JPH05322759A - 電子写真プロセスにおける画像濃度補正装置 - Google Patents
電子写真プロセスにおける画像濃度補正装置Info
- Publication number
- JPH05322759A JPH05322759A JP4150021A JP15002192A JPH05322759A JP H05322759 A JPH05322759 A JP H05322759A JP 4150021 A JP4150021 A JP 4150021A JP 15002192 A JP15002192 A JP 15002192A JP H05322759 A JPH05322759 A JP H05322759A
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- Japan
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 黒色フィルムで形成された転写中間体を用い
た電子写真複写装置においても黒色現像剤の付着量が該
中間体上で検出可能であるとともにカラー現像剤の付着
量についても該中間体上で検出可能であり、これら検出
値に基いてプロセスコントロールシステムによるフルカ
ラーならびに黒色画像の安定化が可能となる画像濃度補
正装置を提供すること。 【構成】 電子写真プロセスにおいて黒色の転写中間体
上で作像されたカラーもしくは黒色の画像濃度を読みと
るに際し、カラー画像のための乱反射光の検出角度と、
黒色画像のための正反射光の検出角度との、異なる設定
角度を有するセンサを備えた電子写真プロセス用画像濃
度補正装置。
た電子写真複写装置においても黒色現像剤の付着量が該
中間体上で検出可能であるとともにカラー現像剤の付着
量についても該中間体上で検出可能であり、これら検出
値に基いてプロセスコントロールシステムによるフルカ
ラーならびに黒色画像の安定化が可能となる画像濃度補
正装置を提供すること。 【構成】 電子写真プロセスにおいて黒色の転写中間体
上で作像されたカラーもしくは黒色の画像濃度を読みと
るに際し、カラー画像のための乱反射光の検出角度と、
黒色画像のための正反射光の検出角度との、異なる設定
角度を有するセンサを備えた電子写真プロセス用画像濃
度補正装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真プロセスにおけ
る画像濃度補正装置に係り、さらに詳しくは黒白、フル
カラー、いずれの画像濃度補正にも好適な画像濃度補正
装置に関するものである。
る画像濃度補正装置に係り、さらに詳しくは黒白、フル
カラー、いずれの画像濃度補正にも好適な画像濃度補正
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真プロセスにおけるカラー
画像濃度の補正に際しては、転写中間体として用いられ
るベルト状フィルムがポリカーボネートなどの合成樹脂
にカーボン粉末などを分散せしめた黒色のフィルムから
成り、該中間体上でのカラートナー付着量の検出手段と
しては、該中間体が黒色であるため、その乱反射光量を
赤外線センサを用いて検出し、フィードバックプロセス
に用いていた。さらに、この検出データに基いてプロセ
スコントロールシステムを作動させ、複写画像の画質の
安定化を計っていた。このプロセスコントロールシステ
ムとは、現在の条件下において、ある条件で画像を複写
機内にて作成し、その濃度をたとえば赤外線センサで検
出し、測定された濃度がプロセスの初期の濃度値とくら
べ変化しているか否かを比較し、差が生じている場合、
初期の濃度値に復帰するようプロセス条件を種々変化さ
せて複写画像の画質を安定化させるシステムであって、
出願人も、このようなカラーバランスの調整手段につい
て特願平3−195411号により先に提案を行なって
いる。
画像濃度の補正に際しては、転写中間体として用いられ
るベルト状フィルムがポリカーボネートなどの合成樹脂
にカーボン粉末などを分散せしめた黒色のフィルムから
成り、該中間体上でのカラートナー付着量の検出手段と
しては、該中間体が黒色であるため、その乱反射光量を
赤外線センサを用いて検出し、フィードバックプロセス
に用いていた。さらに、この検出データに基いてプロセ
スコントロールシステムを作動させ、複写画像の画質の
安定化を計っていた。このプロセスコントロールシステ
ムとは、現在の条件下において、ある条件で画像を複写
機内にて作成し、その濃度をたとえば赤外線センサで検
出し、測定された濃度がプロセスの初期の濃度値とくら
べ変化しているか否かを比較し、差が生じている場合、
初期の濃度値に復帰するようプロセス条件を種々変化さ
せて複写画像の画質を安定化させるシステムであって、
出願人も、このようなカラーバランスの調整手段につい
て特願平3−195411号により先に提案を行なって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
の乱反射光量の変化を検出する手段では、黒色現像剤付
着量の検出は不可能である。なぜならば、黒色現像剤が
如何に転写中間体の黒色面上に付着しても、反射光量は
上昇しないからであり、従って検出することが不可能と
いうことになり、そのため前記のプロセスコントロール
システムを使用することができない。よって、黒色画像
濃度の補正に前記プロセスコントロールシステムを使用
することによって安定した黒色画像の画質を現像剤の寿
命期間中維持することは極めて困難であった。従って本
発明の目的は、黒色フィルムで形成された転写中間体を
用いた電子写真複写装置においても黒色現像剤の付着量
が該中間体上で検出可能であるとともにカラー現像剤の
付着量についても該中間体上で検出可能であり、これら
の検出値に基いてプロセスコントロールシステムによる
フルカラーならびに黒色画像の安定化が可能となる画像
濃度補正装置を提供することにある。
の乱反射光量の変化を検出する手段では、黒色現像剤付
着量の検出は不可能である。なぜならば、黒色現像剤が
如何に転写中間体の黒色面上に付着しても、反射光量は
上昇しないからであり、従って検出することが不可能と
いうことになり、そのため前記のプロセスコントロール
システムを使用することができない。よって、黒色画像
濃度の補正に前記プロセスコントロールシステムを使用
することによって安定した黒色画像の画質を現像剤の寿
命期間中維持することは極めて困難であった。従って本
発明の目的は、黒色フィルムで形成された転写中間体を
用いた電子写真複写装置においても黒色現像剤の付着量
が該中間体上で検出可能であるとともにカラー現像剤の
付着量についても該中間体上で検出可能であり、これら
の検出値に基いてプロセスコントロールシステムによる
フルカラーならびに黒色画像の安定化が可能となる画像
濃度補正装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたものであって、その要旨とすると
ころは、電子写真プロセスにおいて、黒色の転写中間体
上で作像されたカラーもしくは黒色の画像濃度を読みと
るに際し、カラー画像のための乱反射光の検出角度と、
黒色画像のための正反射光の検出角度との、異なる設定
角度を有するセンサを備えた電子写真プロセスにおける
画像濃度補正装置にある。
決するためになされたものであって、その要旨とすると
ころは、電子写真プロセスにおいて、黒色の転写中間体
上で作像されたカラーもしくは黒色の画像濃度を読みと
るに際し、カラー画像のための乱反射光の検出角度と、
黒色画像のための正反射光の検出角度との、異なる設定
角度を有するセンサを備えた電子写真プロセスにおける
画像濃度補正装置にある。
【0005】
【作用】本発明においては、電子写真プロセスで作像さ
れた画像濃度を読みとる場合、カラー現像剤を用いた場
合はその像の乱反射光を検出し、黒色現像剤を用いた場
合はその正反射光を検出できるように、夫々に対して設
定角度を有するセンサを用いるので、これによって黒色
画像濃度とカラー画像濃度の両者とも検出することが可
能となり、これらの検出値をプロセスコントロールシス
テムにフィードバックすることにより、常に安定した画
像を黒色およびカラーのいずれにおいても現像剤の寿命
期間を通じて得ることができる。
れた画像濃度を読みとる場合、カラー現像剤を用いた場
合はその像の乱反射光を検出し、黒色現像剤を用いた場
合はその正反射光を検出できるように、夫々に対して設
定角度を有するセンサを用いるので、これによって黒色
画像濃度とカラー画像濃度の両者とも検出することが可
能となり、これらの検出値をプロセスコントロールシス
テムにフィードバックすることにより、常に安定した画
像を黒色およびカラーのいずれにおいても現像剤の寿命
期間を通じて得ることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明について詳細に説明する。まず
最初に、転写中間体上の画像濃度を読み取るセンサの転
写中間体に対する出力値と、センサの角度との関係につ
いてのべる。図1は上記の両者の関係を模式的に示した
ものであって、図において1はベルト状の転写中間体で
あって、センサ2の角度θを変えることによって、転写
中間体1上からの正反射光量A1 →A2 を読み取る角度
域(同図ではほぼ垂直)から、正反射域を読み取れない
反射光B1 →B2 の角度域θへと変化する。これを利用
して、カラー現像剤付着量を検出する場合には、現像剤
からの乱反射光があるため、むしろ転写中間体1の正反
射光量は少ない方がよく、従ってカラー濃度検出には、
角度θの小さい(たとえば60゜近傍とか)センサ2の
角度設定を行なう。
最初に、転写中間体上の画像濃度を読み取るセンサの転
写中間体に対する出力値と、センサの角度との関係につ
いてのべる。図1は上記の両者の関係を模式的に示した
ものであって、図において1はベルト状の転写中間体で
あって、センサ2の角度θを変えることによって、転写
中間体1上からの正反射光量A1 →A2 を読み取る角度
域(同図ではほぼ垂直)から、正反射域を読み取れない
反射光B1 →B2 の角度域θへと変化する。これを利用
して、カラー現像剤付着量を検出する場合には、現像剤
からの乱反射光があるため、むしろ転写中間体1の正反
射光量は少ない方がよく、従ってカラー濃度検出には、
角度θの小さい(たとえば60゜近傍とか)センサ2の
角度設定を行なう。
【0007】一方、黒色現像剤付着量を検出する場合に
は、現像剤からの乱反射光がないため、転写中間体1か
らの正反射光量を多く受ける方が宜しい。すなわち、現
像剤(黒色)が付着することによって、転写中間体1
(黒色フィルム)からの反射光が減少するので、これを
利用するものである。従って黒色濃度検出には、角度θ
の大きい(ほぼ直角に近い)センサ2の角度設定を行な
うものである。このようにして、1台の電子写真複写機
の転写中間体上で現像剤の付着量を検出する際、検出す
る対象となる色が黒色かフルカラーかによって異なる設
定角度を有するセンサを備えることで、黒色現像剤、カ
ラー現像剤とも、両方の付着量が検出可能となる。
は、現像剤からの乱反射光がないため、転写中間体1か
らの正反射光量を多く受ける方が宜しい。すなわち、現
像剤(黒色)が付着することによって、転写中間体1
(黒色フィルム)からの反射光が減少するので、これを
利用するものである。従って黒色濃度検出には、角度θ
の大きい(ほぼ直角に近い)センサ2の角度設定を行な
うものである。このようにして、1台の電子写真複写機
の転写中間体上で現像剤の付着量を検出する際、検出す
る対象となる色が黒色かフルカラーかによって異なる設
定角度を有するセンサを備えることで、黒色現像剤、カ
ラー現像剤とも、両方の付着量が検出可能となる。
【0008】次に本発明を具現化するためのセンサの態
様例についてのべる。図2は複写機に組み込まれて前記
のような現像剤の濃度検出に用いられるホトリフレクタ
方式のセンサ2の一例を示すものであって、取り付け用
基板3にほぼ垂直に取り付けられたセンサ2aと、取り
付け用基板3に角度θをなすように傾斜させて取り付け
られたセンサ2bの2個からなる態様のものが示されて
いる。また、図3にはこのようなセンサ2の別の態様例
を示すものであって、図2に示したようなホトリフレク
タ方式のセンサ2を1個のみ使用する代りに、該センサ
2の側面を回転軸4に取付け、該回転軸4の一端を基板
3の端部で支えるとともに他端にたとえばモータなどの
駆動手段5を設けてセンサ2を傾動せしめることによっ
て黒色かフルカラーかの異なる設定角度を有するセンサ
2として使用することができる。図4は図3のセンサ2
の使用状態を模式的に示す図であって、センサ2は中間
転写体1に対し、垂直の状態で黒色濃度の検出を行な
い、また軸4を中心として角度θだけ回転せしめること
により、カラー濃度の検出を行なうものである。以上の
ようなセンサに用いられるホトリフレクタとしては、た
とえばローム社製RPR−363A型、GaAs赤外発
光ダイオード、シリコンプレナー形ホトトランジスタ、
あるいはその相当品が適当である。
様例についてのべる。図2は複写機に組み込まれて前記
のような現像剤の濃度検出に用いられるホトリフレクタ
方式のセンサ2の一例を示すものであって、取り付け用
基板3にほぼ垂直に取り付けられたセンサ2aと、取り
付け用基板3に角度θをなすように傾斜させて取り付け
られたセンサ2bの2個からなる態様のものが示されて
いる。また、図3にはこのようなセンサ2の別の態様例
を示すものであって、図2に示したようなホトリフレク
タ方式のセンサ2を1個のみ使用する代りに、該センサ
2の側面を回転軸4に取付け、該回転軸4の一端を基板
3の端部で支えるとともに他端にたとえばモータなどの
駆動手段5を設けてセンサ2を傾動せしめることによっ
て黒色かフルカラーかの異なる設定角度を有するセンサ
2として使用することができる。図4は図3のセンサ2
の使用状態を模式的に示す図であって、センサ2は中間
転写体1に対し、垂直の状態で黒色濃度の検出を行な
い、また軸4を中心として角度θだけ回転せしめること
により、カラー濃度の検出を行なうものである。以上の
ようなセンサに用いられるホトリフレクタとしては、た
とえばローム社製RPR−363A型、GaAs赤外発
光ダイオード、シリコンプレナー形ホトトランジスタ、
あるいはその相当品が適当である。
【0009】次に本発明の効果を確認するための実験結
果について説明する。実験に供した複写機としては、シ
ャープ(株)製CX7700フルカラー複写機を使用
し、転写中間体とセンサとの距離を7.5mmに保持し
た。またセンサとしては前記のローム社製のホトリフレ
クタを使用した。以上の条件下でカラー現像剤について
はマゼンタ、また黒色現像剤について、夫々センサ2の
転写中間体1に対する角度θを先の図1に示すような関
係で種々変える一方、転写中間体1上に作成されるパタ
ーンの濃度の種々異なるものを作成し、各角度ごとに濃
度に対するセンサの出力電圧値を取り、これらをグラフ
に表わしたのが図5および図6である。これらの内、マ
ゼンタ色についての関係を示したのが図5、黒色につい
ての関係を示したのが図6である。
果について説明する。実験に供した複写機としては、シ
ャープ(株)製CX7700フルカラー複写機を使用
し、転写中間体とセンサとの距離を7.5mmに保持し
た。またセンサとしては前記のローム社製のホトリフレ
クタを使用した。以上の条件下でカラー現像剤について
はマゼンタ、また黒色現像剤について、夫々センサ2の
転写中間体1に対する角度θを先の図1に示すような関
係で種々変える一方、転写中間体1上に作成されるパタ
ーンの濃度の種々異なるものを作成し、各角度ごとに濃
度に対するセンサの出力電圧値を取り、これらをグラフ
に表わしたのが図5および図6である。これらの内、マ
ゼンタ色についての関係を示したのが図5、黒色につい
ての関係を示したのが図6である。
【0010】これらの図から明らかなように、まず図5
のカラー濃度との関係について見ると、図1の場合に見
られるセンサ2が転写中間体1に対してほぼ垂直の場
合、すなわちθが90゜に近い場合には、センサ2に対
して正反射分が多くなるので、カラー濃度の低い所から
高い所までの出力電圧値に全般的に差が生じず、検出能
力が低いことがわかる。これに対して、θが60゜に近
い場合には、正反射分が少なくなるので、低濃度域から
高濃度域までの検出能力が高くなったことがわかる。一
方、図6の黒色現像剤の黒色濃度との関係について見る
と、先の図5の場合と逆となり、θが60゜に近い場合
には乱反射が多くなるので低濃度域から高濃度地域まで
の出力電圧値の差が全般的に小さく、検出能力が低い
が、θが90゜に近い場合、すなわちセンサ2が転写中
間体1に対しほぼ垂直に対向している場合には、正反射
分が多くなり、低濃度域から高濃度域までの検出能力が
高くなったことがわかる。
のカラー濃度との関係について見ると、図1の場合に見
られるセンサ2が転写中間体1に対してほぼ垂直の場
合、すなわちθが90゜に近い場合には、センサ2に対
して正反射分が多くなるので、カラー濃度の低い所から
高い所までの出力電圧値に全般的に差が生じず、検出能
力が低いことがわかる。これに対して、θが60゜に近
い場合には、正反射分が少なくなるので、低濃度域から
高濃度域までの検出能力が高くなったことがわかる。一
方、図6の黒色現像剤の黒色濃度との関係について見る
と、先の図5の場合と逆となり、θが60゜に近い場合
には乱反射が多くなるので低濃度域から高濃度地域まで
の出力電圧値の差が全般的に小さく、検出能力が低い
が、θが90゜に近い場合、すなわちセンサ2が転写中
間体1に対しほぼ垂直に対向している場合には、正反射
分が多くなり、低濃度域から高濃度域までの検出能力が
高くなったことがわかる。
【0011】なお、実際の動作においては、センサ2と
転写中間体1との間の距離に若干のバラツキが生ずるこ
とがあるが、これに起因する出力変動を考慮に入れて
も、検出能力が最も高くバラツキによる出力変動も小さ
い設定角としては、カラー濃度の場合でθが60゜近
傍、黒濃度の場合でθが90゜近傍であることが、前記
図5、図6の結果から明らかである。以上の如く設定角
度を異なるものとしたセンサ2を用いることによって、
予めプロセスコントロールシステムの初期値メモリとし
てカラー用センサの初期値と黒色用センサの初期値とを
設定しておき、カラー濃度検出かまたは黒色濃度検出か
いずれかの場合に応じてセンサ角度および夫々の初期値
を選択することによって、フルカラー/黒色いずれの場
合においてもプロセスコントロールシステムを作動させ
て画像の画質安定化を計ることが可能となる。
転写中間体1との間の距離に若干のバラツキが生ずるこ
とがあるが、これに起因する出力変動を考慮に入れて
も、検出能力が最も高くバラツキによる出力変動も小さ
い設定角としては、カラー濃度の場合でθが60゜近
傍、黒濃度の場合でθが90゜近傍であることが、前記
図5、図6の結果から明らかである。以上の如く設定角
度を異なるものとしたセンサ2を用いることによって、
予めプロセスコントロールシステムの初期値メモリとし
てカラー用センサの初期値と黒色用センサの初期値とを
設定しておき、カラー濃度検出かまたは黒色濃度検出か
いずれかの場合に応じてセンサ角度および夫々の初期値
を選択することによって、フルカラー/黒色いずれの場
合においてもプロセスコントロールシステムを作動させ
て画像の画質安定化を計ることが可能となる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、黒色の転写中間体を使
用する電子写真複写機においても、黒色現像剤の付着量
を転写中間体上で検出可能となり、また、カラー現像剤
の付着量についても転写中間体上で検出可能であるの
で、それらの検出値により、各色についてプロセスコン
トロールシステムを利用することが可能となり、これに
よって常に安定したフルカラー画像と黒画像を供給する
画像濃度補正装置を提供することが可能となるものであ
り、その効果は極めて顕著である。
用する電子写真複写機においても、黒色現像剤の付着量
を転写中間体上で検出可能となり、また、カラー現像剤
の付着量についても転写中間体上で検出可能であるの
で、それらの検出値により、各色についてプロセスコン
トロールシステムを利用することが可能となり、これに
よって常に安定したフルカラー画像と黒画像を供給する
画像濃度補正装置を提供することが可能となるものであ
り、その効果は極めて顕著である。
【図1】転写中間体とセンサ角度との関係を示す模式図
である。
である。
【図2】本発明に用いられるセンサの一態様例を示す斜
視図である。
視図である。
【図3】本発明に用いられるセンサの別の態様例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図4】図3のセンサの使用状態を示す模式図である。
【図5】カラー画像濃度とセンサ出力電圧との関係を示
すグラフである。
すグラフである。
【図6】黒色画像濃度とセンサ出力電圧との関係を示す
グラフである。
グラフである。
1 転写中間体 2,2a,2b センサ 3 取り付け用基板 4 回転軸 5 駆動手段
Claims (1)
- 【請求項1】 電子写真プロセスにおいて、黒色の転写
中間体上で作像されたカラーもしくは黒色の画像濃度を
読みとるに際し、カラー画像のための乱反射光の検出角
度と、黒色画像のための正反射光の検出角度との、異な
る設定角度を有するセンサを備えたことを特徴とする電
子写真プロセスにおける画像濃度補正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4150021A JPH05322759A (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | 電子写真プロセスにおける画像濃度補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4150021A JPH05322759A (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | 電子写真プロセスにおける画像濃度補正装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05322759A true JPH05322759A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=15487762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4150021A Pending JPH05322759A (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | 電子写真プロセスにおける画像濃度補正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05322759A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0844123A (ja) * | 1994-07-28 | 1996-02-16 | Ricoh Co Ltd | 画像形成方法及びその装置 |
US6633734B2 (en) * | 2001-02-09 | 2003-10-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus having density detecting means |
-
1992
- 1992-05-19 JP JP4150021A patent/JPH05322759A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0844123A (ja) * | 1994-07-28 | 1996-02-16 | Ricoh Co Ltd | 画像形成方法及びその装置 |
US6633734B2 (en) * | 2001-02-09 | 2003-10-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus having density detecting means |
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