JPH0628452Y2 - 液体定量注出容器 - Google Patents
液体定量注出容器Info
- Publication number
- JPH0628452Y2 JPH0628452Y2 JP393987U JP393987U JPH0628452Y2 JP H0628452 Y2 JPH0628452 Y2 JP H0628452Y2 JP 393987 U JP393987 U JP 393987U JP 393987 U JP393987 U JP 393987U JP H0628452 Y2 JPH0628452 Y2 JP H0628452Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- liquid
- piston rod
- piston
- rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
- Devices For Dispensing Beverages (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、酒類等の飲料液体を充填容器から定量づつ注
出する液体定量注出容器に関する。
出する液体定量注出容器に関する。
従来、この種の装置としては、例えば第5図および第6
図に装置の一部を実開昭57−36376号公報、実開
昭57−36377号公報等に記載された液体定量注出
器がある。この液体定量注出器の構造は、第5図の定常
状態からノック1を図の下方向に押し下げ、第6図に示
す状態にピストン2の弁3を回転操作管4内に係入させ
て後、この押し下げ力を解放すると、スプリング5の弾
性力によってノック1が上方に押し上げられ、回転操作
管4の突出長さHに対応した吸入負圧を、この回転操作
管4およびシリンダ筒6内に発生させる。この吸入負圧
によって液体Lが回転操作管4を経由してシリンダ筒6
内に導入され、導入された液体Lは注液口7から別に用
意された飲料グラス等に注ぎ込まれる。
図に装置の一部を実開昭57−36376号公報、実開
昭57−36377号公報等に記載された液体定量注出
器がある。この液体定量注出器の構造は、第5図の定常
状態からノック1を図の下方向に押し下げ、第6図に示
す状態にピストン2の弁3を回転操作管4内に係入させ
て後、この押し下げ力を解放すると、スプリング5の弾
性力によってノック1が上方に押し上げられ、回転操作
管4の突出長さHに対応した吸入負圧を、この回転操作
管4およびシリンダ筒6内に発生させる。この吸入負圧
によって液体Lが回転操作管4を経由してシリンダ筒6
内に導入され、導入された液体Lは注液口7から別に用
意された飲料グラス等に注ぎ込まれる。
しかし、従来の液体定量注出器は、ノック1の操作によ
ってシリンダ筒6内を上下動するピストン2のストロー
クは一定で、従って液体の注出量を調整するには操作者
がノック1の上げ下げを適当に調整して行うしかなく、
その場合正確な量を繰り返し注出させることは不可能で
あった。
ってシリンダ筒6内を上下動するピストン2のストロー
クは一定で、従って液体の注出量を調整するには操作者
がノック1の上げ下げを適当に調整して行うしかなく、
その場合正確な量を繰り返し注出させることは不可能で
あった。
本考案の目的は、かかる従来の問題点を解決するために
なされたもので、液体の注出量を変更することのできる
液体定量注出容器を提供することにある。
なされたもので、液体の注出量を変更することのできる
液体定量注出容器を提供することにある。
本考案は液体定量注出容器であり、前述の技術的課題を
解決するために以下のように構成されている。すなわ
ち、本考案の液体定量注出容器は、シリンダ筒12と、こ
のシリンダ筒12の一方端を閉塞し且つ外周面に液体注出
量の目盛Mが設けられたキャップ15と、前記目盛Mの1
つに合致させる合印Nを有すると共に、前記シリンダ筒
12の筒軸線C上において前記キャップ15の外部側端面に
回動自在に支持された調整ダイヤル20と、前記調整ダイ
ヤル20の回動に連動して回動すべくその中心部に同軸的
に配置された変更部材19と、この変更部材19の更に中心
部を挿通して筒軸線C上で移動自在に配置され、一方の
端部であるロッド部16aが前記キャップ15の外方に突出
し、他方の端部には前記シリンダ筒12の内周面にシール
部材17を介して液密的に摺接するピストン部16bが設け
られた棒状のピストンロッド16と、前記ピストンロッド
16の前記他端側に設けられ、前記ピストンロッド16の上
昇時に前記変更部材19の下端に当接して前記ピストン部
16bの移動量を規制する係止駒16cと、前記変更部材19の
下端に前記目盛Mに対応する数だけ設けられ、前記係止
駒16cの突き当る突当て位置であって調整ダイヤル20の
回動に伴って筒軸線C方向に段階的に前記係止駒16cと
の突き当り位置が変更する複数の突当て位置と、前記ピ
ストン部16bが前記シリンダ筒12の他方の端部12aに当接
する復帰位置に向って前記ピストンロッド16を付勢する
復帰バネ18と、前記キャップ15の外方へ突出するロッド
部16aに枢着され、前記ピストンロッド16に往復動を生
じさせる操作ハンドル22と、前記シリンダ筒12内にこの
他方端部12a側から連通する液通路とこの液通路を前記
ピストンロッド16の往復動に伴って開閉する弁体とを含
む弁機構部と、この弁機構部に生じた負圧によって液体
充填容器内の液体を吸引する吸入管28と、前記弁機構部
に吸入された液体を注出する注出管30とから構成されて
いることを特徴とする。
解決するために以下のように構成されている。すなわ
ち、本考案の液体定量注出容器は、シリンダ筒12と、こ
のシリンダ筒12の一方端を閉塞し且つ外周面に液体注出
量の目盛Mが設けられたキャップ15と、前記目盛Mの1
つに合致させる合印Nを有すると共に、前記シリンダ筒
12の筒軸線C上において前記キャップ15の外部側端面に
回動自在に支持された調整ダイヤル20と、前記調整ダイ
ヤル20の回動に連動して回動すべくその中心部に同軸的
に配置された変更部材19と、この変更部材19の更に中心
部を挿通して筒軸線C上で移動自在に配置され、一方の
端部であるロッド部16aが前記キャップ15の外方に突出
し、他方の端部には前記シリンダ筒12の内周面にシール
部材17を介して液密的に摺接するピストン部16bが設け
られた棒状のピストンロッド16と、前記ピストンロッド
16の前記他端側に設けられ、前記ピストンロッド16の上
昇時に前記変更部材19の下端に当接して前記ピストン部
16bの移動量を規制する係止駒16cと、前記変更部材19の
下端に前記目盛Mに対応する数だけ設けられ、前記係止
駒16cの突き当る突当て位置であって調整ダイヤル20の
回動に伴って筒軸線C方向に段階的に前記係止駒16cと
の突き当り位置が変更する複数の突当て位置と、前記ピ
ストン部16bが前記シリンダ筒12の他方の端部12aに当接
する復帰位置に向って前記ピストンロッド16を付勢する
復帰バネ18と、前記キャップ15の外方へ突出するロッド
部16aに枢着され、前記ピストンロッド16に往復動を生
じさせる操作ハンドル22と、前記シリンダ筒12内にこの
他方端部12a側から連通する液通路とこの液通路を前記
ピストンロッド16の往復動に伴って開閉する弁体とを含
む弁機構部と、この弁機構部に生じた負圧によって液体
充填容器内の液体を吸引する吸入管28と、前記弁機構部
に吸入された液体を注出する注出管30とから構成されて
いることを特徴とする。
本考案の液体定量注出容器によると、液体を注出しょう
とする時、最初に、調整ダイヤル20を回して所望の注出
量設定目盛Mの1つに合印Nを合わせる。すると、この
調整ダイヤル20の回動に連動して変更部材19が回転し、
ピストンロッド16のピストン部16b側に設けられた係止
駒16cがピストンロッド16の上昇時に当接する変更部材
の下端位置即ち突当て位置が変更される。
とする時、最初に、調整ダイヤル20を回して所望の注出
量設定目盛Mの1つに合印Nを合わせる。すると、この
調整ダイヤル20の回動に連動して変更部材19が回転し、
ピストンロッド16のピストン部16b側に設けられた係止
駒16cがピストンロッド16の上昇時に当接する変更部材
の下端位置即ち突当て位置が変更される。
その結果、操作ハンドル22によるピストンロッド16のス
トロークが変更され、これにより液体充填容器内から吸
引される液体の量が変更されてその注出量が変わる。こ
のような液体注出量の変更は、ピストンロッドのストロ
ークの機械的設定変更によってなされるため、操作ハン
ドルによる繰り返しの液体注出によっても液体注出量が
変動せず、常に正確な設定量の液体注出が可能となる。
トロークが変更され、これにより液体充填容器内から吸
引される液体の量が変更されてその注出量が変わる。こ
のような液体注出量の変更は、ピストンロッドのストロ
ークの機械的設定変更によってなされるため、操作ハン
ドルによる繰り返しの液体注出によっても液体注出量が
変動せず、常に正確な設定量の液体注出が可能となる。
以下、本考案による液体定量注出容器の実施例について
図面を参照しつつ説明する。
図面を参照しつつ説明する。
第1図〜第4図において、液体定量注出容器の本体10は
その外側を外装筒11によって被覆外装され、この本体10
はシリンダ筒部12、弁座部13、そして取付口部14等から
なる一体成形品であって、取付部14を酒類等の液体が充
填された容器Bの開封後の注出口bに螺着させ、装置全
体を容器Bにセットするようになっている。
その外側を外装筒11によって被覆外装され、この本体10
はシリンダ筒部12、弁座部13、そして取付口部14等から
なる一体成形品であって、取付部14を酒類等の液体が充
填された容器Bの開封後の注出口bに螺着させ、装置全
体を容器Bにセットするようになっている。
また、シリンダ筒部12の正立姿の上端はキャップ15の螺
着によって閉塞され、このキャップ15の中心部を挿通す
る形で、ピストンロッド16がシリンダ筒部12内を図の上
下方向に往復動できるように嵌装されている。ピストン
ロッド16は、筒棒状のロッド部16aと、シール部材17を
介してシリンダ筒部12の内面に液密的に摺接するフラン
ジ状のピストン部16bとからなる。そして、第2図に示
すように、ロッド部16aの一方の上端部がキャップ15の
上端から外部上方に突出し、他方の下端側におけるシー
ル部材17がシリンダ筒12の下方の端部12aに当接するよ
う、ピストンロッド16はその定常復帰位置に向かって復
帰バネ18の弾性力で付勢されている。
着によって閉塞され、このキャップ15の中心部を挿通す
る形で、ピストンロッド16がシリンダ筒部12内を図の上
下方向に往復動できるように嵌装されている。ピストン
ロッド16は、筒棒状のロッド部16aと、シール部材17を
介してシリンダ筒部12の内面に液密的に摺接するフラン
ジ状のピストン部16bとからなる。そして、第2図に示
すように、ロッド部16aの一方の上端部がキャップ15の
上端から外部上方に突出し、他方の下端側におけるシー
ル部材17がシリンダ筒12の下方の端部12aに当接するよ
う、ピストンロッド16はその定常復帰位置に向かって復
帰バネ18の弾性力で付勢されている。
ここで、ロッド部16aがキャップ15に挿通する箇所に
は、ロッド部16aに外嵌する形で変更部材19が介設さ
れ、この変更部材19によってピストンロッド16全体の往
復動ストロークを変更するようになっている。この機構
は次の通りである。即ち、キャップ15の上端の支持部15
aに調節ダイアル20が回動自在に支持され、ロッド部16a
としては前記変更部材19と調節ダイアル20の両部材に挿
通して端部が外方に突出した形となっている。また、I
−I断面による第4図に示すように、キャップ15の内側
には調節ダイアル20の回動軸芯の周りに例えば3つの係
合凸部15a〜15cが適宜ピッチで形成され、この係合凸部
15a〜15cに係合する係合凹部20a〜20cおよび回動規制用
のストッパ20dがそれぞれ調節ダイアル20の内側に設け
られている。したがって、調節ダイアル20を回動させる
と、これに一体的に担持された変更部材19が係合凸部15
a〜15cの変位に対応して3段階に回動変位するようにな
っている。また、この変更部材19には前記係合凹部20a
〜20cのそれぞれに対応する3つの突当て段部19d〜19f
が長手軸方向に階段状に、つまりロッド部16aの移動軸
線方向に階段状に形成されている。これに対して、ロッ
ド部16aの下端側には係止駒16cが一体結合され、ピスト
ンロッド16の上方への移動に伴って、係止駒16cが変
更部材19の突当て段部19d〜19fのいずれか1つに当接す
る突当て位置で、往復動ストロークが設定されるように
なっている。
は、ロッド部16aに外嵌する形で変更部材19が介設さ
れ、この変更部材19によってピストンロッド16全体の往
復動ストロークを変更するようになっている。この機構
は次の通りである。即ち、キャップ15の上端の支持部15
aに調節ダイアル20が回動自在に支持され、ロッド部16a
としては前記変更部材19と調節ダイアル20の両部材に挿
通して端部が外方に突出した形となっている。また、I
−I断面による第4図に示すように、キャップ15の内側
には調節ダイアル20の回動軸芯の周りに例えば3つの係
合凸部15a〜15cが適宜ピッチで形成され、この係合凸部
15a〜15cに係合する係合凹部20a〜20cおよび回動規制用
のストッパ20dがそれぞれ調節ダイアル20の内側に設け
られている。したがって、調節ダイアル20を回動させる
と、これに一体的に担持された変更部材19が係合凸部15
a〜15cの変位に対応して3段階に回動変位するようにな
っている。また、この変更部材19には前記係合凹部20a
〜20cのそれぞれに対応する3つの突当て段部19d〜19f
が長手軸方向に階段状に、つまりロッド部16aの移動軸
線方向に階段状に形成されている。これに対して、ロッ
ド部16aの下端側には係止駒16cが一体結合され、ピスト
ンロッド16の上方への移動に伴って、係止駒16cが変
更部材19の突当て段部19d〜19fのいずれか1つに当接す
る突当て位置で、往復動ストロークが設定されるように
なっている。
また、変更部材19の3つの突当て段部19d〜19fに対応し
て、第3図の外観に示すように、キャップ15の外周面に
は3種の液体注出量を表示した目盛Mが打刻され、調節
ダイアル20側には1箇所に合印Nが設けてある。したが
って、この当調節ダイアル20を回動操作して合印Nをキ
ャップ15側の所望の注出量目盛Mに合致させることで、
ピストンロッド16の設定ストローク動作で生じる吸入負
圧に対応した液体量が吸入されるようになっている。
て、第3図の外観に示すように、キャップ15の外周面に
は3種の液体注出量を表示した目盛Mが打刻され、調節
ダイアル20側には1箇所に合印Nが設けてある。したが
って、この当調節ダイアル20を回動操作して合印Nをキ
ャップ15側の所望の注出量目盛Mに合致させることで、
ピストンロッド16の設定ストローク動作で生じる吸入負
圧に対応した液体量が吸入されるようになっている。
一方、前記ロッド部16aの上方端部には連結ピン21が設
けられ、この連結ピン21を介して操作ハンドル22がロッ
ド部16aの上方端部に連結されている。操作ハンドル22
側の連結部には連結ピン21に大きな遊びをもって係合す
る連結孔22aが設けられている。更に、操作ハンドル22
は支点ピン23を介して前記キャップ15に一体成形もしく
は一体結合の支持アーム24に揺動自在に支持されている
即ち、操作ハンドル22を支点ピン23の周りで揺動させる
と、ピストンロッド16が設定ストロークの範囲内で往復
動するようになっている。
けられ、この連結ピン21を介して操作ハンドル22がロッ
ド部16aの上方端部に連結されている。操作ハンドル22
側の連結部には連結ピン21に大きな遊びをもって係合す
る連結孔22aが設けられている。更に、操作ハンドル22
は支点ピン23を介して前記キャップ15に一体成形もしく
は一体結合の支持アーム24に揺動自在に支持されている
即ち、操作ハンドル22を支点ピン23の周りで揺動させる
と、ピストンロッド16が設定ストロークの範囲内で往復
動するようになっている。
また、前記本体10の下方の弁座部13周辺には、吸入路
I、吸入負圧室II、そして注出路IIIからなる液通路が
設けられ、上流の吸入路I側から下流に向かって順に球
状開閉弁25、逆止弁26、27が設けられている。また、球
状開閉弁25の上流側には吸入管28が取り付けられ、逆止
弁27の下流側にはコネクタ29を介して注入管30が取り付
けられている。
I、吸入負圧室II、そして注出路IIIからなる液通路が
設けられ、上流の吸入路I側から下流に向かって順に球
状開閉弁25、逆止弁26、27が設けられている。また、球
状開閉弁25の上流側には吸入管28が取り付けられ、逆止
弁27の下流側にはコネクタ29を介して注入管30が取り付
けられている。
次に、前記実施例の作用を説明する。
液体充填の容器Bの抽出口bに装置本体10の取付口14を
螺合させてセットする。別に用意された飲料グラスの容
量に合う注出量、あるいは好みの注出量にすべく調節ダ
イアル20を回動操作して、変更部材19の突当て段部19d
〜19fの1つを決め、ピストンロッド16の往復動ストロ
ークを設定する。
螺合させてセットする。別に用意された飲料グラスの容
量に合う注出量、あるいは好みの注出量にすべく調節ダ
イアル20を回動操作して、変更部材19の突当て段部19d
〜19fの1つを決め、ピストンロッド16の往復動ストロ
ークを設定する。
これより、第2図に示すように、復帰バネ18の弾性力に
抗して操作ハンドル22を押し下げ、ピストンロッド16を
上方に引き上げると、係止駒16cが変更部材19の突当て
段部19d〜19fのうちの選択された1つに当接し、このピ
ストンロッド16のストローク量に対応した負圧が吸入負
圧室IIに発生する。吸入負圧によって球状開閉弁25およ
び逆止弁26が動作して吸入路Iを開き、この吸入路Iを
介して吸入負圧室IIが吸入管28に連通する。こうして、
容器B内の液体が設定量だけ吸引され、吸入負圧室IIか
ら注出口IIIを経由して逆止弁27を開き、注入管30から
用意された飲料グラスに注ぎ込まれる。これ以降の注出
操作にあっても定量の液体を繰り返し注出することがで
きる。
抗して操作ハンドル22を押し下げ、ピストンロッド16を
上方に引き上げると、係止駒16cが変更部材19の突当て
段部19d〜19fのうちの選択された1つに当接し、このピ
ストンロッド16のストローク量に対応した負圧が吸入負
圧室IIに発生する。吸入負圧によって球状開閉弁25およ
び逆止弁26が動作して吸入路Iを開き、この吸入路Iを
介して吸入負圧室IIが吸入管28に連通する。こうして、
容器B内の液体が設定量だけ吸引され、吸入負圧室IIか
ら注出口IIIを経由して逆止弁27を開き、注入管30から
用意された飲料グラスに注ぎ込まれる。これ以降の注出
操作にあっても定量の液体を繰り返し注出することがで
きる。
以上説明したように、本考案の液体定量注出容器によれ
ば、操作ハンドルによるピストンロッドの往復動によっ
て液体充填容器内から液体を吸引して注出する時、調節
ダイアルによってピストンロッドのストロークを変更す
るようにしたから、複数の液体注出量を選択でき、しか
もピストンロッドのストロークの変更は、変更部材とピ
ストンロッドに取り付けられた係止駒とによる機械的な
移動規制によっているため、繰り返しの操作によっても
正確な設定液体注出が可能となる。
ば、操作ハンドルによるピストンロッドの往復動によっ
て液体充填容器内から液体を吸引して注出する時、調節
ダイアルによってピストンロッドのストロークを変更す
るようにしたから、複数の液体注出量を選択でき、しか
もピストンロッドのストロークの変更は、変更部材とピ
ストンロッドに取り付けられた係止駒とによる機械的な
移動規制によっているため、繰り返しの操作によっても
正確な設定液体注出が可能となる。
第1図〜第4図は本考案による液体定量注出容器の一実
施例を示し、第1図および第2図は定常状態と注出状態
の容器全体の縦断面図、第3図は装置全体の外観図、第
4図は第1図のI−I線による平面断面図である。第5
図および第6図は従来例の動作前後の機構一部を示すそ
れぞれ縦断面図である。 10……装置本体、12……シリンダ筒、14……取付口、15
……キャップ、16……ピストンロッド、18……復帰バ
ネ、19……変更部材、20……調節ダイアル、22……操作
ハンドル、28……吸入管、30……注入管、B……液体充
填容器、L……液体。
施例を示し、第1図および第2図は定常状態と注出状態
の容器全体の縦断面図、第3図は装置全体の外観図、第
4図は第1図のI−I線による平面断面図である。第5
図および第6図は従来例の動作前後の機構一部を示すそ
れぞれ縦断面図である。 10……装置本体、12……シリンダ筒、14……取付口、15
……キャップ、16……ピストンロッド、18……復帰バ
ネ、19……変更部材、20……調節ダイアル、22……操作
ハンドル、28……吸入管、30……注入管、B……液体充
填容器、L……液体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 阿部 孝之 東京都江東区大島3丁目2番6号 株式会 社吉野工業所内 (56)参考文献 特許21977(JP,C1)
Claims (1)
- 【請求項1】シリンダ筒12と、このシリンダ筒12の一方
端を閉塞し且つ外周面に液体注出量の目盛Mが設けられ
たキャップ15と、前記目盛Mの1つに合致させる合印N
を有すると共に、前記シリンダ筒12の筒軸線C上におい
て前記キャップ15の外部側端面に回動自在に支持された
調整ダイヤル20と、前記調整ダイヤル20の回動に連動し
て回動すべくその中心部に同軸的に配置された変更部材
19と、この変更部材19の更に中心部を挿通して筒軸線C
上で移動自在に配置され、一方の端部であるロッド部16
aが前記キャップ15の外方に突出し、他方の端部には前
記シリンダ筒12の内周面にシール部材17を介して液密的
に摺接するピストン部16bが設けられた棒状のピストン
ロッド16と、前記ピストンロッド16の前記他端側に設け
られ、前記ピストンロッド16の上昇時に前記変更部材19
の下端に当接して前記ピストン部16bの移動量を規制す
る係止駒16cと、前記変更部材19の下端に前記目盛Mに
対応する数だけ設けられ、前記係止駒16cが突き当る突
当て位置であって調整ダイヤル20の回動に伴って筒軸線
C方向に段階的に前記係止駒16cとの突き当り位置が変
更する複数の突当て位置と、前記ピストン部16bが前記
シリンダ筒12の他方の端部12aに当接する復帰位置に向
って前記ピストンロッド16を付勢する復帰バネ18と、前
記キャップ15の外方へ突出するロッド部16aに枢着さ
れ、前記ピストンロッド16に往復動を生じさせる操作ハ
ンドル22と、前記シリンダ筒12内にこの他方端部12a側
から連通する液通路とこの液通路を前記ピストンロッド
16の往復動に伴って開閉する弁体とを含む弁機構部と、
この弁機構部に生じた負圧によって液体充填容器内の液
体を吸引する吸入管28と、前記弁機構部に吸入された液
体を注出する注出管30とから構成されていることを特徴
とする液体定量注出容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP393987U JPH0628452Y2 (ja) | 1987-01-14 | 1987-01-14 | 液体定量注出容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP393987U JPH0628452Y2 (ja) | 1987-01-14 | 1987-01-14 | 液体定量注出容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63154498U JPS63154498U (ja) | 1988-10-11 |
JPH0628452Y2 true JPH0628452Y2 (ja) | 1994-08-03 |
Family
ID=30784154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP393987U Expired - Lifetime JPH0628452Y2 (ja) | 1987-01-14 | 1987-01-14 | 液体定量注出容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0628452Y2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009044626A1 (ja) * | 2007-10-05 | 2009-04-09 | Canyon Co., Ltd. | ポンプディスペンサ |
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1987
- 1987-01-14 JP JP393987U patent/JPH0628452Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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