JPH0626662U - 仏 壇 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 仏壇に安置されている仏像が、仏壇の正面よ
り離れた側方に座している人からも見えるようにする。 【構成】 仏壇本体１を六角形状にする。正面及び正面
に隣接する左右の側面が開放するよう、仏壇本体１の側
面中央の角部に扉３の基端を取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、仏像、位牌を安置する仏壇に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、仏壇は四角形状で正面のみが扉により開閉していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

法事等の仏事がある場合、仏壇の前に親族等多くの人々が集まり、僧を招き読 経を行っているのであるが、仏壇の正面に座している人は仏壇の正面に安置され ている仏像等を拝することはできるが、仏壇の正面より僅かに離れた側方に座し ている人は視界に入らず、仏像等を拝することは不可能である。

【０００４】 上記点を解消するため本考案は、仏壇の正面より離れた側方に座している人に も、できるだけ仏壇内の仏像等が視界に入り、拝することのできる仏壇を提供し ようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するため本考案仏壇は、本体を六角形状に形成し、正面及び正 面に隣接する左右の側面が扉により開放されることを特徴とするものである。

【０００６】

【作用】

本考案仏壇の作用を図面に基づき説明すれば、本体を六角形状に形成し、正面 及び正面に隣接する左右の側面が扉により開閉するため、側面の中央から前面が 開放され、扉を開けば中央に安置されている仏像に対し、図２に示した矢印イの 範囲内の視界が可能となるから、従来の四角形状の視界の図２に示した矢印ロの 範囲に比べ、広角な範囲の視界が得られるものである。 又、背面に隣接する左右の側面は、仏壇の正面より離れた側方に座している人 から見ればほぼ正面に近い状態となるから、内側に名号等の掛け軸を掛ければ仏 像と共に拝することができる。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案仏壇の一実施例を図面に基づき説明すれば、図１は本考案仏壇の 斜視図、図２は同上の作用を示した平面図である。 而して、図中１は六角形状の仏壇本体であり、該仏壇本体１の正面は六角形状 り一辺が正面となり、その一辺に隣接する左右の各辺が正面から見えるように設 置され、各コーナーには支柱２が設けられている。 ３は仏壇本体１の側面中央の角部に基端を回動可能に蝶番等で取り付けた扉で あり、該扉３は仏壇本体１の正面及び正面に隣接する左右の側面を開閉する。 尚、図中４は仏像である。

【０００８】

【考案の効果】

本考案によれば、六角形状の仏壇の側面の中央から前方が総て開放されるため 、従来の四角形状の仏壇に比べ視界が広角な範囲となり、仏壇の正面より離れた 側方に座している人でも仏壇内に安置されている仏像が視界に入り、これを拝す ることができる。 又、後方の内側面は、仏壇の正面より離れた側方に座している人から見れば、 ほぼ正面に近い状態となるから、名号等の掛け軸を掛ければ仏像と共に拝するこ とができるものである。 以上の様に、本考案は法事等多人数の人々が集まる仏事に好適な仏壇である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案仏壇の斜視図である。

【図２】本考案仏壇の作用を示した平面図である。

【符号の説明】

１ 仏壇本体 ３ 扉

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 本体を六角形状に形成し、正面及び正面
   に隣接する左右の側面が扉により開放されることを特徴
   とする仏壇。