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JPH05261869A - 視触覚感性転写箔 - Google Patents

視触覚感性転写箔

Info

Publication number
JPH05261869A
JPH05261869A JP4065060A JP6506092A JPH05261869A JP H05261869 A JPH05261869 A JP H05261869A JP 4065060 A JP4065060 A JP 4065060A JP 6506092 A JP6506092 A JP 6506092A JP H05261869 A JPH05261869 A JP H05261869A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
transfer foil
transfer
pattern
release layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4065060A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Shiina
義明 椎名
Kenjiro Kuroda
健二郎 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP4065060A priority Critical patent/JPH05261869A/ja
Publication of JPH05261869A publication Critical patent/JPH05261869A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】プラスチック表面に視覚的、触覚的にソフトな
表面と高精細な絵柄を同時に施すことが出来る転写箔を
提供する。 【構成】転写箔に於いて、ベースフィルムより剥離層、
絵柄層、接着層の構成で、剥離層に最大粒径75ミクロ
ン以下、平均粒径10ミクロン以上のアクリルまたはウ
レタンの無色透明の球状微粒子を含有することを特徴と
した転写箔。 【効果】剥離層に無色透明な球状微粒子を添加した転写
箔を使用することにより、プラスチック表面を視触覚的
にソフトにすることができ、剥離層と接着層間に絵柄印
刷を施すことにより、同時に絵柄も設けることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱転写絵付けに使用
する転写箔に関するものであり、被転写基材の表面を視
覚的、触覚的にソフトにし同時に絵柄をつけることを可
能にした転写箔に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、視触覚感性塗料はプラスチック基
材の表面をソフトな感じにするとき、用いられるが、通
常スプレー塗装されるのが主で、溶剤の乾燥に長時間を
要し、加工費も高く、なかなか採用されずらい状況であ
る。また、スプレー塗装のため単色しか表現できず、絵
柄を設けたい場合は予め被転写基材に絵柄を印刷してお
かなくてはならなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、スプレー塗
装で得られたと同じ視触覚的にソフトな表面を感熱転写
法によって得ることができ、同時に絵柄も設けることが
できる転写箔の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、感熱転写絵付けに使用する転写箔に於い
て、基体上に、少なくとも剥離層、絵柄層、接着層の構
成で、該剥離層に粒径範囲75ミクロン以下、平均粒子
径10ミクロン以上のウレタンまたは、アクリルの無色
透明球状微粒子を含有することを特徴とする視触覚感性
転写箔。また、実施態様としては、前記絵柄層と接着層
の間に隠蔽層を設けたものや、前記基体に、マット剤練
り込みフィルムまたは、サンドブラスト加工したフィル
ムを使用するもの、さらに、前記基体と剥離層の間にベ
ースフィルムより剥離しない離型層を設けたもの等が行
われる。
【0005】本発明を図1を用いて説明すれば、基体
(1)より剥離層(2)、絵柄層(3)、接着層(4)
を順次形成し転写箔(5)とする。
【0006】基体(1)は通常転写箔に使用するもので
よく、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンナ
フタレート、ポリエチレンテレフタレート等の厚み12
〜50ミクロン程度のシートを使用する。また、紙や合
成紙、紙に樹脂フィルムをコートしたもの等が使用可能
である。
【0007】剥離層(2)としては、適宜なビヒクルと
球状のアクリルまたはウレタンの最大粒径75 以下、
平均粒径10ミクロン以上で、無色透明の微粒子を使用
する。
【0008】ここで使用するビヒクルとしては、セルロ
ース誘導体、スチレン樹脂、スチレン共重合樹脂、アク
リル樹脂、メタクリル樹脂、ロジンエステル樹脂、ポリ
酢酸ビニル樹脂、ポリ塩化ビニル、塩ビ・酢ビ共重合
体、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ブチラール
樹脂、ポリアミド樹脂の1種又は2種以上のを用いる。
【0009】また、本発明において重要なポイントであ
るアクリル及びウレタン球状微粒子について説明する
と、アクリル微粒子を使用すると、ソフトでもドライな
風合いを表現することができ、ウレタン微粒子を使用す
ると、ウェットなソフト感を得ることが出来る。また、
粒径に関して説明すると、最大粒径が75ミクロン以上
のものを使用すると、塗工時に版目詰まり等の問題を起
こしうまく塗工できない。また、平均粒径は10ミクロ
ン以下だとソフトな手触り感が得られない。
【0010】絵柄層(3)としては、ビヒクルとして、
セルロース誘導体、スチレン樹脂、スチレン共重合樹
脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ロジンエステル樹
脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリ塩化ビニル、塩ビ・酢ビ
共重合体、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ブチ
ラール樹脂、ポリアミド樹脂の1種又は2種以上を用い
る。他に色剤を含む。通常グラビア印刷法により諧調性
のある絵柄を印刷することが可能である。
【0011】接着層(4)としてはセルロース誘導体、
スチレン樹脂、スチレン共重合樹脂、アクリル樹脂、メ
タクリル樹脂、ロジンエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹
脂、ポリ塩化ビニル、塩ビ・酢ビ共重合体、ポリエステ
ル樹脂、ポリウレタン樹脂、ブチラール樹脂、ポリアミ
ド樹脂の1種又は2種以上をビヒクルとして用い、他に
色剤等を含む場合もある。
【0012】また、図2のように絵柄層(3)と接着層
(4)との間に隠蔽層(6)を被転写基材の表面色を隠
すために設けることがある。この隠蔽層の構成として
は、白インキ単層、白インキ層・蒸着層・白インキ層の
3層構成、白インキ層・蒸着層の2層構成、白インキ層
・黒インキ層・白インキ層の3層構成、白インキ層・黒
インキ層の2層構成、蒸着層単層である。白インキ層、
黒インキ層のビヒクルとしてはセルロース誘導体、スチ
レン樹脂、スチレン共重合樹脂、アクリル樹脂、メタク
リル樹脂、ロジンエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、
ポリ塩化ビニル、塩ビ・酢ビ共重合体、ポリエステル樹
脂、ポリウレタン樹脂、ブチラール樹脂、ポリアミド樹
脂の1種又は2種以上のを用いる。蒸着層としては、ア
ルミニウム、銅、クロム、錫等の金属を用いる。
【0013】基体と剥離層の間に図3のように離型層
(7)を設ける場合がある。その使用樹脂としては、エ
ポキシ樹脂、メラミン樹脂、アクリルポリオール、ウレ
タン樹脂の1種または2種以上を硬化させたものを使用
する。これは、基材より剥離が重い場合にこの方法をと
る。また、よりソフト感を上げるために表面をマットに
するためにシリカ等の微粒子等を入れることがある。
【0014】また、表面をマットにする他の方法とし
て、マット剤練り込みベースフィルムを使用したり、サ
ンドブラスト加工したフィルム基材を使用する方法があ
る。
【0015】
【作用】球状の微粒子を剥離層に混入した転写箔を使用
することにより、転写時に微粒子が表面に頭を出すこと
により、また、表面のあれた基材を使用することによ
り、さらに視触覚的にソフトな表面を得ることができ
る。また、無色透明の微粒子を使用することにより、同
時に絵柄を得ることができる。
【0016】
【実施例】厚さ25ミクロンのポリエステルフィルムに
(表1)の組成物を20ミクロン、(表2)、(表
3)、(表4)の組成物を絵柄で、(表5)の組成物を
2ミクロン順次積層して、図1の構成の転写箔を作成し
た。この転写箔をロール転写機にて、温度220℃でポ
リスチレン被転写基材に転写したところ、被転写基材に
視触覚的にソフトな表面と高精細の絵柄を得る事ができ
た。
【0017】次に、厚さ25ミクロンのポリエステルフ
ィルムに(表3)の組成物を1ミクロン、(表1)の組
成物を20ミクロン、(表2)、(表3)、(表4)の
組成物を絵柄で3色、(表6)組成物を8ミクロン、
(表5)の組成物を2ミクロン順次積層して図2の構成
の転写箔を作成した。この転写箔をロール転写機にて温
度220℃でポリスチレン被転写基材に転写したところ
被転写基材に視触覚的にソフトな表面と高精細な絵柄を
得る事ができた。
【0018】次に、厚さ25ミクロンのポリエステルフ
ィルムに(表7)の組成物を1ミクロン、(表1)の組
成物を20ミクロン、(表2)、(表3)、(表4)の
組成物を絵柄で3色、(表5)の組成物を2ミクロン順
次積層して図3の構成の転写箔を作成した。この転写箔
をロール転写機にて温度220℃でポリスチレン被転写
基材に転写したところ、被転写基材に視触覚的にソフト
な表面と高精細な絵柄を得る事ができた。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【表3】
【0022】
【表4】
【0023】
【表5】
【0024】
【表6】
【0025】
【表7】
【0026】
【発明の効果】本発明の転写箔を用いれば、プラスチッ
ク表面に視覚的、触覚的にソフトな表面と高精細な絵柄
を同時に設けることができる。視触覚感性塗料を用いて
プラスチック基体の表面をソフトな感じにするのと比較
して、短時間で転写でき、加工費も安くでき、品質もよ
いものができる。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す模式断面説明図であ
る。
【図2】本発明の別の実施例を示す模式断面説明図であ
る。
【図3】本発明のさらに別の実施例を示す断面説明図で
ある。
【符号の説明】
1…基体 2…剥離層 3…絵柄層 4…接着層 5…
転写箔 6…隠蔽層 7…離型層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B44C 1/17 E 9134−3K 7/06 E 9134−3K

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感熱転写絵付けに使用する転写箔に於い
    て、基体上に、少なくとも剥離層、絵柄層、接着層の構
    成で、該剥離層に粒径範囲75ミクロン以下、平均粒子
    径10ミクロン以上のウレタンまたは、アクリルの無色
    透明球状微粒子を含有することを特徴とする視触覚感性
    転写箔。
  2. 【請求項2】前記絵柄層と接着層の間に隠蔽層を設けた
    ことを特徴とする請求項1の視触覚感性転写箔。
  3. 【請求項3】前記基体に、マット剤練り込みフィルムま
    たは、サンドブラスト加工したフィルムを使用すること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の転写箔。
  4. 【請求項4】前記基体と剥離層の間にベースフィルムよ
    り剥離しない離型層を設けたことを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の転写箔。
JP4065060A 1992-03-23 1992-03-23 視触覚感性転写箔 Pending JPH05261869A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4065060A JPH05261869A (ja) 1992-03-23 1992-03-23 視触覚感性転写箔

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JPH05261869A true JPH05261869A (ja) 1993-10-12

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JP (1) JPH05261869A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008087268A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Dainippon Printing Co Ltd 射出成形同時加飾用加飾シート
US20160153109A1 (en) * 2014-11-28 2016-06-02 Htc Corporation Casing of electronic device and manufacturing method thereof

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JP2008087268A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Dainippon Printing Co Ltd 射出成形同時加飾用加飾シート
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