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JPH0588079A - フ−リエ変換レンズおよび光情報処理装置 - Google Patents

フ−リエ変換レンズおよび光情報処理装置

Info

Publication number
JPH0588079A
JPH0588079A JP3251106A JP25110691A JPH0588079A JP H0588079 A JPH0588079 A JP H0588079A JP 3251106 A JP3251106 A JP 3251106A JP 25110691 A JP25110691 A JP 25110691A JP H0588079 A JPH0588079 A JP H0588079A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
group
fourier transform
focal plane
positive power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3251106A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanji Nishii
完治 西井
Masaya Ito
正弥 伊藤
Koji Fukui
厚司 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3251106A priority Critical patent/JPH0588079A/ja
Priority to EP92116509A priority patent/EP0535564B1/en
Priority to DE69210345T priority patent/DE69210345T2/de
Priority to US07/952,269 priority patent/US5383056A/en
Priority to KR1019920017787A priority patent/KR0123192B1/ko
Publication of JPH0588079A publication Critical patent/JPH0588079A/ja
Priority to US08/321,223 priority patent/US5526191A/en
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/42Diffraction optics, i.e. systems including a diffractive element being designed for providing a diffractive effect
    • G02B27/46Systems using spatial filters

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】光情報処理装置の小型化を図るため、前側焦点
面と後側焦点面間の距離を短縮したフ−リエ変換レンズ
もしくはレンズ長を短縮したフ−リエ変換レンズ並びに
フ−リエ変換光学系の途中に折返しを設けた光情報処理
装置を提供する。 【構成】物体側から順に前群G1が正、中群G2が負、
後群G3が正のパワ−配置を持つように光学系を配置す
ることで、前側焦点面Hと後側焦点面Ha間の距離をそ
の焦点距離の2倍より短くすることができる。従って、
このフ−リエ変換レンズを用いることで光路長が短縮さ
れ、光情報処理装置の小型化を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、ロボット等の視覚認識
装置において、画像処理あるいは画像認識を光学的に実
行する光情報処理装置及びそれに用いられるレンズに関
するものである。
【従来の技術】画像処理あるいは画像認識技術に対し
て、近年、より大画素数をより高速処理することが要求
されてきている。そこで、光の高速並列演算機能を活用
することで上記の要求に答える光情報処理装置の開発が
盛んになってきている。以下、図面を参照しながら、従
来の光情報処理装置の一例として、特願昭63−287
016号に記載の光情報処理装置について説明する。図
8は、従来の光情報処理装置の構成を示すものである。
図8において、20はTVカメラ、21はTVカメラ2
0により撮像された画像を表示する第1の液晶ディスプ
レイ、22は半導体レ−ザ、23は半導体レ−ザ22か
らの光を平行光化するコリメ−タレンズ、24は第1の
レンズであり第1の液晶ディスプレイ21はこの第1の
レンズ24の前側焦点面に配置されている。25は第2
の液晶ディスプレイであり第1のレンズ24の後側焦点
面に配置されている。26は複数の標準パタ−ンに対し
て第2の液晶ディスプレイ上の各絵素をサンプリング点
として予め計算されたフ−リエ変換計算機ホログラムの
デ−タ、すなわち第2の液晶ディスプレイ25の各絵素
毎の透過率に対応する印加電圧のデ−タを書き込んだリ
−ドオンリ−メモリ(以下ROMと称す)、27は第2
のレンズでありその前側焦点面に第2の液晶ディスプレ
イ25が配置されている。28は第2のレンズ27の後
側焦点面に配置された光検出器である。以上のように構
成された従来装置について、以下その動作を説明する。
まず、TVカメラ20により対象物体が撮像されると、
その画像が第1の液晶ディスプレイ21上に表示され
る、この第1の液晶ディスプレイ21はコリメ−タレン
ズ23により平行光化された半導体レ−ザ22からのコ
ヒ−レント光により照射される。この第1の液晶ディス
プレイ21は第1のレンズ24の前側焦点面に配置され
ているので、第1のレンズ24の後側焦点面すなわち第
2の液晶ディスプレイ25上に対象物体の第1のレンズ
24により光学的に変換されたフ−リエ変換像が形成さ
れる。この時、第2の液晶ディスプレイ25には、光学
的フィルタとして特定の標準パタ−ンのフ−リエ変換像
が、ROM26に書き込まれたデ−タが入力信号となり
第2の液晶ディスプレイ25の各絵素毎に透過率を空間
的に変調することで、フ−リエ変換計算機ホログラムの
形で表示される。従って、第1の液晶ディスプレイ21
上に表示された対象物体の入力像を第1のレンズ24に
より光学的に変換したフ−リエ変換像と、特定の標準パ
タ−ンに対して予め計算されたフ−リエ変換像が第2の
液晶ディスプレイ25上で重畳される。また、この第2
の液晶ディスプレイ25は第2のレンズ27の前側焦点
面に配置されているので、対象物体と特定の標準パタ−
ンの2つのフ−リエ変換像が一致した時、すなわち両者
が同一物体の時、第2のレンズ27の後側焦点面に輝点
が発生し、光検出器28で検出される。このようにし
て、第2の液晶ディスプレイ25上に表示された計算機
ホログラムによる光学的フィルタが、マッチトフィルタ
として作用する光学的画像処理が実行される。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、以下の理由から光路長が長くなり装置が
大型化するという問題点を有していた。すなわち、半導
体レ−ザ22の波長をλ、第1の液晶ディスプレイ21
の絵素ピッチをP、第2の液晶ディスプレイ25に表示
されているフ−リエ変換像の直径をDとすると、第1の
レンズ24の焦点距離をfは、f=D・P/λで与えら
れる。従って、P=50μmとし、λ=0.8μm、D
=60mmとすると、f=3125mmのレンズを必要
とする。従って、図8に示した如く第1の液晶ディスプ
レイ21と第2の液晶ディスプレイ25間の距離は、2
・f=6250mmと極めて長大なものとなるという問
題点を有していた。本発明は上記問題点に鑑み、その前
側焦点面と後側焦点面間の距離を短縮したフ−リエ変換
レンズ、レンズ長を短縮したフ−リエ変換レンズ、およ
び、フ−リエ変換光学系の途中に折返しを設けることで
小型化を図った光情報処理装置を提供することを目的と
する。
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本願の請求項1記載のフ−リエ変換レンズは、物体
側から順に前群が正、中群が負、後群が正のパワ−配置
を持つように配置し、前側焦点面と後側焦点面間の距離
をその焦点距離の2倍より短くなるよう構成した事を特
徴とするフ−リエ変換レンズである。また、本願の請求
項2記載のフ−リエ変換レンズは、アフォ−カル群とフ
ォ−カルな後群との間に屈折率が1より大きな媒質を配
したフ−リエ変換レンズである。また、本願の請求項3
記載の光情報処理装置は、アフォ−カルな第1のレンズ
と、フォ−カルな第2のレンズとの間に反射鏡を配置し
フ−リエ変換光学系を構成し、第1の空間光変調素子
と、第2の空間光変調素子とを備え、かつ、前記フ−リ
エ変換光学系の前側焦点面に入力像を表示する第1の空
間光変調素子を配置するとともに、前記フ−リエ変換光
学系の後側焦点面に計算機ホログラムあるいは空間フィ
ルタを表示する第2の空間光変調素子を配置したことを
特徴とする光情報処理装置である。
【作用】請求項1記載のフ−リエ変換レンズは、上記し
た前側焦点面と後側焦点面間の距離をその焦点距離の2
倍より短くなるよう構成した事により、第1の空間光変
調素子と第2の空間光変調素子間の距離を短縮でき、光
情報処理装置の光路長短縮を実現できる。請求項2記載
のフ−リエ変換レンズは、上記したアフォ−カル群とフ
ォ−カルな後群との間に屈折率が1より大きな媒質を配
することでレンズ長を短縮でき、光情報処理装置の光路
長短縮を実現できる。請求項3記載の光情報処理装置
は、上記したアフォ−カルな第1のレンズと、フォ−カ
ルな第2のレンズとの間に反射鏡を配置することで、折
返し光学系を構成することが可能となり、光情報処理装
置の小型化を図る事ができる。
【実施例】以下本発明の請求項1記載のフ−リエ変換レ
ンズについて、図面を参照しながら説明する。図1は、
本願の請求項1記載のフ−リエ変換レンズの一実施例の
構成を示す断面図である。図中のL1は両凸レンズ、L
2は両凹レンズであり、両凸レンズL1と両凹レンズL
2は貼り合わせレンズを構成している。L3とL4は、
いずれも負のメニスカスレンズであり、L5とL6は、
いずれも正のメニスカスレンズである。これらL1から
L6の6枚のレンズは、両凸レンズL1と両凹レンズL
2とで正のパワ−をもつ前群G1を構成し、負のメニス
カスレンズL3とL4とで負のパワ−をもつ中群G2を
構成し、正のメニスカスレンズL5とL6とで正の後群
G3を構成している。(表1)に焦点距離fを100m
mに正規化した時のレンズデ−タを示す。
【表1】 以上のように、本実施例では、正パワ−群、負パワ−
群、正パワ−群の3群構成となっている。その結果、図
1に記載した様に、その前側焦点面Hと後側焦点面Ha
の位置関係は通常の単レンズとは逆転し、後側焦点面H
aが物体面側に位置している。これによりフロントフォ
−カスFfおよびバックフォ−カスBfの大幅短縮が可
能となっている。本実施例の場合、Ff=0.11f、Bf=0.43f
で、レンズ全長Ll=0.71fの関係にある。したがって、前
側焦点面Hと後側焦点面Ha間の距離は、1.25fとなる。
次に、本実施例のフ−リエ変換レンズの性能を(表
2)、(表3)、図2、図3、図4を用いて説明する。
図2は、フ−リエ変換光学系に於ける物体の結像と瞳の
結像を示す図である。(表2)は、物体の結像、すなわ
ち、物体面で回折される回折光線のうちで、互いに平行
でない光線束の結像に関するザイデル収差係数表を示し
ている。また、(表3)は瞳の結像、すなわち、物体面
で回折される回折光線のうちで、互いに平行な光線束の
結像、に関するザイデル収差係数表を示している。図3
(a)、(b)は、物体の結像に於ける球面収差及び非
点収差を、また図4(a)、(b)は瞳の結像に於ける
球面収差及び非点収差をそれぞれ示している。まず、図
2を用いてフ−リエ変換レンズに必要な性能を説明す
る。図中の1は第1のフ−リエ変換レンズ、2は第2の
フ−リエ変換レンズを各々示している。また、図中の実
線は物体の結像、すなわち、物体面で回折される回折光
線のうちで、互いに平行でない光線束の結像を示してお
り、破線は瞳の結像、すなわち、物体面で回折される回
折光線のうちで、互いに平行な光線束の結像を示してい
る。
【表2】 次に、(表2)に本実施例のフ−リエ変換レンズの物体
の結像に於ける3次収差係数、すなわち、ザイデル収差
係数をf=1mmに正規化して示す。(表2)に示した
ように、本実施例のフ−リエ変換レンズは、物体の結像
に対してフ−リエ変換レンズが満たすべき条件、I=I
I=III=P=0およびV=−1をほぼ完全に満足し
ている。また、図3に本実施例のフ−リエ変換レンズの
物体の結像に関する収差図を示す。次に、(表3)に本
実施例のフ−リエ変換レンズの瞳の結像に於ける3次収
差係数、すなわち、ザイデル収差係数をf=1mmに正
規化して示す。
【表3】 (表3)に示したように、本実施例のフ−リエ変換レン
ズは、瞳の結像に対してフ−リエ変換レンズが満たすべ
き条件、I=II=III=P=0およびV=−1のう
ち、球面収差係数Iおよびコマ収差係数IIを除いてほ
ぼ完全に満足している。さて、球面収差係数Iおよびコ
マ収差係数IIについては、公知の如く高F値レンズに
対しては影響は小さい。本実施例のフ−リエ変換レンズ
の場合、物体面に置く液晶ディスプレイの絵素ピッチP
とレ−ザの波長λを各々、P=50μm、λ=0.8μ
mとおくと瞳の結像に関与する回折光の回折角はsin
-1(λ/P)=0.92゜である。従って、実効F値=
1/sin(0.92゜)/2=31となり、図4に示
した収差図からも分かるように、その結像性能には問題
ない。以上のように本実施例によれば、フ−リエ変換レ
ンズとしての性能を満足し、かつ、正パワ−群、負パワ
−群、正パワ−群の3群構成とすることで、図1に記載
したように、その前側焦点面Hと後側焦点面H’の位置
関係は通常の単レンズとは逆転し、後側焦点面H’が物
体面側に位置させることができる。これにより前側焦点
面Hと後側焦点面H’間の距離を1.25fと従来の2
fと比較して約60%と大幅に短縮することが可能とな
り、本実施例のフ−リエ変換レンズを用いることで、光
情報処理装置の大幅な小型化が可能となる。次に、本願
の請求項2記載のフ−リエ変換レンズの一実施例につい
て図面を参照しながら説明する。図5は、本実施例の構
成を示す断面図である。図中のL1は両凸レンズ、L2
は両凹レンズであり、両凸レンズL1と両凹レンズL2
は貼り合わせレンズを構成している。L3とL4は、い
ずれも負のメニスカスレンズであり、L5とL6は、い
ずれも正のメニスカスレンズである。これらL1からL
6の6枚のレンズは、両凸レンズL1と両凹レンズL2
とで正のパワ−をもつ前群G1を構成し、負のメニスカ
スレンズL3とL4とで負のパワ−をもつ中群G2を構
成し、正のメニスカスレンズL5とL6とで正の後群G
3を構成している。また、3は平行平板であり、中群G
2と後群G3の間に配置されている。(表4)に焦点距
離fを100mmに正規化した時のレンズデ−タを示
す。
【表4】 (表1)に示した請求項1記載のフ−リエ変換レンズの
実施例のレンズデ−タと異なるのは、平行平板を配置し
た点である。従って、8面と9面の曲率半径が無限大に
なっており、(表1)の8面〜11面が、(表4)の1
0面〜13面に対応する。その結果、(表1)では7面
と8面との面間隔を15.43mmの空気間隔としたも
のが、(表4)すなわち本実施例では7面と8面との面
間隔を0.43mmの空気間隔とし、8面と9面の面間
隔を7.69mmの屈折率1.81981の媒質とし、
さらに9面と10面の面間隔を1mmの空気間隔として
いる。すなわち、7面から9面を空気長換算すれば、
(表1)の7面と8面との面間隔の15.43mmと全
く同様になる。本実施例のフ−リエ変換レンズに於いて
は、中群G2の射出面である7面の射出角は約0.02
゜とほぼ平行光として射出しており、正パワ−の前群G
1と負パワ−の中群G2とがアフォ−カル系を構成して
いる。従って、平行平板3を中群G2の後ろに配置して
も空気換算長が等しければ、フロントフォ−カスFf、
バックフォ−カスBf、および収差は(表1)に示した
レンズと等しくなる。但し、レンズ長Llは0.64f
となる。以上のように本実施例によれば、フ−リエ変換
レンズの特性を満足し、かつ、正パワ−群、負パワ−
群、正パワ−群の3群構成の正パワ−の前群と負パワ−
の中群とで構成したアフォ−カル系と正パワ−の後群と
の間に屈折率が1より大きい媒質え構成された平行平板
3を配置することで、本願の請求項1記載のフ−リエ変
換レンズの上記実施例と比較してレンズ長を約10%短
縮でき、光情報処理装置のさらなる小型化が可能とな
る。また、本願の請求項3記載の光情報処理装置の一実
施例について図面を参照しながら説明する。図6は、本
実施例の構成を示す図である。10はTVカメラ、11
は第1の液晶ディスプレイでありTVカメラ10により
撮影された入力像を表示する空間光変調素子である。1
2は半導体レ−ザ、13は半導体レ−ザ12からの射出
光を平行光化するコリメ−タ、14はアフォ−カルな第
1のレンズである。15は第1のミラ−、16は第2の
レンズであり、第1のレンズ14と第1のミラ−15と
第2のレンズ16とで第1のフ−リエ変換光学系を構成
している。17は第2の液晶ディスプレイであり、第1
のフ−リエ変換光学系の後側焦点位置に配置されてい
る。18は第3のレンズであり、19は第2のミラ−、
20はアフォ−カルな第4のレンズであり、第3のレン
ズ18と第2のミラ−19と第4のレンズ20は第2の
フ−リエ変換光学系を構成している。この第2のフ−リ
エ変換光学系の前側焦点面に第2の液晶ディスプレイ1
7は配置されている。21はCCDであり第2のフ−リ
エ変換光学系の後側焦点に配置されている。22はメモ
リであり、第2の液晶ディスプレイ17に表示する計算
機ホログラム等の空間フィルタのデ−タを記憶してい
る。また、図7は第1のフ−リエ変換光学系の構成を示
す図である。すなわち、第1のレンズ14、第1のミラ
−15、および、第2のレンズ16の構成を示す図であ
る。第1のレンズ14は、両凸レンズL141、両凹レ
ンズL142からなる正パワ−群G11と、負のメニス
カスレンズL143、負のメニスカスレンズ144から
なる負パワ−群G12とから構成されたアフォ−カルな
レンズである。第1のミラ−15は、第1のレンズ14
の後側に配置されており、光路を折り曲げている。第2
のレンズ16は、正のメニスカスレンズL161、正の
メニスカスレンズL162とから構成されている。第2
の液晶ディスプレイ17は、第1のレンズ14と第2の
レンズ16の合成焦点位置に配置されている。すなわ
ち、図6で示したl11とl12の和が第1のレンズ1
4と第2のレンズ16の合成焦点距離f1と等しい。ま
た、第3のレンズ18、第2のミラ−19、第4のレン
ズ20からなる第2のフ−リエ変換光学系においても、
図6のl21とl22との和が第3のレンズ18と第4
のレンズ20の合成焦点距離f2と等しくなるよう構成
されている。本実施例における第1のレンズ14のレン
ズデ−タを(表5)に示す。ここで、レンズデ−タは第
1のフ−リエ変換光学系の合成焦点距離f1がf1=1
00mmになる値を用いている。
【表5】 また、(表6)に本実施例における第2のレンズ16の
レンズデ−タを示す。ここで、レンズデ−タは第1のフ
−リエ変換光学系の合成焦点距離f1がf1=100m
mになる値を用いている。
【表6】 以上のように構成された光情報処理装置の動作につい
て、以下説明する。まず、TVカメラ10により対象物
体が撮像されると、その画像が第1の液晶ディスプレイ
11上に表示される。この第1の液晶ディスプレイ11
はコリメ−タレンズ13により平行光化された半導体レ
−ザ12からのコヒ−レント光により照射される。この
第1の液晶ディスプレイ11は第1のレンズ14と第2
のレンズ16が構成する第1のフ−リエ変換光学系の前
側焦点面に配置されているので、第1のフ−リエ変換光
学系の後側焦点面、すなわち、第2の液晶ディスプレイ
17上に対象物体の第1のレンズ14と第2のレンズ1
6により光学的に変換されたフ−リエ変換像が形成され
る。この時、第2の液晶ディスプレイ17には、空間フ
ィルタとして特定の参照パタ−ンのフ−リエ変換像が、
メモリ22に書き込まれたデ−タが入力信号となり第2
の液晶ディスプレイ17の各絵素毎に透過率を空間的に
変調することで、フ−リエ変換計算機ホログラムの形で
表示される。従って、第1の液晶ディスプレイ11上に
表示された対象物体の入力像を第1のレンズ14と第2
のレンズ16とにより光学的に変換したフ−リエ変換像
と、特定の参照パタ−ンに対して予め計算されたフ−リ
エ変換像が第2の液晶ディスプレイ17上で重畳され
る。また、この第2の液晶ディスプレイ17は第2のフ
−リエ変換光学系の前側焦点面に配置されているので、
対象物体と特定の参照パタ−ンの2つのフ−リエ変換像
が一致した時、すなわち両者が同一物体の時、第2のフ
−リエ変換光学系の後側焦点面に輝点が発生し、光検出
器28で検出される。このようにして、第2の液晶ディ
スプレイ17上に表示された計算機ホログラムによる光
学的フィルタが、マッチトフィルタとして作用する光学
的画像処理が実行される。以上のように、本実施例にお
いて、アフォ−カルな第1のレンズ14と、フォ−カル
な第2のレンズ16との間に第1のミラ−15を配置し
て第1のフ−リエ変換光学系を構成し、さらに、アフォ
−カルな第3のレンズ18と、フォ−カルな第4のレン
ズ20との間に第1のミラ−19を配置して第2のフ−
リエ変換光学系を構成することで、アフォ−カル系中に
折返し光学系を構成することが可能となる。このよう
に、アフォ−カル系中に折返しを設けることはフォ−カ
ル系中に折返しを設ける場合と比較して光学系の調整を
大きく容易にする。従って、例えば、3次元的な折返し
をフ−リエ変換光学系の途中に容易に設ける事ができ、
従来と比較して光情報処理装置の小型化を図る事ができ
る。なお、本発明の請求項2記載のフ−リエ変換レンズ
の一実施例において、アフォ−カル群とフォ−カル群と
の間に配置する屈折率が1より大きい媒質を平行平板で
構成したが、例えばシリコンオイル等の媒質を用いるこ
とも可能である。
【発明の効果】以上のように本願の請求項1記載のフ−
リエ変換レンズは、物体側から順に前群が正、中群が
負、後群が正のパワ−配置を持つように配置すること
で、前側焦点面と後側焦点面間の距離をその焦点距離の
2倍より短くすることができる。従って、このフ−リエ
変換レンズを用いることで、第1の空間光変調素子と第
2の空間光変調素子間の距離を短縮でき、光情報処理装
置の光路長短縮を実現できる。また、本願の請求項2記
載のフ−リエ変換レンズは、物体側から順に前群が正、
中群が負、後群が正のパワ−配置を持つように配置し、
前群と中群とでアフォ−カル群を構成し、このアフォ−
カル群とフォ−カルな後群との間に屈折率が1より大き
な媒質を配することでレンズ長を短縮できる。従って、
このフ−リエ変換レンズを用いることで、光情報処理装
置の光路長短縮を実現できる。また、本願の請求項3記
載の光情報処理装置は、アフォ−カルな第1のレンズ
と、フォ−カルな第2のレンズとの間にミラ−を配置し
てフ−リエ変換光学系を構成することで、折返しをフ−
リエ変換光学系の途中に設けることが可能となり、光情
報処理装置の小型化を図る事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の請求項1記載のフ−リエ変換レンズの一
実施例の構成を示す断面図。
【図2】フ−リエ変換光学系に於ける瞳の結像と物体の
結像の説明図。
【図3】(a)は、同実施例の物体の結像に関する球面
収差を示す特性図。 (b)は、同実施例の物体の結像に関する非点収差を示
す特性図。
【図4】(a)は、同実施例の瞳の結像に関する球面収
差を示す特性図。 (b)は、同実施例の瞳の結像に関する非点収差を示す
特性図。
【図5】本願の請求項2記載のフ−リエ変換レンズの一
実施例の構成を示す断面図。
【図6】本願の請求項3記載の光情報処理装置の一実施
例の構成図。
【図7】本願の請求項3記載の光情報処理装置の一実施
例におけるフ−リエ変換光学系の構成図。
【図8】従来の光情報処理装置の概略図。
【符号の説明】
G1 正パワ−の前群 G2 負パワ−の中群 G3 正パワ−の後群 3 平行平板 11 第1の液晶ディスプレイ 12 半導体レ−ザ 14 第1のレンズ 15 第1のミラ− 16 第2のレンズ 17 第2の液晶ディスプレイ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側から順に前群が正、中群が負、後
    群が正のパワ−配置を持つように配置し、前側焦点面と
    後側焦点面間の距離をその焦点距離の2倍より短くなる
    よう構成した事を特徴とするフ−リエ変換レンズ。
  2. 【請求項2】 物体側から順に前群が正、中群が負、後
    群が正のパワ−配置を持つように配置し、前記前群と前
    記中群とでアフォ−カル群を構成し、かつ、前記アフォ
    −カル群と前記フォ−カルな後群との間に屈折率が1よ
    り大きな媒質を配した事を特徴とするフ−リエ変換レン
    ズ。
  3. 【請求項3】 アフォ−カルな第1のレンズと、フォ−
    カルな第2のレンズと、入力像を表示する第1の空間光
    変調素子と、計算機ホログラムあるいは空間フィルタを
    表示する第2の空間光変調素子とを備え、かつ、前記第
    1のレンズと前記第2のレンズの間に反射鏡を配置しフ
    −リエ変換光学系を構成し、かつ、前記フ−リエ変換光
    学系の前側焦点面に前記第1の空間光変調素子を配置す
    るとともに、前記フ−リエ変換光学系の後側焦点面に前
    記第2の空間光変調素子を配置したことを特徴とする光
    情報処理装置。
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