JPH05289105A - 液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents
液晶表示装置およびその製造方法Info
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- JPH05289105A JPH05289105A JP9405792A JP9405792A JPH05289105A JP H05289105 A JPH05289105 A JP H05289105A JP 9405792 A JP9405792 A JP 9405792A JP 9405792 A JP9405792 A JP 9405792A JP H05289105 A JPH05289105 A JP H05289105A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】液晶表示装置用の薄膜半導体装置において、大
型化,高精細化に適し、高い製造歩留まりを実現できか
つ、簡略な製造工程で製造できる構造及び製造方法を提
供する。 【構成】走査信号電極を表面に陽極酸化膜を形成したT
a電極10とAl電極11の積層膜で構成し、外部接続
端子部は、上記陽極酸化膜をマスクとして上層のAl電
極11をエッチング除去することによりTa電極10の
みを露出させた。また、a−Si:H膜30とゲートS
iN膜22を同一のパターンに加工した。さらに、映像
信号電極14と画素電極13をITOとTi電極の積層
膜で構成し1回のホト工程でパターニングする。この時
画素電極上の光の透過部分のTi膜は保護SiN膜23
のパターンをマスクとして除去する構成とした。
型化,高精細化に適し、高い製造歩留まりを実現できか
つ、簡略な製造工程で製造できる構造及び製造方法を提
供する。 【構成】走査信号電極を表面に陽極酸化膜を形成したT
a電極10とAl電極11の積層膜で構成し、外部接続
端子部は、上記陽極酸化膜をマスクとして上層のAl電
極11をエッチング除去することによりTa電極10の
みを露出させた。また、a−Si:H膜30とゲートS
iN膜22を同一のパターンに加工した。さらに、映像
信号電極14と画素電極13をITOとTi電極の積層
膜で構成し1回のホト工程でパターニングする。この時
画素電極上の光の透過部分のTi膜は保護SiN膜23
のパターンをマスクとして除去する構成とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はOA機器等の画像,文字
情報の表示装置として用いられる、薄膜トランジスタア
クティブマトリックス方式の液晶表示装置の構造及び製
造方法に関する。
情報の表示装置として用いられる、薄膜トランジスタア
クティブマトリックス方式の液晶表示装置の構造及び製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス等の絶縁基板上に薄膜トランジス
タ(以下TFTと記す)をマトリックス上に形成し、こ
れをスイッチング素子として用いるアクティブマトリッ
クス型の液晶表示装置は高画質のフラットパネルディス
プレイとして期待されている。現在、TFTアクティブ
マトリックス型ディスプレイにおいては、解決すべき課
題がいくつかある。
タ(以下TFTと記す)をマトリックス上に形成し、こ
れをスイッチング素子として用いるアクティブマトリッ
クス型の液晶表示装置は高画質のフラットパネルディス
プレイとして期待されている。現在、TFTアクティブ
マトリックス型ディスプレイにおいては、解決すべき課
題がいくつかある。
【0003】第1の課題は、製造歩留まりの向上であ
る。特に走査信号配線と映像信号配線間のショート不良
が最大の不良原因であり、この不良の低減が課題となっ
ている。
る。特に走査信号配線と映像信号配線間のショート不良
が最大の不良原因であり、この不良の低減が課題となっ
ている。
【0004】第2の課題は、工程数の低減である。特に
ホトリソグラフィ工程数の削減が強く求められている。
ホトリソグラフィ工程数の削減が強く求められている。
【0005】第3の課題は、画面の高精細化,大型化に
対応できる低抵抗の走査信号配線の形成技術である。
対応できる低抵抗の走査信号配線の形成技術である。
【0006】第4の課題は、信頼性の確保である。具体
的には画像品質の信頼性とともに配線の外部接続端子の
腐食等に対する信頼性等が課題としてあげられる。
的には画像品質の信頼性とともに配線の外部接続端子の
腐食等に対する信頼性等が課題としてあげられる。
【0007】以上の課題に対して、従来から種々の提案
がなされている。
がなされている。
【0008】まず第1の課題に対しては、例えば特開昭
61−133662号公報においてTFTのゲート絶縁膜を、ゲ
ート電極の陽極酸化膜とSiN膜の2層構造として絶縁
膜のピンホール等による配線間ショートを防止する技術
が開示されている。(以下第1の従来技術と記す)。
61−133662号公報においてTFTのゲート絶縁膜を、ゲ
ート電極の陽極酸化膜とSiN膜の2層構造として絶縁
膜のピンホール等による配線間ショートを防止する技術
が開示されている。(以下第1の従来技術と記す)。
【0009】第2の課題に対して、ホトリソグラフィ工
程数の削減については数多くの提案がなされている。例
としては、例えば特開昭63−9977号公報において走査配
線を透明電極と金属膜の2層構造とし、走査配線を構成
する透明電極により画素電極を構成することにより走査
信号配線と画素電極のパターニングを1回で行いホト工
程を削減する方法が示されている。(以下第2の従来技
術と記す) また、他の例としては特開昭62−32651 号公報において
はTFTを構成するゲート絶縁膜と半導体膜を1枚のホ
トマスクを用いて同一パターンに加工することにより、
ホトリソグラフィ工程数を削減する方法が示されてい
る。(以下第3の従来技術と記す) 第3の課題に対しては、例えば特開平2−85826号公報に
おいてAlを走査配線とし、Al2O3膜をゲート絶縁膜
および層間絶縁膜として用いる例が示されている。低抵
抗のAlを走査配線として用いることにより高精細化,
大画面化により、走査配線の負荷が増大しても走査信号
の遅延を実用上問題無いレベルに押さえることができ
る。(以下第4の従来技術と記す)
程数の削減については数多くの提案がなされている。例
としては、例えば特開昭63−9977号公報において走査配
線を透明電極と金属膜の2層構造とし、走査配線を構成
する透明電極により画素電極を構成することにより走査
信号配線と画素電極のパターニングを1回で行いホト工
程を削減する方法が示されている。(以下第2の従来技
術と記す) また、他の例としては特開昭62−32651 号公報において
はTFTを構成するゲート絶縁膜と半導体膜を1枚のホ
トマスクを用いて同一パターンに加工することにより、
ホトリソグラフィ工程数を削減する方法が示されてい
る。(以下第3の従来技術と記す) 第3の課題に対しては、例えば特開平2−85826号公報に
おいてAlを走査配線とし、Al2O3膜をゲート絶縁膜
および層間絶縁膜として用いる例が示されている。低抵
抗のAlを走査配線として用いることにより高精細化,
大画面化により、走査配線の負荷が増大しても走査信号
の遅延を実用上問題無いレベルに押さえることができ
る。(以下第4の従来技術と記す)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】TFTアクティブマト
リックス型液晶表示装置を本格的に普及させるためには
上記の課題全てを同時に解決し、高画質化,低コスト
化,高信頼化を実現する必要が有る。しかしながら、上
記の各々の従来技術は、狙いとする各々の課題について
は効果があるが、各々の要素技術は互いにトレードオフ
の関係を有するものが多く、上記全ての課題を同時に満
足することはできない。また、上記の個々の技術を単に
組み合わせただけでは、新たな問題が発生し所望の効果
は得られない。以下このことを説明する。
リックス型液晶表示装置を本格的に普及させるためには
上記の課題全てを同時に解決し、高画質化,低コスト
化,高信頼化を実現する必要が有る。しかしながら、上
記の各々の従来技術は、狙いとする各々の課題について
は効果があるが、各々の要素技術は互いにトレードオフ
の関係を有するものが多く、上記全ての課題を同時に満
足することはできない。また、上記の個々の技術を単に
組み合わせただけでは、新たな問題が発生し所望の効果
は得られない。以下このことを説明する。
【0011】例えば、第1の従来技術と第2の従来技術
を組み合わせると、走査信号配線金属を透明電極の上で
陽極酸化する必要があるが、透明導電膜上で金属を陽極
酸化すると、材料の標準電位の違いから電池反応により
金属膜が溶失してしまう問題が有る。また、陽極酸化時
に選択酸化のためのレジストマスクを形成するために新
たにホトマスクが必要となるので第2の課題である工程
数の削減を達成することはできない。
を組み合わせると、走査信号配線金属を透明電極の上で
陽極酸化する必要があるが、透明導電膜上で金属を陽極
酸化すると、材料の標準電位の違いから電池反応により
金属膜が溶失してしまう問題が有る。また、陽極酸化時
に選択酸化のためのレジストマスクを形成するために新
たにホトマスクが必要となるので第2の課題である工程
数の削減を達成することはできない。
【0012】また、第2の従来技術では、活性層である
半導体膜がゲート電極の外にはみ出す構造となるので、
表示装置を構成したときにバックライトや外光がゲート
電極の外にはみだした半導体膜に当たり、半導体膜の光
電流によりTFTのリーク電流が増加して画質が低下す
る。これを防止するためには半導体膜を薄膜化すること
が有効であるが、良く知られているようにプロセス上の
制約から、従来の逆スタガ型のTFTで半導体膜を薄膜
化するためには、TFTのチャネル部を保護するための
チャネル保護膜を形成するためのホトマスクを1枚増や
す必要が有る。この点については例えば、フラットパネ
ルディスプレイ '91(日経BP社1990)88頁〜96頁
に述べられている。従って、第2の従来技術では半導体
膜とゲート絶縁膜のマスクを統合して1枚ホトマスクを
削減できるものの、実用に耐えうる画質を保証するため
には、半導体膜を薄膜化することが必要なため、チャネ
ル保護膜を形成するために1枚ホトマスクが必要とな
り、結果的にはホトマスク削減による工程の簡略化は達
成できないという問題が有る。
半導体膜がゲート電極の外にはみ出す構造となるので、
表示装置を構成したときにバックライトや外光がゲート
電極の外にはみだした半導体膜に当たり、半導体膜の光
電流によりTFTのリーク電流が増加して画質が低下す
る。これを防止するためには半導体膜を薄膜化すること
が有効であるが、良く知られているようにプロセス上の
制約から、従来の逆スタガ型のTFTで半導体膜を薄膜
化するためには、TFTのチャネル部を保護するための
チャネル保護膜を形成するためのホトマスクを1枚増や
す必要が有る。この点については例えば、フラットパネ
ルディスプレイ '91(日経BP社1990)88頁〜96頁
に述べられている。従って、第2の従来技術では半導体
膜とゲート絶縁膜のマスクを統合して1枚ホトマスクを
削減できるものの、実用に耐えうる画質を保証するため
には、半導体膜を薄膜化することが必要なため、チャネ
ル保護膜を形成するために1枚ホトマスクが必要とな
り、結果的にはホトマスク削減による工程の簡略化は達
成できないという問題が有る。
【0013】また、第3の従来技術と第4の従来技術を
組み合わせると、走査信号配線は透明電極と低抵抗配線
であるAl電極の2層構造となるが、この場合走査信号
配線の外部接続端子部分にはAl電極をそのまま用いる
かまたは、上層のAlを選択除去して、透明電極を外部
接続端子として用いることになる。
組み合わせると、走査信号配線は透明電極と低抵抗配線
であるAl電極の2層構造となるが、この場合走査信号
配線の外部接続端子部分にはAl電極をそのまま用いる
かまたは、上層のAlを選択除去して、透明電極を外部
接続端子として用いることになる。
【0014】配線の外部接続端子部分は、液晶封入等の
後工程以後も種々の溶剤等に曝されるためAlのような
活性な金属を用いると腐食されるという問題がある。ま
た、透明電極を端子部分に用いた場合、金属酸化物であ
る透明電極と配線金属のAlの接合においては、Alが
透明電極中の酸素により酸化され界面に絶縁膜を形成す
るためコンタクトの信頼性が極めて悪いという問題があ
る。
後工程以後も種々の溶剤等に曝されるためAlのような
活性な金属を用いると腐食されるという問題がある。ま
た、透明電極を端子部分に用いた場合、金属酸化物であ
る透明電極と配線金属のAlの接合においては、Alが
透明電極中の酸素により酸化され界面に絶縁膜を形成す
るためコンタクトの信頼性が極めて悪いという問題があ
る。
【0015】以上のような問題から、走査信号配線にA
lを用いる場合には端子部分の透明電極とのコンタクト
を良好に保つためにバリアメタルを間に挿入することが
よく行われている。しかしながらこの場合、バリアメタ
ルを加工するために新たにホトマスクが必要となる。従
って、第2の課題である工程数の削減を達成することは
できなくなる。以上述べたように、従来の技術の単なる
組合せでは上記の複数の課題を同時に解決することはで
きない。
lを用いる場合には端子部分の透明電極とのコンタクト
を良好に保つためにバリアメタルを間に挿入することが
よく行われている。しかしながらこの場合、バリアメタ
ルを加工するために新たにホトマスクが必要となる。従
って、第2の課題である工程数の削減を達成することは
できなくなる。以上述べたように、従来の技術の単なる
組合せでは上記の複数の課題を同時に解決することはで
きない。
【0016】本発明の目的は、上記の諸課題を同時に解
決し、最小限のホトマスク数で高い信頼性と良好な画質
を有し、かつ低コストで製造できる液晶表示装置の構造
及びその製造方法を提供することにある。
決し、最小限のホトマスク数で高い信頼性と良好な画質
を有し、かつ低コストで製造できる液晶表示装置の構造
及びその製造方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は以下の手段を講じたことを特徴とする。
めに、本発明は以下の手段を講じたことを特徴とする。
【0018】(1) 絶縁基板上に形成した走査信号電極
と、前記走査信号電極に交差するように形成された映像
信号電極と、前記走査信号電極と前記映像信号電極の交
差点付近に形成された薄膜トランジスタと、前記薄膜ト
ランジスタに接続された画素電極とからなり、前記画素
電極によって液晶を駆動する液晶表示装置において、前
記走査信号電極の外部との接続端部を除いて少なくとも
2種以上の導電膜の積層膜で構成し、かつ前記積層膜を
構成する最上層の導電膜の表面は全て前記最上層の導電
膜を構成する金属材料を母材とする絶縁膜によって被覆
した構造とし、外部との接続端部を前記積層膜を構成す
るTa等の接続性の良い金属層を露出する構成とした。
と、前記走査信号電極に交差するように形成された映像
信号電極と、前記走査信号電極と前記映像信号電極の交
差点付近に形成された薄膜トランジスタと、前記薄膜ト
ランジスタに接続された画素電極とからなり、前記画素
電極によって液晶を駆動する液晶表示装置において、前
記走査信号電極の外部との接続端部を除いて少なくとも
2種以上の導電膜の積層膜で構成し、かつ前記積層膜を
構成する最上層の導電膜の表面は全て前記最上層の導電
膜を構成する金属材料を母材とする絶縁膜によって被覆
した構造とし、外部との接続端部を前記積層膜を構成す
るTa等の接続性の良い金属層を露出する構成とした。
【0019】上記構成とすることにより、以下の工程を
含むことを特徴とする液晶表示装置の製造方法を採用で
きるようにした。
含むことを特徴とする液晶表示装置の製造方法を採用で
きるようにした。
【0020】(i) 絶縁基板上に2層以上の導電膜を順
次積層し、所定のパターンに加工して走査信号電極パタ
ーンを形成する工程。
次積層し、所定のパターンに加工して走査信号電極パタ
ーンを形成する工程。
【0021】(ii) 前記走査信号電極パターンの一部の
表面及び側面に2層以上の各々の導電膜を構成する材料
を母材とする絶縁膜を形成する工程。
表面及び側面に2層以上の各々の導電膜を構成する材料
を母材とする絶縁膜を形成する工程。
【0022】(iii) 前記絶縁膜をマスクとして、前記
走査信号電極パターンを構成する2層以上の導電膜の
内、少なくとも最上層の導電膜を除去する工程。
走査信号電極パターンを構成する2層以上の導電膜の
内、少なくとも最上層の導電膜を除去する工程。
【0023】(iv) 基板全面にゲート絶縁膜,半導体膜
を形成する工程。
を形成する工程。
【0024】(v) 上記半導体膜に5keV以下のエネ
ルギーでリンを含むイオンビームを照射して半導体膜中
にリンを導入する工程。
ルギーでリンを含むイオンビームを照射して半導体膜中
にリンを導入する工程。
【0025】(vi) 前記ゲート絶縁膜,半導体膜を同一
パターンに加工する工程。
パターンに加工する工程。
【0026】(vii) 導電膜を堆積して所定のパターン
に加工し映像信号電極及びソース電極を形成する工程。
に加工し映像信号電極及びソース電極を形成する工程。
【0027】(viii) 前記映像信号電極及びソース電極
のパターンをマスクとして半導体膜に5keV以下のエ
ネルギーでボロンを含むイオンビームを照射して半導体
膜中にボロンを導入する工程。
のパターンをマスクとして半導体膜に5keV以下のエ
ネルギーでボロンを含むイオンビームを照射して半導体
膜中にボロンを導入する工程。
【0028】
【作用】上記の様に、走査信号電極を少なくとも2種以
上の導電膜の積層膜で構成し、積層膜の最上層の導電膜
の表面を全て前記最上層の導電膜を構成する材料を母材
とする絶縁膜で被覆することにより、前記最上層の導電
膜が薬品等に曝されることがなくなるので耐腐食性を確
保できる。
上の導電膜の積層膜で構成し、積層膜の最上層の導電膜
の表面を全て前記最上層の導電膜を構成する材料を母材
とする絶縁膜で被覆することにより、前記最上層の導電
膜が薬品等に曝されることがなくなるので耐腐食性を確
保できる。
【0029】さらに、前記積層膜の側面にも積層膜を構
成する各導電膜を母材とする絶縁膜を形成し、かつこれ
らの絶縁膜を薄膜トランジスタのゲート絶縁膜として用
いることにより、走査信号電極と映像信号電極間の層間
絶縁耐圧を向上させることが出来るのでショート不良を
低減出来る。
成する各導電膜を母材とする絶縁膜を形成し、かつこれ
らの絶縁膜を薄膜トランジスタのゲート絶縁膜として用
いることにより、走査信号電極と映像信号電極間の層間
絶縁耐圧を向上させることが出来るのでショート不良を
低減出来る。
【0030】さらに、ゲート絶縁膜と半導体膜を同一の
パターンで形成し、かつソース,ドレインの金属電極と
接触する部分の半導体膜にはn型不純物を導入し、TF
Tのチャネル部分の半導体膜にはn型不純物,p型不純
物の両方を導入することにより、TFTのチャネル部は
n型の不純物とp型不純物を相互にコンペンセイトする
ことでチャネル部分の半導体膜は高抵抗となるので、従
来必要であったn型a−Si膜のエッチングをすること
なしにソース,ドレイン電極を電気的に分離できる。従
来、n型a−Si膜と真性a−Si膜の間の選択比が小
さいために、真性a−Si膜を薄膜化することができな
かった。真性a−Si膜を薄膜化するためには、先に述
べたようにホトマスクを1枚加えてTFTのチャネル部
をSiN膜等で保護する必要があった。これに対して本
構造では、n型a−Si膜のエッチングが不要となる。
従って、チャネル部の保護膜を形成するためのホトマス
クを用いずに半導体膜を薄膜化することが可能となる。
従って、ゲート絶縁膜と半導体膜を同一のパターンで形
成しても光電流によるTFTのオフ抵抗の低下を防止で
きるので、製造工程数を削減しつつ、良好な画質を実現
できることになる。
パターンで形成し、かつソース,ドレインの金属電極と
接触する部分の半導体膜にはn型不純物を導入し、TF
Tのチャネル部分の半導体膜にはn型不純物,p型不純
物の両方を導入することにより、TFTのチャネル部は
n型の不純物とp型不純物を相互にコンペンセイトする
ことでチャネル部分の半導体膜は高抵抗となるので、従
来必要であったn型a−Si膜のエッチングをすること
なしにソース,ドレイン電極を電気的に分離できる。従
来、n型a−Si膜と真性a−Si膜の間の選択比が小
さいために、真性a−Si膜を薄膜化することができな
かった。真性a−Si膜を薄膜化するためには、先に述
べたようにホトマスクを1枚加えてTFTのチャネル部
をSiN膜等で保護する必要があった。これに対して本
構造では、n型a−Si膜のエッチングが不要となる。
従って、チャネル部の保護膜を形成するためのホトマス
クを用いずに半導体膜を薄膜化することが可能となる。
従って、ゲート絶縁膜と半導体膜を同一のパターンで形
成しても光電流によるTFTのオフ抵抗の低下を防止で
きるので、製造工程数を削減しつつ、良好な画質を実現
できることになる。
【0031】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例の液晶表示装置
の走査信号電極の端部の断面図である。図2は図1中、
A−A′面を矢印方向から見た断面図、図3は液晶表示
装置の全体構成を模式的に表した平面図である。
の走査信号電極の端部の断面図である。図2は図1中、
A−A′面を矢印方向から見た断面図、図3は液晶表示
装置の全体構成を模式的に表した平面図である。
【0032】ガラス基板1上にTa電極10とAl電極
11が積層され走査信号電極100を形成している。走
査信号電極100の表面及び側面はTa2O5膜20とAl
2O3膜21によって被覆されている。ここで、Al2O3
膜21は2層導電膜の上層膜であり、Al電極11の表
面を必ず被覆するように形成した。また、上層膜である
Al電極11は走査信号電極100の端部より距離X以
上離れた位置から形成し(距離Xはこの例では1.0cm
とした。)、外部部材と接触する端部はTa電極10が
露出する構成とした。本実施例によれば、腐食しやすい
Al電極を完全にAl2O3膜で被覆しかつ外部部材と接
触する端部から排除し、外部部材との接続を容易にし、
かつ走査信号電極100に低抵抗のAl電極を使用でき
るので表示装置の高精細化,大型化が実現できる。外部
部材と確実に接続するためには最上層を形成しない端部
の長さXを0.1cm 以上とすればよい。また、腐食しや
すいAl電極の下層に耐腐食性の高いTa電極を配置
し、Al2O3膜とAl電極の端面を一致させる構造と
し、Al2O3膜をマスクとして端部のAl電極をエッチ
ング除去することで外部接続端子を形成して外部部材と
の接続を行う構成にすることにより、接続端子の金属加
工のためのホトマスクが不要となり工程数を削減でき
る。更に、Al電極を上層膜として用いることにより、
後の実施例でも説明するように、TFTのゲート絶縁膜
の一部として高品質のAl2O3膜を利用できるのでTF
Tの性能が向上し層間ショート不良を低減できる。
11が積層され走査信号電極100を形成している。走
査信号電極100の表面及び側面はTa2O5膜20とAl
2O3膜21によって被覆されている。ここで、Al2O3
膜21は2層導電膜の上層膜であり、Al電極11の表
面を必ず被覆するように形成した。また、上層膜である
Al電極11は走査信号電極100の端部より距離X以
上離れた位置から形成し(距離Xはこの例では1.0cm
とした。)、外部部材と接触する端部はTa電極10が
露出する構成とした。本実施例によれば、腐食しやすい
Al電極を完全にAl2O3膜で被覆しかつ外部部材と接
触する端部から排除し、外部部材との接続を容易にし、
かつ走査信号電極100に低抵抗のAl電極を使用でき
るので表示装置の高精細化,大型化が実現できる。外部
部材と確実に接続するためには最上層を形成しない端部
の長さXを0.1cm 以上とすればよい。また、腐食しや
すいAl電極の下層に耐腐食性の高いTa電極を配置
し、Al2O3膜とAl電極の端面を一致させる構造と
し、Al2O3膜をマスクとして端部のAl電極をエッチ
ング除去することで外部接続端子を形成して外部部材と
の接続を行う構成にすることにより、接続端子の金属加
工のためのホトマスクが不要となり工程数を削減でき
る。更に、Al電極を上層膜として用いることにより、
後の実施例でも説明するように、TFTのゲート絶縁膜
の一部として高品質のAl2O3膜を利用できるのでTF
Tの性能が向上し層間ショート不良を低減できる。
【0033】図3は本願発明の液晶表示装置を情報処理
装置に用いたときの構成を示したものである。液晶表示
装置は先に述べたように、走査信号電極100は2層以
上の導電膜から形成されており、走査信号電極100の
走査駆動回路201との接続端子部は最上層の膜のない
構成(Alで形成した膜のない構成)として走査駆動回
路201の信号線との接続を容易にしたもので、映像信
号電極14はTi等を用いて形成されており、信号駆動
回路202との接続は元来容易であり、接続端子部を同
じ導電膜で形成したものである。走査信号電極100を
2層構造とした効果は前述の通りである。また走査駆動
回路201はパネル制御装置203からの信号に基づい
て走査電圧を走査信号電極100に送りTFTのゲート
をオンする。また信号駆動回路202はパネル制御装置
203からの信号に基づいて映像信号を映像信号電極1
4を介して液晶素子に映像信号を伝達する。前記パネル
制御装置203は外部入力手段204から入力された信
号に基づいて表示内容を決定する演算処理手段205及
び演算データ等を一時記憶したり、演算方法等記憶して
おくメモリ手段206等からなる入力部207からの情
報を映像信号に変換しそれぞれの信号を駆動回路に送信
する働きをする。本発明の液晶表示装置を情報処理装置
に用いることにより、表示画面が鮮明になり複雑な形状
の図も正確に表示できるという効果がある。
装置に用いたときの構成を示したものである。液晶表示
装置は先に述べたように、走査信号電極100は2層以
上の導電膜から形成されており、走査信号電極100の
走査駆動回路201との接続端子部は最上層の膜のない
構成(Alで形成した膜のない構成)として走査駆動回
路201の信号線との接続を容易にしたもので、映像信
号電極14はTi等を用いて形成されており、信号駆動
回路202との接続は元来容易であり、接続端子部を同
じ導電膜で形成したものである。走査信号電極100を
2層構造とした効果は前述の通りである。また走査駆動
回路201はパネル制御装置203からの信号に基づい
て走査電圧を走査信号電極100に送りTFTのゲート
をオンする。また信号駆動回路202はパネル制御装置
203からの信号に基づいて映像信号を映像信号電極1
4を介して液晶素子に映像信号を伝達する。前記パネル
制御装置203は外部入力手段204から入力された信
号に基づいて表示内容を決定する演算処理手段205及
び演算データ等を一時記憶したり、演算方法等記憶して
おくメモリ手段206等からなる入力部207からの情
報を映像信号に変換しそれぞれの信号を駆動回路に送信
する働きをする。本発明の液晶表示装置を情報処理装置
に用いることにより、表示画面が鮮明になり複雑な形状
の図も正確に表示できるという効果がある。
【0034】図4は本発明の第2の実施例の液晶表示装
置の走査信号電極100の端部の断面図である。図5は
図4−1中、A−A′面を矢印方向から見た断面図を示
す。本実施例では走査信号電極100は2層のTa電極
10とこれらによって挟持されたAl電極11の3層の
導電膜から構成される。第1の実施例と同様にこれらの
膜の表面及び側面はTa2O5膜20とAl2O3膜21に
よって被覆され、最上層膜であるTa電極10の表面は
全てTa2O5膜20で被覆されている。また、上層膜の
Ta電極とAl電極は走査信号電極100の端部より距
離1.0cm 以上離れた位置から形成し外部部材と接触す
る端部からAl電極11を排除した。本実施例によれ
ば、上記第1の実施例の場合と同様の効果に加えて、比
誘電率の大きいTa2O5膜をTFTのゲート絶縁膜の一
部として利用できるのでTFTの相互コンダクタンスが
向上する。
置の走査信号電極100の端部の断面図である。図5は
図4−1中、A−A′面を矢印方向から見た断面図を示
す。本実施例では走査信号電極100は2層のTa電極
10とこれらによって挟持されたAl電極11の3層の
導電膜から構成される。第1の実施例と同様にこれらの
膜の表面及び側面はTa2O5膜20とAl2O3膜21に
よって被覆され、最上層膜であるTa電極10の表面は
全てTa2O5膜20で被覆されている。また、上層膜の
Ta電極とAl電極は走査信号電極100の端部より距
離1.0cm 以上離れた位置から形成し外部部材と接触す
る端部からAl電極11を排除した。本実施例によれ
ば、上記第1の実施例の場合と同様の効果に加えて、比
誘電率の大きいTa2O5膜をTFTのゲート絶縁膜の一
部として利用できるのでTFTの相互コンダクタンスが
向上する。
【0035】図6は、上記の構造を有する走査信号電極
100を用いて構成した第3の実施例の液晶表示装置の
単位画素の断面模式図である。
100を用いて構成した第3の実施例の液晶表示装置の
単位画素の断面模式図である。
【0036】ガラス基板1上にTa電極10とAl電極
11からなる走査信号電極100が形成され、これらの
表面及び側面はAl2O3膜21とTa2O5膜20によっ
て被覆されている。これらの走査信号電極100上にS
iN膜22,a−Si:H膜30,n型a−Si:H膜
31が形成され、さらにn型a−Si:H膜31上には
映像信号電極14とソース電極15が形成され、前記ソ
ース電極にはITO膜からなる画素電極13が接続され
ている。画素電極13には、容量電極16が接続され、
走査信号電極100と前記容量電極16により付加容量
を構成する。さらに、これら全体を保護SiN膜23で
被覆している。
11からなる走査信号電極100が形成され、これらの
表面及び側面はAl2O3膜21とTa2O5膜20によっ
て被覆されている。これらの走査信号電極100上にS
iN膜22,a−Si:H膜30,n型a−Si:H膜
31が形成され、さらにn型a−Si:H膜31上には
映像信号電極14とソース電極15が形成され、前記ソ
ース電極にはITO膜からなる画素電極13が接続され
ている。画素電極13には、容量電極16が接続され、
走査信号電極100と前記容量電極16により付加容量
を構成する。さらに、これら全体を保護SiN膜23で
被覆している。
【0037】図7は上記の薄膜トランジスタ基板の走査
信号電極の外部接続端子の断面図である。ここでは、走
査信号電極100のうち、上層のAl電極11の表面は
Al2O3膜21によって被覆し、Ta電極10をAl2
O3膜21の外まで延在させ外部接続端子を構成してい
る。さらにTa電極10はITO電極13で被覆した。
信号電極の外部接続端子の断面図である。ここでは、走
査信号電極100のうち、上層のAl電極11の表面は
Al2O3膜21によって被覆し、Ta電極10をAl2
O3膜21の外まで延在させ外部接続端子を構成してい
る。さらにTa電極10はITO電極13で被覆した。
【0038】図8〜図12は上記第1の実施例の薄膜半
導体装置の製造工程を示す。図の右側は走査信号電極端
子部分の各工程での断面を示す。
導体装置の製造工程を示す。図の右側は走査信号電極端
子部分の各工程での断面を示す。
【0039】ガラス基板1上にTa膜10,Al膜11
をスパッタリングにより堆積しホトリソグラフィ技術を
用いて所定の形状にパターニングする(図8)。次に、
陽極酸化法によりTa膜,Al膜の表面及び側面にTa
2O5膜20,Al2O3膜21を形成する(図9)。次に
Al2O3膜21をマスクとして走査信号電極端子部のA
l膜11をエッチング除去してTa電極10を露出し、
続いてITO膜をスパッタリングにより堆積しホトリソ
グラフィ技術を用いてパターニングして画素電極13お
よび端子Taの保護膜131を形成する(図10)。次に
プラズマCVD法によりゲートSiN膜22,a−S
i:H膜30,n型a−Si:H膜31を堆積し、a−
Si:H膜30,n型a−Si:H膜31を所定の形状
にパターニングし、続いて画素電極13上および端子部
電極上のゲートSiN膜22を除去する(図11)。次
に、スパッタリングによりTi膜を堆積し、所定の形状
にパターニングして映像信号電極14とソース電極15
および容量電極16を得る。最後にプラズマCVDによ
り保護SiN膜23を形成して薄膜半導体装置は完成す
る(図12)。
をスパッタリングにより堆積しホトリソグラフィ技術を
用いて所定の形状にパターニングする(図8)。次に、
陽極酸化法によりTa膜,Al膜の表面及び側面にTa
2O5膜20,Al2O3膜21を形成する(図9)。次に
Al2O3膜21をマスクとして走査信号電極端子部のA
l膜11をエッチング除去してTa電極10を露出し、
続いてITO膜をスパッタリングにより堆積しホトリソ
グラフィ技術を用いてパターニングして画素電極13お
よび端子Taの保護膜131を形成する(図10)。次に
プラズマCVD法によりゲートSiN膜22,a−S
i:H膜30,n型a−Si:H膜31を堆積し、a−
Si:H膜30,n型a−Si:H膜31を所定の形状
にパターニングし、続いて画素電極13上および端子部
電極上のゲートSiN膜22を除去する(図11)。次
に、スパッタリングによりTi膜を堆積し、所定の形状
にパターニングして映像信号電極14とソース電極15
および容量電極16を得る。最後にプラズマCVDによ
り保護SiN膜23を形成して薄膜半導体装置は完成す
る(図12)。
【0040】本実施例によれば、外部接続端子に耐腐食
性の高くAlに比べてITOとのコンタクトの良いTa
を使用できるので高い信頼性を確保できる。また、Al
2O3膜をマスクとして、外部接続端子部のTa電極を露
出するため、従来必要であった外部接続端子の金属加工
のためのホトマスクが不要となるので工程を削減できる
効果が有る。また、同時に走査信号電極に低抵抗のAl
電極を使用できるので表示装置の高精細化,大型化が実
現できる。
性の高くAlに比べてITOとのコンタクトの良いTa
を使用できるので高い信頼性を確保できる。また、Al
2O3膜をマスクとして、外部接続端子部のTa電極を露
出するため、従来必要であった外部接続端子の金属加工
のためのホトマスクが不要となるので工程を削減できる
効果が有る。また、同時に走査信号電極に低抵抗のAl
電極を使用できるので表示装置の高精細化,大型化が実
現できる。
【0041】また、以上の例では走査信号電極にTaと
Alを用いて説明してきたが、本発明はこの組合せに限
らず、TaのかわりにTi,Mo,Wやこれらを成分と
する合金を用いても同様に適用できる。また、Alに限
らずAl−SiやAl−Pd,Al−Ta等の合金を用
いてもよい。
Alを用いて説明してきたが、本発明はこの組合せに限
らず、TaのかわりにTi,Mo,Wやこれらを成分と
する合金を用いても同様に適用できる。また、Alに限
らずAl−SiやAl−Pd,Al−Ta等の合金を用
いてもよい。
【0042】図13,図14はそれぞれ、本発明の第4
の実施例の液晶表示装置の画素部の断面図および平面図
である。
の実施例の液晶表示装置の画素部の断面図および平面図
である。
【0043】上記第3の実施例と同様に、ガラス基板1
上にTa電極10とAl電極11からなる走査信号電極
100が形成され、これらの表面及び側面はTa2O5膜
20とAl2O3膜21によって被覆されている。これら
の走査信号電極100上にSiN膜22と、膜厚50n
mのa−Si:H膜30が同一の平面形状に形成され、
さらにa−Si:H膜30上には映像信号電極14とソ
ース電極15が形成され、前記ソース電極にはITO膜
からなる画素電極13が接続されている。画素電極13
には、容量電極16が接続され、走査信号電極100と
前記容量電極16により付加容量を構成する。さらに、
これら全体を保護SiN膜23で被覆している。
上にTa電極10とAl電極11からなる走査信号電極
100が形成され、これらの表面及び側面はTa2O5膜
20とAl2O3膜21によって被覆されている。これら
の走査信号電極100上にSiN膜22と、膜厚50n
mのa−Si:H膜30が同一の平面形状に形成され、
さらにa−Si:H膜30上には映像信号電極14とソ
ース電極15が形成され、前記ソース電極にはITO膜
からなる画素電極13が接続されている。画素電極13
には、容量電極16が接続され、走査信号電極100と
前記容量電極16により付加容量を構成する。さらに、
これら全体を保護SiN膜23で被覆している。
【0044】図15および図16はそれぞれ、図13中
のA−A′断面およびB−B′断面でのa−Si:H膜
30内の、31Pと11Bの深さ方向の濃度分布を示す。ソ
ース電極15とコンタクトするB−B′断面では、31P
のみが表面から指数関数的に減少する急峻な濃度プロフ
ァイルで導入されている。また、TFTのチャネル領域
であるA−A′断面では、ほぼ等量の31Pと11Bが導入
されている。
のA−A′断面およびB−B′断面でのa−Si:H膜
30内の、31Pと11Bの深さ方向の濃度分布を示す。ソ
ース電極15とコンタクトするB−B′断面では、31P
のみが表面から指数関数的に減少する急峻な濃度プロフ
ァイルで導入されている。また、TFTのチャネル領域
であるA−A′断面では、ほぼ等量の31Pと11Bが導入
されている。
【0045】以上の構成により本実施例では、第1に、
従来別々のホトマスクでパターニングしていた、a−S
i:H膜30とゲートSiN膜22が1枚のホトマスク
で同一の形状にパターニングされるので、ホトリソグラ
フィ工程が1回少なくなり工程数が削減でき製造コスト
を低減でき、さらに歩留まりも向上する効果が有る。第
2に、TFTのチャネル領域は31Pと11Bが相互に補償
されて高抵抗化されるため、従来必要であったn型a−
Si:H膜のエッチングなしにソース電極とドレイン電
極が分離できるので、a−Si:H膜30の薄膜化が可
能となる。a−Si:H膜30の膜厚を60nm以下と
することにより、光電流によるTFTのオフ抵抗の低下
を防止でき、良好な画質を得ることができる。
従来別々のホトマスクでパターニングしていた、a−S
i:H膜30とゲートSiN膜22が1枚のホトマスク
で同一の形状にパターニングされるので、ホトリソグラ
フィ工程が1回少なくなり工程数が削減でき製造コスト
を低減でき、さらに歩留まりも向上する効果が有る。第
2に、TFTのチャネル領域は31Pと11Bが相互に補償
されて高抵抗化されるため、従来必要であったn型a−
Si:H膜のエッチングなしにソース電極とドレイン電
極が分離できるので、a−Si:H膜30の薄膜化が可
能となる。a−Si:H膜30の膜厚を60nm以下と
することにより、光電流によるTFTのオフ抵抗の低下
を防止でき、良好な画質を得ることができる。
【0046】また、同時に、従来a−Si:H膜30を
薄膜化する際必要であったチャネル保護膜の形成が不要
になるので製造工程が簡略化できる。
薄膜化する際必要であったチャネル保護膜の形成が不要
になるので製造工程が簡略化できる。
【0047】図17〜図24は上記の実施例の製造工程
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【0048】ガラス基板1上にTa膜10,Al膜11
をスパッタリングにより堆積しホトリソグラフィ技術を
用いて所定の形状にパターニングする。次に、陽極酸化
法によりTa膜,Al膜の表面及び側面にTa2O5膜2
0,Al2O3膜21を形成する(図17)。次にスパッ
タリングによりITO膜を110nm堆積し、パターニ
ングして画素電極13とする(図18)。次にプラズマ
CVDによりゲートSiN膜22を400nm,a−S
i:H膜30を50nm形成する(図19)。次にPH3
ガスの放電プラズマから引き出した、質量分離しないP
H+,PH2+等のイオンを2keV程度の低エネルギー
で照射しa−Si:H膜30にPを導入する(図2
0)。このような質量分離しないイオンビームを用いる
不純物ドーピング技術は、例えば特開平2−199824 号公
報において磁気バケット型イオン源を用いた方法が開示
されている。次に、ホトリソグラフィ技術により、ゲー
トSiN膜22と、a−Si:H膜30を同一の平面形
状に加工する(図21)。次にTi電極をスパッタリン
グにより形成し、パターニングして映像信号電極14,
ソース電極15および容量電極16を得る(図22)。
次に映像信号電極14,ソース電極15のパターンをマ
スクとして質量分離しないBH+,B2H2+等のイオンを
2keV程度の低エネルギーで照射して、a−Si:H
膜30のチャネル領域にBを導入する。これは、先に述
べた技術において放電ガスをB2H6等のBを含むガスに
すれば容易に実現できる。最後に、保護SiN膜を形成
して素子は完成する(図23)。
をスパッタリングにより堆積しホトリソグラフィ技術を
用いて所定の形状にパターニングする。次に、陽極酸化
法によりTa膜,Al膜の表面及び側面にTa2O5膜2
0,Al2O3膜21を形成する(図17)。次にスパッ
タリングによりITO膜を110nm堆積し、パターニ
ングして画素電極13とする(図18)。次にプラズマ
CVDによりゲートSiN膜22を400nm,a−S
i:H膜30を50nm形成する(図19)。次にPH3
ガスの放電プラズマから引き出した、質量分離しないP
H+,PH2+等のイオンを2keV程度の低エネルギー
で照射しa−Si:H膜30にPを導入する(図2
0)。このような質量分離しないイオンビームを用いる
不純物ドーピング技術は、例えば特開平2−199824 号公
報において磁気バケット型イオン源を用いた方法が開示
されている。次に、ホトリソグラフィ技術により、ゲー
トSiN膜22と、a−Si:H膜30を同一の平面形
状に加工する(図21)。次にTi電極をスパッタリン
グにより形成し、パターニングして映像信号電極14,
ソース電極15および容量電極16を得る(図22)。
次に映像信号電極14,ソース電極15のパターンをマ
スクとして質量分離しないBH+,B2H2+等のイオンを
2keV程度の低エネルギーで照射して、a−Si:H
膜30のチャネル領域にBを導入する。これは、先に述
べた技術において放電ガスをB2H6等のBを含むガスに
すれば容易に実現できる。最後に、保護SiN膜を形成
して素子は完成する(図23)。
【0049】上記のような製造工程を採用することによ
り既に述べたように、従来a−Si:H膜30を薄膜化
する際必要であったチャネル保護膜の形成が不要になる
ので製造工程が簡略化できる。特に、不純物導入法とし
て質量分離しない低エネルギーのイオンビームを用いる
ことにより、大面積に効率良く不純物を導入することが
できるので生産効率を向上させることができる。
り既に述べたように、従来a−Si:H膜30を薄膜化
する際必要であったチャネル保護膜の形成が不要になる
ので製造工程が簡略化できる。特に、不純物導入法とし
て質量分離しない低エネルギーのイオンビームを用いる
ことにより、大面積に効率良く不純物を導入することが
できるので生産効率を向上させることができる。
【0050】図25は本発明の第5の実施例の薄膜半導
体装置の画素部の断面図である。図26,図27はそれ
ぞれ、同じく第5の実施例の映像信号電極及び走査信号
電極の外部接続端子部の断面図である。図28は同じく
第5の実施例の画素部の平面図である。
体装置の画素部の断面図である。図26,図27はそれ
ぞれ、同じく第5の実施例の映像信号電極及び走査信号
電極の外部接続端子部の断面図である。図28は同じく
第5の実施例の画素部の平面図である。
【0051】本実施例においては、Tiからなる映像信
号電極14の下層に画素電極13を構成するITO電極
131を配置し、画素電極13上の一部に映像信号電極
14を構成するTiを配置して容量電極16及びソース
電極15とした。また、画素電極13上のソース電極1
5および容量電極16のパターンを保護SiN膜23の
パターンPASをマスクとして自己整合的に形成した。
また、画素電極13のパターンの周辺部には映像信号電
極14を構成するTiを延在した。このようにすること
により映像信号電極,画素電極,ソース電極および容量
電極をITO電極とTiからなる同じ材料により構成で
き、1枚のホトマスクによりパターニングできるのでホ
ト工程数を削減できる。また、画素電極上に残るTi
を、保護SiN膜23のパターンをマスクとして除去
し、画素電極上に残るTiを保護SiN膜23のパター
ンに対して自己整合的に形成することにより、ホト工程
数を削減できる。また、付加容量部の上部電極にTiと
ITOの2層電極を用いることにより、走査信号電極1
00によって作られる段差部分でのITO電極の断切れ
を防止できる。
号電極14の下層に画素電極13を構成するITO電極
131を配置し、画素電極13上の一部に映像信号電極
14を構成するTiを配置して容量電極16及びソース
電極15とした。また、画素電極13上のソース電極1
5および容量電極16のパターンを保護SiN膜23の
パターンPASをマスクとして自己整合的に形成した。
また、画素電極13のパターンの周辺部には映像信号電
極14を構成するTiを延在した。このようにすること
により映像信号電極,画素電極,ソース電極および容量
電極をITO電極とTiからなる同じ材料により構成で
き、1枚のホトマスクによりパターニングできるのでホ
ト工程数を削減できる。また、画素電極上に残るTi
を、保護SiN膜23のパターンをマスクとして除去
し、画素電極上に残るTiを保護SiN膜23のパター
ンに対して自己整合的に形成することにより、ホト工程
数を削減できる。また、付加容量部の上部電極にTiと
ITOの2層電極を用いることにより、走査信号電極1
00によって作られる段差部分でのITO電極の断切れ
を防止できる。
【0052】図29は本発明の第6の実施例の画素部の
平面図である。本実施例では、断面構造は上記第6の実
施例と同様であるが、保護SiN膜23のパターン端P
ASを画素電極13のパターンの外側に形成した点が特
徴である。このようにすることにより、Ti電極および
画素電極パターニング時に、例えば図30に示すような
パターン不良DEFにより画素電極13と映像信号電極
14がショートした時にも、図31のように保護SiN
膜23のパターンPASをマスクとして画素電極上の金
属電極のエッチングする時にPASの内側の不良パター
ンのTi,ITOがエッチング除去されショート不良が解
消できる。このため、画素電極13と映像信号電極14
のショートによる表示欠陥を低減できる効果がある。
平面図である。本実施例では、断面構造は上記第6の実
施例と同様であるが、保護SiN膜23のパターン端P
ASを画素電極13のパターンの外側に形成した点が特
徴である。このようにすることにより、Ti電極および
画素電極パターニング時に、例えば図30に示すような
パターン不良DEFにより画素電極13と映像信号電極
14がショートした時にも、図31のように保護SiN
膜23のパターンPASをマスクとして画素電極上の金
属電極のエッチングする時にPASの内側の不良パター
ンのTi,ITOがエッチング除去されショート不良が解
消できる。このため、画素電極13と映像信号電極14
のショートによる表示欠陥を低減できる効果がある。
【0053】図32は本発明の第7の実施例の画素部の
平面図である。本実施例では断面構造は上記第6の実施
例と同様であるが、保護SiN膜23のパターン端PA
Sを走査信号電極100の上にまで延長し、付加容量の
上部電極の一部のTi電極を除去した点に特徴がある。
このようにしてTi電極パターンの面積を縮小すること
により画素の開口率が向上する。Ti電極パターンは、
走査信号電極100によって作られる段差部を少なくと
も一部で乗り越えていればよいから、このようにしても
ITO電極の断切れによる不良は起こらない。
平面図である。本実施例では断面構造は上記第6の実施
例と同様であるが、保護SiN膜23のパターン端PA
Sを走査信号電極100の上にまで延長し、付加容量の
上部電極の一部のTi電極を除去した点に特徴がある。
このようにしてTi電極パターンの面積を縮小すること
により画素の開口率が向上する。Ti電極パターンは、
走査信号電極100によって作られる段差部を少なくと
も一部で乗り越えていればよいから、このようにしても
ITO電極の断切れによる不良は起こらない。
【0054】図33は本発明の第8の実施例の画素部の
断面図である。図34,図35はそれぞれ第8の実施例
の映像信号電極及び走査信号電極の外部接続端子部の断
面図である。図36は同じく第8の実施例の画素部の平
面図である。図33は図36中のY−Y′断面を示して
いる。
断面図である。図34,図35はそれぞれ第8の実施例
の映像信号電極及び走査信号電極の外部接続端子部の断
面図である。図36は同じく第8の実施例の画素部の平
面図である。図33は図36中のY−Y′断面を示して
いる。
【0055】本実施例では、上記第6の実施例と同様
に、映像信号電極14の下層に画素電極13を構成する
透明電極を配置し、画素電極13上の一部に映像信号電
極14を構成するTiを配置して容量電極16及びソー
ス電極15とした。また、画素電極13上のソース電極
15および容量電極16のパターンを保護SiN膜23
のパターンをマスクとして自己整合的に形成した。ま
た、上記第2の実施例と同様にゲート絶縁膜22とa−
Si:H膜30を同一のパターン形状に加工した。さら
に、上記第1の実施例と同様に、走査信号電極をTa電
極10とAl電極11の2層により構成し、その表面及
び側面をこれらの金属の陽極酸化膜で被覆した。また、
図28に示すように走査信号電極100の外部接続端子
部分では上層のAl電極11をAl2O3膜21の下層に
Al2O3膜21に対して自己整合的に形成した。
に、映像信号電極14の下層に画素電極13を構成する
透明電極を配置し、画素電極13上の一部に映像信号電
極14を構成するTiを配置して容量電極16及びソー
ス電極15とした。また、画素電極13上のソース電極
15および容量電極16のパターンを保護SiN膜23
のパターンをマスクとして自己整合的に形成した。ま
た、上記第2の実施例と同様にゲート絶縁膜22とa−
Si:H膜30を同一のパターン形状に加工した。さら
に、上記第1の実施例と同様に、走査信号電極をTa電
極10とAl電極11の2層により構成し、その表面及
び側面をこれらの金属の陽極酸化膜で被覆した。また、
図28に示すように走査信号電極100の外部接続端子
部分では上層のAl電極11をAl2O3膜21の下層に
Al2O3膜21に対して自己整合的に形成した。
【0056】本実施例によれば、映像信号電極,画素電
極,ソース電極および容量電極をITO電極とTiから
なる同じ材料により構成し、1枚のホトマスクによりパ
ターニングできるのでホト工程数を削減でき工程数が削
減できる。また、画素電極上に残るTiを、保護SiN
膜23のパターンをマスクとして除去し、画素電極上に
残るTiを保護SiN膜23のパターンに対して自己整
合的に形成することにより、ホト工程数を削減でき工程
数が削減できる。また、従来別々のホトマスクでパター
ニングしていた、a−Si:H膜30とゲートSiN膜
31が1枚のホトマスクで同一の形状にパターニングさ
れているので、ホトリソグラフィ工程が1回少なくなり
工程数が削減でき製造コストを低減できる。さらに、外
部接続端子に耐腐食性の高いTaを使用できるので高い
信頼性を確保できる。また、Al2O3膜をマスクとし
て、外部接続端子部のTa電極を露出するため、従来必
要であった外部接続端子金属加工のためのホトマスクが
不要となるので工程を削減でき製造コストを低減できる
効果が有る。
極,ソース電極および容量電極をITO電極とTiから
なる同じ材料により構成し、1枚のホトマスクによりパ
ターニングできるのでホト工程数を削減でき工程数が削
減できる。また、画素電極上に残るTiを、保護SiN
膜23のパターンをマスクとして除去し、画素電極上に
残るTiを保護SiN膜23のパターンに対して自己整
合的に形成することにより、ホト工程数を削減でき工程
数が削減できる。また、従来別々のホトマスクでパター
ニングしていた、a−Si:H膜30とゲートSiN膜
31が1枚のホトマスクで同一の形状にパターニングさ
れているので、ホトリソグラフィ工程が1回少なくなり
工程数が削減でき製造コストを低減できる。さらに、外
部接続端子に耐腐食性の高いTaを使用できるので高い
信頼性を確保できる。また、Al2O3膜をマスクとし
て、外部接続端子部のTa電極を露出するため、従来必
要であった外部接続端子金属加工のためのホトマスクが
不要となるので工程を削減でき製造コストを低減できる
効果が有る。
【0057】以上から、従来9枚必要であったホトマス
クを5枚に低減されるので、工程数を大幅に削減でき
る。また、本実施例では保護SiN膜23のパターンに
対して自己整合的に映像信号電極のTi電極をパターニ
ングしているので保護SiN膜23のエッチング断面に
はTiが露出する。従って、映像信号電極としては耐腐
食性の高いTi,W,Mo等の高融点金属を用いること
が望ましい。
クを5枚に低減されるので、工程数を大幅に削減でき
る。また、本実施例では保護SiN膜23のパターンに
対して自己整合的に映像信号電極のTi電極をパターニ
ングしているので保護SiN膜23のエッチング断面に
はTiが露出する。従って、映像信号電極としては耐腐
食性の高いTi,W,Mo等の高融点金属を用いること
が望ましい。
【0058】図37〜図44は上記第8の実施例の製造
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【0059】ガラス基板1上に、Ta膜10,Al膜1
1をスパッタリングにより堆積しホトリソグラフィ技術
を用いて所定の形状にパターニングする(図37)。次
に、陽極酸化法によりTa膜,Al膜の表面及び側面に
Ta2O5膜20,Al2O3膜21を形成し、次にAl2
O3膜21をマスクとして走査信号電極100の外部接
続端子部(図示せず)のAl膜11をエッチング除去し
てTa電極10を露出する(図38)。次にプラズマC
VD法により、ゲートSiN膜22,a−Si:H膜3
0,チャネル保護SiN膜24を形成する(図39)。
次に、チャネル保護SiN膜24を所定の形状にパター
ニングし、続いてPH3 ガスの放電プラズマから引き出
した、質量分離しないPH+,PH2+ 等のイオンを2k
eVの低エネルギーで照射しa−Si:H膜30にPを
導入する(図40)。次にゲートSiN膜22と、a−
Si:H膜30を同一の平面形状にパターニングする
(図41)。続いてITO膜13,130およびTi膜
をスパッタリングにより堆積しパターニングして画素電
極13,150および映像信号電極14を形成する(図
42)。次にプラズマCVDにより保護SiN膜23を
形成し所定のパターンにパターニングする(図43)。
続いて、保護SiN膜23のパターンをマスクとして画
素電極13のITO電極上のTi電極をエッチング除去
し素子は完成する(図44)。本製造方法によれば5枚
のホトマスクにより従来より短い工程で、信頼性が高
く,表示装置の大画面,高精細化に適した薄膜半導体装
置を提供することができる。
1をスパッタリングにより堆積しホトリソグラフィ技術
を用いて所定の形状にパターニングする(図37)。次
に、陽極酸化法によりTa膜,Al膜の表面及び側面に
Ta2O5膜20,Al2O3膜21を形成し、次にAl2
O3膜21をマスクとして走査信号電極100の外部接
続端子部(図示せず)のAl膜11をエッチング除去し
てTa電極10を露出する(図38)。次にプラズマC
VD法により、ゲートSiN膜22,a−Si:H膜3
0,チャネル保護SiN膜24を形成する(図39)。
次に、チャネル保護SiN膜24を所定の形状にパター
ニングし、続いてPH3 ガスの放電プラズマから引き出
した、質量分離しないPH+,PH2+ 等のイオンを2k
eVの低エネルギーで照射しa−Si:H膜30にPを
導入する(図40)。次にゲートSiN膜22と、a−
Si:H膜30を同一の平面形状にパターニングする
(図41)。続いてITO膜13,130およびTi膜
をスパッタリングにより堆積しパターニングして画素電
極13,150および映像信号電極14を形成する(図
42)。次にプラズマCVDにより保護SiN膜23を
形成し所定のパターンにパターニングする(図43)。
続いて、保護SiN膜23のパターンをマスクとして画
素電極13のITO電極上のTi電極をエッチング除去
し素子は完成する(図44)。本製造方法によれば5枚
のホトマスクにより従来より短い工程で、信頼性が高
く,表示装置の大画面,高精細化に適した薄膜半導体装
置を提供することができる。
【0060】上記実施例の変形として、図43で保護S
iN膜23を形成する代りに、例えば図45に示すよう
にPIQなどの有機絶縁膜25をオフセット印刷等によ
って形成しても良い。その後、図46に示すように、有
機絶縁膜25のパターンをマスクとしてTi膜150を
ウエットエッチングや等方性のドライエッチング等の方
法によりエッチングしてソース電極15及び容量電極1
6を有機絶縁膜25よりオーバーハングして形成する。
次に、熱処理により有機絶縁膜25のオーバーハング部
を変形させてソース電極15及び容量電極16を形成す
るTi膜の側面を被覆して図47に示すような構造が得
られる。この例では、Ti膜24の側壁が保護されるの
で、電極の腐食等が起こらなくなるので、Tiの代りに
Al等の低抵抗材料を使用できるメリットがある。ま
た、保護膜のパターニングのためのホト工程が不要とな
るので工程数をさらに削減できる効果がある。
iN膜23を形成する代りに、例えば図45に示すよう
にPIQなどの有機絶縁膜25をオフセット印刷等によ
って形成しても良い。その後、図46に示すように、有
機絶縁膜25のパターンをマスクとしてTi膜150を
ウエットエッチングや等方性のドライエッチング等の方
法によりエッチングしてソース電極15及び容量電極1
6を有機絶縁膜25よりオーバーハングして形成する。
次に、熱処理により有機絶縁膜25のオーバーハング部
を変形させてソース電極15及び容量電極16を形成す
るTi膜の側面を被覆して図47に示すような構造が得
られる。この例では、Ti膜24の側壁が保護されるの
で、電極の腐食等が起こらなくなるので、Tiの代りに
Al等の低抵抗材料を使用できるメリットがある。ま
た、保護膜のパターニングのためのホト工程が不要とな
るので工程数をさらに削減できる効果がある。
【0061】図48は本発明の液晶表示装置に係るTF
T基板の等価回路である。ガラス基板1上に複数の走査
信号電極10/11と、これに直交する複数の映像信号
電極14と、これらの電極に接続されたTFTと、TF
Tに接続された液晶容量および付加容量とから構成され
る。走査信号電極10/11と映像信号電極14のどち
らか一方の端部には外部部材の接続のための端子140
が設けられている。画像の表示は走査信号電極10/1
1に順次パルス信号を印加し1行分のTFTをオン状態
とし、その間に映像信号電極から画像信号を液晶層に印
加する。この操作を1行ごとに繰り返して画像を表示す
る。
T基板の等価回路である。ガラス基板1上に複数の走査
信号電極10/11と、これに直交する複数の映像信号
電極14と、これらの電極に接続されたTFTと、TF
Tに接続された液晶容量および付加容量とから構成され
る。走査信号電極10/11と映像信号電極14のどち
らか一方の端部には外部部材の接続のための端子140
が設けられている。画像の表示は走査信号電極10/1
1に順次パルス信号を印加し1行分のTFTをオン状態
とし、その間に映像信号電極から画像信号を液晶層に印
加する。この操作を1行ごとに繰り返して画像を表示す
る。
【0062】図49は本発明の薄膜半導体装置により構
成した液晶表示装置の断面模式図を示す。液晶層506
を基準に下部のガラス基板1上には、走査信号電極11
と映像信号電極14とがマトリックス状に形成され、そ
の交点近傍に形成されたTFTを介してITOよりなる画
素電極13を駆動する。液晶層506を挾んで対向する
対向ガラス基板508上にはITOよりなる対向電極5
10及びカラーフィルター507,カラーフィルター保
護膜511,遮光用ブラックマトリックスパターンを形
成する遮光膜512が形成されている。図49の中央部
は1画素部分の断面を、左側は一対のガラス基板1,5
08の左側縁部分で外部引出端子の存在する部分の断面
を、右側は一対のガラス基板1,508の右側縁部分で
外部引出端子の存在しない部分の断面を示している。図
49の左側,右側のそれぞれに示すシール材SLは液晶
層506を封止するように構成されており、液晶封入口
(図示していない)を除くガラス基板1,508の縁全
体に沿って形成されている。シール剤は例えばエポキシ
樹脂で形成されている。対向ガラス基板508側の対向
電極510は少なくとも一個所において、銀ペースト材
SILによってガラス基板1に形成された外部引出配線
に接続されている。この外部接続配線は走査信号配線1
1,ソース電極15,映像信号配線14のそれぞれと同
一製造工程で形成される。配向膜ORI1,ORI2,
画素電極13,保護膜23,カラーフィルター保護膜5
11,ゲートSiN膜21のそれぞれの層はシール材S
Lの内側に形成される。偏光板505はそれぞれ一対の
ガラス基板1,508の外側の表面に形成されている。
成した液晶表示装置の断面模式図を示す。液晶層506
を基準に下部のガラス基板1上には、走査信号電極11
と映像信号電極14とがマトリックス状に形成され、そ
の交点近傍に形成されたTFTを介してITOよりなる画
素電極13を駆動する。液晶層506を挾んで対向する
対向ガラス基板508上にはITOよりなる対向電極5
10及びカラーフィルター507,カラーフィルター保
護膜511,遮光用ブラックマトリックスパターンを形
成する遮光膜512が形成されている。図49の中央部
は1画素部分の断面を、左側は一対のガラス基板1,5
08の左側縁部分で外部引出端子の存在する部分の断面
を、右側は一対のガラス基板1,508の右側縁部分で
外部引出端子の存在しない部分の断面を示している。図
49の左側,右側のそれぞれに示すシール材SLは液晶
層506を封止するように構成されており、液晶封入口
(図示していない)を除くガラス基板1,508の縁全
体に沿って形成されている。シール剤は例えばエポキシ
樹脂で形成されている。対向ガラス基板508側の対向
電極510は少なくとも一個所において、銀ペースト材
SILによってガラス基板1に形成された外部引出配線
に接続されている。この外部接続配線は走査信号配線1
1,ソース電極15,映像信号配線14のそれぞれと同
一製造工程で形成される。配向膜ORI1,ORI2,
画素電極13,保護膜23,カラーフィルター保護膜5
11,ゲートSiN膜21のそれぞれの層はシール材S
Lの内側に形成される。偏光板505はそれぞれ一対の
ガラス基板1,508の外側の表面に形成されている。
【0063】液晶層506は液晶分子の向きを設定する
下部配向膜ORI1と上部配向膜ORI2の間に封入さ
れ、シール材SLによってシールされている。下部配向
膜ORI1はガラス基板1側の保護膜23の上部に形成
される。対向ガラス基板508の内側の表面には、遮光
膜512,カラーフィルター507,カラーフィルター
保護膜511,対向電極510および上部配向膜ORI
2が順次積層して設けられている。この液晶表示装置は
ガラス基板1側と対向ガラス基板508側の層を別々に
形成し、その後上下ガラス基板1,508を重ねあわ
せ、両者間に液晶506を封入することによって組立て
られる。バックライトBLからの光の透過を画素電極1
3部分で調節することによりTFT駆動型のカラー液晶
表示装置が構成される。
下部配向膜ORI1と上部配向膜ORI2の間に封入さ
れ、シール材SLによってシールされている。下部配向
膜ORI1はガラス基板1側の保護膜23の上部に形成
される。対向ガラス基板508の内側の表面には、遮光
膜512,カラーフィルター507,カラーフィルター
保護膜511,対向電極510および上部配向膜ORI
2が順次積層して設けられている。この液晶表示装置は
ガラス基板1側と対向ガラス基板508側の層を別々に
形成し、その後上下ガラス基板1,508を重ねあわ
せ、両者間に液晶506を封入することによって組立て
られる。バックライトBLからの光の透過を画素電極1
3部分で調節することによりTFT駆動型のカラー液晶
表示装置が構成される。
【0064】本発明の液晶表示装置は、低抵抗のAlよ
りなる走査信号電極を使用できるので、大型化および高
精細化に好適である。また、簡略な製造工程で製造でき
るので、コストを大幅に低減でき安価な液晶表示装置を
提供することが可能となる。なお、先に説明した構造の
TFTにおいてソース,ドレインの金属電極と半導体膜
をオーミックにコンタクトするためには半導体膜中のn
型の不純物濃度は1021ATOMS/cm3 以上とする必
要が有る。また同時に、チャネル領域のn型の不純物を
補償するためには同程度の濃度のp型不純物を導入する
必要が有る。水素化非晶質Siや水素化非晶質SiGe
等の材料においては、導電率制御のために不純物を導入
すると不純物濃度の1/2乗に比例して膜中の欠陥密度
が増加する。従って、これらのn型の不純物とp型不純
物を半導体膜中に均一に導入するとキャリア蓄積層とな
る半導体とゲート絶縁膜界面近くでの不純物濃度も10
21ATOMS/cm3程度の高濃度となってしまうので半
導体膜中の欠陥密度が増大しTFTの特性が低下する。
そこで、導入するn型,p型の不純物濃度を膜表面で1
021ATOMS/cm3以上,半導体とゲート絶縁膜界面
で1019ATOMS/cm3 以下とする、即ち金属電極と
コンタクトする部分の不純物濃度を高くし、キャリア蓄
積層となる半導体とゲート絶縁膜界面近くでの不純物濃
度を低くすることにより、半導体膜と金属電極のオーミ
ックコンタクトを良好に保ちつつ界面近くの半導体膜中
の欠陥密度の増加を抑制できTFT特性の低下を防止で
きる。
りなる走査信号電極を使用できるので、大型化および高
精細化に好適である。また、簡略な製造工程で製造でき
るので、コストを大幅に低減でき安価な液晶表示装置を
提供することが可能となる。なお、先に説明した構造の
TFTにおいてソース,ドレインの金属電極と半導体膜
をオーミックにコンタクトするためには半導体膜中のn
型の不純物濃度は1021ATOMS/cm3 以上とする必
要が有る。また同時に、チャネル領域のn型の不純物を
補償するためには同程度の濃度のp型不純物を導入する
必要が有る。水素化非晶質Siや水素化非晶質SiGe
等の材料においては、導電率制御のために不純物を導入
すると不純物濃度の1/2乗に比例して膜中の欠陥密度
が増加する。従って、これらのn型の不純物とp型不純
物を半導体膜中に均一に導入するとキャリア蓄積層とな
る半導体とゲート絶縁膜界面近くでの不純物濃度も10
21ATOMS/cm3程度の高濃度となってしまうので半
導体膜中の欠陥密度が増大しTFTの特性が低下する。
そこで、導入するn型,p型の不純物濃度を膜表面で1
021ATOMS/cm3以上,半導体とゲート絶縁膜界面
で1019ATOMS/cm3 以下とする、即ち金属電極と
コンタクトする部分の不純物濃度を高くし、キャリア蓄
積層となる半導体とゲート絶縁膜界面近くでの不純物濃
度を低くすることにより、半導体膜と金属電極のオーミ
ックコンタクトを良好に保ちつつ界面近くの半導体膜中
の欠陥密度の増加を抑制できTFT特性の低下を防止で
きる。
【0065】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、最
小限のホトリソグラフィ工程で、低抵抗の走査信号電極
と、走査信号電極の陽極酸化膜をゲート絶縁膜として有
するTFTと、耐腐食性の高い外部接続端子を具備した
液晶表示装置が実現できるので、液晶表示装置の大型化
および高精細化および低コスト化を実現できる。
小限のホトリソグラフィ工程で、低抵抗の走査信号電極
と、走査信号電極の陽極酸化膜をゲート絶縁膜として有
するTFTと、耐腐食性の高い外部接続端子を具備した
液晶表示装置が実現できるので、液晶表示装置の大型化
および高精細化および低コスト化を実現できる。
【図1】本発明の第1の実施例の走査信号電極の断面
図。
図。
【図2】本発明の第1の実施例の走査信号電極の断面
図。
図。
【図3】本発明の液晶表示装置を用いた情報処理装置の
概略構成図。
概略構成図。
【図4】本発明の第2の実施例の走査信号電極の断面
図。
図。
【図5】本発明の第2の実施例の走査信号電極の断面
図。
図。
【図6】本発明の第3の実施例の画素断面図。
【図7】本発明の第3の実施例の走査信号電極の外部接
続端子部の断面図。
続端子部の断面図。
【図8】本発明の第1の実施例の製造工程を示す画素断
面図。
面図。
【図9】本発明の第1の実施例の製造工程を示す画素断
面図。
面図。
【図10】本発明の第1の実施例の製造工程を示す画素
断面図。
断面図。
【図11】本発明の第1の実施例の製造工程を示す画素
断面図。
断面図。
【図12】本発明の第1の実施例の製造工程を示す画素
断面図。
断面図。
【図13】本発明の第4の実施例の画素断面図。
【図14】本発明の第4の実施例の画素平面図。
【図15】本発明の第4の実施例のTFTのチャネル部
のa−Si:H膜中の不純物濃度分布。
のa−Si:H膜中の不純物濃度分布。
【図16】本発明の第2の実施例のTFTのソース,ド
レイン部のa−Si:H膜中の不純物濃度分布。
レイン部のa−Si:H膜中の不純物濃度分布。
【図17】本発明の第4の実施例の製造工程を示す画素
断面図。
断面図。
【図18】本発明の第4の実施例の製造工程を示す画素
断面図。
断面図。
【図19】本発明の第4の実施例の製造工程を示す画素
断面図。
断面図。
【図20】本発明の第4の実施例の製造工程を示す画素
断面図。
断面図。
【図21】本発明の第4の実施例の製造工程を示す画素
断面図。
断面図。
【図22】本発明の第4の実施例の製造工程を示す画素
断面図
断面図
【図23】本発明の第4の実施例の製造工程を示す画素
断面図。
断面図。
【図24】本発明の第4の実施例の製造工程を示す画素
断面図。
断面図。
【図25】本発明の第5の実施例の画素断面図。
【図26】本発明の第5の実施例の映像信号電極の外部
接続端子部の断面図。
接続端子部の断面図。
【図27】本発明の第5の実施例の走査信号電極の外部
接続端子部の断面図。
接続端子部の断面図。
【図28】本発明の第5の実施例の画素平面図。
【図29】本発明の第6の実施例の画素平面図。
【図30】本発明の第6の実施例の効果の説明図。
【図31】本発明の第6の実施例の効果の説明図。
【図32】本発明の第7の実施例の画素平面図。
【図33】本発明の第8の実施例の画素断面図。
【図34】本発明の第8の実施例の映像信号電極の外部
接続端子部の断面図。
接続端子部の断面図。
【図35】本発明の第8の実施例の走査信号電極の外部
接続端子部の断面図。
接続端子部の断面図。
【図36】本発明の第8の実施例の画素平面図。
【図37】本発明の第8の実施例の製造工程を示す画素
断面図。
断面図。
【図38】本発明の第8の実施例の製造工程を示す画素
断面図。
断面図。
【図39】本発明の第8の実施例の製造工程を示す画素
断面図。
断面図。
【図40】本発明の第8の実施例の製造工程を示す画素
断面図。
断面図。
【図41】本発明の第8の実施例の製造工程を示す画素
断面図。
断面図。
【図42】本発明の第8の実施例の製造工程を示す画素
断面図。
断面図。
【図43】本発明の第8の実施例の製造工程を示す画素
断面図。
断面図。
【図44】本発明の第8の実施例の製造工程を示す画素
断面図。
断面図。
【図45】本発明の第9の実施例の製造工程を示す画素
断面図。
断面図。
【図46】本発明の第9の実施例の製造工程を示す画素
断面図。
断面図。
【図47】本発明の第9の実施例の製造工程を示す画素
断面図。
断面図。
【図48】本発明の液晶表示装置の等価回路図。
【図49】本発明の液晶表示装置の断面模式図。
1…ガラス基板、10…Ta電極、11…Al電極、1
3…画素電極、14…映像信号電極、15…ソース電
極、16…容量電極、20…Ta2O5膜、21…Al2
O3膜、22…ゲートSiN膜、23…保護SiN膜、
24…チャネル保護SiN膜、25…有機絶縁膜、30
…a−Si:H膜、31…n型a−Si:H膜、110
…Cr電極、131…端子部保護膜、140…外部接続
端子、505…偏光板、506…液晶層、507…カラ
ーフィルター、508…対向ガラス基板、510…対向
電極、511…カラーフィルター保護膜、512…遮光
膜、PAS…保護SiN膜のパターン端、DEF…欠陥
パターン、ORI1…上部配向膜、ORI2…下部配向
膜、SL…シール材、SIL…銀ペースト材、BL…バ
ックライト。
3…画素電極、14…映像信号電極、15…ソース電
極、16…容量電極、20…Ta2O5膜、21…Al2
O3膜、22…ゲートSiN膜、23…保護SiN膜、
24…チャネル保護SiN膜、25…有機絶縁膜、30
…a−Si:H膜、31…n型a−Si:H膜、110
…Cr電極、131…端子部保護膜、140…外部接続
端子、505…偏光板、506…液晶層、507…カラ
ーフィルター、508…対向ガラス基板、510…対向
電極、511…カラーフィルター保護膜、512…遮光
膜、PAS…保護SiN膜のパターン端、DEF…欠陥
パターン、ORI1…上部配向膜、ORI2…下部配向
膜、SL…シール材、SIL…銀ペースト材、BL…バ
ックライト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿武 恒一 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (72)発明者 小西 信武 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (72)発明者 鈴木 隆 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内
Claims (37)
- 【請求項1】絶縁基板上に形成した走査信号電極と、前
記走査信号電極に交差するように形成された映像信号電
極と、前記走査信号電極と前記映像信号電極の交差点付
近に形成された薄膜トランジスタと、前記薄膜トランジ
スタに接続された画素電極とからなり、前記画素電極に
よって液晶を駆動する液晶表示装置において、前記走査
信号電極は外部との接続端部以外は少なくとも2種以上
の導電膜の積層膜で形成され、かつ前記積層膜を構成す
る最上層の導電膜の表面は全て前記最上層の導電膜を構
成する金属材料を母材とする絶縁膜によって被覆され、
前記接続端部は前記積層膜の下層の導電膜で形成されて
いることを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記積層膜を構成する
最上層の導電膜は、前記走査信号電極の外部との接続端
部から0.1cm 以上離れた位置に存在することを特徴と
する液晶表示装置。 - 【請求項3】請求項1および2において、前記積層膜を
構成する各導電膜の側面は一部分を除いて前記積層膜を
構成する各金属を母材とする絶縁膜によって被覆されて
なることを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項4】請求項1および2において、前記積層膜を
構成する各導電膜の線幅は全て略等しいことを特徴とす
る液晶表示装置。 - 【請求項5】請求項1および2において、前記積層膜を
構成する導電膜のうちの1つはAl膜、またはAlを成
分として含有する合金膜であることを特徴とする液晶表
示装置。 - 【請求項6】請求項5において、前記Al膜、またはA
lを成分として含有する合金膜は、前記積層膜を構成す
る最上層の導電膜であることを特徴とする液晶表示装
置。 - 【請求項7】請求項1および2において、前記積層膜を
構成する導電膜のうちの1つはTa,Ti,Mo,Wの
各金属膜、またはこれらの金属を成分とする合金膜であ
ることを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項8】請求項7において、前記Ta,Ti,M
o,Wの各金属膜、またはこれらの金属を成分とする合
金膜は、前記積層膜を構成する最下層の導電膜であるこ
とを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項9】請求項5において、前記Al膜、またはA
lを成分として含有する合金膜の下層には前記Ta,T
i,Mo,Wの各金属膜、またはこれらの金属を成分と
する合金膜が存在することを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項10】請求項5において、前記Al膜、または
Alを成分として含有する合金膜の上層および下層には
前記Ta,Ti,Mo,Wの各金属膜、またはこれらの
金属を成分とする合金膜が存在することを特徴とする液
晶表示装置。 - 【請求項11】請求項3において、前記積層膜を構成す
る各金属を母材とする各絶縁膜は薄膜トランジスタのゲ
ート絶縁膜の一部として用いられることを特徴とする液
晶表示装置。 - 【請求項12】請求項3において、前記積層膜を構成す
る各金属を母材とする各絶縁膜は金属の酸化膜または窒
化膜であることを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項13】請求項11において、前記薄膜トランジ
スタを構成する半導体膜とゲート絶縁膜は同一の平面形
状であることを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項14】請求項11において、前記薄膜トランジ
スタを構成する半導体膜とゲート絶縁膜は前記走査信号
電極の一部のみを被覆することを特徴とする液晶表示装
置。 - 【請求項15】絶縁基板上に形成した走査信号電極と、
前記走査信号電極上に形成された薄膜トランジスタのゲ
ート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に形成され、前記ゲ
ート絶縁膜と同一の平面形状を有する半導体膜と、前記
走査信号電極に交差するように形成された映像信号電極
と、前記薄膜トランジスタに接続された画素電極とから
なり、前記画素電極によって液晶を駆動する液晶表示装
置において、前記半導体膜のうち、前記薄膜トランジス
タのソース,ドレインの金属電極と接触する領域にはn
型またはp型のいずれかの不純物の一方のみが導入さ
れ、チャネル部にはn型およびp型の両方の不純物が導
入されていることを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項16】請求項15において、前記半導体膜は膜
厚60nm以下の水素化非晶質Si,水素化非晶質Si
Ge,水素化非晶質Geのいずれかで構成されているこ
とを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項17】請求項15において、前記n型およびp
型不純物の濃度は半導体膜の表面で1021ATOMS/
cm3 以上,半導体膜とゲート絶縁膜の界面で1019ATOM
S/cm3 以下であることを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項18】絶縁基板上に形成した走査信号電極と、
前記走査信号電極に交差するように形成された映像信号
電極と、前記走査信号電極と前記映像信号電極の交差点
付近に形成された薄膜トランジスタと、前記薄膜トラン
ジスタに接続された画素電極および付加容量と、前記各
構成要素を被覆するように形成された保護膜とからな
り、前記画素電極によって液晶を駆動する液晶表示装置
において、前記薄膜トランジスタのソース電極および前
記映像信号電極は、透明電極と前記透明電極上に形成し
た金属電極で構成し、前記走査信号電極と前記透明電極
および透明電極上に形成した金属電極とにより付加容量
を構成したことを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項19】請求項18において、前記付加容量を構
成する透明電極と透明電極上に形成した金属電極は前記
画素電極の一部であることを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項20】請求項19において、前記付加容量を構
成する透明電極のパターン端と透明電極上に形成した金
属電極のパターン端は、少なくとも一部において一致す
ることを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項21】請求項19において、前記透明電極およ
び透明電極上に形成した金属電極は走査信号電極の上層
に存在することを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項22】請求項20において、前記付加容量を構
成する透明電極上に形成した金属電極のパターンは前記
走査信号電極のパターンによって作られる段差を乗り越
えるように形成されていることを特徴とする液晶表示装
置。 - 【請求項23】請求項19において、前記保護膜は画素
電極内の一部において除去され、かつ前記保護膜が除去
された領域内には透明電極上の金属電極が存在しないこ
とを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項24】請求項19において、前記保護膜は画素
電極内の一部および画素電極外の一部の領域で除去さ
れ、かつ前記保護膜が除去された領域内には透明電極上
の金属電極が存在しないことを特徴とする液晶表示装
置。 - 【請求項25】請求項23および24において、前記保
護膜が除去された領域内に付加容量の一部が形成されて
いることを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項26】以下の工程を含むことを特徴とする液晶
表示装置の製造方法。 (1) 絶縁基板上に2層以上の導電膜を順次積層し、所
定のパターンに加工して走査信号電極パターンを形成す
る工程。 (2) 前記走査信号電極パターンの一部の表面及び側面
に2層以上の各々の導電膜を構成する材料を母材とする
絶縁膜を形成する工程。 (3) 前記絶縁膜をマスクとして、前記走査信号電極パ
ターンを構成する2層以上の導電膜の内、少なくとも最
上層の導電膜を除去する工程。 - 【請求項27】以下の工程を含むことを特徴とする液晶
表示装置の製造方法。 (1) 絶縁基板上に第1の導電膜を積層し、所定のパタ
ーンに加工して走査信号電極パターンを形成する工程。 (2) 前記第1の導電膜で形成した走査信号電極パター
ン上の一部に第2の導電膜をメッキにより形成する工
程。 (3) 前記走査信号電極パターンの一部の表面及び側面
に上記2層の導電膜を構成する材料を母材とする絶縁膜
を形成する工程。 - 【請求項28】請求項26〜27において、前記導電膜
を構成する材料を母材とする絶縁膜を陽極酸化法により
形成することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。 - 【請求項29】請求項26〜27において、前記導電膜
を構成する材料を母材とする絶縁膜をプラズマ酸化法ま
たはプラズマ窒化法により形成することを特徴とする液
晶表示装置の製造方法。 - 【請求項30】以下の工程を含むことを特徴とする液晶
表示装置の製造方法。 (1) 絶縁基板上に2層以上の導電膜を順次積層し、所
定のパターンに加工して走査信号電極パターンを形成す
る工程。 (2) 前記走査信号電極パターンの一部の表面及び側面
に2層以上の各々の導電膜を構成する材料を母材とする
絶縁膜を形成する工程。 (3) 前記絶縁膜をマスクとして、前記走査信号電極パ
ターンを構成する2層以上の導電膜の内、少なくとも最
上層の導電膜を除去する工程。 (4) 基板全面にゲート絶縁膜,半導体膜を形成する工
程。 (5) 上記半導体膜に5keV以下のエネルギーでリン
を含むイオンビームを照射して半導体膜中にリンを導入
する工程。 (6) 前記ゲート絶縁膜,半導体膜を同一パターンに加
工する工程。 (7) 導電膜を堆積して所定のパターンに加工し映像信
号電極及びソース電極を形成する工程。 (8) 前記映像信号電極及びソース電極のパターンをマ
スクとして半導体膜に5keV以下のエネルギーでボロ
ンを含むイオンビームを照射して半導体膜中にボロンを
導入する工程。 - 【請求項31】以下の工程を含むことを特徴とする液晶
表示装置の製造方法。 (1) 絶縁基板上に所定パターンの走査信号電極を形成
する工程。 (2) 基板全面にゲート絶縁膜及び半導体膜を順次形成
する工程。 (3) 前記半導体膜及びゲート絶縁膜をそれぞれ所定の
パターンに加工する工程。 (4) 基板全面に透明電極及び金属電極を順次形成する
工程。 (5) 前記透明電極及び金属電極を、映像信号電極、お
よび画素電極のパターンに加工する工程。 (6) 基板全面に保護絶縁膜を形成する工程。 (7) 前記保護絶縁膜を所定のパターンに加工する工
程。 (8) 前記保護絶縁膜パターンをマスクとして前記透明
電極上の金属電極を除去する工程。 - 【請求項32】以下の工程を含むことを特徴とする液晶
表示装置の製造方法。 (1) 絶縁基板上に所定パターンの走査信号電極を形成
する工程。 (2) 基板全面にゲート絶縁膜及び半導体膜を順次形成
する工程。 (3) 前記半導体膜及びゲート絶縁膜をそれぞれ所定の
パターンに加工する工程。 (4) 基板全面に透明電極及び金属電極を順次形成する
工程。 (5) 前記透明電極及び金属電極を、映像信号電極、お
よび画素電極のパターンに加工する工程。 (6) 基板全面に保護絶縁膜のパターンを形成する工
程。 (7) 前記保護絶縁膜パターンをマスクとして前記透明
電極上の金属電極を除去し、さらに前記保護絶縁膜のオ
ーバーハングを形成する工程。 (8) 熱処理により前記保護絶縁膜を変形させて前記透
明電極上の金属電極の側面を被覆する工程。 - 【請求項33】以下の工程を含むことを特徴とする液晶
表示装置の製造方法。 (1) 絶縁基板上に2層以上の導電膜を順次積層し、所
定のパターンに加工して走査信号電極パターンを形成す
る工程。 (2) 前記走査信号電極パターンの一部の表面及び側面
に2層以上の各々の導電膜を構成する材料を母材とする
絶縁膜を形成する工程。 (3) 前記絶縁膜をマスクとして、前記走査信号電極パ
ターンを構成する2層以上の導電膜の内、少なくとも最
上層の導電膜を除去する工程。 (4) 基板全面にゲート絶縁膜及び半導体膜を順次形成
する工程。 (5) 前記半導体膜及びゲート絶縁膜をそれぞれ所定の
パターンに加工する工程。 (6) 基板全面に透明電極及び金属電極を順次形成する
工程。 (7) 前記透明電極及び金属電極を、映像信号電極、お
よび画素電極のパターンに加工する工程。 (8) 基板全面に保護絶縁膜を形成する工程。 (9) 前記保護絶縁膜を所定のパターンに加工する工
程。 (10) 前記保護絶縁膜パターンをマスクとして前記透明
電極上の金属電極を除去する工程。 - 【請求項34】絶縁基板上に形成した走査信号電極と、
前記走査信号電極に交差するように形成された映像信号
電極と、前記走査信号電極と前記映像信号電極の交差点
付近に形成された薄膜トランジスタと、前記薄膜トラン
ジスタに接続された画素電極とからなり、前記画素電極
によって液晶を駆動する液晶表示装置において、前記走
査信号電極が少なくとも2種以上の導電膜の積層膜で形
成され、かつ前記走査信号電極の出力端子が前記積層膜
を構成する最下層の導電膜で構成されていることを特徴
とする液晶表示装置。 - 【請求項35】請求項34において、前記積層膜は上層
がAlで、さらに、下層がTa,Ti,Mo,Wのうち
の少なくとも1つを用いて形成されていることを特徴と
する液晶表示装置。 - 【請求項36】請求項35において、前記積層膜を構成
する最上層の面は最上層を形成する金属を母材とする絶
縁膜で被覆され、各導電膜の側面は一部分を除いて前記
積層膜を構成する各金属を母材とする絶縁膜によって被
覆されていることを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項37】外部入力部からの信号に基づいて演算処
理を行う演算手段と、前記演算手段で用いるデータ及び
演算処理結果を格納する記憶手段と、前記演算処理結果
及び入力信号を送信する送信手段,前記送信手段からの
信号に基づいて液晶表示部に送信する各種信号を生成す
るパネル制御手段,パネル制御手段からの信号に基づい
て液晶素子を駆動するTFTの走査信号電極にオンオフ
信号を送信する走査駆動回路と、液晶素子に映像信号電
極を介して映像信号を与える信号駆動回路、及び複数の
走査信号電極と複数の映像信号電極をマトリクス状に配
置し、各々の交差部に設けたTFTを有する液晶表示装
置とからなる情報処理装置において、前記液晶表示装置
は、前記走査信号電極が少なくとも2種以上の導電膜の
積層膜で形成され、かつ前記走査信号電極の出力端子が
前記積層膜を構成する最下層の導電膜で構成されている
ことを特徴とする情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9405792A JPH05289105A (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 液晶表示装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9405792A JPH05289105A (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 液晶表示装置およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05289105A true JPH05289105A (ja) | 1993-11-05 |
Family
ID=14099919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9405792A Pending JPH05289105A (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 液晶表示装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05289105A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1992
- 1992-04-14 JP JP9405792A patent/JPH05289105A/ja active Pending
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