JPH06114460A - パンチ加工順序組換え方法 - Google Patents
パンチ加工順序組換え方法Info
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- JPH06114460A JPH06114460A JP28930392A JP28930392A JPH06114460A JP H06114460 A JPH06114460 A JP H06114460A JP 28930392 A JP28930392 A JP 28930392A JP 28930392 A JP28930392 A JP 28930392A JP H06114460 A JPH06114460 A JP H06114460A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 反りの発生が少ない順序でのパンチ加工を、
パターン機能指令を利用した簡単なプログラムの記述で
実行できるようにする。 【構成】 まず、パターン機能指令を含むパンチ加工プ
ログラム5を演算手段に入力する(ステップS1)。パ
ターン機能指令とは、一つのブロック指令で所定形式の
複数の位置にパンチを行わせる指令をいう。この加工プ
ログラムに対応するパンチ位置を表示装置2に描画させ
る(S2,S2′)。この描画されたパンチ位置の希望
の範囲を指定し、その指定範囲のパンチ順序〜を指
定する(S3,S3′)。この指定順序〜に従って
前記パンチ加工プログラム5のパンチ順序を変換する
(S4)。
パターン機能指令を利用した簡単なプログラムの記述で
実行できるようにする。 【構成】 まず、パターン機能指令を含むパンチ加工プ
ログラム5を演算手段に入力する(ステップS1)。パ
ターン機能指令とは、一つのブロック指令で所定形式の
複数の位置にパンチを行わせる指令をいう。この加工プ
ログラムに対応するパンチ位置を表示装置2に描画させ
る(S2,S2′)。この描画されたパンチ位置の希望
の範囲を指定し、その指定範囲のパンチ順序〜を指
定する(S3,S3′)。この指定順序〜に従って
前記パンチ加工プログラム5のパンチ順序を変換する
(S4)。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動プログラミング
装置等において、作成したパンチ加工プログラムのパン
チ順序を組換えるパンチ加工順序組換え方法に関する。
装置等において、作成したパンチ加工プログラムのパン
チ順序を組換えるパンチ加工順序組換え方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パンチ加工用のNC装置では、一つのブ
ロック指令で所定形式に従った複数箇所のパンチを行わ
せる指令、いわゆるパターン機能指令を実行する機能が
備えられている。あるいは、自動プログラミング装置
で、このようなパターン機能指令によるプログラム作成
が可能とされている。
ロック指令で所定形式に従った複数箇所のパンチを行わ
せる指令、いわゆるパターン機能指令を実行する機能が
備えられている。あるいは、自動プログラミング装置
で、このようなパターン機能指令によるプログラム作成
が可能とされている。
【0003】図9はパターン機能指令でパンチ加工でき
る3種類の例を示す。すなわち、ワークWに鍵形の加工
線aに沿って多数のパンチ加工を行う指令や、直線の加
工線bに沿ってパンチ加工を行う指令、および所定半径
の円周方向cにパンチ加工を行う指令等が備えられてい
る。このようなパターン機能指令を使用することによ
り、1パンチずつのパンチ位置を演算して指定する必要
がなく、プログラム作成が容易に行える。
る3種類の例を示す。すなわち、ワークWに鍵形の加工
線aに沿って多数のパンチ加工を行う指令や、直線の加
工線bに沿ってパンチ加工を行う指令、および所定半径
の円周方向cにパンチ加工を行う指令等が備えられてい
る。このようなパターン機能指令を使用することによ
り、1パンチずつのパンチ位置を演算して指定する必要
がなく、プログラム作成が容易に行える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】パンチ加工では、加工
箇所が偏ると、厚板や硬板にパンチ加工する場合、ある
いはピッチの細かいパンチ加工を行う場合に、加工に伴
って板材が反り易くなり、タレットの底面に引っ掛かる
等の不都合を招くことがある。
箇所が偏ると、厚板や硬板にパンチ加工する場合、ある
いはピッチの細かいパンチ加工を行う場合に、加工に伴
って板材が反り易くなり、タレットの底面に引っ掛かる
等の不都合を招くことがある。
【0005】このような不都合は、板材の全体に偏りな
くランダムな順序でパンチすることにより防止すること
ができるが、前記のパターン機能指令ではこのようなラ
ンダムなパンチ加工の指令が行えない。そのため、加工
の偏り等で反りが発生する恐れのあるときは、現状では
一つ一つのパンチ位置について座標を指定するようにし
ており、プログラム作成が非常に面倒なものとなってい
る。
くランダムな順序でパンチすることにより防止すること
ができるが、前記のパターン機能指令ではこのようなラ
ンダムなパンチ加工の指令が行えない。そのため、加工
の偏り等で反りが発生する恐れのあるときは、現状では
一つ一つのパンチ位置について座標を指定するようにし
ており、プログラム作成が非常に面倒なものとなってい
る。
【0006】この発明の目的は、反りの発生が少ない順
序でのパンチ加工を、パターン機能指令を利用した簡単
なプログラムの記述で実行できるパンチ加工順序組換え
方法を提供することである。
序でのパンチ加工を、パターン機能指令を利用した簡単
なプログラムの記述で実行できるパンチ加工順序組換え
方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のパンチ加工順
序組換え方法を、実施例に対応する図1と共に説明す
る。まず、パターン機能指令を含むパンチ加工プログラ
ム(5)を演算手段に入力する(ステップS1)。パタ
ーン機能指令とは、一つのブロック指令で所定形式の複
数の位置にパンチを行わせる指令のことをいう。この加
工プログラム(5)に対応するパンチ位置を表示装置
(2)に描画する(S2,S2′)。この描画されたパ
ンチ位置の希望の範囲を指定し、その指定範囲のパンチ
順序(〜)を指定する(S3,S3′)。この指定
順位(〜)に従って前記パンチ加工プログラム
(5)のパンチ順序を変換する(S4)。
序組換え方法を、実施例に対応する図1と共に説明す
る。まず、パターン機能指令を含むパンチ加工プログラ
ム(5)を演算手段に入力する(ステップS1)。パタ
ーン機能指令とは、一つのブロック指令で所定形式の複
数の位置にパンチを行わせる指令のことをいう。この加
工プログラム(5)に対応するパンチ位置を表示装置
(2)に描画する(S2,S2′)。この描画されたパ
ンチ位置の希望の範囲を指定し、その指定範囲のパンチ
順序(〜)を指定する(S3,S3′)。この指定
順位(〜)に従って前記パンチ加工プログラム
(5)のパンチ順序を変換する(S4)。
【0008】
【作用】この方法によると、パターン機能指令を利用し
てパンチ加工プログラム(5)を作成した後、表示装置
(2)に描画されたパンチ位置の図における範囲および
順序の指定を行うだけで、希望のパンチ順序の加工プロ
グラム(11)が作成できる。そのため、一つ一つのパ
ンチ位置を指定することなく、パターン機能指令を利用
した簡単な入力方法で、反りの発生の少ないパンチ順序
の加工プログラム(11)が作成できる。
てパンチ加工プログラム(5)を作成した後、表示装置
(2)に描画されたパンチ位置の図における範囲および
順序の指定を行うだけで、希望のパンチ順序の加工プロ
グラム(11)が作成できる。そのため、一つ一つのパ
ンチ位置を指定することなく、パターン機能指令を利用
した簡単な入力方法で、反りの発生の少ないパンチ順序
の加工プログラム(11)が作成できる。
【0009】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図8に基づ
いて説明する。図3は、この実施例の加工順序組換え方
法の実施に用いる自動プログラミング装置の一例を示
す。自動プログラミング装置1は、中央処理装置および
メモリ装置等で構成される本体と、CRTグラフィック
ディスプレイからなる表示装置2と、キーボード3およ
びマウス4等の入力装置とを備え、所定のデータ入力に
よってパンチ加工プログラム5を自動生成する機能を備
えている。自動生成する加工プログラム5は、パターン
機能指令6を含むものとできる。パターン機能指令6と
は、後に実例を示すが、一つのブロック指令で所定形式
の複数の位置(このことを「パターン」と呼ぶ。)にパ
ンチ加工を行わせる指令をいうものとする。
いて説明する。図3は、この実施例の加工順序組換え方
法の実施に用いる自動プログラミング装置の一例を示
す。自動プログラミング装置1は、中央処理装置および
メモリ装置等で構成される本体と、CRTグラフィック
ディスプレイからなる表示装置2と、キーボード3およ
びマウス4等の入力装置とを備え、所定のデータ入力に
よってパンチ加工プログラム5を自動生成する機能を備
えている。自動生成する加工プログラム5は、パターン
機能指令6を含むものとできる。パターン機能指令6と
は、後に実例を示すが、一つのブロック指令で所定形式
の複数の位置(このことを「パターン」と呼ぶ。)にパ
ンチ加工を行わせる指令をいうものとする。
【0010】この自動プログラミング装置1に、このパ
ンチ加工順序組換え方法を実施する機能手段として、描
画手段7、範囲・順序指定手段8、分解手段9、および
プログラム変換手段10が設けてある。
ンチ加工順序組換え方法を実施する機能手段として、描
画手段7、範囲・順序指定手段8、分解手段9、および
プログラム変換手段10が設けてある。
【0011】描画手段7は、パンチ加工プログラム5に
対応するパンチ位置を表示装置2に描画させる手段であ
る。範囲・順序指定手段8は、表示装置2に描画された
パンチ位置の任意の箇所から任意の箇所までの範囲を、
キーボード3またはマウス4の入力によりオペレータに
指定させ、かつ指定範囲のパンチ順序を指定させて、そ
の指定結果を記憶する手段である。範囲の指定方法は、
例えば直線の線分の全体をその線分にカーソルを合わせ
て指定する方法と、始点および終点の両方を指定する方
法とが可能としてある。分解手段5は、パターン機能指
令6を、1回のパンチごとの位置決めおよびパンチを行
わせる個別パンチ指令に分解して所定の記憶エリアに記
憶させる手段である。
対応するパンチ位置を表示装置2に描画させる手段であ
る。範囲・順序指定手段8は、表示装置2に描画された
パンチ位置の任意の箇所から任意の箇所までの範囲を、
キーボード3またはマウス4の入力によりオペレータに
指定させ、かつ指定範囲のパンチ順序を指定させて、そ
の指定結果を記憶する手段である。範囲の指定方法は、
例えば直線の線分の全体をその線分にカーソルを合わせ
て指定する方法と、始点および終点の両方を指定する方
法とが可能としてある。分解手段5は、パターン機能指
令6を、1回のパンチごとの位置決めおよびパンチを行
わせる個別パンチ指令に分解して所定の記憶エリアに記
憶させる手段である。
【0012】プログラム変換手段10は、指定順位に従
って前記パンチ加工プログラムのパンチ順序を変換する
手段であり、分解手段9と協働して、後に図2の流れ図
と共に説明する動作を行う変換プログラムからなる。
って前記パンチ加工プログラムのパンチ順序を変換する
手段であり、分解手段9と協働して、後に図2の流れ図
と共に説明する動作を行う変換プログラムからなる。
【0013】パターン機能指令6を説明する。パターン
機能指令6は、前記のように一つのブロック指令で複数
の位置にパンチ加工を行わせる指令であり、例えば次の
コードで示す各指令が準備されている。すなわち、「I
NC/」、「GRD/」、「ARC」等の指令がある。
これらの指令では、次の2つの動作が繰替えされ、パン
チングが行われる。 ・X軸,Y軸の位置決め ・パンチング 但し、パンチされる点は、パターンの基準点を除いた点
となる。したがって、パターン機能指令5では、必ずそ
のパターン機能の基準点を定める必要がある。
機能指令6は、前記のように一つのブロック指令で複数
の位置にパンチ加工を行わせる指令であり、例えば次の
コードで示す各指令が準備されている。すなわち、「I
NC/」、「GRD/」、「ARC」等の指令がある。
これらの指令では、次の2つの動作が繰替えされ、パン
チングが行われる。 ・X軸,Y軸の位置決め ・パンチング 但し、パンチされる点は、パターンの基準点を除いた点
となる。したがって、パターン機能指令5では、必ずそ
のパターン機能の基準点を定める必要がある。
【0014】基準点の指定は次のように行う。前記の各
パターン機能指令「INC/」および「GRD/」では
始点座標が、「ARC」では中心座標が各々基準点とな
る。通常、パターン機能が指令された場合、直前のブロ
ックでのパンチの位置がパターンの基準点となる。その
位置とは別の位置をパターンの基準点としたい場合は、
例えば次のように指令する。 MOV/X a Y b この場合、座標値のみを指示するもので、位置決めおよ
びパンチは行われない。なお、このMOV/の指令に、
工具指令コード(Tコード)を含めても良い。
パターン機能指令「INC/」および「GRD/」では
始点座標が、「ARC」では中心座標が各々基準点とな
る。通常、パターン機能が指令された場合、直前のブロ
ックでのパンチの位置がパターンの基準点となる。その
位置とは別の位置をパターンの基準点としたい場合は、
例えば次のように指令する。 MOV/X a Y b この場合、座標値のみを指示するもので、位置決めおよ
びパンチは行われない。なお、このMOV/の指令に、
工具指令コード(Tコード)を含めても良い。
【0015】パターン機能指令10の若干の例を説明す
る。 (a) INC/指令(INCREMENTAL指令) この指令は、次の形式で記述される。 INC/a d n これは、X軸またはY軸に平行な直線上を、基準位置
(現在の工具位置またはMOV/で指令された点)を始
点として、aなる方向に、ピッチdmmで、n回パンチす
る指令である。「a」として、次のどれかを指定する。 R(Right)……+X方向 L(Left)……−X方向 U(Up)……+Y方向 D…(Down)……−Y方向 図4(A)のように記述した場合は、同図(B)のよう
なパンチ加工が行われることになる。
る。 (a) INC/指令(INCREMENTAL指令) この指令は、次の形式で記述される。 INC/a d n これは、X軸またはY軸に平行な直線上を、基準位置
(現在の工具位置またはMOV/で指令された点)を始
点として、aなる方向に、ピッチdmmで、n回パンチす
る指令である。「a」として、次のどれかを指定する。 R(Right)……+X方向 L(Left)……−X方向 U(Up)……+Y方向 D…(Down)……−Y方向 図4(A)のように記述した場合は、同図(B)のよう
なパンチ加工が行われることになる。
【0016】(b) GRD/指令(GRID指令) GRD/α dx nx β dy ny …… GRD/β dx nx α dy ny …… これは、X軸,Y軸に平行な直線上を、基準位置を始点
として、X軸方向にαなる向きにピッチdxでn回、Y
軸方向にβなる向きにピッチdyでny回パンチする指
令である。「α」として次のどれかを指定する。 R(Right)……+X方向 L(Left)……−X方向 「β」として次のどれかを指定する。 U(Up)……+Y方向 D…(Down)……−Y方向 図5(A)のように記述した場合は、同図(B)のよう
にパンチ加工が行われる。なお、同図(A)には記述を
省略したが、同図(B)の加工には、複数のGRD/指
令が必要である。
として、X軸方向にαなる向きにピッチdxでn回、Y
軸方向にβなる向きにピッチdyでny回パンチする指
令である。「α」として次のどれかを指定する。 R(Right)……+X方向 L(Left)……−X方向 「β」として次のどれかを指定する。 U(Up)……+Y方向 D…(Down)……−Y方向 図5(A)のように記述した場合は、同図(B)のよう
にパンチ加工が行われる。なお、同図(A)には記述を
省略したが、同図(B)の加工には、複数のGRD/指
令が必要である。
【0017】(c) ARC指令 ARC/r θ1 θ2 n これは、基準位置を中心とする半径rの円周上で、X軸
となす角度θ1から始まり、ピッチ角度θ2でn回パン
チする指令である。図6(A)のように記述した場合
は、同図(B)のようにパンチ加工が行われる。
となす角度θ1から始まり、ピッチ角度θ2でn回パン
チする指令である。図6(A)のように記述した場合
は、同図(B)のようにパンチ加工が行われる。
【0018】つぎに、図1,図2,および図7と共に、
パンチ加工順序組換え方法を説明する。パンチ加工プロ
グラム5が、パターン機能指令(GRD/指令)10の
組合せで、例えば図7(A)に示すようなパターンの加
工を行うように記述されたものとする。この場合、その
ままでは線分a1〜a8の順にパンチ加工されることに
なる。パンチ順序を組換えたい場合は、パンチ加工プロ
グラム5を自動プログラミング装置1の演算手段に入力
し(図1のステップS1)、描画手段7によって表示装
置2に各パンチ加工位置(パターン)を描画させる(S
2,S2′)。
パンチ加工順序組換え方法を説明する。パンチ加工プロ
グラム5が、パターン機能指令(GRD/指令)10の
組合せで、例えば図7(A)に示すようなパターンの加
工を行うように記述されたものとする。この場合、その
ままでは線分a1〜a8の順にパンチ加工されることに
なる。パンチ順序を組換えたい場合は、パンチ加工プロ
グラム5を自動プログラミング装置1の演算手段に入力
し(図1のステップS1)、描画手段7によって表示装
置2に各パンチ加工位置(パターン)を描画させる(S
2,S2′)。
【0019】次に、このパンチ位置の範囲を指定し、そ
の指定範囲の加工順序を指定する(S3,S3′)。こ
の場合、範囲の指定は、各線分a1〜a8毎にその全体
を指定し、線分a1〜a8に付記した符号〜の順に
加工順序を指定したものとする。
の指定範囲の加工順序を指定する(S3,S3′)。こ
の場合、範囲の指定は、各線分a1〜a8毎にその全体
を指定し、線分a1〜a8に付記した符号〜の順に
加工順序を指定したものとする。
【0020】このように指定が終わると、図3の分解手
段9およびプログラム変換手段10により、指定順位に
従って前記パンチ加工プログラム5のパンチ順序を組換
えた順序組換え済みパンチ加工プログラム11が自動生
成される(S4)。
段9およびプログラム変換手段10により、指定順位に
従って前記パンチ加工プログラム5のパンチ順序を組換
えた順序組換え済みパンチ加工プログラム11が自動生
成される(S4)。
【0021】この組換え済みパンチ加工プログラム11
によると、まず図7(B)に示すように、線分a1,a
5の部分が順次パンチされ、次に同図(C)のように線
分a3,a7の部分がパンチされる。ついで、線分a
2,a6が順次パンチされ(同図(D))、最後に線分
a4,a8が順次パンチされる。このようにワークWの
各部において、偏りなくランダムな順にパンチを行うこ
とにより、ワークWの反りの発生が少ない良好な加工が
行える。
によると、まず図7(B)に示すように、線分a1,a
5の部分が順次パンチされ、次に同図(C)のように線
分a3,a7の部分がパンチされる。ついで、線分a
2,a6が順次パンチされ(同図(D))、最後に線分
a4,a8が順次パンチされる。このようにワークWの
各部において、偏りなくランダムな順にパンチを行うこ
とにより、ワークWの反りの発生が少ない良好な加工が
行える。
【0022】図2は、図1の変換ステップ(S4)の具
体的変換方法の一例を示す。まず、パターン機能指令6
を含むパンチ加工プログラム5が分解手段9に入力され
(R1)、個別のパンチ指令(一つのパンチごとのX,
Y座標の位置決め指令およびパンチ指令からなる指令)
に分解される(R2)。つぎに、図1のステップS3で
指定された指定範囲および順序(方向を含む場合は方向
も)をプログラム変換手段10に入力し(R3)、その
各指定範囲のパンチ開始座標を演算して記憶する(S
4)。また、パターン機能指令6に含まれていた個別パ
ンチ指令を、パンチ指定順に、各指定範囲毎に抽出して
並べ換える(R5)。このとき、各指定範囲のパンチ開
始座標が前記の演算した座標となるように指令を自動追
加し、あるいは指定範囲の先頭の個別パンチ指令の座標
を変換する。次に図8と共に説明する例のように方向変
換の指定がある場合は、パンチ順序の方向変換および座
標の正負変換を行う(R6)。このようにして順序組換
え済みパンチ加工プログラム11が完成し、そのプログ
ラム11を所定の記憶エリアに出力する(R7)。
体的変換方法の一例を示す。まず、パターン機能指令6
を含むパンチ加工プログラム5が分解手段9に入力され
(R1)、個別のパンチ指令(一つのパンチごとのX,
Y座標の位置決め指令およびパンチ指令からなる指令)
に分解される(R2)。つぎに、図1のステップS3で
指定された指定範囲および順序(方向を含む場合は方向
も)をプログラム変換手段10に入力し(R3)、その
各指定範囲のパンチ開始座標を演算して記憶する(S
4)。また、パターン機能指令6に含まれていた個別パ
ンチ指令を、パンチ指定順に、各指定範囲毎に抽出して
並べ換える(R5)。このとき、各指定範囲のパンチ開
始座標が前記の演算した座標となるように指令を自動追
加し、あるいは指定範囲の先頭の個別パンチ指令の座標
を変換する。次に図8と共に説明する例のように方向変
換の指定がある場合は、パンチ順序の方向変換および座
標の正負変換を行う(R6)。このようにして順序組換
え済みパンチ加工プログラム11が完成し、そのプログ
ラム11を所定の記憶エリアに出力する(R7)。
【0023】図8は、範囲指定をさらに細かくし、かつ
方向指定を含む場合の例を示す。同図は、図7(A)と
同様に表示装置2上にパンチ位置を描画した状態を示
す。この場合に、範囲指定を行うにつき、最初にパンチ
加工させる希望の範囲の始点をセル「No1」と指定
し、終点を「No1END」と指定する。これにより、
始点側から終点側へ順次パンチ加工を行うように、パン
チ加工方向も指定されたことになり、パンチ順序も指定
されたことになる。また、同一の線分を複数の指定範囲
に区分することもできる。2番目に加工する範囲は、始
点および終点を、各々セル「No2」、「No2EN
D」として指定する。以下同様である。このように指定
した場合、各セルNo順に、その指定範囲が始点から終
点の方向にパンチ加工されることになる。
方向指定を含む場合の例を示す。同図は、図7(A)と
同様に表示装置2上にパンチ位置を描画した状態を示
す。この場合に、範囲指定を行うにつき、最初にパンチ
加工させる希望の範囲の始点をセル「No1」と指定
し、終点を「No1END」と指定する。これにより、
始点側から終点側へ順次パンチ加工を行うように、パン
チ加工方向も指定されたことになり、パンチ順序も指定
されたことになる。また、同一の線分を複数の指定範囲
に区分することもできる。2番目に加工する範囲は、始
点および終点を、各々セル「No2」、「No2EN
D」として指定する。以下同様である。このように指定
した場合、各セルNo順に、その指定範囲が始点から終
点の方向にパンチ加工されることになる。
【0024】このパンチ加工順序組換え方法によると、
このように加工順、方向、加工スタート位置が簡単な指
定入力の操作で任意に組み換えられる。そのため、ピッ
チが細かい加工や、硬いワークWの加工を行う場合など
に、試し打ちによって、反りの少ないパンチ順序を見つ
け出す等の作業も可能になる。しかも、従来のパターン
機能に上乗せする形式で対応するので、1個ずつのパン
チ座標を計算する必要がなく、プログラムの作成が容易
に行える。また、種々のパターン機能指令を利用でき
て、活用範囲、汎用性も広い。
このように加工順、方向、加工スタート位置が簡単な指
定入力の操作で任意に組み換えられる。そのため、ピッ
チが細かい加工や、硬いワークWの加工を行う場合など
に、試し打ちによって、反りの少ないパンチ順序を見つ
け出す等の作業も可能になる。しかも、従来のパターン
機能に上乗せする形式で対応するので、1個ずつのパン
チ座標を計算する必要がなく、プログラムの作成が容易
に行える。また、種々のパターン機能指令を利用でき
て、活用範囲、汎用性も広い。
【0025】なお、前記具体例はパターン機能指令6が
GRD/指令だけである場合につき説明したが、この発
明は種々のパターン機能指令6の場合に適用することが
できる。
GRD/指令だけである場合につき説明したが、この発
明は種々のパターン機能指令6の場合に適用することが
できる。
【0026】
【発明の効果】この発明のパンチ加工順序組換え方法
は、パターン機能指令を含むパンチ加工プログラムのパ
ンチ位置を表示装置に描画させ、この描画されたパンチ
位置から任意範囲を指定してその範囲のパンチ順序を指
定し、その指定順位に従ってパンチ順序を変換させるよ
うにしたため、反りの発生が少ない順序でのパンチ加工
を、パターン機能指令を利用した簡単なプログラムの記
述で実行することができる。
は、パターン機能指令を含むパンチ加工プログラムのパ
ンチ位置を表示装置に描画させ、この描画されたパンチ
位置から任意範囲を指定してその範囲のパンチ順序を指
定し、その指定順位に従ってパンチ順序を変換させるよ
うにしたため、反りの発生が少ない順序でのパンチ加工
を、パターン機能指令を利用した簡単なプログラムの記
述で実行することができる。
【図1】この発明の一実施例にかかるパンチ加工順序組
換え方法の手順説明図である。
換え方法の手順説明図である。
【図2】その変換ステップの流れ図である。
【図3】同パンチ加工順序組換え方法を実施する自動プ
ログラミング装置の概念構成を示すブロック図である。
ログラミング装置の概念構成を示すブロック図である。
【図4】パターン機能指令の一例の説明図である。
【図5】パターン機能指令の他の例の説明図である。
【図6】パターン機能指令のさらに他の例の説明図であ
る。
る。
【図7】画面表示および指定方法の説明図である。
【図8】指定方向の他の例の説明図である。
【図9】従来のパターン機能指令を用いて行う加工例の
説明図である。
説明図である。
1…自動プログラミング装置、2…表示装置、4…マウ
ス、5…パンチ加工プログラム、6…パターン機能指
令、7…描画手段、8…範囲・順序指定手段、9…分解
手段、10…プログラム変換手段、11…順序組換え済
みパンチ加工プログラム、〜…指定順序、a1〜a
8…線分、W…ワーク
ス、5…パンチ加工プログラム、6…パターン機能指
令、7…描画手段、8…範囲・順序指定手段、9…分解
手段、10…プログラム変換手段、11…順序組換え済
みパンチ加工プログラム、〜…指定順序、a1〜a
8…線分、W…ワーク
Claims (1)
- 【請求項1】 一つのブロック指令で所定形式の複数の
位置にパンチを行わせるパターン機能指令を含むパンチ
加工プログラムを演算手段に入力する過程と、この加工
プログラムに対応するパンチ位置を表示装置に描画する
過程と、この描画されたパンチ位置の希望の範囲を指定
しその指定範囲のパンチ順序を指定する過程と、この指
定順位に従って前記パンチ加工プログラムのパンチ順序
を変換する過程とを含むパンチ加工順序組換え方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28930392A JPH06114460A (ja) | 1992-10-01 | 1992-10-01 | パンチ加工順序組換え方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28930392A JPH06114460A (ja) | 1992-10-01 | 1992-10-01 | パンチ加工順序組換え方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06114460A true JPH06114460A (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=17741438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28930392A Pending JPH06114460A (ja) | 1992-10-01 | 1992-10-01 | パンチ加工順序組換え方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06114460A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6167328A (en) * | 1995-09-19 | 2000-12-26 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | Robot language processing apparatus |
-
1992
- 1992-10-01 JP JP28930392A patent/JPH06114460A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6167328A (en) * | 1995-09-19 | 2000-12-26 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | Robot language processing apparatus |
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