JPH0546448U - Csfにおけるスライド式厚紙押えスプリング機構 - Google Patents
Csfにおけるスライド式厚紙押えスプリング機構Info
- Publication number
- JPH0546448U JPH0546448U JP10587191U JP10587191U JPH0546448U JP H0546448 U JPH0546448 U JP H0546448U JP 10587191 U JP10587191 U JP 10587191U JP 10587191 U JP10587191 U JP 10587191U JP H0546448 U JPH0546448 U JP H0546448U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- platen
- paper
- csf
- sheet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プラテンと用紙との間の隙間を常に無くし、
印字音を抑えるとともにLFピッチムラの低減を図る。 【構成】 プラテン2とスタッカーローラ6とを結ぶ方
向に沿ってスライド可能に用紙押えスプリング10を設
け、この用紙押えスプリング10のスライド量を変えて
プラテン2に対する用紙1の押え付ける力を調整できる
ようにした。
印字音を抑えるとともにLFピッチムラの低減を図る。 【構成】 プラテン2とスタッカーローラ6とを結ぶ方
向に沿ってスライド可能に用紙押えスプリング10を設
け、この用紙押えスプリング10のスライド量を変えて
プラテン2に対する用紙1の押え付ける力を調整できる
ようにした。
Description
【0001】
本考案は、プラテンに対する用紙の押え力を調整できるようにした自動給紙装 置におけるスライド式厚紙押え機構に関するものである。
【0002】
図4は、従来プリンタにおける自動給紙装置(以下CSFと称す)のフロント シートガイド部の要部構成を示す側面図である。 図4に示すプリンタでは、CSFより送られた用紙1は、後側(図中左側)を 回って印字部におけるプラテン2の一部に巻き付けられ、このプラテン2の駆動 送りを伴って走行される。この場合、用紙1はプラテン2の周面に沿って無理に 曲げられるため、プラテン2から離れようとする力が働くことになる。そこで、 印字ヘッド部3には、プラテン2に用紙1を押さえるためにリボンプロテクタ5 が取り付けられている。 また、印字部において印字された用紙1は、印字部の上方に設けられたフロン トシートガイド4にぶつかり、このフロントシートガイド4でスタッカーローラ 6へと点線で示すように走行案内され、さらにスタッカーローラ6によって図示 せぬスタッカーへと搬送される構成になっている。
【0003】
しかしながら、上述した従来構造のプリンタにおいては、プラテン2に無理に 巻き付けられている用紙1に、プラテン2から離れようとする力が働く。この力 は一定ではなく、用紙1の種類により異なり、一般に薄い紙においては小さく、 厚紙やハガキ等では大きい。 したがって、印字ヘッド部3とプラテン2を通過した用紙1は、真すぐスタッ カーローラ6へと走行するのが理想であるが、厚紙やハガキ等、腰の強い用紙1 を使用した場合には、プラテン2から離れた状態で走行されることになる。この ため、プラテン2から離れた状態で印字されると、印字音が大きくなるとともに 、LF(改行)ピッチムラも発生し易くなり、印字品質を低下させると言う問題 点(課題)があった。
【0004】 本考案は、上記課題を解決する為になされたものであり、その目的はプラテン と用紙との間の隙間を常に無くし、印字音を抑えるとともにLFピッチムラの低 減を可能にした機構を提供することにある。
【0005】
上記目的を達成するため本考案は、プラテンとリボンプロテクタとの間を通っ てスタッカーローラ側へ用紙を自動給送するCSFにおいて、前記プラテンと前 記スタッカーローラとを結ぶ方向に沿ってスライド可能に設けられ、スライド量 に応じて前記プラテンとリボンプロテクタとの間を通過した後における用紙の通 路位置を前記プラテンに対して切り換え移動調整可能なガイド部を有する用紙押 えスプリングを備え、前記用紙押えスプリングのスライドによる前記通路位置の 切り換え移動調整で前記プラテンに対する前記用紙の押え力を調整できるように したものである。
【0006】
この構成によれば、用紙の種類に応じて用紙押えスプリングをスライドさせる と、プラテンとリボンプロテクタとの間を通過した後の用紙通路の位置をそのス ライド量に応じて変えられ、同時にプラテンに対する用紙押え力を調整できる。 したがって、用紙の種類にかかわらず、プラテンと用紙との間の隙間を常に無く し、印字用紙をプラテンに密着させた状態で保持することができる。これにより 、印字音を低く抑えることができるとともに、LFピッチムラ等を無くすことが できる。
【0007】
以下、本考案の実施例について図面を用いて詳細に説明する。 図1乃至図2は、本考案を適用したプリンタにおけるCSFのフロントシート ガイド部における要部構成を示す図である。図1乃至図2において、図4と同一 符号を付したものは図4と同一のものを示している。そして、図1および図2に 示した本考案の実施例に係る構造と、図4に示した従来構造の間で大きく異なる 点は、本考案の実施例に係る構造において、用紙押えスプリング10を設けたこ とにある。
【0008】 さらに詳述すると、用紙押えスプリング10は、弾性を有したプレート材をプ レス成形して、部分10aと部分10bとでなる第1のくの字部と、部分10b と部分10cとでなる第1の逆くの字部と、部分10cと部分10dとでなる第 2の逆くの字部と、部分10dと部分10eとでなる第2のくの字部とを一体に 有して成る。また、用紙押えスプリング10の一端側はフロントシートガイド4 に固定されているとともに、他端側はプラテン2とリボンプロテクタ5との間を 通った用紙通路と交差する位置まで自由に延ばされ、この用紙押えスプリング1 0全体がプラテン2とスタッカーローラ6とを結ぶ方向に沿ってフロントシート ガイド4と共にスライド可能に配設されている。そして、このスライド操作は、 操作パネル30に形成した長孔31を貫通して外部まで突出した状態で、フロン トシートガイド4上に取り付けられているツマミ20により外部から操作可能に なっている。
【0009】 図3は、用紙押えスプリング10のスライドによって、用紙1のプラテン2に 対する押え力を調整するための動作説明図である。そこで、図3と共に、その動 作を説明する。 まず、このプリンタにおいて、CSFより送られた用紙1は、後側を回ってプ ラテン2の一部に巻き付けられ、このプラテン2の駆動送りを伴って走行される 。また、印字部におけるプラテン2とリボンプロテクタ5との間を通って印字を 終えた用紙1は、用紙押えスプリング10の部分10bに先端が当接し、この部 分10bでプラテン2側へ導かれ、さらに部分10bと部分10cとの折り曲げ 境界部分となるガイド部11の部分に添接されてスタッカーローラ6側へ搬送さ れ、次いでスタッカーローラ6によって図示せぬスタッカーへと搬送される。 そして、使用する用紙1が厚紙やハガキ等のように腰の強い場合はプラテン2 から離れようとするので、このように腰の強い用紙1を使用する場合はツマミ2 0を介して用紙押えスプリング10をフロントシートガイド4と共に矢印A側に スライド移動させる。すると、ガイド部11の位置が下がり、プラテン2とリボ ンプロテクタ5を通過した直後における用紙通路の位置がプラテン2側に寄せら れ、これによって用紙1の押え力が強められる。 これに対して、薄紙等のように腰の弱い用紙1を使用する場合は、ツマミ20 を介して用紙押えスプリング10をフロントシートガイド4と共に矢印B側にス ライド移動させる。すると、ガイド部11の位置が上がり、プラテン2とリボン プロテクタ5を通過した直後における用紙通路の位置がプラテン2と離れる方向 に移動し、これによって用紙1の押え力が弱められる。これは、図2に示すよう に、予め用紙1の種類によって決められた位置、例えば45kg連量の用紙を使用 する場合は「45kg」の位置に、55kg連量の用紙を使用する場合は「55kg」 の位置,70kg連量の用紙を使用する場合は「70kg」の位置,ハガキを使用す る場合は「ハガキ」の位置にそれぞれツマミ20を移動させることによって、そ の用紙1に適した押え力が得られる。
【0010】 したがって、この実施例の構造によれば、用紙の種類にかかわらず、プラテン 2と用紙1との間の隙間を常に無くし、印字部において用紙1をプラテン2に密 着させた状態で保持することができる。これにより、印字音を低く抑えることが 可能になるとともに、LFピッチムラ等を無くして印字品質を向上させることが できる。
【0011】
以上説明したとおり、本考案に係るCSFにおけるスライド式厚紙抑えスプリ ング機構によれば、用紙の種類に応じて用紙押えスプリングをスライドさせると 、プラテンとリボンプロテクタとの間を通過した後の用紙通路の位置をスライド 量に応じて変えられ、同時にプラテンに対する用紙押え力を調整できる。したが って、用紙の種類にかかわらず、プラテンと用紙との間の隙間を常に無くし、印 字用紙をプラテンに密着させた状態で保持することができる。これにより、印字 音を低く抑えることができるとともに、LFピッチムラ等を無くして印字品質を 向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すプリンタの要部側面図
である。
である。
【図2】図1に示す同上プリンタのツマミ操作部分にお
ける正面図である。
ける正面図である。
【図3】本考案の一実施例における動作を説明するため
の図である。
の図である。
【図4】従来プリンタの要部側面図である。
1 用紙 2 プラテン 3 印字ヘッド部 5 リボンプロテ
クタ 6 スタッカーローラ 10 用紙押えス
プリング 11 ガイド部
クタ 6 スタッカーローラ 10 用紙押えス
プリング 11 ガイド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 布留川 慎一 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 プラテンとリボンプロテクタとの間を通
ってスタッカーローラ側へ用紙を自動給送するCSFに
おいて、 前記プラテンと前記スタッカーローラとを結ぶ方向に沿
ってスライド可能に設けられ、スライド量に応じて前記
プラテンとリボンプロテクタとの間を通過した後におけ
る用紙の通路位置を前記プラテンに対して切り換え移動
調整可能なガイド部を有する用紙押えスプリングを備
え、 前記用紙押えスプリングのスライドによる前記通路位置
の切り換え移動調整で前記プラテンに対する前記用紙の
押え力を調整できるようにしたことを特徴とするCSF
におけるスライド式厚紙押えスプリング機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10587191U JPH0546448U (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | Csfにおけるスライド式厚紙押えスプリング機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10587191U JPH0546448U (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | Csfにおけるスライド式厚紙押えスプリング機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0546448U true JPH0546448U (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=14419017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10587191U Pending JPH0546448U (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | Csfにおけるスライド式厚紙押えスプリング機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0546448U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007230691A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Oki Data Corp | 媒体搬送機構及び画像形成装置 |
US9919541B2 (en) | 2015-09-07 | 2018-03-20 | Seiko Epson Corporation | Liquid discharge apparatus and method of pressing medium |
-
1991
- 1991-11-27 JP JP10587191U patent/JPH0546448U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007230691A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Oki Data Corp | 媒体搬送機構及び画像形成装置 |
JP4499048B2 (ja) * | 2006-02-28 | 2010-07-07 | 株式会社沖データ | 媒体搬送機構及び画像形成装置 |
US9919541B2 (en) | 2015-09-07 | 2018-03-20 | Seiko Epson Corporation | Liquid discharge apparatus and method of pressing medium |
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