JPH06268824A - 画像処理方法及び画像処理装置 - Google Patents
画像処理方法及び画像処理装置Info
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- JPH06268824A JPH06268824A JP7610093A JP7610093A JPH06268824A JP H06268824 A JPH06268824 A JP H06268824A JP 7610093 A JP7610093 A JP 7610093A JP 7610093 A JP7610093 A JP 7610093A JP H06268824 A JPH06268824 A JP H06268824A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 編集装置の負担を軽減し、画質の劣化を起こ
すことなく画像の回転や倍率変換等の実画像の加工処理
を可能とする。 【構成】 原画がセットされた原画ホルダーをスキャナ
10の回転テーブル上に装着し、粗い解像度で画像を読
み込む様にスキャナ10内のズームレンズの倍率等を調
整した後、回転させずに粗画像信号VGIを読み取る。編
集装置20は粗画像信号VGIを用いて編集作業し、当該
作業により得られた最適な回転角度信号Vθ、最適な倍
率等を与える第1加工情報信号VPI1 、第2加工情報信
号VPI2 を実画像処理装置30へ出力する。実画像処理
装置30は、第1加工情報信号VPI1 に基づきズームレ
ンズの倍率を調整し、回転テーブルの回転を制御する。
その後、原画より実画像信号VRIを第2解像度で読み取
り、実画像信号VRIを実画像処理装置30内で第2加工
情報信号VPI2 に従って加工処理する。
すことなく画像の回転や倍率変換等の実画像の加工処理
を可能とする。 【構成】 原画がセットされた原画ホルダーをスキャナ
10の回転テーブル上に装着し、粗い解像度で画像を読
み込む様にスキャナ10内のズームレンズの倍率等を調
整した後、回転させずに粗画像信号VGIを読み取る。編
集装置20は粗画像信号VGIを用いて編集作業し、当該
作業により得られた最適な回転角度信号Vθ、最適な倍
率等を与える第1加工情報信号VPI1 、第2加工情報信
号VPI2 を実画像処理装置30へ出力する。実画像処理
装置30は、第1加工情報信号VPI1 に基づきズームレ
ンズの倍率を調整し、回転テーブルの回転を制御する。
その後、原画より実画像信号VRIを第2解像度で読み取
り、実画像信号VRIを実画像処理装置30内で第2加工
情報信号VPI2 に従って加工処理する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、写真等の原画の画像
の読み取り・編集処理を通じて印刷原版等に供する画像
を作成する画像処理方法及び画像処理装置に関するもの
である。
の読み取り・編集処理を通じて印刷原版等に供する画像
を作成する画像処理方法及び画像処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】画像処理装置は、写真等の原画の画像を
読み取るスキャナ、当該スキャナにより読み取られた画
像と別途生成した文字や図形等の画像とを編集して所定
の画像処理を行うワークステーション、画像データを記
憶する記憶装置及び画像データを出力し感光フィルム等
に画像データを記録する画像記録装置等より構成されて
いる。
読み取るスキャナ、当該スキャナにより読み取られた画
像と別途生成した文字や図形等の画像とを編集して所定
の画像処理を行うワークステーション、画像データを記
憶する記憶装置及び画像データを出力し感光フィルム等
に画像データを記録する画像記録装置等より構成されて
いる。
【0003】ここで写真等の原画の画像データ量は、文
字や図形のデータ量と比べて非常に多い。特に、印刷等
の分野では、高い画像品質が求められる。このため、解
像度や分解能(ビット数)を高くする必要が生じ、勢い
データ量が膨大なものとなる。このような膨大なデータ
を処理するため、編集装置に大きな負担がかかる他、高
性能なコンピュータシステムを必要とし、データ処理に
長い時間を要するといった問題点が発生していた。
字や図形のデータ量と比べて非常に多い。特に、印刷等
の分野では、高い画像品質が求められる。このため、解
像度や分解能(ビット数)を高くする必要が生じ、勢い
データ量が膨大なものとなる。このような膨大なデータ
を処理するため、編集装置に大きな負担がかかる他、高
性能なコンピュータシステムを必要とし、データ処理に
長い時間を要するといった問題点が発生していた。
【0004】又、ディジタル信号である画像データに対
して回転処理や大きな比率での拡大・縮小処理を行う
と、画像品質が大きく劣化することとなり、事実上、編
集段階での自由度が制限されていた。かかる画像品質の
劣化については、スキャナで読み取った画像の解像度を
高めることによって、ある程度緩和することが可能であ
るが、そのためには更に高性能のスキャナやコンピュー
タ装置を必要とするので、かかる解決手段は現実的なも
のとは言えない。
して回転処理や大きな比率での拡大・縮小処理を行う
と、画像品質が大きく劣化することとなり、事実上、編
集段階での自由度が制限されていた。かかる画像品質の
劣化については、スキャナで読み取った画像の解像度を
高めることによって、ある程度緩和することが可能であ
るが、そのためには更に高性能のスキャナやコンピュー
タ装置を必要とするので、かかる解決手段は現実的なも
のとは言えない。
【0005】このような問題点を解決する手段として
は、例えば特開平3−280154号公報に開示された
方法がある。この方法を、図11に示す。以下、同図に
示したフローチャートにより当該方法を説明する。
は、例えば特開平3−280154号公報に開示された
方法がある。この方法を、図11に示す。以下、同図に
示したフローチャートにより当該方法を説明する。
【0006】先ずスキャナを用いて写真等の実画像信号
を入力し、メモリに記憶する(ステップSS1)。そし
て実画像信号を間引いて(電気的処理による)、データ
量の少ない粗画像信号を作成・記憶する(ステップSS
2)。
を入力し、メモリに記憶する(ステップSS1)。そし
て実画像信号を間引いて(電気的処理による)、データ
量の少ない粗画像信号を作成・記憶する(ステップSS
2)。
【0007】次に、粗画像信号を用いて編集作業を行う
と同時に、当該編集作業を通じて決定した加工情報を記
憶する。即ち、予め加工情報を設定した上で(ステップ
SS3)、この加工情報に基づいて粗画像信号や文字や
図形等の画像信号を編集し(ステップSS4)、編集結
果が所望の結果となったかどうかをモニター等に表示す
ることにより判定する(ステップSS5)。そして、編
集結果が最適な結果となるまで、上記ステップを繰り返
す(ステップSS6、SS3〜SS5)。編集結果が最
適なものとなれば、編集作業を終了し、その時の加工情
報を最適なものとして決定する(ステップSS7、SS
8)。ここで加工情報とは、画像の回転角度や拡大・縮
小(倍率情報に該当)等の情報の他に、輪郭強調に関す
る処理条件等をも含む情報である。
と同時に、当該編集作業を通じて決定した加工情報を記
憶する。即ち、予め加工情報を設定した上で(ステップ
SS3)、この加工情報に基づいて粗画像信号や文字や
図形等の画像信号を編集し(ステップSS4)、編集結
果が所望の結果となったかどうかをモニター等に表示す
ることにより判定する(ステップSS5)。そして、編
集結果が最適な結果となるまで、上記ステップを繰り返
す(ステップSS6、SS3〜SS5)。編集結果が最
適なものとなれば、編集作業を終了し、その時の加工情
報を最適なものとして決定する(ステップSS7、SS
8)。ここで加工情報とは、画像の回転角度や拡大・縮
小(倍率情報に該当)等の情報の他に、輪郭強調に関す
る処理条件等をも含む情報である。
【0008】編集後は、加工情報、特に回転角度と拡大
・縮小の情報に基づいて、実画像信号を加工し(ステッ
プSS9)、編集済の画像に含まれる粗画像信号と上記
画像処理後の実画像信号とを差し替える(ステップSS
10)。
・縮小の情報に基づいて、実画像信号を加工し(ステッ
プSS9)、編集済の画像に含まれる粗画像信号と上記
画像処理後の実画像信号とを差し替える(ステップSS
10)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術で
は、編集作業に要する画像データを少なくすることがで
きるので、確かに編集装置の負担を軽減することができ
る効果を発揮する。又、実画像信号の加工処理を編集装
置とは別に設けた画像処理装置により行うことが可能な
ので、装置全体の生産性をも向上することができる。
は、編集作業に要する画像データを少なくすることがで
きるので、確かに編集装置の負担を軽減することができ
る効果を発揮する。又、実画像信号の加工処理を編集装
置とは別に設けた画像処理装置により行うことが可能な
ので、装置全体の生産性をも向上することができる。
【0010】しかしながら、この従来方法によっても、
尚以下の諸問題を解決できない状況にあった。即ち、従
来の方法では、読み取った実画像信号に対して画像の回
転や拡大・縮小等の処理を行っているため、画像品質の
劣化を避けることができない。更に、編集作業中、実画
像信号を保存しておくための大きな容量の記憶装置が必
要であり、又、実画像信号を加工処理(回転、倍率変換
等)するための高性能の画像処理装置が新たに必要とな
る。
尚以下の諸問題を解決できない状況にあった。即ち、従
来の方法では、読み取った実画像信号に対して画像の回
転や拡大・縮小等の処理を行っているため、画像品質の
劣化を避けることができない。更に、編集作業中、実画
像信号を保存しておくための大きな容量の記憶装置が必
要であり、又、実画像信号を加工処理(回転、倍率変換
等)するための高性能の画像処理装置が新たに必要とな
る。
【0011】
【発明の目的】本発明は、このような問題点に鑑みなさ
れたものであり、画像品質の劣化を伴うことなく、且つ
高性能の画像処理装置や大きな容量の記憶装置を特に必
要とせずに、編集処理における負担を軽減することがで
きる画像処理方法及び画像処理装置を実現しようとする
ものである。
れたものであり、画像品質の劣化を伴うことなく、且つ
高性能の画像処理装置や大きな容量の記憶装置を特に必
要とせずに、編集処理における負担を軽減することがで
きる画像処理方法及び画像処理装置を実現しようとする
ものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る画像処理
方法では、(a)原画を読み取ることにより第1解像度
で表される粗画像信号を得るステップと、(b)粗画像
信号を用いて編集処理を行うとともに、当該編集処理を
通じて原画の回転角度を決定するステップと、(c)回
転角度だけ原画を回転させ、原画から第1解像度より高
い第2解像度の実画像信号を読み取るステップとを備え
ている。
方法では、(a)原画を読み取ることにより第1解像度
で表される粗画像信号を得るステップと、(b)粗画像
信号を用いて編集処理を行うとともに、当該編集処理を
通じて原画の回転角度を決定するステップと、(c)回
転角度だけ原画を回転させ、原画から第1解像度より高
い第2解像度の実画像信号を読み取るステップとを備え
ている。
【0013】請求項2に係る画像処理装置では、(a)
原画から第1解像度の粗画像信号を読み取る粗画像信号
入力手段と、(b)粗画像信号を用いて編集処理を行う
と共に、当該編集処理を通じて、原画の回転角度を表す
回転角度信号を決定する画像信号編集手段と、(c)回
転角度信号に応じて原画を回転させた上で、前記原画か
ら第1解像度よりも高い第2解像度の実画像信号を読み
取る実画像信号入力手段とを備えている。
原画から第1解像度の粗画像信号を読み取る粗画像信号
入力手段と、(b)粗画像信号を用いて編集処理を行う
と共に、当該編集処理を通じて、原画の回転角度を表す
回転角度信号を決定する画像信号編集手段と、(c)回
転角度信号に応じて原画を回転させた上で、前記原画か
ら第1解像度よりも高い第2解像度の実画像信号を読み
取る実画像信号入力手段とを備えている。
【0014】
【作用】請求項1に係る画像処理方法では、第1解像度
で読み取った粗画像信号を用いて編集処理及び実画像信
号を得るための回転角度信号の決定を行っている。その
後、回転角度信号に基づいて角度付けされて読み取られ
た実画像信号は、原画を当該回転角度だけ回転させたと
きの画像信号であり、且つ第1解像度よりも高い解像度
(第2解像度)で表される画像信号となる。
で読み取った粗画像信号を用いて編集処理及び実画像信
号を得るための回転角度信号の決定を行っている。その
後、回転角度信号に基づいて角度付けされて読み取られ
た実画像信号は、原画を当該回転角度だけ回転させたと
きの画像信号であり、且つ第1解像度よりも高い解像度
(第2解像度)で表される画像信号となる。
【0015】請求項2に係る画像処理装置では、先ず、
粗画像信号入力手段が原画から粗画像信号を読み取る。
この粗画像信号の解像度は、粗い第1解像度である。次
に、画像信号編集手段は当該粗画像信号に基づき編集作
業を行い、当該編集作業に於いて回転角度信号を決定す
る。そして、実画像信号入力手段は、回転角度信号が指
令する回転角度だけ原画を回転させ、第1解像度より高
い第2解像度で原画の画像を読み取る。従って、実画像
信号は既に角度付けされた信号となる。
粗画像信号入力手段が原画から粗画像信号を読み取る。
この粗画像信号の解像度は、粗い第1解像度である。次
に、画像信号編集手段は当該粗画像信号に基づき編集作
業を行い、当該編集作業に於いて回転角度信号を決定す
る。そして、実画像信号入力手段は、回転角度信号が指
令する回転角度だけ原画を回転させ、第1解像度より高
い第2解像度で原画の画像を読み取る。従って、実画像
信号は既に角度付けされた信号となる。
【0016】
【実施例】A. 画像処理装置のシステム構成とその動
作の概要
作の概要
【0017】図1は、画像処理装置のシステム構成を示
したブロック図である。本装置は、互いに1本のLAN
50によって接続されたスキャナ(入力部)10、編集
装置20、実画像処理装置30及び画像記録装置40よ
り構成されている。尚、これらの装置以外にも、例え
ば、画像信号を保存するためのファイルサーバーや、複
数のスキャナ・編集装置が、当該LAN50に接続され
ている場合もある。これらの装置10、20、30、4
0の動作の相互関係は、次の通りである。
したブロック図である。本装置は、互いに1本のLAN
50によって接続されたスキャナ(入力部)10、編集
装置20、実画像処理装置30及び画像記録装置40よ
り構成されている。尚、これらの装置以外にも、例え
ば、画像信号を保存するためのファイルサーバーや、複
数のスキャナ・編集装置が、当該LAN50に接続され
ている場合もある。これらの装置10、20、30、4
0の動作の相互関係は、次の通りである。
【0018】先ず、編集装置20は、粗い解像度、即ち
第1解像度で画像信号を読み込むように、スキャナ10
を制御する。その結果、スキャナ10は原画から第1解
像度で表される粗画像信号VGIを読み取り、当該粗画像
信号VGIを編集装置20へ伝送する。
第1解像度で画像信号を読み込むように、スキャナ10
を制御する。その結果、スキャナ10は原画から第1解
像度で表される粗画像信号VGIを読み取り、当該粗画像
信号VGIを編集装置20へ伝送する。
【0019】この粗画像信号VGIを受けて、編集装置2
0は所定の編集処理を行うと共に、最適な加工情報を決
定する。この加工情報は、第1加工情報信号VPI1 によ
り表される部分と、第2加工情報信号VPI2 で表される
部分とから成る。これらの信号VPI1 、VPI2 が意味す
る内容については、後述することとする。そして、編集
装置20は、編集済の画像信号VEGI と共に、第1及び
第2加工情報信号VPI 1 、VPI2 を実画像処理装置30
へ伝送し、当該実画像処理装置30内へ記憶する。
0は所定の編集処理を行うと共に、最適な加工情報を決
定する。この加工情報は、第1加工情報信号VPI1 によ
り表される部分と、第2加工情報信号VPI2 で表される
部分とから成る。これらの信号VPI1 、VPI2 が意味す
る内容については、後述することとする。そして、編集
装置20は、編集済の画像信号VEGI と共に、第1及び
第2加工情報信号VPI 1 、VPI2 を実画像処理装置30
へ伝送し、当該実画像処理装置30内へ記憶する。
【0020】実画像処理装置30は、第1加工情報信号
VPI1 に従って、スキャナ10の動作を制御する。即
ち、スキャナ10に配置された原画を所定の角度で回転
すると共に、スキャナ10内のズームレンズ(後述す
る)の倍率等を調整する。その結果、スキャナ10によ
って原画から読み出される画像信号は、第1解像度より
高い第2解像度で表される実画像信号VRIとなる。この
実画像信号VRIは実画像処理装置30へ伝送され、当該
装置30内において、第2加工情報信号VPI2 に基づき
加工処理される。
VPI1 に従って、スキャナ10の動作を制御する。即
ち、スキャナ10に配置された原画を所定の角度で回転
すると共に、スキャナ10内のズームレンズ(後述す
る)の倍率等を調整する。その結果、スキャナ10によ
って原画から読み出される画像信号は、第1解像度より
高い第2解像度で表される実画像信号VRIとなる。この
実画像信号VRIは実画像処理装置30へ伝送され、当該
装置30内において、第2加工情報信号VPI2 に基づき
加工処理される。
【0021】その後、実画像処理装置30は、編集済の
画像信号中に含まれる粗画像信号VEGI を加工処理した
後の実画像信号VERI と差し替え、差し替えた後の画像
信号VIMG を画像記録装置40へと出力する。
画像信号中に含まれる粗画像信号VEGI を加工処理した
後の実画像信号VERI と差し替え、差し替えた後の画像
信号VIMG を画像記録装置40へと出力する。
【0022】B. 画像処理装置の具体的構成
【0023】(1) スキャナ10の構成
【0024】図3は、図2に模式的に示した原画4を搭
載するためのテーブル1の構成を明確化するために示し
た斜視図(射影部分は、断面を示す)である。
載するためのテーブル1の構成を明確化するために示し
た斜視図(射影部分は、断面を示す)である。
【0025】テーブル1の中央部には、回転テーブル2
が設けられており、当該回転テーブル2は、回転テーブ
ル用モータ6の駆動力を受けてテーブル1に対して回転
する。原画4(本実施例ではポジフィルム)は、図7に
示すように、原画ホルダー3にセットされている。即
ち、原画4は、原画ホルダー3の両ガラス面3a、3b
によって狭まれて動かないように保持されている。原画
4をセットした後、原画ホルダー3は、回転テーブル2
上の所定の位置に装着される。この場合、原画ホルダー
3の装着位置は決まっているので、原画ホルダー3の着
脱を繰り返したとしても、原画4の位置が変わることは
ない。
が設けられており、当該回転テーブル2は、回転テーブ
ル用モータ6の駆動力を受けてテーブル1に対して回転
する。原画4(本実施例ではポジフィルム)は、図7に
示すように、原画ホルダー3にセットされている。即
ち、原画4は、原画ホルダー3の両ガラス面3a、3b
によって狭まれて動かないように保持されている。原画
4をセットした後、原画ホルダー3は、回転テーブル2
上の所定の位置に装着される。この場合、原画ホルダー
3の装着位置は決まっているので、原画ホルダー3の着
脱を繰り返したとしても、原画4の位置が変わることは
ない。
【0026】又、テーブル1は、副走査モータ5の駆動
力を受けて、レール7に沿って副走査方向Xへ移動す
る。この副走査方向Xへの移動に伴い、原画4の画像が
図2に示す構成によって読み取られる。即ち、テーブル
1の上方には蛍光灯11が配置されており、蛍光灯11
より出た光は原画4上に照射され、原画4を透過した光
がミラー12及びズームレンズ13を介してCCDライ
ンセンサ14上に結像され、検出される。この場合、C
CDラインセンサ14は、制御部19が出力するクロッ
ク信号VCLのタイミングに応じて透過光の光量、即ち主
走査方向Yの画像信号を検出する。ここでズームレンズ
13の倍率は、倍率調整用モータ15によって調整され
る。このように、本実施例では、テーブル1の移動速度
とズームレンズ13の倍率とを変更することにより、画
像信号の読み取りの解像度を変更することができる。
力を受けて、レール7に沿って副走査方向Xへ移動す
る。この副走査方向Xへの移動に伴い、原画4の画像が
図2に示す構成によって読み取られる。即ち、テーブル
1の上方には蛍光灯11が配置されており、蛍光灯11
より出た光は原画4上に照射され、原画4を透過した光
がミラー12及びズームレンズ13を介してCCDライ
ンセンサ14上に結像され、検出される。この場合、C
CDラインセンサ14は、制御部19が出力するクロッ
ク信号VCLのタイミングに応じて透過光の光量、即ち主
走査方向Yの画像信号を検出する。ここでズームレンズ
13の倍率は、倍率調整用モータ15によって調整され
る。このように、本実施例では、テーブル1の移動速度
とズームレンズ13の倍率とを変更することにより、画
像信号の読み取りの解像度を変更することができる。
【0027】CCDラインセンサ14の出力信号は、A
/D変換器16によってディジタル信号に変換された
上、シェーディング補正回路17によってシェーディン
グ補正を受けることとなる。このシェーディング補正
は、CCDラインセンサ14の画素毎の特性のばらつき
や蛍光灯11の照明ムラを補正するものである。補正後
の信号は、インターフェイス回路18を経て、LAN5
0へ伝送される。
/D変換器16によってディジタル信号に変換された
上、シェーディング補正回路17によってシェーディン
グ補正を受けることとなる。このシェーディング補正
は、CCDラインセンサ14の画素毎の特性のばらつき
や蛍光灯11の照明ムラを補正するものである。補正後
の信号は、インターフェイス回路18を経て、LAN5
0へ伝送される。
【0028】ここで図6は、図2で示した制御系統をよ
り詳しく記載したブロック図である。同図中、記号DR
はドライブ回路を示している。
り詳しく記載したブロック図である。同図中、記号DR
はドライブ回路を示している。
【0029】(2) 編集装置20の構成
【0030】図5は、編集装置20の電気的構成を示し
たブロック図である。本編集装置20は制御部21を中
心として構成されるワークステーションであり、メモリ
22やモニタ25(記号23はドライブ回路)や入力部
26(記号24はインターフェイス回路)を備えてい
る。入力部26からは、制御部21に対して、編集処理
に必要な加工情報が入力される。一方、モニタ25は、
制御部21によって編集された内容を表示するものであ
る。このモニタ25に表示された編集処理結果を逐一チ
ェツクすることによって、編集処理結果の良否判定を行
うことが可能となる。
たブロック図である。本編集装置20は制御部21を中
心として構成されるワークステーションであり、メモリ
22やモニタ25(記号23はドライブ回路)や入力部
26(記号24はインターフェイス回路)を備えてい
る。入力部26からは、制御部21に対して、編集処理
に必要な加工情報が入力される。一方、モニタ25は、
制御部21によって編集された内容を表示するものであ
る。このモニタ25に表示された編集処理結果を逐一チ
ェツクすることによって、編集処理結果の良否判定を行
うことが可能となる。
【0031】(3) 実画像処理装置30の構成
【0032】図4は、実画像処理装置30の電気的構成
を示したブロック図である。本実画像処理装置30も
又、制御部31を中心として構成されるワークステーシ
ョンであり、メモリ32や入力部34(記号33はイン
ターフェイス回路)を備えている。入力部34から入力
される指令に応じて、制御部31は、スキャナ10の動
作を制御する他、メモリ32中に格納されている画像信
号VIMG の読出・出力等の処理の制御を行う。
を示したブロック図である。本実画像処理装置30も
又、制御部31を中心として構成されるワークステーシ
ョンであり、メモリ32や入力部34(記号33はイン
ターフェイス回路)を備えている。入力部34から入力
される指令に応じて、制御部31は、スキャナ10の動
作を制御する他、メモリ32中に格納されている画像信
号VIMG の読出・出力等の処理の制御を行う。
【0033】C. 画像処理装置の動作手順
【0034】図8及び図9は動作手順を示したフローチ
ャートであり、当該フローチャートに従って、動作手順
を説明することとする。
ャートであり、当該フローチャートに従って、動作手順
を説明することとする。
【0035】 粗画像信号VGIの入力
【0036】原画4を原画ホルダー3にセットし(ステ
ップS1)、原画ホルダー3をテーブル1の回転テーブ
ル2上の所定の位置に装着する(ステップS2)(図2
参照)。
ップS1)、原画ホルダー3をテーブル1の回転テーブ
ル2上の所定の位置に装着する(ステップS2)(図2
参照)。
【0037】次に、スキャナ10による画像信号の入力
が粗い解像度の第1解像度で行われるように、編集装置
20の入力部26から走査開始信号VSTART1が入力され
ると(図5参照)、制御部21は、第1解像度を与える
ようなズームレンズ13の倍率MOと副走査速度Vx1を
LAN50を介してスキャナ10へ制御信号VCNT1とし
て出力する(図6参照)。その結果、スキャナ10の制
御部19は、制御信号VCNT1に応じて、ズームレンズ1
3の倍率を倍率MOに調整するとともに、副走査モータ
5の駆動力を副走査速度Vx1となる様に制御して、CC
Dラインセンサ14で原画4を読み取る(ステップS
3)。この場合、回転テーブル用モータ6に対しては駆
動力が印加されていないため、回転テーブル2は回転し
ない状態にある。ただし、この倍率MO及び副走査速度
VX1に関するデータは、予め制御部21で設定されてい
る。
が粗い解像度の第1解像度で行われるように、編集装置
20の入力部26から走査開始信号VSTART1が入力され
ると(図5参照)、制御部21は、第1解像度を与える
ようなズームレンズ13の倍率MOと副走査速度Vx1を
LAN50を介してスキャナ10へ制御信号VCNT1とし
て出力する(図6参照)。その結果、スキャナ10の制
御部19は、制御信号VCNT1に応じて、ズームレンズ1
3の倍率を倍率MOに調整するとともに、副走査モータ
5の駆動力を副走査速度Vx1となる様に制御して、CC
Dラインセンサ14で原画4を読み取る(ステップS
3)。この場合、回転テーブル用モータ6に対しては駆
動力が印加されていないため、回転テーブル2は回転し
ない状態にある。ただし、この倍率MO及び副走査速度
VX1に関するデータは、予め制御部21で設定されてい
る。
【0038】このようにして、原画より第1解像度で表
される粗画像信号VGIを読み取るとともに、LAN50
を介して、編集装置20のメモリ22へ当該粗画像信号
VGIを格納する(ステップS3)。そして、原画4を原
画ホルダー3にセットしたままの状態で、保管しておく
(ステップS4)。
される粗画像信号VGIを読み取るとともに、LAN50
を介して、編集装置20のメモリ22へ当該粗画像信号
VGIを格納する(ステップS3)。そして、原画4を原
画ホルダー3にセットしたままの状態で、保管しておく
(ステップS4)。
【0039】 粗画像信号VGIによる編集処理
【0040】メモリ22に格納されている粗画像信号V
GIを用いて、本編集装置20内で編集作業を実行する
(ステップS5)。この編集処理は、図11で示した編
集処理(ステップSS3〜SS6)に対応しているもの
である。
GIを用いて、本編集装置20内で編集作業を実行する
(ステップS5)。この編集処理は、図11で示した編
集処理(ステップSS3〜SS6)に対応しているもの
である。
【0041】つまり、制御部21は、入力部26から入
力された加工情報に基づいてメモリ22に格納されてい
る粗画像信号VGIを加工処理し、さらにその処理された
粗画像信号VEGI をモニタ25に表示する(図5参
照)。オペレータは、モニタ25を参照して編集(加
工)済みの粗画像信号VEGI をモニタ25で確認する。
この編集処理結果が最適となるまで、加工情報の変更
し、最適となった状態で編集作業を終了するとともに、
その粗画像信号VEGI および加工情報に関する信号(第
1加工情報信号VPI1 、第2加工情報信号VPI2 )をメ
モリ22に格納する。
力された加工情報に基づいてメモリ22に格納されてい
る粗画像信号VGIを加工処理し、さらにその処理された
粗画像信号VEGI をモニタ25に表示する(図5参
照)。オペレータは、モニタ25を参照して編集(加
工)済みの粗画像信号VEGI をモニタ25で確認する。
この編集処理結果が最適となるまで、加工情報の変更
し、最適となった状態で編集作業を終了するとともに、
その粗画像信号VEGI および加工情報に関する信号(第
1加工情報信号VPI1 、第2加工情報信号VPI2 )をメ
モリ22に格納する。
【0042】ここで、加工情報とは、第1加工情報(第
1加工情報信号VPI1 )と第2加工情報(第2加工情報
信号VPI2 )とを含むものである。第1加工情報は、光
学的要素を変更することによっても加工可能な情報で、
具体的には、画像回転に関する回転角度θ(回転角度信
号Vθ)と倍率M(倍率信号VM )である。一方第2加
工情報は、基本的に電気的処理により加工する情報で、
具体的には、輪郭強調データや階調変換データ等の画像
処理条件を示すデータである。
1加工情報信号VPI1 )と第2加工情報(第2加工情報
信号VPI2 )とを含むものである。第1加工情報は、光
学的要素を変更することによっても加工可能な情報で、
具体的には、画像回転に関する回転角度θ(回転角度信
号Vθ)と倍率M(倍率信号VM )である。一方第2加
工情報は、基本的に電気的処理により加工する情報で、
具体的には、輪郭強調データや階調変換データ等の画像
処理条件を示すデータである。
【0043】従って、この編集装置20における、第1
加工情報および第2加工情報に関する編集処理は、とも
に電気的処理により行われる。例えば、第1加工情報に
含まれる画像回転処理、倍率変換処理については、それ
ぞれ粗画像信号VGIを座標変換(アフイン変換)処理、
拡大・縮小処理することにより、編集済の粗画像信号V
EGI を得ることができる。
加工情報および第2加工情報に関する編集処理は、とも
に電気的処理により行われる。例えば、第1加工情報に
含まれる画像回転処理、倍率変換処理については、それ
ぞれ粗画像信号VGIを座標変換(アフイン変換)処理、
拡大・縮小処理することにより、編集済の粗画像信号V
EGI を得ることができる。
【0044】その後、編集装置20は、メモリ22に格
納された編集済の粗画像信号VEGIと上記第1及び第2
加工情報信号VPI1 、VPI2 を読み出し、これらの信号
VEG I 、VPI1 、VPI2 をLAN50を介して実画像処
理装置30内のメモリ32へ転送し記憶する(ステップ
S6)。尚、当該転送・記憶処理は、制御部21により
行われる。
納された編集済の粗画像信号VEGIと上記第1及び第2
加工情報信号VPI1 、VPI2 を読み出し、これらの信号
VEG I 、VPI1 、VPI2 をLAN50を介して実画像処
理装置30内のメモリ32へ転送し記憶する(ステップ
S6)。尚、当該転送・記憶処理は、制御部21により
行われる。
【0045】 実画像信号VRIの読み取り
【0046】実画像信号VRIの読み取りは、実画像処理
装置30(特に、その制御部31)によって制御され
る。先ず、ステップS4において保管しておいた原画ホ
ルダー3を、再び回転テーブル2上の所定位置に装着す
る(ステップS7)。
装置30(特に、その制御部31)によって制御され
る。先ず、ステップS4において保管しておいた原画ホ
ルダー3を、再び回転テーブル2上の所定位置に装着す
る(ステップS7)。
【0047】その後、制御部31は、入力部34から入
力される走査開始信号VSTART2に基づいて、メモリ32
に格納されている第1加工情報信号VPI1 を制御信号と
してスキャナ10へ出力する(図4参照)。スキャナ1
0の制御部19は、第1加工情報信号VPI1 に含まれる
回転角度信号Vθを受けて、CCDラインセンサ14に
対する回転テーブル2の傾斜角度が回転角度θとなるよ
うに回転テーブル用モータ6の回転を制御し(ステップ
S8)、また、倍率信号VM を受けて、ズームレンズ1
3の倍率がMとなるように倍率調整用モータ15を制御
する(ステップS9)(図6参照)。そして、副走査モ
ータ5を倍率Mに応じた副走査速度VX2となるように制
御することにより、テーブル1を移動させながら、原画
4の実画像信号VRIをCCDラインセンサ14で読み取
り、実画像処理装置30に出力する(ステップS1
0)。なお、この実画像信号VRIの解像度(第2解像
度)は、倍率Mにより決定されるもので、第1解像度に
比べて大きくなっている。
力される走査開始信号VSTART2に基づいて、メモリ32
に格納されている第1加工情報信号VPI1 を制御信号と
してスキャナ10へ出力する(図4参照)。スキャナ1
0の制御部19は、第1加工情報信号VPI1 に含まれる
回転角度信号Vθを受けて、CCDラインセンサ14に
対する回転テーブル2の傾斜角度が回転角度θとなるよ
うに回転テーブル用モータ6の回転を制御し(ステップ
S8)、また、倍率信号VM を受けて、ズームレンズ1
3の倍率がMとなるように倍率調整用モータ15を制御
する(ステップS9)(図6参照)。そして、副走査モ
ータ5を倍率Mに応じた副走査速度VX2となるように制
御することにより、テーブル1を移動させながら、原画
4の実画像信号VRIをCCDラインセンサ14で読み取
り、実画像処理装置30に出力する(ステップS1
0)。なお、この実画像信号VRIの解像度(第2解像
度)は、倍率Mにより決定されるもので、第1解像度に
比べて大きくなっている。
【0048】このように、実画像信号VRIは、第1加工
情報信号VPI1 に基づき加工処理が施されたもので、そ
れぞれ電気的でなく光学的要素を変更することにより加
工されたものである。従って、この実画像信号VRIは、
電気的処理が原因で発生する画質の劣化を含んでいない
ので、より正確な画像信号となる。
情報信号VPI1 に基づき加工処理が施されたもので、そ
れぞれ電気的でなく光学的要素を変更することにより加
工されたものである。従って、この実画像信号VRIは、
電気的処理が原因で発生する画質の劣化を含んでいない
ので、より正確な画像信号となる。
【0049】実画像処理装置30内の制御部31は、第
2加工情報信号VPI2 が指令する情報に基づき、実画像
信号VRIを加工処理する(ステップS11)。
2加工情報信号VPI2 が指令する情報に基づき、実画像
信号VRIを加工処理する(ステップS11)。
【0050】そして、制御部31は、編集済の画像信号
に含まれている粗画像信号VEGI を、加工処理した後の
実画像信号VERI に差し替え(ステップS12)、差し
替え完了後の画像信号VIMG を、入力部34からの指令
信号VCOM に応じて出力画像として画像記録装置40へ
出力し(ステップS13)、本処理が終了する。
に含まれている粗画像信号VEGI を、加工処理した後の
実画像信号VERI に差し替え(ステップS12)、差し
替え完了後の画像信号VIMG を、入力部34からの指令
信号VCOM に応じて出力画像として画像記録装置40へ
出力し(ステップS13)、本処理が終了する。
【0051】D. 変形例
【0052】 前実施例では、スキャナ10は粗画像
信号入力手段と実画像信号入力手段とを兼備していた
が、原画の装着位置が一定に保たれているならば、それ
らを別々のスキャナで構成することも可能である。即
ち、粗画像信号入力用のスキャナは編集装置20から出
力する制御信号によって制御される一方、実画像信号入
力手段としてのスキャナは、実画像処理装置30が出力
する第1加工情報信号VPI 1 により制御される。又その
際、粗画像信号入力専用として、低解像度で回転機構を
持たない簡易なスキャナを用いることも可能である。
信号入力手段と実画像信号入力手段とを兼備していた
が、原画の装着位置が一定に保たれているならば、それ
らを別々のスキャナで構成することも可能である。即
ち、粗画像信号入力用のスキャナは編集装置20から出
力する制御信号によって制御される一方、実画像信号入
力手段としてのスキャナは、実画像処理装置30が出力
する第1加工情報信号VPI 1 により制御される。又その
際、粗画像信号入力専用として、低解像度で回転機構を
持たない簡易なスキャナを用いることも可能である。
【0053】更に、画像入力処理が頻繁に行われる場合
には、スキャナを複数台用意すると共に、空いているス
キャナを随時使用することにより処理効率の向上を図る
ことも可能である。又、編集処理と実画像信号生成を別
々の場所で行なおうとする場合には、それぞれの場所に
編集処理に必要な粗画像信号入力専用のスキャナと実画
像信号入力専用のスキャナを用意しておけば、粗画像信
号に関するデータと原画がセットされた原画ホルダーと
を受け渡しすることで、編集処理・画像処理を行うこと
ができる。
には、スキャナを複数台用意すると共に、空いているス
キャナを随時使用することにより処理効率の向上を図る
ことも可能である。又、編集処理と実画像信号生成を別
々の場所で行なおうとする場合には、それぞれの場所に
編集処理に必要な粗画像信号入力専用のスキャナと実画
像信号入力専用のスキャナを用意しておけば、粗画像信
号に関するデータと原画がセットされた原画ホルダーと
を受け渡しすることで、編集処理・画像処理を行うこと
ができる。
【0054】 前実施例では、各装置(スキャナ、編
集装置等)間をLANで相互に接続していたが、単独の
装置をそれぞれ組み合わせ、光磁気ディスク等でデータ
交換を行うようなシステムによっても、本画像処理装置
を実現することができる。
集装置等)間をLANで相互に接続していたが、単独の
装置をそれぞれ組み合わせ、光磁気ディスク等でデータ
交換を行うようなシステムによっても、本画像処理装置
を実現することができる。
【0055】 前実施例では、ズームレンズ13の倍
率調整とテーブル1の副走査速度の調整とによって光学
的に解像度を調整していたが、例えば、粗画像信号の読
み取りの際に図10に示すようなスキャナの制御系を用
いることによって電気的に調整することも可能である。
即ち、CCDラインセンサ14から出力された画像信号
は間引き回路9に入力され、制御部19が出力する間引
き率設定信号VN に応じて当該間引き回路19が間引き
を行い、粗画像信号を作成する。なお、この間引き率設
定信号VN は、クロック信号VCLを分周した信号であ
る。この場合、副走査速度についても調整され、副走査
方向に関する倍率調整がなされているが、ズームレンズ
13の倍率調整は行われない。
率調整とテーブル1の副走査速度の調整とによって光学
的に解像度を調整していたが、例えば、粗画像信号の読
み取りの際に図10に示すようなスキャナの制御系を用
いることによって電気的に調整することも可能である。
即ち、CCDラインセンサ14から出力された画像信号
は間引き回路9に入力され、制御部19が出力する間引
き率設定信号VN に応じて当該間引き回路19が間引き
を行い、粗画像信号を作成する。なお、この間引き率設
定信号VN は、クロック信号VCLを分周した信号であ
る。この場合、副走査速度についても調整され、副走査
方向に関する倍率調整がなされているが、ズームレンズ
13の倍率調整は行われない。
【0056】しかし、ズームレンズ13の倍率調整(前
実施例)と合わせて本間引き回路19を用いることによ
り、第1解像度での画像信号の読み込みを実現すること
もできる。
実施例)と合わせて本間引き回路19を用いることによ
り、第1解像度での画像信号の読み込みを実現すること
もできる。
【0057】尚、図10の制御系を実画像信号の読み取
りにも適用する場合には、間引き回路9の間引き率を実
画像信号の読み取り時に再度調整することとなる。
りにも適用する場合には、間引き回路9の間引き率を実
画像信号の読み取り時に再度調整することとなる。
【0058】又、前実施例では、ズームレンズ13の倍
率調整と副走査速度の調整の両方を行っていたが、いず
れか片方のみを調整することによって、低解像度の画像
信号の読み取りを実現してもよい。
率調整と副走査速度の調整の両方を行っていたが、いず
れか片方のみを調整することによって、低解像度の画像
信号の読み取りを実現してもよい。
【0059】 前実施例では、原画の保持は原画ホル
ダー3によって行われていたが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、例えば、原画を回転テーブル上に真
空吸着(この場合、回転テーブルは真空機構を備えてい
るものとする)することによって貼付することもでき
る。
ダー3によって行われていたが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、例えば、原画を回転テーブル上に真
空吸着(この場合、回転テーブルは真空機構を備えてい
るものとする)することによって貼付することもでき
る。
【0060】
【発明の効果】請求項1及び2に係る発明は、以下の諸
効果を奏する。
効果を奏する。
【0061】実画像信号の読み取りの際に、粗画像信号
を用いた編集処理時に決定された回転角度に応じて原画
自身を回転させることにより角度付けされた実画像信号
を得ているので、画像処理全体の効率を高めることが可
能であると共に、従来画像の回転処理により生じていた
画質の劣化を防止することができる。従って、本発明で
は、編集処理段階で自由に画像信号の回転処理を実行す
ることが可能となる。
を用いた編集処理時に決定された回転角度に応じて原画
自身を回転させることにより角度付けされた実画像信号
を得ているので、画像処理全体の効率を高めることが可
能であると共に、従来画像の回転処理により生じていた
画質の劣化を防止することができる。従って、本発明で
は、編集処理段階で自由に画像信号の回転処理を実行す
ることが可能となる。
【図1】この発明の一実施例である画像処理装置のシス
テム構成を示したブロック図である。
テム構成を示したブロック図である。
【図2】スキャナの構成を模式的に示したブロック図で
ある。
ある。
【図3】スキャナのテーブルの構成を示した斜視図であ
る。
る。
【図4】実画像処理装置の構成を示したブロック図であ
る。
る。
【図5】編集装置の構成を示したブロック図である。
【図6】スキャナの制御部の構成を示したブロック図で
ある。
ある。
【図7】原画ホルダーの構成を示した斜視図である。
【図8】画像処理方法を示すフローチャートである。
【図9】画像処理方法を示したフローチャートである。
【図10】この発明の他の実施例を示したブロック図で
ある。
ある。
【図11】従来の画像処理方法を示したフローチャート
である。
である。
1 テーブル 2 回転テーブル 3 原画ホルダー 4 原画 5 副走査モータ 6 回転テーブル用モータ 10 スキャナ 13 ズームレンズ 14 CCDラインセンサ 19 制御部 20 編集装置 21 制御部 22 メモリ 25 モニタ 26 入力部 30 実画像処理装置 31 制御部 32 メモリ 40 画像記録装置 50 LAN
Claims (2)
- 【請求項1】(a) 原画を読み取ることにより第1解
像度で表される粗画像信号を得るステップと、 (b) 前記粗画像信号を用いて編集処理を行うととも
に、当該編集処理を通じて前記原画の回転角度を決定す
るステップと、 (c) 前記回転角度だけ前記原画を回転させ、前記原
画から第1解像度より高い第2解像度の実画像信号を読
み取るステップとを、 備えた画像処理方法。 - 【請求項2】(a) 原画から第1解像度の粗画像信号
を読み取る粗画像信号入力手段と、 (b) 前記粗画像信号を用いて編集処理を行うと共
に、当該編集処理を通じて、前記原画の回転角度を表す
回転角度信号を決定する画像信号編集手段と、 (c) 前記回転角度信号に応じて前記原画を回転させ
た上で、前記原画から第1解像度よりも高い第2解像度
の実画像信号を読み取る実画像信号入力手段とを、 備えた画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7610093A JPH06268824A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 画像処理方法及び画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7610093A JPH06268824A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 画像処理方法及び画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06268824A true JPH06268824A (ja) | 1994-09-22 |
Family
ID=13595460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7610093A Pending JPH06268824A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 画像処理方法及び画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06268824A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007173937A (ja) * | 2005-12-19 | 2007-07-05 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置および画像形成方法並びにプログラムおよび記録媒体 |
-
1993
- 1993-03-09 JP JP7610093A patent/JPH06268824A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007173937A (ja) * | 2005-12-19 | 2007-07-05 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置および画像形成方法並びにプログラムおよび記録媒体 |
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