JPH0540143Y2 - - Google Patents
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- JPH0540143Y2 JPH0540143Y2 JP1987065840U JP6584087U JPH0540143Y2 JP H0540143 Y2 JPH0540143 Y2 JP H0540143Y2 JP 1987065840 U JP1987065840 U JP 1987065840U JP 6584087 U JP6584087 U JP 6584087U JP H0540143 Y2 JPH0540143 Y2 JP H0540143Y2
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Landscapes
- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
- Nozzles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は適温に加熱した洗浄水を噴出させて局
部の洗浄を行う衛生洗浄装置の改良に関し、その
目的は前記洗浄水を、局部の洗浄を行うノズル装
置側と、このノズル装置における洗浄水の噴出口
を備えたノズルヘツドを洗浄する自浄ノズル側と
に時間差を保つて個々に供給可能とし、局部とノ
ズルヘツドとを個別に洗浄することにある。
部の洗浄を行う衛生洗浄装置の改良に関し、その
目的は前記洗浄水を、局部の洗浄を行うノズル装
置側と、このノズル装置における洗浄水の噴出口
を備えたノズルヘツドを洗浄する自浄ノズル側と
に時間差を保つて個々に供給可能とし、局部とノ
ズルヘツドとを個別に洗浄することにある。
従来、水洗便器等に付設して適温に加熱した洗
浄水を噴出させて局部の洗浄を行う衛生洗浄装置
は各種のものが使用されている。そして、前記衛
生洗浄装置には、例えば、第11図に示すような
ノズル装置1が具備されている。このノズル装置
1は第11図、第12図に示すように、有蓋筒状
に形成したシリンダ2内に、ピストン3を基端に
有しシリンダ2から流路4を介して突出する先端
にノズルヘツド5を備えたノズル本体6を摺動自
在に収納し、このノズル本体6を、常時はシリン
ダ2内の先端とピストン3との間に介挿した圧縮
ばね7の付勢力により、ノズルヘツド5を外部に
残した状態でシリンダ2内に没入するように構成
されている。使用に際しては、衛生洗浄装置内に
別に設けた図示しない加熱装置に連絡する給水管
8を介して洗浄水が入水口9からシリンダ2内に
給送され、シリンダ2内の水圧が上昇すると、ノ
ズル本体6のピストン3は前記水圧によりシリン
ダ2の軸線方向に押動されてノズル本体6をシリ
ンダ2から伸出させ、ノズルヘツド5の突端に開
口する噴出口10より洗浄水を噴出させて局部の
洗浄を行つていた。
浄水を噴出させて局部の洗浄を行う衛生洗浄装置
は各種のものが使用されている。そして、前記衛
生洗浄装置には、例えば、第11図に示すような
ノズル装置1が具備されている。このノズル装置
1は第11図、第12図に示すように、有蓋筒状
に形成したシリンダ2内に、ピストン3を基端に
有しシリンダ2から流路4を介して突出する先端
にノズルヘツド5を備えたノズル本体6を摺動自
在に収納し、このノズル本体6を、常時はシリン
ダ2内の先端とピストン3との間に介挿した圧縮
ばね7の付勢力により、ノズルヘツド5を外部に
残した状態でシリンダ2内に没入するように構成
されている。使用に際しては、衛生洗浄装置内に
別に設けた図示しない加熱装置に連絡する給水管
8を介して洗浄水が入水口9からシリンダ2内に
給送され、シリンダ2内の水圧が上昇すると、ノ
ズル本体6のピストン3は前記水圧によりシリン
ダ2の軸線方向に押動されてノズル本体6をシリ
ンダ2から伸出させ、ノズルヘツド5の突端に開
口する噴出口10より洗浄水を噴出させて局部の
洗浄を行つていた。
しかし、従来の衛生洗浄装置に具備されている
ノズル装置1は、洗浄水の水圧によりノズル本体
6がシリンダ2から押出され、ノズルヘツド5を
局部の斜め後方の下側に位置させ、この状態で洗
浄水を噴出して局部を洗浄をする機能を具備して
いるのみであつたので、次に示すような欠点があ
つた。
ノズル装置1は、洗浄水の水圧によりノズル本体
6がシリンダ2から押出され、ノズルヘツド5を
局部の斜め後方の下側に位置させ、この状態で洗
浄水を噴出して局部を洗浄をする機能を具備して
いるのみであつたので、次に示すような欠点があ
つた。
(1) ノズル装置1は洗浄水の加熱装置をはじめ、
洗浄水の給送、停止を行う電磁弁、制御装置等
とともに、衛生洗浄装置のケーシング内に収容
され、不使用時はノズルヘツド5もケーシング
の開口端内側に収納されている。ところが、ケ
ーシングのノズルヘツド5が収納されている位
置は、ノズルヘツド5が便器内に出没できるよ
う常時開口されているため、用便中あるいは汚
物の排出に際し汚水が飛散してノズルヘツドや
噴出口の周縁を汚損したり、あるいは局部の洗
浄中に汚物等がノズルヘツドに付着したりする
おそれがあつた。
洗浄水の給送、停止を行う電磁弁、制御装置等
とともに、衛生洗浄装置のケーシング内に収容
され、不使用時はノズルヘツド5もケーシング
の開口端内側に収納されている。ところが、ケ
ーシングのノズルヘツド5が収納されている位
置は、ノズルヘツド5が便器内に出没できるよ
う常時開口されているため、用便中あるいは汚
物の排出に際し汚水が飛散してノズルヘツドや
噴出口の周縁を汚損したり、あるいは局部の洗
浄中に汚物等がノズルヘツドに付着したりする
おそれがあつた。
(2) 局部洗浄後、ノズル本体6がシリンダ2内に
没入する際、ノズル本体6内に残留している洗
浄水の一部は衛生洗浄装置の本体内に逆流する
ものの、多くはノズルヘツド5の噴出口10か
ら水鉄砲のように噴出して排出される。この場
合、噴出口10は局部を洗浄する関係上、小径
に設けられているので、排出に手間どりノズル
本体6の収納に時間がかかるとともに、噴出口
10から排出される洗浄水によつて身体の一部
や衣服等を濡らすおそれがあつた。
没入する際、ノズル本体6内に残留している洗
浄水の一部は衛生洗浄装置の本体内に逆流する
ものの、多くはノズルヘツド5の噴出口10か
ら水鉄砲のように噴出して排出される。この場
合、噴出口10は局部を洗浄する関係上、小径
に設けられているので、排出に手間どりノズル
本体6の収納に時間がかかるとともに、噴出口
10から排出される洗浄水によつて身体の一部
や衣服等を濡らすおそれがあつた。
本考案は前記の欠点を除去し、衛生洗浄装置の
使用に際し、その直前と直後にノズルヘツドをノ
ズル本体がシリンダ内に没入している時点で洗浄
し、ノズル装置を常時清潔に保つようにした衛生
洗浄装置を提供することにある。
使用に際し、その直前と直後にノズルヘツドをノ
ズル本体がシリンダ内に没入している時点で洗浄
し、ノズル装置を常時清潔に保つようにした衛生
洗浄装置を提供することにある。
本考案は前記の目的を達成するためノズル装置
の入水口側に、洗浄水を2方向に給送するための
分水装置を取付け、この分水装置の一方をノズル
装置の入水口と連絡させ、他方はシリンダにその
軸線方向と平行に配置したノズルヘツド洗浄用の
自浄ノズルと連絡し、かつ、この分水装置は自浄
ノズルと連絡する管路の開口端を電磁切換弁によ
つて開閉自在とするとともに、自浄ノズルの開口
端を大径に、入水口と連絡するノズルヘツドに開
口する洗浄水噴出用の噴出口は小径となし、洗浄
水を自浄ノズル側に給送するときは、分水装置の
自浄ノズル側の大径な管路を開放すると、洗浄水
はノズル装置の噴出口が局部洗浄の関係から小径
となつているため、流体摩擦によつてノズル装置
側には流れにくくなり、洗浄水の大半は自浄ノズ
ル側を良好に流通してノズルヘツドの洗浄を迅
速・確実に行い、又、洗浄水をノズル装置側に流
すときは、自浄ノズル側を完全に閉鎖してから分
水装置のノズル装置側の管路にだけ給送させて、
ノズル本体の伸出を良好に行い、局部の洗浄を衛
生的に行うとともに、洗浄水の効率的な使用を可
能としたことを特徴とする。
の入水口側に、洗浄水を2方向に給送するための
分水装置を取付け、この分水装置の一方をノズル
装置の入水口と連絡させ、他方はシリンダにその
軸線方向と平行に配置したノズルヘツド洗浄用の
自浄ノズルと連絡し、かつ、この分水装置は自浄
ノズルと連絡する管路の開口端を電磁切換弁によ
つて開閉自在とするとともに、自浄ノズルの開口
端を大径に、入水口と連絡するノズルヘツドに開
口する洗浄水噴出用の噴出口は小径となし、洗浄
水を自浄ノズル側に給送するときは、分水装置の
自浄ノズル側の大径な管路を開放すると、洗浄水
はノズル装置の噴出口が局部洗浄の関係から小径
となつているため、流体摩擦によつてノズル装置
側には流れにくくなり、洗浄水の大半は自浄ノズ
ル側を良好に流通してノズルヘツドの洗浄を迅
速・確実に行い、又、洗浄水をノズル装置側に流
すときは、自浄ノズル側を完全に閉鎖してから分
水装置のノズル装置側の管路にだけ給送させて、
ノズル本体の伸出を良好に行い、局部の洗浄を衛
生的に行うとともに、洗浄水の効率的な使用を可
能としたことを特徴とする。
以下、本考案の実施例を第1図ないし第10図
により説明する。
により説明する。
第6図ないし第8図において、衛生洗浄装置1
は便器12の後部上面に固定され、そのケーシン
グ13の前面には便座14及び便蓋15が擺動自
在に取付けられている。前記ケーシング13内に
は第9図、第10図に示すように、電磁弁S,加
熱装置H、ノズル装置16等洗浄水の給送、加
熱、噴出を行う各種機器と、これら機器間に配管
した給水間Wと、洗浄水の加熱、保温及びノズル
装置16への給送、停止を制御する制御装置Eが
内蔵され、このケーシング13側方に併設した操
作パネル13a上の各スイツチを操作し、洗浄水
を噴出、停止させて局部の洗浄を行う。
は便器12の後部上面に固定され、そのケーシン
グ13の前面には便座14及び便蓋15が擺動自
在に取付けられている。前記ケーシング13内に
は第9図、第10図に示すように、電磁弁S,加
熱装置H、ノズル装置16等洗浄水の給送、加
熱、噴出を行う各種機器と、これら機器間に配管
した給水間Wと、洗浄水の加熱、保温及びノズル
装置16への給送、停止を制御する制御装置Eが
内蔵され、このケーシング13側方に併設した操
作パネル13a上の各スイツチを操作し、洗浄水
を噴出、停止させて局部の洗浄を行う。
次にノズル装置16は第4図に示すように、シ
リンダ17と、このシリンダ17からその軸線方
向に出没するノズル本体18とからなり、シリン
ダ17は第8図のように、ケーシング13の底面
に設けた支持板19にノズル本体18の先端を下
方に向けて取付けられる。そして、前記シリンダ
17は上方端側に入水口20を有して第9図のよ
うに、後述する連結パイプ21一分水装置22−
電磁切換弁23を介して加熱装置Hに連結してい
る。ノズル本体18は第4図に示すように、頭部
がシリンダ17内を摺動するピストン24を備
え、シリンダ17から突出するピストン24の先
端(第4図の右側)は、該ピストン24と連接す
る流路25を介してノズルヘツド26を止着し、
シリンダ17の先端とピストン24の頭部との間
に介挿した圧縮ばね27により、ノズルヘツド2
6を残して常時はシリンダ17内に没入してお
り、洗浄水がシリンダ17に流入した場合は、水
圧によりピストン24が押動されてシリンダ17
から伸出し、ノズルヘツド26を洗浄位置に設定
する。なお、28はノズルヘツド26の先端上部
に開口した洗浄水の噴出口である。
リンダ17と、このシリンダ17からその軸線方
向に出没するノズル本体18とからなり、シリン
ダ17は第8図のように、ケーシング13の底面
に設けた支持板19にノズル本体18の先端を下
方に向けて取付けられる。そして、前記シリンダ
17は上方端側に入水口20を有して第9図のよ
うに、後述する連結パイプ21一分水装置22−
電磁切換弁23を介して加熱装置Hに連結してい
る。ノズル本体18は第4図に示すように、頭部
がシリンダ17内を摺動するピストン24を備
え、シリンダ17から突出するピストン24の先
端(第4図の右側)は、該ピストン24と連接す
る流路25を介してノズルヘツド26を止着し、
シリンダ17の先端とピストン24の頭部との間
に介挿した圧縮ばね27により、ノズルヘツド2
6を残して常時はシリンダ17内に没入してお
り、洗浄水がシリンダ17に流入した場合は、水
圧によりピストン24が押動されてシリンダ17
から伸出し、ノズルヘツド26を洗浄位置に設定
する。なお、28はノズルヘツド26の先端上部
に開口した洗浄水の噴出口である。
つづいて、電磁切換弁23の構造を第1図によ
り説明する。電磁切換弁23はプランジヤaとこ
のプランジヤaに電磁力を付勢するコイルbとか
らなる駆動部29と、プランジヤaの駆動によつ
て、弁口c及び分水装置22の大径な自浄管路d
を必要に応じて開閉する弁体eを収容した弁部3
0とからなり、取付片23aによつてノズル装置
16に取付ける。そして、弁部30には洗浄水を
前記弁部30に通水部31を一体的に並設し、こ
の通水部31には給水管Wと接続した洗浄水の通
水口fと、通水された洗浄水を弁部30に流入さ
せる流入孔gと設けられている。更に、前記弁部
30には大径な自浄管路dと、通水部31の小径
な流入孔gを経て洗浄水をノズル装置16に流通
させるための連絡口hと洗浄管路iとを備えた分
水装置22が連通可能に連接してある。即ち、弁
部30はその側部に通水部31を、上部には分水
装置22をそれぞれ備えて構成されている。
り説明する。電磁切換弁23はプランジヤaとこ
のプランジヤaに電磁力を付勢するコイルbとか
らなる駆動部29と、プランジヤaの駆動によつ
て、弁口c及び分水装置22の大径な自浄管路d
を必要に応じて開閉する弁体eを収容した弁部3
0とからなり、取付片23aによつてノズル装置
16に取付ける。そして、弁部30には洗浄水を
前記弁部30に通水部31を一体的に並設し、こ
の通水部31には給水管Wと接続した洗浄水の通
水口fと、通水された洗浄水を弁部30に流入さ
せる流入孔gと設けられている。更に、前記弁部
30には大径な自浄管路dと、通水部31の小径
な流入孔gを経て洗浄水をノズル装置16に流通
させるための連絡口hと洗浄管路iとを備えた分
水装置22が連通可能に連接してある。即ち、弁
部30はその側部に通水部31を、上部には分水
装置22をそれぞれ備えて構成されている。
なお、流入孔gはノズルヘツド26の小径な噴
出口28よりやや径大に設けられており、逆に、
通水口f、分水装置22の連絡口h、洗浄管路
i、自浄管路dは、ほぼ同一断面積で大径に形成
されている。
出口28よりやや径大に設けられており、逆に、
通水口f、分水装置22の連絡口h、洗浄管路
i、自浄管路dは、ほぼ同一断面積で大径に形成
されている。
そして、前記分水装置22の自浄管路d側に
は、第1図及び第2図に示すように、ノズルヘツ
ド26を洗浄するための自浄ノズル32が連接さ
れており、この自浄ノズル32は合成樹脂製の管
体又は角筒体を用いてシリンダ17の軸線方向に
沿つて配設し、その先端は第5図のように、ノズ
ル本体18の軸線方向と直交する位置に掛止片3
3を水平方向に突設し、この掛止片33の図示し
ない係合孔にシリンダ17先端の周縁に設けた係
止突起34を係脱自在に貫通して掛止することに
より、自浄ノズル32はその先端の放出口35を
ノズルヘツド26の上端部周縁と対応して、シリ
ンダ17に取付けられる。そして、自浄ノズル3
2の放出口35は分水装置22の各管路d,iと
ほぼ同一断面積で開口されており、この放出口3
5とノズルヘツド26の噴出口28との断面積比
は、本例において、約10:1程度で設けてある。
は、第1図及び第2図に示すように、ノズルヘツ
ド26を洗浄するための自浄ノズル32が連接さ
れており、この自浄ノズル32は合成樹脂製の管
体又は角筒体を用いてシリンダ17の軸線方向に
沿つて配設し、その先端は第5図のように、ノズ
ル本体18の軸線方向と直交する位置に掛止片3
3を水平方向に突設し、この掛止片33の図示し
ない係合孔にシリンダ17先端の周縁に設けた係
止突起34を係脱自在に貫通して掛止することに
より、自浄ノズル32はその先端の放出口35を
ノズルヘツド26の上端部周縁と対応して、シリ
ンダ17に取付けられる。そして、自浄ノズル3
2の放出口35は分水装置22の各管路d,iと
ほぼ同一断面積で開口されており、この放出口3
5とノズルヘツド26の噴出口28との断面積比
は、本例において、約10:1程度で設けてある。
加熱装置Hは、例えば電磁弁Sが開放されて洗
浄水が加熱装置Hに流入したときのみフル通電
し、それ以外は加熱装置H内の洗浄水が保温でき
る程度の電力が供給されるよう設けられらてい
る。なお、放出口35は矩形に形成されているが
円形であつてもよい。
浄水が加熱装置Hに流入したときのみフル通電
し、それ以外は加熱装置H内の洗浄水が保温でき
る程度の電力が供給されるよう設けられらてい
る。なお、放出口35は矩形に形成されているが
円形であつてもよい。
局部の洗浄を行う場合は、操作パネル13aの
洗浄スイツチを操作すると、制御装置Eからの指
令信号によつて第9図に示すように、電磁弁S、
加熱装置H、電磁切換弁23を動作させる(第1
0図の電磁弁及び電磁切換弁参照)。電磁弁Sの
開放により洗浄水は給水管Wを通つて加熱装置H
に流入し、瞬時に局部洗浄に適した温度に加熱さ
れて電磁切換弁23の弁部30と連通する通水部
31の通水口fに給送される。この際、電磁切換
弁23はその駆動部29が動作してプランジヤa
により弁体eを降下させて、弁口cを閉じ、分水
装置22の自浄管路d側を開放しているので、前
記通水口fから通水部31に給水された洗浄水
は、流入孔gにより流量が絞り込まれた状態で弁
部30に流入し、この弁部30において、自浄管
路dと洗浄管路iの連絡口hとに分流する。この
場合、自浄管路dと連絡口hとの管断面積はほぼ
同じであるため、洗浄水は分水装置22の自浄及
び洗浄の管路d,iにほぼ同水量で流入しようと
するが、ノズル装置16の噴出口28の断面積
は、自浄ノズル32の放出口35の断面積に比べ
て非常に狭いため、前記噴出口28では圧力損失
が増大して洗浄水が必然的に流出しにくくなる。
一方、自浄ノズル32の放出口35は、ノズル装
置16の噴出口28の断面積に比べ非常に大きな
断面積であるので、流体の圧力損失が少なくな
り、洗浄水の大部分が第2図に矢印で示すよう
に、自浄管路d側に円滑に流入し、この自浄管路
dに流入した洗浄水は、自浄ノズル32を通つて
その先端の放出口35からノズル装置16のノズ
ルヘツド26目がけて放出し(第10図の自浄ノ
ズル参照)、噴出口28の周縁を洗浄する。この
際、連絡口hを経て洗浄管路i−連結パイプ21
よりシリンダ17内に流入する洗浄水は、前記噴
出口28の圧力損失により、前記噴出口28から
少量流出するだけであるため、即ち、ピストン2
4を押動するだけの水圧が得られる流入量を確保
することができない。したがつて、ノズルヘツド
26を洗浄している数秒間にノズル本体18がシ
リンダ17から伸出し、洗浄水がノズルヘツド2
6の噴出口28から噴出することはない。又、自
浄ノズル32の放出口35から放出される洗浄水
は、その一部がノズル装置16側に流れることに
より、自浄ノズル32からの放出力(流速)が低
下するものの、シリンダ17からノズル本体18
が伸出せず、しかも、放出口35はノズルヘツド
26に第2図で示す如く、接近して設けられてい
るので、前記放出力が幾分減少しても、ノズルヘ
ツド26を清潔に洗浄することができる。
洗浄スイツチを操作すると、制御装置Eからの指
令信号によつて第9図に示すように、電磁弁S、
加熱装置H、電磁切換弁23を動作させる(第1
0図の電磁弁及び電磁切換弁参照)。電磁弁Sの
開放により洗浄水は給水管Wを通つて加熱装置H
に流入し、瞬時に局部洗浄に適した温度に加熱さ
れて電磁切換弁23の弁部30と連通する通水部
31の通水口fに給送される。この際、電磁切換
弁23はその駆動部29が動作してプランジヤa
により弁体eを降下させて、弁口cを閉じ、分水
装置22の自浄管路d側を開放しているので、前
記通水口fから通水部31に給水された洗浄水
は、流入孔gにより流量が絞り込まれた状態で弁
部30に流入し、この弁部30において、自浄管
路dと洗浄管路iの連絡口hとに分流する。この
場合、自浄管路dと連絡口hとの管断面積はほぼ
同じであるため、洗浄水は分水装置22の自浄及
び洗浄の管路d,iにほぼ同水量で流入しようと
するが、ノズル装置16の噴出口28の断面積
は、自浄ノズル32の放出口35の断面積に比べ
て非常に狭いため、前記噴出口28では圧力損失
が増大して洗浄水が必然的に流出しにくくなる。
一方、自浄ノズル32の放出口35は、ノズル装
置16の噴出口28の断面積に比べ非常に大きな
断面積であるので、流体の圧力損失が少なくな
り、洗浄水の大部分が第2図に矢印で示すよう
に、自浄管路d側に円滑に流入し、この自浄管路
dに流入した洗浄水は、自浄ノズル32を通つて
その先端の放出口35からノズル装置16のノズ
ルヘツド26目がけて放出し(第10図の自浄ノ
ズル参照)、噴出口28の周縁を洗浄する。この
際、連絡口hを経て洗浄管路i−連結パイプ21
よりシリンダ17内に流入する洗浄水は、前記噴
出口28の圧力損失により、前記噴出口28から
少量流出するだけであるため、即ち、ピストン2
4を押動するだけの水圧が得られる流入量を確保
することができない。したがつて、ノズルヘツド
26を洗浄している数秒間にノズル本体18がシ
リンダ17から伸出し、洗浄水がノズルヘツド2
6の噴出口28から噴出することはない。又、自
浄ノズル32の放出口35から放出される洗浄水
は、その一部がノズル装置16側に流れることに
より、自浄ノズル32からの放出力(流速)が低
下するものの、シリンダ17からノズル本体18
が伸出せず、しかも、放出口35はノズルヘツド
26に第2図で示す如く、接近して設けられてい
るので、前記放出力が幾分減少しても、ノズルヘ
ツド26を清潔に洗浄することができる。
前記のように、局部洗浄に先立ちノズル本体1
8のノズルヘツド26の洗浄(1〜数秒)が終了
すると、制御装置Eからの指令信号により電磁切
換弁23への通電を断つ(第10図の電磁切換
弁、自浄ノズル参照)。このため、プランジヤa
はばねjの力により上昇し、第3図のように、自
浄管路dを弁体eにより閉じて弁口cを開放す
る。通水部31に給送される洗浄水は、弁口cの
開放により、流入孔gと弁口cとの2ケ所から弁
部30に流入し、連絡口hを経て洗浄管路iに給
送される。この場合、弁部30に流入した洗浄水
は弁体eによつて自浄管路dが完全に閉鎖されて
いるので、連絡口hから洗浄管路iへの給送が円
滑となり、迅速にシリンダ17内に流入し、シリ
ンダ17内の水圧がピストン24を押動できるま
でに上昇すると、ノズル本体18は急速にシリン
ダ17から第8図に2点鎖線で示すように伸出し
て、ノズルヘツド26を局部洗浄できる位置に設
定する。ノズルヘツド26が定位置で停止すると
同時に、洗浄水が噴出口28から噴出して局部の
洗浄を行う(第10図のノズル装置参照)。
8のノズルヘツド26の洗浄(1〜数秒)が終了
すると、制御装置Eからの指令信号により電磁切
換弁23への通電を断つ(第10図の電磁切換
弁、自浄ノズル参照)。このため、プランジヤa
はばねjの力により上昇し、第3図のように、自
浄管路dを弁体eにより閉じて弁口cを開放す
る。通水部31に給送される洗浄水は、弁口cの
開放により、流入孔gと弁口cとの2ケ所から弁
部30に流入し、連絡口hを経て洗浄管路iに給
送される。この場合、弁部30に流入した洗浄水
は弁体eによつて自浄管路dが完全に閉鎖されて
いるので、連絡口hから洗浄管路iへの給送が円
滑となり、迅速にシリンダ17内に流入し、シリ
ンダ17内の水圧がピストン24を押動できるま
でに上昇すると、ノズル本体18は急速にシリン
ダ17から第8図に2点鎖線で示すように伸出し
て、ノズルヘツド26を局部洗浄できる位置に設
定する。ノズルヘツド26が定位置で停止すると
同時に、洗浄水が噴出口28から噴出して局部の
洗浄を行う(第10図のノズル装置参照)。
局部の洗浄が終了した場合は、操作パネル13
aの停止スイツチを押すと、制御装置Eからの指
令信号により電磁弁Sは一旦閉じ、逆に、電磁切
換弁23を再動作させる(第10図の電磁弁、電
磁切換弁、ノズル装置参照)。この結果、ノズル
装置16からの洗浄水の噴出が停止されるととも
に、分水装置22の自浄管路d側が開放されるた
め、シリンダ17内は自浄管路dの開放によつて
大気と連通して水圧が急激に低下し、ノズル本体
18内に充満している洗浄水は、シリンダ17内
から逆流して弁部30−自浄ノズル32を通つて
便器12内に排出される。洗浄水の逆流、排出に
よりノズル本体18は圧縮ばね27の力によつて
急速にシリンダ17内に没入する。
aの停止スイツチを押すと、制御装置Eからの指
令信号により電磁弁Sは一旦閉じ、逆に、電磁切
換弁23を再動作させる(第10図の電磁弁、電
磁切換弁、ノズル装置参照)。この結果、ノズル
装置16からの洗浄水の噴出が停止されるととも
に、分水装置22の自浄管路d側が開放されるた
め、シリンダ17内は自浄管路dの開放によつて
大気と連通して水圧が急激に低下し、ノズル本体
18内に充満している洗浄水は、シリンダ17内
から逆流して弁部30−自浄ノズル32を通つて
便器12内に排出される。洗浄水の逆流、排出に
よりノズル本体18は圧縮ばね27の力によつて
急速にシリンダ17内に没入する。
そして、シリンダ17内にノズル本体18が没
入した時点、即ち、ノズルヘツド26が第8図に
実線で示すように、ケーシング13内に収容せれ
ると、制御装置Eからの指令信号にて電磁弁Sが
再動作し(第10図の電磁弁参照)、洗浄水の給
水路を開いて洗浄水を局部洗浄の初期時と同様に
自浄ノズル32側に流し、ノズル本体18のノズ
ルヘツド26を洗浄する(第10図の自浄ノズル
参照)。ノズルヘツド26の洗浄(1〜数秒)が
終了すると、制御装置Eからの指令信号によつて
電磁弁S,電磁切換弁23への通電が断れ(第1
0図の電磁弁,電磁切換弁,自浄ノズル参照)、
局部の洗浄とノズルヘツド26の洗浄を完全に終
える。
入した時点、即ち、ノズルヘツド26が第8図に
実線で示すように、ケーシング13内に収容せれ
ると、制御装置Eからの指令信号にて電磁弁Sが
再動作し(第10図の電磁弁参照)、洗浄水の給
水路を開いて洗浄水を局部洗浄の初期時と同様に
自浄ノズル32側に流し、ノズル本体18のノズ
ルヘツド26を洗浄する(第10図の自浄ノズル
参照)。ノズルヘツド26の洗浄(1〜数秒)が
終了すると、制御装置Eからの指令信号によつて
電磁弁S,電磁切換弁23への通電が断れ(第1
0図の電磁弁,電磁切換弁,自浄ノズル参照)、
局部の洗浄とノズルヘツド26の洗浄を完全に終
える。
なお、局部洗浄の初期及び終了時における電磁
切換弁23の動作時間並びに、洗浄終了時の電磁
弁Sの開放時間は、すべて制御装置E内に組込ん
だマイコンにより制御することができる。
切換弁23の動作時間並びに、洗浄終了時の電磁
弁Sの開放時間は、すべて制御装置E内に組込ん
だマイコンにより制御することができる。
又、本考案は電磁切換弁23を分水装置22の
下側に連接し、通電時はプランジヤaを降下させ
て自浄ノズル32側を開放する実施例について説
明したが、本考案はこれに限定せず、電磁切換弁
を分水装置22の上部側に取付け、非通電時はプ
ランジヤを常に弁口cを閉鎖する方向に付勢して
自浄ノズル側を開放し、電磁弁Sが万一開放状態
のままで故障したとき、洗浄水を前記自浄ノズル
側に流出させ、洗浄水がノズル装置に流入するこ
とによつてノズル本体が押出れ洗浄水を噴出口か
ら噴出して便所内を水浸にするのを未然に防止す
るようにしても本考案は成立する。
下側に連接し、通電時はプランジヤaを降下させ
て自浄ノズル32側を開放する実施例について説
明したが、本考案はこれに限定せず、電磁切換弁
を分水装置22の上部側に取付け、非通電時はプ
ランジヤを常に弁口cを閉鎖する方向に付勢して
自浄ノズル側を開放し、電磁弁Sが万一開放状態
のままで故障したとき、洗浄水を前記自浄ノズル
側に流出させ、洗浄水がノズル装置に流入するこ
とによつてノズル本体が押出れ洗浄水を噴出口か
ら噴出して便所内を水浸にするのを未然に防止す
るようにしても本考案は成立する。
更に、流入孔gの開口断面積は、第9図の流量
弁Rを最小に絞つても、洗浄水が局部に向つて噴
出できる断面積で開口されていることは勿論であ
る。
弁Rを最小に絞つても、洗浄水が局部に向つて噴
出できる断面積で開口されていることは勿論であ
る。
本考案は衛生洗浄装置のノズル装置に、洗浄水
が噴出する小径な噴出口を備えたノズルヘツドを
洗浄する自浄ノズルを並設し、この自浄ノズルと
ノズル装置との間に洗浄水を前記両ノズルに分流
給送する分水装置を取付け、この分水装置に、そ
の自浄管路側を開閉する弁体を備えた電磁切換弁
を連接し、この電磁切換弁の洗浄水流入側には、
通水部を並設して、この通水部に給水管と接続す
る通水口及び分水装置に連通する小径な流入孔を
設け、更に、通水部の流入孔と、分水装置の洗浄
管路との間には、前記各管路とほぼ同径の連絡口
を設け、ノズルヘツドの噴出口の断面積を、自浄
ノズル先端の放出口の断面積より相当狭く形成
し、局部洗浄に際し、初めに自浄ノズル側を開放
して洗浄水をノズル装置のノズルヘツドに放出し
てこれを洗浄し、このノズルヘツドの洗浄後は直
ちに洗浄水をノズル装置側に切換え給送して局部
の洗浄を行うように構成したので、次に示すよう
な効果を有する。
が噴出する小径な噴出口を備えたノズルヘツドを
洗浄する自浄ノズルを並設し、この自浄ノズルと
ノズル装置との間に洗浄水を前記両ノズルに分流
給送する分水装置を取付け、この分水装置に、そ
の自浄管路側を開閉する弁体を備えた電磁切換弁
を連接し、この電磁切換弁の洗浄水流入側には、
通水部を並設して、この通水部に給水管と接続す
る通水口及び分水装置に連通する小径な流入孔を
設け、更に、通水部の流入孔と、分水装置の洗浄
管路との間には、前記各管路とほぼ同径の連絡口
を設け、ノズルヘツドの噴出口の断面積を、自浄
ノズル先端の放出口の断面積より相当狭く形成
し、局部洗浄に際し、初めに自浄ノズル側を開放
して洗浄水をノズル装置のノズルヘツドに放出し
てこれを洗浄し、このノズルヘツドの洗浄後は直
ちに洗浄水をノズル装置側に切換え給送して局部
の洗浄を行うように構成したので、次に示すよう
な効果を有する。
本考案は、局部の洗浄に際して、最初に洗浄
水を分水装置により自浄ノズル側に流通させ、
この洗浄水をノズル装置側に設けた洗浄水の噴
出口を開口するノズルヘツドに放出して該ノズ
ルヘツドを事前に洗浄することができるように
構成したので、局部洗浄にあたり、前記ノズル
ヘツドを事前に洗浄してから洗浄水を局部に噴
射することができるため、利用者は局部の洗浄
を衛生的に、かつ、快適に行うことができる。
又、前記ノズル装置のノズルヘツドの洗浄にあ
たり、分水装置と連通されて前記ノズルヘツド
の位置まで延設した自浄ノズルの放出口は、ノ
ズル本体を介して同じく前記分水装置と連通す
るノズルヘツドに開口した噴出口の断面積に対
して径大に開口されているので、局部洗浄の前
後に行う前記ノズルヘツドの洗浄のための洗浄
水の大部分を自浄ノズル側に給水することが可
能となるため、ノズルヘツドを衛生的に、か
つ、円滑・良好に洗浄することができる。しか
も、ノズルヘツドの洗浄時、洗浄水の一部がノ
ズル装置側に流入してノズルヘツドの噴出口か
ら吐出されるので、ノズルヘツドを洗浄した水
が、その噴出口からノズルヘツド内に流入して
残留するということが全くないので、局部洗浄
を衛生的に行うことができる。
水を分水装置により自浄ノズル側に流通させ、
この洗浄水をノズル装置側に設けた洗浄水の噴
出口を開口するノズルヘツドに放出して該ノズ
ルヘツドを事前に洗浄することができるように
構成したので、局部洗浄にあたり、前記ノズル
ヘツドを事前に洗浄してから洗浄水を局部に噴
射することができるため、利用者は局部の洗浄
を衛生的に、かつ、快適に行うことができる。
又、前記ノズル装置のノズルヘツドの洗浄にあ
たり、分水装置と連通されて前記ノズルヘツド
の位置まで延設した自浄ノズルの放出口は、ノ
ズル本体を介して同じく前記分水装置と連通す
るノズルヘツドに開口した噴出口の断面積に対
して径大に開口されているので、局部洗浄の前
後に行う前記ノズルヘツドの洗浄のための洗浄
水の大部分を自浄ノズル側に給水することが可
能となるため、ノズルヘツドを衛生的に、か
つ、円滑・良好に洗浄することができる。しか
も、ノズルヘツドの洗浄時、洗浄水の一部がノ
ズル装置側に流入してノズルヘツドの噴出口か
ら吐出されるので、ノズルヘツドを洗浄した水
が、その噴出口からノズルヘツド内に流入して
残留するということが全くないので、局部洗浄
を衛生的に行うことができる。
又、前記局部の洗浄に際しては、ノズルヘツ
ドの噴出口が小径に形成されているのにもかか
わらず、自浄ノズル側は電磁切換弁によつて作
動する弁体によつて完全に閉鎖されているた
め、適温に加熱された洗浄水はすべてノズル装
置側に流入して局部洗浄に供することができる
ので、局部洗浄に必要な水量を確実に確保する
ことが可能となり、局部洗浄の快適に行うこと
ができる。即ち、本考案は前記ノズルヘツド及
び局部の洗浄に際しては、それぞれ別々のノズ
ルを使用するものの、一方のノズルが稼動して
いる間は、他方のノズルからは洗浄水が必要以
上に漏出しないように構成してあるので、洗浄
水の効率的な使用をはかることができる。
ドの噴出口が小径に形成されているのにもかか
わらず、自浄ノズル側は電磁切換弁によつて作
動する弁体によつて完全に閉鎖されているた
め、適温に加熱された洗浄水はすべてノズル装
置側に流入して局部洗浄に供することができる
ので、局部洗浄に必要な水量を確実に確保する
ことが可能となり、局部洗浄の快適に行うこと
ができる。即ち、本考案は前記ノズルヘツド及
び局部の洗浄に際しては、それぞれ別々のノズ
ルを使用するものの、一方のノズルが稼動して
いる間は、他方のノズルからは洗浄水が必要以
上に漏出しないように構成してあるので、洗浄
水の効率的な使用をはかることができる。
更に、本考案は、分水装置の自浄ノズル側と
連通する自浄管路側に、この管路を開閉する弁
体と、この弁体を駆動する電磁切換弁とが取付
けられており、この電磁切換弁によつて、洗浄
水が流通する自浄ノズル側とノズル装置側との
流路の切換えを行うものの、自浄ノズル側の放
出口とノズルヘツド側の噴出口とは、開口断面
積に相当の差があるので、これにより、前記自
浄管路側のみを弁体により開閉すれば、洗浄水
の自浄ノズル側とノズル装置側への流路切換え
が良好に行い得る結果、前記弁体駆動用の電磁
切換弁は、自浄ノズル側とノズル装置側との
個々に設置する必要は全くなく、自浄ノズル側
のみに設置すればよいので、衛生洗浄装置内の
狭溢な空所を有効利用して、前記弁体を備えた
流路切換用の分水装置を容易に、かつ、経済的
に設置することができる。
連通する自浄管路側に、この管路を開閉する弁
体と、この弁体を駆動する電磁切換弁とが取付
けられており、この電磁切換弁によつて、洗浄
水が流通する自浄ノズル側とノズル装置側との
流路の切換えを行うものの、自浄ノズル側の放
出口とノズルヘツド側の噴出口とは、開口断面
積に相当の差があるので、これにより、前記自
浄管路側のみを弁体により開閉すれば、洗浄水
の自浄ノズル側とノズル装置側への流路切換え
が良好に行い得る結果、前記弁体駆動用の電磁
切換弁は、自浄ノズル側とノズル装置側との
個々に設置する必要は全くなく、自浄ノズル側
のみに設置すればよいので、衛生洗浄装置内の
狭溢な空所を有効利用して、前記弁体を備えた
流路切換用の分水装置を容易に、かつ、経済的
に設置することができる。
本考案は以上設したように、局部の洗浄前と
洗浄後には、必ずノズル装置のノズルヘツドを
洗浄水により洗浄することができるように構成
したので、ノズル装置を常に清潔に維持するこ
とが可能となり、局部の洗浄を衛生的に、か
つ、円滑・良好に行い得、この結果、利用者は
衛生洗浄装置を不潔感や不快感を感じることな
く快適に使用することができる。
洗浄後には、必ずノズル装置のノズルヘツドを
洗浄水により洗浄することができるように構成
したので、ノズル装置を常に清潔に維持するこ
とが可能となり、局部の洗浄を衛生的に、か
つ、円滑・良好に行い得、この結果、利用者は
衛生洗浄装置を不潔感や不快感を感じることな
く快適に使用することができる。
第1図は本考案の衛生洗浄装置に使用するノズ
ル装置の要部を切欠いて示す断面図、第2図及び
第3図はノズル装置の使用状態を示す要部切欠断
面図、第4図は同じく平面図、第5図は第2図の
X−X線における断面図、第6図は本案装置の斜
視図、第7図は一部切欠断面図、第8図はノズル
装置の取付状態を示す概略図、第9図は動作説明
図、第10図はタイミングチヤート図、第11図
及び第12図は従来の衛生洗浄装置に使用したノ
ズル装置の縦断面と横断平面図である。 16……ノズル装置、18……ノズル本体、2
2……分水装置、23……電磁切換弁、26……
ノズルヘツド、d……自浄管路、g……流入孔、
h……連絡口、i……洗浄管路。
ル装置の要部を切欠いて示す断面図、第2図及び
第3図はノズル装置の使用状態を示す要部切欠断
面図、第4図は同じく平面図、第5図は第2図の
X−X線における断面図、第6図は本案装置の斜
視図、第7図は一部切欠断面図、第8図はノズル
装置の取付状態を示す概略図、第9図は動作説明
図、第10図はタイミングチヤート図、第11図
及び第12図は従来の衛生洗浄装置に使用したノ
ズル装置の縦断面と横断平面図である。 16……ノズル装置、18……ノズル本体、2
2……分水装置、23……電磁切換弁、26……
ノズルヘツド、d……自浄管路、g……流入孔、
h……連絡口、i……洗浄管路。
Claims (1)
- ノズルヘツドに開口した噴出口から洗浄水を噴
出させるように構成したノズル装置に、前記ノズ
ルヘツドを洗浄するための自浄ノズルを並設し、
この自浄ノズルの先端に開口する放出口を、ノズ
ルヘツドの噴出口より径大に形成し、かつ、前記
自浄ノズルの基部には、給水源から洗浄水を自浄
ノズルとノズル装置とにそれぞれ連通させる自浄
管路と洗浄管路とを備えて前記両ノズルに洗浄水
を分流して給送する分水装置を取付け、この分水
装置には自浄管路側のみを必要に応じて開閉する
弁体を具備した電磁切換弁を連接し、該電磁切換
弁は局部洗浄に際して最初に自浄管路側を開放し
て洗浄水の大部分を自浄ノズルへ流入可能とし、
この流入した洗浄水をノズル装置のノズルヘツド
に噴射して洗浄し、前記ノズルヘツドの洗浄後は
自浄管路側を閉塞して洗浄水のすべてをノズル装
置側に切換給送して局部洗浄を行うようにしたこ
とを特徴とする衛生洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987065840U JPH0540143Y2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987065840U JPH0540143Y2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63176176U JPS63176176U (ja) | 1988-11-15 |
JPH0540143Y2 true JPH0540143Y2 (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=30903289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987065840U Expired - Lifetime JPH0540143Y2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0540143Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5067988B2 (ja) * | 2001-04-20 | 2012-11-07 | 西松建設株式会社 | 洗浄用ノズル |
KR100689578B1 (ko) * | 2003-02-28 | 2007-03-02 | 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 | 화장실장치 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS563417Y2 (ja) * | 1977-05-18 | 1981-01-26 | ||
JPS59156972U (ja) * | 1983-03-31 | 1984-10-22 | アイシン精機株式会社 | 人体局部洗浄装置 |
-
1987
- 1987-04-30 JP JP1987065840U patent/JPH0540143Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63176176U (ja) | 1988-11-15 |
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