JPH05290915A - 回路基板用コネクタ - Google Patents
回路基板用コネクタInfo
- Publication number
- JPH05290915A JPH05290915A JP4096464A JP9646492A JPH05290915A JP H05290915 A JPH05290915 A JP H05290915A JP 4096464 A JP4096464 A JP 4096464A JP 9646492 A JP9646492 A JP 9646492A JP H05290915 A JPH05290915 A JP H05290915A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connector
- circuit board
- solder
- circuit substrate
- pins
- Prior art date
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- Pending
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- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】周囲の温度が変化しても半田に応力が生じにく
くすると共に、半田の固化に伴う回路基板とコネクタと
の熱収縮差による残留応力を低減し、半田クラックや回
路パターンの剥離を防止することができる様な回路基板
用コネクタを提供する。 【構成】コネクタ本体2に対して列状に配設された複数
のコネクタピン1を、回路基板の回路パターン穴に挿通
した後に半田付けすることにより、回路基板に電気的に
接続される回路基板用コネクタにおいて、コネクタ本体
2は、複数のコネクタピン1の夫々を独立的に保持する
複数の保持部2aと、複数の保持部2aの夫々の間に配
設され、コネクタピン1の配列方向に変形容易にされた
梁部2bとを具備する。
くすると共に、半田の固化に伴う回路基板とコネクタと
の熱収縮差による残留応力を低減し、半田クラックや回
路パターンの剥離を防止することができる様な回路基板
用コネクタを提供する。 【構成】コネクタ本体2に対して列状に配設された複数
のコネクタピン1を、回路基板の回路パターン穴に挿通
した後に半田付けすることにより、回路基板に電気的に
接続される回路基板用コネクタにおいて、コネクタ本体
2は、複数のコネクタピン1の夫々を独立的に保持する
複数の保持部2aと、複数の保持部2aの夫々の間に配
設され、コネクタピン1の配列方向に変形容易にされた
梁部2bとを具備する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷回路基板に実装さ
れる回路基板用コネクタに関するものである。
れる回路基板用コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、印刷回路基板に実装される回
路基板用コネクタが知られている。この種のコネクタは
コネクタピンを印刷回路基板上に複数本設けることでコ
ネクタ雄部とする一方、このコネクタ雄部に対して電気
的導通を確保すると共に、抜け防止を図るコネクタ雌部
を1組単位としてなるものである。この回路基板用コネ
クタとしては、基板実装面に対してコネクタピンを略垂
設して設けるストレートタイプと、コネクタピンを途中
から直角に曲げて基板実装面に対して略平行に設けるエ
ッジタイプが代表的である。
路基板用コネクタが知られている。この種のコネクタは
コネクタピンを印刷回路基板上に複数本設けることでコ
ネクタ雄部とする一方、このコネクタ雄部に対して電気
的導通を確保すると共に、抜け防止を図るコネクタ雌部
を1組単位としてなるものである。この回路基板用コネ
クタとしては、基板実装面に対してコネクタピンを略垂
設して設けるストレートタイプと、コネクタピンを途中
から直角に曲げて基板実装面に対して略平行に設けるエ
ッジタイプが代表的である。
【0003】図に基づいて、従来の回路基板用コネクタ
のストレートタイプのものについて簡単に説明すると、
図9は従来の回路基板用コネクタの正面図である。本図
において、回路基板用コネクタはコネクタ雄部20とコ
ネクタ雌部21を1組単位としてなるものであり、コネ
クタ雌部21には単線23またはフラットケーブル(不
図示)を接続している破線図示のコネクタ端子24が内
蔵されており、コネクタ端子24が有する弾性部分がコ
ネクタピン9に挿通される際に弾性変形して発生する当
接力により、コネクタ端子24とコネクタピン9間の電
気的な導通を図るものであり、種々の形式が実用化され
ている。
のストレートタイプのものについて簡単に説明すると、
図9は従来の回路基板用コネクタの正面図である。本図
において、回路基板用コネクタはコネクタ雄部20とコ
ネクタ雌部21を1組単位としてなるものであり、コネ
クタ雌部21には単線23またはフラットケーブル(不
図示)を接続している破線図示のコネクタ端子24が内
蔵されており、コネクタ端子24が有する弾性部分がコ
ネクタピン9に挿通される際に弾性変形して発生する当
接力により、コネクタ端子24とコネクタピン9間の電
気的な導通を図るものであり、種々の形式が実用化され
ている。
【0004】また、コネクタ雄部20は回路基板7の実
装面上にコネクタピン9の全てを略垂直状態で設けるた
めに樹脂材料から成るブロック体22にコネクタピン9
を予め一体成形または圧入しておき、コネクタピン9の
端部9aを回路基板7面上の回路パターンのランド穴部
に対して挿通させた後に、半田づけ装置等を通過させて
一度に半田8を形成させることで、所謂半田付けをさせ
る様にしている。
装面上にコネクタピン9の全てを略垂直状態で設けるた
めに樹脂材料から成るブロック体22にコネクタピン9
を予め一体成形または圧入しておき、コネクタピン9の
端部9aを回路基板7面上の回路パターンのランド穴部
に対して挿通させた後に、半田づけ装置等を通過させて
一度に半田8を形成させることで、所謂半田付けをさせ
る様にしている。
【0005】この様にして設けられた、コネクタ雄部2
0に対してコネクタ雌部21を直脱自在に圧入してコネ
クタとして使用される。
0に対してコネクタ雌部21を直脱自在に圧入してコネ
クタとして使用される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回路基
板7は、実際の使用状態においては、広い温度範囲(例
えば−10°C〜+85°C)の条件にさらされるた
め、上記の従来のコネクタにおいては、周囲の温度変化
により、コネクタ雄部20を構成するブロック体22
が、その長手方向に膨張収縮し、これに伴って、コネク
タピン9のピッチ間隔が、回路基板7上のランド穴部の
ピッチ間隔に対してズレるという現象が発生する。実際
には、回路基板7もブロック体22と同じ方向に膨張収
縮するので、そのズレの大きさは緩和されるのである
が、一般的にブロック体22を構成する材料と回路基板
7を構成する材料との熱膨張率は異なるため、必ず、コ
ネクタピン9のピッチ間隔と、回路基板7のランド穴部
のピッチ間隔に食い違いが生ずることとなる。
板7は、実際の使用状態においては、広い温度範囲(例
えば−10°C〜+85°C)の条件にさらされるた
め、上記の従来のコネクタにおいては、周囲の温度変化
により、コネクタ雄部20を構成するブロック体22
が、その長手方向に膨張収縮し、これに伴って、コネク
タピン9のピッチ間隔が、回路基板7上のランド穴部の
ピッチ間隔に対してズレるという現象が発生する。実際
には、回路基板7もブロック体22と同じ方向に膨張収
縮するので、そのズレの大きさは緩和されるのである
が、一般的にブロック体22を構成する材料と回路基板
7を構成する材料との熱膨張率は異なるため、必ず、コ
ネクタピン9のピッチ間隔と、回路基板7のランド穴部
のピッチ間隔に食い違いが生ずることとなる。
【0007】このピッチ間隔の食い違いは、半田8に応
力を生じさせることとなる。更には、コネクタピン9を
回路基板7に半田付けする際に、半田8の固化に伴って
ブロック体22と回路基板7の間には熱収縮差を生じ、
この熱収縮差も半田8に残留応力を生じさせる。この様
な半田8に生ずる応力は、図10に示した様に半田クラ
ックを発生させたり、回路パターンの剥離を発生させた
りする原因となる。このように半田クラックや回路パタ
ーンの剥離が発生すると、電気回路の信号線の断線を引
き起こすこととなり、故障等の原因となる。
力を生じさせることとなる。更には、コネクタピン9を
回路基板7に半田付けする際に、半田8の固化に伴って
ブロック体22と回路基板7の間には熱収縮差を生じ、
この熱収縮差も半田8に残留応力を生じさせる。この様
な半田8に生ずる応力は、図10に示した様に半田クラ
ックを発生させたり、回路パターンの剥離を発生させた
りする原因となる。このように半田クラックや回路パタ
ーンの剥離が発生すると、電気回路の信号線の断線を引
き起こすこととなり、故障等の原因となる。
【0008】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、周囲の温
度が変化しても半田に応力が生じにくくすると共に、半
田の固化に伴う回路基板とコネクタとの熱収縮差による
残留応力を低減し、半田クラックや回路パターンの剥離
を防止することができる様な回路基板用コネクタを提供
することにある。
されたものであり、その目的とするところは、周囲の温
度が変化しても半田に応力が生じにくくすると共に、半
田の固化に伴う回路基板とコネクタとの熱収縮差による
残留応力を低減し、半田クラックや回路パターンの剥離
を防止することができる様な回路基板用コネクタを提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明の回路基板用コネクタは、
コネクタ本体に対して列状に配設された複数のコネクタ
ピンを、回路基板の回路パターン穴に挿通した後に半田
付けすることにより、前記回路基板に電気的に接続され
る回路基板用コネクタにおいて、前記コネクタ本体は、
前記複数のコネクタピンの夫々を独立的に保持する複数
の保持部と、前記複数の保持部の夫々の間に配設され、
前記コネクタピンの配列方向に変形容易にされた低剛性
部とを具備することを特徴としている。
的を達成するために、本発明の回路基板用コネクタは、
コネクタ本体に対して列状に配設された複数のコネクタ
ピンを、回路基板の回路パターン穴に挿通した後に半田
付けすることにより、前記回路基板に電気的に接続され
る回路基板用コネクタにおいて、前記コネクタ本体は、
前記複数のコネクタピンの夫々を独立的に保持する複数
の保持部と、前記複数の保持部の夫々の間に配設され、
前記コネクタピンの配列方向に変形容易にされた低剛性
部とを具備することを特徴としている。
【0010】また、この発明に係わる回路基板用コネク
タにおいて、前記低剛性部は、前記複数の保持部と一体
成形されていることを特徴としている。また、この発明
に係わる回路基板用コネクタにおいて、前記低剛性部
は、前記保持部の断面積よりも断面積を小さくした梁状
に形成されていることを特徴としている。
タにおいて、前記低剛性部は、前記複数の保持部と一体
成形されていることを特徴としている。また、この発明
に係わる回路基板用コネクタにおいて、前記低剛性部
は、前記保持部の断面積よりも断面積を小さくした梁状
に形成されていることを特徴としている。
【0011】
【作用】以上の様に、この発明に係わる回路基板用コネ
クタは構成されているので、保持部と保持部の間の低剛
性部が伸縮することにより、半田付けの残留応力を低減
させることができると共に、周囲の温度が変化してコネ
クタ本体と回路基板との間に熱膨張差が生じた場合で
も、半田部分に生ずる応力を低減させることができるの
で、半田クラックや回路パターンの剥離を防止すること
ができる。
クタは構成されているので、保持部と保持部の間の低剛
性部が伸縮することにより、半田付けの残留応力を低減
させることができると共に、周囲の温度が変化してコネ
クタ本体と回路基板との間に熱膨張差が生じた場合で
も、半田部分に生ずる応力を低減させることができるの
で、半田クラックや回路パターンの剥離を防止すること
ができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について、添付
図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施例で
説明する回路基板用コネクタは、既に説明したストレー
トタイプのものであり、その雄部の構造についてのみ説
明する。 (第1の実施例)図1は、第1の実施例の回路基板用コ
ネクタの雄部10の構造を示した外観斜視図であり、図
2は、図1の側断面図である。
図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施例で
説明する回路基板用コネクタは、既に説明したストレー
トタイプのものであり、その雄部の構造についてのみ説
明する。 (第1の実施例)図1は、第1の実施例の回路基板用コ
ネクタの雄部10の構造を示した外観斜視図であり、図
2は、図1の側断面図である。
【0013】図1間まず2において、回路基板用コネク
タの雄部10は、コネクタ本体2と、複数のコネクタピ
ン1とから構成されている。樹脂材料等から成るコネク
タ本体2には、その長手方向に沿って一定のピッチ間隔
を置いて、複数のコネクタピン1が起立した状態で配置
されている。コネクタピン1は、コネクタ本体2の成形
時に、インサート射出成形によりコネクタ本体2と一体
的に成形されるか、あるいは、圧入等の方法により後か
らコネクタ本体2に対して取り付けられるようにされて
いる。また、コネクタピン1は、銅等の材料を角柱状に
加工したものであり、表面に金メッキ等が施されてい
る。コネクタピン1を角柱状にすることにより、コネク
タの雌部に配設されているコネクタ端子の当接力を受け
る面積を確保することができると共に、インサート成形
または圧入後の抜けを防止することができる。
タの雄部10は、コネクタ本体2と、複数のコネクタピ
ン1とから構成されている。樹脂材料等から成るコネク
タ本体2には、その長手方向に沿って一定のピッチ間隔
を置いて、複数のコネクタピン1が起立した状態で配置
されている。コネクタピン1は、コネクタ本体2の成形
時に、インサート射出成形によりコネクタ本体2と一体
的に成形されるか、あるいは、圧入等の方法により後か
らコネクタ本体2に対して取り付けられるようにされて
いる。また、コネクタピン1は、銅等の材料を角柱状に
加工したものであり、表面に金メッキ等が施されてい
る。コネクタピン1を角柱状にすることにより、コネク
タの雌部に配設されているコネクタ端子の当接力を受け
る面積を確保することができると共に、インサート成形
または圧入後の抜けを防止することができる。
【0014】一方、コネクタ本体2は、図示した様に、
コネクタピン1を保持するためのブロック状の保持部2
aと、この保持部2aの間に位置する断面積の小さい梁
部2b(低剛性部)とを有している。このように構成さ
れた回路基板用コネクタの雄部10を回路基板に対して
半田付けした場合には、半田の固化に伴う回路基板とコ
ネクタ本体2の熱収縮差が梁部2bにより吸収されるた
め、コネクタピン1が傾くことが無く、半田にクラック
が発生することが防止される。また、半田付け終了後の
実際の使用状態において、周囲の温度の変化により回路
基板とコネクタ本体2の間に熱膨張差が生じた場合で
も、この膨張差が梁部2bで吸収されるため、同様に半
田にクラックが発生することが防止される。更には、コ
ネクタピン1の本数が多い場合でも、コネクタ本体2を
分離させる必要が無くなる。
コネクタピン1を保持するためのブロック状の保持部2
aと、この保持部2aの間に位置する断面積の小さい梁
部2b(低剛性部)とを有している。このように構成さ
れた回路基板用コネクタの雄部10を回路基板に対して
半田付けした場合には、半田の固化に伴う回路基板とコ
ネクタ本体2の熱収縮差が梁部2bにより吸収されるた
め、コネクタピン1が傾くことが無く、半田にクラック
が発生することが防止される。また、半田付け終了後の
実際の使用状態において、周囲の温度の変化により回路
基板とコネクタ本体2の間に熱膨張差が生じた場合で
も、この膨張差が梁部2bで吸収されるため、同様に半
田にクラックが発生することが防止される。更には、コ
ネクタピン1の本数が多い場合でも、コネクタ本体2を
分離させる必要が無くなる。
【0015】ここで、回路基板とコネクタ本体2の熱収
縮差(または熱膨張差)を梁部2bが吸収する作用は、
同じ材質であれば、断面積の小さいもの程、同じ圧縮荷
重または引っ張り荷重を受けた場合、単位面積あたりの
荷重が大きくなり、寸法変化(縮み、つぶれ、伸び等)
が大きくなるという原理に基づくものである。従って、
梁部2bの長さ及び断面積の違いにより、回路基板とコ
ネクタ本体2との熱収縮差(熱膨張差)の吸収の度合い
が異なってくる。 (第2の実施例)図3は、第2の実施例の回路基板用コ
ネクタの雄部12の構造を示した外観斜視図であり、図
4は、図3の側断面図である。
縮差(または熱膨張差)を梁部2bが吸収する作用は、
同じ材質であれば、断面積の小さいもの程、同じ圧縮荷
重または引っ張り荷重を受けた場合、単位面積あたりの
荷重が大きくなり、寸法変化(縮み、つぶれ、伸び等)
が大きくなるという原理に基づくものである。従って、
梁部2bの長さ及び断面積の違いにより、回路基板とコ
ネクタ本体2との熱収縮差(熱膨張差)の吸収の度合い
が異なってくる。 (第2の実施例)図3は、第2の実施例の回路基板用コ
ネクタの雄部12の構造を示した外観斜視図であり、図
4は、図3の側断面図である。
【0016】この第2の実施例は第1の実施例における
梁部2bを、保持部2aの上下に夫々配置された梁部2
cに置き換えたものである。その他の部分は、第1の実
施例と同一であるので、同一部分には同一符号を付して
その説明を省略する。この第2の実施例においても、回
路基板とコネクタ本体2の熱収縮差(熱膨張差)を梁部
2cで吸収することができるので、第1の実施例と全く
同様に、半田クラックが発生することを防止できる。ま
た、コネクタピン1の本数が多い場合でも、コネクタ本
体2を分離させる必要が無くなる。 (第3の実施例)図5は、第3の実施例の回路基板用コ
ネクタの雄部14の構造を示した外観斜視図であり、図
6は、図5の側断面図である。
梁部2bを、保持部2aの上下に夫々配置された梁部2
cに置き換えたものである。その他の部分は、第1の実
施例と同一であるので、同一部分には同一符号を付して
その説明を省略する。この第2の実施例においても、回
路基板とコネクタ本体2の熱収縮差(熱膨張差)を梁部
2cで吸収することができるので、第1の実施例と全く
同様に、半田クラックが発生することを防止できる。ま
た、コネクタピン1の本数が多い場合でも、コネクタ本
体2を分離させる必要が無くなる。 (第3の実施例)図5は、第3の実施例の回路基板用コ
ネクタの雄部14の構造を示した外観斜視図であり、図
6は、図5の側断面図である。
【0017】この第3の実施例は、第1の実施例におけ
る梁部2bを、保持部2aの左右に夫々配置された梁部
2dに置き換えたものである。その他の部分は、第1の
実施例と同一であるので、同一部分には同一符号を付し
てその説明を省略する。この第3の実施例においても、
回路基板とコネクタ本体2の熱収縮差(熱膨張差)を梁
部2dで吸収することができるので、第1の実施例と全
く同様に、半田クラックが発生することを防止できる。
また、コネクタピン1の本数が多い場合でも、コネクタ
本体2を分離させる必要が無くなる。 (第4の実施例)図7(a)は第4の実施例の回路基板
用コネクタの雄部16を回路基板3に取り付けた状態を
示した図であり、図7(b)は回路基板7の平面図であ
る。
る梁部2bを、保持部2aの左右に夫々配置された梁部
2dに置き換えたものである。その他の部分は、第1の
実施例と同一であるので、同一部分には同一符号を付し
てその説明を省略する。この第3の実施例においても、
回路基板とコネクタ本体2の熱収縮差(熱膨張差)を梁
部2dで吸収することができるので、第1の実施例と全
く同様に、半田クラックが発生することを防止できる。
また、コネクタピン1の本数が多い場合でも、コネクタ
本体2を分離させる必要が無くなる。 (第4の実施例)図7(a)は第4の実施例の回路基板
用コネクタの雄部16を回路基板3に取り付けた状態を
示した図であり、図7(b)は回路基板7の平面図であ
る。
【0018】この第4の実施例は、第1の実施例におけ
る梁部2bを、保持部2aに対してループ状に形成され
た梁部2eで置き換えたものである。その他の部分は、
第1の実施例と同一であるので、同一部分には同一符号
を付してその説明を省略する。また、図8は、第4の実
施例の回路基板用コネクタの雄部16に対応する雌部1
8の構造を示したものである。この雌部18も、雄部1
6と同様の構造に形成されており、コネクタピン1のピ
ッチ間隔の変動に対応して、雌側のピッチ間隔も変動可
能にされている。
る梁部2bを、保持部2aに対してループ状に形成され
た梁部2eで置き換えたものである。その他の部分は、
第1の実施例と同一であるので、同一部分には同一符号
を付してその説明を省略する。また、図8は、第4の実
施例の回路基板用コネクタの雄部16に対応する雌部1
8の構造を示したものである。この雌部18も、雄部1
6と同様の構造に形成されており、コネクタピン1のピ
ッチ間隔の変動に対応して、雌側のピッチ間隔も変動可
能にされている。
【0019】以上説明した様に、上記の実施例の回路基
板用コネクタによれば、半田クラックの発生による導通
不良を招くことが無く、また、コネクタピンの本数が多
い場合でも、コネクタ本体を分離する必要が無くなる。
なお、本発明は、その主旨を逸脱しない範囲で上記実施
例を修正または変形したものに適用可能である。
板用コネクタによれば、半田クラックの発生による導通
不良を招くことが無く、また、コネクタピンの本数が多
い場合でも、コネクタ本体を分離する必要が無くなる。
なお、本発明は、その主旨を逸脱しない範囲で上記実施
例を修正または変形したものに適用可能である。
【0020】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の回路基板用
コネクタによれば、保持部と保持部の間の低剛性部が伸
縮することにより、半田付けの残留応力を低減させるこ
とができると共に、周囲の温度が変化してコネクタ本体
と回路基板との間に熱膨張差が生じた場合でも、半田部
分に生ずる応力を低減させることができるので、半田ク
ラックや回路パターンの剥離を防止することができる。
コネクタによれば、保持部と保持部の間の低剛性部が伸
縮することにより、半田付けの残留応力を低減させるこ
とができると共に、周囲の温度が変化してコネクタ本体
と回路基板との間に熱膨張差が生じた場合でも、半田部
分に生ずる応力を低減させることができるので、半田ク
ラックや回路パターンの剥離を防止することができる。
【図1】第1の実施例の回路基板用コネクタの雄部の構
造を示した外観斜視図である。
造を示した外観斜視図である。
【図2】図1の側断面図である。
【図3】第2の実施例の回路基板用コネクタの雄部の構
造を示した外観斜視図である。
造を示した外観斜視図である。
【図4】図3の側断面図である。
【図5】第3の実施例の回路基板用コネクタの雄部の構
造を示した外観斜視図である。
造を示した外観斜視図である。
【図6】図5の側断面図である。
【図7】第4の実施例の回路基板用コネクタの雄部を回
路基板に取り付けた状態を示した図、及び回路基板の平
面図である。
路基板に取り付けた状態を示した図、及び回路基板の平
面図である。
【図8】第4の実施例の回路基板用コネクタの雄部に対
応する雌部の構造を示した図である。
応する雌部の構造を示した図である。
【図9】従来の回路基板用コネクタの正面図である。
【図10】半田クラックの発生した様子を示す図であ
る。
る。
1 コネクタピン 2 コネクタ本体 3 回路基板 10,12,14,16 回路基板用コネクタの雄部 18 回路基板用コネクタの雌部
Claims (3)
- 【請求項1】 コネクタ本体に対して列状に配設された
複数のコネクタピンを、回路基板の回路パターン穴に挿
通した後に半田付けすることにより、前記回路基板に電
気的に接続される回路基板用コネクタにおいて、 前記コネクタ本体は、前記複数のコネクタピンの夫々を
独立的に保持する複数の保持部と、 前記複数の保持部の夫々の間に配設され、前記コネクタ
ピンの配列方向に変形容易にされた低剛性部とを具備す
ることを特徴とする回路基板用コネクタ。 - 【請求項2】 前記低剛性部は、前記複数の保持部と一
体成形されていることを特徴とする請求項1に記載の回
路基板用コネクタ。 - 【請求項3】 前記低剛性部は、前記保持部の断面積よ
りも断面積を小さくした梁状に形成されていることを特
徴とする請求項2に記載の回路基板用コネクタ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4096464A JPH05290915A (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 回路基板用コネクタ |
US08/046,193 US5380222A (en) | 1992-04-16 | 1993-04-12 | Connector for circuit boards, and device using same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4096464A JPH05290915A (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 回路基板用コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05290915A true JPH05290915A (ja) | 1993-11-05 |
Family
ID=14165757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4096464A Pending JPH05290915A (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 回路基板用コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05290915A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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