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JPH0552445U - 電磁弁の弁構造 - Google Patents

電磁弁の弁構造

Info

Publication number
JPH0552445U
JPH0552445U JP11036791U JP11036791U JPH0552445U JP H0552445 U JPH0552445 U JP H0552445U JP 11036791 U JP11036791 U JP 11036791U JP 11036791 U JP11036791 U JP 11036791U JP H0552445 U JPH0552445 U JP H0552445U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
valve
valve body
solenoid
joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11036791U
Other languages
English (en)
Inventor
晃 菅原
宏人 小原
Original Assignee
株式会社ミクニアデック
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ミクニアデック filed Critical 株式会社ミクニアデック
Priority to JP11036791U priority Critical patent/JPH0552445U/ja
Publication of JPH0552445U publication Critical patent/JPH0552445U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Lift Valve (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ソレノイドの消費電力を小さくし、また、流体
の漏洩を防止する。 【構成】プランジャ2の先端部に設けられた段差は接手
11の段差と係止し、弁体5に設けられた段差は接手1
1の段差と係止するようになっている。プランジャ2の
先端の球面2aは弁体5の上面に当接する。接手11と
プランジャ2との間に圧縮コイルばね12が配置されて
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電磁弁に関わり、特に、開弁に必要なソレノイド電流を小さくし、ま た、弁シートに弁体を隙間なく密着させる電磁弁の弁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電磁弁の構造の例を図4(a)および(b)に示す。図4(a)におい て、1はヨークでありプランジャ2とともに磁路を形成しており、プランジャと 同軸的にコイルを巻廻したソレノイド3が配置されている。
【0003】 ボディ4に形成された流体通路を外部と隔離するようにパイプ6が配置され、 パイプ6とヨーク1との隙間はOリング7で閉塞され、パイプ6とボディ4との 隙間はOリング8で閉塞されている。
【0004】 プランジャ2はパイプ6に案内されて上下動自在となっており、圧縮コイルば ね9により下方向に付勢されている。プランジャ2に嵌着された弾性体の弁体5 は、プランジャ2が下動したときにボディ4に設けられた弁シート4aの流体通 路を塞ぐ。流体は図示の矢印に示すように、ボディ4の入口から流入し、弁シー ト4aの開口部を通り下方に流出する。
【0005】 図4(b)に示す電磁弁ではプランジャ2の先端が円錐形に形成され弁体2a となっており、ボディ4と別体の弁シート10がボディ4に圧入されている。
【0006】 このような電磁弁の構造では、ソレノイド3に通電されていないときには、図 示のようにコイルばね9の弾力により弁体が弁シートに圧接されて流体流路が閉 じられる。ソレノイド3に通電されるとプランジャ2が磁束により吸引されて上 昇して、弁シートが流体流路を開く。
【0007】 しかしながら、弁シートが流体流路を開くときには、流体の圧力がプランジャ の動きを妨げるように作用し、プランジャに大きな力を加えなければならず、そ のときヨーク1とプランジャ2の距離は最大のδ1 となっている。
【0008】 このように、ヨーク1とプランジャ2の距離が離れているときに、磁束による 大きな吸引力を得るためにはソレノイドに大きい電流を流す必要があり、消費電 力が大きくなる。または、コイルの巻数を多くする必要があるため、大型化する という欠点があった。
【0009】 さらに、ヨーク1およびパイプ6とボディ4とが傾いて取付けられると、プラ ンジャ2と一体の弁体は弁シートに対して傾き、図5に示すように、弁体5と弁 シート4aとの間に隙間が生じて流体が漏洩するという問題があった。
【0010】 上記の消費電力が大きくなるという欠点を解決するために、特開平1−145 484号公報に提案された電磁弁の構造を図6に示す。この電磁弁では弾性体の 弁体5は弁棒5aに嵌着され、弁棒5aはプランジャ2に対して軸方向に摺動す るように取付けられ、圧縮コイルばね12がプランジャ2と弁棒5aの間に配置 されている。他の構成は図4に示すものと同様であり対応する部分には同一の符 号が付されている。
【0011】 図6(a)はソレノイド3に電流が流れていない状態を示しており、プランジ ャ2は圧縮コイルばね9の弾力により下方に押され弁棒の上面を押圧して弁体5 は、流体通路を閉じている。
【0012】 ソレノイド3に電流を流すとプランジャ2は圧縮コイルばね9の弾力に抗して 上方に吸引されるが弁体5は流体の圧力により弁シートに圧接されて動かないた め圧縮コイルばね12が圧縮される。その状態を図6(b)に示す。
【0013】 図6(b)は圧縮コイルばね12の弾力が増大するか、或いは全圧縮されて圧 縮方向の弾力が失われることによって弁体とプランジャとが係止され、弁体5を 流体の圧力に抗して持上げる直前の状態を示しており、弁体5が弁シートから離 れると、流体の圧力が小さくなり弁体5は図6(c)に示すように圧縮コイルば ね12により大きく持上げられて弁が完全に開かれる。
【0014】 この電磁弁では、プランジャがヨークから最大距離だけ離れているときは開弁 動作が行われず、そのために消費電力を小さくすることができる。しかしながら 圧縮コイルばねの弾力は流体の圧力に抗して弁体5を弁シートから離すものであ りその弾力を大きくする必要がある。プランジャはこのコイルばねの大きい弾力 に抗して吸引されなければならず、消費電力を十分に小さくすることができなか った。
【0015】 また、圧縮コイルばね12が全圧縮されて圧縮方向の弾力が失われることによ って弁体とプランジャとが係止されるようにすると、圧縮コイルばねの弾力を大 きくする必要がなくなるが、圧縮コイルばねが全圧縮状態で用いられるため、耐 久性が悪くなるという問題が発生する。
【0016】 さらに、プランジャの平面が弁棒の平面を押すためプランジャの傾きがそのま ま弁棒に伝えられ、上記流体の漏洩の問題は解決されなかった。
【0017】
【考案が解決しようとする問題点】
本考案は上記問題点を解決するためになされたもので、流体の漏洩が防止され 、しかも消費電力が小さくなる電磁弁の構造を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
この考案の電磁弁の構造は、ソレノイド電流のオンオフにより往復駆動される プランジャと弁シートの流体通路を開閉する弁体との夫々の段差を接手の段差に 係止させることによりプランジャと弁体とを引張方向に遊びを持たせて結合する とともにプランジャと接手との間に圧縮コイルばねを介在させ、弁シートの上面 がプランジャの先端に設けた凸面により押圧されるように構成したものである。
【0019】
【作用】
この考案の電磁弁によれば、プランジャは凸面により弁体を押すので、プラン ジャの傾きが弁体に伝えられず、弁体は弁シートに完全に密着されるので流体の 漏洩が防止される。
【0020】 さらに、プランジャと弁体とは遊びを持たせて結合されており、流体の圧力の ため最大抗力の生じる開弁時には遊びの分だけプランジャはヨークに近付き磁束 の吸引力が増大するので、ソレノイドの消費電力を小さくすることができる。
【0021】 また、プランジャと接手との間に介在する圧縮コイルばねは開弁後に弁体およ び接手を持上げるだけでよく、弾力を小さくすることができるので、その弾力に より必要とされる消費電力は小さい。
【0022】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。図1(a)は本考案の実施 例である電磁弁の構造を示す断面図である。図に示すように、プランジャ2の先 端部に設けられた段差は接手11の段差と係止し、弁体5に設けられた段差は接 手11の段差と係止するようになっている。
【0023】 プランジャ2の先端の球面2aは弁体5の上面に当接する。接手11とプラン ジャ2との間に圧縮コイルばね12が配置されている。他の構成は図4に示すも のと同様であり対応する部分には同一の符号が付されている。
【0024】 図はソレノイド3に電流が流れていない状態を示しており、プランジャ2は圧 縮コイルばね9の弾力により下動しており、弁体5はプランジャ2の球面2aに 押されて弁シート4aに圧接されている。このときヨーク1とプランジャ2の距 離はδ1 であり、接手11の段差とプランジャ2の段差との距離はδ2 である。
【0025】 図1(b)は他の実施例を示している。この実施例では、弁体5の先端は円錐 形となっており、ボディ4には弁シート10が圧入されている。
【0026】 次に、図2を参照して実施例の電磁弁の作用を説明する。図2(a)はプラン ジャが磁束に吸引されて上動し接手11の段差とプランジャ2の段差とが当接し た状態を示している。このときは弁体5はまだ弁シートに当接している。このと き、プランジャ2とヨーク1との距離はδ1 −δ2 であり、そり距離が小さいた め磁束の吸引力は大きくなり、プランジャ2は接手11を介して弁体5を容易に 持上げることができる。
【0027】 図2(b)はプランジャ2とヨーク1が当接した状態を示している。このとき 弁体5と弁シートの間にδ1 −δ2 の間隙が生じる。そのため流体の圧力は弁体 5に作用しなくなり、圧縮コイルばね12は接手11および弁体5を持上げて、 図2(c)に示すように、弁体5と弁シートとの間隙はδ1 となり十分な流路が 形成される。
【0028】 圧縮コイルばね12は流体の圧力が作用しないときに接手11および弁体5を 持上げるだけでよく、その弾力は小さく、プランジャ2を吸引するための消費電 力は小さくなる。
【0029】 また、弁体は最初にばねの弾力を介することなく、プランジャ2により持上げ られるので弁の開動作が確実である。
【0030】 図3はヨーク1およびパイプ6がボディ4に対して傾いた状態で取付けられた 場合を示している。この場合パイプ6に案内されるプランジャ2が傾いても、プ ランジャ2は凸面2aにより弁体5を押すので、プランジャ2の傾きが弁体5に 伝えられず、弁体5は弁シート4aに完全に密着される。
【0031】
【考案の効果】
以上、説明したように本考案の電磁弁の構造によれば、流体の漏洩が防止され 、しかも、ソレノイドの消費電力が小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本考案の実施例である電磁弁の構
造を示す断面図である。図1(b)は本考案の他の実施
例である電磁弁の構造を示す断面図である。
【図2】本考案の実施例である電磁弁の作用を示す断面
図である。
【図3】図3(a)は同電磁弁の特別な状態を示す断面
図、図3(b)は図3(a)の部分を拡大して示す図で
ある。
【図4】図4(a)は従来の電磁弁の例を示す断面図、
図4(b)は従来の電磁弁の他の例を示す断面図であ
る。
【図5】図5(a)は従来の電磁弁の特別な状態を示す
断面図、図5(b)は図5(a)の部分を拡大して示す
図である。
【図6】従来の電磁弁のさらに他の例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ヨーク 2 プランジャ 3 ソレノイド 4 ボディ 5 弁体 6 パイプ 7 Oリング 8 Oリング 9 圧縮コイルばね 10 弁シート 11 接手 12 圧縮コイルばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソレノイド電流のオンオフにより往復駆
    動されるプランジャと弁シートの流体通路を開閉する弁
    体との夫々の段差を接手の段差に係止させることにより
    プランジャと弁体とを引張方向に遊びを持たせて結合す
    るとともにプランジャと接手との間に圧縮コイルばねを
    介在させ、弁シートの上面がプランジャの先端に設けた
    凸面により押圧されるように構成した電磁弁の弁構造。
JP11036791U 1991-12-16 1991-12-16 電磁弁の弁構造 Pending JPH0552445U (ja)

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JP11036791U JPH0552445U (ja) 1991-12-16 1991-12-16 電磁弁の弁構造

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JP11036791U JPH0552445U (ja) 1991-12-16 1991-12-16 電磁弁の弁構造

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JPH0552445U true JPH0552445U (ja) 1993-07-13

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013111270A1 (ja) * 2012-01-24 2013-08-01 コフロック株式会社 電磁弁
JP2014518360A (ja) * 2011-06-15 2014-07-28 イートン コーポレーション ソレノイドバルブ及びソレノイドバルブの監視方法
JP2014169782A (ja) * 2013-02-05 2014-09-18 Denso Corp 高圧流体用弁装置
JP2015075120A (ja) * 2013-10-04 2015-04-20 愛三工業株式会社 電磁弁

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