JPH0585385A - 四輪操舵車の後輪操舵制御装置 - Google Patents
四輪操舵車の後輪操舵制御装置Info
- Publication number
- JPH0585385A JPH0585385A JP24563691A JP24563691A JPH0585385A JP H0585385 A JPH0585385 A JP H0585385A JP 24563691 A JP24563691 A JP 24563691A JP 24563691 A JP24563691 A JP 24563691A JP H0585385 A JPH0585385 A JP H0585385A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steering
- yaw rate
- wheel steering
- gain
- vehicle
- Prior art date
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- Granted
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- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヨーレートをフィードバックして後輪の操舵
を制御する四輪操舵車において、急操舵時の車両の回頭
性及び走行安定性を良好にする。 【構成】 マイクロコンピュータ55は、ハンドル操舵
角センサ51、車速センサ52及びヨーレートセンサ5
3からの検出信号に基づくハンドル操舵速度dθ/dt、車
速V及びヨーレートωy に応じ、後輪操舵機構Bを制御
して、左右後輪RW1,RW2をヨーレートωyを抑制
する方向に目標後輪操舵角θr*=K3,K2・K1・ωyまで
操舵する。係数K1は車速Vの増加にしたがって大きく
なり、中高速走行時の車両の走行安定性を良好にする。
係数K2 はハンドル操舵速度dθ/dtの大きいとき小さく
なり、急操舵時の車両の回頭性を良好にする。係数K3
はヨーレートωy の大きいとき大きくなり、前記回頭性
の確保のための車両の走行安定性の悪化を防止する。
を制御する四輪操舵車において、急操舵時の車両の回頭
性及び走行安定性を良好にする。 【構成】 マイクロコンピュータ55は、ハンドル操舵
角センサ51、車速センサ52及びヨーレートセンサ5
3からの検出信号に基づくハンドル操舵速度dθ/dt、車
速V及びヨーレートωy に応じ、後輪操舵機構Bを制御
して、左右後輪RW1,RW2をヨーレートωyを抑制
する方向に目標後輪操舵角θr*=K3,K2・K1・ωyまで
操舵する。係数K1は車速Vの増加にしたがって大きく
なり、中高速走行時の車両の走行安定性を良好にする。
係数K2 はハンドル操舵速度dθ/dtの大きいとき小さく
なり、急操舵時の車両の回頭性を良好にする。係数K3
はヨーレートωy の大きいとき大きくなり、前記回頭性
の確保のための車両の走行安定性の悪化を防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体のヨーレートに応
じて後輪を操舵制御する四輪操舵車の後輪操舵制御装置
に関する。
じて後輪を操舵制御する四輪操舵車の後輪操舵制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は、例えば特開平3
−164374号公報に示されているように、車体のヨ
ーレートをヨーレート検出手段により検出するととも
に、同検出ヨーレートを後輪操舵機構にフィードバック
して、ヨーレートを抑制する方向に同ヨーレートの大き
さに比例して後輪を操舵制御する四輪操舵車の後輪操舵
制御装置において、操舵ハンドルの操舵速度を検出する
操舵速度検出手段を設け、この検出操舵速度が大きいと
き同操舵速度が小さいときに比べて前記フィードバック
制御手段によるゲインを小さく補正して、中高速走行時
にレーンチェンジ、緊急回避などのために操舵ハンドル
が急操舵された場合に、車両の回頭性を良好にするよう
にしている。
−164374号公報に示されているように、車体のヨ
ーレートをヨーレート検出手段により検出するととも
に、同検出ヨーレートを後輪操舵機構にフィードバック
して、ヨーレートを抑制する方向に同ヨーレートの大き
さに比例して後輪を操舵制御する四輪操舵車の後輪操舵
制御装置において、操舵ハンドルの操舵速度を検出する
操舵速度検出手段を設け、この検出操舵速度が大きいと
き同操舵速度が小さいときに比べて前記フィードバック
制御手段によるゲインを小さく補正して、中高速走行時
にレーンチェンジ、緊急回避などのために操舵ハンドル
が急操舵された場合に、車両の回頭性を良好にするよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置にあっては、車両の回頭性は良好になるものの、操舵
速度が大きくなったときヨーレートのフィードバックゲ
インを下げたために、操舵ハンドルの操舵後に引き続い
て起こる車体のヨーレートの上昇により、車両の走行安
定性が充分良好に制御されない場合がある。本発明は上
記問題に対処するためになされたもので、その目的は、
前記良好な車両の回頭性を保持しながら、前記車両の走
行安定性をも良好に保つようにした四輪操舵車の後輪操
舵制御装置を提供することにある。
置にあっては、車両の回頭性は良好になるものの、操舵
速度が大きくなったときヨーレートのフィードバックゲ
インを下げたために、操舵ハンドルの操舵後に引き続い
て起こる車体のヨーレートの上昇により、車両の走行安
定性が充分良好に制御されない場合がある。本発明は上
記問題に対処するためになされたもので、その目的は、
前記良好な車両の回頭性を保持しながら、前記車両の走
行安定性をも良好に保つようにした四輪操舵車の後輪操
舵制御装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の構成上の特徴は、後輪を操舵する後輪操舵
機構を電気的に制御する制御装置であって、車体のヨー
レートを検出するヨーレート検出手段と、前記検出され
たヨーレートを後輪操舵機構にフィードバックして同ヨ
ーレートを抑制する方向に同ヨーレートの大きさに比例
して後輪を操舵制御するフィードバック制御手段と、操
舵ハンドルの操舵速度を検出する操舵速度検出手段と、
前記検出された操舵速度が大きいとき同操舵速度が小さ
いときに比べて前記フィードバック制御手段によるゲイ
ンを小さく補正する第1のゲイン補正手段とを備えた四
輪操舵車の後輪操舵制御装置において、前記検出された
ヨーレートが大きいとき同ヨーレートが小さいときに比
べてフィードバック制御手段によるゲインを大きく補正
する第2のゲイン補正手段を設けたことにある。
に、本発明の構成上の特徴は、後輪を操舵する後輪操舵
機構を電気的に制御する制御装置であって、車体のヨー
レートを検出するヨーレート検出手段と、前記検出され
たヨーレートを後輪操舵機構にフィードバックして同ヨ
ーレートを抑制する方向に同ヨーレートの大きさに比例
して後輪を操舵制御するフィードバック制御手段と、操
舵ハンドルの操舵速度を検出する操舵速度検出手段と、
前記検出された操舵速度が大きいとき同操舵速度が小さ
いときに比べて前記フィードバック制御手段によるゲイ
ンを小さく補正する第1のゲイン補正手段とを備えた四
輪操舵車の後輪操舵制御装置において、前記検出された
ヨーレートが大きいとき同ヨーレートが小さいときに比
べてフィードバック制御手段によるゲインを大きく補正
する第2のゲイン補正手段を設けたことにある。
【0005】
【作用】上記のように構成した本発明においては、中高
速走行時にレーンチェンジ、緊急回避などのために操舵
ハンドルが急操舵され、図6に示すように、まず操舵ハ
ンドルの操舵速度dθ/dtが大きくなると、第1のゲイン
補正手段がフィードバック制御手段によるゲインを小さ
く補正するので、上記従来装置と同様に、ヨーレートを
抑制する方向に操舵される後輪の操舵量が少なくなり、
車両の回頭性が良好になる。一方、この操舵ハンドルの
急操舵により、図6に示すように、ひき続いて、車体に
は大きなヨーレートωy が発生し、第2のゲイン補正手
段がフィードバック制御手段によるゲインを大きく補正
するので、ヨーレートを抑制する方向に操舵される後輪
の操舵量が多くなり、車両の走行安定性が良好となる。
速走行時にレーンチェンジ、緊急回避などのために操舵
ハンドルが急操舵され、図6に示すように、まず操舵ハ
ンドルの操舵速度dθ/dtが大きくなると、第1のゲイン
補正手段がフィードバック制御手段によるゲインを小さ
く補正するので、上記従来装置と同様に、ヨーレートを
抑制する方向に操舵される後輪の操舵量が少なくなり、
車両の回頭性が良好になる。一方、この操舵ハンドルの
急操舵により、図6に示すように、ひき続いて、車体に
は大きなヨーレートωy が発生し、第2のゲイン補正手
段がフィードバック制御手段によるゲインを大きく補正
するので、ヨーレートを抑制する方向に操舵される後輪
の操舵量が多くなり、車両の走行安定性が良好となる。
【0006】
【発明の効果】上記作用説明のように、本発明によれ
ば、中高速走行時にレーンチェンジ、緊急回避などのた
めに操舵ハンドルが急操舵されたとき、操舵ハンドルの
操舵に対するヨーレートの発生遅れを利用して、第1及
び第2のゲイン補正手段がフィードバック制御手段によ
るゲインを時間差をもって制御するので、車両の回頭性
を損うことなく、同時に車両の良好な走行安定性を確保
できる。
ば、中高速走行時にレーンチェンジ、緊急回避などのた
めに操舵ハンドルが急操舵されたとき、操舵ハンドルの
操舵に対するヨーレートの発生遅れを利用して、第1及
び第2のゲイン補正手段がフィードバック制御手段によ
るゲインを時間差をもって制御するので、車両の回頭性
を損うことなく、同時に車両の良好な走行安定性を確保
できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
すると、図1は同実施例に係る四輪操舵車の全体を概略
的に示している。この四輪操舵車は、左右前輪FW1,
FW2を操舵する前輪操舵機構Aと、左右後輪RW1,
RW2を操舵する後輪操舵機構Bと、同後輪操舵機構B
を電気的に制御する電気制御装置Cとを備えている。
すると、図1は同実施例に係る四輪操舵車の全体を概略
的に示している。この四輪操舵車は、左右前輪FW1,
FW2を操舵する前輪操舵機構Aと、左右後輪RW1,
RW2を操舵する後輪操舵機構Bと、同後輪操舵機構B
を電気的に制御する電気制御装置Cとを備えている。
【0008】前輪操舵機構Aは操舵ハンドル11を有し
ており、この操舵ハンドル11は操舵軸12を介してピ
ニオンギヤ13に接続されている。このピニオンギヤ1
3はラックバー14と噛合し、操舵ハンドル11の回転
運動をラックバー14の往復運動に変換して伝達するも
のである。ラックバー14の両端には左右タイロッド1
5a,15b及び左右ナックルアーム16a,16bを
介して左右前輪FW1,FW2が操舵可能に連結されて
おり、同バー14は操舵ハンドル11の回動による軸方
向の変位に応じて左右前輪FW1,FW2を操舵する。
操舵軸12の中間には四方弁からなる制御バルブ17が
組付けられており、同バルブ17は、操舵軸12に作用
する操舵トルクに応じて、エンジン18により駆動され
る油圧ポンプ21からの作動油をパワーシリンダ22の
一方の油室へ供給するとともに、同シリンダ22の他方
の油室内の作動油をリザーバ23へ排出するように機能
する。パワーシリンダ22は、前記作動油の給排に応じ
てラックバー14を軸方向に駆動することにより、前記
左右前輪FW1,FW2の操舵を助勢する。
ており、この操舵ハンドル11は操舵軸12を介してピ
ニオンギヤ13に接続されている。このピニオンギヤ1
3はラックバー14と噛合し、操舵ハンドル11の回転
運動をラックバー14の往復運動に変換して伝達するも
のである。ラックバー14の両端には左右タイロッド1
5a,15b及び左右ナックルアーム16a,16bを
介して左右前輪FW1,FW2が操舵可能に連結されて
おり、同バー14は操舵ハンドル11の回動による軸方
向の変位に応じて左右前輪FW1,FW2を操舵する。
操舵軸12の中間には四方弁からなる制御バルブ17が
組付けられており、同バルブ17は、操舵軸12に作用
する操舵トルクに応じて、エンジン18により駆動され
る油圧ポンプ21からの作動油をパワーシリンダ22の
一方の油室へ供給するとともに、同シリンダ22の他方
の油室内の作動油をリザーバ23へ排出するように機能
する。パワーシリンダ22は、前記作動油の給排に応じ
てラックバー14を軸方向に駆動することにより、前記
左右前輪FW1,FW2の操舵を助勢する。
【0009】後輪操舵機構Bは上記ラックバー14と同
様に軸方向に変位して左右後輪RW1,RW2を操舵す
るリレーロッド31を有する。リレーロッド31の両端
には、前記前輪操舵機構Aの場合と同様に、左右タイロ
ッド32a,32b及び左右ナックルアーム33a,3
3bを介して左右後輪RW1,RW2が操舵可能に連結
されている。リレーロッド31は車体に支持されたハウ
ジング34により軸方向に変位可能に支持され、同ハウ
ジング34内にはパワーシリンダ35が形成されてい
る。パワーシリンダ35は作動油の給排に応じてリレー
ロッド31を軸方向へ駆動するもので、同シリンダ35
はリレーロッド31に固定されたピストン35aにより
左右油室35b,35cに区画されている。これらの左
右油室35b,35c内にはスプリング36a,36b
がプレロードを付与された状態でリレーロッド31を貫
通させるようにして組み込まれており、同スプリング3
6a,36bはそれらの弾撥力によりリレーロッド31
を中立位置に付勢している。
様に軸方向に変位して左右後輪RW1,RW2を操舵す
るリレーロッド31を有する。リレーロッド31の両端
には、前記前輪操舵機構Aの場合と同様に、左右タイロ
ッド32a,32b及び左右ナックルアーム33a,3
3bを介して左右後輪RW1,RW2が操舵可能に連結
されている。リレーロッド31は車体に支持されたハウ
ジング34により軸方向に変位可能に支持され、同ハウ
ジング34内にはパワーシリンダ35が形成されてい
る。パワーシリンダ35は作動油の給排に応じてリレー
ロッド31を軸方向へ駆動するもので、同シリンダ35
はリレーロッド31に固定されたピストン35aにより
左右油室35b,35cに区画されている。これらの左
右油室35b,35c内にはスプリング36a,36b
がプレロードを付与された状態でリレーロッド31を貫
通させるようにして組み込まれており、同スプリング3
6a,36bはそれらの弾撥力によりリレーロッド31
を中立位置に付勢している。
【0010】また、ハウジング34内には、パワーシリ
ンダ35とともに油圧倣い機構を構成するスプールバル
ブ37が組み込まれている。このスプールバルブ37は
ハウジング34内に軸方向に液密的かつ摺動可能に収容
されたバルブスリーブ37aと、ハウジング34に固定
されたバルブスプール37bとからなり、バルブスリー
ブ37aの図示左方向への変位に応じて、エンジン18
により駆動される油圧ポンプ38からの作動油をパワー
シリンダ35の左油室35bへ供給するとともに、同シ
リンダ35の右油室35c内の作動油をリザーバ23へ
排出する。また、バルブスリーブ37aが図示右方向へ
変位すると、スプールバルブ37は油圧ポンプ38から
の作動油をパワーシリンダ35の右油室35cへ供給す
るとともに、同シリンダ35の左油室35b内の作動油
をリザーバ23へ排出する。
ンダ35とともに油圧倣い機構を構成するスプールバル
ブ37が組み込まれている。このスプールバルブ37は
ハウジング34内に軸方向に液密的かつ摺動可能に収容
されたバルブスリーブ37aと、ハウジング34に固定
されたバルブスプール37bとからなり、バルブスリー
ブ37aの図示左方向への変位に応じて、エンジン18
により駆動される油圧ポンプ38からの作動油をパワー
シリンダ35の左油室35bへ供給するとともに、同シ
リンダ35の右油室35c内の作動油をリザーバ23へ
排出する。また、バルブスリーブ37aが図示右方向へ
変位すると、スプールバルブ37は油圧ポンプ38から
の作動油をパワーシリンダ35の右油室35cへ供給す
るとともに、同シリンダ35の左油室35b内の作動油
をリザーバ23へ排出する。
【0011】バルブスリーブ37aの右端部には貫通孔
37a1が設けられており、同貫通孔37a1にはレバ
ー41が貫通されている。レバー41の中間部分には球
型の節状隆起部41aが設けられ、同レバー41は節状
隆起部41aの外周面にて貫通孔37a1の内周面に傾
動かつ摺動可能に係合している。また、レバー41の下
端部はピストン35aの外周上に設けた環状溝35a1
内に回動可能かつ上下方向に摺動可能に嵌合され、同レ
バー41の上端部はピン42に回動可能に接続されてい
る。
37a1が設けられており、同貫通孔37a1にはレバ
ー41が貫通されている。レバー41の中間部分には球
型の節状隆起部41aが設けられ、同レバー41は節状
隆起部41aの外周面にて貫通孔37a1の内周面に傾
動かつ摺動可能に係合している。また、レバー41の下
端部はピストン35aの外周上に設けた環状溝35a1
内に回動可能かつ上下方向に摺動可能に嵌合され、同レ
バー41の上端部はピン42に回動可能に接続されてい
る。
【0012】ピン42の両端部は、ハウジング34に設
けた支持孔34a,34b内に進退可能かつ回転不能に
侵入している。また、ピン42の外周上にはラック歯4
2aが形成され、同ラック歯42aにはステップモータ
43の回転軸に固定されたウォーム44が噛合してい
る。この場合、ステップモータ43が正(又は負)の方
向に回転するとピン42は右方向(又は左方向)に変位
するようになっている。
けた支持孔34a,34b内に進退可能かつ回転不能に
侵入している。また、ピン42の外周上にはラック歯4
2aが形成され、同ラック歯42aにはステップモータ
43の回転軸に固定されたウォーム44が噛合してい
る。この場合、ステップモータ43が正(又は負)の方
向に回転するとピン42は右方向(又は左方向)に変位
するようになっている。
【0013】電気制御装置Cは、ハンドル操舵角センサ
51、車速センサ52、ヨーレートセンサ53及び後輪
操舵角センサ54を備えている。ハンドル操舵角センサ
51は操舵軸12の回転角を測定することによってハン
ドル操舵角θを検出して、同操舵角θを表す検出信号を
出力する。車速センサ52は変速機(図示しない)の出
力軸の回転速度を測定することにより車速Vを検出し
て、同車速Vを表す検出信号を出力する。ヨーレートセ
ンサ53は車体の垂直軸回りの回転角速度すなわちヨー
レートωy を検出して、同ヨーレートωy を表す検出信
号を出力する。後輪操舵角センサ54はステップモータ
43の回転軸の回転角を測定することにより後輪操舵角
θr を検出して、同後輪操舵角θr を表す検出信号を出
力する。なお、ハンドル操舵角θ、ヨーレートωy及び
後輪操舵角θr は、それぞれ右回転方向を正とし、かつ
左回転方向を負とする。
51、車速センサ52、ヨーレートセンサ53及び後輪
操舵角センサ54を備えている。ハンドル操舵角センサ
51は操舵軸12の回転角を測定することによってハン
ドル操舵角θを検出して、同操舵角θを表す検出信号を
出力する。車速センサ52は変速機(図示しない)の出
力軸の回転速度を測定することにより車速Vを検出し
て、同車速Vを表す検出信号を出力する。ヨーレートセ
ンサ53は車体の垂直軸回りの回転角速度すなわちヨー
レートωy を検出して、同ヨーレートωy を表す検出信
号を出力する。後輪操舵角センサ54はステップモータ
43の回転軸の回転角を測定することにより後輪操舵角
θr を検出して、同後輪操舵角θr を表す検出信号を出
力する。なお、ハンドル操舵角θ、ヨーレートωy及び
後輪操舵角θr は、それぞれ右回転方向を正とし、かつ
左回転方向を負とする。
【0014】これらの各センサ51〜54はマイクロコ
ンピュータ55に接続されており、同コンピュータ55
はバス55aにそれぞれ接続されたROM55b、CP
U55c、RAM55d及びI/O55e(入出力イン
ターフェース)からなる。ROM55bは図2のフロー
チャートに対応したプログラムを記憶するとともに、係
数K1,K2,K3 をテーブルの形で記憶している。係数
K1 は、図3に示すように、車速Vが所定車速(約20
Km/h)以下のとき零であるとともに、車速Vがそれ
以上大きくなるにしたがって徐々に増加し、所定車速
(約120Km/h)以上で一定(例えば「0.0
7」)となるものである。係数K2 は、図4に示すよう
に、操舵ハンドル11の操舵速度dθ/dtの絶対値|dθ/
dt|が所定値(約0.5度/秒)以下のとき一定比率
(例えば「1.0」)であるとともに、同絶対値|dθ/
dt|がそれ以上大きくなるにしたがって徐々に減少し、
所定値(約2.0度/秒)以上で前記より小さな一定比
率(例えば「0.5」)に維持されるものである。係数
K3 は、図5に示すように、ヨーレートωy の絶対値|
ωy|が所定値(約15度/秒)以下のとき一定比率
(例えば「1.0」)であるとともに、同絶対値|ωy
|がそれ以上大きくなるにしたがって徐々に増加し、所
定値(約20度/秒)以上で前記より大きな一定比率
(例えば「1.5」)に維持されるものである。
ンピュータ55に接続されており、同コンピュータ55
はバス55aにそれぞれ接続されたROM55b、CP
U55c、RAM55d及びI/O55e(入出力イン
ターフェース)からなる。ROM55bは図2のフロー
チャートに対応したプログラムを記憶するとともに、係
数K1,K2,K3 をテーブルの形で記憶している。係数
K1 は、図3に示すように、車速Vが所定車速(約20
Km/h)以下のとき零であるとともに、車速Vがそれ
以上大きくなるにしたがって徐々に増加し、所定車速
(約120Km/h)以上で一定(例えば「0.0
7」)となるものである。係数K2 は、図4に示すよう
に、操舵ハンドル11の操舵速度dθ/dtの絶対値|dθ/
dt|が所定値(約0.5度/秒)以下のとき一定比率
(例えば「1.0」)であるとともに、同絶対値|dθ/
dt|がそれ以上大きくなるにしたがって徐々に減少し、
所定値(約2.0度/秒)以上で前記より小さな一定比
率(例えば「0.5」)に維持されるものである。係数
K3 は、図5に示すように、ヨーレートωy の絶対値|
ωy|が所定値(約15度/秒)以下のとき一定比率
(例えば「1.0」)であるとともに、同絶対値|ωy
|がそれ以上大きくなるにしたがって徐々に増加し、所
定値(約20度/秒)以上で前記より大きな一定比率
(例えば「1.5」)に維持されるものである。
【0015】CPU55cは、イグニッションスイッチ
(図示しない)の閉成から開成まで、前記プログラムを
繰り返し実行するもので、RAM55dは前記プログラ
ムの実行に必要な変数データを一時的に記憶するもので
ある。I/O55eは外部回路との信号の授受を行なう
もので、同I/O55eには前記各センサ51〜54が
接続されるとともに、駆動回路56が接続されている。
駆動回路56は、マイクロコンピュータ55からの回転
制御信号に応じたステップ数だけステップモータ43を
回転させるとともに、その後、同モータ43を前記回転
後の位置に維持するように制御するものである。
(図示しない)の閉成から開成まで、前記プログラムを
繰り返し実行するもので、RAM55dは前記プログラ
ムの実行に必要な変数データを一時的に記憶するもので
ある。I/O55eは外部回路との信号の授受を行なう
もので、同I/O55eには前記各センサ51〜54が
接続されるとともに、駆動回路56が接続されている。
駆動回路56は、マイクロコンピュータ55からの回転
制御信号に応じたステップ数だけステップモータ43を
回転させるとともに、その後、同モータ43を前記回転
後の位置に維持するように制御するものである。
【0016】次に、以上のように構成した実施例の動作
を説明する。イグニッションスイッチ(図示しない)が
閉成されると、CPU55cが図2のステップ100に
てプログラムの実行を開始して、ステップ101〜10
5からなる循環処理を実行する。この循環処理において
は、ステップ101にて各センサ51〜54からハンド
ル操舵角θ、車速V、ヨーレートωy 及び後輪操舵角θ
r をそれぞれ表す検出信号が読み込まれ、ステップ10
2にてハンドル操舵角θを微分することより操舵速度d
θ/dtが計算される。次に、ステップ103にて車速
V、操舵速度dθ/dtの絶対値|dθ/dt|及びヨーレート
ωyの絶対値|ωy|に基づいてROM55b内のテーブ
ルが参照されて、前記車速V及び両絶対値|dθ/dt|,
|ωy|に対応した各係数K1,K2,K3が導出され、ス
テップ104にて下記数1の演算の実行により目標後輪
操舵角θr*が計算される。
を説明する。イグニッションスイッチ(図示しない)が
閉成されると、CPU55cが図2のステップ100に
てプログラムの実行を開始して、ステップ101〜10
5からなる循環処理を実行する。この循環処理において
は、ステップ101にて各センサ51〜54からハンド
ル操舵角θ、車速V、ヨーレートωy 及び後輪操舵角θ
r をそれぞれ表す検出信号が読み込まれ、ステップ10
2にてハンドル操舵角θを微分することより操舵速度d
θ/dtが計算される。次に、ステップ103にて車速
V、操舵速度dθ/dtの絶対値|dθ/dt|及びヨーレート
ωyの絶対値|ωy|に基づいてROM55b内のテーブ
ルが参照されて、前記車速V及び両絶対値|dθ/dt|,
|ωy|に対応した各係数K1,K2,K3が導出され、ス
テップ104にて下記数1の演算の実行により目標後輪
操舵角θr*が計算される。
【0017】
【数1】θr*=K3・K2・K1・ωy この目標後輪操舵角θr*の算出後、ステップ105に
て、同目標後輪操舵角θr*から現在の後輪操舵角θr を
減算することにより、左右後輪RW1,RW2の操舵さ
れるべき操舵量θr*−θr が計算され、この操舵量θr*
−θr に対応したステップモータ43に対する回転制御
信号がI/O55eを介して駆動回路56へ出力され
る。
て、同目標後輪操舵角θr*から現在の後輪操舵角θr を
減算することにより、左右後輪RW1,RW2の操舵さ
れるべき操舵量θr*−θr が計算され、この操舵量θr*
−θr に対応したステップモータ43に対する回転制御
信号がI/O55eを介して駆動回路56へ出力され
る。
【0018】駆動回路56は前記回転制御信号に応じた
駆動パルスをステップモータ43に供給し、同モータ4
3は同駆動パルスに対応した量だけウォーム44を回転
させる。この場合、後輪操舵量θr*−θr に対応した前
記回転制御信号が正であれば、ステップモータ43は正
回転し、ピン42は右方向に変位して、レバー41の上
端部をその下端部を支点として右方向に変位させる。こ
れにより、バルブスリーブ37aは右方向に変位して、
油圧ポンプ38からの作動油はパワーシリンダ35の右
油室35cに供給されるとともに、同シリンダ35の左
油室35b内の作動油はリザーバ23に排出されるよう
になるので、リレーロッド31が左方向へ変位して左右
後輪RW1,RW2は右方向へ操舵される。一方、前記
リレーロッド31の左方向への変位により、レバー41
の下端部がその上端部を支点として左方向へ変位し、バ
ルブスリーブ37aは左方向へ変位するようになる。そ
して、バルブスリーブ37aが基準位置に復帰すると、
前記作動油の給排が停止し、リレーロッド31の前記左
方向への変位も停止するので、左右後輪RW1,RW2
は過去の状態から前記後輪操舵量θr*−θr に対応した
量だけ右方向へ操舵され、その操舵角θr は目標後輪操
舵角θr*に等しくなる。
駆動パルスをステップモータ43に供給し、同モータ4
3は同駆動パルスに対応した量だけウォーム44を回転
させる。この場合、後輪操舵量θr*−θr に対応した前
記回転制御信号が正であれば、ステップモータ43は正
回転し、ピン42は右方向に変位して、レバー41の上
端部をその下端部を支点として右方向に変位させる。こ
れにより、バルブスリーブ37aは右方向に変位して、
油圧ポンプ38からの作動油はパワーシリンダ35の右
油室35cに供給されるとともに、同シリンダ35の左
油室35b内の作動油はリザーバ23に排出されるよう
になるので、リレーロッド31が左方向へ変位して左右
後輪RW1,RW2は右方向へ操舵される。一方、前記
リレーロッド31の左方向への変位により、レバー41
の下端部がその上端部を支点として左方向へ変位し、バ
ルブスリーブ37aは左方向へ変位するようになる。そ
して、バルブスリーブ37aが基準位置に復帰すると、
前記作動油の給排が停止し、リレーロッド31の前記左
方向への変位も停止するので、左右後輪RW1,RW2
は過去の状態から前記後輪操舵量θr*−θr に対応した
量だけ右方向へ操舵され、その操舵角θr は目標後輪操
舵角θr*に等しくなる。
【0019】また、後輪操舵量θr*−θr に対応した前
記回転制御信号が負であれば、ステップモータ43は負
回転し、ピン42は左方向に変位するので、前記場合と
は逆に、左右後輪RW1,RW2は過去の状態から前記
後輪操舵量θr*−θr に対応した量だけ左方向へ操舵さ
れ、この場合も、その操舵角θr は目標後輪操舵角θr*
に等しくなる。
記回転制御信号が負であれば、ステップモータ43は負
回転し、ピン42は左方向に変位するので、前記場合と
は逆に、左右後輪RW1,RW2は過去の状態から前記
後輪操舵量θr*−θr に対応した量だけ左方向へ操舵さ
れ、この場合も、その操舵角θr は目標後輪操舵角θr*
に等しくなる。
【0020】このように左右後輪RW1,RW2が目標
後輪操舵角θr*(=K3・K2・K1・ωy )に操舵制御され
る結果、車体に右(又は左)回りすなわち正(又は負)
のヨーレートωy が発生すると、係数K1,K2,K3 は
常に零又は正であるので、同後輪RW1,RW2は中立
状態に保たれるか、右(又は左)方向すなわちヨーレー
トωy を抑制する方向に操舵され、その操舵角θr の大
きさはヨーレートωyの大きさに比例したものになる。
このことは、左右後輪RW1,RW2の操舵がヨーレー
トωy に応じてフィードバック制御されるとともに、同
制御のフィードバックゲインが係数K1,K2,K3 によ
り決定されることを意味する。
後輪操舵角θr*(=K3・K2・K1・ωy )に操舵制御され
る結果、車体に右(又は左)回りすなわち正(又は負)
のヨーレートωy が発生すると、係数K1,K2,K3 は
常に零又は正であるので、同後輪RW1,RW2は中立
状態に保たれるか、右(又は左)方向すなわちヨーレー
トωy を抑制する方向に操舵され、その操舵角θr の大
きさはヨーレートωyの大きさに比例したものになる。
このことは、左右後輪RW1,RW2の操舵がヨーレー
トωy に応じてフィードバック制御されるとともに、同
制御のフィードバックゲインが係数K1,K2,K3 によ
り決定されることを意味する。
【0021】今、車両が中高速で走行中、操舵ハンドル
11がそれほど大きくない速度で操舵されて車体にそれ
ほど大きくないヨーレートωy が発生すると、この場
合、係数K2,K3は共に「1.0」であるので、左右後
輪RW1,RW2の操舵は係数K1 のみにより決定され
るゲインでヨーレートωy に応じてフィードバック制御
される。一方、このフィードバックゲインとしての係数
K1 は車速Vの増加にしたがって徐々に増加する正の値
であるので、ヨーレートωy の大きさに比例する後輪操
舵角θr は車速Vの増加にしたがって大きくなり、車体
に発生するヨーレートがより大きく抑制され、中高速走
行時、特に高速走行時における車両の走行安定性が良好
になる。
11がそれほど大きくない速度で操舵されて車体にそれ
ほど大きくないヨーレートωy が発生すると、この場
合、係数K2,K3は共に「1.0」であるので、左右後
輪RW1,RW2の操舵は係数K1 のみにより決定され
るゲインでヨーレートωy に応じてフィードバック制御
される。一方、このフィードバックゲインとしての係数
K1 は車速Vの増加にしたがって徐々に増加する正の値
であるので、ヨーレートωy の大きさに比例する後輪操
舵角θr は車速Vの増加にしたがって大きくなり、車体
に発生するヨーレートがより大きく抑制され、中高速走
行時、特に高速走行時における車両の走行安定性が良好
になる。
【0022】一方、車両が中高速にて走行中に操舵ハン
ドル11がレーンチェンジ、緊急回避などのために速く
操舵されると、図6に示すように、まず操舵速度dθ/dt
の絶対値|dθ/dt|が大きくなるが、ヨーレートωyの
発生は遅れてその絶対値|ωy|は最初小さな値に保た
れる。これにより、係数K2 は「1.0」より小さく
なるが、係数K3 は「1.0」に保たれるので、ヨーレ
ートωy のフィードバックゲインは前記場合に比べて小
さくなって、後輪操舵角θr は小さくなる側に補正され
る。その結果、このような操舵ハンドル11の急操舵時
には、最初、車両の回頭性が良好になる。
ドル11がレーンチェンジ、緊急回避などのために速く
操舵されると、図6に示すように、まず操舵速度dθ/dt
の絶対値|dθ/dt|が大きくなるが、ヨーレートωyの
発生は遅れてその絶対値|ωy|は最初小さな値に保た
れる。これにより、係数K2 は「1.0」より小さく
なるが、係数K3 は「1.0」に保たれるので、ヨーレ
ートωy のフィードバックゲインは前記場合に比べて小
さくなって、後輪操舵角θr は小さくなる側に補正され
る。その結果、このような操舵ハンドル11の急操舵時
には、最初、車両の回頭性が良好になる。
【0023】また、この操舵ハンドル11の急操舵から
多少の時間が経過すると、図6に示すように、ヨーレー
トωyが発生してその絶対値|ωy|が大きくなる。これ
により、以前には「1.0」に保たれていた係数K3 が
「1.0」より大きくなって、ヨーレートωy のフィー
ドバックゲインは前記場合に比べて大きくなるので、前
記小さい側に補正されたフィードバックゲインが回復し
て、後輪操舵角θr は大きくなる側に補正される(時刻
t1を参照)。その結果、車体に発生したヨーレートωy
がより大きく抑制されるようになる。また、前記操舵速
度dθ/dtの絶対値|dθ/dt|が小さくなった後も、ヨー
レートωy の絶対値|ωy| が大きい間は、前記フィー
ドバックゲインは大きな値に保たれ、ヨーレートωy が
さらに大きく抑制されて、回頭性の重視により失った車
両の走行安定性が短時間で回復されて、車両の走行安定
性が良好となる。
多少の時間が経過すると、図6に示すように、ヨーレー
トωyが発生してその絶対値|ωy|が大きくなる。これ
により、以前には「1.0」に保たれていた係数K3 が
「1.0」より大きくなって、ヨーレートωy のフィー
ドバックゲインは前記場合に比べて大きくなるので、前
記小さい側に補正されたフィードバックゲインが回復し
て、後輪操舵角θr は大きくなる側に補正される(時刻
t1を参照)。その結果、車体に発生したヨーレートωy
がより大きく抑制されるようになる。また、前記操舵速
度dθ/dtの絶対値|dθ/dt|が小さくなった後も、ヨー
レートωy の絶対値|ωy| が大きい間は、前記フィー
ドバックゲインは大きな値に保たれ、ヨーレートωy が
さらに大きく抑制されて、回頭性の重視により失った車
両の走行安定性が短時間で回復されて、車両の走行安定
性が良好となる。
【図1】 本発明の一実施例を示す四輪操舵車の全体概
略図である。
略図である。
【図2】 図1のマイクロコンピュータにて実行される
プログラムを表すフローチャートである。
プログラムを表すフローチャートである。
【図3】 係数K1 の変化特性グラフである。
【図4】 係数K2 の変化特性グラフである。
【図5】 係数K3 の変化特性グラフである。
【図6】 急操舵時における操舵速度dθ/dt、ヨーレー
トωy 、係数K2,K3及び後輪操舵角θr の変化状態を
表すタイムチャートである。
トωy 、係数K2,K3及び後輪操舵角θr の変化状態を
表すタイムチャートである。
A…前輪操舵機構、B…後輪操舵機構、C…電気制御装
置、FW1,FW2…前輪、RW1,RW2…後輪、5
1…ハンドル操舵角センサ、52…車速センサ、53…
ヨーレートセンサ、54…後輪操舵角センサ、55…マ
イクロコンピュータ。
置、FW1,FW2…前輪、RW1,RW2…後輪、5
1…ハンドル操舵角センサ、52…車速センサ、53…
ヨーレートセンサ、54…後輪操舵角センサ、55…マ
イクロコンピュータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62D 137:00
Claims (1)
- 【請求項1】後輪を操舵する後輪操舵機構を電気的に制
御する制御装置であって、車体のヨーレートを検出する
ヨーレート検出手段と、前記検出されたヨーレートを前
記後輪操舵機構にフィードバックして同ヨーレートを抑
制する方向に同ヨーレートの大きさに比例して後輪を操
舵制御するフィードバック制御手段と、操舵ハンドルの
操舵速度を検出する操舵速度検出手段と、前記検出され
た操舵速度が大きいとき同操舵速度が小さいときに比べ
て前記フィードバック制御手段によるゲインを小さく補
正する第1のゲイン補正手段とを備えた四輪操舵車の後
輪操舵制御装置において、前記検出されたヨーレートが
大きいとき同ヨーレートが小さいときに比べて前記フィ
ードバック制御手段によるゲインを大きく補正する第2
のゲイン補正手段を設けたことを特徴とする四輪操舵車
の後輪操舵制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24563691A JP3006213B2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 四輪操舵車の後輪操舵制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24563691A JP3006213B2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 四輪操舵車の後輪操舵制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0585385A true JPH0585385A (ja) | 1993-04-06 |
JP3006213B2 JP3006213B2 (ja) | 2000-02-07 |
Family
ID=17136609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24563691A Expired - Fee Related JP3006213B2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 四輪操舵車の後輪操舵制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3006213B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1988009931A1 (en) * | 1987-06-08 | 1988-12-15 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Method of measuring depth of surface opening defects of a solid material by using ultrasonic waves |
JPH08156816A (ja) * | 1994-12-08 | 1996-06-18 | Nissan Motor Co Ltd | 車両のヨーイング運動量制御装置 |
KR20160045322A (ko) * | 2014-10-17 | 2016-04-27 | 현대모비스 주식회사 | 후륜 조향장치 및 그 제어방법 |
-
1991
- 1991-09-25 JP JP24563691A patent/JP3006213B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1988009931A1 (en) * | 1987-06-08 | 1988-12-15 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Method of measuring depth of surface opening defects of a solid material by using ultrasonic waves |
JPH08156816A (ja) * | 1994-12-08 | 1996-06-18 | Nissan Motor Co Ltd | 車両のヨーイング運動量制御装置 |
KR20160045322A (ko) * | 2014-10-17 | 2016-04-27 | 현대모비스 주식회사 | 후륜 조향장치 및 그 제어방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3006213B2 (ja) | 2000-02-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |