JPH0612195Y2 - エンジンのセラミツク製副室構造 - Google Patents
エンジンのセラミツク製副室構造Info
- Publication number
- JPH0612195Y2 JPH0612195Y2 JP14448686U JP14448686U JPH0612195Y2 JP H0612195 Y2 JPH0612195 Y2 JP H0612195Y2 JP 14448686 U JP14448686 U JP 14448686U JP 14448686 U JP14448686 U JP 14448686U JP H0612195 Y2 JPH0612195 Y2 JP H0612195Y2
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- JP
- Japan
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- sub
- ceramic
- chamber
- metal sleeve
- engine
- Prior art date
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- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、セラミック部材を使用して形成されるエンジ
ンのセラミック製副室構造に関するものである。
ンのセラミック製副室構造に関するものである。
(従来技術) 最近では断熱性及び耐熱性に優れたセラミック部材によ
ってエンジンの副室を形成することが多くなってきてい
る。しかし、一般にセラミック部材はその材質上引張り
強度が圧縮強度の1/10程度と低く、サーマル・ショ
ックによる熱的引張応力の繰り返しや機械的振動等によ
り破損し易く耐久性に乏しい(ワイブル係数が低い)欠
点がある。このため上記のようなエンジンの副室を形成
するセラミック部材においても、当該サーマル・ショッ
クによる引張応力を抑制し、その耐久性を改善するため
に、例えば第4図に示すように耐熱性に優れたステンレ
ス鋼(例えばSUS430)製の円筒状の金属スリーブ
50を上下に分割可能な一対のセラミック部材51a,51b
の外周部に焼嵌めにより嵌合して予め矢印方向の圧縮応
力を与えるとともに、さらに上記セラミック部材自体の
耐熱特性をより有効に活用してエンジン性能を改善する
ために、断熱空間52を上記金属スリーブ50の周囲に
形成する構成が従来から提案されている(例えば実開昭
60−107325号公報参照)。
ってエンジンの副室を形成することが多くなってきてい
る。しかし、一般にセラミック部材はその材質上引張り
強度が圧縮強度の1/10程度と低く、サーマル・ショ
ックによる熱的引張応力の繰り返しや機械的振動等によ
り破損し易く耐久性に乏しい(ワイブル係数が低い)欠
点がある。このため上記のようなエンジンの副室を形成
するセラミック部材においても、当該サーマル・ショッ
クによる引張応力を抑制し、その耐久性を改善するため
に、例えば第4図に示すように耐熱性に優れたステンレ
ス鋼(例えばSUS430)製の円筒状の金属スリーブ
50を上下に分割可能な一対のセラミック部材51a,51b
の外周部に焼嵌めにより嵌合して予め矢印方向の圧縮応
力を与えるとともに、さらに上記セラミック部材自体の
耐熱特性をより有効に活用してエンジン性能を改善する
ために、断熱空間52を上記金属スリーブ50の周囲に
形成する構成が従来から提案されている(例えば実開昭
60−107325号公報参照)。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、このようにセラミック部材51a,51bを円筒状
の金属スリーブ50により嵌合一体化して、図示のよう
にシリンダヘッド53の副室形成用凹部54内に嵌合し
てエンジンの副室55を構成するようにした場合、次の
ような問題が生じる。
の金属スリーブ50により嵌合一体化して、図示のよう
にシリンダヘッド53の副室形成用凹部54内に嵌合し
てエンジンの副室55を構成するようにした場合、次の
ような問題が生じる。
すなわち、先ず、上記副室55内の燃焼状態の継続によ
ってセラミック部材51a,51bが高温になると、上記焼嵌
めされた金属スリーブ50自体も相当な高温になって熱
膨張する。ところが、該金属スリーブ50は、一般に上
下両端部への変形により先ず軸方向に伸長応力が発生す
る一方、一般に上記金属スリーブ50の下端部外縁に
は、シリンダヘッド53への固定のための厚肉のフラン
ジ部56が形成されており、当該フランジ部56を上記
シリンダヘッド53の副室形成用凹孔部54の開口端に
圧入して嵌合固定されることから、上記熱膨張時に上記
セラミック部材51a,51bに対して作用する圧縮応力は、
第5図に示すように上記フランジ部56の部分の圧縮応
力F1がその上方部の薄肉部の圧縮応力F2に比べて相当に
大きくなり、上記フランジ部56と薄肉部との境界部D
位置で急激な応力差を生じ、上記軸方向の伸長応力F3と
組合わさって剪断力が作用することになり、該境界部D
で上記セラミック部材51bにクラックが生じ易くなる。
特に、当該セラミック部材51bは、通常その円周面方向
に研削加工が施されており、外周面に当該加工による微
細な螺条溝が形成されているので、これがクラック発生
の起端となり易い。
ってセラミック部材51a,51bが高温になると、上記焼嵌
めされた金属スリーブ50自体も相当な高温になって熱
膨張する。ところが、該金属スリーブ50は、一般に上
下両端部への変形により先ず軸方向に伸長応力が発生す
る一方、一般に上記金属スリーブ50の下端部外縁に
は、シリンダヘッド53への固定のための厚肉のフラン
ジ部56が形成されており、当該フランジ部56を上記
シリンダヘッド53の副室形成用凹孔部54の開口端に
圧入して嵌合固定されることから、上記熱膨張時に上記
セラミック部材51a,51bに対して作用する圧縮応力は、
第5図に示すように上記フランジ部56の部分の圧縮応
力F1がその上方部の薄肉部の圧縮応力F2に比べて相当に
大きくなり、上記フランジ部56と薄肉部との境界部D
位置で急激な応力差を生じ、上記軸方向の伸長応力F3と
組合わさって剪断力が作用することになり、該境界部D
で上記セラミック部材51bにクラックが生じ易くなる。
特に、当該セラミック部材51bは、通常その円周面方向
に研削加工が施されており、外周面に当該加工による微
細な螺条溝が形成されているので、これがクラック発生
の起端となり易い。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記の問題を解決することを目的としてなさ
れたもので、副室を構成する副室部材をセラミックによ
り形成するとともに該セラミックにより形成された副室
部材の外周に一端側外縁が厚肉フランジ部に形成された
金属スリーブを焼嵌めすることにより当該副室部材と金
属スリーブとを一体化し、当該金属スリーブを介して上
記副室部材をシリンダヘッドに嵌合してなるエンジンの
セラミック製副室構造において、上記副室部材の上記厚
肉フランジ部に対応する部位の嵌合面の平滑度および研
削深さをその他の部位よりも大きくしてなるものであ
る。
れたもので、副室を構成する副室部材をセラミックによ
り形成するとともに該セラミックにより形成された副室
部材の外周に一端側外縁が厚肉フランジ部に形成された
金属スリーブを焼嵌めすることにより当該副室部材と金
属スリーブとを一体化し、当該金属スリーブを介して上
記副室部材をシリンダヘッドに嵌合してなるエンジンの
セラミック製副室構造において、上記副室部材の上記厚
肉フランジ部に対応する部位の嵌合面の平滑度および研
削深さをその他の部位よりも大きくしてなるものであ
る。
(作用) 上記の手段によると、副室部材の金属スリーブ厚肉フラ
ンジ部位に対応する嵌合面の平滑度および研削深さをそ
の他の部分よりも共に大きくして研削加工による螺条溝
を無くするとともに実質的に焼嵌め代を異ならせたの
で、従来のようなクラック起端がなくなるとともに当該
焼嵌め代の差により上記圧縮応力の差を効果的に吸収す
ることができるようになり、副室部材に作用する金属ス
リーブの圧縮応力を全体に亘って均等にすることができ
る。その結果、クラックが生じにくくなる。
ンジ部位に対応する嵌合面の平滑度および研削深さをそ
の他の部分よりも共に大きくして研削加工による螺条溝
を無くするとともに実質的に焼嵌め代を異ならせたの
で、従来のようなクラック起端がなくなるとともに当該
焼嵌め代の差により上記圧縮応力の差を効果的に吸収す
ることができるようになり、副室部材に作用する金属ス
リーブの圧縮応力を全体に亘って均等にすることができ
る。その結果、クラックが生じにくくなる。
(実施例) 以下、第1図ないし第3図を参照して本考案の実施例を
説明する。
説明する。
先ず第1図には同本考案の実施例に係るエンジンのセラ
ミック製副室構造を有するディーゼルエンジンの副室部
が示されており、同図において符号1はシリンダブロッ
ク、また2はシリンダヘッドであり、該シリンダヘッド
2の下面2a側に開口した凹孔15内には本考案の対象で
あるところの副室アッセンブリー10が下方より嵌装固
定されている。
ミック製副室構造を有するディーゼルエンジンの副室部
が示されており、同図において符号1はシリンダブロッ
ク、また2はシリンダヘッドであり、該シリンダヘッド
2の下面2a側に開口した凹孔15内には本考案の対象で
あるところの副室アッセンブリー10が下方より嵌装固
定されている。
上記副室アッセンブリー10は、セラミック材よりな
り、その内側に副室4を形成したセラミック結合体13
と、該セラミック結合体13の外周に焼嵌めにより嵌合
固定された筒状の金属スリーブ14とから構成されてい
る。上記セラミック結合体13は、上下2分割構造とさ
れており、上記副室4の上半部を構成する第1の凹部2
2を有する第1のセラミック部材11と、該副室4の下
半部を構成する第2の凹部23を有する第2のセラミッ
ク部材12とを、当該第1のセラミック部材11側の第
1の凹部22と第2のセラミック部材12側の第2の凹
部23とを相互に対向させた状態で同軸状に衝き合わ
せ、合体させて構成されている。そして、このセラミッ
ク結合体13の上記第1のセラミック部材11と第2の
セラミック部材12は、該両者間に跨ってそれらの外周
に焼嵌めされた上記金属スリーブ14を介して一体的に
結合されている。この金属スリーブ14は、下端側にキ
ー部材26を有する厚肉のフランジ部14aが設けられて
いる。また、上記シリンダヘッド2の凹孔15は、最上
部に位置し、上記金属スリーブ14の上端部14bが嵌合
される小径部15aと、該小径部15aの下方に位置し、上記
金属スリーブ14の中間部外周面との間に断熱空間25
を形成する中径部15bと、該中径部15b下方の凹孔15開
口面に臨んで位置し、上記金属スリーブ14の上記フラ
ンジ部14aが圧入される大径部15cの3つの異径部により
形成されている。
り、その内側に副室4を形成したセラミック結合体13
と、該セラミック結合体13の外周に焼嵌めにより嵌合
固定された筒状の金属スリーブ14とから構成されてい
る。上記セラミック結合体13は、上下2分割構造とさ
れており、上記副室4の上半部を構成する第1の凹部2
2を有する第1のセラミック部材11と、該副室4の下
半部を構成する第2の凹部23を有する第2のセラミッ
ク部材12とを、当該第1のセラミック部材11側の第
1の凹部22と第2のセラミック部材12側の第2の凹
部23とを相互に対向させた状態で同軸状に衝き合わ
せ、合体させて構成されている。そして、このセラミッ
ク結合体13の上記第1のセラミック部材11と第2の
セラミック部材12は、該両者間に跨ってそれらの外周
に焼嵌めされた上記金属スリーブ14を介して一体的に
結合されている。この金属スリーブ14は、下端側にキ
ー部材26を有する厚肉のフランジ部14aが設けられて
いる。また、上記シリンダヘッド2の凹孔15は、最上
部に位置し、上記金属スリーブ14の上端部14bが嵌合
される小径部15aと、該小径部15aの下方に位置し、上記
金属スリーブ14の中間部外周面との間に断熱空間25
を形成する中径部15bと、該中径部15b下方の凹孔15開
口面に臨んで位置し、上記金属スリーブ14の上記フラ
ンジ部14aが圧入される大径部15cの3つの異径部により
形成されている。
尚、第1図において符号5はシリンダブロック1側の主
燃焼室3へ連通する噴口、6は燃料噴射弁8が臨む噴射
燃料導入孔、7はグロープラグ9が嵌挿されるグロープ
ラグ挿入孔である。
燃焼室3へ連通する噴口、6は燃料噴射弁8が臨む噴射
燃料導入孔、7はグロープラグ9が嵌挿されるグロープ
ラグ挿入孔である。
上記のように構成された副室アッセンブリー10は、上
記3つの異径部15a〜15cを有するシリンダヘッド2の凹
孔15に対し、上記噴口5を上記シリンダブロック1の
主燃焼室3に臨ませた状態で図示のように圧入状態で嵌
装されている。
記3つの異径部15a〜15cを有するシリンダヘッド2の凹
孔15に対し、上記噴口5を上記シリンダブロック1の
主燃焼室3に臨ませた状態で図示のように圧入状態で嵌
装されている。
一方、上記嵌装状態に於いて上記セラミック結合体13
の下方側第2のセラミック部材12の外周面は、第2図
に詳細に示すように上記金属スリーブ14の上記フラン
ジ部14aに対応する面A部の仕上げ研削精度(平滑度お
よび研削深さ)をそれよりも上方のB部の同研削精度よ
りも大きく(平滑度を高く、かつ研削深さを深く)形成
している。その結果、上記第2のセラミック部材12外
周面A部の金属スリーブ14の焼嵌め代C1は、第3図に
示すように上記B部の焼嵌め代C2に比べて所定量(C1−
C2=ΔC)大となり、該焼嵌め代の大きさ(C1−C2=Δ
C)により上記フランジ部14aのシリンダヘッド2への
圧入による拘束とその肉厚の大きさによって生じる過大
な圧縮応力を吸収することができ、上記セラミック結合
体13の外周面全体に実質的に作用する圧縮応力F1,F2
を均等(F1=F2)にすることができる。また、一方仮に
該A部分にある程度の圧縮応力差が生じるような場合が
あったとしても、該A部分は特に平滑度が高く仕上げら
れているために従来に比べクラック起端が生じにくく、
肉厚変化部Dに応力差による剪断力が作用しても殆んど
クラックが発生しないようになる。
の下方側第2のセラミック部材12の外周面は、第2図
に詳細に示すように上記金属スリーブ14の上記フラン
ジ部14aに対応する面A部の仕上げ研削精度(平滑度お
よび研削深さ)をそれよりも上方のB部の同研削精度よ
りも大きく(平滑度を高く、かつ研削深さを深く)形成
している。その結果、上記第2のセラミック部材12外
周面A部の金属スリーブ14の焼嵌め代C1は、第3図に
示すように上記B部の焼嵌め代C2に比べて所定量(C1−
C2=ΔC)大となり、該焼嵌め代の大きさ(C1−C2=Δ
C)により上記フランジ部14aのシリンダヘッド2への
圧入による拘束とその肉厚の大きさによって生じる過大
な圧縮応力を吸収することができ、上記セラミック結合
体13の外周面全体に実質的に作用する圧縮応力F1,F2
を均等(F1=F2)にすることができる。また、一方仮に
該A部分にある程度の圧縮応力差が生じるような場合が
あったとしても、該A部分は特に平滑度が高く仕上げら
れているために従来に比べクラック起端が生じにくく、
肉厚変化部Dに応力差による剪断力が作用しても殆んど
クラックが発生しないようになる。
しかも、上記の構成では上記セラミック結合体13の特
定部分だけの仕上げ研削で足りるから、その全体を特別
に仕上げ研削する場合に比較して低コストで済むように
なる。
定部分だけの仕上げ研削で足りるから、その全体を特別
に仕上げ研削する場合に比較して低コストで済むように
なる。
(考案の効果) 本考案は、以上に説明したように、副室を構成する副室
部材をセラミックにより形成するとともに該セラミック
により形成された副室部材の外周に一端側外縁が厚肉フ
ランジ部に形成された金属スリーブを焼嵌めすることに
より当該副室部材と金属スリーブとを一体化し、当該金
属スリーブを副室部材を介してシリンダヘッドに嵌合し
てなるエンジンのセラミック製副室構造において、上記
副室部材の上記厚肉フランジ部に対応する部位の嵌合面
の平滑度および研削深さをその他の部位よりも大きくし
たことを特徴とするものである。
部材をセラミックにより形成するとともに該セラミック
により形成された副室部材の外周に一端側外縁が厚肉フ
ランジ部に形成された金属スリーブを焼嵌めすることに
より当該副室部材と金属スリーブとを一体化し、当該金
属スリーブを副室部材を介してシリンダヘッドに嵌合し
てなるエンジンのセラミック製副室構造において、上記
副室部材の上記厚肉フランジ部に対応する部位の嵌合面
の平滑度および研削深さをその他の部位よりも大きくし
たことを特徴とするものである。
従って、本考案によると、副室部材の金属スリーブ厚肉
フランジ部位に対応する嵌合面の平滑度および研削深さ
をその他の部分よりも共に大きくして研削加工による螺
条溝を無くするとともに実質的に焼嵌め代を異ならせた
ので、従来のようなクラック起端がなくなるとともに当
該焼嵌合め代の差により上記圧縮応力の差を効果的に吸
収することができるようになり、副室部材に作用する金
属スリーブの圧縮応力を全体に亘って均等にすることが
できる。その結果、クラックが生じにくくなる。
フランジ部位に対応する嵌合面の平滑度および研削深さ
をその他の部分よりも共に大きくして研削加工による螺
条溝を無くするとともに実質的に焼嵌め代を異ならせた
ので、従来のようなクラック起端がなくなるとともに当
該焼嵌合め代の差により上記圧縮応力の差を効果的に吸
収することができるようになり、副室部材に作用する金
属スリーブの圧縮応力を全体に亘って均等にすることが
できる。その結果、クラックが生じにくくなる。
第1図は、本考案の実施例に係るエンジンのセラミック
製副室構造を示す断面図、第2図は、同実施例構造のセ
ラミック結合体と金属スリーブとの焼嵌め部の拡大断面
図、第3図は、上記第2図部分に於ける作用説明図、第
4図は、従来のエンジンのセラミック製副室構造を示す
断面図、第5図は、その作用を説明する要部の拡大断面
図である。 1……シリンダブロック 2……シリンダヘッド 3……主燃焼室 4……副室 5……噴口 8……燃料噴射弁 9……グロープラグ 10……副室アッセンブリー 11……第1のセラミック部材 12……第2のセラミック部材 13……セラミック結合体 14……金属スリーブ 14a……厚肉フランジ部 F1,F2……圧縮応力
製副室構造を示す断面図、第2図は、同実施例構造のセ
ラミック結合体と金属スリーブとの焼嵌め部の拡大断面
図、第3図は、上記第2図部分に於ける作用説明図、第
4図は、従来のエンジンのセラミック製副室構造を示す
断面図、第5図は、その作用を説明する要部の拡大断面
図である。 1……シリンダブロック 2……シリンダヘッド 3……主燃焼室 4……副室 5……噴口 8……燃料噴射弁 9……グロープラグ 10……副室アッセンブリー 11……第1のセラミック部材 12……第2のセラミック部材 13……セラミック結合体 14……金属スリーブ 14a……厚肉フランジ部 F1,F2……圧縮応力
Claims (1)
- 【請求項1】副室を構成する副室部材をセラミックによ
り形成するとともに該セラミックにより形成された副室
部材の外周に一端側外縁が厚肉フランジ部に形成された
金属スリーブを焼嵌めすることにより当該副室部材と金
属スリーブとを一体化し、当該金属スリーブを介して上
記副室部材をシリンダヘッドに嵌合してなるエンジンの
セラミック製副室構造において、上記副室部材の上記厚
肉フランジ部に対応する部位の嵌合面の平滑度および研
削深さをその他の部位よりも大きくしたことを特徴とす
るエンジンのセラミック製副室構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14448686U JPH0612195Y2 (ja) | 1986-09-20 | 1986-09-20 | エンジンのセラミツク製副室構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14448686U JPH0612195Y2 (ja) | 1986-09-20 | 1986-09-20 | エンジンのセラミツク製副室構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6351115U JPS6351115U (ja) | 1988-04-06 |
JPH0612195Y2 true JPH0612195Y2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=31055135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14448686U Expired - Lifetime JPH0612195Y2 (ja) | 1986-09-20 | 1986-09-20 | エンジンのセラミツク製副室構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0612195Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08489Y2 (ja) * | 1987-06-06 | 1996-01-10 | マツダ株式会社 | 内燃機関のセラミック製副室 |
CN112211713B (zh) * | 2019-07-11 | 2021-12-21 | 曼能源解决方案公司(德国曼能源解决方案股份公司子公司) | 内燃发动机 |
-
1986
- 1986-09-20 JP JP14448686U patent/JPH0612195Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6351115U (ja) | 1988-04-06 |
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