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JPH0621121U - 耐熱、耐冷性無機絶縁ケーブル - Google Patents

耐熱、耐冷性無機絶縁ケーブル

Info

Publication number
JPH0621121U
JPH0621121U JP3341292U JP3341292U JPH0621121U JP H0621121 U JPH0621121 U JP H0621121U JP 3341292 U JP3341292 U JP 3341292U JP 3341292 U JP3341292 U JP 3341292U JP H0621121 U JPH0621121 U JP H0621121U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inorganic
inorganic insulating
resistant
conductor
core wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3341292U
Other languages
English (en)
Inventor
一郎 笠間
兼治 阿部
義彰 志村
勝 三島
卓三 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD., Tokyo Gas Co Ltd filed Critical THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority to JP3341292U priority Critical patent/JPH0621121U/ja
Publication of JPH0621121U publication Critical patent/JPH0621121U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可撓性に富み、施工性が良く、しかも絶縁体
の熱劣化が生じることのない耐熱、耐冷性無機絶縁ケー
ブルを提供することにある。 【構成】 導体2と、導体2の外方に設けられた金属被
覆3との間に無機絶縁粉末4が充填された無機絶縁素線
5を具備すると共に、無機絶縁素線5の必要数が撚り合
わされて無機絶縁心線7が構成され、さらに無機絶縁心
線7の外方にステンレス製の可撓金属管(金属コルゲー
ト管8)が設けられていることを特徴とする耐熱、耐冷
性無機絶縁ケーブル。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、化学プラント工場、火力発電所、又は溶鉱炉等での使用に適した無 機絶縁ケーブルに関するものである。
【0002】
【従来技術】
化学プラント工場、および火力発電所等で使用され、且つ耐熱性、および耐冷 性に優れたケーブルとしては、無機絶縁ケーブル(MIケーブル)や、金属コル ゲート管で被覆されたプラスチックケーブルが一般的である。 ところで、無機絶縁ケーブルは必要本数撚り合わされた銅製の導体と、この導 体の外方に設けられた銅、又は、アルミより成る金属被覆との間に酸化マグネシ ウム等の無機絶縁粉末が充填された構造であり、また、プラスチックケーブルは 、必要本数の金属導体が撚り合わされた外周にポリエチレン樹脂等が施された絶 縁心線を具備し、その絶縁心線の外方に金属コルゲート管が設けられた構造のも のである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前述した無機絶縁ケーブルは、BS規格(British Standard Institution:英 国標準規格)にもあるように約1000度にもおよぶ耐熱性能と、極低温(約−190 度)に耐え得る特性を具備してはいるものの、構造的に局部的な衝撃に弱く、そ のため布設の際には衝撃を受けそうな箇所を縞鋼板で覆ったり、その一部を鋼管 の中に埋設するなどして保護しなければならず、布設作業が煩雑になっていた。 また、金属被覆が銅製の無機絶縁ケーブルは、その表面が腐食しやすく、長時 間におよぶ屋外での使用においては金属被覆の劣化に伴う絶縁低下の問題が生じ ていた。 さらに、前記プラスチックケーブルにおいては、絶縁心線を金属コルゲート管 で保護してはいるものの、1000度以上の高温下においては金属コルゲート管内の 絶縁心線が熱劣化してしまいケーブル全体の耐熱性が十分ではなかった。
【0004】
【考案の目的】
本考案は前記問題点に鑑みなされたものでその目的とするところは、前記不具 合が生じなく、可撓性に富み、布設作業性が良く、しかも絶縁体の熱劣化が生じ ることのない耐熱、耐冷性無機絶縁ケーブルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本考案の構成は、導体と該導体の外方に設けられた 金属被覆との間に無機絶縁粉末が充填された無機絶縁素線を具備すると共に、該 無機絶縁素線の必要数が撚り合わされて無機絶縁心線が構成され、さらに該無機 絶縁心線の外方にステンレス製の可撓金属管が設けられていることを特徴とする 。
【0006】
【作用】
本考案によれば、導体とこの導体外方に設けられた金属被覆との間に無機絶縁 粉末が充填された無機絶縁素線を具備すると共に、該無機絶縁素線の必要数が撚 り合わされて無機絶縁心線が構成され、さらに該無機絶縁心線の外方にステンレ ス製の可撓金属管が設けられているので、ケーブル全体が可撓性に富むと共に、 外圧に対して強くなり、そのため布設作業性が向上する。 また、最外層のコルゲート管がステンレス製なので、銅製のものに比べ腐食し にくくなる。
【0007】
【実施例】
本考案の実施例を図を参照して詳細に説明する。
【0008】 図1は本考案の一実施例を示す断面図である。本実施例の無機絶縁ケーブル1 は、外径1.78mmの銅製の導体2と、導体2の外方に設けられた、例えば銅 製の金属被覆3との間に、例えば酸化マグネシウム(MgO)より成る無機絶縁 粉末4が充填された外径5.3mmの無機絶縁素線5を具備し、この無機絶縁素 線5の2本が押巻きである厚さ1.3mmのガラス編組テープ6と共に同心撚り されて無機絶縁心線7が構成され、さらに無機絶縁心線7の外方に厚さ0.3m mで外周16.0mmのステンレス(SUS304)から成る金属コルゲート管 8が設けられているものである。
【0009】 尚、前記実施例においては押巻き(介在)としてガラス編組テープ6を用いて いるが、これは必要に応じて使用すればよく、必要不可欠なものではない。
【0010】 図2は本考案の他の実施例を示す断面図で、本実施例の無機絶縁ケーブル9は 、外径3.57mmの銅製の導体10と、導体10の外方に設けられた銅製の金 属被覆11との間に、例えば酸化シリコン(SiO2 )より成る無機絶縁粉末1 2が充填された外径7.3mmの無機絶縁素線13を具備し、この無機絶縁素線 13の4本が、直径3mmの銅線14の回りを押巻(介在)であるガラス編組テ ープ15と共に400〜500mmのピッチで同心撚りされて無機絶縁心線16 が構成され、さらに無機絶縁心線16の外方に厚さ0.3mmで外周23.2m mのステンレス(SUS304)から成る金属コルゲート管17が設けられてい るものである。
【0011】 尚、本実施例では介在としてガラス編組テープ6,15を使用したが、これは シリコンテープでもよく、また、無機絶縁粉末4,12としては、酸化カルシウ ム(CaCO3 )、又は酸化アルミニウム(Al2 3 )等を使用しても構わな い。 さらに、最外層に設ける可撓金属管としては、スパイラルコルゲート、又はイ ンターロックアーマーを採用することもできる。
【0012】
【考案の効果】
本考案の耐熱、耐冷性無機絶縁ケーブルによれば、無機絶縁素線を緩衝材と共 に撚り合わせ、最外層に耐熱性に優れるステンレス製の金属コルゲート管を設け ているので、ケーブル全体が可撓性に富み、外圧に対して強固になり、そのため 布設後の外傷保護設備が不要となる。 また、最外層の金属コルゲート管がステンレスで作製されているので、その表 面が腐食しにくく、長時間におよぶ屋外での使用においても金属コルゲート管の 劣化に伴う絶縁低下の問題が生じなくなる。 さらに、金属コルゲート管内の素線が無機絶縁素線なので、1000度以上にもお よぶ高温下での使用に対しても充分適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 無機絶縁ケーブル 2 導体 3 金属被覆 4 無機絶縁粉末 5 無機絶縁素線 6 ガラス編組テープ 7 無機絶縁心線 8 金属コルゲート管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 志村 義彰 神奈川県横浜市鶴見区岸台1−3−25− 309 (72)考案者 三島 勝 神奈川県横浜市金沢区並木1−12−4− 404 (72)考案者 遠藤 卓三 神奈川県平塚市東八幡5−1−9

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体と該導体の外方に設けられた金属被
    覆との間に無機絶縁粉末が充填された無機絶縁素線を具
    備すると共に、該無機絶縁素線の必要数が撚り合わされ
    て無機絶縁心線が構成され、さらに該無機絶縁心線の外
    方にステンレス製の可撓金属管が設けられていることを
    特徴とする耐熱、耐冷性無機絶縁ケーブル。
JP3341292U 1992-04-21 1992-04-21 耐熱、耐冷性無機絶縁ケーブル Pending JPH0621121U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3341292U JPH0621121U (ja) 1992-04-21 1992-04-21 耐熱、耐冷性無機絶縁ケーブル

Applications Claiming Priority (1)

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JP3341292U JPH0621121U (ja) 1992-04-21 1992-04-21 耐熱、耐冷性無機絶縁ケーブル

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Publication Number Publication Date
JPH0621121U true JPH0621121U (ja) 1994-03-18

Family

ID=12385874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3341292U Pending JPH0621121U (ja) 1992-04-21 1992-04-21 耐熱、耐冷性無機絶縁ケーブル

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JP (1) JPH0621121U (ja)

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