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JPH05503960A - 優れたトレッド損耗/ヒステリシス性能を示すカーボンブラック - Google Patents

優れたトレッド損耗/ヒステリシス性能を示すカーボンブラック

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JPH05503960A
JPH05503960A JP3504484A JP50448491A JPH05503960A JP H05503960 A JPH05503960 A JP H05503960A JP 3504484 A JP3504484 A JP 3504484A JP 50448491 A JP50448491 A JP 50448491A JP H05503960 A JPH05503960 A JP H05503960A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 優れたトレッド損耗/ヒステリシス性能を示すカーボンブラック技術分野 本発明は、種々の用途に適し、特にゴム組成物に使用するのによく適したいまま でにない新規な種類のファーネスカーボンブラックに関する。
背景技術 カーボンブラックは、一般的に、ファーネス型反応器において、炭化水素原料を 熱燃焼ガスで熱分解して粒状カーボンブラックを含有する燃焼生成物を製造する ことにより生産されている。
カーボンブラックは、顔料、充填剤、補強剤としてや、種々の他の用途に使用で きる0例えば、カーボンブラックは、ゴム組成物の配合や製造において、充填剤 や補強頭料として広く利用されている。
カーボンブラックは、タイヤの製造に用いられる加硫ゴムの製造に効果的である 点が最も重要である。
一般的に、タイヤの製造においては、耐摩耗性とヒステリシス性能が十分なタイ ヤを提供できるカーボンブランクを利用することが望ましい、タイヤのトレッド 損耗特性は、耐摩耗性に関連している。
タイヤの耐摩耗性が大きいほど、タイヤが擦り切れるまでの走行距離が長い、ゴ ム化合物のヒステリシスは、ゴム化合物を変形させるのに加えられるエネルギー と、ゴム化合物が最初の未変形状態に回復するのに放出されるエネルギーとの間 の差を意味する。ヒステリシス値が低いタイヤは、転がり抵抗が減少し、したが って、そのタイヤを使用した車両の燃料消費量が減少する。このように、より大 きな耐摩耗性とより低いヒステリシスをタイヤに付与できるカーボンブランクを 製造することが特に望ましい。したがって、本発明の目的は、カーボンブランク を配合した天然ゴム、合成ゴム並びに天然ゴムと合成ゴムとの配合物に改善され たトレッド損耗特性とヒステリシス性能特性を付与する新規なカーボンブランク を製造することにある。
本発明の別の目的は、新規なカーボンブランクを配合した乗用車のタイヤとして 使用するのに有利な新規なゴム組成物を提供することにある。
本発明の他の目的は、以下の説明及び請求の範囲から明らかになるであろう。
発明の開示 本発明者等は、CTABが約90〜98mz/g(平方メートル/グラム)で、 窒素表面積(NzSA)が約92〜102m”7gで、ヨウ素吸着量(IzNo 、)が90〜98m”7gで、DBP(ジブチルフタレート吸収量(dibut yl phthalate nuIlber))が約126〜136cc/10 0g(立方センナメートル/100グラム)、CDBP(破砕ジブチルフタレー ト吸収量(crushed dibutyl phth−alate numb er)が約102〜110 c c / 100 gで、ティント(tint) が約104〜112である新規なカーボンブラックを見出した。CTABが約9 3〜95m”7gで、N、SAが約96〜98m”7gで、1.No、が約93 〜97m2/gで、DBPが約128〜133 c c / 100 gで、C DBPが約104〜107cc/100gで、ティントが約107〜109であ ることが好ましい。また、カーボンブラックは、Dst(ストークス径)が約1 06〜118で、Dmodeが約104〜112でΔD50が約70〜90であ ることにより特徴づけられることがより好ましい。さらに、本発明者等は、上記 カーボンブランクを配合した新規な種類のゴム組成物を見出した。
本発明のカーボンブラ・ツクは、第一(燃焼)帯域と、転移帯域と、転移帯域に 最も近い反応帯域の部分の直径が転移帯域のさらに下流の反応帯域の部分の直径 よりも小さい段付反応帯域を有するファーネスカーボンブラック反応器において 製造できる。カーボンブラック生成原料は、当該技術分野において公知の方法で 、熱燃焼ガス流に注入する。得られた燃焼ガスと原料との混合物は、反応帯域に 進む。カーボンブラック生成原料の熱分解は、本発明のカーボンブラックが生成 した時点で混合物を急冷することにより停止される。熱分解は、急冷流体を急冷 注入することにより停止することが好ましい。以下、本発明の新規なカーボンブ ラックの製造方法についてより詳細に説明する。
本発明の新規なカーボンブラックが補強剤として効果的であるゴムとしては、天 然ゴム及び合成ゴムが挙げられる。一般的に、顕著な補強効果を付与するために は、各ゴム100重量部に対して、約lO〜約250重量部のカーボンブラック を使用できる。しかしながら、ゴム100重量部に対してカーボンブラックを約 20〜約100重量部の範囲で使用することが好ましく、ゴム100部に対して カーボンブラックを約40〜約80部の範囲で使用することがとりわけ好ましい 。
本発明で使用するのに通したゴムとしては、例えば、天然ゴム及び塩素化ゴム等 のその誘導体;スチレン約10〜約70重量%とブタジェン約90〜約30重量 %との共重合体、例えば、スチレン19部とブタジェン81部との共重合体、ス チレン30部とブタジェン70部との共重合体、スチレン43部とブタジェン5 7部との共重合体及びスチレン50部とブタジェン50部との共重合体;共役ジ エンの重合体及び共重合体、例えば、ポリブタジェン、ポリイソプレン、ポリク ロロプレン並びにこのような共役ジエンと、スチレン、メチルスチレン、クロロ スチレン、アクリロニトリル、2−ビニル−ピリジン、5−メチル−2−ビニル ピリジン、5−エチル−2−ビニルピリジン、2−メチル−5−ビニルピリジン 、アルキル置換アクリレート、ビニルケトン、メチルイソプロペニルケトン、メ チルビニルエーテル、aメチレンカルボン酸及びアクリル酸やジアルキルアクリ ル酸アミド等のそれらのエルテル類及びアミド類等の共役ジエンと共重合できる エチレン系基含有モノマーとの共重合体が挙げられる。ここで使用するのに適当 なものとしては、エチレンと、プロピレン、ブテン−1及びペンテン−1等の他 の高級αオレフィンとの共重合体が挙げられ、特に好ましいものとしては、エチ レン含量が20〜90重量%であるエチレン−プロピレン共重合体並びにジクロ ロペンタジェン、1.4−へキサジエン及びメチレンノルボルネン等の第三成分 をさらに含有しているエチレン−プロピレン重合体が挙げられる。
本発明のカーボンブランクの利点は、カーボンブランクが、本発明のカーボンブ ランクが配合されている天然ゴム、合成ゴムやそれらの配合物を含有する組成物 に対してより大きな耐摩耗性とより小さなヒステリシスを付与する点にある。
本発明のゴム組成物の利点は、ゴム組成物が、改善されたトレッド損耗特性と経 済性を有する乗用車のタイヤとして使用するのに特に適している点にある。
本発明の他の利点は、以下の本発明の詳細な説明がら明らかになるであろう。
図面の簡単な説明 第1図は、本発明のカーボンブラックを製造するのに利用できるファーネスカー ボンブラック反応器の1つの型の一部分の断面図であり、 第2図は、本発明のカーボンブラックを用いて製造したゴム組成物及び対照カー ボンブラックを用いて製造したゴム組成物に関する、反発弾性(%)とスリップ 13%での試験摩耗指数(Labora torVAbrasion Inde x)との関係を示すグラフであり、第3図は、本発明のカーボンブランクを用い て製造したゴム組成物及び対照カーボンブラックを用いて製造したゴム組成物に 関する、反発弾性(%)とスリップ21%での試験摩耗指数(Labora t oryAbrasion Index)との関係を示すグラフであり、そして第 4図は、カーボンブラック試料の凝集物のストークス径と、一定試料におけるそ れらの相対度数との関係を示す試料ヒストグラムである。
発明を実施するための最良の形態 本発明のカーボンブラックは、CTABが約90〜98m’/gで、Nz5Aが 約92〜102m” 7gで、1.No、が9o〜9am”7gで、DBPが約 126〜136cc/100gで、CDBPが約102〜110cc/100g で、そしてティントが約104〜112であることを特徴としている。CTAB が約93〜95m”7gで、NZSAが約96〜98m”7gで、1.No、が 約93〜97m”7gで、DBPが約128〜133cc/100gで、CDB Pが約104〜107 c c / 100 gで、ティントが約107〜10 9であることが好ましい。また、カーボンブランクは、Dstが約106〜11 Bで、Dmodeが約104〜112でΔD50が約70〜90であることがよ り好ましい。
本発明のカーボンブランクは、モジュラ−(「段付」とも称される〕ファーネス カーボンブラック反応器で製造できる。本発明のカーボンブランクを製造するの に利用できる典型的なモジュラ−ファーネスカーボンブランク反応器の断面を、 第1図に示す。
第1図において、本発明のカーボンブラックは、先細径帯域11を有する燃焼帯 域10と、転移帯域12と、小径帯域16を有する反応帯域18とを有するファ ーネスカーボンブラック反応器2において製造できる。先細径帯域11の起点ま での燃焼帯域10の直径はD−1で示され、帯域12の直径がD−2で示され、 帯域16の直径がD −3で示され、そして帯域1日の直径がD−4で示されて いる。先細径帯域11の起点までの燃焼帯域10の長さはL−1で示され、先細 帯域の長さはL −2で示され、転移帯域の長さはL −3で示され、そして帯 域16の長さは、L−4で示されている。
本発明のカーボンブランクを製造するために、燃焼帯域IOにおいて、液状燃料 又はガス状燃料を、空気、酸素、空気と酸素との混合物等の適当な酸化体流と接 触させて熱燃焼ガスを発生させる。熱燃焼ガスを発生させるために燃焼帯域10 において酸化体流と接触させるのに適当な燃料としては、例えば、天然ガス、水 素、−酸化炭素、メタン、アセチレン、アルコール類又はケロシン等の容易に燃 焼できるガス、蒸気又は液体流のいずれかが挙げられる。しかしながら、一般的 には、高炭素含量の成分、特に炭化水素を有する燃料を利用ことが好ましい。本 発明のカーボンブラックを製造するのに利用される天然ガスに対する空気の比は 、約10=1〜約°20:1の範囲でよい、熱燃焼ガスの発生を容易にするため に、酸化体流を予備加熱してもよい。
熱燃焼ガス流は、帯域10及び帯域11から帯域12、帯域16及びその後帯域 18に流れる。熱燃焼ガスの流れの方向は、図面において矢印で示されている。
カーボンブランク生成原料30を、点32(帯域12に位!している)に導入す る。また、カーボンブラック生成原料30を、同時に、プローブ14を介して点 34に導入する。先細径帯域11の末端から点32までの距離をF−1で示し、 そして点32から上流点34までの距離をF −2で示す0本発明のカーボンブ ランクを製造するのに、原料の約40重量%〜約85重量%の量を点32に注入 し、残量である総量の約15重量%〜約60重量%を点34に注入する。原料の 総量の約50重量%〜約65重量%の量を点32に注入し、残量である総量の約 35重量%〜約50重量%を点34に注入する0本実施態様では、カーボンブラ ック生成原料30を複数の噴流の形態で注入して、熱燃焼ガス流の内領域に入れ 、熱燃焼ガスとカーボンブラック生成原料とを確実に高率で混合及び剪断させて 、原料を迅速且つ完全に分解し、そして本発明の新規なカーボンブラックに転化 させた。
カーボンブランク生成原料と熱燃焼ガスとの混合物は、帯域12を通って下流に 流れ、帯域16及び帯域18に至る。実施例1では水である急冷流体50を注入 する点42に位置するクエンチ40は、本発明の新規なカーボンブラックが生成 したときに利用して、カーボンブラック生成原料の熱分解を停止する。熱分解を 停止するための急冷の位置である点42は、当該技術分野において公知の方法で 決定できる。急冷して熱分解を停止する位Iを決定する一つの方法は、本発明の 新規なカーボンブランクに関する許容されるトルエン抽出レベルが達成される点 をめることである。トルエン抽出レベルは、ニーエステ−エム(ASTM)試験 01618−83rカーボンブラック抽出物−トルエン変色(Carbon B lack Extractables−Toluene Discolorat ion) 」を用いて測定できる。Qは、帯域16の開始点から急冷点42まで の距離であり、急冷位置に応じて異なる。
熱燃焼ガスとカーボンブランク生成原料との混合物を急冷後、冷却されたガスは 下流を進んで通常の冷却・分離手段に至り、そこで、カーボンブランクを回収す 名、ガス流からカーボンブラックを分離するのは、集塵器、サイクロン分離器や バッグフィルター等の通常の手段により容易に達成される。分離後、例えば、湿 式ペレタイザーによりペレット化する。
本発明のカーボンブラックの分析特性の測定及び評価並びに本発明のカーボンブ ラックを配合したゴム組成物の物理的性質の測定及び評価には、以下の試験方法 が用いられる。
カーボンブラックのCTABは、ASTM試験法D3765−85に準じてめた 。カーボンブラックのヨウ素吸着量(1,No、)は、ASTM試験法D376 5−85に準じてめた。カーボンブラックのティント強度(ティント)は、AS TM試験法D3265−85aに準じてめた。カーボンブラックのDBP (ジ ブチルフタレート)は、ASTM D2414に記載されている方法によりめた 。カーボンブラックペレントのCDBP (破砕ジブチルフタレート)は、AS TM D3493−86に記載の方法に準じてめた。
カーボンブランクのDst、Dmode及びΔD50は、以下の方法でめた。カ ーボンブラック試料の凝集物のストークス径と、一定試料におけるそれらの相対 度数との関係を示す試料ヒストグラムを作成する。第4図に示すように、線(B )を、ヒストグラムのピーク(A)から、Y軸に平行な方向に、ヒストグラムの X軸の点(C)まで引く。得られた線(B)の中間点(F)をめ、そして線(C )を、X軸に平行に中間点(F)を通って引く、線((1)は、ヒストグラムの 分布曲線と、2つの点り及びEで交差する。点り及びEでのカーボンブラック粒 子の2つのストークス径の差の絶対値が、ΔD50値である。
ヒストグラムを作成するのに使用されるデータは、英国のタイン・アンド・ウェ ア(Tyne and Wear)にあるジツイス・レーヘ/L/社(Joyc e Loebl Co、 Ltd、)製等のディスク型遠心分離機により測定さ れる。以下に示す方法は、1985年2月1日発行のジョイス・・レーベルディ スク型遠心分離機ファイルレファレンスDCF4.008の説明書に記載されて いる方法を改良したものである。この説明書に記載されている教示事項は、本発 明に利用できる。
以下のその方法を示す。カーボンブランク試料Long(ミリグラム)を秤量容 器に秤量後、10%無水アルコールと90%蒸留水からなる溶液50cc (0 ,05%ノニデットP−40(NONIDETP−40)(ノニデフトP−40 は、シェル化学社製界面活性剤の商標である)に添加する。得られた懸濁液を、 米国ニューヨークのファーミングデール(Farmingdale)にあるヒー ト・システムズ・ウルトラソニクス社(Heat Systems Ultra sonics Inc、)製のソニファイヤーモデルNo、W385を用いて、 超音波エネルギーにより15分間分散する。
円板型遠心分離機からのデータを記録する以下のデータを、円板型遠心分離機を 運転する前に、コンピュータに入力する。
■、シカ−ンブラックの比重であり、1.86g/ccとする。
2、水とエタノールからなる溶液に分散したカーボンブラックの溶液の体積であ り、本例では0.5ccである。
3、回転流体の体積であり、本例では、水10ccである。
4、回転流体の粘度であり、本例では、23゛cで0.933センチボイズとす る。
5、回転流体の密度であり、本例では、23゛Cで0.9975g/ c cで ある。
6、ディスク速度であり、本例では、8000rpmである。
7、データサンプリング間隔であり、本例では、1秒である。
ストロボスコープを操作しながら、ディスク型遠心分離機を8000rpmで運 転する。蒸留水10c cを、回転流体として回転ディスクに注入する。濁度レ ベルOにセントし、10%無水アルコールと90%蒸留水からなる溶液Iceを 緩衝液として注入する。ディスク型遠心分離機のカット・アンド・ブーストボタ ン(cut and boost button)を操作して、回転流体と緩衝 液との間に均一な濃度勾配を生じさせ、そしてその勾配を視覚的に監視する。勾 配が均一になって、2つの流体の間に識別できる境界がなくなったら、カーボン ブラックをエタノール水溶液に分散させた分散液0.5ccを回転ディスクに注 入し、直ちにデータの採取を開始する。もしストリーミングが生じるようであれ ば、運転を中止する。カーボンブランクをエタノール水溶液に分散させた分散液 の注入後、20分間ディスクを回転する。20分間回転させた後、ディスクを停 止し、回転流体の温度を測定する。運転開始時に測定した回転流体の温度と運転 の終わりに測定した回転流体の温度との平均値を、円板型遠心分離機からのデー タを記録するコンピュータに入力する。データを、標準ストークスの式に準じて 解析し、結果を以下の定義に準じて表す。
カーボンブラック凝集物二最小分散単位であるディスクリ゛−トで硬質なコロイ ドエンテイテイーであり、広範に合体した粒子からなっている。
ストークス径ニストークスの式に準じた遠心分離や重力分野における粘稠媒体に 沈澱する球体直径である。カーボンブラック凝集物等の非球形物体も、もしその 物体と同じ密度及び沈降速度の平滑な硬質球体として挙動すると考えられるので あれば、ストークス径で表すことができる。通常、直径を単位nmで表す。
モード(’Dmode 」と記す)ニストークス径の分布曲線のピーク(本明細 書の第2図の点A)の点でのストークス径である。
メディアンストークス径(rp・StJと記す):試料の50重量%がより大き いか小さいストークス径の分布曲線上の点である。したがって、測定値の中間値 を表す。
ゴム組成物の摩耗データを、ランポーン型機械をベースにした摩耗試験機を用い て測定した。摩耗率(走行1センチメートル当たりの立方センチメートル)を、 スリップ7%、13%及び21%で測定した。このスリップは、スリップの角度 ではなくプレートの相対速度を基準としたものである。以下の実施例において、 摩耗指数は、パルカン6 (VULCAN 6)(米国マサチューセッツのウオ ルサムにあるキャボット社(Cabot Corporation)の商標)カ ーボンブラックを含有する対照組成物の摩耗率を、同じスリップで測定した本発 明で規定するカーボンブラックを用いて製造した組成物の摩耗率で割ってめた比 である。
ゴム組成物の弾性率、引張強さ及び伸び率を、ASTM D412に記載されて いる方法で測定した。
反発弾性データは、全てのゴム試料について、米国06088コネチカツト州イ ーストウインザー、私書箱997にあるツウイック・オブ・アメリカ社(Zwi ck of America+Inc、)製の5109型ツウインク・す・バウ ンド・レジリエンス・テスター(TWICK Rebound Re5il−i ence Te5ter)を用いて測定した。反発弾性値の測定についての説明 は、器械に添付されている。
本発明の有用性及び利点を、以下の実施例によりさらに説明する。
1隻斑上 本発明の新規なカーボンブランクの一例を、本明細書で概略説明し、第1図に図 示した反応器において、表1に記載した反応器の条件及び形状寸法を用いて製造 した。燃焼反応で用いた燃料は、天然ガスである。使用した液状原料は、以下に 示す物性を有するものである。
原m法 水素/炭素比 0.98 水素(重量%) 7.41 炭素(重量%) 89.9 硫黄(重量%)2.2 A、P、I重力15.5/15.6 −1.7C(60)F (ASTM D− 287)比重 15.5/15.6 1.090C(60)F(ASTM D− 287)粘度、SUS (54,4°C) 181.7(ASTM D−88) 粘度、SO5(98,9°C) 46.8〔ASTM D−88) BMCI (Visa−Grav) 134反応器条件と形状寸法を表Iに示す 。
表 1 D−120,5in、 (520mm)D−212,4in、 (315mm) D−318in、 (457mm) D 427 in、 (686mm) L−127in、 (686mm) L 229 in、 (737mm) L 312 in、 (305mm) L−49in、 (229mm) F−220in、 (51mm) Q 72 in、 (1829mm) 油Inj Pt、 32) チップ#×大きさ) 6 xO,089in、(2,26mm)油速度32 6 03 gph (22851ph)油Press、32 135 psig ( 930MPa)油予備加熱、32. 400 ”F(204℃)油1nj、Pt 、 34) チップ器×大きさ) 6 Xo、089 in、(2,26mm)油速度34  494 gph (18721ph)油Press、34 135 psig  (930MPa)油予備加熱、34. 400 ’F(204℃)Camp、空 気 550 kscfh (15,570klph)Corp、空気予備加熱  1200 ” F (649°C)天然ガス 28.4 kscfh (804 klph)空気/燃焼比 9.68 急冷Press、 200 psig (1379MPa)急冷時の温度 14 80°F (804°C)乾燥温度 500〜650 °F (260〜343 °C)Inj、−注入; Comb、 =燃焼; Press、 =圧力32= 第1図の点32;34=第1図の点34;gph=ガロン/時間;psi=ポン ド/平方インチ;in、 =インチ、11F=華氏温度;aug=ミリメータ1 lph=リットル/時間;°C;摂氏温度;MPa=メガパスカルkscfh= 標準立方フィート/時間(in thousands)klph =リットル/ 時間(in thousands)次に、実施例1で製造したカーボンブランク を、本明細書に記載した方法に準じて分析した。製造したカーボンブラッを湿式 ベレント化し乾燥後分析して得た物性と、3種の対照カーボンブランクの物性は 、以下の通りであった。
カーボンブラック ティント(%)108 114 113 101Dst 112 94 102  118Dmode 108 89 96 111ΔD50 80 62 64  6B 備考)パルカン(商標)6カーポンブラツク、パルカン(商標Mカーボンブラッ ク及びハルカン(商標)Kカーボンブラックは、米国マサチューセンツのウオル サムにあるキャボット社製のカーボンブラックである。
皇蓬勇1 本実施例では、本発明の新規なカーボンブランクをゴム組成物に使用した場合と 、パルカン6カーポンブランク、パルカン6カーポンブラノク及びパルカンにカ ーボンブランクを用いて製造したゴム組成物とを比較して示す。ゴム組成物Aは 、実施例1で製造した本発明のカーボンブラックを用いて製造した。ゴム組成物 Bは、パルカン6カーポンブラノクを用いて製造した。ゴム組成物Cは、ハルカ ンMカーボンブラックを用いて製造した。ゴム組成物りは、ノ1ルカンにカーボ ンブランクを用いて製造した。ゴム組成物A、B、C及びDは、表IIに示した ゴム処方に準じて各カーボンブラック試料を配合して製造した。
5BR171289,38 CIS−1,4BR35,00 カーボンブランク 65.00 油(サンデックスフ90) 10.62酸化亜鉛 3.00 耐光性改善安定化剤 2.50 ウインゲステイ100 (Wingstay 100) 2. OOステアリン 酸 2.0O N−シクロへキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド1.50 2−メルカプトベンゾチアゾール 0.20硫黄 1.75 備考) SBR1712=スチレン含量が23.5%で、ブタジェン含量が76.5%で ある油展スチレン−ブタジェン共重合体。
Cl5−1.4BR=ポリブタジ工ンゴムサンデンクス790=ASTM D2 226.101型油耐光性改善安定化剤−安定化剤 ウインゲスティ10〇−混合ジアリールp−フェニレンジ747次に、これらの ゴム組成物の静特性を、本明細書で説明したAsTM法に準じて評価した。結果 は、以下の通りであった。
A 1607 2938 500 B 1243 2790 542 Cl510 2642 4B2 D 1506 2655 4.96 備考) ” El、=破断点伸び psi=ポンド/平方インチ これらの結果から、本発明のカーボンブラックを用いて製造したゴム組成物Aの 静的特性は、対照カーボンブラックを用いて製造したゴム組成物B、C及びDの 静的特性に匹敵することが分かる。
各ゴム組成物の試験摩耗指数及び反発弾性(%)も、本明細書中で説明した方法 で評価した。結果は、以下の通りであった。
A 85.3 B9.0 119.5 43.4B 100.0 100.0  100.0 ’41.1C91,4B7.5 90.8 43.0D 69.5  64.0 6B、7 46.6試験摩耗指数のデータから、本発明のカーボン ブランクを含有するゴム組成物Aは、対照カーボンブラックを配合したゴム組成 物B、C及びDよりもスリップ21%での摩耗抵抗が高いことを示すことが分か る。スリップ13%及びスリップ21%での本発明のカーボンブラックを含有す るゴム組成物が摩耗/ヒステリシス性能特性に優れていることが、第2図及び第 3図のグラフから分かる。
本明細書で説明した本発明の態様は、発明の説明のみの目的で記載したものであ り、本発明の範囲を限定するものではなし1゜スリップ13%でのLAB指数 スリップ21%でのLAB指数 要約書 CTABが約90〜98mz/gで、N、SAが約92〜102m”7gで、1 .No、が90〜98m” 7gで、DBPが約126〜136cc/100g 、CDBPが約102〜110cc/100gで、そしてティントが約104〜 112である優れたトレッド損耗/ヒステリシス性能を示すカーボンブランク。
また、優れたトレッド損耗/ヒステリシス性能を示すカーボンブランクを含むゴ ム組成物が開示されている。
国際調査報告

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.CTABが約90〜98m2/gで、N2SAが約92〜102m2/gで 、I2No.が90〜98m2/gで、DBPが約126〜136cc/100 g、CDBPが約102〜110cc/100gで、ティントが約104〜11 2であるカーボンブラック。
  2. 2.CTABが約93〜95m2/gで、N2SAが約96〜98m2/8で、 I2No.が約93〜97m2/gで、DBPが約128〜133cc/100 gで、CDBPが約104〜107cc/100gで、ティントが約107〜1 09である請求項1に記載のカーボンブラック。
  3. 3.Dstが約106〜118で、Dmodeが約104〜112でΔD50が 約70〜90である請求項1に記載のカーボンブラック。
  4. 4.Dstが約106〜118で、Dmodeが約104〜112でΔD50が 約70〜90である請求項2に記載のカーボンブラック。
  5. 5.CTABが94m2/gで、N2SAが97m2/gで、I2No.が94 m2/gで、DBPが131cc/100gで、CDBPが106cc/100 gで、ティントが108である請求項2に記載のカーボンブラック。
  6. 6.Dstが約112で、Dmodeが約108でΔD50が約80である請求 項5に記載のカーボンブラック。
  7. 7.ゴム約100重量部と、CTABが約90〜98m2/gで、N2SAが約 92〜102m2/gで、I2No.が90〜98m2/gで、DBPが約12 6〜136cc/100g、CDBPが約102〜110cc/100gで、テ ィントが約104〜112であるカーボンブラック約10〜250重量部とを含 有してなるゴム組成物。
  8. 8.カーボンブラックのCTABが約93〜95m2/gで、カーボンブラック のN2SAが約96〜98m2/gで、カーボンブラックのI2No.が約93 〜97m2/gで、カーボンブラックのDBPが約128〜133cc/100 gで、カーボンブラックのCDBPが約104〜107cc/100gで、カー ボンブラックのティントが約107〜109である請求項7に記載のゴム組成物 。
  9. 9.カーボンブラックが、さらにDstが約106〜118で、Dmodeが約 104〜112で、ΔD50が約70〜90であることを特徴とする請求項7に 記載のゴム組成物。
  10. 10.カーボンブラックが、さらにDstが約106〜118で、Dmodeが 約104〜112で、ΔD50が約70〜90であることを特徴とする請求項8 に記載のゴム組成物。
  11. 11.カーボンブラックのCTABが約94m2/gで、カーボンブラックのN 2SAが約97m2/gで、カーボンブラックのI2No.が約94m2/gで 、カーボンブラックのDBPが約131cc/100gで、カーボンブラックの CDBPが約106cc/100gで、カーボンブラックのティントが約108 である請求項7に記載のゴム組成物。
  12. 12.カーボンブラックが、さらにDstが約112で、Dmodeが約108 で、ΔD50が約80であることを特徴とする請求項11に記載のゴム組成物。
  13. 13.ゴムが、合成ゴムである請求項7に記載のゴム組成物。
  14. 14.ゴムが、天然ゴムと合成ゴムとの配合物である請求項7に記載のゴム組成 物。
  15. 15.ゴムが、合成ゴムの配合物である請求項7に記載のゴム組成物。
  16. 16.ゴム100重量部に対してカーボンブラックが20〜約100重量部の量 で存在する請求項7に記載のゴム組成物。
  17. 17.ゴム100重量部に対してカーボンブラックが約40〜約80重量部の量 で存在する請求項7に記載のゴム組成物。
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