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JPH05266243A - 情報メディアと情報メディア読取装置 - Google Patents

情報メディアと情報メディア読取装置

Info

Publication number
JPH05266243A
JPH05266243A JP3338053A JP33805391A JPH05266243A JP H05266243 A JPH05266243 A JP H05266243A JP 3338053 A JP3338053 A JP 3338053A JP 33805391 A JP33805391 A JP 33805391A JP H05266243 A JPH05266243 A JP H05266243A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
hologram
pattern
information medium
recorded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3338053A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Ueno
和夫 上野
Tsutomu Hamada
力 浜田
Takashi Fujii
喬 藤井
Yoshihisa Takase
喜久 高瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3338053A priority Critical patent/JPH05266243A/ja
Publication of JPH05266243A publication Critical patent/JPH05266243A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Holo Graphy (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 偽造、改造、データー改ざんを防止する必要
がある重要書類の真疑を判定するためホログラムを利用
して書きこまれた判定用キーコードを高い判定精度で読
み出す情報メディア読取装置を提供する。 【構成】 情報を記録したホログラム6からその情報を
再生するコヒーレントな再生光50をホログラム6に照
射する再生用照明光発生手段49と、再生光50がホロ
グラム6から反射した回折光51が結像する再生像から
情報パターンを検出するホログラム像検出器38とを有
する。情報パターンを検出する情報メディア読取装置に
おいて、再生用発生手段49が照射する再生光50が、
照射光軸と垂直方向の断面が楕円形状に偏平であり、且
つ偏平の長径方向が、読取装置内でのエンボスホログラ
ム6を有する情報メディア11の移動方向に垂直である
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレジットカード、バ
ンクカード、プリペイドカード、ICカード、メモリカ
ード、身分証明書、小切手、通帳、株券、約束手形、車
券、馬券、乗車券、回数券、定期券、その他偽造、改
造、複写、データ改ざんを防止する必要がある重要書類
・情報メディアの真偽を判定するシステムに関し、特
に、これら重要書類・情報メディアの判別用キーコード
をホログラムを利用して書込んだ情報メディアとこのキ
ーコードをホログラムを利用して読み出す情報メディア
読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、重要書類等の情報メディアには、
偽造、変造、複写される危険があり、その対策として、
例えば、特願平3−112971号に記載のように、ホ
ログラム技術を利用したものが種々工夫されている。
【0003】従来技術と本発明の実施例を説明する前
に、ホログラム技術を利用した情報メディアとその読取
装置について説明する。
【0004】キーコードの構成とそのキーコードを使用
した情報メディアの作成方法とその情報メディアの読取
り方法を図11〜図16に基づいて説明する。
【0005】先ず、図11(a)に示すように、キーコ
ードにする情報を、例えば、数字の組合せ1として、1
3262を設定する。
【0006】図11(b)に示すように、数字の組合せ
1を1、3、2、6、2の情報要素2に分割する。
【0007】図11(b)の情報要素2を、図12の情
報要素と情報要素基本コード対照表に基づいて、図11
(c)に示す情報要素基本コード3(バーコード)に変
換する。
【0008】情報要素基本コード3を、図11(d)に
示すように、キーコードになるべき情報パターン4に構
成する。この場合、キーコードの情報パターン4の始端
と終端に夫々START、STOP情報要素基本コード
を付ける。
【0009】情報パターン4を、図13に示すフレネル
ホログラム作成装置によって、図11(e)に示すフレ
ネルホログラムに記録する。
【0010】図13において、先ず、情報パターン4
を、写真フイルムのような透明なコード原版12に転写
する。図13のフレネルホログラム作成装置の所定位置
にホログラム記録材料13を設置し、このホログラム記
録材料13から所定の垂直距離aを隔てた位置にコード
原版12をホログラム記録材料13に平行に設置する。
【0011】図13に示すレーザ照射手段14からのコ
ヒーレントな光であるレーザビーム14′(He−Ne
レーザビーム波長632.8nm)をハーフミラー15
で物体光16と参照光17とに分ける。物体光16は反
射ミラー18で反射し、レンズ19で直径を拡大した平
行レーザビームになり、位相板20を通ってホログラム
に適するように均一に拡散されてコード原版12を通っ
てホログラム記録材料13に照射される。参照光17は
反射ミラー18で反射されて或る角度の偏向角θr だけ
物体光16に対して偏向し、レンズ19で直径を拡大し
た平行レーザビームになってホログラム記録材料13に
照射される。物体光16と参照光17とをホログラム記
録材料13上に重ねて照射することによって、このホロ
グラム記録材料13に光の干渉によりコード原版12の
情報パターン4に対応した干渉縞(ホログラムパター
ン)5{図11(e)参照}が記録される。
【0012】このようにして得られたホログラム記録材
料13上の干渉縞(ホログラムパターン)5を、図14
に示す手順で、エンボスホログラム6に変更して、図1
1(f)に示すように、ホログラムキーコードとして情
報メディア11の塩化ビニールカード10に転写する。
図11(f)において、塩化ビニールカード10には、
磁気ストライブ7、イメージホログラム8、エンボス記
号9が設けられている。
【0013】次に、図14に基づいて、ホログラムパタ
ーン5をエンボスホログラム6に複写し、情報メディア
11に転写する方法を説明する。
【0014】図14(a)において、前記ホログラム記
録材料13上にホログラムパターン5が記録されたホロ
グラムパターン記録板21のホログラムパターン形成側
にフォトレジスト22を密着させ、ホログラムパターン
形成側の反対側からアルゴンレーザビーム発生器23か
らのレーザビーム23′(波長488nm)をレンズ1
9を通してビーム直径を拡大した平行光として照射して
規定の処理をすると、図14(b)に示すような表面レ
リーフ型ホログラム24ができる。
【0015】図14(c)に示すように、表面レリーフ
型ホログラム24にAu、Ag等の金属蒸着層25を蒸
着して導電性を付加した後、図14(d)に示すよう
に、前記の蒸着金属上にニッケルメッキ26を施し、図
14(e)に示すように、ニッケルメッキ26を剥離し
て金型27とする。
【0016】金型27を使用して熱可塑性樹脂等を熱プ
レスすると、図14(g)に示すように、前記表面レリ
ーフ型ホログラム24の複製であるホログラム成形層2
8が得られる。
【0017】図14(g)に示すように、前記ホログラ
ム成形層28のホログラム面にアルミニウム等の金属を
蒸着層29として蒸着し、この蒸着層29の上に接着材
層30を、反対側には剥離層31、基材32を形成す
る。これがエンボスホログラムシール33である。
【0018】図14(h)に示すように、エンボスホロ
グラムシール33の接着材層30を塩化ビニールカード
10上に接着して、基材32を剥離すると、情報パター
ン4に対応したホログラムパターン5が記録されたエン
ボスホログラム6が形成された情報メディア11ができ
る。この場合、エンボスホログラム6は接着材層30と
剥離層31を含めても数μmの厚さなので、塩化ビニー
ルカード10の表面は殆ど同一面に形成できる。
【0019】図15に基づいて、情報パターン4に対応
したホログラムパターン5が記録されたエンボスホログ
ラム6から情報パターン4を再生する情報読取装置を説
明する。
【0020】図15において、先ず、情報メディア挿入
口41から情報メディア11を挿入し、送りローラ4
3、44で情報メディア11を送る。この情報メディア
11のエンボスホログラム6が所定の位置を通過すると
きに、半導体レーザのようなコヒーレントな光を発生す
る再生用照明光発生手段34からの再生光36が、レン
ズ35によってビームの直径を拡大されてエンボスホロ
グラム6の垂直線に対して或る角度θC だけ偏向して、
この情報メディア11のエンボスホログラム6に照射さ
れる。このようにすると、エンボスホログラム6から垂
直方向に反射される回折光37が、エンボスホログラム
6が記録する情報パターン4の再生像を、エンボスホロ
グラム6の垂直線上bの距離に再生する{この場合、図
13に示す物体光16と参照光17の波長λO と、物体
光16と参照光17とのなす角度θr と、図15に示す
再生光36の波長λC と、再生光36とエンボスホログ
ラム6から垂直方向に反射される回折光37とのなす角
度θC とは、次の関係がある。sinθC =±λC /λ
O sinθr 又、再生像からエンボスホログラム6まで
の距離bと、エンボスホログラム6を撮影したときのコ
ード原版12とホログラム記録材料13との距離aと
は、次の関係がある。b=(λO /λC )×a}。従っ
て、この位置に、ホログラム像検出器38(例えば、フ
ォトダイオード等のように光信号を電気信号に変換する
光電素子を多数組み合わせて構成される光検出器)を配
設すれば、情報パターン4が得られ、増幅部・波形整形
部39、複号部40を経て、情報パターン4が、情報要
素基本コード3に分割され、情報要素基本コード3が情
報要素2に戻り、情報要素2から情報1が得られる(図
11参照)。
【0021】従来例の情報メディア読取装置の動作を図
15〜図17に基づいて説明する。
【0022】図15に示される情報メディア11のエン
ボスホログラム6に、再生用照明光発生手段34からの
再生光36が照射され、エンボスホログラム6からの回
折光37がホログラム像検出器38の位置に再生像を形
成する部分を拡大したものが、図16である。
【0023】図16の移動47に示すように、波長λC
の再生光36がエンボスホログラム6に照射されると、
エンボスホログラム6のH1・・・・Hn・・・・・・
Hn+1の移動47と共に、エンボスホログラム6から
反射する回折光37が、R1・・・・Rn・・・・Rn
+1のように移動する情報パターン4であるバーコード
像48をホログラム像検出器38上に結像し、増幅部・
波形整形部39、複号部40を経て、情報パターン4
が、情報要素基本コード3に分割され、情報要素基本コ
ード3が情報要素2に戻り、情報要素2から情報1が得
られる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来例
では、図16において、R1、Rn+1に示すバーコー
ド端部検出時に、情報メディア11上のエンボスホログ
ラム6の移動47を上方から見た移動49のH1、Hn
+1に示すように、情報メディア11の移動方向に垂直
に照射した円形の再生光36の直径がエンボスホログラ
ム6内に入っても、照射した円形の再生光36の一部が
エンボスホログラム6からはみ出した位置に照射され、
このはみ出した位置にはホログラムがないので、このは
み出した位置からは回折光37が発生せず、この分だけ
バーコード像48の出力が低下する。
【0025】図17に、横軸にバーコード像48の検出
位置、縦軸にホログラム像検出器38の出力を示す。従
来例では、図17に示すように、バーコード端部検出時
に、バーコード像48の端部の出力が低下するので、検
出されるバーコード像48の両端部に歪みが生じ、バー
コード像48の存在の有無や太さを良好な状態で検出で
きないという問題点を有していた。
【0026】本発明は、上記の問題点を解決して、バー
コードのような情報パターンの再生像の出力を全長にわ
たって均一化し、バーコードのような情報パターンを良
好な状態で正確に検出できる情報メディアと情報メディ
ア読取装置を提供することを課題としている。
【0027】
【課題を解決するための手段】本願第1発明の情報メデ
ィア読取装置は、上記の課題を解決するために、情報パ
ターンを記録したホログラムからその情報パターンを再
生するコヒーレントな再生光をホログラムに照射する再
生用照明光発生手段と、この再生光がホログラムから反
射した光である回折光が結像するホログラム再生像から
前記情報パターンを検出するホログラム像検出器とを有
し、情報要素基本コードを組み合わせて任意の情報を表
す前記情報パターンのフレネルホログラムをエンボスホ
ログラムとして有する情報メディアのエンボスホログラ
ムからそのエンボスホログラムが記録する前記情報パタ
ーンを検出する情報メディア読取装置において、再生用
照明光発生手段が照射するコヒーレントな再生光が、そ
の照射光軸と垂直方向の断面が楕円形状に偏平であり、
且つ、偏平の長径方向が、情報メディア読取装置内での
前記エンボスホログラムを有する情報メディアの移動方
向に垂直であることを特徴とする。
【0028】又、本願第1発明の情報メディア読取装置
は、上記の課題を解決するために、バーコードの情報パ
ターンを記録したホログラムを有する情報メディアから
その情報パターンを読み取ることが好適である。
【0029】本願第2発明の情報メディアは、上記の課
題を解決するために、任意の情報を数字、文字、記号等
からなる情報要素に分解し、分解した各情報要素を情報
要素基本コードに変換し、この情報要素基本コードを組
み合わせて情報パターンを形成し、この情報パターンを
フレネルホログラムに記録し、このフレネルホログラム
が記録した情報パターンをキーコードとして使用するた
めに、このフレネルホログラムを書き込んだ情報メディ
アにおいて、前記キーコードの情報パターンをフレネル
ホログラムに記録する際に、このキーコードの情報パタ
ーンの端部にこのキーコード以外のパターンを付加して
記録することを特徴とする。
【0030】本願第3発明の情報メディアは、上記の課
題を解決するために、任意の情報を数字、文字、記号等
からなる情報要素に分解し、分解した各情報要素を情報
要素基本コードに変換し、この情報要素基本コードを組
み合わせて情報パターンを形成し、この情報パターンを
フレネルホログラムに記録し、このフレネルホログラム
が記録した情報パターンをキーコードとして使用するた
めに、このフレネルホログラムを書き込んだ情報メディ
アにおいて、前記キーコードの情報パターンをフレネル
ホログラムに記録する際に、このキーコードの情報パタ
ーンの両端にパターンがないブランク部分があるコード
原版を使用してフレネルホログラムに記録し、このキー
コードの情報パターンに対応するフレネルホログラム部
分の端部にパターンが無いフレネルホログラム部分が付
加されていることを特徴とする。
【0031】又、本願第2、第3発明の情報メディア
は、上記の課題を解決するために、情報パターンがバー
コードであることが好適である。
【0032】
【作用】本願第1発明の情報メディア読取装置は、再生
用照明光発生手段が照射するコヒーレントな再生光が、
その照射光軸と垂直方向の断面が楕円形状に偏平であ
り、且つ、偏平の長径方向が、情報メディア読取装置内
での前記エンボスホログラムを有する情報メディアの移
動方向に垂直であることによって、偏平な再生光の長径
方向がエンボスホログラムの端縁に平行に照射されるの
で、この再生光の長径がエンボスホログラムの端部内に
入ると共に、この再生光の殆ど全部がエンボスホログラ
ムの端部内に入ることになり、従来例での、エンボスホ
ログラム端部での情報パターンの再生像の出力低下問題
を解決できる。情報パターンがバーコードであると、こ
の効果は顕著になる。
【0033】本願第2発明の情報メディアでは、キーコ
ードの情報パターンをフレネルホログラムに記録する際
に、このキーコードの情報パターンの端部にキーコード
以外のパターンを付加して記録し、又、本願第3発明の
情報メディアでは、キーコードの情報パターンをフレネ
ルホログラムに記録する際に、このキーコードの情報パ
ターンの端部にパターンがないブランク部分を付加して
フレネルホログラムに記録し、これをエンボスホログラ
ムにしているので、円形の再生光を使用しても、再生光
がキーコードに対応する部分のエンボスホログラムの端
部を照射する場合に、このエンボスホログラム部分の端
部からはみ出した再生光が、付加されたエンボスホログ
ラム部分に照射されて回折光として反射し、従来例で
の、エンボスホログラム端部からはみ出した再生光が回
折光として反射されず、情報パターンの再生像の出力が
低下するという問題点を解決できる。情報パターンがバ
ーコードであると、この効果は顕著になる。
【0034】
【実施例】本願第1発明の情報メディア読取装置の一実
施例の構成及び動作を図1〜図3及び図11〜図15に
基づいて説明する。
【0035】本実施例では、図14(g)に示すキーコ
ードの情報パターン4(バーコード)を記録したエンボ
スホログラムシール33をエンボスホログラム6として
付けた従来例と同じ情報メディア11{図11(f)参
照}を使用する。
【0036】図1において、先ず、情報メディア挿入口
41から情報メディア11を挿入し、送りローラ43、
44で情報メディア11を送る。この情報メディア11
のエンボスホログラム6が所定の位置を通過するとき
に、半導体レーザのようなコヒーレントな光を発生する
再生用照明光発生手段49からの再生光50(この再生
用照明光発生手段49からの再生光50は、その照射光
軸と垂直方向の断面が楕円形状に偏平であり、且つ、偏
平の長径方向が、情報メディア読取装置内での前記エン
ボスホログラム6を有する情報メディア11の移動方向
に垂直である)が、レンズ35によってビームの直径を
拡大されてエンボスホログラム6の垂直線に対して或る
角度θC だけ偏向して、この情報メディア11のエンボ
スホログラム6に照射される。このようにすると、エン
ボスホログラム6から垂直方向に反射される回折光51
が、エンボスホログラム6に記録されている図13のコ
ード原版12上の情報パターン4を再生して、エンボス
ホログラム6の垂直線上bの距離に再生像として結像す
る{この場合、図13の物体光16と参照光17の波長
λO と、物体光16と参照光17とのなす角度θr と、
図15の再生光36の波長λC と、再生光36とエンボ
スホログラム6から垂直方向に反射される回折光37と
のなす角度θC とは、次の関係がある。sinθC =±
λC /λO sinθr 又、再生像からエンボスホログラ
ム6までの距離bと、エンボスホログラム6を撮影した
ときのコード原版12とホログラム記録材料13との距
離aとは、次の関係がある。b=(λO /λC )×
a}。従って、この位置に、ホログラム像検出器38
(例えば、フォトダイオード等のように光信号を電気信
号に変換する光電素子を多数組み合わせて構成される光
検出器)を配設すれば、情報パターン4が得られ、増幅
部・波形整形部39、複号部40を経て、情報パターン
4が、情報要素基本コード3に分割され、情報要素基本
コード3が情報要素2に戻り、情報要素2から情報1が
得られる。
【0037】本実施例と従来例との相違点は、前述のよ
うに、本実施例の再生用照明光発生手段49からの再生
光50は、その照射光軸と垂直方向の断面が楕円形状に
偏平であり、且つ、偏平の長径方向が、情報メディア読
取装置内での情報メディア11の移動方向に垂直である
ことである。
【0038】この再生光50が、情報メディア読取装置
内を移動する情報メディア11のエンボスホログラム6
に照射され、エンボスホログラム6で反射した回折光5
1が再生像である情報パターン4をホログラム像検出器
38に結像する部分を拡大した図2に示すように、エン
ボスホログラム6のH1・・・・Hn・・・・・・Hn
+1の移動52と共にR1・・・・Rn・・・・Rn+
1のように移動する情報パターン4を再生したバーコー
ド像53が得られ、増幅部・波形整形部39、複号部4
0を経て、情報パターン4が、情報要素基本コード3に
分割され、情報要素基本コード3が情報要素2に戻り、
情報要素2から情報1が得られるが、情報メディア11
上のエンボスホログラム6の移動52を上方から見た移
動54のH1、Hn+1に示すように、照射した再生光
50は、その照射光軸と垂直方向の断面が楕円形状に偏
平であり、且つ、偏平の長径方向が、情報メディア読取
装置内での情報メディア11の移動方向に垂直であるの
で、エンボスホログラム6の端部を照射する場合に、こ
の再生光50の長径がエンボスホログラム6の端部内に
入ると共に、この再生光50の殆ど全部がエンボスホロ
グラム6の端部内に入ることになり、従来例で、図16
に示すように、エンボスホログラムの端部を再生光36
が照射する際に、再生光36の一部分がエンボスホログ
ラムの端部からはみ出して、情報パターンの再生像の出
力が低下するという問題点があるのを解決でき、バーコ
ードの情報パターン4を再生したバーコード像53の出
力がバーコード像全長にわたって均一化され、図3に示
すように、バーコード像検出位置のどの部分を採っても
ホログラム像検出器出力が均一になる。
【0039】第1発明の実施例では、再生用照明光発生
手段49からの再生光50の断面を偏平にし、且つ、偏
平の長径方向が、情報メディア読取装置内での情報メデ
ィア11の移動方向に垂直になるように、再生用照明光
発生手段49を配設したが、再生用照明光発生手段から
の再生光の断面を円形にし、再生光がエンボスホログラ
ムに当たる手前に、楕円形の孔を設けても良い。
【0040】本願第2発明の情報メディアの一実施例の
構成及び動作を図4〜図6及び図11〜図15に基づい
て説明する。
【0041】先ず、本実施例の情報メディアの作成手順
を図4と図11〜図15に基づいて説明する。
【0042】図4に示す本実施例の情報メディアの作成
手順が、従来例の情報メディアの作成手順図11と相違
するのは、図4(d)に示す部分だけで、この図4
(d)に示すように、情報パターン57を作成する際
に、図4(c)の情報要素基本コード3に対応しない、
即ち、キーコードでないバーコード部分55を、キーコ
ードに対応するキーコード部分56の両端部に付加して
情報パターン57とすることである。
【0043】この情報パターン57以外は従来例と同様
であり、この情報パターン57を使用し図13のフレネ
ルホログラム作成装置によって図4(e)のフレネルホ
ログラム58を作成し、このフレネルホログラム58を
使用し図14の手順で図4(f)のエンボスホログラム
59を作成し、このエンボスホログラム59を転写して
本実施例の情報メディア60を作成する。詳細は従来例
の説明と同様なので省略する。
【0044】次に、本実施例の情報メディア60のエン
ボスホログラム59の読取りを図5、図6と図15に基
づいて説明する。
【0045】本実施例の情報メディア60のエンボスホ
ログラム59の読取りには、図15に示す従来例の情報
メディアの読取装置と同じものを使用する。
【0046】本実施例の情報メディア60の場合には、
図15において、情報メディア読取装置内を移動する本
実施例の情報メディア60のエンボスホログラム59
が、図15の情報メディア11のエンボスホログラム6
の位置にあるときに、情報メディアの読取装置の再生光
36が、本実施例の情報メディア60のエンボスホログ
ラム59に照射され、エンボスホログラム59で反射し
た回折光37が再生像である情報パターン4をホログラ
ム像検出器38に結像する。
【0047】図5は、この部分を拡大したもので、本実
施例の情報メディア60のエンボスホログラム59のH
1・・・・Hn・・・・・・Hn+1の移動61と共に
R1・・・・Rn・・・・Rn+1のように移動する情
報パターン4を再生したバーコード像62が得られ、増
幅部・波形整形部39、複号部40を経て、情報パター
ン4が、情報要素基本コード3に分割され、情報要素基
本コード3が情報要素2に戻り、情報要素2から情報1
が得られる。
【0048】そして、本実施例の情報メディア60のエ
ンボスホログラム59の場合には、図5に示すように、
情報メディア60上のエンボスホログラム59の移動6
1を上方から見た移動63のH1、Hn+1に示すよう
に、照射した円形の再生光36の直径が、エンボスホロ
グラム59の図4のキーコード部分56に入った時点で
は、円形の再生光36が図4のキーコード部分56から
はみ出した部分も、エンボスホログラム59の情報パタ
ーンではないバーコード部分55を照射しているので、
情報パターン4を再生したバーコード像62の出力がバ
ーコード像全長にわたって均一化される。図6に示すよ
うに、情報パターンではないバーコード部分55の出力
は、従来例の情報パターンの端部と同様に低下するが、
キーコード部分56については、バーコード像検出位置
のどの部分を採ってもホログラム像検出器出力が均一に
なる。
【0049】本願第3発明の情報メディアの一実施例の
構成及び動作を図7〜図10及び図11〜図15に基づ
いて説明する。
【0050】先ず、本実施例の情報メディアの作成手順
を図7、図8と図11〜図15に基づいて説明する。
【0051】本実施例の情報メディア作成手順が従来例
と相違するのは、キーコードの情報パターン4をフレネ
ルホログラムに記録する際に、図8(d)に示すよう
に、キーコード部分65の端部にブランク部分64を付
加して情報パターン66を構成し、この情報パターン6
6のコード原版67を使用して、図7に示すフレネルホ
ログラム作成装置によって、パターンが無いフレネルホ
ログラム部分を端部に付加したフレネルホログラム69
を作成していることである。
【0052】図7において、図13と異なるのは、図1
3の位相板20をコード原版67に対応する長さの長位
相板67に変更し、この長位相板67の長さに対応し
て、レンズ19の直径を大きくして、物体光16と参照
光17のビーム径を大きくし、図13のホログラム記録
材料13に、コード原版67に対応する長さの長記録材
料68を使用していることである。
【0053】この情報パターン66を使用する以外は従
来例と同様であり、この情報パターン66を使用し図7
のフレネルホログラム作成装置によって図8(e)のフ
レネルホログラム69を作成し、このフレネルホログラ
ム69を使用し図14の手順で図8(f)のエンボスホ
ログラム70を作成し、このエンボスホログラム70を
転写して本実施例の情報メディア71を作成する。この
操作の詳細は従来例の説明と同様なので省略する。
【0054】次に、本実施例の情報メディア71のエン
ボスホログラム70の読取りを図9、図10と図15に
基づいて説明する。
【0055】本実施例の情報メディア71のエンボスホ
ログラム70の読取りには、図15に示す従来例の情報
メディアの読取装置と同じものを使用する。
【0056】本実施例の情報メディア71の場合には、
図15において、情報メディア読取装置内を移動する本
実施例の情報メディア71のエンボスホログラム70
が、図15の情報メディア11のエンボスホログラム6
の位置にあるときに、情報メディアの読取装置の再生光
36が、本実施例の情報メディア71のエンボスホログ
ラム70に照射され、エンボスホログラム70で反射し
た回折光37がキーコードの再生像である情報パターン
4をホログラム像検出器38に結像する。
【0057】図10は、この部分を拡大したもので、本
実施例の情報メディア71のエンボスホログラム70の
H1・・・・Hn・・・・・・Hn+1の移動72と共
にR1・・・・Rn・・・・Rn+1のように移動する
情報パターン4を再生したバーコード像73が得られ、
増幅部・波形整形部39、複号部40を経て、情報パタ
ーン4が、情報要素基本コード3に分割され、情報要素
基本コード3が情報要素2に戻り、情報要素2から情報
1が得られる。
【0058】そして、本実施例の情報メディア71のエ
ンボスホログラム70の場合には、図9に示すように、
情報メディア71上のエンボスホログラム70を上方か
ら見た移動75のH1、Hn+1に示すように、照射し
た円形の再生光36の直径が、エンボスホログラム70
の図8(d)のキーコード部分65に入った時点で、円
形の再生光36が図8(d)のキーコード部分65から
はみ出した部分も、エンボスホログラム70の情報パタ
ーンがないブランク部分64を照射しているので、情報
パターン66を再生したバーコード像73の出力がバー
コード像全長にわたって均一化され、図10に示すよう
に、情報パターンがないブランク部分64の出力は低下
するが元々パターンがないので問題はなく、キーコード
部分65については、バーコード像検出位置のどの部分
を採ってもホログラム像検出器出力が均一になる。
【0059】
【発明の効果】本願第1発明の情報メディア読取装置
は、断面が楕円形状の偏平な再生光を、偏平の長径方向
が情報メディアのホログラムの移動方向に垂直になるよ
うにして、情報メディアのホログラムに照射することに
よって、ホログラムの全長にわたってホログラム像検出
器出力を均一化するので、情報メディアのホログラムに
記録された情報パターンを正確に読み取ることができ、
これによって、情報メディアの偽造、変造、複写、改ざ
んの検出精度を向上できるという効果を奏する。
【0060】本願第2、第3発明の情報メディアは、ホ
ログラムとして書き込まれたキーコードの情報パターン
のホログラム部分の端部に、キーコードではないホログ
ラム部分を付加することによって、ホログラムの全長に
わたってホログラム像検出器出力を均一化するので、本
願発明の情報メディアを使用すると、情報メディア読取
装置が、情報メディアのホログラムに記録された情報パ
ターンを正確に読み取ることができ、これによって、情
報メディアの偽造、変造、複写、改ざんの検出精度を向
上できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第1発明の一実施例の構成図である。
【図2】図1の原理図である。
【図3】図1のホログラム像検出器出力図である。
【図4】本願第2発明の一実施例の作成手順図である。
【図5】図4の原理図である。
【図6】図4のホログラム像検出器出力図である。
【図7】本願第3発明の一実施例のホログラム作成装置
の構成図である。
【図8】図7の一実施例の作成手順図である。
【図9】図7の原理図である。
【図10】図7のホログラム像検出器出力図である。
【図11】情報メディアの作成手順図である。
【図12】情報要素と情報要素基本コードの対照を示す
図である。
【図13】ホログラム作成装置の構成図である。
【図14】エンボスホログラムの作成手順図である。
【図15】情報メディア読取装置の構成図である。
【図16】従来例の原理図である。
【図17】従来例のホログラム像検出器出力図である。
【符号の説明】
1 情報 2 情報要素 3 情報要素基本コード 4 情報パターン 5 フレネルホログラム 6 エンボスホログラム(ホログラム) 11 情報メディア 12 コード原版 13 ホログラム記録材料 14 レーザ照射手段 16 物体光 17 参照光 20 位相板 38 ホログラム像検出器 49 再生用照明光発生手段 50 再生光 51 回折光 55 バーコード部分 56 キーコード部分 57 情報パターン 58 フレネルホログラム 59 エンボスホログラム 60 情報メディア 64 ブランク部分 65 キーコード部分 66 情報パターン 67 長位相板 68 長ホログラム記録材料 69 フレネルホログラム 70 エンボスホログラム 71 情報メディア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06K 19/06 G07F 7/08 7130−3E G07F 7/08 G (72)発明者 高瀬 喜久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報パターンを記録したホログラムから
    その情報パターンを再生するコヒーレントな再生光をホ
    ログラムに照射する再生用照明光発生手段と、この再生
    光がホログラムから反射した光である回折光が結像する
    ホログラム再生像から前記情報パターンを検出するホロ
    グラム像検出器とを有し、情報要素基本コードを組み合
    わせて任意の情報を表す前記情報パターンのフレネルホ
    ログラムをエンボスホログラムとして有する情報メディ
    アのエンボスホログラムからそのエンボスホログラムが
    記録する前記情報パターンを検出する情報メディア読取
    装置において、再生用照明光発生手段が照射するコヒー
    レントな再生光が、その照射光軸と垂直方向の断面が楕
    円形状に偏平であり、且つ、偏平の長径方向が、情報メ
    ディア読取装置内での前記エンボスホログラムを有する
    情報メディアの移動方向に垂直であることを特徴とする
    情報メディア読取装置。
  2. 【請求項2】 バーコードの情報パターンを記録したホ
    ログラムを有する情報メディアからその情報パターンを
    読み取る請求項1に記載の情報メディア読取装置。
  3. 【請求項3】 任意の情報を数字、文字、記号等からな
    る情報要素に分解し、分解した各情報要素を情報要素基
    本コードに変換し、この情報要素基本コードを組み合わ
    せて情報パターンを形成し、この情報パターンをフレネ
    ルホログラムに記録し、このフレネルホログラムが記録
    した情報パターンをキーコードとして使用するために、
    このフレネルホログラムを書き込んだ情報メディアにお
    いて、前記キーコードの情報パターンをフレネルホログ
    ラムに記録する際に、このキーコードの情報パターンの
    端部にこのキーコード以外のパターンを付加して記録す
    ることを特徴とする情報メディア。
  4. 【請求項4】 任意の情報を数字、文字、記号等からな
    る情報要素に分解し、分解した各情報要素を情報要素基
    本コードに変換し、この情報要素基本コードを組み合わ
    せて情報パターンを形成し、この情報パターンをフレネ
    ルホログラムに記録し、このフレネルホログラムが記録
    した情報パターンをキーコードとして使用するために、
    このフレネルホログラムを書き込んだ情報メディアにお
    いて、前記キーコードの情報パターンをフレネルホログ
    ラムに記録する際に、このキーコードの情報パターンの
    両端にパターンがないブランク部分があるコード原版を
    使用してフレネルホログラムに記録し、このキーコード
    の情報パターンに対応するフレネルホログラム部分の端
    部にパターンが無いフレネルホログラム部分が付加され
    ていることを特徴とする情報メディア。
  5. 【請求項5】 情報パターンがバーコードである請求項
    3又は4に記載の情報メディア。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002076760A1 (en) * 2001-03-27 2002-10-03 Kabushiki Kaisha Topcon Card true/false decision apparatus
WO2002076761A1 (fr) * 2001-03-27 2002-10-03 Kabushiki Kaisha Topcon Appareil de determination de vraie/fausse carte
JP2020008614A (ja) * 2018-07-03 2020-01-16 凸版印刷株式会社 光学素子および光学素子読取方法

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