JPH06262971A - 回転腰掛の偏心回転機構 - Google Patents
回転腰掛の偏心回転機構Info
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- JPH06262971A JPH06262971A JP7867793A JP7867793A JPH06262971A JP H06262971 A JPH06262971 A JP H06262971A JP 7867793 A JP7867793 A JP 7867793A JP 7867793 A JP7867793 A JP 7867793A JP H06262971 A JPH06262971 A JP H06262971A
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- JP
- Japan
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- stool
- rotation
- rotary
- plate
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- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 13
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 3
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 abstract description 5
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000000881 depressing effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 腰掛を回転させるときに、その回転に連動し
て腰掛を通路側へ自動的にスライドさせ、その腰掛が車
両の壁面等に干渉することなく1回の作業で回転を完了
させる。 【構成】 脚台1上面に回転装置2の取付板15を左右
方向へ摺動自在に装着したものである。また、回転装置
2の回転板16の中心軸にはガイドリンク19を固着す
ると共に、該ガイドリンク19の周部にスライドリンク
20の一端20aを揺動自在に取り付け、かつ該スライ
ドリンク20の他端20bを脚台1の側部に揺動自在に
取り付け、上記回転板16の回動に連動し、該回転板1
6と共に腰掛8を通路B側へ押圧移動し得るように構成
したものである。
て腰掛を通路側へ自動的にスライドさせ、その腰掛が車
両の壁面等に干渉することなく1回の作業で回転を完了
させる。 【構成】 脚台1上面に回転装置2の取付板15を左右
方向へ摺動自在に装着したものである。また、回転装置
2の回転板16の中心軸にはガイドリンク19を固着す
ると共に、該ガイドリンク19の周部にスライドリンク
20の一端20aを揺動自在に取り付け、かつ該スライ
ドリンク20の他端20bを脚台1の側部に揺動自在に
取り付け、上記回転板16の回動に連動し、該回転板1
6と共に腰掛8を通路B側へ押圧移動し得るように構成
したものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道車両、自動車、航
空機又は船舶等(以下「車両等」という)の各種乗物に
装着する座席の向きを前後方向へ回転させて使用する車
両用回転腰掛に係り、特に回転時に腰掛を通路側へスラ
イドさせながら回転させて、車両等の壁面と干渉するこ
となく腰掛を回転させることができる回転腰掛の偏心回
転機構に関するものである。
空機又は船舶等(以下「車両等」という)の各種乗物に
装着する座席の向きを前後方向へ回転させて使用する車
両用回転腰掛に係り、特に回転時に腰掛を通路側へスラ
イドさせながら回転させて、車両等の壁面と干渉するこ
となく腰掛を回転させることができる回転腰掛の偏心回
転機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両等の進行方向に対して座
席の向きを転向し、例えば後列の座席と対向することが
できる回転腰掛が使用されている。このような回転腰掛
は、腰掛本体を載置する台枠を回転装置を介して脚台上
に構成するものであり、その回転半径が前後に配置した
他の回転腰掛や壁面と干渉しない範囲内において最大限
の座席間隔を確保し得るように設計されている。
席の向きを転向し、例えば後列の座席と対向することが
できる回転腰掛が使用されている。このような回転腰掛
は、腰掛本体を載置する台枠を回転装置を介して脚台上
に構成するものであり、その回転半径が前後に配置した
他の回転腰掛や壁面と干渉しない範囲内において最大限
の座席間隔を確保し得るように設計されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の回
転腰掛は、車両等内においては通路幅を確保すると共
に、回転腰掛を回転させるときに車体壁面、即ち窓側と
の干渉を防止するために、その車体壁面との隙間をも確
保する必要がある。そのために、腰掛本体の横幅は元よ
り肘掛の形状もデザイン的に制約され、腰掛の着座面積
が狭くなるという問題を有していた。しかも、袖体に内
蔵したテーブルを展開しているときは、このテーブルが
車体壁面に干渉し易いという欠点も有していた。
転腰掛は、車両等内においては通路幅を確保すると共
に、回転腰掛を回転させるときに車体壁面、即ち窓側と
の干渉を防止するために、その車体壁面との隙間をも確
保する必要がある。そのために、腰掛本体の横幅は元よ
り肘掛の形状もデザイン的に制約され、腰掛の着座面積
が狭くなるという問題を有していた。しかも、袖体に内
蔵したテーブルを展開しているときは、このテーブルが
車体壁面に干渉し易いという欠点も有していた。
【0004】また、回転腰掛が車体壁面に干渉しないよ
うにするために、腰掛回転時に腰掛を車体壁面から離
し、通路側へスライドさせる手段も提案されている。こ
のスライド方式は、先ずペダルを踏んで回転止めを解除
すると同時に回転装置を通路側へスライドさせ、次にこ
の回転装置を通路側に移動した位置において腰掛本体を
回転させて座席を転向させ、再び回転装置と共に腰掛本
体を元の位置に戻すという方法であるが、この手段は3
段階の各動作から成り、これらの各動作を連続して行う
ことができないため、腰掛の回転作業が大変煩雑になる
という問題を有していた。
うにするために、腰掛回転時に腰掛を車体壁面から離
し、通路側へスライドさせる手段も提案されている。こ
のスライド方式は、先ずペダルを踏んで回転止めを解除
すると同時に回転装置を通路側へスライドさせ、次にこ
の回転装置を通路側に移動した位置において腰掛本体を
回転させて座席を転向させ、再び回転装置と共に腰掛本
体を元の位置に戻すという方法であるが、この手段は3
段階の各動作から成り、これらの各動作を連続して行う
ことができないため、腰掛の回転作業が大変煩雑になる
という問題を有していた。
【0005】本発明は、上記問題に鑑みて創案されたも
のであり、着座空間の広い回転腰掛であっても、その腰
掛本体を回転させるときに、その回転に連動して、該腰
掛本体を通路側へ自動的にスライドさせて車両壁面等に
干渉することなく1回の作業で回転を完了することがで
きる回転腰掛の偏心回転機構を提供することを目的とす
るものである。
のであり、着座空間の広い回転腰掛であっても、その腰
掛本体を回転させるときに、その回転に連動して、該腰
掛本体を通路側へ自動的にスライドさせて車両壁面等に
干渉することなく1回の作業で回転を完了することがで
きる回転腰掛の偏心回転機構を提供することを目的とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る回転腰掛の偏心回転機構は、脚台上に
回転板及び取付板とから成る回転装置を介して台枠を回
動自在に取り付けると共に、該脚台上の適宜位置に台枠
を所定方向向きの使用位置に固定する回転止め装置を構
成し、該回転止め装置を解除して台枠の転向動作を可能
にする回転腰掛において、上記取付板を脚台上面に左右
方向へ摺動自在に装着し、上記回転板の中心軸にガイド
リンクを固着すると共に、該ガイドリンクの周部にスラ
イドリンクの一端を揺動自在に取り付け、かつ該スライ
ドリンクの他端を脚台の側部に揺動自在に取り付け、上
記回転板の回動に連動し、該回転板と共に腰掛を通路側
へ押圧移動し得るように構成したことを要旨とするもの
である。なお、上記取付板と脚台間には、張引材を介在
して上記回転装置を通路側へ張引するように構成するこ
とが望ましい。
に、本発明に係る回転腰掛の偏心回転機構は、脚台上に
回転板及び取付板とから成る回転装置を介して台枠を回
動自在に取り付けると共に、該脚台上の適宜位置に台枠
を所定方向向きの使用位置に固定する回転止め装置を構
成し、該回転止め装置を解除して台枠の転向動作を可能
にする回転腰掛において、上記取付板を脚台上面に左右
方向へ摺動自在に装着し、上記回転板の中心軸にガイド
リンクを固着すると共に、該ガイドリンクの周部にスラ
イドリンクの一端を揺動自在に取り付け、かつ該スライ
ドリンクの他端を脚台の側部に揺動自在に取り付け、上
記回転板の回動に連動し、該回転板と共に腰掛を通路側
へ押圧移動し得るように構成したことを要旨とするもの
である。なお、上記取付板と脚台間には、張引材を介在
して上記回転装置を通路側へ張引するように構成するこ
とが望ましい。
【0007】
【作用】上記構成によれば、腰掛を回転しようとすると
きは、回転止め装置のペダルを踏んで回転止めを解除
し、腰掛を回転させるとその腰掛の回転板の中心軸に固
着したガイドリンクが同時に回転する。このガイドリン
クにはその周部に対してスライドリンクが揺動自在に取
り付けられており、ガイドリンクが回転するとこのスラ
イドリンクを押圧することになるが、該スライドリンク
の他端は脚台側に取り付けられているため、その反作用
でガイドリンク自体が押圧される。また、このガイドリ
ンクは回転板の中心軸に固着されているために、回転板
は取付板と共に脚台上面を左右方向へ該ガイドリンクの
略半径分の距離を移動することになる。而して、腰掛の
回転と同時に回転装置と腰掛は徐々に通路側へ移動する
ため腰掛を構成する肘掛やテーブルが車両壁面等に干渉
することがなくなる。
きは、回転止め装置のペダルを踏んで回転止めを解除
し、腰掛を回転させるとその腰掛の回転板の中心軸に固
着したガイドリンクが同時に回転する。このガイドリン
クにはその周部に対してスライドリンクが揺動自在に取
り付けられており、ガイドリンクが回転するとこのスラ
イドリンクを押圧することになるが、該スライドリンク
の他端は脚台側に取り付けられているため、その反作用
でガイドリンク自体が押圧される。また、このガイドリ
ンクは回転板の中心軸に固着されているために、回転板
は取付板と共に脚台上面を左右方向へ該ガイドリンクの
略半径分の距離を移動することになる。而して、腰掛の
回転と同時に回転装置と腰掛は徐々に通路側へ移動する
ため腰掛を構成する肘掛やテーブルが車両壁面等に干渉
することがなくなる。
【0008】なお、腰掛の回転の初期であっても、取付
板と脚台間に介装した張引材が回転装置を常時通路側へ
張引しているため、腰掛を回転させれば、該腰掛を通路
側へ容易に回転させながら移動させることができる。一
方、腰掛が約90度回転した後は、逆に回転時の慣性力
がこの張引材の張引力より勝るため、腰掛の回転及び元
の位置に戻す動作を迅速に完了することができる。
板と脚台間に介装した張引材が回転装置を常時通路側へ
張引しているため、腰掛を回転させれば、該腰掛を通路
側へ容易に回転させながら移動させることができる。一
方、腰掛が約90度回転した後は、逆に回転時の慣性力
がこの張引材の張引力より勝るため、腰掛の回転及び元
の位置に戻す動作を迅速に完了することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る回転腰掛の偏心回転機構
の一実施例を図面に従って説明する。図1及び図2は、
本発明に係る偏心回転機構を構成した回転腰掛の実施例
を示すものである。図面において、1は車両等の床面上
に固定した脚台であり、該脚台1上に回転装置2を介し
て台枠3を回動自在に装着し、その上面に座ぶとん4,
4を並列載置固定すると共に、その両側に袖体5、5を
取り付け、各袖体5に肘掛6を載置し、かつその後部に
リクライニング装置(図示していない)を介して背ずり
7,7を傾動自在に装着して腰掛本体8を構成して成る
ものである。このように構成した腰掛本体8は、上記台
枠3と共に前後方向へ回転させて使用するものであり、
脚台1と台枠3との間に装着した回転止め装置9により
腰掛本体8を所定方向の使用位置に固定し、またこの腰
掛本体8を回転させるときは、ペダル10を踏んでこの
回転止め装置9のピン11を台枠3下面に穿設した係合
孔12から抜き出して回転止めを解除し、腰掛本体8を
台枠3と共に回動させて座席の向きを前後方向に転向さ
せ得るように構成したものである。なお、13は肘掛6
に内蔵したカクテルトレイであり、14は後部座席用の
展開自在に構成したテーブルである。
の一実施例を図面に従って説明する。図1及び図2は、
本発明に係る偏心回転機構を構成した回転腰掛の実施例
を示すものである。図面において、1は車両等の床面上
に固定した脚台であり、該脚台1上に回転装置2を介し
て台枠3を回動自在に装着し、その上面に座ぶとん4,
4を並列載置固定すると共に、その両側に袖体5、5を
取り付け、各袖体5に肘掛6を載置し、かつその後部に
リクライニング装置(図示していない)を介して背ずり
7,7を傾動自在に装着して腰掛本体8を構成して成る
ものである。このように構成した腰掛本体8は、上記台
枠3と共に前後方向へ回転させて使用するものであり、
脚台1と台枠3との間に装着した回転止め装置9により
腰掛本体8を所定方向の使用位置に固定し、またこの腰
掛本体8を回転させるときは、ペダル10を踏んでこの
回転止め装置9のピン11を台枠3下面に穿設した係合
孔12から抜き出して回転止めを解除し、腰掛本体8を
台枠3と共に回動させて座席の向きを前後方向に転向さ
せ得るように構成したものである。なお、13は肘掛6
に内蔵したカクテルトレイであり、14は後部座席用の
展開自在に構成したテーブルである。
【0010】図3乃至図6は、本発明に係る回転腰掛の
偏心回転機構を示すものである。本発明に係る回転装置
2は、取付板15の上面に回動自在に回転板16を装着
したものである。また、脚台1上には窓側Aから通路側
Bへ向けて断面が略コ字形形状となる2本のレール1
7,17を並設すると共に、各レール17,17上を摺
動する複数のシートアジャスタ18,18・・を取付板1
5下面に配置固定して、回転装置2を脚台1上において
左右方向へ摺動自在に構成して成る。また、取付板14
と脚台1との間にはこの取付板16を脚台1上における
通常使用位置と通路側偏心位置に移動させるガイドリン
ク19とスライドリンク20とを構成してある。上記ガ
イドリンク19は、中心に回動孔を有しかつ一部の半径
を長くした板材から成り、回転板16の中心軸21にこ
の回動孔をそれぞれの回転中心を共通にするように固着
したものである。また、このガイドリンク19の半径が
長い部分に棒状のスライドリンク20の一端20aを揺
動自在に取り付け、かつ該スライドリンク20の他端2
0bは脚台1の側部に揺動自在に取り付けてある。この
ように構成したガイドリンク19が回転板16と共に回
転するとスライドリンク20を押圧することになるが、
該スライドリンク20の他端20bは脚台1の側部に取
り付けられているため、その反作用でガイドリンク19
自体が押圧されることになり、このガイドリンク19と
共に回転装置2は脚台1上面のレール17,17上を脚
台1の左右方向に移動することになる。なお、上記レー
ル17,17の溝内には脚台1側から突出させた抜け止
め部材を嵌合させることが望ましい。また、これらのレ
ール17及びシートアジャスタ18に代えて、脚台1上
に並設したレールに該レール上を摺動する複数のローラ
を取付板15下面に配置固定するという手段でも実施す
ることができる。
偏心回転機構を示すものである。本発明に係る回転装置
2は、取付板15の上面に回動自在に回転板16を装着
したものである。また、脚台1上には窓側Aから通路側
Bへ向けて断面が略コ字形形状となる2本のレール1
7,17を並設すると共に、各レール17,17上を摺
動する複数のシートアジャスタ18,18・・を取付板1
5下面に配置固定して、回転装置2を脚台1上において
左右方向へ摺動自在に構成して成る。また、取付板14
と脚台1との間にはこの取付板16を脚台1上における
通常使用位置と通路側偏心位置に移動させるガイドリン
ク19とスライドリンク20とを構成してある。上記ガ
イドリンク19は、中心に回動孔を有しかつ一部の半径
を長くした板材から成り、回転板16の中心軸21にこ
の回動孔をそれぞれの回転中心を共通にするように固着
したものである。また、このガイドリンク19の半径が
長い部分に棒状のスライドリンク20の一端20aを揺
動自在に取り付け、かつ該スライドリンク20の他端2
0bは脚台1の側部に揺動自在に取り付けてある。この
ように構成したガイドリンク19が回転板16と共に回
転するとスライドリンク20を押圧することになるが、
該スライドリンク20の他端20bは脚台1の側部に取
り付けられているため、その反作用でガイドリンク19
自体が押圧されることになり、このガイドリンク19と
共に回転装置2は脚台1上面のレール17,17上を脚
台1の左右方向に移動することになる。なお、上記レー
ル17,17の溝内には脚台1側から突出させた抜け止
め部材を嵌合させることが望ましい。また、これらのレ
ール17及びシートアジャスタ18に代えて、脚台1上
に並設したレールに該レール上を摺動する複数のローラ
を取付板15下面に配置固定するという手段でも実施す
ることができる。
【0011】22は、上記取付板15と脚台1間に介装
したコイルスプリング等の張引材であり、上記回転装置
2を通路B側へ張引するものである。この張引材22
は、腰掛の回転初期における腰掛本体8の回転と移動に
大きな回転力が必要であるが、回転装置2を常時通路B
側へ張引していると、腰掛本体8の回転に連動して、該
腰掛本体8を通路B側へ容易に回転させながら移動させ
るものである。一方、腰掛本体8が約90度回転した後
は、逆に回転時の慣性力がこの張引材22の張引力より
勝るため、腰掛本体8の回転及び元の位置に戻す動作を
迅速に完了することができる。
したコイルスプリング等の張引材であり、上記回転装置
2を通路B側へ張引するものである。この張引材22
は、腰掛の回転初期における腰掛本体8の回転と移動に
大きな回転力が必要であるが、回転装置2を常時通路B
側へ張引していると、腰掛本体8の回転に連動して、該
腰掛本体8を通路B側へ容易に回転させながら移動させ
るものである。一方、腰掛本体8が約90度回転した後
は、逆に回転時の慣性力がこの張引材22の張引力より
勝るため、腰掛本体8の回転及び元の位置に戻す動作を
迅速に完了することができる。
【0012】図7(a)乃至(j)は、本発明に係る偏
心回転機構の回転状態に対応した腰掛本体の回動状態を
示すものである。(a)と(b)に示すような回転前の
偏心回転機構と回転腰掛の状態から腰掛本体8を前後方
向に回転させるときは、従来の回転腰掛と同様にペダル
10を踏んで回転止め装置9を解除し、腰掛本体8を所
望の方向へ回転させると、(c)と(d)に示すように
ガイドリンク19とスライドリンク20との作用により
回転と同時に腰掛本体8を通路B側へ移動させる(偏心
距離w)。約90度回転したときが腰掛本体8は一番通
路B側へ最大偏心距離Wを移動する((e)と(f)参
照)。さらに腰掛本体8を回転させるとガイドリンク1
9とスライドリンク20との作用により腰掛本体8は窓
A側へ移動させられ((g)と(h)参照)、最後に腰
掛の向きが逆方向になって回転腰掛の転向動作を終了す
ることができる((i)と(j)参照)。このように腰
掛本体8を回転したときに腰掛本体8は窓A側から離れ
た位置で回転するため、車体壁に干渉することはない。
心回転機構の回転状態に対応した腰掛本体の回動状態を
示すものである。(a)と(b)に示すような回転前の
偏心回転機構と回転腰掛の状態から腰掛本体8を前後方
向に回転させるときは、従来の回転腰掛と同様にペダル
10を踏んで回転止め装置9を解除し、腰掛本体8を所
望の方向へ回転させると、(c)と(d)に示すように
ガイドリンク19とスライドリンク20との作用により
回転と同時に腰掛本体8を通路B側へ移動させる(偏心
距離w)。約90度回転したときが腰掛本体8は一番通
路B側へ最大偏心距離Wを移動する((e)と(f)参
照)。さらに腰掛本体8を回転させるとガイドリンク1
9とスライドリンク20との作用により腰掛本体8は窓
A側へ移動させられ((g)と(h)参照)、最後に腰
掛の向きが逆方向になって回転腰掛の転向動作を終了す
ることができる((i)と(j)参照)。このように腰
掛本体8を回転したときに腰掛本体8は窓A側から離れ
た位置で回転するため、車体壁に干渉することはない。
【0013】上記説明では、手動により腰掛本体を回転
させる回転腰掛について説明したが、駆動モータにより
自動に腰掛本体を回転させるように構成することもでき
る。また、上記説明では、2人掛け用の回転腰掛につい
て説明したが、車内設置上前後間隔を短くしなければな
らないような回転腰掛であれば、2人掛け用に限定され
ることなく、3人掛け用や1人掛け用の回転腰掛であっ
ても、本発明に係る回転腰掛の構造を実施することがで
きるのは勿論のことである。
させる回転腰掛について説明したが、駆動モータにより
自動に腰掛本体を回転させるように構成することもでき
る。また、上記説明では、2人掛け用の回転腰掛につい
て説明したが、車内設置上前後間隔を短くしなければな
らないような回転腰掛であれば、2人掛け用に限定され
ることなく、3人掛け用や1人掛け用の回転腰掛であっ
ても、本発明に係る回転腰掛の構造を実施することがで
きるのは勿論のことである。
【0014】
【発明の効果】本発明に係る回転腰掛の偏心回転機構
は、以上のように構成したから、腰掛本体を回転させる
ときに、その腰掛本体は回転と同時に通路側へ移動する
ため、袖体や肘掛の形状に制約されることなく、着座面
積の広い回転腰掛であっても他の腰掛や車体壁などに干
渉することなく回転させることができる。
は、以上のように構成したから、腰掛本体を回転させる
ときに、その腰掛本体は回転と同時に通路側へ移動する
ため、袖体や肘掛の形状に制約されることなく、着座面
積の広い回転腰掛であっても他の腰掛や車体壁などに干
渉することなく回転させることができる。
【0015】また、腰掛本体の回転と通路側への移動
が、回転装置に構成したガイドリンクとスライドリンク
により連動しているため、1回の回転作業で腰掛の転向
を容易にかつ迅速に完了することができる等の特徴を有
するものであり、本発明実施後の効果は極めて大きい。
が、回転装置に構成したガイドリンクとスライドリンク
により連動しているため、1回の回転作業で腰掛の転向
を容易にかつ迅速に完了することができる等の特徴を有
するものであり、本発明実施後の効果は極めて大きい。
【図1】本発明に係る偏心回転機構を構成した回転腰掛
の実施例を示す正面図である。
の実施例を示す正面図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】本発明に係る回転腰掛の偏心回転機構の可動前
の状態を示す平面図である。
の状態を示す平面図である。
【図4】同じく回転腰掛の偏心回転機構の可動中の状態
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図5】本発明に係る回転腰掛の偏心回転機構を示す正
面図である。
面図である。
【図6】同じく側面図である。
【図7】ガイドリンクとスライドリンクとの位置関係に
対応した腰掛本体の回動状態を示す説明図であり、
(a)と(b)は回転前の状態、(c)と(d)は回転
開始の状態、(e)と(f)は回転装置が最も偏心した
状態、(g)と(h)は元の位置に戻ろうとする状態、
(i)と(j)は回転終了の状態を示すものである。
対応した腰掛本体の回動状態を示す説明図であり、
(a)と(b)は回転前の状態、(c)と(d)は回転
開始の状態、(e)と(f)は回転装置が最も偏心した
状態、(g)と(h)は元の位置に戻ろうとする状態、
(i)と(j)は回転終了の状態を示すものである。
1 脚台 2 回転装置 3 台枠 8 腰掛本体 9 回転止め装置 15 取付板 16 回転板 17 レール 18 シートアジャスタ 19 ガイドリンク 20 スライドリンク 22 張引材
Claims (2)
- 【請求項1】 脚台上に回転板及び取付板とから成る回
転装置を介して台枠を回動自在に取り付けると共に、該
脚台上の適宜位置に台枠を所定方向向きの使用位置に固
定する回転止め装置を構成し、該回転止め装置を解除し
て台枠の転向動作を可能にする回転腰掛において、 上記取付板を脚台上面に左右方向へ摺動自在に装着し、 上記回転板の中心軸にガイドリンクを固着すると共に、
該ガイドリンクの周部にスライドリンクの一端を揺動自
在に取り付け、かつ該スライドリンクの他端を脚台の側
部に揺動自在に取り付け、上記回転板の回動に連動し、
該回転板と共に腰掛を通路側へ押圧移動し得るように構
成したことを特徴とする回転腰掛の偏心回転機構。 - 【請求項2】 上記取付板と脚台間に張引材を介装し
て、上記回転装置を通路側へ張引するように構成したこ
とを特徴とする請求項1の回転腰掛の偏心回転機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7867793A JPH06262971A (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 回転腰掛の偏心回転機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7867793A JPH06262971A (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 回転腰掛の偏心回転機構 |
Publications (1)
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JPH06262971A true JPH06262971A (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=13668511
Family Applications (1)
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JP7867793A Pending JPH06262971A (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 回転腰掛の偏心回転機構 |
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JP (1) | JPH06262971A (ja) |
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1993
- 1993-03-12 JP JP7867793A patent/JPH06262971A/ja active Pending
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