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JPH0598197A - 不飽和ポリエステル樹脂パテ組成物 - Google Patents

不飽和ポリエステル樹脂パテ組成物

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Publication number
JPH0598197A
JPH0598197A JP28361791A JP28361791A JPH0598197A JP H0598197 A JPH0598197 A JP H0598197A JP 28361791 A JP28361791 A JP 28361791A JP 28361791 A JP28361791 A JP 28361791A JP H0598197 A JPH0598197 A JP H0598197A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
weight
unsaturated polyester
polyester resin
putty
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28361791A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Shimizu
博司 清水
Mitsuru Nakagawa
満 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isamu Paint Co Ltd
Original Assignee
Isamu Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isamu Paint Co Ltd filed Critical Isamu Paint Co Ltd
Priority to JP28361791A priority Critical patent/JPH0598197A/ja
Publication of JPH0598197A publication Critical patent/JPH0598197A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ポットライフが長く、簡単な加熱により短時間
で研磨可能な硬度まで硬化する空気硬化性不飽和ポリエ
ステル樹脂パテ組成物の提供。 【構成】不飽和ポリエステル樹脂100重量部、充填材
(タルク、シリカ、炭酸カルシウム等)50〜200重
量部、コバルト石鹸0.05〜2重量部、硬化触媒クメ
ンハイドロパーオキサイド0.1〜2重量部よりなる組
成物で、不飽和ポリエステル樹脂をバインダーとして充
填材をペースト状に練合したもの。 【効果】ポットライフが長いため比較的非熟練者でも使
用可能であるが、簡単な加熱により研磨可能に硬化する
ので全体の作業時間をそれほど延長しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明の背景 不飽和ポリエステル樹脂パテは、自動車ボディの補修塗
装において塗装下地の穴埋め、目止めなど下塗り調整の
目的に広く使用されている。その組成は、ビヒクル樹脂
として不飽和ポリエステル樹脂を用い、タルク等の充填
材(顔料)とペースト状に練合したものであり、マレイ
ン酸やフマル酸等の不飽和ポリエステルの不飽和二塩基
性酸成分に由来するエチレン性不飽和結合のスチレン等
の架橋用モノマーによる架橋反応を開始させるラジカル
重合開始剤を含んでいる。
【0002】パテは空気中常温で硬化し得なければなら
ず、そのため不飽和ポリエステル鎖中にアリル基を導入
したり、酸成分としてヘキサヒドロ無水フタル酸を使用
する等樹脂自体の修飾、および/または硬化速度を早め
る硬化触媒/促進剤の選択に工夫がなされて来た。パテ
による下地の調整が完了するまでは上塗り塗装を開始す
ることはできないから、これまでの改良は作業時間を短
縮するためもっぱら速乾性の向上を志向していた。この
ため市販のパテは塗布後数分以内に研磨可能な硬度に硬
化する利益を有する反面、極めて短かい可使用時間(ポ
ットライフ)内において車毎に異なる損傷の程度や部位
に対応してすばやくパテによる補修を行うには極めて高
度の熟練を要する。
【0003】そのため、本発明は従来の製品と比較して
ポットライフが著しく長く、例えば少なくとも2時間の
ポットライフを有するが、スポットライトまたは赤外線
ランプ等を使用して容易に達し得る60℃程度への加熱
により短時間で研磨可能な硬度へ硬化する不飽和ポリエ
ステル樹脂パテ組成物を提供する。
【0004】本発明のパテ組成物を使用することによ
り、それ程高度の熟練度を要することなくパテ作業が可
能となり、しかしながら塗装工場において常備の加熱器
具を使用して短時間で硬化することができるので全体の
作業時間をそれほど延長しない。
【0005】本発明の開示 本発明は、不飽和ポリエステル樹脂と、充填材と、硬化
触媒と、硬化速度調整剤を必須成分として含む空気硬化
性不飽和ポリエステル樹脂パテ組成物において、硬化触
媒がクメンハイドロパーオキサイドであることを特徴と
する不飽和ポリエステル樹脂パテ組成物に関する。
【0006】これまでのパテは、硬化触媒としてメチル
エチルケトンパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオ
キサイド等のケトンパーオキサイド、またはベンゾイル
パーオキサイド等のジアシルパーオキサイドを使用し、
硬化促進剤としてジメチルアニリン等の第3級アミンを
併用したものが多かった。クメンハイドロパーオキサイ
ドも良く知られたラジカル重合開始剤であるが、これま
で不飽和ポリエステル樹脂パテの硬化触媒として使用す
ることは提案されていない。
【0007】本発明のパテ組成物は、硬化触媒としてク
メンハイドロパーオキサイド(CHPと略す。)を使用
することを除いて、既知の空気硬化性不飽和ポリエステ
ル樹脂パテ組成物と同じでよい。
【0008】パテは、ビヒクルもしくはバインダーとし
て不飽和ポリエステル樹脂を含む。空気硬化性とするた
めポリエステル鎖中にアリル基を導入したり、酸成分と
してヘキサヒドロ無水フタル酸を使用した樹脂を使用す
ることもできる。樹脂は不飽和ポリエステル鎖成分に加
え、スチレンが代表例である架橋用モノマーおよびハイ
ドロキノンのような重合禁止剤を含んでいる。不飽和ポ
リエステル樹脂そのものは良く知られており、FRP
用、塗料用その他として多くの樹脂メーカーから入手可
能である。
【0009】パテは不飽和ポリエステル樹脂をバインダ
ーとして充填材(顔料)を比較的堅いペースト状に練合
したものである。充填材としては、タルク、シリカ、炭
酸カルシウム等塗料の体質顔料として使用されるもので
あり、場合により二酸化チタン、黒色酸化鉄等の着色顔
料を含むことができる。本発明において使用する硬化速
度調整剤は、オクテン酸コバルト、ナフテン酸コバルト
等のコバルト石鹸であり、樹脂への混合をし易くした希
釈液の形で市販されている。ジメチルアニリン等第3級
アミン系速乾性促進剤は使用する必要がない。
【0010】硬化触媒は通常ジ−2−エチルヘキシルフ
タレート(DOP)等の可塑剤中に溶解し、顔料や微粉
末シリカを混合してペースト状とし、他の成分と別個に
貯蔵され、使用直前に混合される。
【0011】配合量は使用する不飽和ポリエステルの種
類、所望のポットライフおよび60℃における硬化時間
等によって広範囲に変動し得るが、不飽和ポリエステル
樹脂100重量部に対し、充填材50〜200重量部、
コバルト石鹸(純分換算)0.05〜2重量部、CHP
0.1〜2重量部である。
【0012】本発明のパテ組成物は合理的時間内に硬化
を完了させるためには簡単な加熱を要するため、ポリパ
テは勿論のこと板金用パテにも使用することができる。
【0013】実施例および比較例 実施例および比較例において、硬化触媒を除く以下のパ
テベースを共通して使用した。
【0014】パテベースA(ポリパテ) 不飽和ポリエステル樹脂 31.0重量部 (日立化成製PS−1721) 6%ナフテン酸コバルト 1.0重量部 8%オクテン酸コバルト 0.5重量部 ハイドロキノン 0.1重量部 タルク 61.4重量部 スチレン 6.0重量部 合計 100.0重量部
【0015】パテベースB(板金パテ) 不飽和ポリエステル樹脂 38.5重量部 (日本合成製K−409B) 8%オクテン酸コバルト 1.5重量部 タルク 60.0重量部 合計 100.0重量部
【0016】パテベースC(ポリパテ) 不飽和ポリエステル樹脂 29.2重量部 (日本合成製880) 8%オクテン酸コバルト 1.0重量部 微粉末シリカ 0.2重量部 黒色酸化鉄 0.1重量部 二酸化チタン 5.5重量部 タルク 56.0重量部 スチレン 7.5重量部 合計 100.0重量部
【0017】パテベースD(板金パテ) 不飽和ポリエステル樹脂 39.0重量部 (日本合成製K−409B) 8%オクテン酸コバルト 0.8重量部 微粉末シリカ 0.2重量部 二酸化チタン 5.3重量部 タルク 52.2重量部 スチレン 1.5重量部 合計 100.0重量部
【0018】硬化触媒A(実施例) CHP 50.0重量部 DOP 40.0重量部 顔料 2.0重量部 アエロジル 8.0重量部 合計 100.0重量部
【0019】硬化触媒B(比較例) シクロヘキサノンパーオキサイド 50.0重量部 DOP 40.0重量部 顔料 2.0重量部 アエロジル 8.0重量部 合計 100.0重量部
【0020】硬化触媒C(比較例) ベンゾイルパーオキサイド 50.0重量部 DOP 40.0重量部 顔料 2.0重量部 アエロジル 8.0重量部 合計 100.0重量部
【0021】パテベース98重量部に対し、硬化触媒
(50%濃度)2重量部を均一に混和し、直ちに幅4c
m,厚さ2mmにアプリケータにて研磨脱脂処理した普
通鋼板または亜鉛メッキ鋼板に塗布した。室温(26
℃),または60℃に放置し、ポットライフ(ゲル化タ
イム)および研磨可能硬化時間を測定した。研磨可能硬
化時間は、組成物の硬度がショアD硬度計で測定して3
0以上に達する時間とした。表1にその結果を示す。な
お、実施例のパテ組成物は、普通鋼板および亜鉛メッキ
鋼板とも密着性、耐ブリスター性、耐熱性(80℃加
熱)、曲げ試験においても良好な成績を示した。
【0022】
【表1】
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年11月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】パテベースB(板金バテ) 不飽和ポリエステル樹脂 38.5重量部 (日本合成製K−409B)ジメチルアニリン 0.3重量部 8%オクテン酸コバルト 1.2重量部 タルク 60.0重量部 合計 100.0重量部
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】パテベースD(板金パテ) 不飽和ポリエステル樹脂 39.0重量部 (日本合成製K−409B)ジメチルアニリン 0.5重量部 8%オクテン酸コバルト 0.3重量部 微粉末シリカ 0.2重量部 二酸化チタン 5.3重量部 タルク 52.2重量部 スチレン 1.5重量部 合計 100.0重量部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不飽和ポリエステル樹脂と、充填材と、硬
    化触媒と、硬化速度調整剤を必須成分として含む空気硬
    化性不飽和ポリエステル樹脂パテ組成物において、硬化
    触媒がクメンハイドロパーオキサイドであることを特徴
    とする不飽和ポリエステル樹脂パテ組成物。
JP28361791A 1991-10-02 1991-10-02 不飽和ポリエステル樹脂パテ組成物 Pending JPH0598197A (ja)

Priority Applications (1)

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JP28361791A JPH0598197A (ja) 1991-10-02 1991-10-02 不飽和ポリエステル樹脂パテ組成物

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JP28361791A JPH0598197A (ja) 1991-10-02 1991-10-02 不飽和ポリエステル樹脂パテ組成物

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JPH0598197A true JPH0598197A (ja) 1993-04-20

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JP28361791A Pending JPH0598197A (ja) 1991-10-02 1991-10-02 不飽和ポリエステル樹脂パテ組成物

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100417965B1 (ko) * 2001-01-11 2004-02-11 박대식 자동차 흠집제거제의 제조방법
JP2011046821A (ja) * 2009-08-27 2011-03-10 Toshihiro Ishimura 軽量粘土パテ
RU2653828C1 (ru) * 2017-04-26 2018-05-14 Акционерное общество "СТЕКЛОНиТ" Герметизирующая мастика

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KR100417965B1 (ko) * 2001-01-11 2004-02-11 박대식 자동차 흠집제거제의 제조방법
JP2011046821A (ja) * 2009-08-27 2011-03-10 Toshihiro Ishimura 軽量粘土パテ
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