JPH0545476A - 電子時計 - Google Patents
電子時計Info
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- JPH0545476A JPH0545476A JP23105991A JP23105991A JPH0545476A JP H0545476 A JPH0545476 A JP H0545476A JP 23105991 A JP23105991 A JP 23105991A JP 23105991 A JP23105991 A JP 23105991A JP H0545476 A JPH0545476 A JP H0545476A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- time
- circuit
- adjustment
- hand
- counter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Calculators And Similar Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、時刻の計時システムにおいて、正
確に調整された時刻系に対して使用者が決めた基準時刻
から使用者の希望する時間間隔で、計時間隔を調整して
いくことを目的としている。 【構成】 基準信号発生回路15、その出力を計数し時
刻計時を行う正時刻カウンタ17、正時刻カウンタ17
に対する最大調整量を設定するFL時間量設定回路20
と、設定した最大調整量を単位時間間隔に均等に調整す
るための調整間隔を設定する調整間隔回路22、正時刻
カウンタ17に対しFL時間量設定回路20に設定され
た調整量を加減算して時刻表示を行う第2表示装置と上
記正時刻カウンタの情報に従って時刻表示を行う第1表
示装置とを設けている。 【効果】 正確な時刻系に人間の行動が拘束されること
なく自分が設定した時刻系で時間を刻むことができる。
確に調整された時刻系に対して使用者が決めた基準時刻
から使用者の希望する時間間隔で、計時間隔を調整して
いくことを目的としている。 【構成】 基準信号発生回路15、その出力を計数し時
刻計時を行う正時刻カウンタ17、正時刻カウンタ17
に対する最大調整量を設定するFL時間量設定回路20
と、設定した最大調整量を単位時間間隔に均等に調整す
るための調整間隔を設定する調整間隔回路22、正時刻
カウンタ17に対しFL時間量設定回路20に設定され
た調整量を加減算して時刻表示を行う第2表示装置と上
記正時刻カウンタの情報に従って時刻表示を行う第1表
示装置とを設けている。 【効果】 正確な時刻系に人間の行動が拘束されること
なく自分が設定した時刻系で時間を刻むことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時計の時刻計時システ
ムに関するものである。
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より時計はできるだけ正確に時を刻
み、万民の行動の指針となるものとされてきた。そのた
めに、基準信号をより正確に調整する手段の検討は多く
実行され、精度の良い腕時計が市販されるようになって
きた。一方、時計に対する一つの考えとして、特開昭5
5−93083号公報で発明の名称「遅速機能付電子時
計」に記載されたものも提案されてきた。これは使用者
が所定の時間帯のみ正確な時刻に対して一定時間表示時
間を進ませたり、また遅らせたり設定できるようにした
ものである。これによって忙しいときなど時計の針を5
分とか10分進ませて敏速に行動できるようにしたり、
仕事の能率向上を計るようにしたものである。
み、万民の行動の指針となるものとされてきた。そのた
めに、基準信号をより正確に調整する手段の検討は多く
実行され、精度の良い腕時計が市販されるようになって
きた。一方、時計に対する一つの考えとして、特開昭5
5−93083号公報で発明の名称「遅速機能付電子時
計」に記載されたものも提案されてきた。これは使用者
が所定の時間帯のみ正確な時刻に対して一定時間表示時
間を進ませたり、また遅らせたり設定できるようにした
ものである。これによって忙しいときなど時計の針を5
分とか10分進ませて敏速に行動できるようにしたり、
仕事の能率向上を計るようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
事例のような所定時間帯を遅速表示することは一つの考
え方であるが、急激な時刻表示の変化が起こり、使用者
に戸惑いを与えかねない。ところで、元来1時間の時間
間隔というものは、一定であり正確でなくてはならな
い。しかし世の中が多様化し、各個人の生活リズムも複
雑化してくるなかでは、腕時計がより正確な時を刻むよ
うになればなるほど秒単位の時間に追われるようになる
ため腕時計が絶対的指導者となり、使用者に圧迫感を与
えて行くこととなる。
事例のような所定時間帯を遅速表示することは一つの考
え方であるが、急激な時刻表示の変化が起こり、使用者
に戸惑いを与えかねない。ところで、元来1時間の時間
間隔というものは、一定であり正確でなくてはならな
い。しかし世の中が多様化し、各個人の生活リズムも複
雑化してくるなかでは、腕時計がより正確な時を刻むよ
うになればなるほど秒単位の時間に追われるようになる
ため腕時計が絶対的指導者となり、使用者に圧迫感を与
えて行くこととなる。
【0004】本発明の目的は、使用者個人の生活リズム
に合わせて自分の好みの時間間隔を設定し、起点となっ
た時刻には正確な時刻に戻るようにして他人との関わり
を疎外せずに、時間に追われる生活ではなく、人間性を
重視した電子時計を提供するものである。
に合わせて自分の好みの時間間隔を設定し、起点となっ
た時刻には正確な時刻に戻るようにして他人との関わり
を疎外せずに、時間に追われる生活ではなく、人間性を
重視した電子時計を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】基準信号発生回路、その
基準信号発生回路の出力を計数し時刻計時を行う正時刻
カウンタ、外部から操作可能な外部入力回路、その外部
入力回路の指示に従い上記正時刻カウンタに対する最大
調整量を設定するFL時間量設定回路、上記FL時間量
設定回路に設定した最大調整量を単位時間間隔に均等に
調整するための調整間隔を設定調整間隔決定回路、上記
正時刻カウンタに対し上記FL時間間量設定回路に設定
された調整量を加減算して時刻表示を行う第2表示装置
と上記正時刻カウンタの情報に従って時刻表示を行う第
1表示装置を設けた電子時計である。
基準信号発生回路の出力を計数し時刻計時を行う正時刻
カウンタ、外部から操作可能な外部入力回路、その外部
入力回路の指示に従い上記正時刻カウンタに対する最大
調整量を設定するFL時間量設定回路、上記FL時間量
設定回路に設定した最大調整量を単位時間間隔に均等に
調整するための調整間隔を設定調整間隔決定回路、上記
正時刻カウンタに対し上記FL時間間量設定回路に設定
された調整量を加減算して時刻表示を行う第2表示装置
と上記正時刻カウンタの情報に従って時刻表示を行う第
1表示装置を設けた電子時計である。
【0006】
【作用】上記構成により、昼間の活動時間は他人より短
い時間で行動し、夜間はのんびりと行動したいと考えれ
ば、午前8時を起点に1時間当り1分程度短くすること
として、調整基準時刻を午前8時に調整量を+12分と
設定すれば、午前8時から午後8時頃まで1時間当り1
分づつ短く時が進んで午後8時までに+12分だけ早く
進む(すなわち1時間を59分で過ごす)こととなり、
それ以降は、1時間が1分づつ長くなって行き、また翌
日の午前8時には正確な午前8時を指すようにしたもの
である。
い時間で行動し、夜間はのんびりと行動したいと考えれ
ば、午前8時を起点に1時間当り1分程度短くすること
として、調整基準時刻を午前8時に調整量を+12分と
設定すれば、午前8時から午後8時頃まで1時間当り1
分づつ短く時が進んで午後8時までに+12分だけ早く
進む(すなわち1時間を59分で過ごす)こととなり、
それ以降は、1時間が1分づつ長くなって行き、また翌
日の午前8時には正確な午前8時を指すようにしたもの
である。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述す
る。図1は、本発明の一実施例である電子時計の各表示
状態を示す時計状態平面図である。図2は、本実施例の
電子時計の全体システムを示すシステム図である。図3
は、本実施例の通常状態における時刻計時の流れをしめ
すフロー図である。本実施例の説明において、正確な時
刻表示を正時刻と定義し、設定した調整量に基づいて調
整した時刻表示をFL時刻と称する。さらに、調整量と
は、FL基準時刻から12時間後に最大遅進する分単位
の値であり、これをFL量と称する。またFL基準時刻
とは、正時刻とFL時刻とが一致する時刻とする。
る。図1は、本発明の一実施例である電子時計の各表示
状態を示す時計状態平面図である。図2は、本実施例の
電子時計の全体システムを示すシステム図である。図3
は、本実施例の通常状態における時刻計時の流れをしめ
すフロー図である。本実施例の説明において、正確な時
刻表示を正時刻と定義し、設定した調整量に基づいて調
整した時刻表示をFL時刻と称する。さらに、調整量と
は、FL基準時刻から12時間後に最大遅進する分単位
の値であり、これをFL量と称する。またFL基準時刻
とは、正時刻とFL時刻とが一致する時刻とする。
【0008】まず、図1を用いて本実施例の電子時計の
時刻表示の表示方法および時刻の設定方法について説明
すると、図1(A)は、電子時計の通常状態の表示状態
を示す。図1(B)は、時刻合わせ状態の表示状態を示
す。図1(C)は、時間調整量の設定状態の表示状態を
示す。図1(A)〜図1(C)において、本電子時計に
は外周部に3個の操作部材が配設してある。1は、2段
引が可能はプルスイッチである。プルスイッチ1は、1
段引くと後述の時刻合わせ状態スイッチS1が閉路し、
2段引くと時刻合わせ状態スイッチS1が閉路したま
ま、後述のFL量合わせ状態スイッチS2が閉路状態と
なる。2は、電子時計の2時側側面に配設したプッシュ
ボタンである。プッシュボタン2を押すと後述するFL
量設定スイッチS3が閉路する。同じく3は、4時側側
面に配設したプッシュボタンである。プッシュボタン3
はFL基準時刻スイッチS3を閉路する。
時刻表示の表示方法および時刻の設定方法について説明
すると、図1(A)は、電子時計の通常状態の表示状態
を示す。図1(B)は、時刻合わせ状態の表示状態を示
す。図1(C)は、時間調整量の設定状態の表示状態を
示す。図1(A)〜図1(C)において、本電子時計に
は外周部に3個の操作部材が配設してある。1は、2段
引が可能はプルスイッチである。プルスイッチ1は、1
段引くと後述の時刻合わせ状態スイッチS1が閉路し、
2段引くと時刻合わせ状態スイッチS1が閉路したま
ま、後述のFL量合わせ状態スイッチS2が閉路状態と
なる。2は、電子時計の2時側側面に配設したプッシュ
ボタンである。プッシュボタン2を押すと後述するFL
量設定スイッチS3が閉路する。同じく3は、4時側側
面に配設したプッシュボタンである。プッシュボタン3
はFL基準時刻スイッチS3を閉路する。
【0009】又、この電子時計には6本の表示針が配設
されている。4aと4bは、正確な通常時刻表示を行う
ための針であり、4aは分桁を表示する正分針であり、
4bは時桁を表示する正時針である。5は、通常状態に
おいて調整した時間の秒表示を行うFL秒針である。F
L秒針5は、図1(B)の時刻合わせ状態において、又
図1(C)のFL量合わせ状態においては、24時間制
の時桁を表示する。6aと6bは、調整した結果の時分
表示を示す針であり、6aは分桁を表示するFL分針で
あり、6bは時桁を表示するFL時針である。7は、通
常状態において正確な時刻に対する調整量を示すFLモ
ニタ針である。FLモニタ針7は、図1(C)における
FL量合わせ状態においては、設定したFL量を表示す
る。又、8は、FLモニタ針7の回転する円周に印刷さ
れたFL目盛であり、FL目盛8は上の頂点を「0」と
して左方向に「−1,−2,−3,−4・・・,−2
0」と、右方向に「1,2,3,4,5・・・,20」
となるようにFL量を表している。9は文字板の最外周
に印刷された目盛であり、9aは一周を12等分した1
2時間目盛であり、12時間目盛9aの内側にある9b
は一周を24等分した24時間目盛である。
されている。4aと4bは、正確な通常時刻表示を行う
ための針であり、4aは分桁を表示する正分針であり、
4bは時桁を表示する正時針である。5は、通常状態に
おいて調整した時間の秒表示を行うFL秒針である。F
L秒針5は、図1(B)の時刻合わせ状態において、又
図1(C)のFL量合わせ状態においては、24時間制
の時桁を表示する。6aと6bは、調整した結果の時分
表示を示す針であり、6aは分桁を表示するFL分針で
あり、6bは時桁を表示するFL時針である。7は、通
常状態において正確な時刻に対する調整量を示すFLモ
ニタ針である。FLモニタ針7は、図1(C)における
FL量合わせ状態においては、設定したFL量を表示す
る。又、8は、FLモニタ針7の回転する円周に印刷さ
れたFL目盛であり、FL目盛8は上の頂点を「0」と
して左方向に「−1,−2,−3,−4・・・,−2
0」と、右方向に「1,2,3,4,5・・・,20」
となるようにFL量を表している。9は文字板の最外周
に印刷された目盛であり、9aは一周を12等分した1
2時間目盛であり、12時間目盛9aの内側にある9b
は一周を24等分した24時間目盛である。
【0010】以上の6本の指針と駆動モータとの関係に
ついて、説明する。本実施例の電子時計は図示しないが
駆動モータを4個持っていてA〜Dで表示するものとす
る。まず正分針4aは駆動モータAによって駆動され
て、駆動モータAの1パルスに対して正分針4aは6度
回転する。更に、正時針4bは正分針4aと輪列結合さ
れている。つぎに駆動モータBは、駆動モータAと同様
に1パルスの出力で、FL分針6aを6度回転させ、さ
らにこのFL分針6aと輪列結合しているFL時針6b
は0.1度回転する。駆動モータCは、FL秒針5を駆
動するもので1パルスの出力に対して1秒の表示分つま
り6度回転する。最後に駆動モータDは、FLモニタ針
7を駆動するためのモータであり、FL量に応じて左右
に回転させてその量を示す。以上4個の駆動モータで6
本の指針を表示する駆動システムとなっている。これら
の駆動モータと全体回路との関係は、図2において説明
する。
ついて、説明する。本実施例の電子時計は図示しないが
駆動モータを4個持っていてA〜Dで表示するものとす
る。まず正分針4aは駆動モータAによって駆動され
て、駆動モータAの1パルスに対して正分針4aは6度
回転する。更に、正時針4bは正分針4aと輪列結合さ
れている。つぎに駆動モータBは、駆動モータAと同様
に1パルスの出力で、FL分針6aを6度回転させ、さ
らにこのFL分針6aと輪列結合しているFL時針6b
は0.1度回転する。駆動モータCは、FL秒針5を駆
動するもので1パルスの出力に対して1秒の表示分つま
り6度回転する。最後に駆動モータDは、FLモニタ針
7を駆動するためのモータであり、FL量に応じて左右
に回転させてその量を示す。以上4個の駆動モータで6
本の指針を表示する駆動システムとなっている。これら
の駆動モータと全体回路との関係は、図2において説明
する。
【0011】従って、本実施例の電子時計の通常状態に
おいては、図1(A)に示すごとく正確な正時刻を正時
針4bと正分針4aとを用いて4時55分と表示し、調
整したFL時刻はFL時針6bとFL分針6aとFL秒
針5とによって5時4分55秒と表示されている。又そ
の時のFL量はFLモニタ針7によって+9分であるこ
とを示している。
おいては、図1(A)に示すごとく正確な正時刻を正時
針4bと正分針4aとを用いて4時55分と表示し、調
整したFL時刻はFL時針6bとFL分針6aとFL秒
針5とによって5時4分55秒と表示されている。又そ
の時のFL量はFLモニタ針7によって+9分であるこ
とを示している。
【0012】この状態からプルスイッチ1を一段引くと
図1(B)に示すように現在時刻の設定状態になる。図
1(B)に示す時刻設定状態になると、FL時刻を示し
ているFL時針6bとFL分針6aは、正時刻と同じ値
の時分桁を示すようになり、FL時刻の秒桁を示してい
たFL秒針5は、正時桁及びFL時桁の24時間制の時
桁を表示する。つまり、この場合、正時刻が午後4時で
あるから、FL秒針5は図示のごとく24時間目盛9b
の16時の位置を示すことになる。さらに、この時刻設
定状態になるとFLモニタ針7は、現在設定してあるF
L量を示す。今、+9分に設定しているため”+9分”
の位置を示している。この状態で、プッシュボタン3を
押す毎に正分針4aとFL分針6aは、正転方向に同時
に歩進し、さらに正分針4aの回転に輪列結合されてい
る正時針4bも正分針4aの回転に連動してその分周比
分回転する。同じくFL時針6bもFL分針6aの回転
に連動してその分周比分回転する。この時正時刻の秒桁
は帰零状態となっていて通常携帯状態に戻ったときに0
0秒から計時を始めるように設定されている。このよう
にして現在時刻が正しく合わせられる。いま、正時刻を
午後2時15分と設定したものとする。
図1(B)に示すように現在時刻の設定状態になる。図
1(B)に示す時刻設定状態になると、FL時刻を示し
ているFL時針6bとFL分針6aは、正時刻と同じ値
の時分桁を示すようになり、FL時刻の秒桁を示してい
たFL秒針5は、正時桁及びFL時桁の24時間制の時
桁を表示する。つまり、この場合、正時刻が午後4時で
あるから、FL秒針5は図示のごとく24時間目盛9b
の16時の位置を示すことになる。さらに、この時刻設
定状態になるとFLモニタ針7は、現在設定してあるF
L量を示す。今、+9分に設定しているため”+9分”
の位置を示している。この状態で、プッシュボタン3を
押す毎に正分針4aとFL分針6aは、正転方向に同時
に歩進し、さらに正分針4aの回転に輪列結合されてい
る正時針4bも正分針4aの回転に連動してその分周比
分回転する。同じくFL時針6bもFL分針6aの回転
に連動してその分周比分回転する。この時正時刻の秒桁
は帰零状態となっていて通常携帯状態に戻ったときに0
0秒から計時を始めるように設定されている。このよう
にして現在時刻が正しく合わせられる。いま、正時刻を
午後2時15分と設定したものとする。
【0013】さらに、図1(B)の状態からプルスイッ
チ1をもう一段引くと図1(C)に示すようなFL量の
設定状態になる。図1(C)に示すFL量設定状態にな
ると、FL時刻を示しているFL時針6bとFL分針6
aは、正時刻を示している正時針4bと正分針4aと同
じ時刻、つまり正時刻である午後2時15分を示したま
まである。そして、FL秒針5は、設定されている正時
刻を24時間制の値で14時としめす。さらにFLモニ
タ針7は設定しようとするFL量を示す。この状態で、
プッシュボタン2を押すと、FL秒針5は15度(1プ
ッシュ毎に15パルス出力する)づつ運針される。つま
り、FL基準時刻が1時間毎に歩進していくこととな
る。また、プッシュボタン3を押す毎に、FLモニタ針
7はFL量を1分増やす様に回転する。つまり、FL
量”0”から+1、+2、・・・と歩進し、+20まで
進むと、−20,−19,・・と回転していく。いま、
図1(C)に示したようにFL量を「+12」分、FL
基準時刻を「午前8時」と設定したこととする。
チ1をもう一段引くと図1(C)に示すようなFL量の
設定状態になる。図1(C)に示すFL量設定状態にな
ると、FL時刻を示しているFL時針6bとFL分針6
aは、正時刻を示している正時針4bと正分針4aと同
じ時刻、つまり正時刻である午後2時15分を示したま
まである。そして、FL秒針5は、設定されている正時
刻を24時間制の値で14時としめす。さらにFLモニ
タ針7は設定しようとするFL量を示す。この状態で、
プッシュボタン2を押すと、FL秒針5は15度(1プ
ッシュ毎に15パルス出力する)づつ運針される。つま
り、FL基準時刻が1時間毎に歩進していくこととな
る。また、プッシュボタン3を押す毎に、FLモニタ針
7はFL量を1分増やす様に回転する。つまり、FL
量”0”から+1、+2、・・・と歩進し、+20まで
進むと、−20,−19,・・と回転していく。いま、
図1(C)に示したようにFL量を「+12」分、FL
基準時刻を「午前8時」と設定したこととする。
【0014】このFL量設定状態から午後2時15分に
なった時、プルスイッチ1を元の位置へ戻すと、通常の
時刻表示状態になる。この通常時刻状態になると、設定
した正時刻に対して設定したFL量に応じてFL時刻が
どの状態から計時を開始するかを計算される。いま、正
時刻は「14:15」であり、FL量は「午前8時を基
準に+12分」と設定したのである。つまり、8時から
12時間後の20時に+12分となることを使用者は設
定した。そこで、単純な比例計算をすると、この正時刻
14時15分には、FL時刻は「+6分15秒」の状態
から計時を開始する必要がある。そこで、正時刻が通常
時刻状態になるとFL時刻を表示するFL秒針5は+1
5秒まで早送りで運針され、FL分針6aもまた+6分
まで早送りで運針されて、正時刻と同期をとって通常運
針される。もちろん通常状態に戻してから、FL時刻を
FL量分だけ調整するまでの時間遅れは自動的にさらに
調整される。
なった時、プルスイッチ1を元の位置へ戻すと、通常の
時刻表示状態になる。この通常時刻状態になると、設定
した正時刻に対して設定したFL量に応じてFL時刻が
どの状態から計時を開始するかを計算される。いま、正
時刻は「14:15」であり、FL量は「午前8時を基
準に+12分」と設定したのである。つまり、8時から
12時間後の20時に+12分となることを使用者は設
定した。そこで、単純な比例計算をすると、この正時刻
14時15分には、FL時刻は「+6分15秒」の状態
から計時を開始する必要がある。そこで、正時刻が通常
時刻状態になるとFL時刻を表示するFL秒針5は+1
5秒まで早送りで運針され、FL分針6aもまた+6分
まで早送りで運針されて、正時刻と同期をとって通常運
針される。もちろん通常状態に戻してから、FL時刻を
FL量分だけ調整するまでの時間遅れは自動的にさらに
調整される。
【0015】つぎに、図2を用いて、本電子時計のシス
テム構成について説明する。図2において、S1〜S4
は、図1で説明した各スイッチと同様のスイッチを示
す。すなわちS1は時刻合わせ状態スイッチ、S2はF
L量合わせ状態スイッチ、S3はFL量設定スイッチ、
S4はFL基準時刻スイッチとなる。11は、時刻合わ
せ状態スイッチS1のONによって時刻合わせ状態であ
ることを指示する時刻合わせ状態信号JWSと時刻合わ
せ状態スイッチS1のOFFによって時刻合わせ状態か
ら離脱した時にリセット信号RSを出力する時刻合わせ
状態回路である。12は、時刻合わせ状態スイッチS1
のONとFL量合わせ状態スイッチS2のONとによっ
てFL合わせ状態信号FWSを出力するFL合わせ状態
設定回路である。13は、FL合わせ状態設定回路12
がFL合わせ状態信号FWSを出力している時のみにF
L量設定スイッチS3のON信号を受け付け、FL量設
定スイッチS3のON信号を入力する毎に時間量設定信
号SETを出力する。14は、同じくFL合わせ状態設
定回路12がFL合わせ状態信号FWSを出力している
時のみにFL基準時刻スイッチS4のON信号を受け付
け、FL基準時刻スイッチS4のON信号を入力する毎
に基準時刻設定信号KSTを出力するFL基準時刻設定
信号発生回路である。
テム構成について説明する。図2において、S1〜S4
は、図1で説明した各スイッチと同様のスイッチを示
す。すなわちS1は時刻合わせ状態スイッチ、S2はF
L量合わせ状態スイッチ、S3はFL量設定スイッチ、
S4はFL基準時刻スイッチとなる。11は、時刻合わ
せ状態スイッチS1のONによって時刻合わせ状態であ
ることを指示する時刻合わせ状態信号JWSと時刻合わ
せ状態スイッチS1のOFFによって時刻合わせ状態か
ら離脱した時にリセット信号RSを出力する時刻合わせ
状態回路である。12は、時刻合わせ状態スイッチS1
のONとFL量合わせ状態スイッチS2のONとによっ
てFL合わせ状態信号FWSを出力するFL合わせ状態
設定回路である。13は、FL合わせ状態設定回路12
がFL合わせ状態信号FWSを出力している時のみにF
L量設定スイッチS3のON信号を受け付け、FL量設
定スイッチS3のON信号を入力する毎に時間量設定信
号SETを出力する。14は、同じくFL合わせ状態設
定回路12がFL合わせ状態信号FWSを出力している
時のみにFL基準時刻スイッチS4のON信号を受け付
け、FL基準時刻スイッチS4のON信号を入力する毎
に基準時刻設定信号KSTを出力するFL基準時刻設定
信号発生回路である。
【0016】15は、時刻計時に基準となる計時基準信
号(たとえば2Hz)K1及び後述の制御回路50の制
御動作の基準となる制御信号K2を常に出力している基
準信号発生回路である。16は、前述の計時基準信号K
1を数える基準信号カウンタである。基準信号カウンタ
16は、2Hzの計時基準信号K1を数えたカウント値
を基準信号カウント値CTとして出力し、基準信号カウ
ント値CTは、基準信号リセット信号RTの入力によっ
てリセットする。17は、正時刻カウンタを示す。正時
刻カウンタ17は、正分カウンタ回路18と正秒カウン
タ回路19とからなっている。正分カウンタ回路18
は、前述の正分針4aと正時針4bとの表示指示位置を
表す情報となっている。正秒カウンタ回路19は、基準
信号K1を数え基準信号K1が2Hzであるから、偶数
毎に+1していく。そして、正秒カウンタ回路19が
「60」になると、前述の正分カウンタ回路18を+1
歩進する。正分カウンタ回路18は、1日24時間つま
り1440をカウントすると帰零する。
号(たとえば2Hz)K1及び後述の制御回路50の制
御動作の基準となる制御信号K2を常に出力している基
準信号発生回路である。16は、前述の計時基準信号K
1を数える基準信号カウンタである。基準信号カウンタ
16は、2Hzの計時基準信号K1を数えたカウント値
を基準信号カウント値CTとして出力し、基準信号カウ
ント値CTは、基準信号リセット信号RTの入力によっ
てリセットする。17は、正時刻カウンタを示す。正時
刻カウンタ17は、正分カウンタ回路18と正秒カウン
タ回路19とからなっている。正分カウンタ回路18
は、前述の正分針4aと正時針4bとの表示指示位置を
表す情報となっている。正秒カウンタ回路19は、基準
信号K1を数え基準信号K1が2Hzであるから、偶数
毎に+1していく。そして、正秒カウンタ回路19が
「60」になると、前述の正分カウンタ回路18を+1
歩進する。正分カウンタ回路18は、1日24時間つま
り1440をカウントすると帰零する。
【0017】20は、FL時間量設定回路であり、制御
回路50からの指示信号である設定信号STによりFL
符号値FTとFL時間量値JTとを設定する。21は、
同じく制御回路50からの指示信号である基準時刻設定
信号KTによりFL基準時刻KHを設定し記憶するFL
基準時刻設定回路である。22は、FL時間量値JTに
したがって時間調整を行う間隔を設定するための調整間
隔設定回路である。調整間隔設定回路22は、表1に示
すごとくFL時間量値に対する調整間隔値KNを配列関
数として記憶してある。ここに設定した表1は話を簡素
化するために調整間隔値KNをすべて偶数とした。そこ
で、いま「+12分」に調整するためには調整間隔値K
Nは「120」となる。この「120」という調整間隔
値KNは前述の2Hzの基準信号K1を数えて120カ
ウント毎に1秒加算することを指示する値である。この
調整間隔設定回路22によって設定された調整間隔値K
Nは、前述の基準信号カウンタ16の出力である基準信
号カウント値CTとが一致する毎に1秒づつ増減する為
の値である。23は、FL時刻を調整する方向を決める
ための調整方向指示回路である。調整方向指示回路23
は、FL基準時刻KHの情報とFL符号値FTの情報を
基に基準時刻から12時間は+/−いずれの符号で調整
し、又12時間後の時刻から−/+のいずれかの符号で
調整するように切替えた符号指示値KFを出力する。
回路50からの指示信号である設定信号STによりFL
符号値FTとFL時間量値JTとを設定する。21は、
同じく制御回路50からの指示信号である基準時刻設定
信号KTによりFL基準時刻KHを設定し記憶するFL
基準時刻設定回路である。22は、FL時間量値JTに
したがって時間調整を行う間隔を設定するための調整間
隔設定回路である。調整間隔設定回路22は、表1に示
すごとくFL時間量値に対する調整間隔値KNを配列関
数として記憶してある。ここに設定した表1は話を簡素
化するために調整間隔値KNをすべて偶数とした。そこ
で、いま「+12分」に調整するためには調整間隔値K
Nは「120」となる。この「120」という調整間隔
値KNは前述の2Hzの基準信号K1を数えて120カ
ウント毎に1秒加算することを指示する値である。この
調整間隔設定回路22によって設定された調整間隔値K
Nは、前述の基準信号カウンタ16の出力である基準信
号カウント値CTとが一致する毎に1秒づつ増減する為
の値である。23は、FL時刻を調整する方向を決める
ための調整方向指示回路である。調整方向指示回路23
は、FL基準時刻KHの情報とFL符号値FTの情報を
基に基準時刻から12時間は+/−いずれの符号で調整
し、又12時間後の時刻から−/+のいずれかの符号で
調整するように切替えた符号指示値KFを出力する。
【0018】24は、調整しているFL時刻系のFL秒
針5を運針した運針量を数えているFL秒運針カウンタ
である。さらに、25は、FL時刻系を何秒分調整した
かをカウントするFL秒カウンタである。従って、FL
秒カウンタ25の60カウント毎にFLモニタ針7は、
前述の符号指示値KFの指示に従って「+」なら右の方
向に、「−」なら左の方向に運針することになる。26
は、FL秒運針カウンタ24の情報に従ってFL秒針5
を運針するための駆動モータCに駆動出力を出力するF
L秒針運針回路である。27は、FL秒運針カウンタ2
4のカウント内容が「60」になる毎にFL分針6aを
運針するための駆動モータBに駆動出力を出力するFL
分運針回路である。同様にして、28は、前述のように
FL秒カウンタ25の60カウント毎にFLモニタ針7
を駆動するFLモニタ針運針回路である。29は、正時
刻系の正分針4aを運針するための駆動モータAに駆動
出力を出力する正分針運針回路である。最後に、50
は、前述の各構成回路を所定のフローに従って制御する
ための制御回路である。
針5を運針した運針量を数えているFL秒運針カウンタ
である。さらに、25は、FL時刻系を何秒分調整した
かをカウントするFL秒カウンタである。従って、FL
秒カウンタ25の60カウント毎にFLモニタ針7は、
前述の符号指示値KFの指示に従って「+」なら右の方
向に、「−」なら左の方向に運針することになる。26
は、FL秒運針カウンタ24の情報に従ってFL秒針5
を運針するための駆動モータCに駆動出力を出力するF
L秒針運針回路である。27は、FL秒運針カウンタ2
4のカウント内容が「60」になる毎にFL分針6aを
運針するための駆動モータBに駆動出力を出力するFL
分運針回路である。同様にして、28は、前述のように
FL秒カウンタ25の60カウント毎にFLモニタ針7
を駆動するFLモニタ針運針回路である。29は、正時
刻系の正分針4aを運針するための駆動モータAに駆動
出力を出力する正分針運針回路である。最後に、50
は、前述の各構成回路を所定のフローに従って制御する
ための制御回路である。
【0019】つぎに図1において説明した時刻修正操作
とFL量設定操作について、説明すると、前述のプルス
イッチ1を一段引くと、時刻合わせ状態スイッチS1が
ON状態となり、時刻合わせ状態設定回路11は時刻合
わせ状態信号JWSを制御回路50に出力する。時刻合
わせ状態信号JWSを入力した制御回路50は、正秒カ
ウンタ19とFL秒運針カウンタ24とFL秒カウンタ
25をリセットする。さらに、FL秒針運針回路26に
対して正時刻系の時桁の24時間表示位置まで運針する
ための信号を駆動モータCに出力する。そして、FL分
針運針回路27にもFL調整量を無くした正時刻系と一
致した表示位置まで運針を行うよう駆動モータBに出力
する。この状態でプッシュボタン3を押す毎にFL基準
時刻スイッチS4がONしてFL基準時刻設定信号発生
回路14は、時刻合わせ信号JSTを出力する。この時
刻合わせ信号JSTを入力した制御回路50は、入力に
合わせて正分針運針回路29とFL分針運針回路27と
に同じ運針信号を駆動モータAに出力する。
とFL量設定操作について、説明すると、前述のプルス
イッチ1を一段引くと、時刻合わせ状態スイッチS1が
ON状態となり、時刻合わせ状態設定回路11は時刻合
わせ状態信号JWSを制御回路50に出力する。時刻合
わせ状態信号JWSを入力した制御回路50は、正秒カ
ウンタ19とFL秒運針カウンタ24とFL秒カウンタ
25をリセットする。さらに、FL秒針運針回路26に
対して正時刻系の時桁の24時間表示位置まで運針する
ための信号を駆動モータCに出力する。そして、FL分
針運針回路27にもFL調整量を無くした正時刻系と一
致した表示位置まで運針を行うよう駆動モータBに出力
する。この状態でプッシュボタン3を押す毎にFL基準
時刻スイッチS4がONしてFL基準時刻設定信号発生
回路14は、時刻合わせ信号JSTを出力する。この時
刻合わせ信号JSTを入力した制御回路50は、入力に
合わせて正分針運針回路29とFL分針運針回路27と
に同じ運針信号を駆動モータAに出力する。
【0020】プルスイッチ1をもう一段引くと、図1
(C)に示すFL量設定状態になる。この時、時刻合わ
せ状態スイッチS1とFL量合わせ状態スイッチS2と
がON状態となる。そこで、FL合わせ状態設定回路1
2は、FL合わせ状態信号FWSを制御回路50と時刻
合わせ状態設定回路11とに出力する。FL合わせ状態
信号FWSを入力した時刻合わせ状態設定回路11は、
時刻合わせ状態信号JWSの出力を中止する。このFL
量設定状態になると、制御回路50はFL基準時刻設定
回路21に記憶してある基準時刻設定信号KTを基にそ
の時刻表示を行う位置にFL秒針5を運針されるように
FL秒針運針回路26に出力し駆動モータCを駆動す
る。さらに、制御回路50は、FL時間量設定回路20
に記憶されているFL時間量値JTとFL符号値FTと
を基にFLモニタ針7を設定しあるFL時間量を指示表
示する位置まで運針するようにFLモニタ針運針回路2
8に信号を出力し駆動モータDを駆動する。
(C)に示すFL量設定状態になる。この時、時刻合わ
せ状態スイッチS1とFL量合わせ状態スイッチS2と
がON状態となる。そこで、FL合わせ状態設定回路1
2は、FL合わせ状態信号FWSを制御回路50と時刻
合わせ状態設定回路11とに出力する。FL合わせ状態
信号FWSを入力した時刻合わせ状態設定回路11は、
時刻合わせ状態信号JWSの出力を中止する。このFL
量設定状態になると、制御回路50はFL基準時刻設定
回路21に記憶してある基準時刻設定信号KTを基にそ
の時刻表示を行う位置にFL秒針5を運針されるように
FL秒針運針回路26に出力し駆動モータCを駆動す
る。さらに、制御回路50は、FL時間量設定回路20
に記憶されているFL時間量値JTとFL符号値FTと
を基にFLモニタ針7を設定しあるFL時間量を指示表
示する位置まで運針するようにFLモニタ針運針回路2
8に信号を出力し駆動モータDを駆動する。
【0021】この状態で、FL量設定スイッチS3をO
Nする毎にFL時間量設定信号発生回路13は、時間量
設定信号SETを制御回路50に出力する。制御回路5
0は、設定された時間量と符号をFL時間量設定回路2
0に記憶するとともにFLモニタ針運針回路28にFL
モニタ針5の運針信号を出力する。また、FL基準時刻
スイッチS4をONする毎にFL基準時刻設定信号発生
回路14は、基準時刻設定信号KSTを制御回路50に
出力する。制御回路50は、同様にFL基準時刻設定信
号KTをFL基準時刻設定回路21に出力するととも
に、FL秒針運針回路26にFL基準時刻を表示すべく
運針信号を出力する。
Nする毎にFL時間量設定信号発生回路13は、時間量
設定信号SETを制御回路50に出力する。制御回路5
0は、設定された時間量と符号をFL時間量設定回路2
0に記憶するとともにFLモニタ針運針回路28にFL
モニタ針5の運針信号を出力する。また、FL基準時刻
スイッチS4をONする毎にFL基準時刻設定信号発生
回路14は、基準時刻設定信号KSTを制御回路50に
出力する。制御回路50は、同様にFL基準時刻設定信
号KTをFL基準時刻設定回路21に出力するととも
に、FL秒針運針回路26にFL基準時刻を表示すべく
運針信号を出力する。
【0022】そして、プルスイッチ1を元の位置に戻す
工程において、まず前述のFL量合わせ状態スイッチS
2がOFF状態になり、つぎに時刻合わせ状態スイッチ
S1がOFF状態になる。そこで、時刻合わせ状態スイ
ッチS1がOFFになると、時刻合わせ状態設定回路1
1はリセット信号RSを制御回路50に出力する。制御
回路50は、設定された正時刻と設定されたFL基準時
刻及びFL時間量とFL時刻系のFL秒針5の位置とF
L分針4aの位置を算出し、算出結果にしたがってFL
秒針運針回路26とFL分針運針回路27に運針信号を
出力する。
工程において、まず前述のFL量合わせ状態スイッチS
2がOFF状態になり、つぎに時刻合わせ状態スイッチ
S1がOFF状態になる。そこで、時刻合わせ状態スイ
ッチS1がOFFになると、時刻合わせ状態設定回路1
1はリセット信号RSを制御回路50に出力する。制御
回路50は、設定された正時刻と設定されたFL基準時
刻及びFL時間量とFL時刻系のFL秒針5の位置とF
L分針4aの位置を算出し、算出結果にしたがってFL
秒針運針回路26とFL分針運針回路27に運針信号を
出力する。
【0023】図3は、通常状態におけるシステムの流れ
を示すフロー図である。図3において、各ステップ毎に
番号が記入してある。図2に説明した全体システムの大
枠の流れを図3を用いて説明する。図2における制御回
路50は、2Hzの基準信号K1を入力する度に図3に
記すフローが始まる。そこで、図3の流れに沿って進行
する。まず、ステップ1で基準信号カウンタ16に+1
加算する。ステップ2において、前述の基準信号カウン
タ16のカウント値CTが偶数であるか否かを判定す
る。前述のごとく2Hzの基準信号K1をカウントして
いるのであるから偶数であることは正秒であることを意
味する。そこで、偶数であれば、ステップ3において正
秒カウンタ19に+1を加算する。基準信号カウント値
CTが奇数であれば、直接ステップ「END」へ移行し
終了する。ステップ4では、基準信号カウント値CTと
調整間隔設定回路22から選定した調整間隔値KNと比
較して調整するタイミングであるか否かを判定する。そ
のタイミングでない時は、ステップ13へ移行する。こ
のことは調整のタイミングではなく、通常の秒計時によ
るFL秒針5の運針行うことを意味する。調整タイミン
グである時は基準信号カウンタ16へ基準信号リセット
信号RTを出力し、ステップ5へ移行する。ステップ5
では、FL秒カウンタ25を+1加算する。これは調整
を1秒分実行したことを意味する。次に、ステップ6で
は図2に示す調整方向指示回路23の符号指示値KFに
したがって次の移行方向を判別する。
を示すフロー図である。図3において、各ステップ毎に
番号が記入してある。図2に説明した全体システムの大
枠の流れを図3を用いて説明する。図2における制御回
路50は、2Hzの基準信号K1を入力する度に図3に
記すフローが始まる。そこで、図3の流れに沿って進行
する。まず、ステップ1で基準信号カウンタ16に+1
加算する。ステップ2において、前述の基準信号カウン
タ16のカウント値CTが偶数であるか否かを判定す
る。前述のごとく2Hzの基準信号K1をカウントして
いるのであるから偶数であることは正秒であることを意
味する。そこで、偶数であれば、ステップ3において正
秒カウンタ19に+1を加算する。基準信号カウント値
CTが奇数であれば、直接ステップ「END」へ移行し
終了する。ステップ4では、基準信号カウント値CTと
調整間隔設定回路22から選定した調整間隔値KNと比
較して調整するタイミングであるか否かを判定する。そ
のタイミングでない時は、ステップ13へ移行する。こ
のことは調整のタイミングではなく、通常の秒計時によ
るFL秒針5の運針行うことを意味する。調整タイミン
グである時は基準信号カウンタ16へ基準信号リセット
信号RTを出力し、ステップ5へ移行する。ステップ5
では、FL秒カウンタ25を+1加算する。これは調整
を1秒分実行したことを意味する。次に、ステップ6で
は図2に示す調整方向指示回路23の符号指示値KFに
したがって次の移行方向を判別する。
【0024】もし、符号指示値KFが「+方向」である
とすると、ステップ7へ移行しFL秒針5を1秒正運針
するために、FL秒針運針回路26へ運針信号を出力す
る。そしてステップ8でFL秒運針カウンタ24に+1
加算する。ステップ9では、FL秒運針カウンタ24が
「60」をカウントしたか否かを判定する。もし、「6
0」であれば、FL秒運針カウンタ24を帰零してステ
ップ10へ移行する。「60」でなければ、直接ステッ
プ11へ移行する。ステップ10では、FL秒が60秒
経過したため、FL分針を1分歩進するためにFL分針
運針回路27へ運針指示信号を出力する。このステップ
7からステップ10まででFL調整のタイミング毎に
「+1秒」余計にFL秒針5を運針したこととなる。
とすると、ステップ7へ移行しFL秒針5を1秒正運針
するために、FL秒針運針回路26へ運針信号を出力す
る。そしてステップ8でFL秒運針カウンタ24に+1
加算する。ステップ9では、FL秒運針カウンタ24が
「60」をカウントしたか否かを判定する。もし、「6
0」であれば、FL秒運針カウンタ24を帰零してステ
ップ10へ移行する。「60」でなければ、直接ステッ
プ11へ移行する。ステップ10では、FL秒が60秒
経過したため、FL分針を1分歩進するためにFL分針
運針回路27へ運針指示信号を出力する。このステップ
7からステップ10まででFL調整のタイミング毎に
「+1秒」余計にFL秒針5を運針したこととなる。
【0025】次に、ステップ11では、FL秒カウンタ
25が「60」をカウントしたか否かを判別する。「6
0」をカウントしたということは、時間調整を1分間分
実行したことである。そこで、FL秒カウンタ25が
「60」をカウントしていればFL秒針カウンタ25を
帰零して、ステップ12でFLモニタ針7を正方向へ運
針するための信号をFLモニタ針運針回路28へ出力す
る。このFLモニタ針7の表示位置が、現在FL時刻系
が正時刻系に対して何分進んでいるかを示すこととな
る。
25が「60」をカウントしたか否かを判別する。「6
0」をカウントしたということは、時間調整を1分間分
実行したことである。そこで、FL秒カウンタ25が
「60」をカウントしていればFL秒針カウンタ25を
帰零して、ステップ12でFLモニタ針7を正方向へ運
針するための信号をFLモニタ針運針回路28へ出力す
る。このFLモニタ針7の表示位置が、現在FL時刻系
が正時刻系に対して何分進んでいるかを示すこととな
る。
【0026】さらに、ステップ13では、FL秒針5を
運針するための信号をFL秒針運針回路26へ出力す
る。そして、ステップ14でFL秒運針カウンタ24を
+1カウントする。次に、ステップ15とステップ16
とでは、ステップ7とステップ8と同様にFL秒運針カ
ウンタ24が「60」を数えたらFL秒運針カウンタ2
4を帰零して、FL分針6aを運針すべく信号を出力す
る。そして、ステップ17において、正秒カウンタ回路
19が「60」であることを確認すると、ステップ18
で正分針4aを運針するための信号を正分針運針回路2
9へ出力する。このステップ11からステップ18まで
は、通常の時計計時における秒針と分針の運針の流れで
ある。
運針するための信号をFL秒針運針回路26へ出力す
る。そして、ステップ14でFL秒運針カウンタ24を
+1カウントする。次に、ステップ15とステップ16
とでは、ステップ7とステップ8と同様にFL秒運針カ
ウンタ24が「60」を数えたらFL秒運針カウンタ2
4を帰零して、FL分針6aを運針すべく信号を出力す
る。そして、ステップ17において、正秒カウンタ回路
19が「60」であることを確認すると、ステップ18
で正分針4aを運針するための信号を正分針運針回路2
9へ出力する。このステップ11からステップ18まで
は、通常の時計計時における秒針と分針の運針の流れで
ある。
【0027】次に、前に戻りステップ6において、符号
指示値KFが「−方向」であるとステップ19に進み、
ステップ19では、FL秒カウンタ25が「60」をカ
ウントしたか否かを判別する。「60」をカウントした
ということは、時間調整を1分間分実行したことであ
る。そこで、FL秒カウンタ25が「60」をカウント
していればFL秒カウンタ25を帰零して、ステップ2
0でFLモニタ針7を負方向へ運針するための信号をF
Lモニタ針運針回路28へ出力する。そして、ステップ
「END」へ移行する。この事によって本来正時刻系の
正秒であるためにFL秒針5も1秒歩進しなければなら
ないが、ステップ「END」へジャンプすることでFL
秒針5は1秒分遅れることになる。但、ステップ19と
ステップ20を実行することで調整を負方向へ実行した
ことが示される。
指示値KFが「−方向」であるとステップ19に進み、
ステップ19では、FL秒カウンタ25が「60」をカ
ウントしたか否かを判別する。「60」をカウントした
ということは、時間調整を1分間分実行したことであ
る。そこで、FL秒カウンタ25が「60」をカウント
していればFL秒カウンタ25を帰零して、ステップ2
0でFLモニタ針7を負方向へ運針するための信号をF
Lモニタ針運針回路28へ出力する。そして、ステップ
「END」へ移行する。この事によって本来正時刻系の
正秒であるためにFL秒針5も1秒歩進しなければなら
ないが、ステップ「END」へジャンプすることでFL
秒針5は1秒分遅れることになる。但、ステップ19と
ステップ20を実行することで調整を負方向へ実行した
ことが示される。
【0028】図1で説明したごとく、FL量を「+1
2」分、FL基準時刻を「8時」と設定したのであるか
ら、図2に示す調整方向指示回路23は、8時から20
時まではその出力、符号指示値KFを「−方向」とし、
20時以降翌8時までは「+方向」となる。そして、図
3の流れにしたがって8時から20時までは基準信号K
1を120カウントする毎に1秒づつ余分にFL秒針5
を歩進していき、正時刻系の20時になると12分進ん
ででいる。そして、正時刻系の20時になると図2に示
す調整方向指示回路23の出力である符号指示値KFは
「−方向」となり、基準信号K1を120カウントする
毎に1秒づつFL秒針5の歩進を取りやめていき、8時
には正時刻系とFL時刻系が一致することとなる。
2」分、FL基準時刻を「8時」と設定したのであるか
ら、図2に示す調整方向指示回路23は、8時から20
時まではその出力、符号指示値KFを「−方向」とし、
20時以降翌8時までは「+方向」となる。そして、図
3の流れにしたがって8時から20時までは基準信号K
1を120カウントする毎に1秒づつ余分にFL秒針5
を歩進していき、正時刻系の20時になると12分進ん
ででいる。そして、正時刻系の20時になると図2に示
す調整方向指示回路23の出力である符号指示値KFは
「−方向」となり、基準信号K1を120カウントする
毎に1秒づつFL秒針5の歩進を取りやめていき、8時
には正時刻系とFL時刻系が一致することとなる。
【0029】又、本実施例においては使用者が設定した
時刻から12時間に渡り、所定の間隔で調整していき、
12時間経過後から同一の調整量で逆方向に調整してい
くものであるが、設定した時刻からの調整量と逆方向へ
の調整量とを違えて調整することできる。この場合は調
整方向を切替える時間は異なる。
時刻から12時間に渡り、所定の間隔で調整していき、
12時間経過後から同一の調整量で逆方向に調整してい
くものであるが、設定した時刻からの調整量と逆方向へ
の調整量とを違えて調整することできる。この場合は調
整方向を切替える時間は異なる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば使用者の生活リズムに合わせた時間間隔に設定す
ることで、1日を有効に活動することができるし、管理
された正確な時間に個人行動が縛られること無く、自由
に個人のリズムで行動できるようになる。また一方他人
とのつながりとなる正時刻系表示もなされているために
コミニュケーションを損なうこともなくなるという効果
がある。
よれば使用者の生活リズムに合わせた時間間隔に設定す
ることで、1日を有効に活動することができるし、管理
された正確な時間に個人行動が縛られること無く、自由
に個人のリズムで行動できるようになる。また一方他人
とのつながりとなる正時刻系表示もなされているために
コミニュケーションを損なうこともなくなるという効果
がある。
【図1】本発明の一実施例である電子時計の各状態の表
示状態を示す表示平面図であり、(A)は電子時計の通
常状態の表示状態を示す平面図、(B)は時刻合わせ状
態の表示状態を示す表示平面図、(C)は時間調整量の
設定状態の表示状態を示す表示平面図である。
示状態を示す表示平面図であり、(A)は電子時計の通
常状態の表示状態を示す平面図、(B)は時刻合わせ状
態の表示状態を示す表示平面図、(C)は時間調整量の
設定状態の表示状態を示す表示平面図である。
【図2】本実施例の電子時計の全体システムを示すシス
テム図である。
テム図である。
【図3】本実施例の通常状態における時刻計時の流れを
しめすフロー図である。
しめすフロー図である。
4a 正分針 4b 正時針 5 FL秒針 6a FL分針 6b FL時針 7 FLモニタ針 15 基準信号発生回路 16 基準信号カウンタ 20 FL時間量設定回路 21 FL基準時刻設定回路 22 調整間隔設定回路 50 制御回路
【表1】
Claims (1)
- 【請求項1】 基準信号発生回路、その基準信号発生回
路の出力を計数し時刻計時を行う正時刻カウンタ、外部
から操作可能な外部入力回路、その外部入力回路の指示
に従い上記正時刻カウンタに対する最大調整量を設定す
るFL時間量設定回路、上記FL時間量設定回路に設定
した最大調整量を単位時間間隔に均等に調整するための
調整間隔を設定調整間隔決定回路、上記正時刻カウンタ
に対し上記FL時間量設定回路に設定された調整量を加
減算して時刻表示を行う第2表示装置と上記正時刻カウ
ンタの情報に従って時刻表示を行う第1表示装置を設け
た電子時計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23105991A JPH0545476A (ja) | 1991-08-20 | 1991-08-20 | 電子時計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23105991A JPH0545476A (ja) | 1991-08-20 | 1991-08-20 | 電子時計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0545476A true JPH0545476A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16917646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23105991A Pending JPH0545476A (ja) | 1991-08-20 | 1991-08-20 | 電子時計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0545476A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101108069B1 (ko) * | 2003-05-06 | 2012-01-31 | 메지트 (유우케이)리미티드 | 열교환기 코어 |
KR101109718B1 (ko) * | 2010-04-23 | 2012-02-09 | 한국에너지기술연구원 | 콤팩트 설비 유니트용 일체형 열교환기 |
JP2013228213A (ja) * | 2012-04-24 | 2013-11-07 | Yasuaki Iwai | 時計 |
-
1991
- 1991-08-20 JP JP23105991A patent/JPH0545476A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101108069B1 (ko) * | 2003-05-06 | 2012-01-31 | 메지트 (유우케이)리미티드 | 열교환기 코어 |
KR101109718B1 (ko) * | 2010-04-23 | 2012-02-09 | 한국에너지기술연구원 | 콤팩트 설비 유니트용 일체형 열교환기 |
JP2013228213A (ja) * | 2012-04-24 | 2013-11-07 | Yasuaki Iwai | 時計 |
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