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JPH05247943A - 法面等の緑化工法 - Google Patents

法面等の緑化工法

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Publication number
JPH05247943A
JPH05247943A JP4523992A JP4523992A JPH05247943A JP H05247943 A JPH05247943 A JP H05247943A JP 4523992 A JP4523992 A JP 4523992A JP 4523992 A JP4523992 A JP 4523992A JP H05247943 A JPH05247943 A JP H05247943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soil
base material
slope
greening
purification plant
Prior art date
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Granted
Application number
JP4523992A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2865179B2 (ja
Inventor
Kazuyuki Tamaki
和之 玉木
Naoki Horie
直樹 堀江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nittoc Constructions Co Ltd
Original Assignee
Nittoc Constructions Co Ltd
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Publication date
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 浄水場発生土を有効に利用して法面等の緑化
を行う。 【構成】 水分30〜60%の浄水場発生土、繊維材、
ゼオライト、肥料、種子及び侵食防止剤を混合した緑化
基材を圧縮空気で圧送して吹付ける。また、水分65%
以上の浄水場発生土、ゼオライト、繊維材、肥料、種
子、侵食防止剤及び団粒剤を混合した緑化基材をポンプ
で圧送して吹き付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、法面等に緑化基材を吹
き付けて客土層を形成する法面等の緑化工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、法面等の緑化工法においては、種
子、肥料、用土、土壌改良材、養生剤を入れた緑化基材
を吹付機械によって圧送し、法面等に吹き付けて客土層
を造成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記用土は通常多量に
用いられるが、良質の用土の取得は困難である。
【0004】他方、浄水場においては、多量のスラッジ
すなわち浄水場発生土が発生するが、最近は都市人口の
増大による水道供給量の増加に伴い、浄水場発生土が急
増し、その処理は全国的な問題になってきている。この
浄水場発生土は、主成分が土壌粒子で、下水道スラッジ
等に比べて有害成分が少ないことから、有効利用が図ら
れている。
【0005】本発明は、浄水場発生土を有効利用して法
面等の緑化を行う法面等の緑化工法を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の工法
は、法面等に緑化基材を吹き付けて客土層を形成する法
面等の緑化工法において、前記緑化基材に、水分30〜
60%の浄水場発生土、ゼオライト、繊維材、肥料、種
子及び侵食防止剤の混合物を用い、該緑化基材を圧縮空
気で圧送して吹き付けることを特徴としている。
【0007】また本発明による第2の工法は、法面等に
緑化基材を吹き付けて客土層を形成する法面等の緑化工
法において、前記緑化基材に、水分65%以上の浄水場
発生土、ゼオライト、繊維材、肥料、種子、侵食防止剤
および団粒剤の混合物を用い、ポンプで圧送して吹き付
けることを特徴としている。
【0008】上記第1の工法は、空気圧送式の吹付装置
により実施し、第2の工法は、スラリー方式の吹付装置
により実施するのが好ましい。
【0009】また、第1の工法の浄水場発生土には、水
分が30〜60%のものを用いるのが好ましく、第2の
工法の浄水場発生土には、水分が65%以上のものを用
い、団粒剤を添加して吹き付け、形成した客土が流れる
のを防止するのが好ましい。
【0010】
【作用】本発明による第1の工法においては、緑化基材
を吹付装置に投入し、圧縮空気によりノズルから法面等
に吹き付ける。
【0011】また、第2の工法においては、攪拌機に投
入した緑化基材をポンプで圧送し、更に、団粒剤タンク
に投入した団粒剤をポンプで圧送しノズルにおいて添加
混合してノズルから法面等に吹き付ける。
【0012】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0013】図1には、本発明を実施する空気圧送式の
吹付装置が示されている。吹付機1の上部開口に緑化基
材Mを投入するベルトコンベア7が設けられ、吹付機1
はエンジン2で駆動され、その吹付機吐出口部には、エ
アコンプレッサ3が接続され、吹付機1の吐出口4に
は、ホース5を介してノズル6が接続されている。
【0014】上記緑化基材Mの配合の範囲が表1に示さ
れている。
【0015】 表1 緑化基材の配合の範囲(kg/m3 ) 浄水場発生土 150〜500(水分30〜6
0%) ゼオライト 100〜500 繊維材 20〜300(但し、次の様
に材料により異なる) ロックウール 40〜150 木質ファイバー 20〜 50 バーク堆肥 100〜300 ピートモス 20〜 80 肥料 5〜 20 種子 0.1〜3.0 高分子侵食防止剤 1〜 6 表2には、緑化基材Mの配合例が示されている。
【0016】 表2 緑化基材の配合例(kg/m3 ) NO. 1 2 3 4 5 浄水場発生土 0 0 170 290 400 ゼオライト 0 0 150 340 300 ロックウール 0 0 130 70 75 ピートモス 125 50 30 50 0 バーク堆肥 500 800 0 0 0 肥料 6 6 6 6 6 種子 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 高分子侵食防止剤 5 5 5 5 5 施工の実験は、表2のような配合の緑化基材Mをベルト
コンベア7を介して吹付機1に投入してエアコンプレッ
サ3からの圧縮空気でノズル6から傾斜45度の自然法
面Nに吹付けたのち、植物の生育状況を調査した。な
お、吹付け面積は20m2 とした。
【0017】表3には、植物の生育状況(草丈測定結
果)が示されている。
【0018】表3 草丈測定結果(cm) 植物:牧草
(トールフェスク) NO. 1ケ月 2ケ月 3ケ月 4ケ月 1 4.2 6.8 7.2 15.3 2 6.9 10.3 20.5 27.9 3 9.6 16.8 52.8 55.7 4 14.0 23.6 58.6 59.2 5 15.6 30.2 73.4 75.2 表4には、法面Nの被覆率測定結果が示されている。
【0019】表4 被覆率測定結果(%) NO. 1ケ月 2ケ月 3ケ月 1 61 69 81 2 66 74 85 3 92 95 100 4 96 100 100 5 97 100 100 表3から明らかなように、本発明の緑化基材(NO.
3、4、5)による客土層における牧草の生育は、他の
緑化基材(NO.1、2)による客土層より明らかに良
好である。
【0020】更に表4から、草丈と同様に本発明の緑化
基材(NO.3、4)による客土層では牧草の生育が良
好であるので、他の緑化基材(NO.1、2)による客
土層よりも早く法面Nが被覆され、侵食されにくくなる
ことが期待できる。
【0021】図2には、本発明を実施するスラリー方式
の吹付装置が示されている。この装置の攪拌機9の内部
には、モータ11で駆動される攪拌羽根10が設けら
れ、底部の出口部には、ポンプ12が連結されている。
そのポンプ12の吐出口には、ホース13を介してノズ
ル14が接続されている。また、団粒剤Sが投入される
団粒剤タンク15が設けられている。このタンク15の
内部には、モータ17で駆動される攪拌羽根16が設け
られ、底部の出口には、ポンプ18が連結されている。
そして、ポンプ18の吐出口は、ホース19によりノズ
ル14に接続されている。
【0022】前記攪拌機9に貯溜される緑化基材M1
は、表1の浄水場発生土の水分を65%以上にしたもの
で、団粒剤Sには、例えばポリアクリルアミド系のもの
が、表1に対し、0.1〜0.4kg/m3 が添加され
る。これは、スラリー方式では水分が65%以上と多い
ため、吹付けた客土が流れて一定の厚さに吹き付けるこ
とができないので、団粒剤Sで団粒化させるためであ
る。このスラリー方式の吹付でも、前記空気圧送式の吹
付装置と同じ作用効果がある。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、浄
水場発生土を有効に利用し法面等の緑化を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する空気圧送式吹付装置を説明す
る図面。
【図2】本発明を実施するスラリー方式吹付装置を説明
する図面。
【符号の説明】
M、M1・・・緑化基材 N・・・法面 S・・・団粒剤 1・・・吹付機 2・・・エンジン 3・・・エアコンプレッサ 4・・・吐出口 5、13、19・・・ホース 6、14・・・ノズル 7・・・ベルトコンベア 9・・・攪拌機 10、16・・・攪拌羽根 11、17・・・モータ 15・・・団粒剤タンク 12、19・・・ポンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 法面等に緑化基材を吹き付けて客土層を
    形成する法面等の緑化工法において、前記緑化基材に、
    水分30〜60%の浄水場発生土、ゼオライト、繊維
    材、肥料、種子及び侵食防止剤の混合物を用い、該緑化
    基材を圧縮空気で圧送して吹き付けることを特徴とする
    法面等の緑化工法。
  2. 【請求項2】 法面等に緑化基材を吹き付けて客土層を
    形成する法面等の緑化工法において、前記緑化基材に、
    水分65%以上の浄水場発生土、ゼオライト、繊維材、
    肥料、種子、侵食防止剤および団粒剤の混合物を用い、
    ポンプで圧送して吹き付けることを特徴とする法面等の
    緑化工法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2144941A1 (es) * 1998-01-08 2000-06-16 Aramburu Arbelaiz Melchor Nueva sistema de talud con riego incorporado y maquinaria para el recubrimiento de dicho talud.
JP2006307175A (ja) * 2005-03-30 2006-11-09 Raito Kogyo Co Ltd 繊維露出型造粒物の製造方法、緑化資材及びこの緑化資材を用いた緑化方法
JP2010207810A (ja) * 2010-03-29 2010-09-24 Hokuriku Regional Agricultural Administration Office Maff 建設汚泥のリサイクル方法
JP2013177519A (ja) * 2012-02-29 2013-09-09 Taisei Corp 液状緑化資材および法面緑化方法
JP2016198100A (ja) * 2016-06-08 2016-12-01 吉澤石灰工業株式会社 法面用緑化資材、法面用緑化資材スラリー、法面緑化工法、及び緑化法面

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JP2865179B2 (ja) 1999-03-08

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