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JPH06100726A - 塗装膜付き樹脂またはメッキ付き樹脂の再生組成物及びその再生方法 - Google Patents

塗装膜付き樹脂またはメッキ付き樹脂の再生組成物及びその再生方法

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Publication number
JPH06100726A
JPH06100726A JP34782491A JP34782491A JPH06100726A JP H06100726 A JPH06100726 A JP H06100726A JP 34782491 A JP34782491 A JP 34782491A JP 34782491 A JP34782491 A JP 34782491A JP H06100726 A JPH06100726 A JP H06100726A
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JP
Japan
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resin
coating film
composition
mixed
heated
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Application number
JP34782491A
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Inventor
Kenji Shimomura
村 憲 司 下
Masaharu Nakai
井 雅 治 中
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Gunma Kasai Co Ltd
Original Assignee
Mikuni Seisakusho Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mikuni Seisakusho Co Ltd filed Critical Mikuni Seisakusho Co Ltd
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Publication of JPH06100726A publication Critical patent/JPH06100726A/ja
Publication of JPH0764948B2 publication Critical patent/JPH0764948B2/ja
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
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    • Y02W30/52Mechanical processing of waste for the recovery of materials, e.g. crushing, shredding, separation or disassembly
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両用バンパー、自動車グリル等の表面より
塗装膜またはメッキを除去する作業を不要とし、作業能
率を向上させる。再生品の強度を向上させ、成形性を向
上させる。 【構成】 再生利用の原料である車両用バンパー、自動
車グリル等を塗装膜またはメッキが着いたまま2mm位
に粉砕する。同一または異なる原料からなる粉砕樹脂4
0〜70重量%に、長さ2mm位の混合繊維や木質繊
維、紙繊維等の繊維質25〜40重量%、無機充填剤1
5〜25重量%、及び必要に応じて熱可塑性樹脂0〜3
0重量%とを添加する。これらをヘンシルミキサーで温
度170℃以上で加熱混合する。加熱混合されて形成さ
れたペレット状の混合物を押出成形機に供給し、シート
形状の組成物を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗装膜付き樹脂の再生組
成物及びその再生方法に関し、更に詳細に説明すると、
車両用バンパー等の再生利用の原料である塗装膜付き樹
脂を粉砕し、再生利用する塗装膜付き樹脂の再生組成物
及びその再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用バンパー等はポリオレ
フィン系樹脂等から形成され、この樹脂の表面処理とし
て塗料が塗布されている。これらの車両用バンパー等は
再生が困難で車両等の廃車の際、または不良品の発生の
際に廃棄処分されていた。また近時、地球環境問題や地
球資源の問題等からこれら車両用バンパー等の再生利用
が強く要望されている。このため、車両用バンパー等の
ポリオレフィン系樹脂の表面より塗装膜を除去した後、
樹脂を粉砕しまたは溶融して再生利用する等の方法が種
々提案されるようになった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、車両用バン
パー等のポリオレフィン系樹脂の表面より塗装膜を除去
する作業が煩雑で作業能率を向上させることができず、
コストアップとなる欠点を有していた。また樹脂の表面
より塗装膜を除去しないで車両用バンパー等を粉砕し、
押出機よりシート状に押出した場合には、塗装膜に溶解
しない部分が発生し、この塗装膜部分からクラックが発
生し、また塗装膜のポリウレタンプライマーが分解ガス
等を発生し、再生品に部分的に強度の弱い部分が発生
し、製品に欠陥を発生させる虞れを有するものであっ
た。
【0004】本発明の目的は車両用バンパー等のポリオ
レフィン系樹脂の表面より塗装膜を除去する作業が不要
で作業能率を向上させることができ、また塗装膜部分か
らクラックを発生させる虞れがなく、塗装膜のポリウレ
タンプライマーが発生する分解ガス等を有効に排除し、
ポリウレタンプライマーを再活性化させ、混合物の接着
剤として作用させることができ、再生品に部分的に強度
の弱い部分を発生させることがなく、強度が強く、然も
成形性に優れた塗装膜付き樹脂の再生組成物及びその再
生方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、請求項1に記載の塗装膜付き樹
脂の再生組成物は、再生利用の原料である塗装膜付き樹
脂を塗装膜が付いたまま粉砕し、該粉砕樹脂40〜70
重量%に、繊維質25〜40重量%と、無機充填材15
〜25重量%、及び必要に応じて熱可塑性樹脂0〜30
重量%とを添加し、これらを温度170℃以上で加熱混
合し、該混合物をシート形状に形成したことを特徴とす
る。
【0006】請求項2に記載の塗装膜付き樹脂の再生組
成物は、再生利用の原料である塗装膜付き樹脂が車両用
バンパーであることを特徴とする。請求項3に記載の塗
装膜付き樹脂の再生方法は、再生利用の原料である塗装
膜付き樹脂を塗装膜が付いたまま粉砕し、該粉砕樹脂
に、繊維質と、無機充填材、及び必要に応じて熱可塑性
樹脂とを添加し、これらの混合物を温度170℃以上で
加熱混合してペレットを形成し、該ペレットを成形機に
供給し、該成形機よりシート形状に形成し、次いで該シ
ート形状の組成物を温度170℃以上に加熱し、所望と
する形状にプレス成形することを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の請求項1記載の塗装膜付き樹脂の再生
組成物に依れば、再生利用の原料である塗装膜付き樹脂
を塗装膜が付いたまま粉砕して利用しているので、塗装
膜を除去する作業を省略でき、作業能率を著しく向上さ
せることができ、また粉砕樹脂を40〜70重量%用い
ているので、省資源に役立ち、この粉砕樹脂に、繊維質
と、無機充填材、及び必要に応じて熱可塑性樹脂とを添
加し、これらの混合物を温度170℃以上で加熱混合し
たので、塗装膜のポリウレタンプライマーが加熱溶解さ
れ、塗装膜が十分に溶解し、再活性化され、この塗装膜
部分からクラックを発生させる虞れがなく、繊維質や無
機充填材、及び熱可塑性樹脂中に分散される。前記再活
性化された塗装膜のポリウレタンプライマー及び熱可塑
性樹脂は繊維質の繊維中に混合され、接着剤として作用
し、組成物の強度が増強される。
【0008】本発明の請求項3記載の塗装膜付き樹脂の
再生方法に依れば、再生利用の原料である塗装膜付き樹
脂を塗装膜が付いたまま粉砕して利用しているので、塗
装膜を除去する作業を省略でき、作業能率を著しく向上
させることができ、また粉砕樹脂に、繊維質と、無機充
填材、及び必要に応じて熱可塑性樹脂とを添加し、これ
らの混合物を温度170℃以上で加熱混合したので、塗
装膜のポリウレタンプライマーが加熱溶解され、ポリウ
レタンプライマーが発生させる分解ガス等を排除し、再
活性化される。再活性化されたポリウレタンプライマー
が繊維質や無機充填材、及び熱可塑性樹脂中に分散され
る。前記再活性化された塗装膜のポリウレタンプライマ
ー及び熱可塑性樹脂は繊維質の繊維中に混合され、接着
剤として作用し、組成物の強度が増強される。次いで該
シート形状の組成物を温度170℃以上に加熱し、所望
とする形状にプレス成形したので、強度が強く、然も成
形性に優れているものである。
【0009】
【実施例】以下本発明に係わる塗装膜付き樹脂の再生組
成物及びその再生方法を詳述する。本発明に係わる塗装
膜付き樹脂の再生組成物は、車両用のバンパーを再生利
用の原料の主成分とするものである。再生利用の原料で
ある塗装膜付き樹脂はPP樹脂、PE樹脂等のポリオレ
フィン系樹脂より形成され、また塗装膜はウレタン塗料
等より形成されている。
【0010】前記再生利用の原料である塗装膜付き樹脂
を塗装膜が付いたまま直径2mm位に粉砕する。この粉砕
樹脂40〜70重量%に、繊維長さ2〜5mmに解繊され
たポリエステル繊維、綿繊維、またはこれらの混紡繊維
等の混合繊維や、または木質繊維、紙繊維等からなる繊
維質25〜40重量%と、タルク等の無機充填材15〜
25重量%、及び必要に応じてペレット状の熱可塑性樹
脂0〜30重量%とを添加する。これらの混合物をヘン
シルミキサーでウレタンの再活性温度170℃以上、例
えば170℃〜190℃で加熱混合する。
【0011】ヘンシルミキサーで前記混合物を加熱混合
することにより、塗装膜のポリウレタンプライマーが加
熱溶解され、再活性化される。このポリウレタンプライ
マーは粉砕樹脂中に混合されたポリエステル繊維、綿繊
維等の混合繊維や、または木質繊維、紙繊維等からなる
繊維質、無機充填材、及び熱可塑性樹脂中に分散され
る。前記再活性化された塗装膜のポリウレタンプライマ
ー及び熱可塑性樹脂は混合繊維や木質繊維、紙繊維等の
繊維質中に混合され、接着剤として作用し、混合物の強
度が増強される。
【0012】ヘンシルミキサーで前記混合物を加熱混合
してペレット状に形成し、このペレット状の混合物を押
出成形機に供給する。この混合物を押出成形機より押出
し、1〜5mmの厚さのシート形状の組成物とするもので
ある。尚、押出成形機に代えて射出成形機を用いて射出
成形することもできる。また本実施例では車両用のバン
パーを再生利用の原料の主成分としたが、これに限定さ
れるものではなく、他の車両用の塗装膜付き樹脂を用い
ることができるものである。また本実施例ではペレット
状の熱可塑性樹脂を添加したが、柔軟なシートを得る場
合には、この熱可塑性樹脂を添加しなくてもよい。前記
粉砕樹脂を70重量%以上とすると耐熱性、寸法安定
性、及び強度が低下し、好ましくなく、また繊維質を4
0重量%以上とすると成形性が悪化し、経済的に押出成
形できないものである。
【0013】次いで、シート形状の組成物を170℃以
上に加熱し、プレス成形型で所望の形状にプレス成形す
ることにより、車両用のドアー基材、車両用の成形天井
基材、バックガーニッシュ等の車両用の内装基材、及び
その他の基材が形成されるものである。尚シート形状の
組成物を加熱成形型を用いてプレス成形してもよい。ま
た型温度、プレス時間、プレス圧力等のプレス条件は内
装基材の用途に応じて適宜変更することができる。
【0014】次に本発明に係わる塗装膜付き樹脂の再生
方法の具体例について詳述する。市販品のPP樹脂から
なるバンパーA、B、Cにつき夫々塗装膜付きの状態で
径2mm位に粉砕し、これら各6重量部にポリエステル,
綿の混合繊維からなる2mm長の繊維質3重量部、及び無
機充填剤としてタルク2重量部を混合し、ヘンシルミキ
サーで温度170℃以上で加熱混合し、ペレットを形成
した。このペレットを押出成形機に供給し、厚さ3.0
mmのシートA,B,Cを形成した。これらのシートA,
B,Cの諸物性を、市販品のバンパーAに何も加えない
状態のシートと比較して表1に示す。表1より明らかな
如く、本発明は十分に強度を有し、所期の目的を達成し
ているものである。
【0015】
【表1】
【0016】
【発明の効果】以上が本発明に係わる塗装膜付き樹脂の
再生組成物及びその再生方法の一実施例の組成及び方法
であるが、斯る組成及び方法に依れば、再生利用の原料
である塗装膜付き樹脂を塗装膜が付いたまま粉砕して利
用しているので、塗装膜を除去する作業を省略でき、作
業能率を著しく向上させることができ、また粉砕樹脂に
繊維質と、無機充填材、及び必要に応じて熱可塑性樹脂
とを添加し、これらの混合物を温度170℃以上で加熱
混合したので、塗装膜が加熱溶解され、塗装膜のポリウ
レタンプライマーが加熱され、再活性化され、然も塗装
膜のポリウレタンプライマーが発生する分解ガス等を有
効に排除することができ、塗装膜のポリウレタンプライ
マーが繊維質の繊維中に混合され、接着剤として作用
し、組成物の強度が増強され、強度の強い塗装膜付き樹
脂の再生組成物を得ることができる。
【0017】また本発明の塗装膜付き樹脂の再生方法に
依れば、前記方法に依り形成されたシート形状の組成物
を温度170℃以上に加熱し、所望とする形状にプレス
成形したので、強度が強く、然も成形性及び経済性に優
れた塗装膜付き樹脂の再生方法を得ることができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年5月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 塗装膜付き樹脂またはメッキ付き樹脂
の再生組成物及びその再生方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗装膜付き樹脂またはメ
ッキ付き樹脂の再生組成物及びその再生方法に関し、更
に詳細に説明すると、車両用バンパー、自動車グリル
の再生利用の原料である塗装膜付き樹脂、またはメッキ
付き樹脂を粉砕し、再生利用する塗装膜付き樹脂または
メッキ付き樹脂の再生組成物及びその再生方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用バンパー、自動車グリ
等はポリオレフィン系樹脂、ABS樹脂等から形成さ
れ、この樹脂の表面処理として塗料が塗布され、または
メッキ処理がされている。これらの車両用バンパー、自
動車グリル等は再生が困難で車両等の廃車の際、または
不良品の発生の際に廃棄処分されていた。また近時、地
球環境問題や地球資源の問題等からこれら車両用バンパ
、自動車グリル等の合成樹脂の再生利用が強く要望さ
れている。このため、車両用バンパー、自動車グリル
のポリオレフィン系樹脂の表面より塗装膜またはメッキ
等を除去した後、樹脂を粉砕しまたは溶融して再生利用
する等の方法が種々提案されるようになった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、車両用バン
パー、自動車グリル等のポリオレフィン系樹脂の表面よ
り塗装膜及びメッキを除去する作業が煩雑で作業能率を
向上させることができず、コストアップとなる欠点を有
していた。また同一の成分で回収されることが少なく、
混合物からなる樹脂を再生する場合には樹脂同士の界面
強度が弱く、回収利用されなかった。また樹脂の表面よ
り塗装膜及びメッキを除去しないで車両用バンパー、自
動車グリル等を粉砕し、押出機よりシート状に押出した
場合には、塗装膜及びメッキに溶解しない部分が発生
し、この塗装膜部分またはメッキ部分からクラックが発
生し、また塗装膜のポリウレタンプライマーが分解ガス
等を発生し、再生品に部分的に強度の弱い部分が発生
し、製品に欠陥を発生させる虞れを有するものであっ
た。
【0004】本発明の目的は車両用バンパー、自動車グ
リル等の混合物の樹脂を同時に処理することができ、
リオレフィン系樹脂の表面より塗装膜及びメッキを除去
する作業が不要で作業能率を向上させることができ、ま
た塗装膜部分からクラックを発生させる虞れがなく、塗
装膜のポリウレタンプライマーが発生する分解ガス等を
有効に排除し、ポリウレタンプライマーを再活性化さ
せ、混合物の接着剤として作用させることができ、再生
品に部分的に強度の弱い部分を発生させることがなく、
強度が強く、然も成形性に優れた塗装膜付き樹脂または
メッキ付き樹脂の再生組成物及びその再生方法を提供す
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、請求項1に記載の塗装膜付き樹
またはメッキ付き樹脂の再生組成物は、再生利用の原
料である塗装膜付き樹脂またはメッキ付き樹脂を塗装膜
またはメッキが付いたまま粉砕し、前記同一または異な
る原料からなる粉砕樹脂40〜70重量%に、繊維質2
5〜40重量%と、無機充填材15〜25重量%、及び
必要に応じて熱可塑性樹脂0〜30重量%とを添加し、
これらを温度170℃以上で加熱混合し、該混合物をシ
ート形状に形成したことを特徴とする。
【0006】請求項2に記載の塗装膜付き樹脂またはメ
ッキ付き樹脂の再生組成物は、再生利用の原料である塗
装膜付き樹脂またはメッキ付き樹脂が車両用バンパー
たは自動車グリルであることを特徴とする。請求項3に
記載の塗装膜付き樹脂またはメッキ付き樹脂の再生方法
は、再生利用の原料である塗装膜付き樹脂またはメッキ
付き樹脂を塗装膜またはメッキが付いたまま粉砕し、
記同一または異なる原料からなる粉砕樹脂に、繊維質
と、無機充填材、及び必要に応じて熱可塑性樹脂とを添
加し、これらの混合物を温度170℃以上で加熱混合し
てペレットを形成し、該ペレットを成形機に供給し、該
成形機よりシート形状に形成し、次いで該シート形状の
組成物を温度170℃以上に加熱し、所望とする形状に
プレス成形することを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の請求項1記載の塗装膜付き樹脂または
メッキ付き樹脂の再生組成物に依れば、再生利用の原料
である塗装膜付き樹脂またはメッキ付き樹脂を塗装膜
たはメッキが付いたまま粉砕して利用しているので、塗
装膜またはメッキを除去する作業を省略でき、作業能率
を著しく向上させることができ、また同一または異なる
原料からなる粉砕樹脂を40〜70重量%用いているの
で、省資源に役立ち、この粉砕樹脂に、繊維質と、無機
充填材、及び必要に応じて熱可塑性樹脂とを添加し、こ
れらの混合物を温度170℃以上で加熱混合したので、
塗装膜のポリウレタンプライマーが加熱溶解され、塗装
及びメッキが十分に溶解し、再活性化され、この塗装
膜部分からクラックを発生させる虞れがなく、繊維質や
無機充填材、及び熱可塑性樹脂中に分散される。前記再
活性化された塗装膜のポリウレタンプライマー及び熱可
塑性樹脂は繊維質の繊維中に混合され、接着剤として作
用し、繊維質が互いの樹脂にからみつき結合材として作
用し、組成物の強度が増強される。
【0008】本発明の請求項3記載の塗装膜付き樹脂
たはメッキ付き樹脂の再生方法に依れば、再生利用の原
料である同一または異なる原料からなる塗装膜付き樹脂
またはメッキ付き樹脂を塗装膜またはメッキが付いたま
ま粉砕して利用しているので、塗装膜を除去する作業を
省略でき、作業能率を著しく向上させることができ、ま
た粉砕樹脂に、繊維質と、無機充填材、及び必要に応じ
て熱可塑性樹脂とを添加し、これらの混合物を温度17
0℃以上で加熱混合したので、塗装膜のポリウレタンプ
ライマー及びメッキが加熱溶解され、ポリウレタンプラ
イマーが発生させる分解ガス等を排除し、再活性化され
る。再活性化されたポリウレタンプライマーが繊維質や
無機充填材、及び熱可塑性樹脂中に分散される。前記再
活性化された塗装膜のポリウレタンプライマー及び熱可
塑性樹脂は繊維質の繊維中に混合され、接着剤として作
用し、繊維質が互いの樹脂にからみつき結合材として作
用し、組成物の強度が増強される。次いで該シート形状
の組成物を温度170℃以上に加熱し、所望とする形状
にプレス成形したので、強度が強く、然も成形性に優れ
ているものである。
【0009】
【実施例】以下本発明に係わる塗装膜付き樹脂またはメ
ッキ付き樹脂の再生組成物及びその再生方法を詳述す
る。本発明に係わる塗装膜付き樹脂またはメッキ付き樹
の再生組成物は、車両用のバンパー、自動車グリル等
を再生利用の原料の主成分とするものである。再生利用
の原料である塗装膜付き樹脂またはメッキ付き樹脂はP
P樹脂、PE樹脂等のポリオレフィン系樹脂、またはA
BS樹脂、アクリル樹脂、スチロール樹脂等の単一また
は混合樹脂より形成され、また塗装膜はウレタン塗料等
より形成されている。
【0010】前記再生利用の原料である塗装膜付き樹脂
またはメッキ付き樹脂を塗装膜またはメッキが付いたま
ま直径2mm位に粉砕する。この粉砕樹脂40〜70重
量%に、繊維長さ2〜5mmに解繊されたポリエステル
繊維、綿繊維、またはこれらの混紡繊維等の混合繊維
や、または木質繊維、紙繊維等からなる繊維質25〜4
0重量%と、タルク等の無機充填材15〜25重量%、
及び必要に応じてペレット状の熱可塑性樹脂0〜30重
量%とを添加する。これらの混合物をヘンシルミキサー
でウレタンの再活性温度170℃以上、例えば170℃
〜190℃で加熱混合する。
【0011】ヘンシルミキサーで前記混合物を加熱混合
することにより、塗装膜のポリウレタンプライマー及び
メッキが加熱溶解され、再活性化される。このポリウレ
タンプライマーは粉砕樹脂中に混合されたポリエステル
繊維、綿繊維等の混合繊維や、または木質繊維、紙繊維
等からなる繊維質、無機充填材、及び熱可塑性樹脂中に
分散される。前記再活性化された塗装膜のポリウレタン
プライマー及び熱可塑性樹脂は混合繊維や木質繊維、紙
繊維等の繊維質中に混合され、接着剤として作用し、
た繊維質が互いの樹脂にからみつき結合材として作用
し、混合物の強度が増強される。
【0012】ヘンシルミキサーで前記混合物を加熱混合
してペレット状に形成し、このペレット状の混合物を押
出成形機に供給する。この混合物を押出成形機より押出
し、1〜5mmの厚さのシート形状の組成物とするもの
である。尚、押出成形機に代えて射出成形機を用いて射
出成形することもできる。また本実施例では車両用のバ
ンパー、自動車グリルを再生利用の原料の主成分とした
が、これに限定されるものではなく、他の塗装膜付き樹
またはメッキ付き樹脂、例えばテレビの外枠,電話器
を用いることができるものである。また本実施例では
ペレット状の熱可塑性樹脂を添加したが、柔軟なシート
を得る場合には、この熱可塑性樹脂を添加しなくてもよ
い。前記粉砕樹脂を70重量%以上とすると耐熱性、寸
法安定性、及び強度が低下し、好ましくなく、また繊維
質を40重量%以上とすると成形性が悪化し、経済的に
押出成形できないものである。
【0013】次いで、シート形状の組成物を170℃以
上に加熱し、プレス成形型で所望の形状にプレス成形す
ることにより、車両用のドアー基材、車両用の成形天井
基材、バックガーニッシュ等の車両用の内装基材、及び
その他の基材が形成されるものである。尚シート形状の
組成物を加熱成形型を用いてプレス成形してもよい。ま
た型温度、プレス時間、プレス圧力等のプレス条件は内
装基材の用途に応じて適宜変更することができる。
【0014】次に本発明に係わる塗装膜付き樹脂または
メッキ付き樹脂の再生方法の具体例について詳述する。
市販品のPP樹脂からなるバンパーA、B、Cにつき夫
々塗装膜付きの状態で径2mm位に粉砕し、これら各6
重量部にポリエステル,綿の混合繊維からなる2mm長
の繊維質3重量部、及び無機充填剤としてタルク2重量
部を混合し、ヘンシルミキサーで温度170℃以上で加
熱混合し、ペレットを形成した。このペレットを押出成
形機に供給し、厚さ3.0mmのシートA,B,Cを形
成した。これらのシートA,B,Cの諸物性を、市販品
のバンパーAに何も加えない状態のシートと比較して表
1に示す。表1より明らかな如く、本発明は十分に強度
を有し、所期の目的を達成しているものである。
【0015】
【表1】
【0016】次に混合物の樹脂を同時に処理する場合の
具体例について詳述する。前記実施例におけるシートA
の組成、即ち、市販品のPP樹脂からなるバンパーA、
6部に、混合繊維を3部、タルクを2部加えた再生品
に、再生品のABS樹脂を5%、及び10%加えて形成
した成形シートD,Eの物性表をPP樹脂からなる市販
品バンパーA100%の場合と比較して表2に示す。
【0017】
【表2】
【0018】
【発明の効果】以上が本発明に係わる塗装膜付き樹脂
たはメッキ付き樹脂の再生組成物及びその再生方法の一
実施例の組成及び方法であるが、斯る組成及び方法に依
れば、再生利用の原料である同一または異なる原料から
なる塗装膜付き樹脂またはメツキ付き樹脂を塗装膜また
はメッキが付いたまま粉砕して利用しているので、塗装
またはメッキを除去する作業を省略でき、作業能率を
著しく向上させることができ、また粉砕樹脂に繊維質
と、無機充填材、及び必要に応じて熱可塑性樹脂とを添
加し、これらの混合物を温度170℃以上で加熱混合し
たので、塗装膜及びメッキが加熱溶解され、塗装膜のポ
リウレタンプライマーが加熱され、再活性化され、然も
塗装膜のポリウレタンプライマーが発生する分解ガス等
を有効に排除することができ、塗装膜のポリウレタンプ
ライマーが繊維質の繊維中に混合され、接着剤として作
用し、また繊維質が互いの樹脂にからみつき結合材とし
て作用し、組成物の強度が増強され、強度の強い塗装膜
付き樹脂またはメッキ付き樹脂の再生組成物を得ること
ができる。
【0019】また本発明の塗装膜付き樹脂またはメッキ
付き樹脂の再生方法に依れば、前記方法に依り形成され
たシート形状の組成物を温度170℃以上に加熱し、所
望とする形状にプレス成形したので、強度が強く、然も
成形性及び経済性に優れた塗装膜付き樹脂またはメッキ
付き樹脂の再生方法を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 7/02 KCJ 7242−4J C08L 101/00 7242−4J

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】再生利用の原料である塗装膜付き樹脂を塗
    装膜が付いたまま粉砕し、該粉砕樹脂40〜70重量%
    に、繊維質25〜40重量%と、無機充填材15〜25
    重量%、及び必要に応じて熱可塑性樹脂0〜30重量%
    とを添加し、これらを温度170℃以上で加熱混合し、
    該混合物をシート形状に形成したことを特徴とする塗装
    膜付き樹脂の再生組成物。
  2. 【請求項2】再生利用の原料である塗装膜付き樹脂が車
    両用バンパーであることを特徴とする請求項1記載の塗
    装膜付き樹脂の再生組成物。
  3. 【請求項3】再生利用の原料である塗装膜付き樹脂を塗
    装膜が付いたまま粉砕し、該粉砕樹脂に、繊維質と、無
    機充填材、及び必要に応じて熱可塑性樹脂とを添加し、
    これらの混合物を温度170℃以上で加熱混合してペレ
    ットを形成し、該ペレットを成形機に供給し、該成形機
    よりシート形状に形成し、次いで該シート形状の組成物
    を温度170℃以上に加熱し、所望とする形状にプレス
    成形することを特徴とする塗装膜付き樹脂の再生方法。
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