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JPH0541763U - 耐熱圧着ロール - Google Patents

耐熱圧着ロール

Info

Publication number
JPH0541763U
JPH0541763U JP10106491U JP10106491U JPH0541763U JP H0541763 U JPH0541763 U JP H0541763U JP 10106491 U JP10106491 U JP 10106491U JP 10106491 U JP10106491 U JP 10106491U JP H0541763 U JPH0541763 U JP H0541763U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastic body
rubber elastic
heat
coated
bonding roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10106491U
Other languages
English (en)
Inventor
昇 藤川
晴廣 山下
Original Assignee
旭化成工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 旭化成工業株式会社 filed Critical 旭化成工業株式会社
Priority to JP10106491U priority Critical patent/JPH0541763U/ja
Publication of JPH0541763U publication Critical patent/JPH0541763U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Manufacturing Of Printed Circuit Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 150℃以上の高温で加熱しても、芯金から
のゴム弾性体の剥離をなくし、感光性ドライフィルムの
圧着によりしみ出した感光層がロールに付着してもその
取り除きを容易にする。 【構成】 芯金1の中心部に加熱部を備え、該芯金の周
囲に高い耐熱性ゴム弾性体を被覆するとともに、該耐熱
性ゴム弾性体の外周にシリコーンゴム弾性体を被覆し
て、芯金に被覆されるゴム弾性体を2層に構成した耐熱
圧着ロール。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばプリント基板等の基板に感光性ドライフィルム等を付着せし めるためのラミネータに用いられる耐熱圧着ロールに関する。
【0002】
【従来の技術】
基板にフィルムを付着させるラミネータに用いられるシャフト部11を有する 圧着ローラ10は、図3に示すように、芯金12の周囲にゴム弾性体13を被覆 して構成されており、芯金12の中心部にサポータ15によって支持されるヒー タ14によって前記の芯金12が加熱され、該芯金12に被覆されるゴム弾性体 13の表面を一定温度の加熱状態に保持している。上記のように構成された加熱 圧着ロール1を一対として、ラミネータに組み込み、フィルムを基板にラミネー トするのに用いられ、実際には一対とした加熱圧着ロールを複数組用いている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記した従来の一対とした圧着ロールを複数組備えたラミネータで基板にフィ ルムを圧着させる際に、感光性ドライフィルム及び基板に熱を加え、感光性ドラ イフィルムの感光層の熱変形を大きくするために、加熱温度を150℃を越える 高い温度とした圧着ロールを用いると、圧着ロールの芯金とそれに被覆されてい るゴム弾性体との接着性が低下し、芯金からゴム弾性体が剥離してしまい、使用 することができなかった。
【0004】 近年、プリント配線板が高密度化,表面実装化されるにつれ、基板表面と感光 層との間の密着性と、スルーホール内に感光層がたれ込むことがラミネートの際 重要な要求特性となっている。また、ラミネートの際に感光層の熱変形を大きく するために熱圧着ロールを高温で使用するという要求がますます多くなっている 。
【0005】 そこで、本考案は、150℃を越える高温で加熱した熱圧着ロールを組込んだ ラミネータを用いた場合でも熱圧着ロールの芯金からのゴム弾性体の剥離をなく し、加熱圧着によりしみ出してきた感光層が圧着ロールに付着した際に該付着し た感光層の取り除き作業をも容易にした圧着ロールの提供を目的とするものであ る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る耐熱圧着ロールは、前記した目的を達成するために、芯金の中心 部に加熱部を備え、前記芯金の周囲に耐熱性ゴム弾性体を被覆せしめるとともに 、該耐熱性ゴム弾性体の外周にシリコーンゴム弾性体を被覆して2層のゴム弾性 体からなることをその特徴とするものである。
【0007】
【作用】
本考案に係る耐熱圧着ロールは、中心部に加熱部を有する芯金に被覆されるゴ ム弾性体を高い耐熱性ゴム弾性とし、該耐熱性ゴム弾性体にシリコーンゴム弾性 体を被覆して芯金に被覆するゴム弾性体を2層としているので、これを組み込ん だラミネータは150℃を越える高い温度で感光性ドライフィルムを基板にラミ ネート可能であり、基板表面の凹凸部への感光性ドライフィルムの熱変形追従性 を向上させることができ、感光性ドライフィルムの感光層と基板との密着性を高 め、熱変形によりしみ出した感光層が圧着ロールに付着したときでも外側にシリ コーンゴム弾性体が被覆されているので、付着した感光層の除去作業を容易にす るものである。
【0008】
【実施例】
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1において、1は長手方向中心 部を中空部2とした芯金であり、前記中空部2内にサポート7によって支持され た加熱ヒータ3が装着され、該加熱ヒータ3により芯金1を加熱する。4は前記 芯金1に被覆された高い耐熱性を有するゴム弾性体であり、5は前記耐熱性を有 するゴム弾性体4の外側に被覆されたシリコーンゴム弾性体である。したがって 耐熱圧着ロールAは、加熱部3を備えたシャフト部8を有する芯金1にゴム弾性 体が2層被覆された構成となっている。
【0009】 前記した芯金1に直接被覆される高い耐熱性を有するゴム弾性体4は、芯金1 に対し高温例えば150℃以上の温度まで使用可能な芯金1との接着性を有する ゴム弾性体であり、その外側に前記の耐熱性ゴム弾性体4との強固な接着性を有 するシリコーンゴム弾性体5を被覆している。
【0010】 前記した高い耐熱性ゴム弾性体4としてはフッ素ゴムが用いられ、該フッ素ゴ ム弾性体4とシリコーンゴム弾性体5の接着性を高めるため、最初に芯金1にフ ッ素ゴム弾性体4を被覆し、該被覆されたフッ素ゴム弾性体4の表面を粗面に形 成し、その上にシリコーンゴム弾性体5を被覆すると、フッ素ゴム弾性体4とシ リコーンゴム弾性体5との接着性を強固にすることができる。
【0011】 前記した耐熱圧着ロールAの芯金1の外径は40mm〜100mmのものが一般的 に用いられ、前記芯金1に被覆されるフッ素ゴム弾性体4の厚みは0.5〜5. 0mm、また、前記のフッ素ゴム弾性体4の外周に被覆されるシリコーンゴム弾性 体5の厚みは0.5〜50mmであり、ゴム硬度としてはフッ素ゴム,シリコーン ゴムは共に50〜75度のものが用いられる。また、芯金1の材質は、鉄,ステ ンレス等の金属材料が用いられる。
【0012】 本実施例は以上のように構成されるもので、芯金1にフッ素ゴム弾性体4を被 覆し、該フッ素ゴム弾性体4の外周にシリコーンゴム弾性体5を被覆した耐熱圧 着ロールAをラミネータに装着して用いるものである。そしてラミネータ15は 図3に示すように、感光性ドライフィルム16,16が巻回された上下一対のロ ール17,18より供給される感光性ドライフィルム16のカバーフィルムをロ ール19,19によって剥離し、該剥離された感光性ドライフィルム16,16 を本実施例による耐熱圧着ロールA,Aを一対として複数組み込んだラミネート ロールにより基板20にラミネートするものであるが、前記した耐熱圧着ロール A,Aよりなるラミネートロールの表面温度180℃でラミネータ15を稼動さ せたが、ゴム弾性体4,5間の剥離、芯金1とフッ素ゴム弾性体4間の剥離もな く、良好なレジストの基板20へのラミネート状態及びラミネート後のロール表 面の清掃をも容易に実施することができた。
【0013】
【考案の効果】
本考案に係る耐熱圧着ロールは、加熱部を有する芯金に耐熱性ゴム弾性体を被 覆し、該耐熱性ゴム弾性体の外側にシリコーンゴム弾性体を被覆してゴム弾性体 を2層としたので、耐熱圧着ロールの表面温度を150℃を越える高温でラミネ ータロールとして使用してもゴム弾性体の剥離もなく、きわめて高い温度での使 用が可能であり、ラミネータロールとして使用したときの基板とフィルムの密着 性やスルーホール内へのレジストのたれ込み性を高めることができ、また、ラミ ネート後のロールの表面の清掃を容易に実施できるという実用的効果を有するも のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の耐熱圧着ロールの断面図。
【図2】圧着ロールを用いたラミネータの説明図。
【図3】従来の圧着ロールの断面図。
【符号の説明】
A 耐熱圧着ロール 1 芯金 2 中空部 3 加熱ヒータ 4 高耐熱性のゴム弾性体 5 シリコーンゴム弾性体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯金の中心部に加熱部を備え、前記芯金
    の周囲に耐熱性ゴム弾性体を被覆せしめるとともに、該
    耐熱性ゴム弾性体の外周にシリコーンゴム弾性体を被覆
    して2層のゴム弾性体からなることを特徴とする耐熱圧
    着ロール。
  2. 【請求項2】 芯金の周囲に被覆される耐熱性ゴム弾性
    体をフッ素ゴム弾性体としたことを特徴とする請求項1
    項記載の耐熱圧着ロール。
JP10106491U 1991-11-13 1991-11-13 耐熱圧着ロール Pending JPH0541763U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10106491U JPH0541763U (ja) 1991-11-13 1991-11-13 耐熱圧着ロール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10106491U JPH0541763U (ja) 1991-11-13 1991-11-13 耐熱圧着ロール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0541763U true JPH0541763U (ja) 1993-06-08

Family

ID=14290681

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10106491U Pending JPH0541763U (ja) 1991-11-13 1991-11-13 耐熱圧着ロール

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JP (1) JPH0541763U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08130357A (ja) * 1994-10-31 1996-05-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回路基板の製造方法および製造装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01205188A (ja) * 1988-02-10 1989-08-17 Minolta Camera Co Ltd 定着ローラ
JPH0418582A (ja) * 1990-05-14 1992-01-22 Kin Yosha Kk 定着ロール

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980203