JPH0596634A - 繊維補強硬質発泡樹脂成形体とその製造方法 - Google Patents
繊維補強硬質発泡樹脂成形体とその製造方法Info
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- JPH0596634A JPH0596634A JP3292497A JP29249791A JPH0596634A JP H0596634 A JPH0596634 A JP H0596634A JP 3292497 A JP3292497 A JP 3292497A JP 29249791 A JP29249791 A JP 29249791A JP H0596634 A JPH0596634 A JP H0596634A
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- resin
- reinforced rigid
- reinforcing material
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2105/00—Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped
- B29K2105/06—Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped containing reinforcements, fillers or inserts
- B29K2105/08—Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped containing reinforcements, fillers or inserts of continuous length, e.g. cords, rovings, mats, fabrics, strands or yarns
- B29K2105/0809—Fabrics
- B29K2105/0818—Fleece
Landscapes
- Molding Of Porous Articles (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガラス繊維を補強材として用いない、品質の
優れた繊維補強硬質発泡樹脂成形体とその製造方法を提
供する。 【構成】 熱可塑性合成樹脂よりなるフィラメントをラ
ンダムに集積したウエブを熱圧着することにより、シー
ト状に結合したスパンボンド不織布1を補強材として金
型10内に装填し、発泡性硬質ポリウレタン樹脂原液1
2を金型10に注入して一体に発泡成形し、繊維補強硬
質発泡樹脂成形体を得る。
優れた繊維補強硬質発泡樹脂成形体とその製造方法を提
供する。 【構成】 熱可塑性合成樹脂よりなるフィラメントをラ
ンダムに集積したウエブを熱圧着することにより、シー
ト状に結合したスパンボンド不織布1を補強材として金
型10内に装填し、発泡性硬質ポリウレタン樹脂原液1
2を金型10に注入して一体に発泡成形し、繊維補強硬
質発泡樹脂成形体を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として自動車のドア
トリム、リアシェルフ、コンソールボックス、成形天井
等の自動車用内装材、その他の車輛の内装材や家具等と
して多く用いられる繊維補強硬質発泡樹脂成形体及びそ
の製造方法に関する。
トリム、リアシェルフ、コンソールボックス、成形天井
等の自動車用内装材、その他の車輛の内装材や家具等と
して多く用いられる繊維補強硬質発泡樹脂成形体及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車を軽量化して低燃費を達成するた
め、自動車の内装材も軽量化が求められている。更に自
動車用内装材は強度、寸法安定性、耐熱性等の性能の向
上、デザインの自由度も合わせて求められており、これ
らの内装材に対する総合的な高度の品質要求を実現する
ために、硬質ウレタンフォーム成形体による軽量化及び
デザイン性の向上と、ガラス繊維等の補強材による優れ
た剛性、耐熱性、寸法安定性を組み合わせることができ
る、ガラス繊維補強硬質ウレタンフォームが自動車の内
装材として用いられている。
め、自動車の内装材も軽量化が求められている。更に自
動車用内装材は強度、寸法安定性、耐熱性等の性能の向
上、デザインの自由度も合わせて求められており、これ
らの内装材に対する総合的な高度の品質要求を実現する
ために、硬質ウレタンフォーム成形体による軽量化及び
デザイン性の向上と、ガラス繊維等の補強材による優れ
た剛性、耐熱性、寸法安定性を組み合わせることができ
る、ガラス繊維補強硬質ウレタンフォームが自動車の内
装材として用いられている。
【0003】これらの自動車用内装材はガラス長繊維を
連続的にランダムに集積し、熱可塑性樹脂等のバインダ
ーで結合してマット状に成形したガラス長繊維マットを
金型内に装填し、そこに発泡性硬質ポリウレタン樹脂原
液を注入して一体に発泡成形して製造されている。
連続的にランダムに集積し、熱可塑性樹脂等のバインダ
ーで結合してマット状に成形したガラス長繊維マットを
金型内に装填し、そこに発泡性硬質ポリウレタン樹脂原
液を注入して一体に発泡成形して製造されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のガラス繊維
強化硬質ウレタンフォームは、原料としてガラス繊維を
使用するため、製造工程においてガラス繊維の細片が飛
散して、作業員の体に不快感を与えるばかりでなく、飛
散したガラス繊維細片が他の生産物に付着するのを防ぐ
ため、ガラス繊維を扱う工程を他の工程から隔離する必
要があり、余分な経費が必要となる。
強化硬質ウレタンフォームは、原料としてガラス繊維を
使用するため、製造工程においてガラス繊維の細片が飛
散して、作業員の体に不快感を与えるばかりでなく、飛
散したガラス繊維細片が他の生産物に付着するのを防ぐ
ため、ガラス繊維を扱う工程を他の工程から隔離する必
要があり、余分な経費が必要となる。
【0005】従って本発明はガラス繊維を補強材として
用いない、品質の優れた繊維補強硬質発泡樹脂成形体及
びその製造法を提供することを目的とする。
用いない、品質の優れた繊維補強硬質発泡樹脂成形体及
びその製造法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、紡糸ノズルから引
き出された合成繊維フィラメントをランダムに集積した
ウエブを熱圧着により結合させて作成したスパンボンド
不織布によって硬質発泡樹脂を補強することにより、ガ
ラス繊維を用いないで、性能の優れた繊維補強硬質発泡
樹脂成形体を得ることができることを見出し、本発明を
完成するに到った。
本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、紡糸ノズルから引
き出された合成繊維フィラメントをランダムに集積した
ウエブを熱圧着により結合させて作成したスパンボンド
不織布によって硬質発泡樹脂を補強することにより、ガ
ラス繊維を用いないで、性能の優れた繊維補強硬質発泡
樹脂成形体を得ることができることを見出し、本発明を
完成するに到った。
【0007】即ち、本発明は熱可塑性合成樹脂よりなる
フィラメントをランダムに集積したウエブをシート状に
熱圧着してなるスパンボンド不織布を補強材として内包
して一体成形された発泡硬質樹脂よりなる繊維補強硬質
発泡樹脂成形体を要旨とする。
フィラメントをランダムに集積したウエブをシート状に
熱圧着してなるスパンボンド不織布を補強材として内包
して一体成形された発泡硬質樹脂よりなる繊維補強硬質
発泡樹脂成形体を要旨とする。
【0008】又他の本発明は熱可塑性合成樹脂よりなる
フィラメントをランダムに集積したウエブを熱圧着する
ことにより、シート状に結合したスパンボンド不織布を
補強材として金型に装填し、発泡性硬質樹脂原液を該金
型に注入して一体に発泡成形することを特徴とする繊維
補強硬質発泡樹脂成形体の製造方法を要旨とする。
フィラメントをランダムに集積したウエブを熱圧着する
ことにより、シート状に結合したスパンボンド不織布を
補強材として金型に装填し、発泡性硬質樹脂原液を該金
型に注入して一体に発泡成形することを特徴とする繊維
補強硬質発泡樹脂成形体の製造方法を要旨とする。
【0009】本発明の製造方法で製造される成形体は図
1に示すようにスパンボンド不織布1と硬質ポリウレタ
ンフォーム等の硬質発泡樹脂2を一体成形してなる。こ
の成形体を基材3としてその表面に表皮材4を積層して
設けるのが好ましい。本発明で使用されるスパンボンド
不織布1は、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン
等の熱可塑性樹脂を溶融紡糸等により紡糸し、紡糸ノズ
ルより連続的に引き出されたフィラメントをランダムに
マット状に集積させてウエブを形成し、これを180〜
250℃まで加熱し、熱圧着して得られる。そのスパン
ボンド不織布1の目付量は10〜1000g/m2、好ま
しくは100〜400g/m2のものが使用される。
1に示すようにスパンボンド不織布1と硬質ポリウレタ
ンフォーム等の硬質発泡樹脂2を一体成形してなる。こ
の成形体を基材3としてその表面に表皮材4を積層して
設けるのが好ましい。本発明で使用されるスパンボンド
不織布1は、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン
等の熱可塑性樹脂を溶融紡糸等により紡糸し、紡糸ノズ
ルより連続的に引き出されたフィラメントをランダムに
マット状に集積させてウエブを形成し、これを180〜
250℃まで加熱し、熱圧着して得られる。そのスパン
ボンド不織布1の目付量は10〜1000g/m2、好ま
しくは100〜400g/m2のものが使用される。
【0010】スパンボンド不織布1は合成繊維同士を熱
融着させているため、引張強度が大で熱安定性があり、
これを硬質発泡樹脂の補強材として使用することによ
り、その硬質発泡樹脂成形体の強度と寸法安定性を向上
させることができる。又繊維の配向性がないため、全て
の方向に対して均一な強度を持たせることができる。
融着させているため、引張強度が大で熱安定性があり、
これを硬質発泡樹脂の補強材として使用することによ
り、その硬質発泡樹脂成形体の強度と寸法安定性を向上
させることができる。又繊維の配向性がないため、全て
の方向に対して均一な強度を持たせることができる。
【0011】更に繊維同士の間に適当な間隙を有してい
るため、発泡性ポリウレタン樹脂原液等の樹脂原液の浸
透性が良好である。又ガラス繊維を使用しないため、製
造工程において作業員の体に悪影響を及ぼすことがな
い。
るため、発泡性ポリウレタン樹脂原液等の樹脂原液の浸
透性が良好である。又ガラス繊維を使用しないため、製
造工程において作業員の体に悪影響を及ぼすことがな
い。
【0012】成形する成形体の形状が平面状の場合は、
その形状にスパンボンド不織布を裁断したものを発泡成
形金型10内に装填し、金型10に発泡性硬質樹脂原液
12を注入して一体に発泡成形する。又形状が複雑で深
絞り形状のものの場合は、予め不織布を所定形状に裁断
し、予備加熱して冷間成形等により所定形状に予備成形
したものを用いる。
その形状にスパンボンド不織布を裁断したものを発泡成
形金型10内に装填し、金型10に発泡性硬質樹脂原液
12を注入して一体に発泡成形する。又形状が複雑で深
絞り形状のものの場合は、予め不織布を所定形状に裁断
し、予備加熱して冷間成形等により所定形状に予備成形
したものを用いる。
【0013】表皮材4は発泡樹脂成形体の使用目的によ
り異なるが、ポリ塩化ビニルを中心とする熱可塑性樹脂
の表皮材料、又前記表皮材料の裏面に発泡層を持つ2層
表皮材料、ニードルパンチ不織布等、発泡樹脂成形体の
表皮材として用いられる公知の表皮材料が何れも用いる
ことができる。複雑な形状の表皮材4をポリ塩化ビニル
樹脂で形成する場合には、加熱した金型の内面にポリ塩
化ビニル樹脂粉末を均一に付着、溶融させて一定の厚み
の表皮材4を製造することができる。例えばポリ塩化ビ
ニルの裏面に発泡層を持つ2層の表皮材料を表皮材4と
する場合は、加熱した金型内面に非発泡タイプのポリ塩
化ビニル樹脂粉末を接触、溶融させ、約0.5〜2mm厚
のポリ塩化ビニルの皮膜を形成した後、更にその内側に
発泡倍率が2〜3倍の発泡性ポリ塩化ビニル樹脂粉末を
接触させて、溶融、発泡させ、約1.5〜5mm厚のポリ
塩化ビニル樹脂発泡層を形成させ、この2層よりなる表
皮材4を剥離して用いることができる。
り異なるが、ポリ塩化ビニルを中心とする熱可塑性樹脂
の表皮材料、又前記表皮材料の裏面に発泡層を持つ2層
表皮材料、ニードルパンチ不織布等、発泡樹脂成形体の
表皮材として用いられる公知の表皮材料が何れも用いる
ことができる。複雑な形状の表皮材4をポリ塩化ビニル
樹脂で形成する場合には、加熱した金型の内面にポリ塩
化ビニル樹脂粉末を均一に付着、溶融させて一定の厚み
の表皮材4を製造することができる。例えばポリ塩化ビ
ニルの裏面に発泡層を持つ2層の表皮材料を表皮材4と
する場合は、加熱した金型内面に非発泡タイプのポリ塩
化ビニル樹脂粉末を接触、溶融させ、約0.5〜2mm厚
のポリ塩化ビニルの皮膜を形成した後、更にその内側に
発泡倍率が2〜3倍の発泡性ポリ塩化ビニル樹脂粉末を
接触させて、溶融、発泡させ、約1.5〜5mm厚のポリ
塩化ビニル樹脂発泡層を形成させ、この2層よりなる表
皮材4を剥離して用いることができる。
【0014】表皮材4を発泡樹脂成形体の表面に形成す
る方法としては、金型に発泡性樹脂原液を注入して成形
する際に、予め表皮材4を金型内面に密着して配置し、
表皮材4が成形体表面を被覆するように、基材3と一体
に成形する方法、発泡樹脂成形体よりなる基材3を成形
後、その表面を溶剤で洗浄またはバフ掛けして離型剤を
除去し、表面にウレタン接着剤、ホットメルト接着剤等
の接着剤により表皮材4を接着する方法等いずれも用い
ることができる。
る方法としては、金型に発泡性樹脂原液を注入して成形
する際に、予め表皮材4を金型内面に密着して配置し、
表皮材4が成形体表面を被覆するように、基材3と一体
に成形する方法、発泡樹脂成形体よりなる基材3を成形
後、その表面を溶剤で洗浄またはバフ掛けして離型剤を
除去し、表面にウレタン接着剤、ホットメルト接着剤等
の接着剤により表皮材4を接着する方法等いずれも用い
ることができる。
【0015】本発明の方法で用いられる硬質発泡樹脂は
ポリウレタンフォーム、ポリイソシアヌレートフォーム
等の各種反応硬化型の発泡樹脂が用いられる。硬質発泡
樹脂としてポリウレタンフォームを用いる場合は、フリ
ー発泡比重が0.03〜0.5が好ましく、0.05〜
0.12のものが更に好ましく用いられる。発泡性樹脂
原液の注入法はオープンモールドでも、クローズドモー
ルドでもよい。
ポリウレタンフォーム、ポリイソシアヌレートフォーム
等の各種反応硬化型の発泡樹脂が用いられる。硬質発泡
樹脂としてポリウレタンフォームを用いる場合は、フリ
ー発泡比重が0.03〜0.5が好ましく、0.05〜
0.12のものが更に好ましく用いられる。発泡性樹脂
原液の注入法はオープンモールドでも、クローズドモー
ルドでもよい。
【0016】
〔実施例1〕図2及び図3は本発明の製造方法により、
複雑な立体形状の成形体を成形する方法を示す。
複雑な立体形状の成形体を成形する方法を示す。
【0017】内側にしぼ模様をつけた電鋳表皮成形金型
5を180〜230℃に加熱し、その表皮成形金型5内
に非発泡タイプのポリ塩化ビニル樹脂粉末6を投入し、
表皮成形金型5を回転することにより、表皮成形金型5
の内面全面に樹脂粉末6を接触させて、厚み1mmの溶融
ポリ塩化ビニル樹脂皮膜を表皮成形金型5内面に形成
し、余分な樹脂粉末6を排出した(図2a)。
5を180〜230℃に加熱し、その表皮成形金型5内
に非発泡タイプのポリ塩化ビニル樹脂粉末6を投入し、
表皮成形金型5を回転することにより、表皮成形金型5
の内面全面に樹脂粉末6を接触させて、厚み1mmの溶融
ポリ塩化ビニル樹脂皮膜を表皮成形金型5内面に形成
し、余分な樹脂粉末6を排出した(図2a)。
【0018】発泡倍率が2倍の発泡性ポリ塩化ビニル樹
脂粉末7を表皮成形金型5内に投入し、表皮成形金型5
を回転して表皮成形金型5内面全面にその発泡性樹脂粉
末7を均一に付着させ、溶融させると同時に発泡させ
て、厚み2mmの発泡層を上記ポリ塩化ビニル樹脂皮膜の
内側に形成し、余分な粉末を排出した(図2b)。
脂粉末7を表皮成形金型5内に投入し、表皮成形金型5
を回転して表皮成形金型5内面全面にその発泡性樹脂粉
末7を均一に付着させ、溶融させると同時に発泡させ
て、厚み2mmの発泡層を上記ポリ塩化ビニル樹脂皮膜の
内側に形成し、余分な粉末を排出した(図2b)。
【0019】次に表皮成形金型5を60℃以下まで冷却
し、生成したポリ塩化ビニル樹脂スラッシュ表皮材4を
表皮成形金型5から取り出した(図2c)。
し、生成したポリ塩化ビニル樹脂スラッシュ表皮材4を
表皮成形金型5から取り出した(図2c)。
【0020】スパンボンド不織布1を遠赤外線加熱器8
により表面温度が約200℃になるまで加熱した後、直
ちに目的とする形状の60℃以下の予備成形用金型9で
成形、冷却し、所定形状に予備成形された不織布を得た
(図3a)。
により表面温度が約200℃になるまで加熱した後、直
ちに目的とする形状の60℃以下の予備成形用金型9で
成形、冷却し、所定形状に予備成形された不織布を得た
(図3a)。
【0021】50〜55℃の発泡成形金型10の下型1
0bに、上記方法により成形した表皮材4を装填した
後、予備成形したスパンボンド不織布1をその上に配置
し、上型10aには取付け用ブラケット11を装着した
後、下型4bにフリー発泡比重0.10の発泡性硬質ポ
リウレタン樹脂原液12を注入し、発泡成形用金型10
を閉じ、発泡させて4分間硬化させ(図3b)、冷却、
硬化後脱型し、成形体14よりなるコンソールボックス
を得た(図3c)。
0bに、上記方法により成形した表皮材4を装填した
後、予備成形したスパンボンド不織布1をその上に配置
し、上型10aには取付け用ブラケット11を装着した
後、下型4bにフリー発泡比重0.10の発泡性硬質ポ
リウレタン樹脂原液12を注入し、発泡成形用金型10
を閉じ、発泡させて4分間硬化させ(図3b)、冷却、
硬化後脱型し、成形体14よりなるコンソールボックス
を得た(図3c)。
【0022】〔実施例2〕図4は本発明の製造方法によ
り平面状成形体を成形する方法を示す。目付量300g
/m2のポリエステル製スパンボンド不織布1を目的とす
る形状に合わせて裁断し、このスパンボンド不織布1と
鉄パイプ製フレーム13を発泡成形金型10に装填した
後、フリー発泡比重0.10の発泡性硬質ポリウレタン
樹脂原液を注入し、発泡成形金型10を閉じ、4分間硬
化させた(図4a)。硬化後、脱型して繊維補強硬質発
泡樹脂成形体を得た。
り平面状成形体を成形する方法を示す。目付量300g
/m2のポリエステル製スパンボンド不織布1を目的とす
る形状に合わせて裁断し、このスパンボンド不織布1と
鉄パイプ製フレーム13を発泡成形金型10に装填した
後、フリー発泡比重0.10の発泡性硬質ポリウレタン
樹脂原液を注入し、発泡成形金型10を閉じ、4分間硬
化させた(図4a)。硬化後、脱型して繊維補強硬質発
泡樹脂成形体を得た。
【0023】〔実施例3〕実施例2で製造した発泡樹脂
成形体を基材3として、更にその表面に表皮材4を形成
した。先ず脱型した基材3をトリクロルエチレンで脱脂
洗浄した後、ウレタン接着剤を表面に塗布した(図4
b)。
成形体を基材3として、更にその表面に表皮材4を形成
した。先ず脱型した基材3をトリクロルエチレンで脱脂
洗浄した後、ウレタン接着剤を表面に塗布した(図4
b)。
【0024】目付量230g/m2のニードルパンチ不織
布を基材3の上に重ね、100℃のプレス金型で1分間
圧着成形し(図4c)、脱型して表皮材4を有する成形
体14よりなるリアシェルフを得た(図4d)。
布を基材3の上に重ね、100℃のプレス金型で1分間
圧着成形し(図4c)、脱型して表皮材4を有する成形
体14よりなるリアシェルフを得た(図4d)。
【0025】
【発明の効果】本発明の繊維補強硬質発泡樹脂成形体に
よれば、軽量で、剛性、寸法安定性、耐熱性にすぐれ、
デザインの自由度の大きい発泡樹脂成形体がえられる。
ガラス繊維を使用することがないため、その製造工程に
おいて作業者に不快感を与えることがない。又他の生産
品に悪影響を与える虞がなく、生産設備を隔離する必要
がない。
よれば、軽量で、剛性、寸法安定性、耐熱性にすぐれ、
デザインの自由度の大きい発泡樹脂成形体がえられる。
ガラス繊維を使用することがないため、その製造工程に
おいて作業者に不快感を与えることがない。又他の生産
品に悪影響を与える虞がなく、生産設備を隔離する必要
がない。
【図1】本発明の繊維補強硬質発泡樹脂成形体の断面図
である。
である。
【図2】本発明の繊維補強硬質発泡樹脂成形体の製造方
法の前半部を示す説明図である。
法の前半部を示す説明図である。
【図3】本発明の繊維補強硬質発泡樹脂成形体の製造方
法の後半部を示す説明図である。
法の後半部を示す説明図である。
【図4】本発明の他の繊維補強硬質発泡樹脂成形体の製
造方法を示す説明図である。
造方法を示す説明図である。
1 スパンボンド不織布 2 硬質発泡樹脂 3 基材 4 表皮材 5 表皮成形金型 6 ポリ塩化ビニル樹脂粉末 7 発泡性ポリ塩化ビニル樹脂粉末 8 遠赤外線加熱器 9 予備成形用金型 10 発泡成形金型 11 ブラケット 12 発泡性硬質ポリウレタン樹脂原液 13 フレーム 14 成形体 15 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 75:00 105:04 105:08 B29L 31:58 4F
Claims (6)
- 【請求項1】熱可塑性合成樹脂よりなるフィラメントを
ランダムに集積したウエブをシート状に熱圧着してなる
スパンボンド不織布を補強材として内包して一体成形さ
れた発泡硬質樹脂よりなる繊維補強硬質発泡樹脂成形
体。 - 【請求項2】表面の一部又は全体を表皮材で被覆してな
る請求項1記載の繊維補強硬質発泡樹脂成形体。 - 【請求項3】熱可塑性合成樹脂よりなるフィラメントを
ランダムに集積したウエブを熱圧着することにより、シ
ート状に結合したスパンボンド不織布を補強材として金
型に装填し、発泡性硬質樹脂原液を該金型に注入して一
体に発泡成形することを特徴とする繊維補強硬質発泡樹
脂成形体の製造方法。 - 【請求項4】該金型内面に表皮材を配置した後、該補強
材を装填し、次いで金型に発泡性硬質樹脂原液を注入
し、表面に表皮材を被覆した成形体を一体成形する請求
項3記載の繊維補強硬質発泡樹脂成形体の製造方法。 - 【請求項5】該補強材を埋設して発泡硬質樹脂を一体成
形した成形体の表面に表皮材を接着する請求項3記載の
繊維補強硬質発泡樹脂成形体の製造方法。 - 【請求項6】該スパンボンド不織布を加熱して所定の形
状に予備成形した後、補強材として用いる請求項3、請
求項4又は請求項5記載の繊維補強硬質発泡樹脂成形体
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3292497A JPH0596634A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 繊維補強硬質発泡樹脂成形体とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3292497A JPH0596634A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 繊維補強硬質発泡樹脂成形体とその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0596634A true JPH0596634A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=17782590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3292497A Withdrawn JPH0596634A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 繊維補強硬質発泡樹脂成形体とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0596634A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004073951A1 (de) * | 2003-02-21 | 2004-09-02 | Faurecia Innenraum Systeme Gmbh | Kunststoffformteil für kraftfahrzeuginnenverkleidungen mit herstellungsverfahren |
JP2007522958A (ja) * | 2003-12-31 | 2007-08-16 | コリンズ・アンド・アイクマン・プロダクツ・コーポレーション | 主基材に対する装飾製品のインモールドラミネーション |
JP2010137472A (ja) * | 2008-12-12 | 2010-06-24 | Inoac Corp | ポリウレタン発泡体及びその成形方法 |
JP2020505260A (ja) * | 2017-02-23 | 2020-02-20 | ピムサ オトモティブ アノニム シルケテイ | 車用ルーフ断熱材及びその製造方法 |
JP2021049682A (ja) * | 2019-09-24 | 2021-04-01 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用内装材の製造方法 |
-
1991
- 1991-10-11 JP JP3292497A patent/JPH0596634A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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