JPH06167503A - 免疫自動分析装置 - Google Patents
免疫自動分析装置Info
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- JPH06167503A JPH06167503A JP34096992A JP34096992A JPH06167503A JP H06167503 A JPH06167503 A JP H06167503A JP 34096992 A JP34096992 A JP 34096992A JP 34096992 A JP34096992 A JP 34096992A JP H06167503 A JPH06167503 A JP H06167503A
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- sample
- dispensing
- rack
- stirring
- measurement
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 抗原ー抗体反応を利用した各種免疫学測定法
に簡単に対応させることができる免疫自動分析装置を提
供すること。 【構成】 反応容器Bが立設保持されたラックCと、こ
のラックを間欠移送する手段と、ラック移送路Vの所定
位置Dで所要量のサンプルを反応容器Bに分注する手段
Eと、サンプルが分注された反応容器Bに試薬を分注し
撹拌する手段Fと、ラック移送路の試薬分注位置の下流
側に配設され進退動する吸着体と、反応容器にバッファ
液を分注し、かつ、抗体液を分注する手段Gと、反応容
器B内に洗浄水を注入・吸引する手段と、反応容器B内
に基質液を分注する手段と、反応容器B内に測定液を分
注する手段と、光学測定位置Yにおいて反応容器B内の
試料を光学的に測定する手段Pと、この測定が終了した
反応容器Bを洗浄する終段洗浄装置とを有する。
に簡単に対応させることができる免疫自動分析装置を提
供すること。 【構成】 反応容器Bが立設保持されたラックCと、こ
のラックを間欠移送する手段と、ラック移送路Vの所定
位置Dで所要量のサンプルを反応容器Bに分注する手段
Eと、サンプルが分注された反応容器Bに試薬を分注し
撹拌する手段Fと、ラック移送路の試薬分注位置の下流
側に配設され進退動する吸着体と、反応容器にバッファ
液を分注し、かつ、抗体液を分注する手段Gと、反応容
器B内に洗浄水を注入・吸引する手段と、反応容器B内
に基質液を分注する手段と、反応容器B内に測定液を分
注する手段と、光学測定位置Yにおいて反応容器B内の
試料を光学的に測定する手段Pと、この測定が終了した
反応容器Bを洗浄する終段洗浄装置とを有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、抗原ー抗体反応を利
用した酵素免疫測定法(以下、EIA法という。)やラ
テックス凝集を利用した免疫比濁法又は光散乱測定法或
は化学発光法(以下、CL法という。)や電気化学発光
法(以下、ECL法という。)を用いた高感度免疫学測
定に好適な免疫自動分析装置に関する。
用した酵素免疫測定法(以下、EIA法という。)やラ
テックス凝集を利用した免疫比濁法又は光散乱測定法或
は化学発光法(以下、CL法という。)や電気化学発光
法(以下、ECL法という。)を用いた高感度免疫学測
定に好適な免疫自動分析装置に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】周知のように、近年では、抗原
ー抗体反応を利用した免疫学測定法として、EIA測定
法や、ラテックス凝集反応を利用した測定法・CL法・
ECL法が行なわれている。
ー抗体反応を利用した免疫学測定法として、EIA測定
法や、ラテックス凝集反応を利用した測定法・CL法・
ECL法が行なわれている。
【0003】このEIA法やラテックス凝集反応を利用
した測定法は、測定精度に対する信頼性も高いことか
ら、例えば、CEA,Fer,β2 ーM,IgE,TS
H,T 3 ,T4 ,AFP,CAー50などの分析に用い
られる。
した測定法は、測定精度に対する信頼性も高いことか
ら、例えば、CEA,Fer,β2 ーM,IgE,TS
H,T 3 ,T4 ,AFP,CAー50などの分析に用い
られる。
【0004】また、CL法は、GODを標識抗体とし、
基質のグルコースより生成する過酸化水素をルミノール
とmーPODで化学発光させることを原理とし、測定方
式としては、フォトアウンテイング法で定量的に測定す
るのが一般的である。
基質のグルコースより生成する過酸化水素をルミノール
とmーPODで化学発光させることを原理とし、測定方
式としては、フォトアウンテイング法で定量的に測定す
るのが一般的である。
【0005】さらにECL法は、例えば、電極表面で起
きる電気化学的変化で発光するルテニウム・トリス・ビ
・ピリジル化合物を抗体などに標識して発光させる電気
化学発光法を原理とし、測定方式としては、そのままE
CLを計測するホモジーニアス法と未反応標識抗体を洗
浄した後にECK計測するヘテロジーニアス法が用いら
れる。
きる電気化学的変化で発光するルテニウム・トリス・ビ
・ピリジル化合物を抗体などに標識して発光させる電気
化学発光法を原理とし、測定方式としては、そのままE
CLを計測するホモジーニアス法と未反応標識抗体を洗
浄した後にECK計測するヘテロジーニアス法が用いら
れる。
【0006】ところで、これらの各免疫学測定法におい
ては、磁性粒子の表面に抗体を感作した磁性粒子法や、
ラテックスの表面に抗体を感作したラテックス法、球状
のビーズの表面に抗体を感作したビーズ法、セル内壁面
に抗体をコーテイングしたコーテイング法等が公知であ
る。
ては、磁性粒子の表面に抗体を感作した磁性粒子法や、
ラテックスの表面に抗体を感作したラテックス法、球状
のビーズの表面に抗体を感作したビーズ法、セル内壁面
に抗体をコーテイングしたコーテイング法等が公知であ
る。
【0007】しかし、上記免疫学測定法にあっては、抗
体不溶液等の試薬や基質液・反応停止溶液等の各種作業
液を反応時間に対応させて添加しなければならないた
め、かかる作業が非常に煩雑であるとともに、この種の
検査には、後記する1ステップ法や2ステップ法が混在
して装置が非常に複雑化・高価格化する他、この種の検
査は反応時間が長いため、検査結果が得られるまでに多
くの時間を必要とするという問題を有していた。
体不溶液等の試薬や基質液・反応停止溶液等の各種作業
液を反応時間に対応させて添加しなければならないた
め、かかる作業が非常に煩雑であるとともに、この種の
検査には、後記する1ステップ法や2ステップ法が混在
して装置が非常に複雑化・高価格化する他、この種の検
査は反応時間が長いため、検査結果が得られるまでに多
くの時間を必要とするという問題を有していた。
【0008】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、抗原ー抗体反
応を利用した各種免疫学測定法、特に、上記磁性粒子法
・ビーズ法・コーティング法に簡易に対応させることが
でき、しかも、この種の検査を人手をまったく介在させ
ることなく全自動で行なうことができ、さらには、1或
は2ステップ法が混在する検査処理を自動的に行うこと
ができる超簡易型免疫自動分析装置を提供しようとする
ものである。
ものであって、その目的とするところは、抗原ー抗体反
応を利用した各種免疫学測定法、特に、上記磁性粒子法
・ビーズ法・コーティング法に簡易に対応させることが
でき、しかも、この種の検査を人手をまったく介在させ
ることなく全自動で行なうことができ、さらには、1或
は2ステップ法が混在する検査処理を自動的に行うこと
ができる超簡易型免疫自動分析装置を提供しようとする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明にあっては、免疫自動分析装置を、反応容
器が立設保持されたラックと、このラックをエンドレス
状に循環させて間欠移送する手段と、上記ラックが移送
されるラック移送路の所定位置で所要量のサンプルを反
応容器に分注する手段と、このサンプルが分注された反
応容器に試薬を分注し撹拌する手段と、上記ラック移送
路の試薬分注位置の下流側に配設され1ステップ法或は
2ステップ法により進退動する吸着体と、上記反応容器
にバッファ液を分注・撹拌・吸引し、かつ、抗体液を分
注し撹拌する手段と、上記反応容器内に洗浄水を注入・
吸引する手段と、反応容器内に基質液を分注し攪拌する
手段と、反応容器内に測定液を分注し攪拌する手段と、
光学測定位置において反応容器内の試料を光学的に測定
する手段と、この測定が終了した上記反応容器を最終的
に洗浄する終段洗浄装置と、を有して構成されているこ
とを特徴とするものである。
に、この発明にあっては、免疫自動分析装置を、反応容
器が立設保持されたラックと、このラックをエンドレス
状に循環させて間欠移送する手段と、上記ラックが移送
されるラック移送路の所定位置で所要量のサンプルを反
応容器に分注する手段と、このサンプルが分注された反
応容器に試薬を分注し撹拌する手段と、上記ラック移送
路の試薬分注位置の下流側に配設され1ステップ法或は
2ステップ法により進退動する吸着体と、上記反応容器
にバッファ液を分注・撹拌・吸引し、かつ、抗体液を分
注し撹拌する手段と、上記反応容器内に洗浄水を注入・
吸引する手段と、反応容器内に基質液を分注し攪拌する
手段と、反応容器内に測定液を分注し攪拌する手段と、
光学測定位置において反応容器内の試料を光学的に測定
する手段と、この測定が終了した上記反応容器を最終的
に洗浄する終段洗浄装置と、を有して構成されているこ
とを特徴とするものである。
【0010】
【実施例】以下、添付図面に示す一実施例に基づき、こ
の発明を詳細に説明する。
の発明を詳細に説明する。
【0011】この実施例に係る免疫自動分析装置Aは、
磁性粒子を用いたEIA法の免疫自動分析装置であって
2ステップ方式及び1ステップ方式のいずれのものにも
対応することができるように構成されている。2ステッ
プ式とは、この明細書では、第2試薬である酵素標識抗
体液を反応容器に加える前に、一度、第1試薬である抗
体不溶磁性体液をバッファ洗浄を行なう方式のものをい
い、また、1ステップ式とは、抗体不溶磁性体液のバッ
ファ洗浄を行なわずに上記酵素標識抗体液を反応容器に
加える方式のものをいう。
磁性粒子を用いたEIA法の免疫自動分析装置であって
2ステップ方式及び1ステップ方式のいずれのものにも
対応することができるように構成されている。2ステッ
プ式とは、この明細書では、第2試薬である酵素標識抗
体液を反応容器に加える前に、一度、第1試薬である抗
体不溶磁性体液をバッファ洗浄を行なう方式のものをい
い、また、1ステップ式とは、抗体不溶磁性体液のバッ
ファ洗浄を行なわずに上記酵素標識抗体液を反応容器に
加える方式のものをいう。
【0012】即ち、この実施例に係る免疫自動分析装置
Aは、図1に示すように、1本の有底円筒状に形成され
た反応容器Bが立設保持されるラックCと、このラック
Cを順次間欠移送するエンドレス状の循環ラック移送路
Vと、上記ラックCの各反応容器Bを順次間欠移送する
ラック移送装置(図示せず)と、上記循環ラック移送路
Vのサンプル分注位置bで所要量のサンプルを吸引し反
応容器Bに分注するサンプリング装置Eと、該サンプル
が分注された反応容器Bに試薬を分注し撹拌する第1試
薬分注装置Fと、反応容器Bにバッファ洗浄液・抗体液
を分注し撹拌する第2試薬分注装置Gと、反応容器B内
に洗浄水・洗浄水・基質液・測定液を分注し吸引する機
構が一体形成された液分注吸引ユニットKと、測定移動
位置xに到達したラックCを光学測定位置yへと移送す
るラインアウト装置(図示せず)と、光学測定位置yに
おいて反応容器B内の試料をフローセルT内に吸引導入
して光学的に測定する光学測定装置Pと、この測定が終
了した上記反応容器を洗浄する終段洗浄装置Qと、上記
第1試薬分注装置Fと第2試薬分注装置Gとの間に配設
された磁性粒子吸着体N1 ,N2 ,N3 ,N4 と、これ
らを連係させて駆動制御し、かつ、分析データを所定の
方式で演算処理する制御装置CPUと、を有して構成さ
れている。尚、図中符号Wは緊急検査用サンプラーであ
る。
Aは、図1に示すように、1本の有底円筒状に形成され
た反応容器Bが立設保持されるラックCと、このラック
Cを順次間欠移送するエンドレス状の循環ラック移送路
Vと、上記ラックCの各反応容器Bを順次間欠移送する
ラック移送装置(図示せず)と、上記循環ラック移送路
Vのサンプル分注位置bで所要量のサンプルを吸引し反
応容器Bに分注するサンプリング装置Eと、該サンプル
が分注された反応容器Bに試薬を分注し撹拌する第1試
薬分注装置Fと、反応容器Bにバッファ洗浄液・抗体液
を分注し撹拌する第2試薬分注装置Gと、反応容器B内
に洗浄水・洗浄水・基質液・測定液を分注し吸引する機
構が一体形成された液分注吸引ユニットKと、測定移動
位置xに到達したラックCを光学測定位置yへと移送す
るラインアウト装置(図示せず)と、光学測定位置yに
おいて反応容器B内の試料をフローセルT内に吸引導入
して光学的に測定する光学測定装置Pと、この測定が終
了した上記反応容器を洗浄する終段洗浄装置Qと、上記
第1試薬分注装置Fと第2試薬分注装置Gとの間に配設
された磁性粒子吸着体N1 ,N2 ,N3 ,N4 と、これ
らを連係させて駆動制御し、かつ、分析データを所定の
方式で演算処理する制御装置CPUと、を有して構成さ
れている。尚、図中符号Wは緊急検査用サンプラーであ
る。
【0013】上記ラックCは、熱伝導性に優れた金属材
質で形成されており、有底円筒状に形成された1本の反
応容器Bが立設保持され、上記循環ラック移送路Vのサ
ンプル分注位置b・第1試薬分注位置c・攪拌位置d・
バッファ洗浄液分注/吸引位置e1 ・攪拌位置f1 ・バ
ッファ洗浄液分注/吸引位置e2 ・攪拌位置f2 ・バッ
ファ洗浄液分注/吸引位置e3 ・攪拌位置f3 ・バッフ
ァ洗浄液分注/吸引位置e4 ・抗体液分注位置g・攪拌
位置h・抗体液吸引/洗浄液注入位置i・攪拌位置j・
洗浄液吸引/注入位置k・攪拌位置l・洗浄液吸引/注
入位置m・攪拌位置n・洗浄液吸引・基質液分注位置p
・測定液分注位置q・攪拌位置r・化学発光液分注位置
q’・最終攪拌位置s・測定移動位置x・測定液吸引位
置y・終段洗浄位置zへと順次間欠移送される。
質で形成されており、有底円筒状に形成された1本の反
応容器Bが立設保持され、上記循環ラック移送路Vのサ
ンプル分注位置b・第1試薬分注位置c・攪拌位置d・
バッファ洗浄液分注/吸引位置e1 ・攪拌位置f1 ・バ
ッファ洗浄液分注/吸引位置e2 ・攪拌位置f2 ・バッ
ファ洗浄液分注/吸引位置e3 ・攪拌位置f3 ・バッフ
ァ洗浄液分注/吸引位置e4 ・抗体液分注位置g・攪拌
位置h・抗体液吸引/洗浄液注入位置i・攪拌位置j・
洗浄液吸引/注入位置k・攪拌位置l・洗浄液吸引/注
入位置m・攪拌位置n・洗浄液吸引・基質液分注位置p
・測定液分注位置q・攪拌位置r・化学発光液分注位置
q’・最終攪拌位置s・測定移動位置x・測定液吸引位
置y・終段洗浄位置zへと順次間欠移送される。
【0014】循環ラック移送路Vは、図1右方向から左
方向に移動するエンドレスベルトで平面「ロ」字状に形
成されており、該移送路を移送される上記ラックCは、
図示しない恒温装置によって加熱され、反応容器B内の
試料を所定温度まで加熱するように構成されている。
方向に移動するエンドレスベルトで平面「ロ」字状に形
成されており、該移送路を移送される上記ラックCは、
図示しない恒温装置によって加熱され、反応容器B内の
試料を所定温度まで加熱するように構成されている。
【0015】このように構成された循環ラック移送路V
の図1手前側移送路には、その下流側から上流側に沿っ
て上記サンプリング装置Eと第1試薬分注装置F及び第
2試薬分注装置Gが順に配設されており、また、上記奥
行側移送路の下流側から上流側に沿って上記液分注吸引
ユニットL及び光学測定装置Pが配設されており、さら
に、図1右側縦移送路には、上記終段洗浄装置Qが配設
されている。
の図1手前側移送路には、その下流側から上流側に沿っ
て上記サンプリング装置Eと第1試薬分注装置F及び第
2試薬分注装置Gが順に配設されており、また、上記奥
行側移送路の下流側から上流側に沿って上記液分注吸引
ユニットL及び光学測定装置Pが配設されており、さら
に、図1右側縦移送路には、上記終段洗浄装置Qが配設
されている。
【0016】勿論、上記循環ラック移送路Vの上部開口
部には、図示はしないが、試料の蒸発等を防止する蓋体
が着脱自在に装着されており、この蓋体は、上記ラック
Cの移送の妨げとならないように上記循環ラック移送路
Vに装着されていると共に、上記各所定位置には、試料
・試薬等の供給用小孔や撹拌体・試料吸引ピペット或は
洗浄液供給・吸引用のピペット挿入用小孔が夫々開設さ
れている。
部には、図示はしないが、試料の蒸発等を防止する蓋体
が着脱自在に装着されており、この蓋体は、上記ラック
Cの移送の妨げとならないように上記循環ラック移送路
Vに装着されていると共に、上記各所定位置には、試料
・試薬等の供給用小孔や撹拌体・試料吸引ピペット或は
洗浄液供給・吸引用のピペット挿入用小孔が夫々開設さ
れている。
【0017】ところで、上記反応容器Bは、先ず、上記
サンプル分注位置bに移送され、該サンプル分注位置b
では、サンプリング装置Eを介してサンプル吸引位置a
1 に到達したサンプル容器1(或はプライマリーチュー
ブ)内から所要量のサンプルが吸引され上記反応容器B
に分注される。尚、上記サンプル吸引位置a1 にはサン
プル容器1に付されたバーコードラベル等のID番号を
読み取るリーダー装置Sが配設されている。
サンプル分注位置bに移送され、該サンプル分注位置b
では、サンプリング装置Eを介してサンプル吸引位置a
1 に到達したサンプル容器1(或はプライマリーチュー
ブ)内から所要量のサンプルが吸引され上記反応容器B
に分注される。尚、上記サンプル吸引位置a1 にはサン
プル容器1に付されたバーコードラベル等のID番号を
読み取るリーダー装置Sが配設されている。
【0018】このサンプル容器1は、上端開口部にゴム
栓(図示せず)が嵌着されたままの状態でサンプリング
ラック2に立設保持されており、該サンプリングラック
2に立設された各サンプル容器1は、順次サンプル吸引
位置a1 まで間欠移送されるように構成されている。勿
論、このサンプル容器1を移送するサンプル容器移送装
置は、公知のターンテーブル方式或はチェーン方式の各
機構を適宜採用することができる。
栓(図示せず)が嵌着されたままの状態でサンプリング
ラック2に立設保持されており、該サンプリングラック
2に立設された各サンプル容器1は、順次サンプル吸引
位置a1 まで間欠移送されるように構成されている。勿
論、このサンプル容器1を移送するサンプル容器移送装
置は、公知のターンテーブル方式或はチェーン方式の各
機構を適宜採用することができる。
【0019】サンプリング装置Eは、一端が軸に軸支さ
れたアーム10と、該アーム10の他端に配設された2
重管からなるピペット11と、このピペット11の内側
管(図示せず)に連通接続され、所要量の試料を吸引し
て反応容器Bに吐出するポンプ12と、上記アーム10
をサンプル吸引位置a1 或は緊急検体用サンプラーWに
保持された緊急検体容器3から検体を吸引する緊急サン
プル吸引位置a2 からサンプル分注位置bへと所定のタ
イミングで回動制御し、かつ、サンプル吸引位置a1 ,
緊急サンプル吸引位置a2 及びサンプル分注位置bで上
記ピペットを昇降制御する各駆動装置(図示せず)と、
から構成されている。また、上記アーム10は、図1に
示すように、希釈位置a3 でも昇降作動して、必要に応
じて検体を所定倍率まで希釈できるように構成されてい
る。
れたアーム10と、該アーム10の他端に配設された2
重管からなるピペット11と、このピペット11の内側
管(図示せず)に連通接続され、所要量の試料を吸引し
て反応容器Bに吐出するポンプ12と、上記アーム10
をサンプル吸引位置a1 或は緊急検体用サンプラーWに
保持された緊急検体容器3から検体を吸引する緊急サン
プル吸引位置a2 からサンプル分注位置bへと所定のタ
イミングで回動制御し、かつ、サンプル吸引位置a1 ,
緊急サンプル吸引位置a2 及びサンプル分注位置bで上
記ピペットを昇降制御する各駆動装置(図示せず)と、
から構成されている。また、上記アーム10は、図1に
示すように、希釈位置a3 でも昇降作動して、必要に応
じて検体を所定倍率まで希釈できるように構成されてい
る。
【0020】このピペット11による計量方式及び洗浄
方式は、公知のものと同様であるので、その詳細な説明
をここでは省略する。また、ピペット11による吸引
は、先ず、2重管の外周管(図示せず)が前記ゴム栓に
貫通された状態で刺通され、この後、内周管が外周管の
内部を下降してサンプル容器1内の検体試料を吸引する
ように構成されているが、その詳細な構成・作用は、公
知のものと同様であるので、その詳細な説明をここでは
省略する。
方式は、公知のものと同様であるので、その詳細な説明
をここでは省略する。また、ピペット11による吸引
は、先ず、2重管の外周管(図示せず)が前記ゴム栓に
貫通された状態で刺通され、この後、内周管が外周管の
内部を下降してサンプル容器1内の検体試料を吸引する
ように構成されているが、その詳細な構成・作用は、公
知のものと同様であるので、その詳細な説明をここでは
省略する。
【0021】第1試薬分注装置Fは、一端が軸に軸支さ
れたアーム20と、このアーム20の他端に配設された
ピペット21と、このピペット21に連通接続され、所
要量の第1試薬を吸引して反応容器Bに吐出するポンプ
25と、上記アーム20を第1試薬吸引位置uから第1
試薬分注位置cへと所定のタイミングで回動制御し、か
つ、第1試薬吸引位置u及び第1試薬分注位置cで上記
アーム20を昇降制御する各駆動装置(図示せず)と、
攪拌装置22Aと、から構成されている。
れたアーム20と、このアーム20の他端に配設された
ピペット21と、このピペット21に連通接続され、所
要量の第1試薬を吸引して反応容器Bに吐出するポンプ
25と、上記アーム20を第1試薬吸引位置uから第1
試薬分注位置cへと所定のタイミングで回動制御し、か
つ、第1試薬吸引位置u及び第1試薬分注位置cで上記
アーム20を昇降制御する各駆動装置(図示せず)と、
攪拌装置22Aと、から構成されている。
【0022】ピペット21は、サンプルが分注された反
応容器Bに第1試薬である抗体不溶磁性体液を分注する
もので、抗体不溶磁性体液は、ループ状(放射状)に配
置された複数個の試薬容器23のいずれかに収納されて
いる。
応容器Bに第1試薬である抗体不溶磁性体液を分注する
もので、抗体不溶磁性体液は、ループ状(放射状)に配
置された複数個の試薬容器23のいずれかに収納されて
いる。
【0023】これら各試薬容器23は、公知の試薬ホル
ダに保持されており、該試薬ホルダは、正逆回転自在な
モータ24を介して測定目的に対応する第1試薬が収容
された試薬容器23を試薬吸引位置uまで正逆回転して
移送し、該試薬吸引位置uでは上記ピペット21が測定
項目に対応する所要量の第1試薬を吸引した後、これを
第1試薬分注位置cまで移送し、第1試薬分注位置cで
は、上記ピペット21から吸引された第1試薬が反応容
器Bに分注され、この後、上記攪拌装置22Aを会して
均一に混合攪拌される。
ダに保持されており、該試薬ホルダは、正逆回転自在な
モータ24を介して測定目的に対応する第1試薬が収容
された試薬容器23を試薬吸引位置uまで正逆回転して
移送し、該試薬吸引位置uでは上記ピペット21が測定
項目に対応する所要量の第1試薬を吸引した後、これを
第1試薬分注位置cまで移送し、第1試薬分注位置cで
は、上記ピペット21から吸引された第1試薬が反応容
器Bに分注され、この後、上記攪拌装置22Aを会して
均一に混合攪拌される。
【0024】尚、上記試薬ホルダに配設される試薬容器
23は、予め定められた位置にセットされ、これらの位
置は各々制御装置CPUにメモリーされている。また、
上記抗体不溶磁性体液の抗体不溶磁性体の比重が大きい
ため、静置したままでは、容器の底部へと沈降してしま
い、測定精度にバラツキが生ずるため、適宜の手段によ
って抗体不溶磁性体液を撹拌するのが望ましい。
23は、予め定められた位置にセットされ、これらの位
置は各々制御装置CPUにメモリーされている。また、
上記抗体不溶磁性体液の抗体不溶磁性体の比重が大きい
ため、静置したままでは、容器の底部へと沈降してしま
い、測定精度にバラツキが生ずるため、適宜の手段によ
って抗体不溶磁性体液を撹拌するのが望ましい。
【0025】抗体不溶磁性体は、公知の磁性微粒子に抗
体を感作したもので、この抗体不溶磁性体は、上記攪拌
装置22Aの下流側に順次配設された磁性体吸着体N1
乃至N4 を介して反応容器Bの内面に吸着される。
体を感作したもので、この抗体不溶磁性体は、上記攪拌
装置22Aの下流側に順次配設された磁性体吸着体N1
乃至N4 を介して反応容器Bの内面に吸着される。
【0026】この磁性体吸着体N1 乃至N4 は、ソレノ
イド4と、アジャスター5と、電磁石または永久磁石か
ら構成されてなる磁性体6とで夫々構成されており、こ
れら磁性体吸着体N1 乃至N4 は、1ステップ法の時に
は作動しないが、検査対象検体が2ステップ法指定の時
には作動して、反応容器B内の抗体不溶磁性体を反応容
器内面に吸着するように作動する。この場合、本実施例
では、反応容器Bを有底円筒状に形成しているので、抗
体不溶磁性体が反応容器Bの内面に付着しにくく、洗浄
攪拌が容易となる、という効果が得られる。
イド4と、アジャスター5と、電磁石または永久磁石か
ら構成されてなる磁性体6とで夫々構成されており、こ
れら磁性体吸着体N1 乃至N4 は、1ステップ法の時に
は作動しないが、検査対象検体が2ステップ法指定の時
には作動して、反応容器B内の抗体不溶磁性体を反応容
器内面に吸着するように作動する。この場合、本実施例
では、反応容器Bを有底円筒状に形成しているので、抗
体不溶磁性体が反応容器Bの内面に付着しにくく、洗浄
攪拌が容易となる、という効果が得られる。
【0027】また、上記磁性体吸着体N1 乃至N4 の磁
性体配設位置e1 乃至e4 には、洗浄水を反応容器B内
に供給し、かつ、この洗浄水を吸引廃棄する洗浄装置D
1 乃至D3 が配設されており、上記洗浄装置D3 は、磁
性体配設位置e3 及びe4 の位置に洗浄水を供給し、か
つ、この洗浄水を吸引廃棄するようにユニット化されて
構成されている。
性体配設位置e1 乃至e4 には、洗浄水を反応容器B内
に供給し、かつ、この洗浄水を吸引廃棄する洗浄装置D
1 乃至D3 が配設されており、上記洗浄装置D3 は、磁
性体配設位置e3 及びe4 の位置に洗浄水を供給し、か
つ、この洗浄水を吸引廃棄するようにユニット化されて
構成されている。
【0028】さらに、上記磁性体配設位置e1 乃至e3
の各下流側位置には、攪拌装置22B,22C及び22
Dが配設されている。
の各下流側位置には、攪拌装置22B,22C及び22
Dが配設されている。
【0029】攪拌装置22A乃至22Dは、後記する攪
拌装置22E乃至22Jと同様、ラックCに立設保持さ
れた反応容器Bの上端部と係合して、該反応容器Bを軸
回り方向に回転させ、各反応容器B内の試料等を攪拌す
るもので、図示はしないが、昇降自在に駆動制御される
アームと、このアームに取りつけられたモータと、この
モータの回転軸に連結され、上記反応容器Bの上端部と
係合する係止体と、から夫々構成されている。本実施例
では、反応容器Bを有底円筒状に形成しているので、攪
拌棒等を試料に浸漬する必要がなく、クロスコンタミネ
ーションが発生しない。
拌装置22E乃至22Jと同様、ラックCに立設保持さ
れた反応容器Bの上端部と係合して、該反応容器Bを軸
回り方向に回転させ、各反応容器B内の試料等を攪拌す
るもので、図示はしないが、昇降自在に駆動制御される
アームと、このアームに取りつけられたモータと、この
モータの回転軸に連結され、上記反応容器Bの上端部と
係合する係止体と、から夫々構成されている。本実施例
では、反応容器Bを有底円筒状に形成しているので、攪
拌棒等を試料に浸漬する必要がなく、クロスコンタミネ
ーションが発生しない。
【0030】第2試薬分注装置Gは、第1試薬が分注さ
れ攪拌された反応容器Bに、第2試薬分注位置gで第2
試薬である酵素標識抗体液を分注するもので、一端が軸
に軸支されたアーム30と、このアーム30の他端に配
設されたピペット31と、このピペット31に連通接続
され、所要量の第2試薬を吸引して反応容器Bに吐出す
るポンプ35と、上記アーム30を第2試薬吸引位置v
から第2試薬分注位置gへと所定のタイミングで回動制
御し、かつ、第2試薬吸引位置v及び第2試薬分注位置
gで上記アーム30を昇降制御する各駆動装置(図示せ
ず)と、から構成されている。
れ攪拌された反応容器Bに、第2試薬分注位置gで第2
試薬である酵素標識抗体液を分注するもので、一端が軸
に軸支されたアーム30と、このアーム30の他端に配
設されたピペット31と、このピペット31に連通接続
され、所要量の第2試薬を吸引して反応容器Bに吐出す
るポンプ35と、上記アーム30を第2試薬吸引位置v
から第2試薬分注位置gへと所定のタイミングで回動制
御し、かつ、第2試薬吸引位置v及び第2試薬分注位置
gで上記アーム30を昇降制御する各駆動装置(図示せ
ず)と、から構成されている。
【0031】また、上記第2試薬分注位置gの下流位置
hには、攪拌装置22Eが配設されている。
hには、攪拌装置22Eが配設されている。
【0032】尚、上記ピペット31とアーム30及び試
薬ホルダにセットされている第2試薬容器33の移送制
御は、前記第1試薬分注装置Fと同様であり、かつ、第
2試薬容器33の回転移送は、前記第1試薬容器23を
移送するモータ24を介して連動制御されるので、その
詳細な説明をここでは省略する。
薬ホルダにセットされている第2試薬容器33の移送制
御は、前記第1試薬分注装置Fと同様であり、かつ、第
2試薬容器33の回転移送は、前記第1試薬容器23を
移送するモータ24を介して連動制御されるので、その
詳細な説明をここでは省略する。
【0033】液分注吸引ユニットLは、B/F分離洗浄
装置HとB/F分離洗浄装置IとB/F分離洗浄装置J
及び基質液・測定液分注装置Kと、が一体化されて構成
されている。
装置HとB/F分離洗浄装置IとB/F分離洗浄装置J
及び基質液・測定液分注装置Kと、が一体化されて構成
されている。
【0034】第1段目のB/F分離洗浄装置Hは、上記
循環ラック移送路Vを構成する図1奥行側移送路のB/
F分離洗浄位置iにおいて、反応容器B内の抗体液をピ
ペットで吸引廃棄し、この後、洗浄水を注入するように
構成されている。
循環ラック移送路Vを構成する図1奥行側移送路のB/
F分離洗浄位置iにおいて、反応容器B内の抗体液をピ
ペットで吸引廃棄し、この後、洗浄水を注入するように
構成されている。
【0035】この後、反応容器Bは、上記B/F分離洗
浄位置iの下流側の攪拌位置jへと送られ、反応容器B
内の試料等は、攪拌装置22Fで攪拌される。
浄位置iの下流側の攪拌位置jへと送られ、反応容器B
内の試料等は、攪拌装置22Fで攪拌される。
【0036】2段目のB/F分離洗浄装置Iは、上記攪
拌位置jの下流側の基質液位置kで上記洗浄液をピペッ
トで吸引廃棄し、この後、再び洗浄液を分注するように
構成されている。
拌位置jの下流側の基質液位置kで上記洗浄液をピペッ
トで吸引廃棄し、この後、再び洗浄液を分注するように
構成されている。
【0037】この後、反応容器Bは、上記基質液位置k
の下流側の攪拌位置lへと送られ、反応容器B内の試料
等は、攪拌装置22Gで攪拌される。
の下流側の攪拌位置lへと送られ、反応容器B内の試料
等は、攪拌装置22Gで攪拌される。
【0038】3段目のB/F分離洗浄装置Jは、上記攪
拌位置lの下流側の洗浄位置mで洗浄液をピペットで吸
引し、この後、洗浄液を分注するように構成されてい
る。
拌位置lの下流側の洗浄位置mで洗浄液をピペットで吸
引し、この後、洗浄液を分注するように構成されてい
る。
【0039】この後、反応容器Bは、上記洗浄位置mの
下流側の攪拌位置nへと送られ、反応容器B内の試料等
は、攪拌装置22Hで攪拌される。
下流側の攪拌位置nへと送られ、反応容器B内の試料等
は、攪拌装置22Hで攪拌される。
【0040】基質液・測定液分注装置Kは、測定液収納
容器50と、この測定液収納容器50内の測定液をピペ
ット52へと圧送するポンプ51と、洗浄液吸引ピペッ
ト53と、から構成されており、上記攪拌位置nの下流
側の洗浄液吸引位置pで洗浄液をピペット53で吸引廃
棄し、この後、基質液を所要量分注し、洗浄液吸引/基
質液分注位置pの下流側の測定液供給位置qで、測定液
をピペット52で所要量分注するように構成されてい
る。勿論、化学式発光法のよる分析の場合には、上記測
定液供給位置qで測定液の分注を行なわずに、化学発光
液分注位置q’で測定液収納容器50から化学発光液を
所要量分注した後、直ちに、撹拌装置22Jで撹拌処理
される。
容器50と、この測定液収納容器50内の測定液をピペ
ット52へと圧送するポンプ51と、洗浄液吸引ピペッ
ト53と、から構成されており、上記攪拌位置nの下流
側の洗浄液吸引位置pで洗浄液をピペット53で吸引廃
棄し、この後、基質液を所要量分注し、洗浄液吸引/基
質液分注位置pの下流側の測定液供給位置qで、測定液
をピペット52で所要量分注するように構成されてい
る。勿論、化学式発光法のよる分析の場合には、上記測
定液供給位置qで測定液の分注を行なわずに、化学発光
液分注位置q’で測定液収納容器50から化学発光液を
所要量分注した後、直ちに、撹拌装置22Jで撹拌処理
される。
【0041】尚、図1中、符号40は、上記循環ラック
移送路Vの奥行側移送路に配設された磁性体であり、洗
浄液などを吸引・分注するときに反応容器B内の試料中
に混在する抗体不溶磁性体を反応容器Bの内面に吸着す
る。
移送路Vの奥行側移送路に配設された磁性体であり、洗
浄液などを吸引・分注するときに反応容器B内の試料中
に混在する抗体不溶磁性体を反応容器Bの内面に吸着す
る。
【0042】また、本実施例では、この発明を「磁性粒
子を用いたEIA法の免疫自動分析装置」に適用した場
合を例にとり説明したので、上記測定液として反応停止
液を用いたが、CL法の場合には、測定液として化学発
光液を用い、また、ECL法の場合には、測定液として
電気化学発光液が化学発光液分注位置q’で分注され
る。
子を用いたEIA法の免疫自動分析装置」に適用した場
合を例にとり説明したので、上記測定液として反応停止
液を用いたが、CL法の場合には、測定液として化学発
光液を用い、また、ECL法の場合には、測定液として
電気化学発光液が化学発光液分注位置q’で分注され
る。
【0043】この後、反応容器Bは、上記測定液供給位
置qの下流側の化学発光液分注位置q’を経て攪拌位置
rへと送られ、反応容器B内の試料等は、攪拌装置22
Iで攪拌された後、上記攪拌位置rの下流側の最終攪拌
位置sへと送られ、反応容器B内の試料等は、攪拌装置
22Jで攪拌され、次の測定移動位置xへと移送され
る。勿論、EIA法による分析のときには、反応停止液
である測定液は、上記化学発光液分注位置q’では分注
されない。
置qの下流側の化学発光液分注位置q’を経て攪拌位置
rへと送られ、反応容器B内の試料等は、攪拌装置22
Iで攪拌された後、上記攪拌位置rの下流側の最終攪拌
位置sへと送られ、反応容器B内の試料等は、攪拌装置
22Jで攪拌され、次の測定移動位置xへと移送され
る。勿論、EIA法による分析のときには、反応停止液
である測定液は、上記化学発光液分注位置q’では分注
されない。
【0044】測定移動位置xでは、ラックCに保持され
た反応容器Bが、上記循環ラック移送路Vの移送ライン
からライン外へと一旦搬出されて光学測定位置yへと移
送され、該光学測定位置yでは、吸引ポンプ66を介し
て反応容器B内の試料が、前記フローセルT内に吸引導
入されて光学的に測定される。勿論、光学測定位置yで
試料の吸引・光学測定作業が終了した反応容器Bは、再
び上記循環ラック移送路Vの移送ラインへと戻され、洗
浄位置zへと移送される。尚、上記ラックCを測定移動
位置xから光学測定位置yを経て再び測定移動位置xへ
と移送する搬送手段は、例えば、往復移動するベルト搬
送手段や伸縮作動するアクチュエータ手段等、公知の各
機構を適用することができるので、その詳細な説明をこ
こでは省略する。
た反応容器Bが、上記循環ラック移送路Vの移送ライン
からライン外へと一旦搬出されて光学測定位置yへと移
送され、該光学測定位置yでは、吸引ポンプ66を介し
て反応容器B内の試料が、前記フローセルT内に吸引導
入されて光学的に測定される。勿論、光学測定位置yで
試料の吸引・光学測定作業が終了した反応容器Bは、再
び上記循環ラック移送路Vの移送ラインへと戻され、洗
浄位置zへと移送される。尚、上記ラックCを測定移動
位置xから光学測定位置yを経て再び測定移動位置xへ
と移送する搬送手段は、例えば、往復移動するベルト搬
送手段や伸縮作動するアクチュエータ手段等、公知の各
機構を適用することができるので、その詳細な説明をこ
こでは省略する。
【0045】勿論、この発明では、測定法によっては測
定液をフローセルT内に吸引することなく、例えば、従
来の測定法と同様、ラックCに光透過用の孔を解説して
反応容器B内の試料に直接測定光を照射し透過させて測
定してもよい。
定液をフローセルT内に吸引することなく、例えば、従
来の測定法と同様、ラックCに光透過用の孔を解説して
反応容器B内の試料に直接測定光を照射し透過させて測
定してもよい。
【0046】光学測定装置Pは、光学測定位置yにおい
てフローセルT内に吸引導入された試料をフィルターに
よる波長変換方式により選択された所定波長の波長光に
よりエンド・ポイント法で比色測定するもので、図2に
示すように、上記フローセルTの一側方に配設された光
源70と、この光源70から照射された測定光を集光す
るレンズ71と、該レンズ71で集光された測定光を所
定波長に変換するフィルター72と、上記フローセルT
の他側方に対設された受光素子73と、から構成されて
いる。
てフローセルT内に吸引導入された試料をフィルターに
よる波長変換方式により選択された所定波長の波長光に
よりエンド・ポイント法で比色測定するもので、図2に
示すように、上記フローセルTの一側方に配設された光
源70と、この光源70から照射された測定光を集光す
るレンズ71と、該レンズ71で集光された測定光を所
定波長に変換するフィルター72と、上記フローセルT
の他側方に対設された受光素子73と、から構成されて
いる。
【0047】このようにして光学測定が終了した試料
は、前記吸引ポンプ66を介して前記廃棄容器74内に
廃棄される。
は、前記吸引ポンプ66を介して前記廃棄容器74内に
廃棄される。
【0048】尚、上記実施例では、光学測定をEIA法
に対応させて行う場合を例にとり説明したが、ラテック
ス凝集反応を測定分析する場合には、公知の免疫比濁法
や光散乱方式により光学測定する。
に対応させて行う場合を例にとり説明したが、ラテック
ス凝集反応を測定分析する場合には、公知の免疫比濁法
や光散乱方式により光学測定する。
【0049】また、CL法に対応させて光学測定する場
合には、固相担体として、例えば、ポリスチレンビーズ
を用い、このポリスチレンビーズに抗体或は抗原をコー
ティングして反応容器Bに封入し、サンドイッチ法によ
り抗原を測定する場合、試料中の目的成分(抗原)をポ
リスチレンビーズにコートした抗体と反応させ、固相化
抗体ー抗原を形成し、次に、試料中の他の成分を洗浄除
去し、アクリジニウムエステル標識抗体を添加して反応
させ、固相化抗体ー抗原ー標識抗体を形成させた後、未
反応の標識抗体を洗浄除去し、固定化された発光物質を
発光させて、フォトンカウンティング法で定量的に測定
する。この場合の測定機構としては、例えば、図3に示
すように、反応容器B内で発光する測定光を、反応容器
Bの周囲を囲撓するように配設された集光レンズ80で
集光して光電子増倍管(マルチプライヤーともいう。)
81で増幅させ測定する。尚、図中符合82は、上記集
光レンズ80内に配設された邪魔板である。
合には、固相担体として、例えば、ポリスチレンビーズ
を用い、このポリスチレンビーズに抗体或は抗原をコー
ティングして反応容器Bに封入し、サンドイッチ法によ
り抗原を測定する場合、試料中の目的成分(抗原)をポ
リスチレンビーズにコートした抗体と反応させ、固相化
抗体ー抗原を形成し、次に、試料中の他の成分を洗浄除
去し、アクリジニウムエステル標識抗体を添加して反応
させ、固相化抗体ー抗原ー標識抗体を形成させた後、未
反応の標識抗体を洗浄除去し、固定化された発光物質を
発光させて、フォトンカウンティング法で定量的に測定
する。この場合の測定機構としては、例えば、図3に示
すように、反応容器B内で発光する測定光を、反応容器
Bの周囲を囲撓するように配設された集光レンズ80で
集光して光電子増倍管(マルチプライヤーともいう。)
81で増幅させ測定する。尚、図中符合82は、上記集
光レンズ80内に配設された邪魔板である。
【0050】さらに、ECL法に対応させて光学測定す
る場合には、先ず、基底状態にある2価のルテニウム・
トリス・ビ・ピリジル化合物(以下、Lu化合物とい
う。)を、図4に示すように、フローセルTに配設され
た作動電極91と対向電極92からなる電極表面(図示
せず)で酸化させ3価状態とする。このとき、試料中に
大過剰で存在させているTPA(トリ・プロピールアミ
ン)も上記電極により同時に酸化されてTPAカチオン
・ラディカルに変化する。TPAカチオン・ラディカル
は、非常に不安定で、短時間でプロトンを放出して強力
な還元剤であるTPAラジカルに変化する。3価のLu
化合物はTPAラジカルにより還元され2価の励磁状態
にあるLu化合物に変化し、この物質が安定状態に戻る
過程で放出される光子をフローセルTの上部に配設され
たPMT93で計測し、この後、上記電極面を、アルカ
リ液及びコンディションバッファーにより電気化学的に
洗浄する。尚、この場合、フローセルTの流路内には、
励起電位制御のための参照電極94が組み込まれてい
る。
る場合には、先ず、基底状態にある2価のルテニウム・
トリス・ビ・ピリジル化合物(以下、Lu化合物とい
う。)を、図4に示すように、フローセルTに配設され
た作動電極91と対向電極92からなる電極表面(図示
せず)で酸化させ3価状態とする。このとき、試料中に
大過剰で存在させているTPA(トリ・プロピールアミ
ン)も上記電極により同時に酸化されてTPAカチオン
・ラディカルに変化する。TPAカチオン・ラディカル
は、非常に不安定で、短時間でプロトンを放出して強力
な還元剤であるTPAラジカルに変化する。3価のLu
化合物はTPAラジカルにより還元され2価の励磁状態
にあるLu化合物に変化し、この物質が安定状態に戻る
過程で放出される光子をフローセルTの上部に配設され
たPMT93で計測し、この後、上記電極面を、アルカ
リ液及びコンディションバッファーにより電気化学的に
洗浄する。尚、この場合、フローセルTの流路内には、
励起電位制御のための参照電極94が組み込まれてい
る。
【0051】終段洗浄装置Qは、上記各ラックCに立設
保持された反応容器Bを1ステップ毎に洗浄するもの
で、この洗浄作業は、ラックCが前記図1右側立て移送
路を縦送りされる段数に対応させて各段毎に複数回行わ
れ、最終段では、洗浄液の吸引排出と乾燥作業が行われ
て、クロスコンタミネーションが発生しないように洗浄
処理される。尚、上記ラックCに立設保持された各反応
容器Bを同時に洗浄する洗浄装置の構成・作用は、公知
の生化学・免疫自動分析装置に用いられている洗浄装置
と同様であるので、その詳細な説明をここでは省略す
る。
保持された反応容器Bを1ステップ毎に洗浄するもの
で、この洗浄作業は、ラックCが前記図1右側立て移送
路を縦送りされる段数に対応させて各段毎に複数回行わ
れ、最終段では、洗浄液の吸引排出と乾燥作業が行われ
て、クロスコンタミネーションが発生しないように洗浄
処理される。尚、上記ラックCに立設保持された各反応
容器Bを同時に洗浄する洗浄装置の構成・作用は、公知
の生化学・免疫自動分析装置に用いられている洗浄装置
と同様であるので、その詳細な説明をここでは省略す
る。
【0052】制御装置CPUは、上記各装置・機構を連
係させて駆動制御し、かつ、分析データを所定の方式で
演算処理するもので、上記受光素子73で受光された光
は、A/D変換されてその分析値が制御部へと送られ、
かつ、該分析データは記憶部(図示せず)で記憶保存さ
れる。
係させて駆動制御し、かつ、分析データを所定の方式で
演算処理するもので、上記受光素子73で受光された光
は、A/D変換されてその分析値が制御部へと送られ、
かつ、該分析データは記憶部(図示せず)で記憶保存さ
れる。
【0053】尚、上記各装置・機構は、図示はしない
が、公知の読み出し・書き込み可能なICカードによっ
て駆動制御される。このICカードは、読み出し可能で
ある集積回路を有しており、この集積回路は、電気的に
書き換え可能なEーEPROM (Electrical Erasable
Programmable Read Only Memory) で構成されていると
共に、当該免疫自動分析装置が設置された施設で使用す
る分析項目に対応する駆動制御手段がグループ化されて
入力されている他、当該分析装置を使用するオペレータ
の氏名、登録番号、役職、所属等の各種の操作情報も入
力されている。
が、公知の読み出し・書き込み可能なICカードによっ
て駆動制御される。このICカードは、読み出し可能で
ある集積回路を有しており、この集積回路は、電気的に
書き換え可能なEーEPROM (Electrical Erasable
Programmable Read Only Memory) で構成されていると
共に、当該免疫自動分析装置が設置された施設で使用す
る分析項目に対応する駆動制御手段がグループ化されて
入力されている他、当該分析装置を使用するオペレータ
の氏名、登録番号、役職、所属等の各種の操作情報も入
力されている。
【0054】上記の構成において、以下にその動作を説
明する。
明する。
【0055】先ず、メインスイッチ(図示せず)がオン
され分析可能状態にセットされている免疫自動分析装置
AにICカードをセットすると、該ICカードから動作
プログラムが制御部Mに転送され、各機構が分析可能状
態にセットされ、その分析条件等はCRTなどの表示装
置(図示せず)に表示される。
され分析可能状態にセットされている免疫自動分析装置
AにICカードをセットすると、該ICカードから動作
プログラムが制御部Mに転送され、各機構が分析可能状
態にセットされ、その分析条件等はCRTなどの表示装
置(図示せず)に表示される。
【0056】次に、上記状態からスタートスイッチ(図
示せず)をオンさせると、終段洗浄装置Qで洗浄作業が
終了したラックCが循環ラック移送路Vの図1手前側移
送路へと搬入され、サンプル分注位置bへと間欠移送さ
れる。
示せず)をオンさせると、終段洗浄装置Qで洗浄作業が
終了したラックCが循環ラック移送路Vの図1手前側移
送路へと搬入され、サンプル分注位置bへと間欠移送さ
れる。
【0057】一方、試料が収容された各サンプル容器1
は、オートサンプラー装置を介してサンプル吸引位置a
1 まで順次間欠移送され、該サンプル吸引位置a1 で
は、サンプル容器1のID番号がリーダー装置Sによっ
読み取られ、サンプリング装置Eによるサンプルの吸引
作業が行われる。この後、上記サンプリング装置Eは回
動して、サンプル分注位置bに到達した反応容器B内に
吸引した試料を所要量分注する。勿論、緊急検査依頼が
あった場合には、上記サンプル容器1からの試料吸引作
業は直ちに中断され、緊急検査用サンプラーWに保持さ
れた緊急検体容器3からの検体吸引作業が開始される。
は、オートサンプラー装置を介してサンプル吸引位置a
1 まで順次間欠移送され、該サンプル吸引位置a1 で
は、サンプル容器1のID番号がリーダー装置Sによっ
読み取られ、サンプリング装置Eによるサンプルの吸引
作業が行われる。この後、上記サンプリング装置Eは回
動して、サンプル分注位置bに到達した反応容器B内に
吸引した試料を所要量分注する。勿論、緊急検査依頼が
あった場合には、上記サンプル容器1からの試料吸引作
業は直ちに中断され、緊急検査用サンプラーWに保持さ
れた緊急検体容器3からの検体吸引作業が開始される。
【0058】以上の作業が終了すると、反応容器Bは前
記図1手前側移送路の下流方向に間欠移送されて第1試
薬分注位置cへと移送され、該第1試薬分注位置cで
は、測定項目に対応する抗体不溶磁性体液が第1試薬分
注装置Fを介して所要量分注され、次の位置dでは撹拌
装置22Aによる試料の撹拌が行なわれる。
記図1手前側移送路の下流方向に間欠移送されて第1試
薬分注位置cへと移送され、該第1試薬分注位置cで
は、測定項目に対応する抗体不溶磁性体液が第1試薬分
注装置Fを介して所要量分注され、次の位置dでは撹拌
装置22Aによる試料の撹拌が行なわれる。
【0059】この後、上記反応容器Bは、バッファ洗浄
液分注/吸引位置e1 ・攪拌位置f1 ・バッファ洗浄液
分注/吸引位置e2 ・攪拌位置f2 ・バッファ洗浄液分
注/吸引位置e3 ・攪拌位置f3 ・バッファ洗浄液分注
/吸引位置e4 へと間欠移送され、バッファ洗浄液分注
/吸引位置e1 乃至e4 では、洗浄液であるバッファ液
が洗浄装置D1 乃至D3 のバッファ洗浄液分注ピペット
を介して所要量分注された後、吸引廃棄され、また、バ
ッファ洗浄液分注/吸引位置e1 乃至e3 でバッファ液
が分注された反応容器Bは、攪拌位置f1 乃至f3 で攪
拌装置22B,22C,22Dで回転される。勿論、こ
の作業は1ステップ法の場合には省略され、2ステップ
法の時にのみ作動するように駆動制御される。この2ス
テップ法の時には、前記磁性体吸着体N1 乃至N4 も作
動して、反応容器B内の抗体不溶磁性体液が反応容器B
の内面に集着される。
液分注/吸引位置e1 ・攪拌位置f1 ・バッファ洗浄液
分注/吸引位置e2 ・攪拌位置f2 ・バッファ洗浄液分
注/吸引位置e3 ・攪拌位置f3 ・バッファ洗浄液分注
/吸引位置e4 へと間欠移送され、バッファ洗浄液分注
/吸引位置e1 乃至e4 では、洗浄液であるバッファ液
が洗浄装置D1 乃至D3 のバッファ洗浄液分注ピペット
を介して所要量分注された後、吸引廃棄され、また、バ
ッファ洗浄液分注/吸引位置e1 乃至e3 でバッファ液
が分注された反応容器Bは、攪拌位置f1 乃至f3 で攪
拌装置22B,22C,22Dで回転される。勿論、こ
の作業は1ステップ法の場合には省略され、2ステップ
法の時にのみ作動するように駆動制御される。この2ス
テップ法の時には、前記磁性体吸着体N1 乃至N4 も作
動して、反応容器B内の抗体不溶磁性体液が反応容器B
の内面に集着される。
【0060】この後、上記反応容器Bは、第2試薬分注
位置gまで間欠移送され、該第2試薬分注位置gで第2
試薬である酵素標識抗体液が抗体液分注ピペット31を
介して所要量分注される。
位置gまで間欠移送され、該第2試薬分注位置gで第2
試薬である酵素標識抗体液が抗体液分注ピペット31を
介して所要量分注される。
【0061】この後、上記反応容器Bは、図1手前側移
送路の左端部まで移送され、該位置に到達したラックC
は、図1左側縦移送路へと押圧され移送される。尚、反
応時間をより多く取りたい場合には、上記左側縦移送路
に滞留移送路(図示せず)を並設し、上記左側縦移送路
から滞留移送路にラックCを搬入させて所要反応時間経
過後、滞留移送路からラックCを前記図1奥行側移送路
へと移送するように構成することもできる。
送路の左端部まで移送され、該位置に到達したラックC
は、図1左側縦移送路へと押圧され移送される。尚、反
応時間をより多く取りたい場合には、上記左側縦移送路
に滞留移送路(図示せず)を並設し、上記左側縦移送路
から滞留移送路にラックCを搬入させて所要反応時間経
過後、滞留移送路からラックCを前記図1奥行側移送路
へと移送するように構成することもできる。
【0062】このようにして上記奥行側移送路へと移送
されたラックCは、この後、攪拌位置hへと間欠移送さ
れ、該攪拌位置hで第2試薬が分注された試料が攪拌装
置22Eを介して撹拌混合された後、該反応容器Bは抗
体液吸引/洗浄液注入位置iへと間欠移送され、該抗体
液吸引/洗浄液注入位置iでは抗体液吸引ピペットを介
して抗体液が吸引されて洗浄された後、洗浄液が供給さ
れる。このとき、磁性体40が作動して抗体不溶磁性体
液が反応容器Bの内面に集着され、抗体液吸引及び洗浄
液注入作業が円滑に行われる。
されたラックCは、この後、攪拌位置hへと間欠移送さ
れ、該攪拌位置hで第2試薬が分注された試料が攪拌装
置22Eを介して撹拌混合された後、該反応容器Bは抗
体液吸引/洗浄液注入位置iへと間欠移送され、該抗体
液吸引/洗浄液注入位置iでは抗体液吸引ピペットを介
して抗体液が吸引されて洗浄された後、洗浄液が供給さ
れる。このとき、磁性体40が作動して抗体不溶磁性体
液が反応容器Bの内面に集着され、抗体液吸引及び洗浄
液注入作業が円滑に行われる。
【0063】この後、上記反応容器Bは、攪拌位置jへ
と間欠移送され、攪拌装置22Fを介して攪拌処理が施
された後、洗浄液吸引/注入位置kまで間欠移送され、
該洗浄液吸引/注入位置kでは上記希釈試料が吸引洗浄
された後、再び洗浄液が供給される。このとき、磁性体
40が作動して抗体不溶磁性体液が反応容器Bの内面に
集着され、洗浄液吸引及び洗浄液注入作業が円滑に行わ
れる。
と間欠移送され、攪拌装置22Fを介して攪拌処理が施
された後、洗浄液吸引/注入位置kまで間欠移送され、
該洗浄液吸引/注入位置kでは上記希釈試料が吸引洗浄
された後、再び洗浄液が供給される。このとき、磁性体
40が作動して抗体不溶磁性体液が反応容器Bの内面に
集着され、洗浄液吸引及び洗浄液注入作業が円滑に行わ
れる。
【0064】次に、上記反応容器Bは、攪拌位置lまで
間欠移送され、攪拌装置22Gを介して攪拌処理が施さ
れた後、洗浄液注入位置mまで間欠移送される。
間欠移送され、攪拌装置22Gを介して攪拌処理が施さ
れた後、洗浄液注入位置mまで間欠移送される。
【0065】この基質液注入位置mでは、先の洗浄液が
吸引され洗浄された後、再度洗浄液分注され、この作業
が終了した反応容器Bは、攪拌位置nまで間欠移送さ
れ、該攪拌位置nでは攪拌装置22Hを介して試料と洗
浄液の攪拌混合が行われる。このとき、磁性体40が作
動して抗体不溶磁性体液が反応容器Bの内面に集着さ
れ、洗浄液吸引及び洗浄液注入作業が円滑に行われる。
吸引され洗浄された後、再度洗浄液分注され、この作業
が終了した反応容器Bは、攪拌位置nまで間欠移送さ
れ、該攪拌位置nでは攪拌装置22Hを介して試料と洗
浄液の攪拌混合が行われる。このとき、磁性体40が作
動して抗体不溶磁性体液が反応容器Bの内面に集着さ
れ、洗浄液吸引及び洗浄液注入作業が円滑に行われる。
【0066】この後、上記反応容器Bは、洗浄液吸引/
基質液分注位置pまで間欠移送され、ピペット53を介
して基質液が分注された後、測定液分注位置qまで間欠
移送され、該測定液分注位置qでは測定液分注ピペット
52を介して反応停止液である測定液が所要量分注さ
れ、該作業が終了した反応容器Bは、この後、攪拌位置
rまで間欠移送される。
基質液分注位置pまで間欠移送され、ピペット53を介
して基質液が分注された後、測定液分注位置qまで間欠
移送され、該測定液分注位置qでは測定液分注ピペット
52を介して反応停止液である測定液が所要量分注さ
れ、該作業が終了した反応容器Bは、この後、攪拌位置
rまで間欠移送される。
【0067】この攪拌位置rでは、攪拌装置22Iを介
して試料と測定液が攪拌混合された後、化学発光液分注
位置q’を経て最終攪拌位置sまで間欠移送され、該最
終攪拌位置sでは、攪拌装置22Jを介して最終的な攪
拌混合され、これらの作業が終了した反応容器Bは、前
記測定移動位置xまで間欠移送される。
して試料と測定液が攪拌混合された後、化学発光液分注
位置q’を経て最終攪拌位置sまで間欠移送され、該最
終攪拌位置sでは、攪拌装置22Jを介して最終的な攪
拌混合され、これらの作業が終了した反応容器Bは、前
記測定移動位置xまで間欠移送される。
【0068】測定移動位置xでは、ラックCに保持され
た反応容器Bが、上記循環ラック移送路Vの移送ライン
からライン外へと一旦搬出されて光学測定位置yへと移
送され、該光学測定位置yでは、吸引ポンプ66を介し
て反応容器B内の試料が、前記フローセルT内に吸引導
入され、該フローセルT内に導入された試料は、所定波
長により光学測定される。
た反応容器Bが、上記循環ラック移送路Vの移送ライン
からライン外へと一旦搬出されて光学測定位置yへと移
送され、該光学測定位置yでは、吸引ポンプ66を介し
て反応容器B内の試料が、前記フローセルT内に吸引導
入され、該フローセルT内に導入された試料は、所定波
長により光学測定される。
【0069】この測定データは、制御装置CPUを介し
て演算処理され、この演算処理された分析データは、図
示外のプリンター及び公知のCRT等で構成され表示装
置に表示され、かつ、ICカードの記憶部に記憶保存さ
れる。
て演算処理され、この演算処理された分析データは、図
示外のプリンター及び公知のCRT等で構成され表示装
置に表示され、かつ、ICカードの記憶部に記憶保存さ
れる。
【0070】また、光学測定作業が終了した試料は、吸
引ポンプ66を介して前記終段洗浄装置Qの廃液回収ビ
ン64内に洗浄され、この後、測定液吸引ピペット62
からフローセルT及び廃液回収ビン64の内部は、図示
外の洗浄装置から供給される洗浄水によってきれいに洗
浄される。
引ポンプ66を介して前記終段洗浄装置Qの廃液回収ビ
ン64内に洗浄され、この後、測定液吸引ピペット62
からフローセルT及び廃液回収ビン64の内部は、図示
外の洗浄装置から供給される洗浄水によってきれいに洗
浄される。
【0071】このようにして光学測定位置yで試料の吸
引・光学測定作業が終了した反応容器Bは、再び上記循
環ラック移送路Vの移送ラインへと戻され、洗浄位置z
へと移送される。
引・光学測定作業が終了した反応容器Bは、再び上記循
環ラック移送路Vの移送ラインへと戻され、洗浄位置z
へと移送される。
【0072】このようにして光学測定作業が終了した反
応容器Bは、図1奥行側移送路の右端部へと移送され、
該位置でラックCは図1左側縦移送路へと搬入されて、
該縦移送路の各洗浄位置zまで間欠移送され、該終段洗
浄位置zに配設された洗浄装置Qを介して反応容器B内
の試料が廃棄され、かつ、該反応容器B内が洗浄され
る。
応容器Bは、図1奥行側移送路の右端部へと移送され、
該位置でラックCは図1左側縦移送路へと搬入されて、
該縦移送路の各洗浄位置zまで間欠移送され、該終段洗
浄位置zに配設された洗浄装置Qを介して反応容器B内
の試料が廃棄され、かつ、該反応容器B内が洗浄され
る。
【0073】このようにして洗浄作業が終了した反応容
器Bを立設保持するラックCは、この後、再び図1手前
側移送路に搬入され、その後、上記手順に従って分析作
業が繰り返し行われる。
器Bを立設保持するラックCは、この後、再び図1手前
側移送路に搬入され、その後、上記手順に従って分析作
業が繰り返し行われる。
【0074】尚、上記実施例では、1本の反応容器Bを
立設保持してなるラックCを間欠移送する場合を例にと
り説明したが、この発明にあってはこれに限定されるも
のではなく、図5に示すように、3本の反応容器Bを立
設保持してなるラックC1 を間欠移送し、または、図6
に示すように、5本の反応容器Bを立設保持してなるラ
ックC2 を間欠移送し、さらには、図7に示すように、
5本の反応容器Bを立設保持してなるラックC2 を左側
移送路で180度反転させて奥行側移送路へと搬出する
ように構成しても、同様の効果が得られる。
立設保持してなるラックCを間欠移送する場合を例にと
り説明したが、この発明にあってはこれに限定されるも
のではなく、図5に示すように、3本の反応容器Bを立
設保持してなるラックC1 を間欠移送し、または、図6
に示すように、5本の反応容器Bを立設保持してなるラ
ックC2 を間欠移送し、さらには、図7に示すように、
5本の反応容器Bを立設保持してなるラックC2 を左側
移送路で180度反転させて奥行側移送路へと搬出する
ように構成しても、同様の効果が得られる。
【0075】また、上記実施例にあっては、この免疫自
動分析装置Aの作動をICカードで行なうように構成し
たものを例にとり説明したが、この発明にあってはこれ
に限定されるものではなく、他の公知の制御手段により
作動する免疫自動分析装置にも適用することができる。
動分析装置Aの作動をICカードで行なうように構成し
たものを例にとり説明したが、この発明にあってはこれ
に限定されるものではなく、他の公知の制御手段により
作動する免疫自動分析装置にも適用することができる。
【0076】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、抗原ー抗体反応を利用した磁性粒子法・
ビーズ法・コーティング法等の各種免疫学測定法に簡単
に対応させることができ、しかも、この種の検査を人手
をまったく介在させることなく全自動で行うことができ
るので、この種の検査を完全に省力化することができる
他、反応容器を廃棄することなく再使用することができ
るので、ランニングコストを大幅に低減することがで
き、さらには、さらには、1或は2ステップ法が混在す
る検査処理を自動的に行うことができる他、装置を超小
型化してデスクトップで使用でき、廉価に提供できる
等、幾多の優れた効果を奏する。
れているので、抗原ー抗体反応を利用した磁性粒子法・
ビーズ法・コーティング法等の各種免疫学測定法に簡単
に対応させることができ、しかも、この種の検査を人手
をまったく介在させることなく全自動で行うことができ
るので、この種の検査を完全に省力化することができる
他、反応容器を廃棄することなく再使用することができ
るので、ランニングコストを大幅に低減することがで
き、さらには、さらには、1或は2ステップ法が混在す
る検査処理を自動的に行うことができる他、装置を超小
型化してデスクトップで使用でき、廉価に提供できる
等、幾多の優れた効果を奏する。
【図1】この発明の一実施例に係る免疫自動分析装置の
全体構成を概略的に示す平面図である。
全体構成を概略的に示す平面図である。
【図2】同免疫自動分析装置に取りつけられた光学測定
装置をEIA法に対応させて構成した場合を概略的に示
す説明図である。
装置をEIA法に対応させて構成した場合を概略的に示
す説明図である。
【図3】同免疫自動分析装置に取りつけられた光学測定
装置をCL法に対応させて構成した場合を概略的に示す
説明図である。
装置をCL法に対応させて構成した場合を概略的に示す
説明図である。
【図4】同免疫自動分析装置に取りつけられた光学測定
装置をECL法に対応させて構成した場合を概略的に示
す説明図である。
装置をECL法に対応させて構成した場合を概略的に示
す説明図である。
【図5】反応容器の他の第1移送例を示す平面説明図で
ある。
ある。
【図6】反応容器の他の第2移送例を示す平面説明図で
ある。
ある。
【図7】反応容器の他の第3移送例を示す部分平面説明
図である。
図である。
A 免疫自動分析装置 B 反応容器 C ラック CPU 制御装置 D 循環ラック移送路 E サンプリング装置 F 第1試薬分注装置 G 第2試薬分注装置 H,I,J B/F分離洗浄装置 K 基質液/測定液分注装置 M 液分注吸引ユニット P 光学測定装置 Q 終段洗浄装置 T フローセル b サンプル分注位置 c 第1試薬分注位置 d,f1 ,f2 ,f3 ,h,j,l,n,r,s 攪拌
位置 e1 乃至e4 バッファ洗浄液分注/吸引位置 g 抗体液分注位置 i 抗体液吸引/洗浄液注入位置 k,m 洗浄液吸引/注入位置 p 洗浄液吸引/基質液分注位置 q 測定液分注位置 x 測定移動位置 y 測定液吸引位置 z 終段洗浄位置
位置 e1 乃至e4 バッファ洗浄液分注/吸引位置 g 抗体液分注位置 i 抗体液吸引/洗浄液注入位置 k,m 洗浄液吸引/注入位置 p 洗浄液吸引/基質液分注位置 q 測定液分注位置 x 測定移動位置 y 測定液吸引位置 z 終段洗浄位置
Claims (1)
- 【請求項1】 反応容器が立設保持されたラックと、こ
のラックをエンドレス状に循環させて間欠移送する手段
と、上記ラックが移送されるラック移送路の所定位置で
所要量のサンプルを反応容器に分注する手段と、該サン
プルが分注された反応容器に試薬を分注し撹拌する手段
と、上記ラック移送路の試薬分注位置の下流側に配設さ
れ1ステップ法或は2ステップ法により進退動する吸着
体と、上記反応容器にバッファ液を分注・撹拌・吸引
し、かつ、抗体液を分注し撹拌する手段と、反応容器内
に洗浄水を注入・吸引する手段と、上記反応容器内に基
質液を分注し攪拌する手段と、反応容器内に測定液を分
注し攪拌する手段と、光学測定位置において反応容器内
の試料を光学的に測定する手段と、この測定が終了した
上記反応容器を最終的に洗浄する終段洗浄装置と、を有
して構成されてなる免疫自動分析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34096992A JPH06167503A (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 免疫自動分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34096992A JPH06167503A (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 免疫自動分析装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06167503A true JPH06167503A (ja) | 1994-06-14 |
Family
ID=18341986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34096992A Pending JPH06167503A (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 免疫自動分析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06167503A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006145534A (ja) * | 2004-11-18 | 2006-06-08 | Grifols Sa | 試料の自動臨床分析装置 |
JP2009222533A (ja) * | 2008-03-17 | 2009-10-01 | Hitachi High-Technologies Corp | 自動分析装置 |
CN102445557A (zh) * | 2011-09-27 | 2012-05-09 | 深圳市亚辉龙生物科技有限公司 | 一种全自动免疫分析仪及其检测方法 |
CN104714042A (zh) * | 2013-12-16 | 2015-06-17 | 深圳市亚辉龙生物科技有限公司 | 一种全自动化学发光免疫分析仪及其使用方法 |
WO2020209297A1 (ja) | 2019-04-12 | 2020-10-15 | 株式会社Lsiメディエンス | 搬送機構及び分析装置 |
-
1992
- 1992-11-30 JP JP34096992A patent/JPH06167503A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006145534A (ja) * | 2004-11-18 | 2006-06-08 | Grifols Sa | 試料の自動臨床分析装置 |
JP2009222533A (ja) * | 2008-03-17 | 2009-10-01 | Hitachi High-Technologies Corp | 自動分析装置 |
CN102445557A (zh) * | 2011-09-27 | 2012-05-09 | 深圳市亚辉龙生物科技有限公司 | 一种全自动免疫分析仪及其检测方法 |
CN104714042A (zh) * | 2013-12-16 | 2015-06-17 | 深圳市亚辉龙生物科技有限公司 | 一种全自动化学发光免疫分析仪及其使用方法 |
WO2020209297A1 (ja) | 2019-04-12 | 2020-10-15 | 株式会社Lsiメディエンス | 搬送機構及び分析装置 |
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