JPH05247259A - 熱可塑性成形組成物 - Google Patents
熱可塑性成形組成物Info
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- JPH05247259A JPH05247259A JP5005323A JP532393A JPH05247259A JP H05247259 A JPH05247259 A JP H05247259A JP 5005323 A JP5005323 A JP 5005323A JP 532393 A JP532393 A JP 532393A JP H05247259 A JPH05247259 A JP H05247259A
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- Japan
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- molding composition
- lubricant
- carbon atoms
- composition according
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/04—Oxygen-containing compounds
- C08K5/10—Esters; Ether-esters
- C08K5/101—Esters; Ether-esters of monocarboxylic acids
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱可塑性成形組成物
【構成】 熱可塑性樹脂、好ましくはポリカーボネー
ト、ポリエステル、ポリエステルカ−ボネート、ポリメ
チルメタクリルレート又はこれら重合体の混合物及び滑
剤としての、24〜40個の炭素原子を有する長鎖の脂
肪族カルボン酸と1乃至5個の炭素原子を有する脂肪族
一価アルコールとのエステルを含むプラスチック成形組
成物は、良好な流動性、良好な離型性及び透明度の非常
にわずかな損傷で優れている。
ト、ポリエステル、ポリエステルカ−ボネート、ポリメ
チルメタクリルレート又はこれら重合体の混合物及び滑
剤としての、24〜40個の炭素原子を有する長鎖の脂
肪族カルボン酸と1乃至5個の炭素原子を有する脂肪族
一価アルコールとのエステルを含むプラスチック成形組
成物は、良好な流動性、良好な離型性及び透明度の非常
にわずかな損傷で優れている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性成形組成物に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂は、通例それらの融点以上
で又は──非晶質タイプの場合──それらのガラス転移
温度以上で加工される。プラスチックを成形するために
多数の方法があり、その場合その選択は最終的に所望の
最終製品の形状に左右される。例えばフィルムは押出又
はカレンダリングにより製造されそして中空体は押出成
形又は押出中空- 成形により製造される。経済的理由で
加工機の高い材料処理量は重要である。しかし加工速度
の増大は、プラスチックの材料特性が特殊な条件の保持
を必要とする限界に直面する。多くのプラスチック融体
は、加工機の金属部分に粘着する著しい傾向を示し、こ
れは、例えば吹込- 成形又は射出成形の場合に最終生成
物の除去を一層困難にする。最終生成物の粘着傾向は、
特に比較的長い冷却時間を必要とし、それゆえ成形品は
損傷なしに型から離型するために十分な機械的安定性を
得る。加工速度を増大させるために、例えば冷却時間の
短縮によりそしてしたがって高温における成形品の除去
を可能にするために、したがってプラスチック融体の加
工機への粘着傾向を低減させることが望ましい。これは
ほとんどの場合に滑剤及び離型剤の添加により行われ
る。
で又は──非晶質タイプの場合──それらのガラス転移
温度以上で加工される。プラスチックを成形するために
多数の方法があり、その場合その選択は最終的に所望の
最終製品の形状に左右される。例えばフィルムは押出又
はカレンダリングにより製造されそして中空体は押出成
形又は押出中空- 成形により製造される。経済的理由で
加工機の高い材料処理量は重要である。しかし加工速度
の増大は、プラスチックの材料特性が特殊な条件の保持
を必要とする限界に直面する。多くのプラスチック融体
は、加工機の金属部分に粘着する著しい傾向を示し、こ
れは、例えば吹込- 成形又は射出成形の場合に最終生成
物の除去を一層困難にする。最終生成物の粘着傾向は、
特に比較的長い冷却時間を必要とし、それゆえ成形品は
損傷なしに型から離型するために十分な機械的安定性を
得る。加工速度を増大させるために、例えば冷却時間の
短縮によりそしてしたがって高温における成形品の除去
を可能にするために、したがってプラスチック融体の加
工機への粘着傾向を低減させることが望ましい。これは
ほとんどの場合に滑剤及び離型剤の添加により行われ
る。
【0003】大多数の物質は、通例プラスチックにおい
て滑剤及び離型剤として使用される。これらは、脂肪ア
ルコール、脂肪酸及びそれらの誘導体(塩、エステル及
びアミド)、モンタン酸及びそれらの誘導体、ポリエチ
レンロウ、酸化したポリエチレンロウ及びパラフィンを
包含する。
て滑剤及び離型剤として使用される。これらは、脂肪ア
ルコール、脂肪酸及びそれらの誘導体(塩、エステル及
びアミド)、モンタン酸及びそれらの誘導体、ポリエチ
レンロウ、酸化したポリエチレンロウ及びパラフィンを
包含する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】利用できる滑剤のどれ
が特殊なプラスチックにおいて使用されるかは、最終的
にプラスチックの性質、加工法及び加工条件並びに目的
生成物に課せられる要求に左右される。特殊なプラスチ
ックにおける滑剤の離型効果に関する必要条件は、若干
の不相容性が二者間に存在することがある。何となれ
ば、滑剤が、プラスチック融体中に混和可能であるか又
はまさに溶解する場合、重合体融体と加工機の壁とのあ
いだの表面における富化が起こり得るからである。例え
ば極性化合物、例えば脂肪酸エステル又は脂肪酸アミド
が、無極性ポリオレフィン融体における離型効果を有す
る添加剤として使用され、他方極性プラスチックにおい
て無極性滑剤、例えばパラフィン又はポリエチレンロウ
は離型効果を有する。
が特殊なプラスチックにおいて使用されるかは、最終的
にプラスチックの性質、加工法及び加工条件並びに目的
生成物に課せられる要求に左右される。特殊なプラスチ
ックにおける滑剤の離型効果に関する必要条件は、若干
の不相容性が二者間に存在することがある。何となれ
ば、滑剤が、プラスチック融体中に混和可能であるか又
はまさに溶解する場合、重合体融体と加工機の壁とのあ
いだの表面における富化が起こり得るからである。例え
ば極性化合物、例えば脂肪酸エステル又は脂肪酸アミド
が、無極性ポリオレフィン融体における離型効果を有す
る添加剤として使用され、他方極性プラスチックにおい
て無極性滑剤、例えばパラフィン又はポリエチレンロウ
は離型効果を有する。
【0005】離型効果を有する滑剤を著しく透明なプラ
スチック、例えばポリエステル又はポリメチルメタクリ
レートを使用する場合に特別な問題が生ずる。このプラ
スチックにおいて、離型効果を達成するために必然的に
限られた相容性しか有しない滑剤が、目的生成物の外観
をそこなう著しい濁りをしばしば与える。非晶質ポリエ
ステルにおける滑剤及び離型剤の使用は特に臨界的であ
る。これらポリエステルのうちで、最も使用されるタイ
プは、テレフタル酸及びエチレングリコールから得られ
そして、例えば著しく透明なびんを製造するために、そ
の非晶質形で使用されるポリエチレンテレフタレートで
ある。このポリエーテルを用いて、ポリカーボネート及
びポリメチルメタクリレートと異なり、添加された滑剤
及び離型剤は、それらの不相容性及び結果として生ずる
別々の滑剤相の生成のために濁りを与える効果を有する
ばかりでなく、容易に相容可能な滑剤は、可塑化効果に
より重合体鎖の可能性を増大させそしてしたがって結晶
度を増大させることもできる。この理由から、結晶度を
増大させるために、滑剤は、線状ポリエステル、特にポ
リエチレンテレフタレートにおいてしばしば使用され
る。
スチック、例えばポリエステル又はポリメチルメタクリ
レートを使用する場合に特別な問題が生ずる。このプラ
スチックにおいて、離型効果を達成するために必然的に
限られた相容性しか有しない滑剤が、目的生成物の外観
をそこなう著しい濁りをしばしば与える。非晶質ポリエ
ステルにおける滑剤及び離型剤の使用は特に臨界的であ
る。これらポリエステルのうちで、最も使用されるタイ
プは、テレフタル酸及びエチレングリコールから得られ
そして、例えば著しく透明なびんを製造するために、そ
の非晶質形で使用されるポリエチレンテレフタレートで
ある。このポリエーテルを用いて、ポリカーボネート及
びポリメチルメタクリレートと異なり、添加された滑剤
及び離型剤は、それらの不相容性及び結果として生ずる
別々の滑剤相の生成のために濁りを与える効果を有する
ばかりでなく、容易に相容可能な滑剤は、可塑化効果に
より重合体鎖の可能性を増大させそしてしたがって結晶
度を増大させることもできる。この理由から、結晶度を
増大させるために、滑剤は、線状ポリエステル、特にポ
リエチレンテレフタレートにおいてしばしば使用され
る。
【0006】ポリエステル用滑剤としてのポリエチレン
グリコールの脂肪酸エステルの使用が記載されている
(米国特許第4,795,771号明細書、米国特許第
4,71、404号明細書参照)。
グリコールの脂肪酸エステルの使用が記載されている
(米国特許第4,795,771号明細書、米国特許第
4,71、404号明細書参照)。
【0007】強化ポリエチレンテレフタレートからなる
射出- 成形品の表面品質及び離型性に関する核剤及び脂
肪酸エステル、例えばペンタエリトリトールテトラステ
アレートの相乗効果が記載されている(米国特許第3,
516,957号明細書参照)。
射出- 成形品の表面品質及び離型性に関する核剤及び脂
肪酸エステル、例えばペンタエリトリトールテトラステ
アレートの相乗効果が記載されている(米国特許第3,
516,957号明細書参照)。
【0008】表面滑りを改善するための、二軸延伸ポリ
エステルフィルムにおける8個より多い炭素原子を有す
るモノカルボン酸及び少なくとも4個のヒドロキシル基
を有する脂肪族ポリオールの部分エステルの使用は又記
載されている(米国特許第4,421,887号明細書
参照)。
エステルフィルムにおける8個より多い炭素原子を有す
るモノカルボン酸及び少なくとも4個のヒドロキシル基
を有する脂肪族ポリオールの部分エステルの使用は又記
載されている(米国特許第4,421,887号明細書
参照)。
【0009】最後に二軸延伸ポリエステルフィルムの表
面性を改善するための、微細充填剤と組み合わせた、長
鎖のカルボン酸、好ましくは20乃至32個の炭素原子
を有する鎖長を有する長鎖のカルボン酸と直鎖又は枝分
れモノアルコール又はジアルコールとのエステルの使用
が記載されている(米国特許第4,590,119号明
細書参照)。適当なエステルの例は、例えばエチレング
リコールモンタネート、エチルモンタネート、セチルモ
ンタネート及びステアリルベヘネートである。充填剤と
エステルとのあいだで相乗効果が得られるから、両成分
は作用の開始に必要であり、他方一成分単独の使用は効
果を有しない。
面性を改善するための、微細充填剤と組み合わせた、長
鎖のカルボン酸、好ましくは20乃至32個の炭素原子
を有する鎖長を有する長鎖のカルボン酸と直鎖又は枝分
れモノアルコール又はジアルコールとのエステルの使用
が記載されている(米国特許第4,590,119号明
細書参照)。適当なエステルの例は、例えばエチレング
リコールモンタネート、エチルモンタネート、セチルモ
ンタネート及びステアリルベヘネートである。充填剤と
エステルとのあいだで相乗効果が得られるから、両成分
は作用の開始に必要であり、他方一成分単独の使用は効
果を有しない。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、長鎖の脂肪
族モノカルボン酸と短鎖の脂肪族モノアルコールとのエ
ステルが、濁り又は著しい結晶促進を与えることなしに
ポリエチレンテレフタレートの離型性を改善することを
見出した。
族モノカルボン酸と短鎖の脂肪族モノアルコールとのエ
ステルが、濁り又は著しい結晶促進を与えることなしに
ポリエチレンテレフタレートの離型性を改善することを
見出した。
【0011】それゆえ本発明は、成形組成物に対し95
乃至99.99重量%の熱可塑性樹脂及び成形組成物に
対し0.01乃至5.0重量%の、24〜40個の炭素
原子を有する長鎖の脂肪族カルボン酸と1乃至5個の炭
素原子を有する脂肪族一価アルコールとのエステルの形
の滑剤からなる熱可塑性成形組成物に関する。
乃至99.99重量%の熱可塑性樹脂及び成形組成物に
対し0.01乃至5.0重量%の、24〜40個の炭素
原子を有する長鎖の脂肪族カルボン酸と1乃至5個の炭
素原子を有する脂肪族一価アルコールとのエステルの形
の滑剤からなる熱可塑性成形組成物に関する。
【0012】本発明による成形組成物は、重合体及び滑
剤を含む。適当な重合体は次の通りである: 1.α,β- 不飽和酸から誘導される重合体、例えばポ
リアクリレート及びポリメタクリレート。 2.ジカルボン酸及びジアルコール及び/又はヒドロキ
シカルボン酸又は対応するラクトンから誘導されるポリ
エステル、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリ- 1,4- ジメチロールシ
クロヘキサンテレフタレート、ポリ- [2,2- ビス-
(4- ヒドロキシフェニル)プロパン]テレフタレー
ト、ポリヒドロキシベンゾエート及び又末端ヒドロキシ
ル基を有するポリエーテルから誘導されるブロックポリ
エーテル- エステル。 3.ポリカーボネート及びポリエステルカーポネート。
剤を含む。適当な重合体は次の通りである: 1.α,β- 不飽和酸から誘導される重合体、例えばポ
リアクリレート及びポリメタクリレート。 2.ジカルボン酸及びジアルコール及び/又はヒドロキ
シカルボン酸又は対応するラクトンから誘導されるポリ
エステル、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリ- 1,4- ジメチロールシ
クロヘキサンテレフタレート、ポリ- [2,2- ビス-
(4- ヒドロキシフェニル)プロパン]テレフタレー
ト、ポリヒドロキシベンゾエート及び又末端ヒドロキシ
ル基を有するポリエーテルから誘導されるブロックポリ
エーテル- エステル。 3.ポリカーボネート及びポリエステルカーポネート。
【0013】好ましい重合体は、ポリカーボネート、ポ
リエステル、ポリエステルカーボネート及びポリメチル
メタクリレートでありそしてポリエステルは特に好まし
い。重合体は、混合物の形で使用することもできる。
リエステル、ポリエステルカーボネート及びポリメチル
メタクリレートでありそしてポリエステルは特に好まし
い。重合体は、混合物の形で使用することもできる。
【0014】本発明により使用されるべき滑剤は、長鎖
のカルボン酸のエステルである。アルコール成分は、1
乃至5個の炭素原子、好ましくは1乃至3個の炭素原子
及び、特に1個の炭素原子を有する脂肪族一価アルコー
ルから誘導される。例は、メタノール、エタノール、n
- プロパノール、i- プロパノール、ブタノール及びア
ルミアルコール及び、特に好ましくはメタノールであ
る。酸成分は、24乃至40個の炭素原子を有する長鎖
のカルボン酸から誘導される。例は、クロトン酸(=C
26)、モンタン酸(=C28)、メリシン酸(=C30)及
びドトリアコンタン酸、好ましくはモンタン酸である。
粗モンタンロウの酸化的漂白により得ることができそし
てC24乃至C34カルボン酸、主としてC28乃至C32カル
ボン酸及び約15重量%のジカルボン酸の混合物を含む
工業銘柄のモンタン酸が特に好ましい。本発明により使
用されるべきエステルは、公知の方法でエステル化触
媒、例えば硫酸の存在下でのカルボン酸のエステル化に
より得られる。
のカルボン酸のエステルである。アルコール成分は、1
乃至5個の炭素原子、好ましくは1乃至3個の炭素原子
及び、特に1個の炭素原子を有する脂肪族一価アルコー
ルから誘導される。例は、メタノール、エタノール、n
- プロパノール、i- プロパノール、ブタノール及びア
ルミアルコール及び、特に好ましくはメタノールであ
る。酸成分は、24乃至40個の炭素原子を有する長鎖
のカルボン酸から誘導される。例は、クロトン酸(=C
26)、モンタン酸(=C28)、メリシン酸(=C30)及
びドトリアコンタン酸、好ましくはモンタン酸である。
粗モンタンロウの酸化的漂白により得ることができそし
てC24乃至C34カルボン酸、主としてC28乃至C32カル
ボン酸及び約15重量%のジカルボン酸の混合物を含む
工業銘柄のモンタン酸が特に好ましい。本発明により使
用されるべきエステルは、公知の方法でエステル化触
媒、例えば硫酸の存在下でのカルボン酸のエステル化に
より得られる。
【0015】滑剤は、一般的に慣用な方法により重合体
中に混入される。例えば混入は、化合物及び場合により
別の添加剤を成形前融体中に混合することにより行うこ
とができる。混入は、又溶解又は分散した化合物を直接
重合体に適用することにより又は、適切ならその後の溶
剤の蒸発下に、重合体の溶液、懸濁液又は乳化液中に混
合することにより行うことができる。重合体に添加され
るべき量は、処理されるべき材料に対し0.01乃至
5.0、好ましくは0.1乃至1.0重量%である。
中に混入される。例えば混入は、化合物及び場合により
別の添加剤を成形前融体中に混合することにより行うこ
とができる。混入は、又溶解又は分散した化合物を直接
重合体に適用することにより又は、適切ならその後の溶
剤の蒸発下に、重合体の溶液、懸濁液又は乳化液中に混
合することにより行うことができる。重合体に添加され
るべき量は、処理されるべき材料に対し0.01乃至
5.0、好ましくは0.1乃至1.0重量%である。
【0016】滑剤のほかに、プラスチック成形組成物
は、慣用の添加剤、例えば酸化防止剤、加工安定剤、光
安定剤、帯電防止剤、加工助剤、耐衝撃性改良剤を含む
ことができ、これらは成形組成物の全重量に対し0.0
1乃至10、好ましくは0.01乃至5重量%の量で添
加されそして成形組成物に対し1乃至60、好ましくは
5乃至40重量%の充填剤、補強剤、防炎剤、可塑剤、
発泡剤、顔料、着色剤又は染料を含むことができる。
は、慣用の添加剤、例えば酸化防止剤、加工安定剤、光
安定剤、帯電防止剤、加工助剤、耐衝撃性改良剤を含む
ことができ、これらは成形組成物の全重量に対し0.0
1乃至10、好ましくは0.01乃至5重量%の量で添
加されそして成形組成物に対し1乃至60、好ましくは
5乃至40重量%の充填剤、補強剤、防炎剤、可塑剤、
発泡剤、顔料、着色剤又は染料を含むことができる。
【0017】本発明によるプラスチック成形組成物は、
良好な流動性及び良好な離形性で優れている。それゆえ
本組成物は、特に透明な中空体を製造するために使用さ
れる。
良好な流動性及び良好な離形性で優れている。それゆえ
本組成物は、特に透明な中空体を製造するために使用さ
れる。
【0018】
【実施例】次の例は、本発明を説明するためのものであ
る:使用した重合体は、0.81±0.2の粘度数(固
有粘度)──ジクロル酢酸中で測定──を有する線状ポ
リエチレンテレフタレートであった。次の滑剤を試験生
成物として使用した: 例1:モンタン酸のメチルエステル1(酸価6mgKOH
/g、滴点75℃) 例2:モンタン酸のn- ブチルエステル(酸価約5mgK
OH/g、滴点76℃) 比較例A:モンタン酸のオクチルエステル(酸価4mgK
OH/g、滴点76℃) 比較例B:モンタン酸のステアリルエステル(酸価8mg
KOH/g、滴点80℃) 比較例C:ペンタエリトリトールテトラステアレート
(酸価約2mgKOH/g、滴点約61℃)1 )ここでモンタン酸とは粗モンタンロウの酸化により
得られるロウ酸混合物の意味である。
る:使用した重合体は、0.81±0.2の粘度数(固
有粘度)──ジクロル酢酸中で測定──を有する線状ポ
リエチレンテレフタレートであった。次の滑剤を試験生
成物として使用した: 例1:モンタン酸のメチルエステル1(酸価6mgKOH
/g、滴点75℃) 例2:モンタン酸のn- ブチルエステル(酸価約5mgK
OH/g、滴点76℃) 比較例A:モンタン酸のオクチルエステル(酸価4mgK
OH/g、滴点76℃) 比較例B:モンタン酸のステアリルエステル(酸価8mg
KOH/g、滴点80℃) 比較例C:ペンタエリトリトールテトラステアレート
(酸価約2mgKOH/g、滴点約61℃)1 )ここでモンタン酸とは粗モンタンロウの酸化により
得られるロウ酸混合物の意味である。
【0019】加工前、ポリエステルを8時間160℃に
おいて空気循環炉において乾燥しそして試験生成物をド
ラム中でなお加熱された顆粒に適用した。加工を射出成
形機において次の設定により実施した。
おいて空気循環炉において乾燥しそして試験生成物をド
ラム中でなお加熱された顆粒に適用した。加工を射出成
形機において次の設定により実施した。
【0020】温度分布: 260- 270- 290
- 300℃ 射出圧 : 400バール 持続圧力: 500バール 背圧: 0バール ダイ温度: 設定値25℃、実測値45℃ 内側で円筒状でありそして外側ではわずかに円錐状であ
る高さ7cm及び内径6cmを有するスリーブを射出- 成形
した。壁厚はスプル−において3mmでありそしてスプル
−から4mm隔だっていた。スリーブの突出しの際、生ず
る離型力を圧電力変換器を介して測定した。スリーブか
らの切断部分を無彩灰色光における透明度を測定するた
めに使用し、測定点における壁厚は約3.5mmであっ
た。
- 300℃ 射出圧 : 400バール 持続圧力: 500バール 背圧: 0バール ダイ温度: 設定値25℃、実測値45℃ 内側で円筒状でありそして外側ではわずかに円錐状であ
る高さ7cm及び内径6cmを有するスリーブを射出- 成形
した。壁厚はスプル−において3mmでありそしてスプル
−から4mm隔だっていた。スリーブの突出しの際、生ず
る離型力を圧電力変換器を介して測定した。スリーブか
らの切断部分を無彩灰色光における透明度を測定するた
めに使用し、測定点における壁厚は約3.5mmであっ
た。
【0021】得られた測定値を次表で示す。 表 添加剤 離型力 離型効果2 透明度 0.2%添加 [N] [%] [%] ────────────────────────────────── なし 3,200 0 77.0 例 1 (メチルモンタネート) 925 71 72.0 例 2 (n- ブチル) モンタネート) 932 71 69.5 比較例A (オクチルモンタネート) 914 72 46.8 比較例B (ステアリル モンタネート) 1,222 62 20.5 比較例C (ペンタエリトールテト ラステアレート) 1,681 49 60.02 ) 離型効果は、次式により算出することができる:
【0022】
【発明の効果】本発明者による熱可塑性樹脂及び長鎖の
脂肪族モノカルボン酸と短鎖の脂肪族モノアルコールと
のエステルの形の滑剤からなる熱可塑性成形組成物は、
良好な流動性、良好な離形性及び透明度の非常にわずか
な損傷で優れているという長所を有する。
脂肪族モノカルボン酸と短鎖の脂肪族モノアルコールと
のエステルの形の滑剤からなる熱可塑性成形組成物は、
良好な流動性、良好な離形性及び透明度の非常にわずか
な損傷で優れているという長所を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハラルト・キーゼル ドイツ連邦共和国、ゲルストホーフエン、 シラーシユトラーセ、6 (72)発明者 アントン・ルカシユ ドイツ連邦共和国、マイテインゲン、シユ ライフヴェーク、7 (72)発明者 ヤン−ペーター・ピーゾルト ドイツ連邦共和国、アウグスブルク、オプ ラツターヴアルシユトラーセ、44
Claims (8)
- 【請求項1】 成形組成物に対し95乃至99.99重
量%の熱可塑性樹脂及び成形組成物に対し0.01乃至
5.0重量%の、24〜40個の炭素原子を有する長鎖
の脂肪族カルボン酸と1乃至5個の炭素原子を有する脂
肪族一価アルコールとのエステルの形の滑剤からなる熱
可塑性成形組成物。 - 【請求項2】 滑剤が工業銘柄のモンタン酸と1乃至5
個の炭素原子を有する脂肪族一価アルコールとのエステ
ルである請求項1記載の成形組成物。 - 【請求項3】 滑剤が工業銘柄のメチルモンタネートで
ある請求項1記載の成形組成物。 - 【請求項4】 滑剤が工業銘柄のエチルモンタネートで
ある請求項1記載の成形組成物。 - 【請求項5】 重合体がポリカーボネート、ポリエステ
ル、ポリエステルカーボネート、ポリメチルメタクリレ
ート又はこれら重合体の混合物である請求項1記載の成
形組成物。 - 【請求項6】 重合体がポリエチレンテレフタレートで
ある請求項1記載の成形組成物。 - 【請求項7】 滑剤のほかに、酸化防止剤、加工安定
剤、光安定剤、帯電防止剤、加工助剤、耐衝撃性改良剤
を成形組成物に対し0.01乃至10重量%の量でそし
て成形組成物に対し1乃至60重量%の充填剤、補強
剤、防炎剤、可塑剤、発泡剤、顔料、着色剤又は染料を
含有する請求項1記載の成形組成物。 - 【請求項8】 プラスチック成形組成物を加工する際滑
剤としての24〜40個の炭素原子を有する長鎖の脂肪
族カルボン酸と1乃至5個の炭素原子を有する脂肪族一
価アルコールとのエステルを加工されるべき材料に対し
0.01乃至5.0重量%の量で使用する方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4201190 | 1992-01-18 | ||
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