JPH06218572A - レーザ加工機の加工ヘッド - Google Patents
レーザ加工機の加工ヘッドInfo
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- JPH06218572A JPH06218572A JP5011461A JP1146193A JPH06218572A JP H06218572 A JPH06218572 A JP H06218572A JP 5011461 A JP5011461 A JP 5011461A JP 1146193 A JP1146193 A JP 1146193A JP H06218572 A JPH06218572 A JP H06218572A
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Abstract
上させるとともに、ランニングコストを低減することの
できるレーザ加工機の加工ヘッドを提供する。 【構成】 内側ノズル39の周囲に設けられた外側ノズ
ル41に連結された配管43にシールドガスSGと霧状
の水(冷却媒体)WAを混合する混合器(混合手段)4
5を設けたので、加工時にはシールドガスSGがアシス
トガスAGを周囲からシールドすると共に霧状の水WA
が被加工材Wの加工部付近を冷却する。この際に、霧状
の水WAを混合したシールドガスSGを、アシストガス
AGの噴出速度と略同じ速度で噴出するので、アシスト
ガスAGの流れが乱れることなく良い方向性を保って被
加工材Wの加工位置に噴出される。これに伴い、霧状の
水が直接被加工材Wの加工位置に吹き付けられることが
ないので、加工位置における熱のロスが発生せず加工効
率が改善される。
Description
ッドに係り、さらに詳しくは、冷却媒体およびアシスト
ガスの噴出に特徴のあるノズルを有するレーザ加工機の
加工ヘッドに関するものである。
の被加工材を加工するレーザ加工装置では、レーザ発振
器からのレーザビームを被加工材へ照射するための反射
鏡とレーザビームを集光する集光レンズを備えた加工ヘ
ッドと、被加工材を水平に支持して移動させる加工テー
ブルとを備えている。
ザ発振器から発振され加工ヘッドからアシストガスと共
に被加工材へ照射される。このアシストガスは被加工材
と反応して被加工材の溶融を助けると共に、溶融した金
属やスラッグを除去する作用をする。また、溶融金属の
飛散から集光レンズを保護する作用もある。
被加工材の加工点に集中的に照射されたレーザビームの
エネルギーが熱エネルギーとして被加工材に吸収され、
この熱エネルギーによって被加工材は溶融されて切断さ
れるのである。
響部分を狭くしてやる必要があるため、このような熱加
工切断においては、特に厚板の切断加工時における被加
工材の冷却手段として冷却効果の高い水噴霧が使用され
ている。
側ノズルからレーザビームとアシストガスを同軸上に噴
出させると共に、外側ノズルから水を流すことにより行
われている。従って、外側ノズルから流れ出た水は、内
側ノズルから噴出されるアシストガスにより巻き込まれ
て霧状態となり、アシストガスと一緒に被加工材に吹き
付けられている。
きく、ノズル先端のガス吹き出し部の直線部が長いほど
ノズルより噴出したアシストガスの方向性が良好とな
り、切断面が良い状態となることが知られている。
うな従来の技術にあっては、内側ノズルから噴出するア
シストガスは、それ単体で噴出した場合には、大気との
相対速度の為に噴出直後に方向性が乱れた流れとなる。
この方向性の乱れは、アシストガスの外周から始まり、
内側に進行してくるため、ノズル径を大きくすることは
アシストガスの内側の乱れの発生を遅らせ、アシストガ
ス圧やその他の要因によっては、乱れの少ないアシスト
ガスが断面溝に吹き込んでくるが、アシストガスの消費
量が増大してランニングコストを劣化させる問題があ
る。
ームにより溶融した被加工材がアシストガスにより冷却
されて凝固することで発生するため、アシストガスの流
れが乱れていると切断溝に入るガス量および流速が低下
し、裏面に溶融金属が付着したり条痕が乱れたりするお
それがある。そして、外側のノズルから流れ出た水がア
シストガスにより巻き込まれて霧状態となって被加工材
の加工部分に吹き付けられるため、加工安定性は良好に
確保されるものの熱のロスが大きく加工速度と加工可能
板厚の低下を招いている。
することはアシストガスの流れの乱れを防ぐ効果がある
が、レーザビームが干渉しやすくなり、焦点および可動
範囲が短くなるという問題がある。
に着目してなされたものであり、切断能力,切断面粗度
および加工安定性を向上させるとともに、ランニングコ
ストを低減することのできるレーザ加工機の加工ヘッド
を提供することにある。
工機の加工ヘッドは、上記の目的を達成するために、被
加工材へアシストガスを噴出すると共にレーザビームを
照射する内側ノズルの周囲に冷却媒体を混合したシール
ドガスを噴出する外側ノズルを設けたものである。
る混合手段を外側ノズルに連結した配管に設けること
や、外側ノズルが、内側ノズルから噴出されるアシスト
ガスの噴出速度と略同じ速度で霧状の冷却媒体を混合し
たシールドガスを噴出するものであることが望ましい。
れば、内側ノズルからレーザビームと共にアシストガス
を噴出して被加工材を切断加工等するので、被加工材の
溶融を助けると共に溶融した金属やスラッグを除去する
ことができる。
設け、この外側ノズルに連結する配管にシールドガスと
霧状の冷却媒体を混合する混合手段を設けたので、加工
時にはシールドガスがアシストガスを周囲からシールド
すると共に霧状の冷却媒体が被加工材の加工部付近を冷
却する。
ルドガスを、アシストガスの噴出速度と略同じ速度で噴
出するので、アシストガスは従来のように大気に直接接
する場合に比して噴出速度差が非常に小さくなる。この
ため、アシストガスの流れが乱れることなく良い方向性
を保って被加工材の加工位置に噴出される。これに伴
い、霧状の冷却媒体がアシストガスに巻き込まれて直接
被加工材の加工位置に吹き付けられることがないので、
加工位置における熱のロスが発生せず加工効率が改善さ
れる。
づいて説明する。
が示してある。このレーザ加工機1は、ベース3、ベー
ス3の一端部に固定され垂直に形成されているポスト
5、およびポスト5によってベース3の上方に水平片持
ち梁状に支持されているオーバーヘッドビーム7とから
なっており、ポスト5の前面(図6中下側)には、レー
ザ加工機1を数値制御するNC制御装置9が設けられて
いる。
工材Wを水平に載置すべく複数のフリーベアボール11
を有する固定テーブル13が設けられている。オーバー
ヘッドビーム7の前端には、ミラーアッセンブリ15お
よび集光レンズ17を有する加工ヘッド19が設けられ
ている。この加工ヘッド19の先端(下端)にはレーザ
ビームLBを照射するノズル21が設けられている。
ザ加工機1の図中左側に設けられているレーザ発振器2
3からのレーザビームLBを集光レンズ17および被加
工材Wの方向へ屈折させるように設けられており、さら
にレーザ発振器23からミラーアッセンブリ15へ送る
ためのミラーアッセンブリ25,25が設けられてい
る。
ーザ発振器23からのレーザビームLBを受取り、加工
ヘッド19を通して被加工材Wの加工のためレーザビー
ムLBを照射するようになっている。
ために、水平移動可能なキャレッジベース27、このキ
ャレッジベース27上に移動可能に設けられ且つ被加工
材Wを把持する一対のワーククランプ29を有するキャ
レッジ31が設けられている。
の両側に設けられている可動テーブル33と一体となっ
ており、固定テーブル13の両側に平行に設けられた一
対のガイドレール35上へスライド自在に設けられてい
て、図示しない駆動装置によりY軸方向へ移動位置決め
自在となっている。また、キャレッジ31は、キャレッ
ジベース27上を、X軸方向へ移動位置決め自在に設け
られている。
加工領域への被加工材Wの位置決めは、被加工材Wをク
ランプするワーククランプ29を装備したキャレッジ3
1がキャレッジベース27上をX方向に移動制御され、
且つキャレッジベース27がガイドレール35に沿って
Y方向に移動制御されることにより行われることにな
る。
ついて説明する。
ムLBを集光するための集光レンズ17が設けられてお
り、下向きに尖った円錐形状を呈する内部空間G側壁の
上端部付近に酸素等のアシストガスAGを噴出するアシ
ストガス噴出口37が設けられている。そして、集光レ
ンズ17の真下で加工ヘッド19の下端中心部には、レ
ーザビームLBを被加工材Wに照射すると共にアシスト
ガスAGを被加工材Wに対して噴出する内側ノズル39
が設けられている。
などのシールドガスSGと冷却媒体としての水WAを噴
出するための外側ノズル41が設けられている。この外
側ノズル41は、内部空間Gの形状に沿って連続した外
側ノズル空間41Aを有しており、この外側ノズル空間
41Aの上端において配管43に連結している。外側ノ
ズル空間41Aの下端は、ノズル21下端面において円
形の溝となって外側ノズル41を形成するものである。
そして、外側ノズル41に連結されている配管43に
は、送られてきたシールドガスSG中に霧状の水WAを
混合するための混合器45が設けられている。
は、レーザ発振器23からミラーアッセンブリ15を介
して送られてきたレーザビームLBが、集光レンズ17
により集光されて内側ノズル39から被加工材Wの切断
箇所に照射されると共に、アシストガスAGが被加工材
Wに向けて噴出されることにより被加工材Wを切断加工
する。この際に、混合器45により霧状の水WAが混合
されたシールドガスSGが、アシストガスAGの流速と
略同じ流速で外側ノズル41から噴出される。
ル41からシールドガスSGを噴出させると、内側ノズ
ル39から噴出するアシストガスAGは大気ではなく、
シールドガスSGとの間に相対速度をもつことになり、
結果として相対速度が小さくなる。このため、シールド
ガスSGのシールド効果によりアシストガスAGの流れ
が乱れず、方向性の良いガスが多量に加工部へ吹き込む
ので、ピアス時間が短縮化されると共に切断面粗度が向
上してカーフ幅を狭くでき、さらに加工速度を速くする
ことができる。
により予め霧状の水WAを混入させてあるので、切断加
工により被加工材Wに発生した熱の冷却効果を高めるこ
とができる。ここで、シールドガスSGの流速はアシス
トガスAGの流速とほぼ一致するため、シールドガスS
Gに混入した霧状の水WAのアシストガスAGへの進入
速度が遅く、加工部に直接吹き付けられることがないた
めレーザビームLBの水WAによるロスが発生せず、加
工速度を低下させることがない。
AGとのノズル噴出後の混合が少ないため、シールドガ
スSGは安価なエアー等を使用することができる。そし
て、シールドガスSGをアシストガスAGと別配管とし
たので、それぞれの流量又はガス圧を別々に設定でき
る。例えば、シールドガスSGを強くするとピアス加工
時に発生するスパッタによる集光レンズの汚れを防ぐこ
とができる。
内側ノズル39に対して相対的高さを調整できるように
上下方向へ移動自在に設け、外側ノズル41の高さをN
C装置により制御するようにすれば、シールドガスSG
による冷却範囲を加工形状によって変化させることもで
きる。すなわち、図中右側に示すように外側ノズル41
を内側ノズル39に対して相対的に上昇させると、シー
ルドガスSGは広い範囲に広がるため、冷却範囲が広が
る。図中左側には、外側ノズル41の下端が内側ノズル
39の下端と同じ高さ位置にある場合を示している。
39の外周に外側ノズル41を設けたが、図4に示すよ
うに、外側ノズルの噴出口はリング状でなく等間隔で配
された小孔47であってもよい。
Aや油を直接噴出したり、外部冷却装置により冷却され
た油,ガス又はそれらの混合ガスを用いることもでき
る。
ドは以上説明したような構成のものであり、内側ノズル
の周囲に外側ノズルを設け、この外側ノズルに連結する
配管にシールドガスと霧状の冷却媒体を混合する混合手
段を設けたので、加工時にはシールドガスがアシストガ
スを周囲からシールドすると共に霧状の冷却媒体が被加
工材の加工部付近を冷却することができる。従って、ア
シストガスが良い方向性で加工部に吹き付けられるの
で、切断能力,切断面粗度および加工安定性を向上させ
るとともに、アシストガスの無駄が削減され、ランニン
グコストを低減することができる。
ルドガスを、アシストガスの噴出速度と略同じ速度で噴
出するので、アシストガスは従来のように大気に直接接
する場合に比して噴出速度差が非常に小さくなる。この
ため、アシストガスの流れが乱れることなく良い方向性
を保って被加工材の加工位置に噴出される。これに伴
い、霧状の冷却媒体がアシストガスに巻き込まれて直接
被加工材の加工位置に吹き付けられることがないので、
加工位置における熱のロスが発生せず加工効率が改善さ
れる。
実施例を示す断面図である。
断面図である。
の実施例を示す断面図である。
らに別の実施例を示す断面図である。
備したレーザ加工機の全体を示す正面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 被加工材へアシストガスを噴出すると共
にレーザビームを照射する内側ノズルの周囲に冷却媒体
を混合したシールガスを噴出する外側ノズルを設けてな
ることを特徴とするレーザ加工機の加工ヘッド。 - 【請求項2】 前記冷却媒体とシールガスを混合する混
合手段を前記外側ノズルに連結された配管に設けてなる
ことを特徴とする請求項1記載のレーザ加工機の加工ヘ
ッド。 - 【請求項3】 外側ノズルが、内側ノズルから噴出され
るアシストガスの噴出速度と略同じ速度で霧状の冷却媒
体を混合したシールドガスを噴出するものであることを
特徴とする請求項1記載のレーザ加工機の加工ヘッド。
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1993
- 1993-01-27 JP JP01146193A patent/JP3532223B2/ja not_active Expired - Fee Related
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