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JPH0555602A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

Info

Publication number
JPH0555602A
JPH0555602A JP3216896A JP21689691A JPH0555602A JP H0555602 A JPH0555602 A JP H0555602A JP 3216896 A JP3216896 A JP 3216896A JP 21689691 A JP21689691 A JP 21689691A JP H0555602 A JPH0555602 A JP H0555602A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate electrode
region
memory cell
insulating film
gate insulating
Prior art date
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Pending
Application number
JP3216896A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Shiba
和佳 志波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP3216896A priority Critical patent/JPH0555602A/ja
Publication of JPH0555602A publication Critical patent/JPH0555602A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】不揮発性記憶回路を備えた半導体集積回路装置
において、(1)信頼性を向上する。(2)集積度を向
上する。(3)周辺回路の設計を容易にできる。 【構成】メモリセルQが、半導体領域(拡散層)で形成
された制御ゲート電極4と、この制御ゲート電極4上、
チャネル形成領域上の夫々に同一のゲート絶縁膜5を介
在して配置された電荷蓄積ゲート電極6とを備えた電界
効果トランジスタで構成され、情報書込みをホットエレ
クトロン注入又はアバランシェ注入、情報消去をFNト
ンネル電流とする一括消去型EEPROMを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置に
関し、特に、電気的消去型不揮発性記憶回路(lectric
ally rasable rogrammable ead nly emory)
を搭載した半導体集積回路装置に適用して有効な技術に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロプロセッサは数〜数十[Kbyt
e]程度の比較的記憶容量が小さい記憶回路が搭載され
る。この記憶回路は内部機能のトリミング(プログラム
の変更)やPLD(rogrammable ogic evice)等
に使用される。記憶回路としては紫外線消去型不揮発性
記憶回路(rasable rogrammable ead nly em
ory)、EEPROMのいずれかが使用される。
【0003】この種のマイクロプロセッサに搭載される
EPROM又はEEPROMは、製造プロセスの工程数
の削減若しくは製造プロセスのコストの削減を主目的と
して、メモリセルが所謂単層ゲート構造で構成される。
【0004】単層ゲート構造を採用するEPROMは例
えば下記文献において報告されている。Extended Abs
tracts of the 18th (1986 International) Co
nference on Solid State Devices and Material
s,Tokyo,1986,pp.323−326。この文献に
記載されるEPROMは、チャネル形成領域の表面上、
このチャネル形成領域と別の領域に設けられた半導体領
域(拡散層)で形成される制御ゲート電極の表面上の夫
々にゲート絶縁膜を介在して電荷蓄積ゲート電極を備え
た電界効果トランジスタでメモリセルを構成する。チャ
ネル形成領域の表面上の電荷蓄積ゲート電極、制御ゲー
ト電極の表面上の電荷蓄積ゲート電極の夫々は、同一ゲ
ート材例えば多結晶珪素膜で形成され、一体に構成され
かつ電気的に接続される。つまり、EPROMのメモリ
セルは1トランジスタ型で構成される。
【0005】前記EPROMのメモリセルの情報書込み
は、前記メモリセルの電界効果トランジスタのチャネル
形成領域から電荷蓄積ゲート電極にホットエレクトロン
注入で電子を注入することにより行われる。また、情報
消去は紫外線照射により行われる。通常、EPROMは
OTP(One Time rogrammable:1回の書込みだけ
が行われる)として使用される。
【0006】一方、単層ゲート構造を採用するEEPR
OMは例えば下記文献において報告されている。IEE
E 1988 Custom Integrated Circuits Confere
nce4.2。この文献に記載されるEEPROMは、前述
のEPROMのメモリセルに類似した構造で構成され、
制御ゲート電極が半導体領域からなる電界効果トランジ
スタで構成される。このEEPROMのメモリセルは、
情報書込み、情報消去のいずれもFN(owler ordh
im)トンネル電流で行うので、電界効果トランジスタの
ドレイン形成領域のチャネル形成領域と分離した領域に
トンネル領域が確保され、電界効果トランジスタ(情報
保持部)とビット線との間に選択用MOSFETが配置
される。つまり、EEPROMのメモリセルは2トラン
ジスタ型で構成される。前記トンネル領域は、それ以外
のゲート絶縁膜の膜厚に比べて薄く形成された、トンネ
ル電流が流れるのに必要なトンネル酸化珪素膜が形成さ
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
EPROM、EEPROMの夫々は下記の点において配
慮がなされていない。
【0008】(1)前述のEPROMは、OTPとして
使用され、例えば、実装基板に実装した後(組立工程の
完了後)にリテンション評価等、EPROMの信頼性評
価ができず、不良品の選別ができないので、EPROM
の信頼性が低下する。
【0009】また、EPROMに書込まれたプログラム
に不良ビット(バグ)が発見された場合、このプログラ
ムの変更が行えないので、このEPROMは不良品とな
り、EPROMの歩留りが低下する。
【0010】(2)一方、前述のEEPROMは、情報
保持部としての電界効果トランジスタ及び選択用MOS
FETの2トランジスタ型でメモリセルが構成されるの
で、メモリセルの占有面積が増大し、EEPROMの集
積度が低下する。
【0011】さらに、前記EEPROMは、ドレイン領
域若しくはソース領域のチャネル形成領域から分離した
領域にトンネル領域が構成されるので、メモリセルの占
有面積が増大し、EEPROMの集積度が低下する。
【0012】(3)前記EEPROMのメモリセルは、
ビット線と情報保持部としての電界効果トランジスタと
の間に選択用MOSFETが配置されるので、この選択
用MOSFETのしきい値電圧に相当する分、情報書込
み動作時の書込み電圧に電圧降下が発生する。このた
め、高い書込み電圧が必要となり、周辺回路を高耐圧化
する等、設計が複雑になる。
【0013】本発明の目的は、下記のとおりである。
【0014】(1)単層ゲート構造でメモリセルが構成
される不揮発性記憶回路を備えた半導体集積回路装置に
おいて、前記不揮発性記憶回路のメモリセルの情報の書
き換えを可能とし、信頼性を向上する。
【0015】(2)前記目的(1)の半導体集積回路装
置において、集積度を向上する。
【0016】(3)前記目的(1)の半導体集積回路装
置において、前記不揮発性記憶回路の周辺回路の設計を
容易にする。
【0017】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
【0018】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば下
記のとおりである。
【0019】不揮発性記憶回路を搭載する半導体集積回
路装置において、前記不揮発性記憶回路のメモリセルの
電界効果トランジスタが、半導体基体の主面部のソース
領域、ドレイン領域及びチャネル形成領域と別の領域に
配置された半導体領域で形成される制御ゲート電極と、
前記チャネル形成領域の表面上、前記制御ゲート電極の
表面上の夫々にほぼ同等の膜厚で形成された第1ゲート
絶縁膜、第2ゲート絶縁膜の夫々と、前記第1ゲート絶
縁膜の表面上及び第2ゲート絶縁膜の表面上に設けられ
かつ一体に構成された電荷蓄積ゲート電極とを備え、前
記メモリセルへの情報書込み動作がチャネル形成領域か
ら電荷蓄積ゲート電極へのホットエレクトロン注入若し
くはエレクトロンのアバランシェ注入で行い、情報消去
動作が電荷蓄積ゲート電極からドレイン領域若しくはソ
ース領域へのエレクトロンのトンネル電流による引き抜
きで行う。つまり、前記不揮発性記憶回路は一括消去型
EEPROMで構成される。また、この一括消去型EE
PROMのメモリセルの電界効果トランジスタの第1ゲ
ート絶縁膜、第2ゲート絶縁膜の夫々はトンネル電流が
流れる8〜12[nm]程度の膜厚で形成される。
【0020】
【作用】上述した手段(1)によれば、下記の作用効果
が得られる。
【0021】(A)一括消去型EEPROMとし、メモ
リセルの情報書き換えを自由に行えるので、リテンショ
ン評価等、例えば実装基板に実装した後にEEPROM
の特性を評価し、不良品の選別ができ、EEPROMの
信頼性を向上できる。
【0022】(B)一括消去型EEPROMとし、選択
用MOSFETを廃止してメモリセルを1トランジスタ
型としたので、メモリセルの占有面積を縮小し、EEP
ROMの集積度を向上できる。
【0023】(C)メモリセルの電界効果トランジスタ
のドレイン領域若しくはソース領域のチャネル形成領域
に接した領域にトンネル領域が構成されるので、メモリ
セルの占有面積を縮小し、EEPROMの集積度を向上
できる。
【0024】(D)前記作用効果(B)に基づき、選択
用MOSFETを廃止し、そのしきい値電圧に相当する
分、情報書込み、情報消去の夫々の電源電圧を低くでき
るので、周辺回路の設計が容易になる。
【0025】(E)前記一括消去型EEPROMのメモ
リセルは1層ゲート構造としたので、EEPROMの製
造プロセスの工程数を削減できる。また、EEPROM
の製造コスト(製品コスト)を削減できる。
【0026】以下、本発明の構成について、一括消去型
EEPROMを備えた半導体集積回路装置に本発明を適
用した、一実施例とともに説明する。
【0027】なお、実施例を説明するための全図におい
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。
【0028】
【実施例】本発明の一実施例である半導体集積回路装置
に搭載された一括消去型EEPROMのメモリセルの構
造を図2(要部平面図)及び図1(図2のI−I切断線
で切った断面図)を使用し、簡単に説明する。
【0029】一括消去型EEPROMを搭載する半導体
集積回路装置は単結晶珪素からなるp- 型半導体基板1
を主体に構成される。
【0030】前記一括消去型EEPROMのメモリセル
Qは、素子分離絶縁膜(フィールド絶縁膜)2及びp型
チャネルストッパ領域3で周囲を囲まれ規定された活性
領域内において、p- 型半導体基板1(又はウエル領域
でもよい)の主面に構成される。つまり、メモリセルQ
は、チャネル形成領域(p- 型半導体基板1)、ゲート
絶縁膜5、電荷蓄積ゲート電極6、制御ゲート電極4、
ソース領域及びドレイン領域である一対のn+ 型半導体
領域7を主体に構成される。つまり、このメモリセルQ
は、基本的に電荷蓄積ゲート電極6を有する一個の電界
効果トランジスタで構成され、1トランジスタ型で構成
される。
【0031】前記制御ゲート電極4は、メモリセルQで
ある電界効果トランジスタのチャネル形成領域と別の領
域つまりチャネル形成領域からゲート幅方向に離隔した
位置において、p- 型半導体基板1の主面部に構成され
る。この制御ゲート電極4はn+ 型半導体領域で構成さ
れる。図2中、縦方向(ゲート長方向)に順次配列され
たメモリセルQの各々の制御ゲート電極4は、相互に一
体に構成されかつ電気的に接続され、ワード線を構成す
る。一括消去型EEPROMが2層配線構造又はそれ以
上の多層配線構造を採用する場合、後述するビット線は
第1層目配線層に形成されるので、第2層目配線層にワ
ード線の裏打ち配線(シャントワード線)を構成し、数
十ビット毎にワード線と裏打ち配線とを接続し、ワード
線の抵抗値を低減する。
【0032】電荷蓄積ゲート電極6は、前記チャネル形
成領域の表面上にゲート絶縁膜5を介在して配置される
とともに、前記制御ゲート電極4の表面上にゲート絶縁
膜5を介在して配置される。このチャネル形成領域の表
面上、制御ゲート電極4の表面上に夫々配置される電荷
蓄積ゲート電極6は相互に一体に構成されかつ電気的に
接続される。つまり、本実施例の一括消去型EEPRO
MのメモリセルQは単層ゲート構造(1層ゲート構造)
で構成される。電荷蓄積ゲート電極6は例えば多結晶珪
素膜で形成され、この多結晶珪素膜には抵抗値を低減す
るn型不純物が導入される。
【0033】前記チャネル形成領域と電荷蓄積ゲート電
極6との間のゲート絶縁膜5、制御ゲート電極4と電荷
蓄積ゲート電極6との間のゲート絶縁膜5の夫々は、同
一製造工程で形成され、実質的にほぼ同程度の膜厚で形
成される。このゲート絶縁膜5は、熱酸化法で形成され
た酸化珪素膜を主体に構成され、FNトンネル電流が流
れる程度の薄膜、例えば8〜12[nm]の膜厚で形成
される。
【0034】制御ゲート電極4と電荷蓄積ゲート電極6
との間のゲート絶縁膜5の膜厚は、カップリング容量比
を大きくする目的で、チャネル形成領域と電荷蓄積ゲー
ト電極6との間のゲート絶縁膜5の膜厚とほぼ同等に形
成される。情報書込み動作、情報消去動作の夫々におい
て、制御ゲート電極4と電荷蓄積ゲート電極6との間
は、チャネル形成領域と電荷蓄積ゲート電極6との間に
発生する電界強度に比べて電界強度を小さくし、FNト
ンネル電流の発生を防止する目的で、チャネル形成領域
と電荷蓄積ゲート電極6との間の対向面積に比べて大き
く構成される。
【0035】前記メモリセルQである電界効果トランジ
スタのドレイン領域に相当するn+型半導体領域7はビ
ット線(D)11に接続され、ソース領域に相当するn
+ 型半導体領域7はソース線(S)11に接続される。
ビット線11、ソース線11の夫々は層間絶縁膜8に形
成された接続孔9を通してn+ 型半導体領域7に接続さ
れる。ビット線11、ソース線11の夫々はアルミニウ
ム膜若しくはアルミニウム合金膜を主体とする単層構造
又は積層構造で構成される。アルミニウム合金膜はマイ
グレーション耐性を向上するCu、アロイスパイク耐性
を向上するSiの少なくともいずれかが添加されたアル
ミニウム膜で形成される。ビット線11とドレイン領域
に相当するn+ 型半導体領域7との間の接続、ソース線
11とソース領域に相当するn+ 型半導体領域7との間
の接続の夫々はn+ 型半導体領域10を介在して行われ
る。
【0036】次に、前述の一括消去型EEPROMのメ
モリセルQの情報書込み動作、情報消去動作、情報読出
し動作の夫々について、図3(電圧印加状態のモデル化
した断面図)を使用し、簡単に説明する。
【0037】〔情報書込み動作〕情報書込み動作は、図
3(A)に示すように、チャネルホットエレクトロン注
入又はエレクトロンのアバランシェ注入により行われ
る。つまり、メモリセルQは、制御ゲート電極4に書込
み高電圧VppCG、ドレイン領域(n+ 型半導体領域7)
に書込み高電圧VppD 、ソース領域に接地電圧の夫々を
印加し、ドレイン領域の近傍から電荷蓄積ゲート電極6
に電子を注入し、情報が書込まれる。書込み高電圧Vpp
CGは、例えば10〜15[V]程度であり、外部電源か
ら又は内部昇圧回路で発生して供給される。書込み高電
圧VppD は、例えば5〜10[V]程度であり、同様に
外部電源から又は内部昇圧回路で発生して供給される。
【0038】〔情報消去動作〕情報消去動作は、一括消
去方式又は単位ビット毎のブロック消去方式で行われ、
図3(C)又は図3(D)に示すように、FNトンネル
電流により行われる。
【0039】図3(C)に示すように、メモリセルQの
ソース領域側から消去を行う場合、メモリセルQは、制
御ゲート電極6、p- 型半導体基板1の夫々に接地電
圧、ドレイン領域をオープン、ソース領域に消去高電圧
VppS の夫々を印加し、電荷蓄積ゲート電極6からソー
ス領域にFNトンネル電流を流すことで情報消去が行わ
れる。消去高電圧VppS は、例えば10〜15[V]程
度であり、同様に外部電源から又は内部昇圧回路で発生
して供給される。ドレイン領域のオープンは、ソース領
域に消去高電圧VppS を印加した際に、ソース領域とド
レイン領域との間に発生するパンチスルーを防止する目
的で行われる。
【0040】メモリセルQのドレイン領域側から消去を
行う場合は、ソース側からの消去と同様に、図3(D)
に示すように行われる。
【0041】情報消去が行われたメモリセルQは0〜2
[V]程度のしきい値電圧に設定される。
【0042】〔情報読出し動作〕情報読出し動作は、図
3(B)に示すように、制御ゲート電極6に読出し電圧
CG、ドレイン領域に読出し電圧VD の夫々を印加し、
メモリセルQの情報を読出すことにより行われる。読出
し電圧VCGは例えば5[V]が供給され、読出し電圧V
Dはソフトライトを抑える目的で例えば1〜2[V]が
供給される。
【0043】メモリセルQの電界効果トランジスタの電
荷蓄積ゲート電極6に電子が蓄積されている場合、しき
い値電圧が高くなり、メモリセルQはオフ状態になる。
また、電荷蓄積ゲート電極6に電子が蓄積されていない
場合、しきい値電圧は低くなり、メモリセルQはオン状
態になる。
【0044】次に、前述の一括消去型EEPROMのメ
モリセルQの製造方法について、図4乃至図6(各製造
工程毎に示す要部断面図)を使用し、簡単に説明する。
【0045】まず、p- 型半導体基板1の非活性領域と
なる主面に素子分離絶縁膜2、p型チャネルストッパ領
域3の夫々を形成する。
【0046】次に、図4に示すように、メモリセルQの
制御ゲート電極4を形成する。制御ゲート電極4は、例
えば、フォトリソグラフィ技術で形成したマスク12を
使用し、n型不純物をイオン打込み装置でp- 型半導体
基板1の主面に導入することで形成する。
【0047】次に、図5に示すように、メモリセルQの
制御ゲート電極4の表面上、チャネル形成領域の表面上
の夫々にゲート絶縁膜5を形成する。ゲート絶縁膜5
は、熱酸化法で形成された酸化珪素膜で形成し、約10
[nm]の膜厚で形成する。
【0048】次に、制御ゲート電極4の表面上、チャネ
ル形成領域の表面上の夫々にゲート絶縁膜5を介在して
電荷蓄積ゲート電極6を形成する。この後、電荷蓄積ゲ
ート電極6を不純物導入マスクの主体として使用し、ソ
ース領域、ドレイン領域の夫々として使用される一対の
n+ 型半導体領域7を形成する。n+ 型半導体領域7
は、イオン打込み装置でn型不純物を導入することで形
成する。このn+ 型半導体領域7を形成することによ
り、メモリセルQが完成する。
【0049】次に、層間絶縁膜8、接続孔9、n+ 型半
導体領域10の夫々を順次形成し、この後、ビット線1
1及びソース線11を形成することにより、前述の図1
及び図2に示す一括消去型EEPROMは完成する。
【0050】このように、EEPROMを搭載する半導
体集積回路装置において、メモリセルQの電界効果トラ
ンジスタが、p- 型半導体基板1の主面部のソース領
域、ドレイン領域(n+ 型半導体領域7)及びチャネル
形成領域と別の領域に配置されたn+ 型半導体領域で形
成される制御ゲート電極4と、前記チャネル形成領域の
表面上、前記制御ゲート電極4の表面上の夫々にほぼ同
等の膜厚で形成されたゲート絶縁膜5と、このゲート絶
縁膜5の表面上に設けられた電荷蓄積ゲート電極6とを
備え、前記メモリセルQへの情報書込み動作がチャネル
形成領域から電荷蓄積ゲート電極6へのホットエレクト
ロン注入若しくはエレクトロンのアバランシェ注入で行
い、情報消去動作が電荷蓄積ゲート電極6からドレイン
領域若しくはソース領域へのエレクトロンのトンネル電
流による引き抜きで行い、一括消去型EEPROMとす
る。この構成により、下記の作用効果が得られる。
【0051】(A)一括消去型EEPROMとし、メモ
リセルQの情報書き換えを自由に行えるので、リテンシ
ョン評価等、例えば実装基板に実装した後にEEPRO
Mの特性を評価し、不良品の選別ができ、EEPROM
の信頼性を向上できる。
【0052】(B)一括消去型EEPROMとし、選択
用MOSFETを廃止してメモリセルQを1トランジス
タ型としたので、メモリセルQの占有面積を縮小し、E
EPROMの集積度を向上できる。
【0053】(C)メモリセルの電界効果トランジスタ
のドレイン領域若しくはソース領域のチャネル形成領域
に接した領域にトンネル領域が構成されるので、メモリ
セルの占有面積を縮小し、EEPROMの集積度を向上
できる。
【0054】(D)前記作用効果(B)に基づき、選択
用MOSFETを廃止し、そのしきい値電圧に相当する
分、情報書込み、情報消去の夫々の電源電圧を低くでき
るので、周辺回路の設計が容易になる。
【0055】(E)前記一括消去型EEPROMのメモ
リセルQは1層ゲート構造としたので、EEPROMの
製造プロセスの工程数を削減できる。また、EEPRO
Mの製造コスト(製品コスト)を削減できる。
【0056】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前
記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能であることは勿論であ
る。
【0057】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0058】(1)単層ゲート構造でメモリセルが構成
される不揮発性記憶回路を備えた半導体集積回路装置に
おいて、信頼性を向上できる。
【0059】(2)前記半導体集積回路装置において、
集積度を向上できる。
【0060】(3)前記半導体集積回路装置において、
前記不揮発性記憶回路の周辺回路の設計を容易にでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である一括消去型EEPR
OMの断面図。
【図2】 前記一括消去型EEPROMの平面図。
【図3】 前記一括消去型EEPROMのモデル化した
断面図。
【図4】 前記一括消去型EEPROMの第1製造工程
での断面図。
【図5】 第2製造工程での断面図。
【図6】 第3製造工程での断面図。
【符号の説明】
1…半導体基板、4…制御ゲート電極、5…ゲート絶縁
膜、6…電荷蓄積ゲート電極、7,10…半導体領域、
11…ビット線又はソース線、Q…メモリセル。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電荷蓄積ゲート電極及び制御ゲート電極
    を有する電界効果トランジスタでメモリセルが構成され
    る不揮発性記憶回路を搭載する半導体集積回路装置にお
    いて、前記不揮発性記憶回路のメモリセルの電界効果ト
    ランジスタが、半導体基体の主面部のソース領域、ドレ
    イン領域及びチャネル形成領域と別の領域に配置された
    半導体領域で形成される制御ゲート電極と、前記チャネ
    ル形成領域の表面上、前記制御ゲート電極の表面上の夫
    々にほぼ同等の膜厚で形成された第1ゲート絶縁膜、第
    2ゲート絶縁膜の夫々と、前記第1ゲート絶縁膜の表面
    上及び第2ゲート絶縁膜の表面上に設けられかつ一体に
    構成された電荷蓄積ゲート電極とを備え、前記メモリセ
    ルへの情報書込み動作がチャネル形成領域から電荷蓄積
    ゲート電極へのホットエレクトロン注入若しくはエレク
    トロンのアバランシェ注入で行われ、情報消去動作が電
    荷蓄積ゲート電極からドレイン領域若しくはソース領域
    へのエレクトロンのトンネル電流による引き抜きで行わ
    れることを特徴とする、電気的一括消去型不揮発性記憶
    回路を備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記電気的一括消去型不揮発性記憶回路
    のメモリセルの電界効果トランジスタの第1ゲート絶縁
    膜、第2ゲート絶縁膜の夫々は、トンネル電流が流れる
    8〜12[nm]程度の膜厚で形成されることを特徴と
    する請求項1に記載の半導体集積回路装置。
JP3216896A 1991-08-28 1991-08-28 半導体集積回路装置 Pending JPH0555602A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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