスタ7
に出力し、レジスタ7は送られてきたこの検出出力V1
〜V4を記憶する。
【0011】一方、バイアスコイルCL1、CL2に
は、それぞれコイル駆動回路9からバイアス電流が供給
される。このバイアス電流は、各々電流の向きが反転
し、結局、磁気センサ1には、バイアスコイルCL1、
CL2により、上、下、左、右向きの4通りのバイアス
磁界が与えられる。コイル駆動回路9は、図4に示すよ
うな構成となっており、波形合成回路10からの信号P
1〜P3、N1〜N4、PC、PPを受けて、端子W1、
W2間に接続されている前記コイルCL1、端子W2、
W3間に接続されている前記コイルCL2にバイアス電
流の供給等をする(すなわち、磁気センサ1には4通り
のバイアス磁界が、順次、タイミングをずらして印加さ
れることになる)。
【0012】波形合成回路10は、CPU11からの制
御信号を受けて前記コイル駆動回路9へ上記各種信号を
出力するとともに、A/D変換回路6にA/D変換のタ
イミングを指示する変換タイミング信号Saを出力す
る。これに対して、A/D変換回路6は、A/D変換中
であることを示す変換中信号Sbを波形合成回路10に
出力する。さらに、波形合成回路10は、CPU11に
対してデータ取込処理等の開始を指示する割込み信号I
NTを出力し、CPU11は、この割込み信号INTに
基づいてレジスタ7のデータ(すなわち前記検出出力V
1〜V4のいずれか)の取込む処理等を開始する。RA
M13は後述の構成となっており、CPU11の制御の
下に、各種データを記憶すると共に、記憶しているデー
タを読出してCPU11に送出する回路部である。CP
U11は、ROM12内のプログラムに従ってこの電子
式方位計の各部を制御し、増幅回路5からの電圧VSに
対応した検出出力V1〜V4からデータX、Yを算出す
ると共に、このデータX、Yに基づいて計測対象として
いる向きの方位を算出してRAM13に格納し、更にこ
の算出した方位を表示部DSに表示する。
【0013】スイッチ入力部SIは、後述のスイッチS
1〜S4を備え、これらのいずれかが操作されたときに
対応するスイッチ入力信号をCPU11に与える回路部
である。ROM12は、電子式方位計としての各種プロ
グラム、例えば、方位計測処理プログラム等を格納して
いる。
【0014】発振回路14aは、常時、一定周波数の信
号を送出している回路であり、分周回路14bは発振回
路14aからの上記信号を分周して所定周波数信号とし
て、これを時刻・日付計数回路14cに送出する回路で
ある。時刻・日付計数回路14cは、上記信号を計数し
て日付、時刻、日付、曜日を得て、それらをCPU11
に送出する回路である。
【0015】表示部DSは磁気センサ1の制御の下に各
種データを表示する回路部である。またこの表示部DS
の円形表示パネルDPの中央部には時刻を表示する主表
示部DS1が配され、その下方には日付を表示する副表
示部DS2が配され、上方部には4×4のドットマトリ
ックス表示部が、3個、横列してなるドット表示部DS
3が配されている。そして上記主表示部DS1の左上方
には、後述のナビゲーションモードにおいて点灯表示さ
れるナビ表示体NAが配設されており、また主表示部D
S1の右上方には、後述の記憶データ表示状態において
点灯表示されるメモ表示体MEが配設され、更にこの円
形表示パネルDPの周囲部には、60個の矩形状の表示
体が6°間隔で放射状に配列してなる円形表示部DS4
が設けられている。なお、動作を説明するための図13
のaに示すように、この円形表示パネルDPはこの電子
式方位計のケース上面に配され、このケースの外周部に
は回転ベゼルが回動自在に取付けられている。また、円
形表示パネルDPの裏面側には前記図1の磁気センサ1
が取付けられている(従って図1は円形表示パネルDP
の裏面側から磁気センサ1を見た図である)。
【0016】図5は、前記RAM13の構成を示すもの
である。同図においてモードレジスタMは、モードを指
定するレジスタであり、セット値が0のときは表示部D
Sに時刻、日付、曜日或いはその時点の進行方向等を表
示する基本時計モードを指定し、セット値が1のとき
は、この電子式方位計の表示パネルの上方の向き(表示
パネルDPをアナログ時計の文字板とみなしたときの1
2時の向き)の方位等を計測してその計測結果を表示部
DSに表示すると共に計測した上記方位を後述のナビゲ
ーションメモリME1〜ME5のいずれかに記憶するナ
ビゲーションモードを指定する。計測フラグAは、上記
基本時計モードにおいて、進行方向等を計測し、その結
果を表示部DSに表示する際に1がセットされるフラグ
である。方位補正フラグLは、上記ナビゲーションモー
ドにおいて、方位の計測結果を補正するための補正値を
求める際に、1がセットされるフラグである。メモリ指
定レジスタNは、上記ナビゲーションモードの通常状態
(上記方位の補正値を求めている状態を除いた他の状
態)において、そのセット値が0のときは進行方向等の
計測のみを指定し、他方、セット値が1〜5のときは、
それぞれ後述のナビゲーションメモリME1〜ME5を
指定するレジスタである。
【0017】計測フラグBは、上記ナビゲーションモー
ドの通常状態で、かつ上記メモリ指定レジスタNの値が
0で進行方向等の計測のみが指定されている場合に、そ
の計測が行なわれたときに1がセットされるフラグであ
る。補正値算出方法レジスタGは、上記方位の補正値を
求める方法を指定するレジスタであり、0がセットされ
ているときは、後述の2点補正による方法を、1がセッ
トされているときは後述の北方位補正による方法を、そ
れぞれ指定する。2点補正レジスタJは上記2点補正に
よる方法で補正値を求める際、すなわち、第1点目とし
て任意の方向の一方の向きの方位を計測し、更にその
後、第2点目として上記任意の方向の他の向きの方位を
計測する際、第1点目の計測時には1、第2点目の計測
時には2がセットされるレジスタである。検出回数レジ
スタIは、後述の方位計測処理において検出処理回数を
計数するレジスタである。
【0018】メモリV1は、磁気センサ1にコイルCL
1で、先ず下向き、次いで上向きにバイアス磁界を印加
したときの前記電圧VSをA/D変換回路6でデジタル
化したものすなわち検出出力V1を記憶しておくメモリ
であり、メモリV2は、磁気センサ1にコイルCL1で
先ず上向き、次いで下向きにバイアス磁界を印加したと
きの電圧VSをA/D変換回路6でデジタル化したもの
すなわち検出出力V2を記憶しておくメモリである。ま
たメモリV3は、磁気センサ1にコイルCL2で、先ず
左向き、次いで右向きにバイアス磁界を印加したときの
電圧VSをA/D変換回路6でデジタル化したものすな
わち検出出力V3を記憶しておくメモリであり、メモリ
V4は、磁気センサ1にコイルCL2で先ず右向き、次
いで左向きにバイアス磁界を印加したときの電圧VSを
A/D変換回路6でデジタル化したものすなわち検出出
力V4を記憶しておくメモリである。メモリXは上記メ
モリV1、V2に記憶されている検出出力V1、V2の
差すなわちデータXが記憶されるメモリであり、メモリ
Yは上記メモリV3、V4に記憶されている検出出力V
3、V4の差すなわちデータYが記憶されるメモリであ
る。
【0019】方位データメモリDは後述の方位計測処理
で求められ、補正が加えられていない方位データが記憶
されるメモリであり、補正後方位データメモリFは上記
方位データメモリDの方位データに補正を加えた後の方
位データを記憶するメモリである。第1点目X成分メモ
リHX1および第1点目Y成分メモリHY1は、上記2
点補正の補正値を求める際に計測した第1点目(すなわ
ち任意の方向の一方の向き)の地磁気のX成分およびY
成分に対応するデータを記憶するメモリであり、第2点
目X成分メモリHX2および第2点目Y成分メモリHY
2は、第2点目(すなわち上記任意の方向の他の向き)
の地磁気のX成分およびY成分を記憶するメモリであ
る。また、北補正値メモリHKは前記北方位補正による
補正値が記憶されるメモリである。
【0020】ナビゲーションメモリME1〜ME5は、
それぞれ前述のナビゲーションモードで計測した進行方
向等を計測した日付および時刻と共に記憶するメモリで
ある。
【0021】次に、以上のように構成された本実施例の
動作を説明する。図6は、本実施例の動作の概要を示す
ジェネラルフローチャートである。ステップS1では、
スイッチ入力部SIのいずれかのスイッチが操作されて
スイッチ入力があったかを判断し、なかったときは、直
接、ステップS3に進むが、スイッチ入力があったとき
は、ステップS2のスイッチ処理へと進み、スイッチ入
力に対応する処理が実行されて、然る後にステップS3
に進む。そして、ステップS3では、その時点に表示す
ることを指示されているデータ等を表示部DSに表示す
るが、このステップS3の処理が終了したときはステッ
プS1に戻る。
【0022】図7は、上記図6中のスイッチ処理(ステ
ップS2)を詳細に示すフローチャートであり、図8
は、上記図7等の中の方位計測処理(例えばステップS
19、S29、S35等)を詳細に示すフローチャート
であり、図9は上記図7中の方位補正スイッチ処理(ス
テップS67)を詳細に示すフローチャートであり、図
10は、図6中の表示処理(ステップS3)を詳細に示
すフローチャートである。また、図11および図12
は、上記方位計測処理(図8のフローチャートで示され
る処理)を説明するための図であり、図13および図1
4は、各種スイッチ操作に伴なう表示部DSの表示の変
遷を示すものである。以下、これらの図面を参照しなが
ら、各状態での動作を詳述していく。
【0023】(イ)基本時計モードにおける動作 例えば、いま、モードレジスタMのセット値が0で基本
時計モードとなっているものとする。この場合、スイッ
チ入力がない限り、図6に示すように、表示処理が繰返
されることになる。すなわち、このときは、図10のス
テップS130でモードレジスタMの値が0で基本時計
モードになっていることを判断し、ステップS131で
表示部DSの主表示部DS1および副表示部DS2にそ
れぞれ時刻・日付計数回路14cからの現在時刻および
日付を表示してステップS132に進む。ステップS1
32では進行方向計測フラグAの値が0かを判断し、0
のときはステップS133に進み、ドット表示部DS3
に時刻・日付計数回路14cから送られてくる曜日を表
示し、続くステップS134では、円形表示部DS4の
矩形状の表示体により時刻・日付計数回路14cからの
現在時刻の秒の桁を表示する。例えば現在、6月30
日、水曜日の10時58分50秒であるときは、表示部
DSの表示は、図13のaに示すようなものになる。
【0024】上記状態において、この電子式方位計の上
方部(表示部DSの円形表示パネルDPが、アナログ時
計の文字だったとした場合に12時位置となる部分、以
下表示部DSの上端部という)が指す方位すなわち進行
方向を計測するには図13に示すようにスイッチS11
を操作する。このとき、この操作を受け、図6のステッ
プS1からステップS2すなわち図7のスイッチ処理へ
と進む。そしてステップS10でモードレジスタMの値
が0で基本時計モードになっていることを判断し、ステ
ップS11を経てステップS15で、操作されたのはス
イッチS1であることを判断し、次のステップS16で
計測フラグAの値が0になっていることを判断してステ
ップS17でこの計測フラグAの値を1として計測した
ことを記憶る。然る後、ステップS18では、後に詳述
する方位計測処理すなわち前述の検出出力V1〜V4を
得て、これらに基づいて表示部DSの上端部が指す方位
すなわち進行方向を求める処理を実行し、続くステップ
S19の進行方向算出処理では、上記のようにして求め
た上記進行方向は、表示可能な16の方位(すなわち
北、北北東、北東、東北東、東、東南東、南東、……北
北西)のいずれに最も近いかを調べ、その最も近い方位
を求める。そして続く表示処理(図6のステップS3す
なわち図10)ではステップS130でモードレジスタ
Mの値が0になっていることを判断し、ステップS13
1で前記同様に現在時刻および日付を表示し、ステップ
S132では計測フラグAの値が0でなく1になってい
ることを判断し、ステップS135に進む。ステップS
135では上述のようにして図7のステップS19で求
めた進行方向をドット表示部DS3に表示し、次のステ
ップS136では円形表示部DS4に磁北、東、南、西
の各方位を表示するが、この場合、磁北の方位だけは、
円形表示部DS4のその方位に対応する位置の矩形表示
体を3個、点灯することにより表示し、他の各方位は円
形表示部DS4のそれぞれの方位に対応する位置の矩形
表示体を1個、点灯することにより表示する。然る後ス
テップS137では、上記表示が開始されてから、未だ
一定時間が経過していないことを判断し、当該表示処理
を終える。以後は、スイッチ操作がない限り、上記一定
時間が経過するまで表示処理が繰返されて(ステップS
1、S130〜S132、S135〜S137、S
1)、上記表示が継続する。例えば、その時点の進行方
向が北西であったときは、表示部DSの表示は図13の
bのようなものとなる。なお、使用者は、表示部DSの
周囲に回動自在に取付けられている回転ベゼルを回動
し、このベゼルに印されている磁北、東、南、西を上記
の如くして円形表示部DS4に表示されている磁北、
東、南、西に合わせることにより、ベゼルの細い方位の
印しから、一層、細い方位を知ることができる(上記図
13のb参照)。
【0025】また、上記進行方向等の表示が継続し、一
定時間が経過したときは、それを上記ステップS137
で検出し、計測フラグAの値を0に戻し、以後は、前記
ステップS130〜S134の処理が繰返される。すな
わち、上記一定時間経過により上記スイッチS1を操作
する前の表示状態にオートリターンすることになる(図
13参照)。
【0026】(ロ)方位計測処理における動作 前記スイッチ処理(図7)のステップS18等で実行さ
れる方位計測処理(すなわち図8の処理)を、ここで詳
述しておく。この方位計測処理に際しては、図8のステ
ップS70で検出回路レジスタIに1をセットし、ステ
ップS71で、CPU11から波形合成回路10に図2
に示す信号ST1が送られる。そして、この後は、表示
部DSに計測中である旨の表示を行ない波形合成回路1
0からの割込み信号INTを待機する(ステップS7
2、S73)。例えば、いま、図11に示すようにこの
信号ST1がタイミングt1に波形合成回路10へ送ら
れたものとする。このとき図11に示すように信号Pc
はHレベルにあるのでコイル駆動回路9の図4に示すト
ランスファーゲート43はオン状態にあり、同図のコン
デンサ53には電圧Vcc、Veeの差の電圧が印加さ
れ、これにより充電されている。また、波形合成回路1
0は、上記信号ST1を受けて、タイミングt2におい
てコイル駆動回路9への信号PcをLレベルとし、増幅
回路5への信号PfをHレベルとする。このためコイル
駆動回路9では(図4参照)、上記信号Pcによってオ
ン・オフされるトランスファーゲート40、43がオフ
状態となり、また増幅回路5では(図3参照)上記信号
Pfによってオン・オフされるトランスファーゲート2
1がオン状態となり、コンデンサ23は、磁気センサ1
のパッドPd2、Pd4の電位差PS1−PS2を増幅
した電圧になるまで充電される。次いでタイミングt3
には、図11に示すように、波形合成回路10からコイ
ル駆動回路9へ送られる信号P1、N2がHレベルとな
り、コイル駆動回路9のトランスファーゲート44およ
びNPNトランジスタ58がオン状態となり、トランス
ファーゲート44がオン状態になったことからPNPト
ランジスタ54もオン状態となる。PNPトランジスタ
54、NPNトランジスタ58がオン状態になったこと
からコンデンサ53、PNPトランジスタ54、端子W
1、コイルCL1、端子W2、NPNトランジスタ5
8、コンデンサ53という回路が形成され、上述の如く
して充電されているコンデンサ53からコイルCL1に
瞬間的に大きな電流が流れる。この大きな電流により磁
気センサ1の磁気抵抗素子MR1〜MR4には、大きな
磁界が印加され、それらの磁化は当該磁界の向きに揃え
られて、安定して磁場を測定できることになる。
【0027】以上のような動作の後、波形合成回路10
は、図11に示すようにタイミングt4において、信号
PpをLレベル、信号N4をHレベルとする。このため
コイル駆動回路9の端子W1とW2との間に接続してい
るコイルCL1には電圧Vccと電圧Vee′の差の電
圧が印加され、また、トランスファーゲート42がオフ
状態となり、トランスファーゲート41がオン状態とな
るのでオペアンプ39により抵抗47を流れる電流が一
定となるようにPNPトランジスタ54のベース電流が
制御される。従って、コイルCL1に流れる電流が一定
となり磁気抵抗素子MR1〜MR4には一定のバイアス
磁界が印加されることになる。なお、この時点において
も増幅回路5においては、コンデンサ23が前記電位差
PS1−PS2を増幅した電圧で充電されているので、
コンデンサ23は上記バイアス磁界と地磁気による磁界
を合成した磁界に応じた電圧で充電されていることにな
る。
【0028】次いで、図11に示すように上記状態が保
たれているタイミングTaにおいて、先ず信号PfがL
レベルとなる。このため増幅回路5のトランスファーゲ
ート21がオフ状態となりコンデンサ23には、上記合
成磁界に応じた電圧が保持されることになる。然る後、
信号Pc、Pp、P1、N2、N4は、それぞれタイミ
ングt2以前の状態に戻る。
【0029】以上の如くして、コイルCL1により磁気
センサ1に下方向きのバイアス磁界を印加した状態での
計測を終えた後には、図11に示すようにタイミングt
5以後において、波形合成回路10からの各信号がHレ
ベルからLレベルへと又はLレベルからHレベルへと変
化していき、増幅回路5およびコイル駆動回路9では上
記同様或いは類似した動作がなされてPNPトランジス
タ55、NPNトランジスタ57がオン状態となり、コ
イルCL1には上記の場合と逆方向の電流が流れ(すな
わち磁気センサ1に印加されるバイアス磁界は上記の場
合と逆で、磁気センサ1の上方向きのものとなる)、そ
してタイミングTbには増幅回路5のコンデンサ24
に、先のコンデンサ23の電圧とは逆の電圧が保持され
る(なお、このような構成にしたのは、磁気抵抗素子を
利用した場合、出力電圧はオフセット電圧に比較して小
さくなるという点を考慮したからである。)
【0030】上記状態に到った後には、図11に示すよ
うにタイミングt8に波形合成回路10からCPU11
に割込み信号INTが送られる(図2参照)。CPU1
1は図8のステップS72でこの割込み信号INTを検
出し、ステップS74で図11に示すようにタイミング
9において信号ST2を波形合成回路10に送り、再
度、上記同様にして割込み信号INTを待機する(ステ
ップS57、S76)。一方、波形合成回路10は、信
号ST2を受けてA/D変換回路6に変換タイミング信
号Saを送る。この変換タイミング信号Saを受けてA
/D変換回路6は、増幅回路5の上記コンデンサ23、
24の電圧差を増幅した電圧VSを増幅回路5のオペア
ンプ20の出力端より取込んで、デジタル値に変換して
検出出力V1として送出するが、これはレジスタ7に記
憶される。このデジタル変換動作中、A/D変換回路6
は波形合成回路10に変換中信号Sbを送出するが、デ
ジタル変換動作が終り、変換中信号Sbが停止したとき
は、波形合成回路10は、それを検出して、図11に示
すようにタイミングt10においてCPU11へ、再度、
割込み信号INTを送る。そしてCPU11は図8のス
テップS75でこの割込み信号INTを検出し、ステッ
プS77で検出回数レジスタIの値が1であることを検
出してステップS78に進みレジスタ7から上記検出出
力V1を読取ってRAM13のメモリV1に記憶し、次
のステップS82で検出回数レジスタIの値を1だけ大
きい2としてステップS71に戻る。
【0031】また、上記ステップS71では、図11に
示すようにタイミングt11において信号ST1を送出
し、以後は、上述の場合と同様の動作が実行されていく
(ステップS72〜S77)。しかし、波形合成回路1
0、コイル駆動回路9、増幅回路5側では、上述の場合
と、少々、異なった動作が行なわれて、図11のタイミ
ングTcの時点においては、コイル駆動回路9のPNP
トランジスタ55、NPNトランジスタ57がオン状態
となりコイルCL1には電流が端子W2側から端子W1
へと流れ、バイアス磁界は磁気センサ1の上方向きのも
のとなり、その場合の磁気センサ1の出力すなわち電位
差PS1−PS2を増幅した電圧が増幅回路5のコンデ
ンサ23に保持される。また、図11に示すタイミング
Tdにおいては、コイル駆動回路9のPNPトランジス
タ54、NPNトランジスタ58がオン状態となり、コ
イルCL1には上記の場合とは逆に端子W1側から端子
W2へと流れバイアス磁界は磁気センサ1の下方向きの
ものとなり、その場合の磁気センサ1の出力すなわち電
位差PS1−PS2を増幅した電圧が増幅回路5のコン
デンサ24に保持される。そしてコンデンサ23、24
の電位差を増幅した電圧VSをデジタル化した検出出力
V2がレジスタ7に記憶される。
【0032】そして、図11に示すタイミングT20にお
ける割込み信号INTを図8のステップS75で検出し
た後にはステップS77を経てステップS79に進み、
レジスタ7に記憶しておいた検出出力V2をRAM13
のメモリV2に記憶し、ステップS82で検出回数レジ
スタIの値を3としステップS71に戻る。
【0033】また、上記ステップS71では図11に示
すようにタイミングt21で信号ST1を送出し、以後
は、上述の場合と同様の動作が実行されていく(ステッ
プS72〜S77)。しかし、波形合成回路10、コイ
ル駆動回路9、増幅回路5側では、少々、異なった動作
が実行されコイル駆動回路9の端子W2と端子W3の間
に接続しているコイルCL2に電流を先ず端子W3側か
ら流し磁気センサ1に左向きのバイアス磁界を印加し、
次いで端子W2側から流し磁気センサ1に右向きのバイ
アス磁界を印加し、それぞれの場合の磁気センサ1の出
力を増幅した電圧をコンデンサ23、24に保持し、こ
れらの電圧の差を増幅した電圧VSをデジタル化し検出
出力V3を得て、これをレジスタ7に記憶する。そして
CPU11はその後の割込み信号INTをステップS7
5で検出し、ステップS77を経てステップS80で上
記検出出力V3をRAM13のメモリV3に記憶し、ス
テップS82で検出回数レジスタIの値を1だけ大きい
4としてステップS71に戻る。
【0034】また、上記ステップS71では図11に示
すようにタイミングt31で信号ST1を送出し、以後は
上記の場合と同様の動作が実行されていく(ステップS
72〜S77)。しかしこの場合は、上記タイミングt
21後の一連の動作と、コイルCL2によるバイアス磁界
の発生順序が逆で、先ず磁気センサ1の右向き、次いで
左向きのバイアス磁界が発生し、それぞれの場合の磁気
センサ1の出力を増幅した電圧をコンデンサ23、24
に保持し、これらの電圧差を増幅した電圧VSをデジタ
ル化して検出出力V4を得て、これをレジスタ7に記憶
する。そしてCPU11は、その後の割込み信号INT
をステップS75で検出し、ステップS77を経てステ
ップS81で上記検出出力V4をRAM13のメモリV
4に記憶しステップS85以降の処理へと進む。
【0035】ステップS85では、RAM13のメモリ
V1に記憶しておいた検出出力V1からメモリV2に記
憶しておいた検出出力V2を減じて、その差すなわちデ
ータYをRAM13のメモリYに記憶し、ステップS8
6ではメモリV3に記憶しておいた検出出力V3からメ
モリV4に記憶しておいた検出出力V4を減じて、その
差すなわちデータXをRAM13のメモリXに記憶す
る。然る後、データYからY成分メモリHYの補正値を
減じた値を、データXからX成分メモリHXの補正値を
減じた値で除して、その商の逆正接(主値)を求め、こ
れを方位データメモリDに記憶する。
【0036】次いでステップS88〜S91までの処理
では、上記の如くして求めた方位データメモリDの方位
データすなわち逆正接の主値から実際の方位を求めてい
る。すなわちステップS88でデータXは負かを判断
し、負のときはステップS89で方位データメモリDの
方位を180°だけ大きいものとし、データXが負でな
いときは、ステップS90でデータYが負かを判断し、
負のときはステップS91で方位データメモリDの方位
を180°だけ大きいものとする。そして上記ステップ
S89、S91の処理を終えた場合、およびステップS
90でデータYは負ではないと判断されたときはステッ
プS92に進む。
【0037】ステップS92では北補正値メモリHKに
記憶されている補正値が0以外の値になっているかを調
べ、0以外の値になっているときはステップS93で方
位データメモリDの方位データから北補正値メモリHK
の補正値を減じた差を補正後方位データメモリFに記憶
するが、ステップS92で北補正値メモリHKの補正値
が0になっていると判断されたときは、ステップS94
で方位データメモリDの方位データをそのまま補正後方
位データメモリFに記憶する。
【0038】(ハ)ナビゲーションモードの通常状態に
おける動作 図13に示すように、前記基本時計モードからナビゲー
ションモードに切換えるにはスイッチS3を操作する。
このとき該操作を図7のステップS11で検出し、ステ
ップS12でモードレジスタMの値を1としてナビゲー
ションモードとし、更に方位補正フラグLの値を0とし
て通常状態とし、ステップS13でメモリ指定レジスタ
Nの値を0として計測結果を記憶しないことを指示し、
次のステップS14では計測フラグBの値を0として、
未だ方位計測が指示されていないことを記憶する。
【0039】続く表示処理(図10)では、ステップS
130を経てステップS140で表示部DSのナビ表示
体NAを点灯表示し、方位補正フラグLの値が0になっ
ていることを判断し、更にステップS142ではメモリ
指定レジスタNの値が0になっていることを判断し、ス
テップS143では主表示部DS1に現在時刻、副表示
部DS2に日付を表示する。次いでステップS144で
は計測フラグBの値は1になっておらず、未だ進行方向
の計測を行なっていないことを判断し表示処理を終え
る。然して、この場合の表示部DSの表示は、例えば、
図13のcに示すようなものになる。
【0040】上記の如くしてナビゲーションモードにし
た後に、計測した進行方向等をナビゲーションメモリM
E1〜ME5に記憶する意図がなく、単にその時点の進
行方向等を計測して確認しておこうとするときは、スイ
ッチS1を操作する。このとき、該操作を図7のステッ
プS25で検出し、メモリ指定レジスタNの値が0にな
っていることを確認し、次のステップS27で計測フラ
グBの値が0でナビゲーションモードになってから未だ
計測が行なわれていないことを確認し、その上でステッ
プS28で計測フラグBの値を1として計測を行なうこ
とを記憶し、次のステップS29に進む。このステップ
S29では、先に詳述した方位計測処理(図8)が行な
われ、補正後方位データメモリFに、表示部DSの上端
部がその時点で指している方位すなわちその時点の進行
方位(北に対する角度)が記憶される。そして、ステッ
プS30では、補正後方位データメモリFに記憶された
進行方向が、前述の表示可能な16の方向のいずれに近
いかを調べ、最も近い方向を求める。
【0041】続く表示処理(図10)では、前記同様に
ステップS130、S140〜S143の処理を実行し
た後、ステップS144で計測フラグBの値が1になっ
ていることすなわち計測が行なわれたことを判断し、ス
テップS145ではドット表示部DS3に前記ステップ
S30で求めた進行方向を表示し、次いでステップS1
46では、円形表示部DS4に磁北、東、南、西の各方
位を前記同様に表示する。
【0042】上記状態から、計測した進行方向を記憶す
る状態に切換えるには、図13に示すようにスイッチS
4を操作する。このとき該操作を図7のステップS40
で検出し、次のステップS41でメモリ指定レジスタN
の値を1だけ大きい1とし、ナビゲーションメモリME
1を指定しておき、ステップS42ではメモリ指定レジ
スタNの値が5を超えていないことを判断し、続く表示
処理に進む。そして表示処理では、前記同様の処理(ス
テップS130、S140、S141)の後、ステップ
S142でメモリ指定レジスタNの値は0ではないこと
を判断し、ステップS147以降の処理へと進む。そし
てステップS147では表示部DSのメモ表示体MEを
点灯表示し、ステップS148ではメモリ指定レジスタ
Nの値(この場合は1)で指定されるナビゲーションメ
モリ、すなわちナビゲーションメモリME1に既に記憶
されている時刻・日付(前回の計測時の時刻・日付)を
主表示部DS1、副表示部DS2に表示し、次のステッ
プS149では上記ナビゲーションメモリME1に記憶
されている進行方向をドット表示部DS3に表示し、ス
テップS150では上記ナビゲーションメモリME1に
記憶されている各方位(すなわち磁北、東、南、西)を
円形表示部DS4の矩形表示体を利用して表示し、次の
ステップS151では、メモリ指定レジスタNの値を主
表示部DS1の右端部に表示する。
【0043】上記状態で、新たにその時点の進行方向等
を計測し、その結果を上記ナビゲーションメモリME1
に記憶しておくには、表示部DSの上端部を進行方向に
向けてスイッチS1を操作する。このとき当該操作を図
7のステップS25で検出し、ステップS26でメモリ
指定レジスタNの値は0ではないことを判断し、ステッ
プS35に進む。ステップS35では、先に詳述した方
位計測処理を実行し補正後方位データメモリFにその時
点の進行方向(北に対する角度)を記憶する。続くステ
ップS36では、前記ステップS30での処理と同様
に、上記補正後方位データメモリFの進行方向が前記表
示可能な16の方向のいずれに最も近いかを調べ、最も
近い方向を得る。そしてステップS37では今回の方位
計測に係る日付・時刻・磁北、進行方向をナビゲーショ
ンメモリME1に記憶する。続く表示処理では、前述同
様にしてステップS130、S140、S141、S1
47の処理を実行し、ステップS148〜S151の処
理でも、概ね、前述同様の処理がなされるが、前述の場
合と異なり、今回、計測してナビゲーションメモリME
1に新たに記憶された進行方向等が表示部DSに表示さ
れる。例えば当日が6月30日で、現在時刻が9時30
分で、現在の進行方向が南南西であり、これらがナビゲ
ーションメモリME1に記憶されたときは、表示部DS
の表示は図13のdのようなものとなる。
【0044】以下、スイッチS4を操作する度に、前記
同様に、それを図7のステップS40で検出し、メモリ
指定レジスタNの値を1だけ大きいものにしていき(ス
テップS41、S42)、表示処理では、そのメモリ指
定レジスタNの値で指定されるナビゲーションメモリに
記憶されている過去の計測データを前記同様に表示部D
Sに表示していく(ステップS130、S140、S1
47〜S151)。そして、メモリ指定レジスタNによ
って指定されているナビゲーションメモリに、その時点
の進行方向等を記憶するには、表示部DSの上端部を進
行方向に向けてスイッチS1を操作する。このときも当
該操作を図7のステップS25で検出し、ステップS2
6を経てステップS35〜S37の処理で、その時点の
進行方向等を計測し、メモリ指定レジスタNによって指
定されているナビゲーションメモリに計測結果等が記憶
される。そして、表示処理では、上記ナビゲーションメ
モリに新たに記憶された、その時点の進行方向等が表示
部DSに表示されることになる。
【0045】上記のようにしてスイッチS4を操作して
メモリ指定レジスタNの値を、順次、1だけ大きいもの
としていき、メモリ指定レジスタNの値が5となりナビ
ゲ−ションメモリME5を指定している状態で更にスイ
ッチS4を操作したときは、図7のステップS40で、
その操作を検出し、ステップS41でメモリ指定レジス
タNの値を1だけ大きい6とし、ステップS42でメモ
リ指定レジスタNの値は5を超えていることを判断して
ステップS43以降の処理へと進む。ステップS43で
はメモリ指定レジスタNの値を0に戻し、次のステップ
S44では、ナビゲ−ションメモリME1〜ME5に記
憶されている各計測デ−タを最も新しいものをナビゲ−
ションメモリME1に、次に新しいものをナビゲ−ショ
ンメモリME2にといった具合に計測デ−タを並べ換え
て記憶し、次のステップS45では計測フラグBの値を
0に戻しておく。そして表示処理では、ステップS13
0、S140〜S144の処理が前述同様に行なわれ
(すなわち進行方向等の表示は行なわれず)、図13の
Cのような表示に戻る。
【0046】(ニ)ナビゲ−ションモードの方位補正状
態での動作 例えば、いま、前記ナビゲ−ションモードの通常状態に
あり、表示部DSは図14のaに示すような表示状態に
なっているものとする。この状態から方位補正状態に切
換えるには、図14に示すようにスイッチS2を操作す
る。このとき、当該操作を受け、図7のステップS40
を経てステップS50に進み、方位補正フラグLの値を
1として上記方位補正状態とし、ステップS51では補
正値算出方法レジスタGの値を0とし、前記2点補正を
指定し、ステップS52では2点補正レジスタJに1を
セットして、第1点目についての方位の計測を指示す
る。そして表示処理では、ステップS130、S14
0、S141を経てステップS155で補正値算出方法
レジスタGの値が0で2点補正が指示されていることを
判断し、ステップS156に進み2点補正レジスタJの
値が1であり、第1点目の計測であることを判断して、
ステップS157ではドット表示部DS3に1の数字を
表示すると共に円形表示部DS45の矩形表示体のうち
上端の3個を点滅表示し、下端の3個を点灯表示する。
【0047】上記状態に到った後は、表示部DSの上端
部を任意の方向に向け、その上でスイッチS1を操作す
る(図14参照)。これを受けて、図7のステップS1
0、S20、S55、S60を経てステップS67すな
わち図9の方位補正スイッチ処理へと進む。そして、ス
テップS100で補正値算出方法レジスタGの値が0で
2点補正が指示されていることを判断し、ステップS1
01で2点補正レジスタJの値が1で第1点目の計測で
あることを判断し、ステップS102ではスイッチS1
が操作されたことを確認し、ステップS103では先に
詳述した方位計測処理を実行する。次いでステップS1
04では上記方位計測処理で得られたデータYを第1点
目Y成分メモリHY1に記憶し、ステップS105では
上記方位計測処理で得られたデータXを第1点目X成分
メモリHX1に記憶する。次いでステップS106では
2点補正レジスタJに2をセットして第2点目の計測を
指示しておき、ステップS107ではドット表示部DS
3にOKの文字を1秒間だけ表示することを指示する。
これにより、表示部DSの表示は、1秒間だけ、図14
のdのようなものになる。
【0048】また、上記状態が終了した後は、表示処理
のステップS130、S140、S141、S155と
進み、ステップS156で2点補正レジスタJの値は既
に1でなく2になっていることを判断して、ステップS
158に進みドット表示部DS3に2の数字を表示す
る。然して、表示部DSの表示は図14のeのようなも
のとなる。使用者は、この状態で先の方位から180°
ずらした反対の向きを表示部DSの上端部で指して、図
14に示すように、再度、スイッチS1を操作すること
になる。この場合、前記同様にして図9のステップS1
00を経てステップS101に進み、2点補正レジスタ
Jの値は1ではないことを判断し、ステップS110で
は操作されたのはスイッチS1であることを判断し、ス
テップS11に進む。そしてステップS111では、先
に詳述した方位計測処理を実行し、ステップS112で
は計測したデータYを第2点目Y成分メモリHY2に記
憶し、ステップS113では計測したデータXを第2点
目X成分メモリHX2に記憶する。続くステップS11
4では第1点目Y成分メモリHY1のデータと第2点目
Y成分メモリHY2のデータとの算術平均を得て、これ
をY成分メモリHYに記憶し、ステップS115では第
1点目X成分メモリHX1のデータと第2点目X成分メ
モリHX2のデータとの算術平均を得て、これをX成分
メモリHXに記憶する。
【0049】ここで、上記Y成分メモリHY、X成分メ
モリHXに記憶したデータについて説明しておく。磁気
センサ1にオフセットが全くない場合、方位計測処理で
得られるデータX、Yは、図12の(a)に示すように
計測方位(角度)に応じ正弦波的に変化する。しかし、
現実には、磁気センサ1にはオフセットがあるため、デ
ータX、Yは同図の(b)の如きものとなる。そして同
図から明らかなようにオフセット量は180°だけずら
した方位での計測データの算術平均となっている。従っ
て、上記ステップS114、S115の処理はY方向
(磁気センサ1の上下方向)、X方向(磁気センサ1の
左右方向)のオフセット量を求め、それらをY成分メモ
リHY、X成分メモリHXに記憶する処理になってい
る。
【0050】上記ステップS115の処理を終えた後
は、ステップS116で北補正値メモリHKをクリア
し、ステップS117でOKという文字をドット表示部
DS3に1秒間だけ表示することを指示し、ステップS
118では方位補正フラグLの値を0に戻し、通常状態
とする。これにより、表示部DSの表示は1秒間だけ図
14のgのようなものになり、その後、同図の(a)の
ようなものに戻る。なお、上記2点補正の処理によりY
成分メモリHY、X成分メモリHXに記憶されたデータ
(補正値)は、次回の方位計測処理から図8のステップ
S87で計測データの補正に用いられることになる。
【0051】次に北方位補正について説明する。この北
方位補正の状態には、図14に示すように、上記2点補
正の状態でスイッチS3を操作して入る。すなわち2点
補正において第2点目の計測を行なう前に(第2点目の
計測を行なったときは図9のステップS118で方位補
正フラグLの値が0となり通常状態に戻ってしまう)、
スイッチS3を操作する。このとき当該操作を図7のス
テップS60で検出し、ステップS61で補正値算出方
法レジスタGの値が0であることを判断し次のステップ
S62で補正値算出方法レジスタGの値を1として、北
方位補正の状態とする。そして続く表示処理では、ステ
ップS130、S140、S141を経てステップS1
55で補正値算出方法レジスタGの値が0ではなく1に
なっていることを判断し、ステップS159に進み表示
部DSのドット表示部DS3にNの文字を表示する(図
14のh参照)。
【0052】使用者は、上記状態において、磁針等を利
用し、正しい磁北の向きを確認し、その向きにこの電子
式方位計の表示部DSの上端部を向け、その上でスイッ
チS1を操作する。このとき当該操作を図9のステップ
S120で検出し、ステップS121に進み先に詳述し
た方位計測処理を実行し、続くステップS121では上
記方位計測処理で計測し方位データメモリDに記憶して
おいた方位データを北補正値メモリHKに記憶する。然
る後、ステップS123ではOKという文字を1秒間だ
けドット表示部DS3に表示し(図14のj参照)、そ
の上でステップS124では方位補正フラグLの値を0
とし、このナビゲーションモードの通常状態に戻してお
く。そして続く表示処理ではステップS130、S14
0、S141〜S144の処理がなされ、表示部DSの
表示は図14のaすなわち図13のcのようなものとな
る。
【0053】なお、上記北方位補正の状態で、計測を実
行するためにスイッチS1を操作する前に、スイッチS
3を操作したときは、それを図7のステップS60で検
出し、ステップS61で補正値算出方法レジスタGの値
は0になっていないことを判断し、ステップS65で補
正値算出方法レジスタGの値を0とし上述の2点補正を
指示し、次のステップS66で2点補正レジスタJに1
をセットして第1点目であることを記憶する(図14参
照)。
【0054】またナビゲーションモードから基本時計モ
ードに切換えるときは、図13に示すように上記のナビ
ゲーションモードの通常状態においてスイッチS3を操
作する。このとき該操作を図7のステップS21で検出
し、ステップS22でモードレジスタMの値を0として
基本時計モードとし、計測フラグAの値を0として計測
が未だ行なわれていないことを記憶する。そして、表示
処理ではステップS130〜S134の処理がなされ、
表示部DSの表示は図13のaのようなものとなる。
【0055】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
装置自体の着磁等による検出出力の誤差を容易な操作で
補正できる電子式方位計の提供を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電子式方位計で利用される
磁気センサの構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例の電子式方位計の構成を示す
図である。
【図3】図2中の増幅回路の構成を示す図である。
【図4】図2中のコイル駆動回路の構成を示す図であ
る。
【図5】図2中のRAMの構成を示す図である。
【図6】上記実施例の動作の概要を示すジェネラルフロ
ーチャートである。
【図7】図6中のスイッチ処理を詳細に示すフローチャ
ートである。
【図8】図7中等における方位計測処理を詳細に示すフ
ローチャートである。
【図9】図7中の方位補正スイッチ処理を詳細に示すフ
ローチャートである。
【図10】図6中の表示処理を詳細に示すフローチャー
トである。
【図11】方位計測処理を説明するための図である。
【図12】方位計測処理を説明するための図である。
【図13】スイッチ操作に伴なう表示の変遷を示す図で
ある。
【図14】2点補正、北補正状態における表示の変遷を
示す図である。
【符号の説明】
1 磁気センサ 1a 基板 MR1〜MR4 磁気抵抗素子 CL1、CL2 コイル DS 表示部 DS1 主表示部 DS2 副表示部 DS3 ドット表示部 DS4 円形表示部 Sa 変換タイミング信号 Sb 変換中信号 INT 割込み信号 DP 円形表示パネル J 2点補正フラグ I 検出回数レジスタ D 方位データメモリ F 補正後方位データメモリ HK 北補正値メモリ ME1〜ME5 ナビゲーションメモリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地磁気の第1の方向の成分及びこの第1
    の方向と直交する第2の方向の成分の強さに応じた第
    1、2の出力信号を出力する地磁気検出手段と、 所定の方向に向けた時に前記地磁気検出手段から出力さ
    れた第1、2の出力信号及び前記所定の方向とは180
    °反対の方向に向けた時に前記地磁気検出手段で出力さ
    れた第1、2の出力信号から補正値を求める補正値算出
    手段と、 この補正値算出手段で補正値が求められた後に前記地磁
    気検出手段で検出された第1、2の出力信号を補正し
    て、補正された信号から方位を求める方位算出手段とを
    備えることを特徴とする電子式方位計。
  2. 【請求項2】 地磁気の第1の方向の成分及びこの第1
    の方向と直交する第2の方向の成分の強さに応じた第
    1、2の出力信号を出力する地磁気検出手段と、 外部操作スイッチと、 この外部操作スイッチが操作された際に前記地磁気検出
    手段から出力された第1、2の出力信号と、前記外部操
    作スイッチが操作された時の方向とは異なる方向に向け
    た時に前記地磁気検出手段で出力された第1、2の出力
    信号から補正値を求める補正値算出手段と、 この補正値算出手段で補正値が求められた後に前記地磁
    気検出手段で検出された第1、2の出力信号を補正し
    て、補正された信号から方位を求める方位算出手段とを
    備えることを特徴とする電子式方位計。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003090726A (ja) * 2001-07-10 2003-03-28 Yamaha Corp 方位測定機能を有する携帯型電子装置、同携帯型電子装置に好適な磁気センサ、及び同携帯型電子装置における方位測定方法
JP2010197123A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Casio Computer Co Ltd 電子式方位計および方位補正制御方法

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