JPH0598250A - 新規なエレクトロクロミツク材料およびその製造方法 - Google Patents
新規なエレクトロクロミツク材料およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH0598250A JPH0598250A JP3138933A JP13893391A JPH0598250A JP H0598250 A JPH0598250 A JP H0598250A JP 3138933 A JP3138933 A JP 3138933A JP 13893391 A JP13893391 A JP 13893391A JP H0598250 A JPH0598250 A JP H0598250A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrochromic
- film
- electrochromic material
- hnbwo
- formula
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09K—MATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
- C09K9/00—Tenebrescent materials, i.e. materials for which the range of wavelengths for energy absorption is changed as a result of excitation by some form of energy
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/15—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on an electrochromic effect
- G02F1/1514—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on an electrochromic effect characterised by the electrochromic material, e.g. by the electrodeposited material
- G02F1/1523—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on an electrochromic effect characterised by the electrochromic material, e.g. by the electrodeposited material comprising inorganic material
- G02F1/1524—Transition metal compounds
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Nonlinear Science (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は新規なエレクトロクロミック材料お
よびその製造方法に関する。 【構成】 これらの材料はH2 Ti3 O7 およびHNb
WO6 ,H2 Oの中から選択される少なくとも1種の遷
移金属水酸化物より構成され、あるいは少なくとも1種
のこれらの水酸化物の真空蒸着により得られる薄膜より
構成される。それらはエレクトロクロミック電池におい
てエレクトロクロミック電極(5)として使用されるこ
とができる。
よびその製造方法に関する。 【構成】 これらの材料はH2 Ti3 O7 およびHNb
WO6 ,H2 Oの中から選択される少なくとも1種の遷
移金属水酸化物より構成され、あるいは少なくとも1種
のこれらの水酸化物の真空蒸着により得られる薄膜より
構成される。それらはエレクトロクロミック電池におい
てエレクトロクロミック電極(5)として使用されるこ
とができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なエレクトロクロミ
ック材料およびその製造方法に関する。
ック材料およびその製造方法に関する。
【0002】エレクトロクロミック材料は、その吸収ス
ペクトルが可視光に相当する波長領域において、電流ま
たは電場の作用の下に持続的および可逆的に変化するこ
とのできる材料である。
ペクトルが可視光に相当する波長領域において、電流ま
たは電場の作用の下に持続的および可逆的に変化するこ
とのできる材料である。
【0003】これらの材料は多数の用途を、特に電気光
学的表示および変調可能な光学密度スクリーン(例え
ば、可変調、可変色板ガラス)において有する。
学的表示および変調可能な光学密度スクリーン(例え
ば、可変調、可変色板ガラス)において有する。
【0004】
【従来の技術】エレクトロクロミック現象は、それが電
子特性(E.C.)かまたは電気化学特性(E.C.
C.)かにより機能として二つの部類に分けられる。
子特性(E.C.)かまたは電気化学特性(E.C.
C.)かにより機能として二つの部類に分けられる。
【0005】電子特性(E.C.)の現象は着色ラジカ
ルの生成に、不純物間の電荷移動に、フランツ−ケルデ
ィシュ(Franz−Keldysh)効果(吸収帯の
端の移動)に、またはスターク(Stark)効果(双
極子能率の変化に相当することがあり得る。
ルの生成に、不純物間の電荷移動に、フランツ−ケルデ
ィシュ(Franz−Keldysh)効果(吸収帯の
端の移動)に、またはスターク(Stark)効果(双
極子能率の変化に相当することがあり得る。
【0006】電気化学特性(E.C.C.)の現象は酸
化還元反応に、pH変化により生ずる発色に、電気分解の
析出物に、ある化学反応と組合わされた酸化還元反応
に、あるいは遷移金属の酸化物内の電気化学的反応に相
当することがあり得る。
化還元反応に、pH変化により生ずる発色に、電気分解の
析出物に、ある化学反応と組合わされた酸化還元反応
に、あるいは遷移金属の酸化物内の電気化学的反応に相
当することがあり得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】さらに詳細に述べれ
ば、本発明は遷移金属の水酸化物に基づくエレクトロク
ロミック材料に関するが、これらにおけるエレクトロク
ロミック現象は遷移金属酸化物の場合と同様により多く
電気化学特性によるものであるが、しかしWO3 のよう
な遷移金属酸化物に基づく既知のエレクトロクロミック
材料と比較して若干の利点を有する。
ば、本発明は遷移金属の水酸化物に基づくエレクトロク
ロミック材料に関するが、これらにおけるエレクトロク
ロミック現象は遷移金属酸化物の場合と同様により多く
電気化学特性によるものであるが、しかしWO3 のよう
な遷移金属酸化物に基づく既知のエレクトロクロミック
材料と比較して若干の利点を有する。
【0008】したがって、WO3 に基づくエレクトロク
ロミック材料は興味あるものであるが、それらは水素の
放出に相当する電位に極めて近い陰極発色電位を有する
不利を受けるが、それはプロトン電解質を有するエレク
トロクロミック電池の満足すべき働きに有害である。
ロミック材料は興味あるものであるが、それらは水素の
放出に相当する電位に極めて近い陰極発色電位を有する
不利を受けるが、それはプロトン電解質を有するエレク
トロクロミック電池の満足すべき働きに有害である。
【0009】本発明は特に上記の不利を回避する新規な
エレクトロクロミック材料に関するものである。
エレクトロクロミック材料に関するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、これら
の新規なエレクトロクロミック材料はH2 Ti3 O7 お
よびHNbWO6 ,H2 Oの中から選択される少なくと
も1種の遷移金属水酸化物により構成されている。
の新規なエレクトロクロミック材料はH2 Ti3 O7 お
よびHNbWO6 ,H2 Oの中から選択される少なくと
も1種の遷移金属水酸化物により構成されている。
【0011】これらの新規なエレクトロクロミック材料
は、一般に結晶構造の僅かな発生を伴って固体生成物上
におけるH+ /アルカリ金属イオン交換を使用する低温
合成方法により結晶性生成物の形に容易に製造されるこ
とができる。
は、一般に結晶構造の僅かな発生を伴って固体生成物上
におけるH+ /アルカリ金属イオン交換を使用する低温
合成方法により結晶性生成物の形に容易に製造されるこ
とができる。
【0012】したがつて、H2 Ti3 O7 の場合に、こ
の合成をチタン酸リチウムLi2 Ti3 O7 から出発し
て、Li+ /H+ イオン交換(この交換のため硝酸のよ
うな無機酸を用いる)により行うことができる。
の合成をチタン酸リチウムLi2 Ti3 O7 から出発し
て、Li+ /H+ イオン交換(この交換のため硝酸のよ
うな無機酸を用いる)により行うことができる。
【0013】HNbWO6 ,H2 Oの場合には、アルカ
リ金属のニオブタングステン酸塩、例えばα−LiNb
WO6 から出発することができ、前記の塩は硫酸溶液と
接触することによりLi+ /H+ 交換を受ける。
リ金属のニオブタングステン酸塩、例えばα−LiNb
WO6 から出発することができ、前記の塩は硫酸溶液と
接触することによりLi+ /H+ 交換を受ける。
【0014】低温において、例えば約80℃の温度にお
いて、この反応が行われると、エレクトロクロミック特
性を有する結晶生成物に導くが、しかしこの生成物はそ
の粉末性状および不透明性のために従来のエレクトロク
ロミックセルに使用し難い。
いて、この反応が行われると、エレクトロクロミック特
性を有する結晶生成物に導くが、しかしこの生成物はそ
の粉末性状および不透明性のために従来のエレクトロク
ロミックセルに使用し難い。
【0015】本発明によれば、この不利を克服するた
め、前記の結晶性粉末から単純な真空蒸発あるいは適当
な支持体の上への蒸着の方法を用いて無定形のエレクト
ロクロミック薄膜が形成される。
め、前記の結晶性粉末から単純な真空蒸発あるいは適当
な支持体の上への蒸着の方法を用いて無定形のエレクト
ロクロミック薄膜が形成される。
【0016】本発明はまたH2 Ti3 O7 およびHNb
WO6 ,H2 Oの中から選択される少なくとも1種の遷
移金属水酸化物の真空蒸着により得られるエレクトロク
ロミック材料の膜に関する。
WO6 ,H2 Oの中から選択される少なくとも1種の遷
移金属水酸化物の真空蒸着により得られるエレクトロク
ロミック材料の膜に関する。
【0017】本発明によるエレクトロクロミック材料膜
は単一種の水酸化物からでも、また2種の水酸化物の混
合物からでも形成されることができる。
は単一種の水酸化物からでも、また2種の水酸化物の混
合物からでも形成されることができる。
【0018】2種の水酸化物の混合物から成る膜は興味
あるもので、特にその発色電位はWO3 のそれよりも陰
極性が少ないため興味がある。前記の膜の蒸着のために
使用される支持体は透明な、反射性のまたは伝導性の支
持体であることができる。例えば、ガラス、インジウム
とスズの酸化物の混合物、またはステンレス鋼の上に蒸
着されたSnO2 である。
あるもので、特にその発色電位はWO3 のそれよりも陰
極性が少ないため興味がある。前記の膜の蒸着のために
使用される支持体は透明な、反射性のまたは伝導性の支
持体であることができる。例えば、ガラス、インジウム
とスズの酸化物の混合物、またはステンレス鋼の上に蒸
着されたSnO2 である。
【0019】本発明は以下に非限定的実施態様につきお
よび添付の図面を参照することにより一層詳細に説明さ
れる。
よび添付の図面を参照することにより一層詳細に説明さ
れる。
【0020】
【実施例】例1 HNbWO6 ,H2 Oの製造 a) α−LiNbWO6 の製造 この製造のために、出発原料は相当するアルカリ金属化
合物、すなわちα−LiNbWO6 である。これは市販
の製品であるLi2 CO3 、Nb2 O5 およびWO3 か
らの合成によって得られ、これらを1.1:1:2.2
のモル比に混合してから、その混合物に780℃で24
時間熱処理を受けさせる。
合物、すなわちα−LiNbWO6 である。これは市販
の製品であるLi2 CO3 、Nb2 O5 およびWO3 か
らの合成によって得られ、これらを1.1:1:2.2
のモル比に混合してから、その混合物に780℃で24
時間熱処理を受けさせる。
【0021】その粉末の回折図形はトリルチル型正方格
子を示し、そのパラメーターは次のようである。 a=4.6819(2)Å c=9.2757(5)Å
子を示し、そのパラメーターは次のようである。 a=4.6819(2)Å c=9.2757(5)Å
【0022】l=2n+1と共に00l線の存在はその
群がP421m (Z=2)であることを示す。この空間群
は陽イオンがC軸に沿って位置することを示している。
群がP421m (Z=2)であることを示す。この空間群
は陽イオンがC軸に沿って位置することを示している。
【0023】b) HNbWO6 ,H2 Oの製造 かくして得られたα−LiNbWO6 粉末の上でLi+
/H+ 交換が、10NH2 SO4 中に数日間加熱還流さ
せて行われ、このようにして式HNbWO6 ,H2 Oの
水酸化物が得られる。
/H+ 交換が、10NH2 SO4 中に数日間加熱還流さ
せて行われ、このようにして式HNbWO6 ,H2 Oの
水酸化物が得られる。
【0024】この式に相当する化合物であることは熱重
量分析により確認される。
量分析により確認される。
【0025】例2 H2 Ti3 O7 の製造 a) Li2 Ti3 O7 の製造 この化合物を得るための出発原料は式Li2 Ti3 O7
のチタン酸リチウムであり、これはLi2 CO3 とTi
O2 のモル比1:3の混合物をよくすりつぶしてから、
その混合物を300MPaの圧力の下でペレット化し、
そのペレットを780℃の温度で24時間加熱してLi
2 CO3 をLi2 OとCO2 に分解させ、それからその
ペレットを再びすりつぶし、それを再びペレット化して
から、ペレットをマッフル炉の中で1050℃に3日間
加熱することにより得られる。
のチタン酸リチウムであり、これはLi2 CO3 とTi
O2 のモル比1:3の混合物をよくすりつぶしてから、
その混合物を300MPaの圧力の下でペレット化し、
そのペレットを780℃の温度で24時間加熱してLi
2 CO3 をLi2 OとCO2 に分解させ、それからその
ペレットを再びすりつぶし、それを再びペレット化して
から、ペレットをマッフル炉の中で1050℃に3日間
加熱することにより得られる。
【0026】これはラムスデライトτ−MnO2 型構造
を有するチタン酸リチウムLi2 Ti 3 O7 を与え、そ
の格子は斜方晶系であり、空間群はPnmaであり、次
の格子パラメーターを有する。 a=9.5477(4)Å b=2.9422(1)Å c=5.0153(2)Å この物質の構造は正八面体(Ti,Li)O6 により構
成されており、その中にリチウムイオンが挿入されてい
るトンネルを示す。
を有するチタン酸リチウムLi2 Ti 3 O7 を与え、そ
の格子は斜方晶系であり、空間群はPnmaであり、次
の格子パラメーターを有する。 a=9.5477(4)Å b=2.9422(1)Å c=5.0153(2)Å この物質の構造は正八面体(Ti,Li)O6 により構
成されており、その中にリチウムイオンが挿入されてい
るトンネルを示す。
【0027】b) H2 Ti3 O7 の製造 Li2 Ti3 O7 からLi+ /H+ 交換により水酸化物
H2 Ti3 O7 が製造される。
H2 Ti3 O7 が製造される。
【0028】この目的で、3gのLi2 Ti3 O7 を1
50mlの5M硝酸により処理してから、その懸濁液を1
2時間加熱還流させる。これは白い粉末を与え、それを
500mlの熱水で洗ってから、乾燥させる。リチウムイ
オンがその固体上で炎光発光分光法により測定され、そ
して最初のリチウムイオンの97%か交換されているこ
とが指摘されている。
50mlの5M硝酸により処理してから、その懸濁液を1
2時間加熱還流させる。これは白い粉末を与え、それを
500mlの熱水で洗ってから、乾燥させる。リチウムイ
オンがその固体上で炎光発光分光法により測定され、そ
して最初のリチウムイオンの97%か交換されているこ
とが指摘されている。
【0029】粉末X線回折スペクトルはまず最初に親相
Li2 Ti3 O7 のものと同位体の特性により指標づけ
される。その格子は斜方晶系であり、空間群はPnma
であり、そして格子パラメーターは、 a=9.7688(8)Å b=2.9213(9)Å および c=4.6745(5)Å である。
Li2 Ti3 O7 のものと同位体の特性により指標づけ
される。その格子は斜方晶系であり、空間群はPnma
であり、そして格子パラメーターは、 a=9.7688(8)Å b=2.9213(9)Å および c=4.6745(5)Å である。
【0030】したがって、Li2 Ti3 O7 におけるL
i+ /H+ 交換反応は全体としてトポタクチック(to
potactic)である。オキサイドイオン格子は交
換の間保存される。しかし、二重鎖を構成する八面体は
欠損になり、そしてルチル型になった全体の式はH
0.5727(Ti0.8575□0.1425)O2 である。
i+ /H+ 交換反応は全体としてトポタクチック(to
potactic)である。オキサイドイオン格子は交
換の間保存される。しかし、二重鎖を構成する八面体は
欠損になり、そしてルチル型になった全体の式はH
0.5727(Ti0.8575□0.1425)O2 である。
【0031】かくして、得られた物質は遷移金属水酸化
物であり、そしてそれは補足の陽イオンを受容できる結
晶構造を有する。例1および2において得られた水酸化
物はエレクトロクロミック材料である。
物であり、そしてそれは補足の陽イオンを受容できる結
晶構造を有する。例1および2において得られた水酸化
物はエレクトロクロミック材料である。
【0032】ディスプレイまたは可変調光学密度スクリ
ーンに使用のためには、それらを薄膜の形にすることが
必要である。これは、それらの水酸化物粉末をポリメタ
クリレートのようなポリマー中に混入して50〜100
μmの厚さの薄膜を作ることによるか、またはさらに良
いのは本発明に従って真空蒸着により水酸化物から直接
に透明なかつ1000〜3000Åの厚さを有するエレ
クトロクロミック膜を作ることにより達成することがで
きる。
ーンに使用のためには、それらを薄膜の形にすることが
必要である。これは、それらの水酸化物粉末をポリメタ
クリレートのようなポリマー中に混入して50〜100
μmの厚さの薄膜を作ることによるか、またはさらに良
いのは本発明に従って真空蒸着により水酸化物から直接
に透明なかつ1000〜3000Åの厚さを有するエレ
クトロクロミック膜を作ることにより達成することがで
きる。
【0033】例3 HNbWO6 ,H2 Oの蒸着による
透明膜の製造 例1において得られたHNbWO6 ,H2 O粉末の真空
蒸着は真空蒸着装置を使用して行われる。
透明膜の製造 例1において得られたHNbWO6 ,H2 O粉末の真空
蒸着は真空蒸着装置を使用して行われる。
【0034】400mgのHNbWO6 ,H2 O粉末を前
記装置内のTaボートの中に置く。これに引続いてポン
プにより1.35・10-4〜6.75・10-5Paに減
圧し、そしてそれを蒸発させるためにジュール効果によ
り加熱する。生成した蒸気はそれからSnO2 で被覆し
た透明ガラス支持体の表面に蒸着してそこに薄膜を形成
する。
記装置内のTaボートの中に置く。これに引続いてポン
プにより1.35・10-4〜6.75・10-5Paに減
圧し、そしてそれを蒸発させるためにジュール効果によ
り加熱する。生成した蒸気はそれからSnO2 で被覆し
た透明ガラス支持体の表面に蒸着してそこに薄膜を形成
する。
【0035】支持体は注意深く洗い、すすぎそして乾燥
させてから、蒸発されるべき粉末を収容するTaボート
の上15cmにある支持体ホルダーの上に置かれる。支持
体ホルダーは一定の速度(10r.p.m.)で回転運動をさ
せられる。
させてから、蒸発されるべき粉末を収容するTaボート
の上15cmにある支持体ホルダーの上に置かれる。支持
体ホルダーは一定の速度(10r.p.m.)で回転運動をさ
せられる。
【0036】蒸着速度は遅くて、原材料の温度の関数と
して代表的には0.2〜0.5nm/sである。ボートの
加熱の間に供給される電力は、蒸着の初めには500W
であり、そしてその終りには1kW以下である。
して代表的には0.2〜0.5nm/sである。ボートの
加熱の間に供給される電力は、蒸着の初めには500W
であり、そしてその終りには1kW以下である。
【0037】これは透明な膜を与える。発色した膜の光
学的特性は、WO3+1/2 Nb2 O 5 の蒸着の結果とし
て得られたものと異なる。かくして、HNbWO6 ,H
2 Oから得られた発色膜は最大吸収を480±10nmに
有するが、一方WO3 +1/2Nb2 O5 から得られた発
色膜は最大吸収を390±20nmに有する。
学的特性は、WO3+1/2 Nb2 O 5 の蒸着の結果とし
て得られたものと異なる。かくして、HNbWO6 ,H
2 Oから得られた発色膜は最大吸収を480±10nmに
有するが、一方WO3 +1/2Nb2 O5 から得られた発
色膜は最大吸収を390±20nmに有する。
【0038】例4 この例では、例3においてHNbWO6 ,H2 Oの真空
蒸着により得られた層または膜のエレクトロクロミック
特性の試験が行われる。この試験の目的のために使用さ
れる電池は、プロピレンカルボナート中に溶解した1M
の過塩素酸リチウムを電解質として有し、白金対電極、
プロピレンカルボナート中に溶解した0.01M過塩素
銀溶液と接触する銀のワイヤーから成る標準電極、およ
び例3において得られたHNbWO6 ,H2 Oの真空蒸
発により被覆された支持体から成るエレクトロクロミッ
ク電極を有する。
蒸着により得られた層または膜のエレクトロクロミック
特性の試験が行われる。この試験の目的のために使用さ
れる電池は、プロピレンカルボナート中に溶解した1M
の過塩素酸リチウムを電解質として有し、白金対電極、
プロピレンカルボナート中に溶解した0.01M過塩素
銀溶液と接触する銀のワイヤーから成る標準電極、およ
び例3において得られたHNbWO6 ,H2 Oの真空蒸
発により被覆された支持体から成るエレクトロクロミッ
ク電極を有する。
【0039】図1と2は前記の電池において0.1V/
sの走査速度で得られたサイクリックボルタンメトリー
曲線である。
sの走査速度で得られたサイクリックボルタンメトリー
曲線である。
【0040】図1はそのボルタンメトリー曲線、すなわ
ち電極にかけられた電位(V/Ag)の関数としての電
流の強さ(mA/cm2 )の変化である。
ち電極にかけられた電位(V/Ag)の関数としての電
流の強さ(mA/cm2 )の変化である。
【0041】図2は電極にかけられた電圧(V/Ag)
の関数としての膜の光学密度(O.D.)を表わす。光
学密度の測定は632.8nmの単色光で行われた。反応
は可逆的であることが見られる。
の関数としての膜の光学密度(O.D.)を表わす。光
学密度の測定は632.8nmの単色光で行われた。反応
は可逆的であることが見られる。
【0042】例5 H2 Ti3 O7 の蒸着による透明膜
の製造 例3と同様に、透明膜の製造はH2 Ti3 O7 の真空蒸
着により透明SnO2 電極の上で行われる。この電極の
特性は、例4において使用された電池と同じ電解質、同
じ対電極および同じ標準電極で試験される。得られた結
果は図3および4に示されている。
の製造 例3と同様に、透明膜の製造はH2 Ti3 O7 の真空蒸
着により透明SnO2 電極の上で行われる。この電極の
特性は、例4において使用された電池と同じ電解質、同
じ対電極および同じ標準電極で試験される。得られた結
果は図3および4に示されている。
【0043】図3はボルタンメトリー曲線、すなわち電
極にかけられた電位(V/Ag)の関数としての、電池
を横切る電流の強さ(mA/cm2 )の変化である。電圧
走査速度は0.1V/sである。
極にかけられた電位(V/Ag)の関数としての、電池
を横切る電流の強さ(mA/cm2 )の変化である。電圧
走査速度は0.1V/sである。
【0044】図4は電位(V/Ag)の関数としての電
極の光学密度を表わす。
極の光学密度を表わす。
【0045】これらの曲線は光学的および電気的可逆性
が一サイクルの間に得られることを示す。またH2 Ti
3 O7 の発色−脱色過程の間のヒステレシスは非常に低
いことも見ることができる。
が一サイクルの間に得られることを示す。またH2 Ti
3 O7 の発色−脱色過程の間のヒステレシスは非常に低
いことも見ることができる。
【0046】例6 例5と同様に、エレクトロクロミック電池用の電極が、
H2 Ti3 O7 の真空蒸着により被覆されたSnO2 板
をもって調製され、そして前記の電極の特性は3種の電
極、すなわち電解質として0.1N硫酸、白金対電極お
よびK2 SO4 飽和硫酸第一水銀標準電極(ESS)を
有するエレクトロクロミック電池で試験される。そのボ
ルタンメトリック曲線は0.1V/sの電圧走査速度お
よび標準電極と比較して−1と+1Vの制限電圧で作ら
れる。
H2 Ti3 O7 の真空蒸着により被覆されたSnO2 板
をもって調製され、そして前記の電極の特性は3種の電
極、すなわち電解質として0.1N硫酸、白金対電極お
よびK2 SO4 飽和硫酸第一水銀標準電極(ESS)を
有するエレクトロクロミック電池で試験される。そのボ
ルタンメトリック曲線は0.1V/sの電圧走査速度お
よび標準電極と比較して−1と+1Vの制限電圧で作ら
れる。
【0047】図5と6は得られた結果を示す。図5はV
(V/ESS)の関数としてのボルタンメトリー曲線I
(mA/cm2 )である。図6は電位(V/ESS)の関
数としての光学密度曲線(O.D.)である。前例と同
様に、反応は可逆的である。
(V/ESS)の関数としてのボルタンメトリー曲線I
(mA/cm2 )である。図6は電位(V/ESS)の関
数としての光学密度曲線(O.D.)である。前例と同
様に、反応は可逆的である。
【0048】例7 この例においては、製造は80モル%の例2で得られた
H2 Ti3 O7 および20モル%の例1で得られたHN
bWO6 ,H2 Oの混合物より行われる。
H2 Ti3 O7 および20モル%の例1で得られたHN
bWO6 ,H2 Oの混合物より行われる。
【0049】この場合被膜は2種の金属水酸化物を例3
と同じ条件で、支持体として例3と同様にSnO2 被覆
ガラスを使用して共蒸着させることにより形成される。
と同じ条件で、支持体として例3と同様にSnO2 被覆
ガラスを使用して共蒸着させることにより形成される。
【0050】蒸着膜の精密な組成がα粒子の弾性後方散
乱(ラザフォード分光測定法)により測定された。その
得られた結果は図7に示されている。図7は得られたラ
ザフォードスペクトログラムを示し、そして膜の主成分
は酸素、チタン、ニオブおよびタングステンであること
を見ることができる。この無定形膜は式Nb1 W21Ti
5 O73に相当する亜化学量論組成を有する。
乱(ラザフォード分光測定法)により測定された。その
得られた結果は図7に示されている。図7は得られたラ
ザフォードスペクトログラムを示し、そして膜の主成分
は酸素、チタン、ニオブおよびタングステンであること
を見ることができる。この無定形膜は式Nb1 W21Ti
5 O73に相当する亜化学量論組成を有する。
【0051】比較のため、図8は対応する安定な酸化物
WO3 とTiO2 の共蒸着により得られた膜のラザフォ
ードスペクトログラムである。
WO3 とTiO2 の共蒸着により得られた膜のラザフォ
ードスペクトログラムである。
【0052】例8 この例では、例7と同様にして50モル%のH2 Ti3
O7 と50モル%のHNbWO6 ,H2 Oの混合物の真
空蒸着により無定形エレクトロクロミック材料の膜が製
造される。
O7 と50モル%のHNbWO6 ,H2 Oの混合物の真
空蒸着により無定形エレクトロクロミック材料の膜が製
造される。
【0053】前記の膜を形成する材料の組成は例7と同
様にα粒子の弾性後方散乱により測定され、式:Nb
1.6 W23Ti1.4 O74に相当する。
様にα粒子の弾性後方散乱により測定され、式:Nb
1.6 W23Ti1.4 O74に相当する。
【0054】例9 この例は例8において得られたエレクトロクロミック材
料膜を、3種の電極、すなわち、0.01N H2 SO
4 から成る電解質、白金対電極および塩化カリウム飽和
塩化第一水銀標準電極(ECS)を含むエレクトロクロ
ミック電池において電極として使用する。
料膜を、3種の電極、すなわち、0.01N H2 SO
4 から成る電解質、白金対電極および塩化カリウム飽和
塩化第一水銀標準電極(ECS)を含むエレクトロクロ
ミック電池において電極として使用する。
【0055】図9はこの電池において例8のエレクトロ
クロミック電極NTTO(連続線で示す)または比較の
ためのWO3 電極(破線で示す)と共に得られたボルタ
ンメトリー曲線を表わす。本発明によるNTTO膜の発
色はWO3 の発色よりも低い電位において始まることが
見られる。このことは特に興味あることである。なぜな
らば、これは酸媒体中で水素の放出を避けることを可能
にするからである。
クロミック電極NTTO(連続線で示す)または比較の
ためのWO3 電極(破線で示す)と共に得られたボルタ
ンメトリー曲線を表わす。本発明によるNTTO膜の発
色はWO3 の発色よりも低い電位において始まることが
見られる。このことは特に興味あることである。なぜな
らば、これは酸媒体中で水素の放出を避けることを可能
にするからである。
【0056】図10は本発明による膜およびWO3 膜の
電気量(mC/cm2 )の関数として曲線を表わしてい
る。これら2種のエレクトロクロミック材料の発色効率
または収率(すなわち曲線の勾配)は似ている。
電気量(mC/cm2 )の関数として曲線を表わしてい
る。これら2種のエレクトロクロミック材料の発色効率
または収率(すなわち曲線の勾配)は似ている。
【0057】例10 この例では例8において得られたエレクトロクロミック
膜の特性を、2種の電極、すなわち、ポリエチレンオキ
シドとリン酸に基づく固体電解質、並びに研磨したステ
ンレス鋼の対電極を含むエレクトロクロミック電池にお
いて前記の膜を電極として使用することにより試験す
る。同じ試験をWO3 エレクトロクロミック膜について
同じ条件で行う。その得られた結果は図11と12に示
されている。
膜の特性を、2種の電極、すなわち、ポリエチレンオキ
シドとリン酸に基づく固体電解質、並びに研磨したステ
ンレス鋼の対電極を含むエレクトロクロミック電池にお
いて前記の膜を電極として使用することにより試験す
る。同じ試験をWO3 エレクトロクロミック膜について
同じ条件で行う。その得られた結果は図11と12に示
されている。
【0058】図11は電位(V/ステンレス鋼)の関数
として電流の強さ(mA/cm2 )を表わすボルタンメト
リー曲線である。本発明の膜の発色の開始はWO3 膜の
それよりも低い電位で起ることもまた見ることができ
る。
として電流の強さ(mA/cm2 )を表わすボルタンメト
リー曲線である。本発明の膜の発色の開始はWO3 膜の
それよりも低い電位で起ることもまた見ることができ
る。
【0059】図12は、本発明によるNTTO膜および
WO3 膜のそれぞれにつきかけられた電位(V/ステン
レス鋼)の関数として前記の膜の光学密度(O.D.)
を表わす。図12から、本発明による膜と共により良い
結果が得られることが容易に明らかになる。
WO3 膜のそれぞれにつきかけられた電位(V/ステン
レス鋼)の関数として前記の膜の光学密度(O.D.)
を表わす。図12から、本発明による膜と共により良い
結果が得られることが容易に明らかになる。
【0060】例11 この例では例8において得られたエレクトロクロミック
膜の特性を、2種の電極、すなわち、ポリエチレンイミ
ンとH3 PO4 に基づく固体電解質および研磨したステ
ンレス鋼の対電極を含むエレクトロクロミック電池でそ
れを電極として使用することにより試験する。その得ら
れた結果は図13と14に与えられている。
膜の特性を、2種の電極、すなわち、ポリエチレンイミ
ンとH3 PO4 に基づく固体電解質および研磨したステ
ンレス鋼の対電極を含むエレクトロクロミック電池でそ
れを電極として使用することにより試験する。その得ら
れた結果は図13と14に与えられている。
【0061】図13は、本発明によるNTTO膜(連続
線)およびWO3 蒸着膜(点線)、並びにWO3 ゲル膜
(混合線)により同じ条件下に得られたボルタンメトリ
ー曲線を表わす。電気発色領域がそれぞれ違うことを見
ることができる。
線)およびWO3 蒸着膜(点線)、並びにWO3 ゲル膜
(混合線)により同じ条件下に得られたボルタンメトリ
ー曲線を表わす。電気発色領域がそれぞれ違うことを見
ることができる。
【0062】図14は、使用された3種の相異なるエレ
クトロクロミック電極につき電位(V/ステンレス鋼)
の関数として光学密度(O.D.)を表わす。
クトロクロミック電極につき電位(V/ステンレス鋼)
の関数として光学密度(O.D.)を表わす。
【0063】このように、本発明によるエレクトロクロ
ミック材料は既知の、そして特にWO3 のエレクトロク
ロミック薄膜と比較して利点を有する。すなわち、発色
の陰極開始がより少ないこと、またはより制限された電
気発色領域であり、このことは酸媒体中での水素の放出
を回避することを可能にする。その上、これらの材料は
その製造手順のおかげで腐食性の媒体中でより安定であ
る。基本的にはこれらの最初の発見事項は、材料中への
非常に速やかな拡散があるか、またはそれは表面現象で
あることを示すようだった。最後に、これらの材料はW
O3 よりも大きな反射力を有する。後の特性はグレージ
ングへの適用に際して重要である。なぜならば、それは
吸収の間の材料の加熱を防ぐからである。本発明による
エレクトロクロミック材料は多くの用途を有するが、特
にエレクトロクロミック電池および可変調光学密度スク
リーンに用いられる。
ミック材料は既知の、そして特にWO3 のエレクトロク
ロミック薄膜と比較して利点を有する。すなわち、発色
の陰極開始がより少ないこと、またはより制限された電
気発色領域であり、このことは酸媒体中での水素の放出
を回避することを可能にする。その上、これらの材料は
その製造手順のおかげで腐食性の媒体中でより安定であ
る。基本的にはこれらの最初の発見事項は、材料中への
非常に速やかな拡散があるか、またはそれは表面現象で
あることを示すようだった。最後に、これらの材料はW
O3 よりも大きな反射力を有する。後の特性はグレージ
ングへの適用に際して重要である。なぜならば、それは
吸収の間の材料の加熱を防ぐからである。本発明による
エレクトロクロミック材料は多くの用途を有するが、特
にエレクトロクロミック電池および可変調光学密度スク
リーンに用いられる。
【0064】図15と16はそのようなスクリーンを示
す。このスクリーンは、電気絶縁性の透明容器1、その
中に順に配置された透明導体3、エレクトロクロミック
材料膜5、固体または液体の電解質7、対電極9および
電流の導体11から成り、そして導体3と11は図示さ
れてない電力供給源と接続されることができる。かくし
て、導体3と11の間に適当な電位差を与えると、図1
5において透明であったエレクトロクロミック材料は、
図16に見ることができるように、反射性または不透明
になり、そして光線(例えば、高エネルギー太陽光線H
ES)は電位差がなければ、図15に矢印で示されたよ
うに、このパネルを通過することができたが、今や図1
6に矢印で示されたように反射されるかまたは吸収され
る。
す。このスクリーンは、電気絶縁性の透明容器1、その
中に順に配置された透明導体3、エレクトロクロミック
材料膜5、固体または液体の電解質7、対電極9および
電流の導体11から成り、そして導体3と11は図示さ
れてない電力供給源と接続されることができる。かくし
て、導体3と11の間に適当な電位差を与えると、図1
5において透明であったエレクトロクロミック材料は、
図16に見ることができるように、反射性または不透明
になり、そして光線(例えば、高エネルギー太陽光線H
ES)は電位差がなければ、図15に矢印で示されたよ
うに、このパネルを通過することができたが、今や図1
6に矢印で示されたように反射されるかまたは吸収され
る。
【0065】この型の電池に、いろいろな材料から作ら
れた対電極を使用することができる。特に好まれるの
は、透明な材料、例えば酸化スズ、酸化バナジウムおよ
び酸化イリジウムなどの使用であり、そして特にインジ
ウムとスズの酸化物の混合物の電極(ITO)が好まれ
る。
れた対電極を使用することができる。特に好まれるの
は、透明な材料、例えば酸化スズ、酸化バナジウムおよ
び酸化イリジウムなどの使用であり、そして特にインジ
ウムとスズの酸化物の混合物の電極(ITO)が好まれ
る。
【0066】使用される電解質は液体または固体の電解
質である。液体電解質の例は、硫酸の水溶液、また水−
グリセロール混合溶液、および過塩素酸リチウムの、好
ましくは有機溶媒、例えばプロピレンカルボナートまた
はエチレングリコール、の中の溶液である。
質である。液体電解質の例は、硫酸の水溶液、また水−
グリセロール混合溶液、および過塩素酸リチウムの、好
ましくは有機溶媒、例えばプロピレンカルボナートまた
はエチレングリコール、の中の溶液である。
【0067】固体電解質は無水のポリマー、例えばポリ
エチレンオキシドとリン酸、ポリビニルピロリドンとリ
ン酸、ポリエチレンイミンとリン酸、ポリジオキソラン
とLi(CF3 SO2 )2 N、およびポリエチレンオキ
シドとLi(CF3 SO2 ) 2 Nなどの錯体、から作る
ことができる。
エチレンオキシドとリン酸、ポリビニルピロリドンとリ
ン酸、ポリエチレンイミンとリン酸、ポリジオキソラン
とLi(CF3 SO2 )2 N、およびポリエチレンオキ
シドとLi(CF3 SO2 ) 2 Nなどの錯体、から作る
ことができる。
【0068】また例えば、ポリエチレンオキシドとLi
ClO4 、LiCF3 SO3 のようなリチウム塩との錯
体のようなポリマー錯体を使用することもできる。
ClO4 、LiCF3 SO3 のようなリチウム塩との錯
体のようなポリマー錯体を使用することもできる。
【0069】この型の固体電解質は特にDaniel
Derooにより「ポリマー電解質を使用するエレクト
ロクロミック ウインドウとディスプレイ(“Elec
trochromic Windows and Di
splays UsingPolymer Elect
rolytes”、第2回ポリマー電解質シンポジウム
にて、1989年6月14−16日、イタリー、シエナ
市)に、およびGean−Claude Lesseg
uesによりGoural of Solid Sta
te Ionics,35、1989、17に記載され
ている。
Derooにより「ポリマー電解質を使用するエレクト
ロクロミック ウインドウとディスプレイ(“Elec
trochromic Windows and Di
splays UsingPolymer Elect
rolytes”、第2回ポリマー電解質シンポジウム
にて、1989年6月14−16日、イタリー、シエナ
市)に、およびGean−Claude Lesseg
uesによりGoural of Solid Sta
te Ionics,35、1989、17に記載され
ている。
【0070】
【図1】図1は、本発明による単一水酸化物を含む膜に
より得られたサイクリックボルタンメトリー曲線であ
る。
より得られたサイクリックボルタンメトリー曲線であ
る。
【図2】図2は、本発明による単一水酸化物を含む膜に
より得られたサイクリックボルタンメトリー曲線であ
る。
より得られたサイクリックボルタンメトリー曲線であ
る。
【図3】図3は、本発明による単一水酸化物を含む膜に
より得られたサイクリックボルタンメトリー曲線であ
る。
より得られたサイクリックボルタンメトリー曲線であ
る。
【図4】図4は、本発明による単一水酸化物を含む膜に
より得られたサイクリックボルタンメトリー曲線であ
る。
より得られたサイクリックボルタンメトリー曲線であ
る。
【図5】図5は、本発明による単一水酸化物を含む膜に
より得られたサイクリックボルタンメトリー曲線であ
る。
より得られたサイクリックボルタンメトリー曲線であ
る。
【図6】図6は、本発明による単一水酸化物を含む膜に
より得られたサイクリックボルタンメトリー曲線であ
る。
より得られたサイクリックボルタンメトリー曲線であ
る。
【図7】図7は、本発明による遷移金属水酸化物混合物
の真空蒸着により得られた膜のラザフォードスペクトロ
グラムである。
の真空蒸着により得られた膜のラザフォードスペクトロ
グラムである。
【図8】図8は、WO3 とTiO2 の共蒸着により得ら
れた膜のラザフォードスペクトログラムである。
れた膜のラザフォードスペクトログラムである。
【図9】図9は、エレクトロクロミック材料として本発
明による混合物(NTTO)またはWO3 を使用する、
3種の電極、白金対電極、飽和カロメル基準電極(EC
S)および液体電解質(10-2N H2 SO4 )を有す
るエレクトロクロミック電池の電位(V/ECS)の関
数として電流の強さ(mA/cm2 )を表わすボルタンメ
トリー曲線である。
明による混合物(NTTO)またはWO3 を使用する、
3種の電極、白金対電極、飽和カロメル基準電極(EC
S)および液体電解質(10-2N H2 SO4 )を有す
るエレクトロクロミック電池の電位(V/ECS)の関
数として電流の強さ(mA/cm2 )を表わすボルタンメ
トリー曲線である。
【図10】図10は、本発明によるエレクトロクロミッ
ク材料(NTTO)の電気量Q(mC/cm2 )の函数と
して発色効率、光学密度を、既知のエレクトロクロミッ
ク材料(WO3 )と比較して例示する線図である。
ク材料(NTTO)の電気量Q(mC/cm2 )の函数と
して発色効率、光学密度を、既知のエレクトロクロミッ
ク材料(WO3 )と比較して例示する線図である。
【図11】図11は、エレクトロクロミック材料として
本発明の混合物(NTTO)またはWO3 を使用する2
種の電極、研磨されたステンレス鋼対電極、およびポリ
エチレンオキシドとリン酸に基づく固体電極を有するエ
レクトロクロミック電池の電位(V/ステンレス鋼)の
関数として電流の強さ(mA/cm2 )を表わすボルタン
メトリー曲線である。
本発明の混合物(NTTO)またはWO3 を使用する2
種の電極、研磨されたステンレス鋼対電極、およびポリ
エチレンオキシドとリン酸に基づく固体電極を有するエ
レクトロクロミック電池の電位(V/ステンレス鋼)の
関数として電流の強さ(mA/cm2 )を表わすボルタン
メトリー曲線である。
【図12】図12は、電位(V/ステンレス鋼)の関数
として図11のエレクトロクロミック材料の光学密度を
表わす線図である。
として図11のエレクトロクロミック材料の光学密度を
表わす線図である。
【図13】図13は、2種の電極を有しかつエレクトロ
クロミック材料として本発明による、混合物(NTT
O)、または蒸着させたWO3 、あるいはWO3 ゲルを
用い、対電極として研磨したステンレス鋼板およびポリ
エチレンイミンとリン酸に基づく固体電解質を用いるエ
レクトロクロミック電池の電位(V/ステンレス鋼)の
関数として電流の強さ(mA/cm2 )を表わすボルタン
メトリー曲線である。
クロミック材料として本発明による、混合物(NTT
O)、または蒸着させたWO3 、あるいはWO3 ゲルを
用い、対電極として研磨したステンレス鋼板およびポリ
エチレンイミンとリン酸に基づく固体電解質を用いるエ
レクトロクロミック電池の電位(V/ステンレス鋼)の
関数として電流の強さ(mA/cm2 )を表わすボルタン
メトリー曲線である。
【図14】図14は、電極の電位(V/ステンレス鋼)
の関数として図13のエレクトロクロミック材料の光学
密度を表わす曲線である。
の関数として図13のエレクトロクロミック材料の光学
密度を表わす曲線である。
【図15】図15は、本発明によるエレクトロクロミッ
ク材料を使用するエレクトロクロミック電池の線図表現
である。
ク材料を使用するエレクトロクロミック電池の線図表現
である。
【図16】図16は、本発明によるエレクトロクロミッ
ク材料を使用するエレクトロクロミック電池の線図表現
である。
ク材料を使用するエレクトロクロミック電池の線図表現
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フルクエ ジヤン − ルイ フランス国ル マン, リユ ドウセ,28 テル (72)発明者 ボーンケ オデイル フランス国ベサンコン, リユ スタンダ ール,9
Claims (9)
- 【請求項1】 H2 Ti3 O7 から成るエレクトロクロ
ミック材料。 - 【請求項2】 H2 Ti3 O7 およびHNbWO6 ,H
2 Oの中から選択される少なくとも1種の材料の真空蒸
着により得られるエレクトロクロミック材料膜。 - 【請求項3】 50モル%のH2 Ti3 O7 と50モル
%のHNbWO6 ,H2 Oの混合物の真空蒸着により得
られるエレクトロクロミック材料膜。 - 【請求項4】 請求項3に記載の膜において、該膜のN
b,W,TiおよびOの組成がα粒子の弾性後方散乱に
より測定されると式Nb1.6 W23Ti1.4 O 74に相当す
ることを特徴とする前記の膜。 - 【請求項5】 80モル%のH2 Ti3 O7 と20モル
%のHNbWO6 ,H2 Oの混合物の真空蒸着により得
られるエレクトロクロミック材料膜。 - 【請求項6】 請求項5に記載の膜において、該膜のN
b,W,TiおよびOの組成がα粒子の弾性後方散乱に
より測定されると式Nb1 W21Ti5 O73に相当するこ
とを特徴とする前記の膜。 - 【請求項7】 ラムスデライト(ramstdelli
te)型構造を有する式H2 Ti3 O7 のチタン水酸化
物。 - 【請求項8】 エレクトロクロミック材料膜の製造にお
いて次の連続する工程段階、a) ラムスデライト型の
構造を有する式H2 Ti3 O7 およびHNbWO6 ,H
2 Oの遷移金属の水酸化物の中から選択される少なくと
も1種の化合物の製造、およびb) 段階a)において
製造された水酸化物または複数の水酸化物の混合物の真
空蒸着、から成ることを特徴とするエレクトロクロミッ
ク材料膜の製造方法。 - 【請求項9】 請求項8に記載の方法の段階a)におい
て式H2 Ti3 O7 のチタン水酸化物の製造がラムスデ
ライト構造を有する式Li2 Ti3 O7 のチタン酸リチ
ウムに基づくH+ /Li+ イオン交換により行われるこ
とを特徴とする請求項8に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9007227A FR2663037A1 (fr) | 1990-06-11 | 1990-06-11 | Nouveaux materiaux electrochromes et leur procede de preparation. |
FR9007227 | 1990-06-11 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0598250A true JPH0598250A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=9397469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3138933A Pending JPH0598250A (ja) | 1990-06-11 | 1991-06-11 | 新規なエレクトロクロミツク材料およびその製造方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5240646A (ja) |
EP (1) | EP0461970A1 (ja) |
JP (1) | JPH0598250A (ja) |
FR (1) | FR2663037A1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8137843B2 (en) | 2006-09-29 | 2012-03-20 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Negative electrode active material for nonaqueous electrolyte battery, nonaqueous electrolyte battery, battery pack, and vehicle |
JP2018030115A (ja) * | 2016-08-26 | 2018-03-01 | 国立大学法人信州大学 | ストロンチウム吸着材及びその製造方法 |
JP2019130454A (ja) * | 2018-01-30 | 2019-08-08 | 国立大学法人信州大学 | ストロンチウム吸着材及びその製造方法 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2687229B1 (fr) * | 1992-02-11 | 1994-04-15 | Saint Gobain Vitrage Internal | Systeme electrochrome. |
IT1285562B1 (it) * | 1996-02-12 | 1998-06-18 | Univ Bologna | Composti ad attivita' di fissaggio di gas |
PL328377A1 (en) * | 1996-02-12 | 1999-01-18 | Univ Bologna | Catalist for completely oxidating volatile organic compounds |
JP4022265B2 (ja) * | 1997-07-15 | 2007-12-12 | ソニー株式会社 | チタン酸水素リチウム及びその製造方法 |
FR2857467B1 (fr) * | 2003-07-09 | 2005-08-19 | Saint Gobain | Dispositif electrocommandable a proprietes optiques et/ou energetiques variables |
CN104860354B (zh) * | 2015-05-13 | 2016-09-07 | 福州大学 | 一种单分子层HNbWO6纳米片的制备方法 |
FR3105459B1 (fr) * | 2019-12-20 | 2023-06-23 | Saint Gobain | Trempe thermique d’une electrode travail |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE810923C (de) * | 1950-02-10 | 1951-08-16 | Eugen Weiland | Lastenheber, insbesondere fuer Krafttransportfahrzeuge |
US3033907A (en) * | 1957-05-20 | 1962-05-08 | Erie Resistor Corp | Substitution type tio2 semi-conductors |
US3578843A (en) * | 1968-09-25 | 1971-05-18 | American Cyanamid Co | Control of light reflected from a mirror |
FR2344619A1 (fr) * | 1976-03-19 | 1977-10-14 | Anvar | Materiau electrochrome et photochrome, son procede de fabrication et dispositif d'affichage mettant en oeuvre ledit materiau |
US4225216A (en) * | 1979-02-21 | 1980-09-30 | Bell Telephone Laboratories, Incorporated | Tungsten niobate electrochromic device |
DE3008768C2 (de) * | 1980-03-07 | 1985-04-04 | Schott Glaswerke, 6500 Mainz | Elektrochromer Spiegel |
US4448493A (en) * | 1981-02-25 | 1984-05-15 | Toppan Printing Co., Ltd. | Electrochromic display device |
FR2527219B1 (fr) * | 1982-05-24 | 1985-07-05 | Centre Nat Rech Scient | Dispositif d'affichage comportant une couche active photochrome ou electrochrome et son procede de fabrication |
US4933109A (en) * | 1985-10-14 | 1990-06-12 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Fibrous white electrically conductive material and a white electrically conductive coating composition containing the same |
-
1990
- 1990-06-11 FR FR9007227A patent/FR2663037A1/fr active Pending
-
1991
- 1991-06-07 EP EP91401497A patent/EP0461970A1/fr not_active Withdrawn
- 1991-06-10 US US07/712,680 patent/US5240646A/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-06-11 JP JP3138933A patent/JPH0598250A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8137843B2 (en) | 2006-09-29 | 2012-03-20 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Negative electrode active material for nonaqueous electrolyte battery, nonaqueous electrolyte battery, battery pack, and vehicle |
US8338029B2 (en) | 2006-09-29 | 2012-12-25 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Negative electrode active material for nonaqueous electrolyte battery, nonaqueous electrolyte battery, battery pack, and vehicle |
JP2018030115A (ja) * | 2016-08-26 | 2018-03-01 | 国立大学法人信州大学 | ストロンチウム吸着材及びその製造方法 |
JP2019130454A (ja) * | 2018-01-30 | 2019-08-08 | 国立大学法人信州大学 | ストロンチウム吸着材及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5240646A (en) | 1993-08-31 |
EP0461970A1 (fr) | 1991-12-18 |
FR2663037A1 (fr) | 1991-12-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20230168557A1 (en) | Electrochromic nickel oxide simultaneously doped with lithium and a metal dopant | |
Natarajan et al. | Cathodic electrodeposition of nanocrystalline titanium dioxide thin films | |
Seo et al. | Photoelectrochemical water splitting on particulate ANbO2N (A= Ba, Sr) photoanodes prepared from perovskite-type ANbO3 | |
Shiyanovskaya et al. | Electrochromism in electrodeposited nanocrystalline WO~ 3 films I. Electrochemical and optical properties | |
Sorar et al. | Electrochromism of DC magnetron sputtered TiO2 thin films: Role of deposition parameters | |
Bo et al. | Preparation and electrochromic performance of NiO/TiO2 nanorod composite film | |
Kang et al. | Photo and electrochemical characteristics dependent on the phase ratio of nanocolumnar structured TiO2 films by RF magnetron sputtering technique | |
JPH0598250A (ja) | 新規なエレクトロクロミツク材料およびその製造方法 | |
Maček et al. | The Effect of Lithiation on the Electrochromism of Sol‐Gel Derived Niobium Oxide Films | |
Kullman et al. | Decreased electrochromism in Li-intercalated Ti oxide films containing La, Ce, and Pr | |
Jeong et al. | Vacancy-engineered V2O5-x films for ultrastable electrochromic applications | |
Guo et al. | Vacancy dependent electrochromic behaviors of NiOx anodes: As a single layer and in devices | |
Tutel et al. | Cobalt-doped MoO3 thin films and dual-band electrochromic devices with excellent cyclic stability | |
Chen et al. | Solvothermally grown WO3· H2O film and annealed WO3 film for wide-spectrum tunable electrochromic applications | |
Dong et al. | Improved performance of co-sputtered Ni–Ti oxide films for all-solid-state electrochromic devices | |
JPH05173192A (ja) | リチウムイオンでインターカレーションされた酸化ニッケル電極 | |
Wu et al. | Electrochromic materials: Scope for the cyclic decay mechanisms and performance stability optimisation strategies | |
Dong et al. | Colorimetric properties and structural evolution of cathodic electrochromic WO3 thin films | |
Alamgir et al. | V _2 O _5 V 2 O 5 Thin Films Deposited by Sol–Gel and Indigenously Developed Spin Coating System | |
Sorar et al. | Durability and rejuvenation of electrochromic tungsten oxide thin films in LiClO4–propylene carbonate viscous electrolyte: Effect of Ti doping of the film and polyethylene oxide addition to the electrolyte | |
JP4741263B2 (ja) | チタニアナノアレイ電極の製造方法およびそれを用いた光電変換素子 | |
Kuwabara et al. | Electrochromic displays with transition-metal oxide as counterelectrode | |
Zotti et al. | Anodic dissolution of titanium in acetonitrile to Ti (IV) perchlorate and subsequent reductive electrodeposition of amorphous TiO2 films | |
Macrelli et al. | Nanostructured ZnxMn3‒xO4 thin films by pulsed laser deposition: A spectroscopic and electrochemical study towards the application in aqueous Zn-ion batteries | |
Lee et al. | Effects of substrate temperature on electrochromic properties of cobalt oxide and oxyhydroxide thin films prepared by reactive sputtering using O2 and H2O gases |