JPH05305961A - 荷物緊帯用ストッパー - Google Patents
荷物緊帯用ストッパーInfo
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- JPH05305961A JPH05305961A JP19522691A JP19522691A JPH05305961A JP H05305961 A JPH05305961 A JP H05305961A JP 19522691 A JP19522691 A JP 19522691A JP 19522691 A JP19522691 A JP 19522691A JP H05305961 A JPH05305961 A JP H05305961A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】中央部にバンド通し孔3が形成された枠体2
に、可撓性を有する連結片9、10を介して略棒状の挟
止脚7、8を設けると共に、フック状の係止片5、6を
互いに対向する形で設ける。荷物の梱包に伴なうバンド
(PPバンド、ポリエステルバンドなど)の接合に際し
ては、当該荷物緊帯用ストッパー1の挟止脚7、8を連
結片9、10から180°折り曲げ、バンド通し孔3に
挿通したバンドの両端部を該挟止脚7、8に巻き付け
る。更に、バンド12を係止片5、6に引っ掛けて固定
する。 【効果】荷物緊帯用ストッパー1における引張強度がバ
ンド自体の引張強度と同程度又はそれ以上となる。
に、可撓性を有する連結片9、10を介して略棒状の挟
止脚7、8を設けると共に、フック状の係止片5、6を
互いに対向する形で設ける。荷物の梱包に伴なうバンド
(PPバンド、ポリエステルバンドなど)の接合に際し
ては、当該荷物緊帯用ストッパー1の挟止脚7、8を連
結片9、10から180°折り曲げ、バンド通し孔3に
挿通したバンドの両端部を該挟止脚7、8に巻き付け
る。更に、バンド12を係止片5、6に引っ掛けて固定
する。 【効果】荷物緊帯用ストッパー1における引張強度がバ
ンド自体の引張強度と同程度又はそれ以上となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯状に形成されたプラ
スチック製のバンドを用いて荷物を梱包する際に適用す
るに好適な荷物緊帯用ストッパーに関するものである。
スチック製のバンドを用いて荷物を梱包する際に適用す
るに好適な荷物緊帯用ストッパーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特に重量のある荷物をバンドで梱
包する際には、バンドを荷物に巻き付けて所定の引張力
で引き締めた後、該バンドの両端部を互いに接合する
が、この接合方法としては、金属シールによる方法(即
ち、筒状の金具にバンドの両端部を互いに逆向きに挿入
し、その状態で金具を封緘器で波板状に押し潰す接合方
法)や、バンドの両端部に熱を加えて溶着する方法が広
く用いられている。
包する際には、バンドを荷物に巻き付けて所定の引張力
で引き締めた後、該バンドの両端部を互いに接合する
が、この接合方法としては、金属シールによる方法(即
ち、筒状の金具にバンドの両端部を互いに逆向きに挿入
し、その状態で金具を封緘器で波板状に押し潰す接合方
法)や、バンドの両端部に熱を加えて溶着する方法が広
く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これ等
の接合方法は、その接合部においてバンドの変形や熱的
損傷を伴なうものである。このため、接合部における引
張強度がバンド自体の引張強度より劣ってしまい、バン
ドを両側から引っ張った場合、接合部から破断してしま
う結果となる。つまり、接合部が強度面における弱点と
なる危険性が高いという不都合がある。
の接合方法は、その接合部においてバンドの変形や熱的
損傷を伴なうものである。このため、接合部における引
張強度がバンド自体の引張強度より劣ってしまい、バン
ドを両側から引っ張った場合、接合部から破断してしま
う結果となる。つまり、接合部が強度面における弱点と
なる危険性が高いという不都合がある。
【0004】本発明は、上記事情に鑑み、バンドの引張
強度と同程度或いはそれ以上の引張強度を発現し得る荷
物緊帯用ストッパーを提供することを目的とするもので
ある。
強度と同程度或いはそれ以上の引張強度を発現し得る荷
物緊帯用ストッパーを提供することを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、四辺形
の枠体(2)を有し、前記枠体にバンド通し孔(3)を
矩形状に形成し、前記枠体の第1の辺に、可撓性を有す
る連結片(9、10)を介して略棒状の挟止脚(7、
8)を2個設け、前記枠体の前記第1の辺に隣接する第
2の辺に、基部(5a、6a)及び先端部(5b、6
b)からなるフック状の係止片(5、6)を2個互いに
対向する形で設け、これ等係止片の基部間の間隔(L
1)をバンド(12)の幅よりやや広くすると共に、こ
れ等係止片の先端部間の間隔(L2)をバンドの幅より
やや狭くして構成される。
の枠体(2)を有し、前記枠体にバンド通し孔(3)を
矩形状に形成し、前記枠体の第1の辺に、可撓性を有す
る連結片(9、10)を介して略棒状の挟止脚(7、
8)を2個設け、前記枠体の前記第1の辺に隣接する第
2の辺に、基部(5a、6a)及び先端部(5b、6
b)からなるフック状の係止片(5、6)を2個互いに
対向する形で設け、これ等係止片の基部間の間隔(L
1)をバンド(12)の幅よりやや広くすると共に、こ
れ等係止片の先端部間の間隔(L2)をバンドの幅より
やや狭くして構成される。
【0006】また、本発明は、四辺形の枠体(2)を有
し、前記枠体にバンド通し孔(3)を矩形状に形成し、
前記枠体の第1の辺に、可撓性を有する連結片(9、1
0)を介して略棒状の挟止脚(7、8)を2個設け、前
記枠体の前記第1の辺に隣接する第2の辺に、基部(5
a、6a)及び先端部(5b、6b)からなるフック状
の第1の係止片(5、6)を2個互いに対向する形で設
け、これ等第1の係止片の基部間の間隔(L1)をバン
ド(12)の幅よりやや広くすると共に、これ等第1の
係止片の先端部間の間隔(L2)をバンドの幅よりやや
狭くし、前記枠体の前記第2の辺に対向する第3の辺
に、基部(15a、16a)及び先端部(15b、16
b)からなるフック状の第2の係止片(15、16)を
2個互いに対向する形で設け、これ等第2の係止片の基
部間の間隔(L3)をバンド(12)の幅よりやや広く
すると共に、これ等第2の係止片の先端部間の間隔(L
4)をバンドの幅よりやや狭くして構成される。
し、前記枠体にバンド通し孔(3)を矩形状に形成し、
前記枠体の第1の辺に、可撓性を有する連結片(9、1
0)を介して略棒状の挟止脚(7、8)を2個設け、前
記枠体の前記第1の辺に隣接する第2の辺に、基部(5
a、6a)及び先端部(5b、6b)からなるフック状
の第1の係止片(5、6)を2個互いに対向する形で設
け、これ等第1の係止片の基部間の間隔(L1)をバン
ド(12)の幅よりやや広くすると共に、これ等第1の
係止片の先端部間の間隔(L2)をバンドの幅よりやや
狭くし、前記枠体の前記第2の辺に対向する第3の辺
に、基部(15a、16a)及び先端部(15b、16
b)からなるフック状の第2の係止片(15、16)を
2個互いに対向する形で設け、これ等第2の係止片の基
部間の間隔(L3)をバンド(12)の幅よりやや広く
すると共に、これ等第2の係止片の先端部間の間隔(L
4)をバンドの幅よりやや狭くして構成される。
【0007】また、本発明は、上記連結片(9、10)
に狭幅部(9a、10a)を形成して構成される。
に狭幅部(9a、10a)を形成して構成される。
【0008】
【作用】上記した構成により、本発明は、バンド(1
2)で荷物を梱包する際に、連結片(9、10)から折
り曲げられた挟止脚(7、8)に対して、バンド通し孔
(3)に挿通されたバンドの両端部を巻き付け、更にバ
ンドを係止片(5、6)に引っ掛けて固定する形でバン
ドの接合作業が行なわれるように作用する。
2)で荷物を梱包する際に、連結片(9、10)から折
り曲げられた挟止脚(7、8)に対して、バンド通し孔
(3)に挿通されたバンドの両端部を巻き付け、更にバ
ンドを係止片(5、6)に引っ掛けて固定する形でバン
ドの接合作業が行なわれるように作用する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本発明による荷物緊帯用ストッパーの一実施
例を示す正面図、図2は図1に示す荷物緊帯用ストッパ
ーの左側面図、図3は図1に示す荷物緊帯用ストッパー
の使用状態を示す斜視図、図4は本発明による荷物緊帯
用ストッパーの別の実施例を示す正面図、図5は本発明
による荷物緊帯用ストッパーの更に別の実施例を示す正
面図である。
る。図1は本発明による荷物緊帯用ストッパーの一実施
例を示す正面図、図2は図1に示す荷物緊帯用ストッパ
ーの左側面図、図3は図1に示す荷物緊帯用ストッパー
の使用状態を示す斜視図、図4は本発明による荷物緊帯
用ストッパーの別の実施例を示す正面図、図5は本発明
による荷物緊帯用ストッパーの更に別の実施例を示す正
面図である。
【0010】本発明による荷物緊帯用ストッパー1は、
図1及び図2に示すように、全体が合成樹脂から一体に
形成されたものであり、ほぼ正方形の枠体2を有してい
る。枠体2の中央部には、バンドを通すためのバンド通
し孔3がほぼ正方形状に形成されており、枠体2の表面
には、多数の細線が凸設されて滑り止め2aが形成され
ている。また、枠体2の図1左側には、2個のフック状
の係止片5、6が互いに対向する形で設けられており、
各係止片5、6は基部5a、6a及び先端部5b、6b
から構成されている。なお、各基部5a、6a間の間隔
L1はバンドの幅よりやや広く、各先端部5b、6b間
の間隔L2はバンドの幅よりやや狭くなっている。ま
た、枠体2の図1下側には、2個の挟止脚7、8がそれ
ぞれ可撓性を有する肉薄の連結片9、10を介して設け
られており、各連結片9、10のほぼ中央にはそれぞれ
狭幅部9a、10aが形成されている。各挟止脚7、8
はそれぞれ棒状の本体7a、8aを有しており、各本体
7a、8aの表面にはそれぞれ、多数の細線が凸設され
て滑り止め7b、8bが形成されている。また、各本体
7a、8aの両側にはそれぞれ広幅部7c、8cが設け
られており、前記連結片9、10は片側(図1上側)の
広幅部7c、8cを介して挟止脚7、8に接続されてい
る。
図1及び図2に示すように、全体が合成樹脂から一体に
形成されたものであり、ほぼ正方形の枠体2を有してい
る。枠体2の中央部には、バンドを通すためのバンド通
し孔3がほぼ正方形状に形成されており、枠体2の表面
には、多数の細線が凸設されて滑り止め2aが形成され
ている。また、枠体2の図1左側には、2個のフック状
の係止片5、6が互いに対向する形で設けられており、
各係止片5、6は基部5a、6a及び先端部5b、6b
から構成されている。なお、各基部5a、6a間の間隔
L1はバンドの幅よりやや広く、各先端部5b、6b間
の間隔L2はバンドの幅よりやや狭くなっている。ま
た、枠体2の図1下側には、2個の挟止脚7、8がそれ
ぞれ可撓性を有する肉薄の連結片9、10を介して設け
られており、各連結片9、10のほぼ中央にはそれぞれ
狭幅部9a、10aが形成されている。各挟止脚7、8
はそれぞれ棒状の本体7a、8aを有しており、各本体
7a、8aの表面にはそれぞれ、多数の細線が凸設され
て滑り止め7b、8bが形成されている。また、各本体
7a、8aの両側にはそれぞれ広幅部7c、8cが設け
られており、前記連結片9、10は片側(図1上側)の
広幅部7c、8cを介して挟止脚7、8に接続されてい
る。
【0011】本発明による荷物緊帯用ストッパー1は以
上のような構成を有するので、帯状に形成されたプラス
チック等からなるバンド(PPバンド、ポリエステルバ
ンドなど)を用いて荷物を梱包する際には、まず、バン
ドを荷物に巻き付けて引締機で十分に引き締める。この
状態のまま、図3に示すように、荷物(図示せず)に巻
き付けられたバンド12の一端を折り曲げて荷物緊帯用
ストッパー1のバンド通し孔3に挿通し、挟止脚8を連
結片10を中心として約180°折り曲げ、バンド12
を該折り曲げ状態の挟止脚8に巻き付ける。この際、連
結片10には、図1に示すように、狭幅部10aが形成
されているので、挟止脚8の折り曲げ作業は常に、曲げ
に対する抵抗力の比較的弱い狭幅部10aを中心として
行なわれ、その結果、挟止脚8は常に、図3に示すよう
に、枠体2上の適正な位置に容易に位置決めされ、ずれ
てしまうようなことはない。
上のような構成を有するので、帯状に形成されたプラス
チック等からなるバンド(PPバンド、ポリエステルバ
ンドなど)を用いて荷物を梱包する際には、まず、バン
ドを荷物に巻き付けて引締機で十分に引き締める。この
状態のまま、図3に示すように、荷物(図示せず)に巻
き付けられたバンド12の一端を折り曲げて荷物緊帯用
ストッパー1のバンド通し孔3に挿通し、挟止脚8を連
結片10を中心として約180°折り曲げ、バンド12
を該折り曲げ状態の挟止脚8に巻き付ける。この際、連
結片10には、図1に示すように、狭幅部10aが形成
されているので、挟止脚8の折り曲げ作業は常に、曲げ
に対する抵抗力の比較的弱い狭幅部10aを中心として
行なわれ、その結果、挟止脚8は常に、図3に示すよう
に、枠体2上の適正な位置に容易に位置決めされ、ずれ
てしまうようなことはない。
【0012】同様にして、バンド12の他端を折り曲げ
て荷物緊帯用ストッパー1のバンド通し孔3に挿通し、
挟止脚7を連結片9を中心として約180°折り曲げ、
バンド12を該折り曲げ状態の挟止脚7に巻き付ける。
この際にも、連結片9には狭幅部9aが形成されている
ので、挟止脚7の折り曲げ作業は常に、曲げに対する抵
抗力の比較的弱い狭幅部9aを中心として行なわれ、そ
の結果、挟止脚7は常に枠体2上の適正な位置に位置決
めされることとなる。更に、こうして挟止脚7に巻き付
けられたバンド12を係止片5、6に引っ掛けて固定す
る。すると、バンド12は、図3に示すように、その両
端部が荷物緊帯用ストッパー1を介して接合された状態
となる。
て荷物緊帯用ストッパー1のバンド通し孔3に挿通し、
挟止脚7を連結片9を中心として約180°折り曲げ、
バンド12を該折り曲げ状態の挟止脚7に巻き付ける。
この際にも、連結片9には狭幅部9aが形成されている
ので、挟止脚7の折り曲げ作業は常に、曲げに対する抵
抗力の比較的弱い狭幅部9aを中心として行なわれ、そ
の結果、挟止脚7は常に枠体2上の適正な位置に位置決
めされることとなる。更に、こうして挟止脚7に巻き付
けられたバンド12を係止片5、6に引っ掛けて固定す
る。すると、バンド12は、図3に示すように、その両
端部が荷物緊帯用ストッパー1を介して接合された状態
となる。
【0013】こうして、バンド12の両端部が荷物緊帯
用ストッパー1を介して接合されたところで、前記引締
機を取り外してバンド12の引き締め状態を解除する。
すると、バンド12の両端部には、図3矢印T方向の引
張力が作用するが、バンド12の両端部は挟止脚7、8
に巻き付いているので、内側に巻かれた部分が外側に巻
かれた部分の張力によって該外側部分と枠体2との間に
強固に挟まれることから、バンド12の両端部は荷物緊
帯用ストッパー1で確実に固定される。しかも、バンド
12が接触する挟止脚7、8及び枠体2の表面には滑り
止め7b、8b及び2aが形成されているので、尚更で
ある。特に、バンド12の図3左側端部は係止片5、6
に引っ掛けられているので、バンド12と枠体2との接
触面積が大きくなり、その分だけ確実に固定されること
となる。この際、バンド12の両端部に作用する矢印T
方向の引張力が強大であればある程、バンド12の内側
に巻かれた部分を挟む力も大きくなるので、バンド12
の接合部、即ち荷物緊帯用ストッパー1部分が強度面に
おける弱点となることはない。換言すれば、荷物緊帯用
ストッパー1部分における引張強度はバンド12自体の
引張強度と同等又はそれ以上となり、引張強度の大きい
バンド12を使用すれば、それに応じて荷物緊帯用スト
ッパー1部分の引張強度も増大するので、バンド12を
両側から引っ張った場合に接合部(即ち、荷物緊帯用ス
トッパー1部分)から破断してしまう事態の発生を未然
に防止することが可能となる。
用ストッパー1を介して接合されたところで、前記引締
機を取り外してバンド12の引き締め状態を解除する。
すると、バンド12の両端部には、図3矢印T方向の引
張力が作用するが、バンド12の両端部は挟止脚7、8
に巻き付いているので、内側に巻かれた部分が外側に巻
かれた部分の張力によって該外側部分と枠体2との間に
強固に挟まれることから、バンド12の両端部は荷物緊
帯用ストッパー1で確実に固定される。しかも、バンド
12が接触する挟止脚7、8及び枠体2の表面には滑り
止め7b、8b及び2aが形成されているので、尚更で
ある。特に、バンド12の図3左側端部は係止片5、6
に引っ掛けられているので、バンド12と枠体2との接
触面積が大きくなり、その分だけ確実に固定されること
となる。この際、バンド12の両端部に作用する矢印T
方向の引張力が強大であればある程、バンド12の内側
に巻かれた部分を挟む力も大きくなるので、バンド12
の接合部、即ち荷物緊帯用ストッパー1部分が強度面に
おける弱点となることはない。換言すれば、荷物緊帯用
ストッパー1部分における引張強度はバンド12自体の
引張強度と同等又はそれ以上となり、引張強度の大きい
バンド12を使用すれば、それに応じて荷物緊帯用スト
ッパー1部分の引張強度も増大するので、バンド12を
両側から引っ張った場合に接合部(即ち、荷物緊帯用ス
トッパー1部分)から破断してしまう事態の発生を未然
に防止することが可能となる。
【0014】なお、上述の実施例では、枠体2及び挟止
脚7、8の表面に滑り止め2a及び7b、8bを設けた
荷物緊帯用ストッパー1について説明したが、使用する
バンド12の材質によっては、これ等の滑り止め2a、
7b、8bを省略して、図4に示すような荷物緊帯用ス
トッパー1Aを用いることも可能である。
脚7、8の表面に滑り止め2a及び7b、8bを設けた
荷物緊帯用ストッパー1について説明したが、使用する
バンド12の材質によっては、これ等の滑り止め2a、
7b、8bを省略して、図4に示すような荷物緊帯用ス
トッパー1Aを用いることも可能である。
【0015】また、上述の実施例では、図1に示すよう
に、枠体2の片側(図1左側)に2個のフック状の係止
片5、6を設けた荷物緊帯用ストッパー1について説明
したが、図5に示すように、枠体2の両側(図5左右両
側)にそれぞれ、2個のフック状の係止片5、6及び1
5、16を設けた荷物緊帯用ストッパー1Bを用いても
よい。この場合、図5右側の係止片15、16は左側の
係止片5、6と対称的に形成されており、係止片15、
16の各基部15a、16a間の間隔L3は前記間隔L
1に等しく(従って、バンド12の幅よりやや広くなっ
ており)、また、各先端部15b、16b間の間隔L4
は前記間隔L2に等しい(従って、バンド12の幅より
やや狭くなっている)。この荷物緊帯用ストッパー1B
を用いて荷物を梱包する際には、上述の荷物緊帯用スト
ッパー1の場合と同様の手順で行なわれるが、挟止脚7
に巻き付けられた状態のバンド12の両端部を係止片
5、6及び15、16に引っ掛けて固定することが出来
るので、バンド12を荷物緊帯用ストッパー1Bに対し
て一層強固に固定することが可能となる。
に、枠体2の片側(図1左側)に2個のフック状の係止
片5、6を設けた荷物緊帯用ストッパー1について説明
したが、図5に示すように、枠体2の両側(図5左右両
側)にそれぞれ、2個のフック状の係止片5、6及び1
5、16を設けた荷物緊帯用ストッパー1Bを用いても
よい。この場合、図5右側の係止片15、16は左側の
係止片5、6と対称的に形成されており、係止片15、
16の各基部15a、16a間の間隔L3は前記間隔L
1に等しく(従って、バンド12の幅よりやや広くなっ
ており)、また、各先端部15b、16b間の間隔L4
は前記間隔L2に等しい(従って、バンド12の幅より
やや狭くなっている)。この荷物緊帯用ストッパー1B
を用いて荷物を梱包する際には、上述の荷物緊帯用スト
ッパー1の場合と同様の手順で行なわれるが、挟止脚7
に巻き付けられた状態のバンド12の両端部を係止片
5、6及び15、16に引っ掛けて固定することが出来
るので、バンド12を荷物緊帯用ストッパー1Bに対し
て一層強固に固定することが可能となる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
四辺形の枠体2を有し、前記枠体2にバンド通し孔3を
矩形状に形成し、前記枠体2の第1の辺に、可撓性を有
する連結片9、10を介して略棒状の挟止脚7、8を2
個設け、前記枠体2の前記第1の辺に隣接する第2の辺
に、基部5a、6a及び先端部5b、6bからなるフッ
ク状の係止片5、6を2個互いに対向する形で設け、こ
れ等係止片5、6の基部5a、6a間の間隔L1をバン
ド12の幅よりやや広くすると共に、これ等係止片5、
6の先端部5b、6b間の間隔L2をバンド12の幅よ
りやや狭くして構成したので、バンド12で荷物を梱包
する際に、連結片9、10から折り曲げられた挟止脚
7、8に対して、バンド通し孔3に挿通されたバンド1
2の両端部を巻き付け、更にバンド12を係止片5、6
に引っ掛けて固定する形でバンド12の接合作業を行な
うことが出来ることから、バンド12の引張強度と同程
度或いはそれ以上の引張強度を発現し得る荷物緊帯用ス
トッパー1、1A、1Bを提供することが可能となる。
四辺形の枠体2を有し、前記枠体2にバンド通し孔3を
矩形状に形成し、前記枠体2の第1の辺に、可撓性を有
する連結片9、10を介して略棒状の挟止脚7、8を2
個設け、前記枠体2の前記第1の辺に隣接する第2の辺
に、基部5a、6a及び先端部5b、6bからなるフッ
ク状の係止片5、6を2個互いに対向する形で設け、こ
れ等係止片5、6の基部5a、6a間の間隔L1をバン
ド12の幅よりやや広くすると共に、これ等係止片5、
6の先端部5b、6b間の間隔L2をバンド12の幅よ
りやや狭くして構成したので、バンド12で荷物を梱包
する際に、連結片9、10から折り曲げられた挟止脚
7、8に対して、バンド通し孔3に挿通されたバンド1
2の両端部を巻き付け、更にバンド12を係止片5、6
に引っ掛けて固定する形でバンド12の接合作業を行な
うことが出来ることから、バンド12の引張強度と同程
度或いはそれ以上の引張強度を発現し得る荷物緊帯用ス
トッパー1、1A、1Bを提供することが可能となる。
【0017】また、四辺形の枠体2を有し、前記枠体2
にバンド通し孔3を矩形状に形成し、前記枠体2の第1
の辺に、可撓性を有する連結片9、10を介して略棒状
の挟止脚7、8を2個設け、前記枠体2の前記第1の辺
に隣接する第2の辺に、基部5a、6a及び先端部5
b、6bからなるフック状の第1の係止片5、6を2個
互いに対向する形で設け、これ等第1の係止片5、6の
基部5a、6a間の間隔L1をバンド12の幅よりやや
広くすると共に、これ等第1の係止片5、6の先端部5
b、6b間の間隔L2をバンド12の幅よりやや狭く
し、前記枠体2の前記第2の辺に対向する第3の辺に、
基部15a、16a及び先端部15b、16bからなる
フック状の第2の係止片15、16を2個互いに対向す
る形で設け、これ等第2の係止片15、16の基部15
a、16a間の間隔L3をバンド12の幅よりやや広く
すると共に、これ等第2の係止片15、16の先端部1
5b、16b間の間隔L4をバンド12の幅よりやや狭
くして構成したので、バンド12の両端部を係止片5、
6及び15、16に引っ掛けて固定することによって、
バンド12の荷物緊帯用ストッパー1Bに対する密着性
を一層高めることが出来る。
にバンド通し孔3を矩形状に形成し、前記枠体2の第1
の辺に、可撓性を有する連結片9、10を介して略棒状
の挟止脚7、8を2個設け、前記枠体2の前記第1の辺
に隣接する第2の辺に、基部5a、6a及び先端部5
b、6bからなるフック状の第1の係止片5、6を2個
互いに対向する形で設け、これ等第1の係止片5、6の
基部5a、6a間の間隔L1をバンド12の幅よりやや
広くすると共に、これ等第1の係止片5、6の先端部5
b、6b間の間隔L2をバンド12の幅よりやや狭く
し、前記枠体2の前記第2の辺に対向する第3の辺に、
基部15a、16a及び先端部15b、16bからなる
フック状の第2の係止片15、16を2個互いに対向す
る形で設け、これ等第2の係止片15、16の基部15
a、16a間の間隔L3をバンド12の幅よりやや広く
すると共に、これ等第2の係止片15、16の先端部1
5b、16b間の間隔L4をバンド12の幅よりやや狭
くして構成したので、バンド12の両端部を係止片5、
6及び15、16に引っ掛けて固定することによって、
バンド12の荷物緊帯用ストッパー1Bに対する密着性
を一層高めることが出来る。
【0018】更に、上記連結片9、10に狭幅部9a、
10aを形成して構成すると、荷物の梱包に際して、挟
止脚7、8は常に狭幅部10aを中心として行なわれる
ことから、挟止脚7、8を常に枠体2上の適正な位置に
容易に位置決めすることが可能となり、作業性が向上す
る。
10aを形成して構成すると、荷物の梱包に際して、挟
止脚7、8は常に狭幅部10aを中心として行なわれる
ことから、挟止脚7、8を常に枠体2上の適正な位置に
容易に位置決めすることが可能となり、作業性が向上す
る。
【図1】本発明による荷物緊帯用ストッパーの一実施例
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図2】図1に示す荷物緊帯用ストッパーの左側面図で
ある。
ある。
【図3】図1に示す荷物緊帯用ストッパーの使用状態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図4】本発明による荷物緊帯用ストッパーの別の実施
例を示す正面図である。
例を示す正面図である。
【図5】本発明による荷物緊帯用ストッパーの更に別の
実施例を示す正面図である。
実施例を示す正面図である。
1、1A、1B……荷物緊帯用ストッパー 2……枠体 3……バンド通し孔 5、6……第1の係止片 5a、6a……基部 5b、6b……先端部 7、8……挟止脚 9、10……連結片 9a、10a……狭幅部 12……バンド 15、16……第2の係止片 15a、16a……基部 15b、16b……先端部 L1、L2、L3、L4……間隔
Claims (3)
- 【請求項1】 四辺形の枠体を有し、 前記枠体にバンド通し孔を矩形状に形成し、 前記枠体の第1の辺に、可撓性を有する連結片を介して
略棒状の挟止脚を2個設け、 前記枠体の前記第1の辺に隣接する第2の辺に、基部及
び先端部からなるフック状の係止片を2個互いに対向す
る形で設け、 これ等係止片の基部間の間隔をバンドの幅よりやや広く
すると共に、これ等係止片の先端部間の間隔をバンドの
幅よりやや狭くしたことを特徴とする荷物緊帯用ストッ
パー。 - 【請求項2】 四辺形の枠体を有し、 前記枠体にバンド通し孔を矩形状に形成し、 前記枠体の第1の辺に、可撓性を有する連結片を介して
略棒状の挟止脚を2個設け、 前記枠体の前記第1の辺に隣接する第2の辺に、基部及
び先端部からなるフック状の第1の係止片を2個互いに
対向する形で設け、 これ等第1の係止片の基部間の間隔をバンドの幅よりや
や広くすると共に、これ等第1の係止片の先端部間の間
隔をバンドの幅よりやや狭くし、 前記枠体の前記第2の辺に対向する第3の辺に、基部及
び先端部からなるフック状の第2の係止片を2個互いに
対向する形で設け、 これ等第2の係止片の基部間の間隔をバンドの幅よりや
や広くすると共に、これ等第2の係止片の先端部間の間
隔をバンドの幅よりやや狭くしたことを特徴とする荷物
緊帯用ストッパー。 - 【請求項3】 連結片に狭幅部を形成して構成した請求
項1又は請求項2記載の荷物緊帯用ストッパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3195226A JP2982401B2 (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 荷物緊帯用ストッパー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3195226A JP2982401B2 (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 荷物緊帯用ストッパー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05305961A true JPH05305961A (ja) | 1993-11-19 |
JP2982401B2 JP2982401B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=16337571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3195226A Expired - Fee Related JP2982401B2 (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 荷物緊帯用ストッパー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2982401B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5915629A (en) * | 1998-01-28 | 1999-06-29 | Ribeiro; Mario Fernandes | Security fastening connection for packets and other uses |
US6684462B1 (en) * | 2002-06-10 | 2004-02-03 | Dipak Narula | Tying fastener |
JP2016037294A (ja) * | 2014-08-06 | 2016-03-22 | 株式会社 ダイサン | 留め具 |
-
1991
- 1991-08-05 JP JP3195226A patent/JP2982401B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5915629A (en) * | 1998-01-28 | 1999-06-29 | Ribeiro; Mario Fernandes | Security fastening connection for packets and other uses |
US6684462B1 (en) * | 2002-06-10 | 2004-02-03 | Dipak Narula | Tying fastener |
JP2016037294A (ja) * | 2014-08-06 | 2016-03-22 | 株式会社 ダイサン | 留め具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2982401B2 (ja) | 1999-11-22 |
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