JPH06213308A - 変速機の潤滑装置 - Google Patents
変速機の潤滑装置Info
- Publication number
- JPH06213308A JPH06213308A JP5021635A JP2163593A JPH06213308A JP H06213308 A JPH06213308 A JP H06213308A JP 5021635 A JP5021635 A JP 5021635A JP 2163593 A JP2163593 A JP 2163593A JP H06213308 A JPH06213308 A JP H06213308A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- transmission
- speed
- output shaft
- oil pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/0434—Features relating to lubrication or cooling or heating relating to lubrication supply, e.g. pumps ; Pressure control
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/048—Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
- F16H57/0493—Gearings with spur or bevel gears
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 変速機の潤滑装置において、オイルポンプを
変速機のアウトプットシャフトの回転速度(車両等の速
度)に比例して回転駆動させ、オイルポンプの駆動損失
を少なくすることを課題とする。 【構成】 変速機の潤滑装置であって、変速機のアウト
プットシャフト13にポンプ駆動用ギヤ22、23が結合さ
れ、ポンプ駆動用ギヤと隣接した位置に入力ギヤ4が配
設され、ポンプ駆動用ギヤと入力ギヤとが噛合され、入
力ギヤに変速機用のオイルポンプ1の駆動軸が連結され
ている。変速機用のオイルポンプの駆動軸は入力ギヤに
連結され、入力ギヤは変速機のアウトプットシャフトに
結合されたポンプ駆動用ギヤと噛合する。従って、変速
機用のオイルポンプは、アウトプットシャフトの回転速
度に比例した速度で回転され、アウトプットシャフトの
回転速度に比例した量の潤滑油を吐出する。
変速機のアウトプットシャフトの回転速度(車両等の速
度)に比例して回転駆動させ、オイルポンプの駆動損失
を少なくすることを課題とする。 【構成】 変速機の潤滑装置であって、変速機のアウト
プットシャフト13にポンプ駆動用ギヤ22、23が結合さ
れ、ポンプ駆動用ギヤと隣接した位置に入力ギヤ4が配
設され、ポンプ駆動用ギヤと入力ギヤとが噛合され、入
力ギヤに変速機用のオイルポンプ1の駆動軸が連結され
ている。変速機用のオイルポンプの駆動軸は入力ギヤに
連結され、入力ギヤは変速機のアウトプットシャフトに
結合されたポンプ駆動用ギヤと噛合する。従って、変速
機用のオイルポンプは、アウトプットシャフトの回転速
度に比例した速度で回転され、アウトプットシャフトの
回転速度に比例した量の潤滑油を吐出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等に用いられる変
速機の潤滑装置に関する。
速機の潤滑装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4には従来の変速機の潤滑装置が示さ
れている。エンジンからの回転力は、カウンタシャフト
61に支持されたカウンタハイギヤ62、カウンタハイギヤ
62に直結されたポンプ駆動用ギヤ63、入力ギヤ66を介し
てオイルポンプ64に伝えられる。オイルポンプ64は変速
機内の下方部に配設され、ギヤケース内の底部にストレ
ーナ65が配置される。潤滑油は、ストレーナ65を通って
オイルポンプ64に吸入され、オイルポンプ64から吐出さ
れ、トランスミッション用オイルクーラからインプット
・シャフト及びアウトプットシャフトに設けた油穴を通
って各ギヤ、ベアリングに供給される。
れている。エンジンからの回転力は、カウンタシャフト
61に支持されたカウンタハイギヤ62、カウンタハイギヤ
62に直結されたポンプ駆動用ギヤ63、入力ギヤ66を介し
てオイルポンプ64に伝えられる。オイルポンプ64は変速
機内の下方部に配設され、ギヤケース内の底部にストレ
ーナ65が配置される。潤滑油は、ストレーナ65を通って
オイルポンプ64に吸入され、オイルポンプ64から吐出さ
れ、トランスミッション用オイルクーラからインプット
・シャフト及びアウトプットシャフトに設けた油穴を通
って各ギヤ、ベアリングに供給される。
【0003】従来の変速機の潤滑装置においては、オイ
ルポンプは、カウンタシャフト61に連結されているの
で、インプットシャフトの回転数に比例した回転数で駆
動され、インプットシャフトの回転数に比例した量の潤
滑油を吐出する。このように、エンジンが回転している
と、車両等は停止していてもオイルポンプは回転し、オ
イルポンプは必要以上の無駄な潤滑油を吐出し、オイル
ポンプの駆動損失が多い。
ルポンプは、カウンタシャフト61に連結されているの
で、インプットシャフトの回転数に比例した回転数で駆
動され、インプットシャフトの回転数に比例した量の潤
滑油を吐出する。このように、エンジンが回転している
と、車両等は停止していてもオイルポンプは回転し、オ
イルポンプは必要以上の無駄な潤滑油を吐出し、オイル
ポンプの駆動損失が多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、変速機の潤
滑装置において、オイルポンプを変速機のアウトプット
シャフトの回転速度(車両等の速度)に比例して回転駆
動させ、オイルポンプの駆動損失を少なくすることを課
題とする。
滑装置において、オイルポンプを変速機のアウトプット
シャフトの回転速度(車両等の速度)に比例して回転駆
動させ、オイルポンプの駆動損失を少なくすることを課
題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】変速機の潤滑装置におい
て、変速機のアウトプットシャフトにポンプ駆動用ギヤ
が結合され、ポンプ駆動用ギヤと隣接した位置に入力ギ
ヤが配設され、ポンプ駆動用ギヤと入力ギヤとが噛合さ
れ、入力ギヤに変速機用のオイルポンプの駆動軸が連結
されたことを構成とする。なお、アウトプットシャフト
に結合されたポンプ駆動用ギヤは、アウトプットシャフ
トにスプライン結合等によって結合されたギヤであっ
て、6速ギヤ、7速ギヤその他のギヤである。
て、変速機のアウトプットシャフトにポンプ駆動用ギヤ
が結合され、ポンプ駆動用ギヤと隣接した位置に入力ギ
ヤが配設され、ポンプ駆動用ギヤと入力ギヤとが噛合さ
れ、入力ギヤに変速機用のオイルポンプの駆動軸が連結
されたことを構成とする。なお、アウトプットシャフト
に結合されたポンプ駆動用ギヤは、アウトプットシャフ
トにスプライン結合等によって結合されたギヤであっ
て、6速ギヤ、7速ギヤその他のギヤである。
【0006】
【作用】変速機用のオイルポンプの駆動軸は入力ギヤに
連結され、入力ギヤは変速機のアウトプットシャフトに
結合されたポンプ駆動用ギヤと噛合する。従って、変速
機用のオイルポンプは、アウトプットシャフトの回転速
度に比例した速度で回転され、アウトプットシャフトの
回転速度に比例した量の潤滑油を吐出する。
連結され、入力ギヤは変速機のアウトプットシャフトに
結合されたポンプ駆動用ギヤと噛合する。従って、変速
機用のオイルポンプは、アウトプットシャフトの回転速
度に比例した速度で回転され、アウトプットシャフトの
回転速度に比例した量の潤滑油を吐出する。
【0007】
【実施例】図1〜図3に基づいて本発明の実施例の説明
をする。ギヤケース10の一端側(図1では左端側)には
クラッチハウジング11が連結され、ギヤケース10の他端
側(図1では右端側)にはオグジュアリケース12が連結
されている。アウトプット・シャフト13の略中央部及び
他端部(図1で右端部)は、ギヤケース10のリヤ・ベア
リング14及びオグジュアリケース12のメインリヤ・リヤ
ベアリング15により軸支される。アウトプット・シャフ
ト13と平行に配設されたカウンタ・シャフト16の中間部
はギヤケース10のリヤベアリング17に軸支され、カウン
タ・シャフト26の他端はオグジュアリケース12の軸受18
により軸支される。リヤベアリング17の一端側におい
て、カウンタ1速ギヤ24がカウンタ・シャフト16と一体
的に形成され、カウンタ1速ギヤ24と噛合する1速ギヤ
21は、アウトプット・シャフト13にニードルベアリング
を介して軸支される。リヤベアリング17の他端側におい
て、カウンタ・シャフト16にスペーサ及びニードルベア
リングを介してカウンタ6速ギヤ25が軸支され、軸受18
の一端側で、カウンタ・シャフト16にスペーサ及びニー
ドルベアリングを介してカウンタ7速ギヤ26が軸支され
る。カウンタ6速ギヤ25とカウンタ7速ギヤ26との間に
おいて、ハブ27がカウンタ・シャフト16とスプライン結
合される。ハブ27の外周には6・7速シフタスリーブ28
がスプライン結合され、シフタスリーブ28がカウンタ6
速ギヤ25側に移動されると、スリーブ28によりハブ27と
カウンタ6速ギヤ25のスプラインとが結合され、シフタ
スリーブ28がカウンタ7速ギヤ26側に移動されると、シ
フタスリーブ28によりハブ27とカウンタ7速ギヤ26のス
プラインとが結合される。なお、19はインプットシャフ
トであり、39はドレーンプラグである。
をする。ギヤケース10の一端側(図1では左端側)には
クラッチハウジング11が連結され、ギヤケース10の他端
側(図1では右端側)にはオグジュアリケース12が連結
されている。アウトプット・シャフト13の略中央部及び
他端部(図1で右端部)は、ギヤケース10のリヤ・ベア
リング14及びオグジュアリケース12のメインリヤ・リヤ
ベアリング15により軸支される。アウトプット・シャフ
ト13と平行に配設されたカウンタ・シャフト16の中間部
はギヤケース10のリヤベアリング17に軸支され、カウン
タ・シャフト26の他端はオグジュアリケース12の軸受18
により軸支される。リヤベアリング17の一端側におい
て、カウンタ1速ギヤ24がカウンタ・シャフト16と一体
的に形成され、カウンタ1速ギヤ24と噛合する1速ギヤ
21は、アウトプット・シャフト13にニードルベアリング
を介して軸支される。リヤベアリング17の他端側におい
て、カウンタ・シャフト16にスペーサ及びニードルベア
リングを介してカウンタ6速ギヤ25が軸支され、軸受18
の一端側で、カウンタ・シャフト16にスペーサ及びニー
ドルベアリングを介してカウンタ7速ギヤ26が軸支され
る。カウンタ6速ギヤ25とカウンタ7速ギヤ26との間に
おいて、ハブ27がカウンタ・シャフト16とスプライン結
合される。ハブ27の外周には6・7速シフタスリーブ28
がスプライン結合され、シフタスリーブ28がカウンタ6
速ギヤ25側に移動されると、スリーブ28によりハブ27と
カウンタ6速ギヤ25のスプラインとが結合され、シフタ
スリーブ28がカウンタ7速ギヤ26側に移動されると、シ
フタスリーブ28によりハブ27とカウンタ7速ギヤ26のス
プラインとが結合される。なお、19はインプットシャフ
トであり、39はドレーンプラグである。
【0008】リヤ・ベアリング14とメインリヤ・リヤベ
アリング15との間のアウトプット・シャフト13には、6
速ギヤ22及び7速ギヤ23(ポンプ駆動用ギヤ)がそれぞ
れスプライン結合され、6速ギヤ22及び7速ギヤ23はそ
れぞれカウンタ6速ギヤ25及びカウンタ7速ギヤ26と常
時かみあう。アウトプット・シャフト13上であって6速
ギヤ22と7速ギヤ23との間に、スピードメータ・ドライ
ブギヤ37がスプライン結合され、スピードメータ・ドラ
イブギヤ37にスピードメータ・ドリブンギヤ38が噛合さ
れる。アウトプット・シャフト13の他端にはカップリン
グ40が連結され、ナット41によって固定される。図2に
明示されるとおり、6速ギヤ22と隣接した位置に入力ギ
ヤ4が配設され、変速機用のオイルポンプ1の駆動軸に
入力ギヤ4が連結され、6速ギヤ22と入力ギヤ4とが噛
合し、オイルポンプ1が入力ギヤ4に連結され、駆動さ
れる。ストレーナ5がギヤケース10及びオグジュアリケ
ース12の底部に配設され、ストレーナ5は吸入管2を介
してオイルポンプ1の吸入口に連通される。図3に明示
されるとおり、フレームにはオイルフィルタ32、オイル
クーラ34が取り付けられ、オイルポンプ1の吐出口から
吐出される潤滑油は、管継手30、管路31、オイルフィル
タ32、管路33、オイルクーラ34をとおり、オイルフィル
タ32によって濾過され、オイルクーラ34によって冷却さ
れる。潤滑油は更に管路35、管継手36を通り、インプッ
ト・シャフト及びアウトプットシャフト等に設けた油穴
を通って各ギヤ、ベアリングに供給される。なお、ここ
では、入力ギヤ4が6速ギヤ22と噛合しているが、6速
ギヤ22と同様にアウトプット・シャフト13にスプライン
結合された7速ギヤ23に、入力ギヤ4を噛合させてもよ
い。
アリング15との間のアウトプット・シャフト13には、6
速ギヤ22及び7速ギヤ23(ポンプ駆動用ギヤ)がそれぞ
れスプライン結合され、6速ギヤ22及び7速ギヤ23はそ
れぞれカウンタ6速ギヤ25及びカウンタ7速ギヤ26と常
時かみあう。アウトプット・シャフト13上であって6速
ギヤ22と7速ギヤ23との間に、スピードメータ・ドライ
ブギヤ37がスプライン結合され、スピードメータ・ドラ
イブギヤ37にスピードメータ・ドリブンギヤ38が噛合さ
れる。アウトプット・シャフト13の他端にはカップリン
グ40が連結され、ナット41によって固定される。図2に
明示されるとおり、6速ギヤ22と隣接した位置に入力ギ
ヤ4が配設され、変速機用のオイルポンプ1の駆動軸に
入力ギヤ4が連結され、6速ギヤ22と入力ギヤ4とが噛
合し、オイルポンプ1が入力ギヤ4に連結され、駆動さ
れる。ストレーナ5がギヤケース10及びオグジュアリケ
ース12の底部に配設され、ストレーナ5は吸入管2を介
してオイルポンプ1の吸入口に連通される。図3に明示
されるとおり、フレームにはオイルフィルタ32、オイル
クーラ34が取り付けられ、オイルポンプ1の吐出口から
吐出される潤滑油は、管継手30、管路31、オイルフィル
タ32、管路33、オイルクーラ34をとおり、オイルフィル
タ32によって濾過され、オイルクーラ34によって冷却さ
れる。潤滑油は更に管路35、管継手36を通り、インプッ
ト・シャフト及びアウトプットシャフト等に設けた油穴
を通って各ギヤ、ベアリングに供給される。なお、ここ
では、入力ギヤ4が6速ギヤ22と噛合しているが、6速
ギヤ22と同様にアウトプット・シャフト13にスプライン
結合された7速ギヤ23に、入力ギヤ4を噛合させてもよ
い。
【0009】次に本発明の実施例の作用について説明す
る。図1に示す変速機は前進7段、後退1段であり、ア
ウトプット・シャフト13は前進1〜7速、後退1速及び
停止の内のいずれかの状態にある。オイルポンプ1の入
力ギヤ4は、6速ギヤ22(ポンプ駆動用ギヤ)を介して
アウトプット・シャフト13に連結されているので、オイ
ルポンプ1はアウトプット・シャフト13の回転速度に比
例した速度で回転する。変速機が6〜7速等の高速位置
にあり、車両が高速走行するとき、変速機内の潤滑油は
高温になるが、オイルポンプ1が高速回転し潤滑油の吐
出量は多い。変速機が1〜2速等の低速位置にあり、車
両が低速走行するとき、変速機内の潤滑油の温度は低
く、オイルポンプ1がアウトプット・シャフト13の回転
速度に比例して低速回転するので、オイルポンプ1から
吐出される潤滑油の量は少なく、無駄な吐出流量を制限
する。
る。図1に示す変速機は前進7段、後退1段であり、ア
ウトプット・シャフト13は前進1〜7速、後退1速及び
停止の内のいずれかの状態にある。オイルポンプ1の入
力ギヤ4は、6速ギヤ22(ポンプ駆動用ギヤ)を介して
アウトプット・シャフト13に連結されているので、オイ
ルポンプ1はアウトプット・シャフト13の回転速度に比
例した速度で回転する。変速機が6〜7速等の高速位置
にあり、車両が高速走行するとき、変速機内の潤滑油は
高温になるが、オイルポンプ1が高速回転し潤滑油の吐
出量は多い。変速機が1〜2速等の低速位置にあり、車
両が低速走行するとき、変速機内の潤滑油の温度は低
く、オイルポンプ1がアウトプット・シャフト13の回転
速度に比例して低速回転するので、オイルポンプ1から
吐出される潤滑油の量は少なく、無駄な吐出流量を制限
する。
【0010】
【発明の効果】本発明の変速機用のオイルポンプは、ア
ウトプットシャフトの回転速度に比例した速度で回転さ
れ、アウトプットシャフトの回転速度に比例した量の潤
滑油を吐出する。このようにオイルポンプの回転速度が
アウトプットシャフトに依存するので、潤滑油(オイ
ル)が高温になる高速走行時には潤滑油の吐出量が増加
し、低速走行時には潤滑油の吐出量が減少する。従っ
て、効率の良い潤滑油の冷却ができ、オイルポンプの駆
動損失も少ない。従来の変速機の潤滑装置においては、
図4に示すとおり、入力ギヤと噛合させる専用のポンプ
駆動用ギヤをカウンタシャフトに結合していた。これに
対して、本発明では、変速機のアウトプットシャフトに
結合された変速用のギヤ(実施例では6速ギヤ、7速ギ
ヤ)をポンプ駆動用ギヤとして用いる。従って、本発明
では、ギヤを1個少なくすることができる。変速機を変
速させるとき、同期装置がカウンタシャフトの回転速度
を変化させる力を負担している。従来の変速機の潤滑装
置においては、カウンタシャフトに結合されたポンプ駆
動用ギヤでオイルポンプを駆動させており、オイルポン
プの回転速度を変化させる力も同期装置に負荷されてい
た。これに対して、本発明では、アウトプットシャフト
に結合されたポンプ駆動用ギヤでオイルポンプを駆動さ
せているので、オイルポンプの駆動力が同期装置に与え
る影響が無くなり、変速操作力の低減及び同期装置の耐
久性の向上が図られる。
ウトプットシャフトの回転速度に比例した速度で回転さ
れ、アウトプットシャフトの回転速度に比例した量の潤
滑油を吐出する。このようにオイルポンプの回転速度が
アウトプットシャフトに依存するので、潤滑油(オイ
ル)が高温になる高速走行時には潤滑油の吐出量が増加
し、低速走行時には潤滑油の吐出量が減少する。従っ
て、効率の良い潤滑油の冷却ができ、オイルポンプの駆
動損失も少ない。従来の変速機の潤滑装置においては、
図4に示すとおり、入力ギヤと噛合させる専用のポンプ
駆動用ギヤをカウンタシャフトに結合していた。これに
対して、本発明では、変速機のアウトプットシャフトに
結合された変速用のギヤ(実施例では6速ギヤ、7速ギ
ヤ)をポンプ駆動用ギヤとして用いる。従って、本発明
では、ギヤを1個少なくすることができる。変速機を変
速させるとき、同期装置がカウンタシャフトの回転速度
を変化させる力を負担している。従来の変速機の潤滑装
置においては、カウンタシャフトに結合されたポンプ駆
動用ギヤでオイルポンプを駆動させており、オイルポン
プの回転速度を変化させる力も同期装置に負荷されてい
た。これに対して、本発明では、アウトプットシャフト
に結合されたポンプ駆動用ギヤでオイルポンプを駆動さ
せているので、オイルポンプの駆動力が同期装置に与え
る影響が無くなり、変速操作力の低減及び同期装置の耐
久性の向上が図られる。
【図1】本発明の実施例の一部断面側面図である。
【図2】図1のA−A線からみた要部拡大断面図であ
る。
る。
【図3】本発明の実施例の配管図である。
【図4】従来の変速機の潤滑装置を示す図である。
1 オイルポンプ 4 入力ギヤ 13 アウトプットシャフト 22 6速ギヤ(ポンプ駆動ギヤ) 23 7速ギヤ(ポンプ駆動ギヤ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 泉 東京都日野市日野台3丁目1番地1 日野 自動車工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 変速機のアウトプットシャフトにポンプ
駆動用ギヤが結合され、ポンプ駆動用ギヤと隣接した位
置に入力ギヤが配設され、ポンプ駆動用ギヤと入力ギヤ
とが噛合され、入力ギヤに変速機用のオイルポンプの駆
動軸が連結された変速機の潤滑装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5021635A JPH06213308A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 変速機の潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5021635A JPH06213308A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 変速機の潤滑装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06213308A true JPH06213308A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=12060536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5021635A Pending JPH06213308A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 変速機の潤滑装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06213308A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005145154A (ja) * | 2003-11-12 | 2005-06-09 | Iseki & Co Ltd | 走行装置の伝動機構 |
DE102014016173A1 (de) * | 2014-11-03 | 2016-05-04 | Audi Ag | Antriebseinrichtung für ein Kraftfahrzeug |
US10309524B2 (en) | 2016-02-03 | 2019-06-04 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Lubricating device of power transmission device for vehicle |
-
1993
- 1993-01-18 JP JP5021635A patent/JPH06213308A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005145154A (ja) * | 2003-11-12 | 2005-06-09 | Iseki & Co Ltd | 走行装置の伝動機構 |
DE102014016173A1 (de) * | 2014-11-03 | 2016-05-04 | Audi Ag | Antriebseinrichtung für ein Kraftfahrzeug |
US10480637B2 (en) | 2014-11-03 | 2019-11-19 | Audi Ag | Lubrication system for a drive device of a motor vehicle |
US10309524B2 (en) | 2016-02-03 | 2019-06-04 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Lubricating device of power transmission device for vehicle |
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