JPH0569165A - レーザ光併用tig溶接方法 - Google Patents
レーザ光併用tig溶接方法Info
- Publication number
- JPH0569165A JPH0569165A JP3227323A JP22732391A JPH0569165A JP H0569165 A JPH0569165 A JP H0569165A JP 3227323 A JP3227323 A JP 3227323A JP 22732391 A JP22732391 A JP 22732391A JP H0569165 A JPH0569165 A JP H0569165A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welding
- electrode
- tig
- laser beam
- hollow
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K26/00—Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
- B23K26/14—Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring using a fluid stream, e.g. a jet of gas, in conjunction with the laser beam; Nozzles therefor
- B23K26/1462—Nozzles; Features related to nozzles
- B23K26/1464—Supply to, or discharge from, nozzles of media, e.g. gas, powder, wire
- B23K26/147—Features outside the nozzle for feeding the fluid stream towards the workpiece
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K26/00—Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
- B23K26/346—Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring in combination with welding or cutting covered by groups B23K5/00 - B23K25/00, e.g. in combination with resistance welding
- B23K26/348—Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring in combination with welding or cutting covered by groups B23K5/00 - B23K25/00, e.g. in combination with resistance welding in combination with arc heating, e.g. TIG [tungsten inert gas], MIG [metal inert gas] or plasma welding
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arc Welding In General (AREA)
- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 溶加材の送給スペースを確保し溶接部の内部
欠陥の発生等を防止したレーザ光併用TIG溶接方法。 【構成】 レーザ溶接側は、レーザ光2を伝送する光フ
ァイバー3、集光レンズ5、その前方に同軸で配された
中空電極1の中空部とから構成されている。TIG溶接
側は中空電極1、電極取付ボデイ16とから構成されて
いる。光ファイバーはファイバー保護管6で保護され、
レンズハウジング4に取付けられ、光ファイバーと集光
レンズとレンズハウジングとで照射部を形成し、電極取
付ボディに挿入することにより、2つの溶接手段を同一
軸で1系統化させた。電極取付ボデイは溶接電源7から
給電線9を通してくる電流を受電し、中空電極に至らし
めて電極1と溶接母材23間にTIGアーク22を発生
させる。
欠陥の発生等を防止したレーザ光併用TIG溶接方法。 【構成】 レーザ溶接側は、レーザ光2を伝送する光フ
ァイバー3、集光レンズ5、その前方に同軸で配された
中空電極1の中空部とから構成されている。TIG溶接
側は中空電極1、電極取付ボデイ16とから構成されて
いる。光ファイバーはファイバー保護管6で保護され、
レンズハウジング4に取付けられ、光ファイバーと集光
レンズとレンズハウジングとで照射部を形成し、電極取
付ボディに挿入することにより、2つの溶接手段を同一
軸で1系統化させた。電極取付ボデイは溶接電源7から
給電線9を通してくる電流を受電し、中空電極に至らし
めて電極1と溶接母材23間にTIGアーク22を発生
させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種溶接構造物の溶接
に供されるレーザ光併用TIG溶接方法に関する。
に供されるレーザ光併用TIG溶接方法に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ光併用TIG溶接(以降、TIG
レーザ溶接と称する)としては、レーザ光2を集光レン
ズ5を介して集束し、溶接母材23のTIG溶接で表面
を溶かした部分(溶融池)24に照射して行う方法(図
5)や、集光レンズ5を介した集光レーザ光2を用いて
溶接母材23に溶融池24をつくり、これにTIGアー
ク22を付与する方法とが用いられている。(図6)図
中、8はアフターシールを行うためのガスシールドボッ
クスであり、20B はそのシールドガスを、21はTI
Gのシールドカップを、25は溶接方向をそれぞれ示
す。
レーザ溶接と称する)としては、レーザ光2を集光レン
ズ5を介して集束し、溶接母材23のTIG溶接で表面
を溶かした部分(溶融池)24に照射して行う方法(図
5)や、集光レンズ5を介した集光レーザ光2を用いて
溶接母材23に溶融池24をつくり、これにTIGアー
ク22を付与する方法とが用いられている。(図6)図
中、8はアフターシールを行うためのガスシールドボッ
クスであり、20B はそのシールドガスを、21はTI
Gのシールドカップを、25は溶接方向をそれぞれ示
す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のTIGレーザ溶
接方法の特徴は、レーザ溶接より広いTIG溶接のビー
ド幅を有し、且つTIG溶接より深いレーザ溶接の溶込
みを有することであり、厚板継手溶接等における溶着効
率を向上させる手法として採用されつつある。ところが
この方法には、レーザ光の光路およびTIGトーチのス
ペースを確保すると、溶接ワイヤ等の溶加材の送給スペ
ース確保が困難となる不具合があった。
接方法の特徴は、レーザ溶接より広いTIG溶接のビー
ド幅を有し、且つTIG溶接より深いレーザ溶接の溶込
みを有することであり、厚板継手溶接等における溶着効
率を向上させる手法として採用されつつある。ところが
この方法には、レーザ光の光路およびTIGトーチのス
ペースを確保すると、溶接ワイヤ等の溶加材の送給スペ
ース確保が困難となる不具合があった。
【0004】また、レーザ溶接には溶込み先端部にポロ
シティ等を内在する特有な欠陥がある一方、TIG溶接
にはアーク指向性を考慮して電極の先端を先細にしてあ
るため、大電流化にともなう過大なアーク力により溶融
池が乱れて内在欠陥の発生を招き易い欠陥があり、溶着
効率の向上を図ることも困難であった。本発明は上記状
況に鑑みなされたもので、溶加材の送給スペースを確保
すると共に溶接部の内在欠陥の発生等を防止したレーザ
光併用TIG溶接方法を提供することを目的とする。
シティ等を内在する特有な欠陥がある一方、TIG溶接
にはアーク指向性を考慮して電極の先端を先細にしてあ
るため、大電流化にともなう過大なアーク力により溶融
池が乱れて内在欠陥の発生を招き易い欠陥があり、溶着
効率の向上を図ることも困難であった。本発明は上記状
況に鑑みなされたもので、溶加材の送給スペースを確保
すると共に溶接部の内在欠陥の発生等を防止したレーザ
光併用TIG溶接方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明ではこの
課題を解決するために、TIGアークとレーザ光とを併
用して行う溶接方法であって、TIG溶接用の中空電極
との間でアークを発生させて母材に溶融池を形成させる
と共に、前記中空電極の中空部を通して前記溶融池の表
面にレーザ光を照射することを特徴とするレーザ光併用
TIG溶接方法を提案するものである。
課題を解決するために、TIGアークとレーザ光とを併
用して行う溶接方法であって、TIG溶接用の中空電極
との間でアークを発生させて母材に溶融池を形成させる
と共に、前記中空電極の中空部を通して前記溶融池の表
面にレーザ光を照射することを特徴とするレーザ光併用
TIG溶接方法を提案するものである。
【0006】
【作用】TIGアークとレーザ光とを同軸上に発生させ
ることにより溶加材の送給スペースが確保される一方、
大電流や高出力時において発生する内在欠陥もシールド
ガスと同種または異種の不活性ガス等のレンズ保護ガス
をコントロールすることによって広い範囲の溶接条件で
防止される。
ることにより溶加材の送給スペースが確保される一方、
大電流や高出力時において発生する内在欠陥もシールド
ガスと同種または異種の不活性ガス等のレンズ保護ガス
をコントロールすることによって広い範囲の溶接条件で
防止される。
【0007】
【実施例】 以下、本発明の一実施例を図面に基づき詳
細に説明する。尚、実施例の説明に当たっては、前述し
た従来の部材と同一の部材に同一の符号を付し、重複す
る説明を省略する。
細に説明する。尚、実施例の説明に当たっては、前述し
た従来の部材と同一の部材に同一の符号を付し、重複す
る説明を省略する。
【0008】図1には本発明の全体構成を要部断面によ
り示し、図2には本発明の主要部の拡大断面図である。
図3には大電流使用時に用いる中空電極1の形状を平面
視と半裁縦断面視により示し、図4には高速溶接に対応
するための中空電極1の形状を平面視と半裁縦断面視に
より示してある。
り示し、図2には本発明の主要部の拡大断面図である。
図3には大電流使用時に用いる中空電極1の形状を平面
視と半裁縦断面視により示し、図4には高速溶接に対応
するための中空電極1の形状を平面視と半裁縦断面視に
より示してある。
【0009】本実施例では、図2に示すように、レーザ
溶接側は、レーザ光2を伝送する光ファイバー3、光フ
ァイバー3から射出されたレーザ光2を集光する集光レ
ンズ5、その前方に同軸で配された中空電極1の中空部
1aとから構成されている。一方、TIG溶接側は、中
空電極1、中空電極1が取付けられる電極取付ボディ1
6とから構成されている。
溶接側は、レーザ光2を伝送する光ファイバー3、光フ
ァイバー3から射出されたレーザ光2を集光する集光レ
ンズ5、その前方に同軸で配された中空電極1の中空部
1aとから構成されている。一方、TIG溶接側は、中
空電極1、中空電極1が取付けられる電極取付ボディ1
6とから構成されている。
【0010】光ファイバー3は全体をファイバー保護管
6で保護されており、取付ネジによりレンズハウジング
4に取付けられる。射出側先端部はファイバ固定金具2
5により固定し、これを集光レンズ5を取付けたレンズ
ハウジング4の一端に挿入固定する。これにより光ファ
イバー3と集光レンズ5とレンズハウジング4からなる
照射部を形成し、中空電極1を取付けた電極取付ボディ
16に挿入する。これにより2つの溶接手段を同一軸に
おいて1系統化させた。また、電極取付ボディ16は溶
接電源7から給電線9を通して給電されてくる電流を受
電し、中空電極1に至らしめて電極1と溶接母材23間
にTIGアーク22を発生させる経路となる。尚、給電
線9は、取付ネジ10により電極取付ボディ16に固定
される。
6で保護されており、取付ネジによりレンズハウジング
4に取付けられる。射出側先端部はファイバ固定金具2
5により固定し、これを集光レンズ5を取付けたレンズ
ハウジング4の一端に挿入固定する。これにより光ファ
イバー3と集光レンズ5とレンズハウジング4からなる
照射部を形成し、中空電極1を取付けた電極取付ボディ
16に挿入する。これにより2つの溶接手段を同一軸に
おいて1系統化させた。また、電極取付ボディ16は溶
接電源7から給電線9を通して給電されてくる電流を受
電し、中空電極1に至らしめて電極1と溶接母材23間
にTIGアーク22を発生させる経路となる。尚、給電
線9は、取付ネジ10により電極取付ボディ16に固定
される。
【0011】更に詳述すると、光ファイバー3と集光レ
ンズ5とレンズハウジング4からなるレーザ光照射部を
内蔵した電極取付ボディ16は、その先端部がテーパー
形状となっており、上部に設けたネジ部により本体11
に挿入締め付けられる。本体11には、Oリング12で
密閉を保たせ、冷却水供給口および排出口15をもつ冷
却機構を有し、電極取付ボディ16およびレンズハウジ
ング4を冷却水19をもって冷却する。またレンズハウ
ジング4は、本体11の上部において電極取付ボディ1
6のネジ部でボディ取付ネジ18により固定させる。
ンズ5とレンズハウジング4からなるレーザ光照射部を
内蔵した電極取付ボディ16は、その先端部がテーパー
形状となっており、上部に設けたネジ部により本体11
に挿入締め付けられる。本体11には、Oリング12で
密閉を保たせ、冷却水供給口および排出口15をもつ冷
却機構を有し、電極取付ボディ16およびレンズハウジ
ング4を冷却水19をもって冷却する。またレンズハウ
ジング4は、本体11の上部において電極取付ボディ1
6のネジ部でボディ取付ネジ18により固定させる。
【0012】本体11の下部には、シールドガス供給口
15を備えたシールドボックス8にシールドガス20A
を細流化しシールド効果を向上すべく焼結合金板17を
取付けたシールド機構をネジにより固定させる。これら
を用い溶接母材23にレーザ光2を照射し、中空電極1
にてTIGアーク22を発生させ、電極取付ボディ16
に設けたレンズガス供給穴14を介して供給するレンズ
ガス20をコントロールすることにより健全で溶着効率
の高い安定した溶接を可能とし、溶接ワイヤ等の溶加材
の送給スペースの確保により適用範囲の向上をみた。
尚、本体11、ファイバー保護管3、ボディ取付ネジ1
8、保護管取付ネジ26は、絶縁性を考慮した材質とし
た。
15を備えたシールドボックス8にシールドガス20A
を細流化しシールド効果を向上すべく焼結合金板17を
取付けたシールド機構をネジにより固定させる。これら
を用い溶接母材23にレーザ光2を照射し、中空電極1
にてTIGアーク22を発生させ、電極取付ボディ16
に設けたレンズガス供給穴14を介して供給するレンズ
ガス20をコントロールすることにより健全で溶着効率
の高い安定した溶接を可能とし、溶接ワイヤ等の溶加材
の送給スペースの確保により適用範囲の向上をみた。
尚、本体11、ファイバー保護管3、ボディ取付ネジ1
8、保護管取付ネジ26は、絶縁性を考慮した材質とし
た。
【0013】本実施例では、レーザ光2の集束過程を中
空電極1の中空部1aを介して行なわせると共に溶接母
材23にTIGアーク22を発生させ、集束レーザ光2
を照射して同軸上においてTIGレーザ溶接を成立させ
ることにより、溶接ワイヤ等の溶加材の送給スペースを
確保することができた。また、中空電極1を用いてシー
ルドガス20A と同種または、異種の不活性ガス等のレ
ンズ保護ガス20をコントロールすることにより、大電
流や高出力時において発生する内在欠陥を広い範囲の溶
接条件で防止できるようになった。
空電極1の中空部1aを介して行なわせると共に溶接母
材23にTIGアーク22を発生させ、集束レーザ光2
を照射して同軸上においてTIGレーザ溶接を成立させ
ることにより、溶接ワイヤ等の溶加材の送給スペースを
確保することができた。また、中空電極1を用いてシー
ルドガス20A と同種または、異種の不活性ガス等のレ
ンズ保護ガス20をコントロールすることにより、大電
流や高出力時において発生する内在欠陥を広い範囲の溶
接条件で防止できるようになった。
【0014】本実施例では、従来のTIGレーザ溶接方
法で難を来たしていた溶接ワイヤ等の溶加材の送給スペ
ースの確保は、TIG用の電極に中空電極1を用い、こ
の中空電極1の中空部1aに、レーザ光2の集束過程の
光路を設けるように、その上方同軸に集光レンズ5とレ
ーザ光2を伝送する光ファイバー3を配して、TIG溶
接とレーザ溶接の2系統の溶接手段を同軸1系統にする
ことにより解決した。
法で難を来たしていた溶接ワイヤ等の溶加材の送給スペ
ースの確保は、TIG用の電極に中空電極1を用い、こ
の中空電極1の中空部1aに、レーザ光2の集束過程の
光路を設けるように、その上方同軸に集光レンズ5とレ
ーザ光2を伝送する光ファイバー3を配して、TIG溶
接とレーザ溶接の2系統の溶接手段を同軸1系統にする
ことにより解決した。
【0015】また、TIG溶接の大電流化による過大ア
ーク力がもたらす内在欠陥の発生は、中空電極1の中空
部1aのレーザ光2の集束光路内(集光レンズ5から中
空電極先端部まで)に、主に集光レンズ保護のために用
いるレンズガス20に集光レンズ5側を密閉し、中空電
極1の中空部1aに開放して、レンズガス20または、
それと異種の不活性ガス等を流し、これをコントロール
することにより中空電極1先端に発生させたアーク22
の広がりをコントロールし、適正なアーク力をもってこ
れを防止する。またこのレンズガス20のコントロール
をパルス的な強弱をつけることにより、溶融池24を攪
拌し、レーザ溶接特有な溶込み先端部のポロシティ等の
内在欠陥を浮上、拡散させ発生を激減させることができ
る。
ーク力がもたらす内在欠陥の発生は、中空電極1の中空
部1aのレーザ光2の集束光路内(集光レンズ5から中
空電極先端部まで)に、主に集光レンズ保護のために用
いるレンズガス20に集光レンズ5側を密閉し、中空電
極1の中空部1aに開放して、レンズガス20または、
それと異種の不活性ガス等を流し、これをコントロール
することにより中空電極1先端に発生させたアーク22
の広がりをコントロールし、適正なアーク力をもってこ
れを防止する。またこのレンズガス20のコントロール
をパルス的な強弱をつけることにより、溶融池24を攪
拌し、レーザ溶接特有な溶込み先端部のポロシティ等の
内在欠陥を浮上、拡散させ発生を激減させることができ
る。
【0016】一方、溶接速度の高速化による溶着効率の
向上を図る場合は、TIG溶接の陽極点が不安定になり
アーク22の乱れが生じるいわゆるアークワンダリング
をレーザのプラズマにより安定させることができるが、
これに加え中空電極1の先端を斜めにカットし(図4に
示す。)先端部にアーク22を集中させアークワンダリ
ング防止を行う。これら上述した手段をもって、溶接ワ
イヤ等の溶加材の送給スペースを確保し、健全で溶着効
率の高い安定した溶接が可能となった。
向上を図る場合は、TIG溶接の陽極点が不安定になり
アーク22の乱れが生じるいわゆるアークワンダリング
をレーザのプラズマにより安定させることができるが、
これに加え中空電極1の先端を斜めにカットし(図4に
示す。)先端部にアーク22を集中させアークワンダリ
ング防止を行う。これら上述した手段をもって、溶接ワ
イヤ等の溶加材の送給スペースを確保し、健全で溶着効
率の高い安定した溶接が可能となった。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、TIGレーザ溶接にお
いて溶接ワイヤ等の溶加材の送給スペースを、レーザ溶
接とTIG溶接との2つの溶接手段を同軸上に配するこ
とにより確保できる。TIG溶接の電極に中空電極を用
い、そのTIGアークをレンズガスのコントロールによ
りアーク力を適正にし、大電流化による内在欠陥の発生
を防止できる。また、レンズガスのパルス化により溶融
池を攪拌して、レーザ溶接の溶込み底部に生じるポロシ
ティ等の欠陥を浮上、拡散させ健全性を向上させ、且つ
高速化による安定化を中空電極の先端形状を斜にするこ
とにより図れる等の効果を奏する。
いて溶接ワイヤ等の溶加材の送給スペースを、レーザ溶
接とTIG溶接との2つの溶接手段を同軸上に配するこ
とにより確保できる。TIG溶接の電極に中空電極を用
い、そのTIGアークをレンズガスのコントロールによ
りアーク力を適正にし、大電流化による内在欠陥の発生
を防止できる。また、レンズガスのパルス化により溶融
池を攪拌して、レーザ溶接の溶込み底部に生じるポロシ
ティ等の欠陥を浮上、拡散させ健全性を向上させ、且つ
高速化による安定化を中空電極の先端形状を斜にするこ
とにより図れる等の効果を奏する。
【図1】本発明に係る溶接方法の第1実施例の全体を示
す側面図。
す側面図。
【図2】第1実施例の溶接トーチ部を示す断面図。
【図3】第1実施例の中空電極を示す平面図および半裁
縦断面図。
縦断面図。
【図4】第2実施例の中空電極を示す平面図および半裁
縦断面図。
縦断面図。
【図5】従来の溶接方法の一例を示す説明図である。
【図6】従来の溶接方法の一例を示す説明図である。
1 中空電極(電極) 1a 中空部 2 レーザ光 3 光ファイバー 4 レンズハウジング 5 集光レンズ 6 ファイバー保護管 7 溶接電源 8 シールドボックス 9 給電線 10 取付ネジ 11 本体 12 Oリング 13 冷却水口(給排) 14 レンズガス供給穴 15 シールドガス供給口 16 電極取付ボディ 17 焼結合金板 18 ボディ取付ネジ 19 冷却水 20 レンズガス 20A シールドガス 20B アフターシールドガス 21 シールドカップ 22 TIGアーク 23 溶接母材 24 溶融池 25 溶接方向
Claims (1)
- 【請求項1】 TIGアークとレーザ光とを併用して行
う溶接方法であって、TIG溶接用の中空電極との間で
アークを発生させて母材に溶融池を形成させると共に、
前記中空電極の中空部を通して前記溶融池の表面にレー
ザ光を照射することを特徴とするレーザ光併用TIG溶
接方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3227323A JPH0569165A (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | レーザ光併用tig溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3227323A JPH0569165A (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | レーザ光併用tig溶接方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0569165A true JPH0569165A (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=16859011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3227323A Withdrawn JPH0569165A (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | レーザ光併用tig溶接方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0569165A (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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