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JPH0523535A - 燃焼排ガスから酸性ガスの除去方法 - Google Patents

燃焼排ガスから酸性ガスの除去方法

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JPH0523535A
JPH0523535A JP3203753A JP20375391A JPH0523535A JP H0523535 A JPH0523535 A JP H0523535A JP 3203753 A JP3203753 A JP 3203753A JP 20375391 A JP20375391 A JP 20375391A JP H0523535 A JPH0523535 A JP H0523535A
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gas
combustion exhaust
exhaust gas
absorption
liquid
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JP3203753A
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武勇 小室
Osamu Kuroda
黒田  修
Hisao Yamashita
寿生 山下
Norio Arashi
紀夫 嵐
Hiroshi Miyadera
博 宮寺
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Chimneys And Flues (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 SOx、NOxおよびCO2 を含む燃焼排ガ
ス等から、SOx、NOxおよびCO2 を同時に除去す
る。 【構成】 吸収反応器1において、被処理ガスと吸収剤
(CaCO3 スラリー)を接触させガス中のSOx、N
OxおよびCO2 を吸収する。吸収液は固液分離器2に
送り、生成したCaSO3 とCaSO4 を分離する。吸
収液はCO2 再生器3に送り、加熱して、吸収工程で生
成したCa(HCO3 2 を分解しCO2 ガスとCaC
3 とする。CO2 ガスはCO2 ガス固定・再資源化工
程6に供し、CaCO3 は吸収反応器にリサイクルす
る。続いて、吸収液の一部をCa(NO2 2 分解器7
に送り吸収工程で生成したCa(NO2 2 を加熱して
NOおよびNO2 と固体のCaOに分解する。NOおよ
びNO2 は酸化器5に送りNO2 とする。NO2 はその
一部を被処理ガスに添加し被処理ガス中のNO/NO2
比を1に調整するために使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は燃焼排ガス中に含まれる
SOx、NOxおよびCO2 ガス等の酸性ガスを吸収除
去する方法に関するものであり、特に、石炭火力発電ボ
イラの燃焼排ガス処理に有効である。
【0002】
【従来の技術】石炭火力から排出する燃焼排ガス中の硫
黄酸化物、窒素酸化物の除去装置としては、湿式石灰石
−石膏法による排煙脱硫装置とアンモニアを還元剤して
金属酸化物を触媒とするアンモニア接触還元法による脱
硝装置が既に稼動している。一方、大気中のCO2 濃度
は増加する方向にあり、地球温暖化の原因物質として注
目されてきている。その主な発生源は石炭火力発電所の
ボイラ、自動車などである。CO2 の発生源を低減する
方策としては、(1)省エネルギー化の推進、(2)化
石燃料以外の新エネルギーの開発と導入、(3)CO2
の固定化さらには再資源化による循環利用などであり、
これらの技術開発は並行して進められなければならな
い。(3)のCO2 の固定化にあたっては化石燃料の燃
焼排ガス中のCO2 分離回収技術が必要となる。ガス中
からのCO2 分離方法にはゼオライト等に選択吸着させ
る吸着法、アミン水溶液等に選択吸収させる吸収法、C
2 選択透過膜を用いる膜分離法等がある。これらにつ
いては、現在、燃焼排ガス中のCO2 分離回収への適用
技術を確立するために活発な研究開発が進められてお
り、実用化されつつある。
【0003】以上のように、燃焼排ガス中のSOx、N
Oxの分離回収は既存技術で対応でき、CO2 の分離回
収についても原理的には現状技術によって対応できる。
従って、原理的には燃焼排ガスからSOx、NOxおよ
びCO2 の分離回収は可能である。しかしながら、燃焼
排ガスからSOx、NOx、CO2 の除去及び回収プロ
セスの最適化を進めていくときに、それぞれを単独で行
うより同時に処理できれば効率的である。燃焼排ガス中
のCO2 を回収しようとする問題は最近注目されたもの
であり、SOx、NOx、CO2 のいわゆる同時に分離
回収しようとする検討が注目されてきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点及び新しいニーズに答えるために、SOx、
NOxおよびCO2 の同時分離回収技術を提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、化石燃料燃焼排ガスからSOx、NO
xおよびCO2 等の酸性ガスを除去する方法において、
(a)アルカリ金属あるいはアルカリ土類金属化合物の
一種あるいは混合物を含む吸収剤と水の懸濁液を吸収液
とし、該吸収液と該化石燃料燃焼排ガスを気液接触させ
SOx、NOxおよびCO2 を吸収する吸収工程、
(b)吸収工程で生成する吸収液中の硫酸塩あるいは亜
硫酸塩、亜硝酸塩および炭酸塩あるいは重炭酸塩から固
体状の硫酸塩あるいは亜硫酸塩を固液分離する工程、
(c)固形物を分離した吸収液中の炭酸塩、重炭酸塩を
加熱分解して高濃度CO2 ガスを脱離させ再生し固体状
の炭酸塩を分離する工程、(d)該硫酸塩あるいは該炭
酸塩を固液分離後の吸収液の一部を加熱することによ
り、吸収液に含まれる亜硝酸塩を加熱分解して吸収剤の
再生と高濃度のNOおよびNO2 ガスを発生させる工
程、(e)発生する該NOおよびNO2 の混合ガス中の
NOを酸化してNO2 ガスに転換する工程からなること
を特徴とする燃焼排ガスから酸性ガスの除去方法とした
ものである。
【0006】すなわち、本発明では、(a)化石燃料燃
焼排ガス等のSOx、NOxおよびCO2 を含む排ガス
をアルカリ金属あるいはアルカリ土類金属化合物からな
る吸収剤を含む吸収液と接触させSOx、NOxおよび
CO2 を吸収する吸収工程、(b)吸収工程で生成した
吸収剤の硫酸塩(および/または亜硫酸塩)および亜硝
酸塩および炭酸塩(および/または重炭酸塩)から硫酸
塩(および/または亜硫酸塩)をシックナー等の固液分
離法や流体サイクロン等の個々あるいは固液分離法等で
分離する工程、(c)硫酸塩(および/または亜硫酸
塩)を分離した吸収液中の炭酸塩(および/または重炭
酸塩)を(必要に応じて亜硫酸塩を含む吸収液から分離
した後)加熱分解して吸収剤を再生するとともに高濃度
CO2 ガスを生成させる工程、(d)硫酸塩(および/
または亜硫酸塩)と炭酸塩(および/または重炭酸塩)
を分離した吸収液の少なくとも一部を加熱し、含まれる
吸収剤の亜硝酸塩を分解して吸収剤を再生するとともに
高濃度のNOおよびNO2 ガスを生成させる工程、
(e)生成NOおよびNO2 の混合ガスを空気等で酸化
してNO2ガスとする工程、の要素技術からなる。
【0007】前記除去方法において、工程(e)で生成
したNO2 の一部を被処理ガスに混入させ、被処理ガス
中のNO/NO2 比を1に調整することによりNOxの
吸収性能を向上させることができ、また、工程(b)で
分離した亜硫酸塩を空気等で酸化し硫酸塩とすることも
でき、工程(c)で分離したCO2 ガスを、液化、ハイ
ドレート固化、水素還元、電解還元、光水分解還元等の
固定化あるいは再資源化工程に供することもでき、さら
に工程(e)で生成したNO2 ガスから硝酸を生成させ
ることもできる。また、本発明の酸性ガスの除去方法に
おいて、SOx、NOxおよびCO2 の吸収剤には、ア
ルカリ土類金属の化合物、好ましくはカルシウム化合物
もしくはマグネシウム化合物を用いるのがよく、上記カ
ルシウム化合物としては、炭酸カルシウム、水酸化カル
シウム、酸化カルシウムおよびこれらを主成分とする化
合物を、マグネシウム化合物として、炭酸マグネシウ
ム、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウムおよびこれ
らを主成分とする化合物を用いることができる。これら
の化合物は水スラリー状で使用される。
【0008】さらに本発明のSOx、NOxおよびCO
2 の同時処理プロセスを円滑に運転させるには、吸収塔
に導入する燃焼排ガス及び吸収塔出口処理ガス中の酸性
ガスの濃度を検出する濃度検出器、吸収液のpHを検出
するpH検出器、炭酸イオン、硫酸イオン及び硝酸イオ
ンを検出するイオン検出器とを設け、それぞれの検出器
からの出力信号を演算器に入力させ、吸収塔出口処理ガ
ス中の酸性ガス濃度とその設定値の信号とを照合させ、
その偏差が許容値になるように吸収塔に供給する吸収剤
量、燃焼排ガスと吸収液を接触させる吸収液量/燃焼排
ガス量の比率を演算し、調整する手段により達成でき
る。
【0009】
【作用】本発明の作用について、炭酸カルシウム(Ca
CO3 )を吸収剤の代表例とした場合を説明する。Ca
CO3 の水スラリーとSOx、NOxおよびCO2 を含
むガスを接触させた場合、SOx、NOxおよびCO2
は、およそ以下の反応式で吸収され固定できる。 1)SOx吸収:CaCO3 +SO2 →CaSO3 +CO2 ・・・・・・(1) 被処理ガス中にO2 が含まれる場合CaSO3 の一部ま
たは全部が(2)式のように反応しCaSO4 を生成す
る。 CaSO3 +1/2O2 →CaSO4 ・・・・・・・・(2) CaCO3 +SO3 →CaSO4 +CO2 ・・・・・・(3) 2)NOx吸収:CaCO3 +NO+NO2 →Ca(NO2 2 +CO2 ・・・・(4) 3)CO2 吸収:CaCO3 +CO2 +H2 O→Ca(HCO3 2 ・・(5) (4)式のNOx吸収反応は、反応式の示すごとくNO
とNO2 が当モル存在する場合に進みやすく、後述のC
a(NO2 2 を分解して得たNOとNO2 を酸化して
得たNO2 の一部を被処理ガスに添加してこの条件を満
たせば吸収能力を高めることができる。
【0010】吸収反応で生成する各種物質のうち、Ca
SO3 とCaSO4 は溶解度が小さく吸収液中に固体と
して存在する。Ca(NO2 2 とCa(HCO3 2
は溶解度が大きく、吸収液中に溶解して存在する。した
がって、被処理ガス中から除去されるSOx、NOxお
よびCO2 の量と上記反応式にしたがって当量の関係に
あるCaCO3 スラリーを被処理ガスに接触させれば、
吸収液中の固体はCaSO3 とCaSO4 のみとなり、
シックナー等の固液分離方法で容易に、CaSO3 およ
びCaSO4 と、Ca(NO2 2 およびCa(HCO
3 2 水溶液に分離できる。分離された固体は空気酸化
等の手段でCaSO3 をCaSO4 に変換し、無害化を
図るとともに石膏として有効利用に供することもでき
る。また、被処理ガス中にO2 ガスが含まれている場合
(燃焼排ガスでは通常5%前後のO2 が含まれている)
吸収工程でCaSO3 はほぼCaSO4 に酸化されてお
り酸化操作は不要となる場合が多い。当量より過剰のC
aCO3を被処理ガスと接触させた場合、吸収液中には
未反応のCaCO3 が固体として残る。この場合吸収液
中の固体はCaCO3 、CaSO3 およびCaSO4
種となりこれらの混合物からCaCO3 を分離して吸収
工程にリサイクルする。分離に当たっては流体サイクロ
ン等により比重差や粒径差を利用して分けることができ
る。空気酸化等によりCaSO3 をCaSO4 に酸化し
てから分離に供すれば、CaSO4 の粒径は50〜10
0ミクロンとCaCO3 の粒径に比べ大きいため分離は
容易となる。また、前述のごとく被処理ガス中にO2
スが含まれている場合にはCaSO3 は存在しない場合
が多くこの操作は不要となる。
【0011】Ca(NO2 2 とCa(HCO3 2
含む水溶液を100℃程度に加熱するとCa(HC
3 2 は(6)式によりCO2 を放出するとともにC
aCO3 を再生する。 Ca(HCO3 2 →CO2 +CaCO3 +H2 O・・・・・・・・(6) CO2 は高濃度で回収でき、液化、ハイドレート固化、
水素還元、電解還元、光水分解還元等の固定化あるいは
再資源化に供することができる。CO2 の放出後に残る
CaCO3 を含むCa(HCO3 2 水溶液を蒸発乾固
し400℃程度に加熱すると、Ca(NO2 2
(7)式により分解しNOとNO2 を放出する。 Ca(NO2 2 →NO+NO2 +CaO・・・・・・・・・・・・(7) Ca(NO2 2 の分解に先立ち、予め共存するCaC
3 を分離しておくことも一つの方法であるがCa(N
2 2 分解温度でCaCO3 は安定であり、共存して
も支障はない。
【0012】放出されたNOとNO2 の混合ガスは高濃
度であるため空気等により容易に酸化されてNO2 ガス
となる。好ましくは酸化剤、酸化触媒により酸化速度を
速めることも可能である。NO2 ガスは硝酸あるいは硝
酸塩として固定し有効利用に供することができる。また
その一部は必要に応じて被処理ガスに添加してNOxの
吸収効率を高めるために使用する。さらに、Ca(NO
2 2 分解工程には、Ca(HCO3 2 分解後の吸収
液の全てを必ずしも供する必要はなく、大部分を吸収工
程にリサイクルし、その一部を供しても良い。この場合
吸収液の蒸発乾固に必要な熱エネルギーが節減できると
同時に反応器容量が小さくできさらにはCa(NO2
2 濃度が高濃度となっており反応を行わせる上で好都合
である。
【0013】Ca(NO2 2 の蒸発乾固および熱分解
の工程に投入した熱エネルギーを回収しCa(HC
3 2 の分解工程に利用することにより本発明の方法
のエネルギー使用量を低減することができる。以上、C
aCO3 を吸収剤とした場合を例に本発明の方法を説明
したが、他のカルシウム化合物やマグネシウム化合物を
使用した場合を含めて、本発明にはその発明思想範囲内
に含まれる各種の実施態様が存在する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の具体例を図面により説明する
が、本発明はこれらに限定されない。 実施例1 本発明の代表的な例を図1のSOx、NOxおよびCO
2 の同時処理プロセスにより説明する。図1において、
化石燃料の燃焼器1から発生する燃焼排ガス2は熱交換
器3に導かれ吸収条件に最適な温度に冷却され、ライン
4から吸収塔5に導入される。吸収塔5では吸収剤を水
でスラリーにした吸収液6が循環ポンプ7′により気液
接触のスプレイ部7に供給され、吸収液は吸収塔5内を
ポンプ7′により循環する。燃焼排ガス中のSOx、N
OxおよびCO2 は主にこの気液接触部7で吸収され、
吸収液6に吸収固定される。SOx、NOxおよびCO
2 が吸収された処理ガス8は煙突9から排出される。吸
収液6の一部はライン10から抜き出される。吸収塔5
には別途、燃焼排ガス4の流量、ライン4、8のガス中
のSOx、NOxおよびCO2 の濃度及びライン10か
らの抜き出し量等の電気信号を演算器100に送り、ラ
イン11から供給する吸収剤量を調整する。実際には上
記反応式で生成する硫酸塩、炭酸塩、硝酸塩により吸収
剤11の量が制御される。吸収液6の一部は固形物を濃
縮するためにサイクロン12に導かれる。
【0015】吸収液6は上記の反応式のように炭酸ガ
ス、NO2 はCa(HCO3 2 、Ca(NO2 2
して液相側に存在し、固体はSO2 が固定したCaSO
3 、CaSO4 である。サイクロン12で濃縮された吸
収液はさらにシックナー14において固液分離を行い3
0〜40%のスラリーは遠心分離器43により脱水し石
膏42を回収する。遠心分離機で脱水した液はライン4
4から吸収塔5に戻す。Ca(HCO3 2 、Ca(N
2 2 を含む液15は蒸発器16のCO2 回収系に導
き100℃に加熱することによりCa(HCO3 2
分解させ高濃度のCO2 ガス17を回収する。ライン1
7にはCO2 と水分が含まれているので、CO2 と水を
分離する分離器18に導入する。水分19は吸収塔5に
戻す。一方、ライン20の高濃度CO2 ガスは液化、ハ
イドレート固化、水素還元、電解還元、光水分解還元等
の固定化あるいは再資源化工程に供給する。蒸発器16
の熱源21は熱交換器3の燃焼排ガスの熱などが利用さ
れる。
【0016】Ca(HCO3 2 を分解した残りの固形
物23はCa(NO2 2 を分解するために加熱炉22
に供給する。Ca(NO2 2 は400〜600℃に加
熱することによりNO2 とNOに分解する。NO2 とN
Oの混合ガス24はNOを酸化するために酸化器25に
送り大部分のNOを酸化剤26によりNO2 に酸化す
る。ここで生成されるNO2 は、前記(4)式の反応を
吸収塔内で促進させるためにライン27、28から燃焼
排ガス4に、NO/NO2 のモル比の設定値が1近傍に
なるように調整しながら供給する。ライン27の余剰の
NO2 量はライン29から硝酸への転換器20に送る。
燃焼排ガス中のNO/NO2 のモル比を設定値に調整す
るには、NO2 濃度センサー、燃焼排ガス中のNO、N
2 濃度センサー及び調整弁41によって制御される。
それぞれの濃度信号はライン33、34、35、36か
ら演算器100に入力させ調整弁41を作動させる。
【0017】吸収塔5では燃焼排ガスは吸収剤と気液接
触させることにより、SOx、NOxおよびCO2 は前
述の反応(1)から(5)の反応式により吸収剤に吸収
される。このとき、CaCO3 供給量を、被処理ガス中
から除去するSOx、NOxおよびCO2 の量と上記、
反応式に従ってほぼ当量になるように調節する。この
時、供給CaCO3 は完全に反応し未反応分は残留しな
いように調整する。吸収液6はライン10より固液分離
器12、14でCaSO3 は別途酸化器に送りCaSO
4に酸化し石膏42を回収する。固液分離操作を経た吸
収液は100℃程度に加熱するとCa(HCO3 2
分解する。反応は前述(6)式で進みCO2 ガスと(吸
収液に懸濁した状態の)CaCO3 を生成する。CO2
ガスはCO2 ガス固定・再資源化工程18に供し、Ca
CO3 は吸収塔にリサイクルする。Ca(HCO3 2
分解操作を経た後の吸収液の一部をCa(NO2 2
分解する。
【0018】実施例2 図1の実施例において吸収反応におけるCaCO3 供給
量を、前記反応式に基づく被処理ガス中から除去される
SOx、NOxおよびCO2 の量の化学反応論量より過
剰にし、高い酸性除去率を得ることができる。それには
図1のライン11から供給する吸収剤供給量を多くする
ことで可能である。しかし、吸収液には供給した未反応
吸収剤が残り、石膏、吸収剤を分離する必要がある。例
えば、吸収剤に石灰石を用いたときには吸収液のスラリ
ーの固形物には、石膏、石灰石の混合物であり、これを
分離することも可能である。通常石膏の粒径は50〜7
0μmであり、石灰石が10μmと小さいので粒径によ
って分級し、石灰石は吸収塔に戻すことができる。その
他の操作は実施例1と同様である。
【0019】実施例3 図2の吸収塔による燃焼排ガスを模擬したガス組成によ
り以下に実施例を示す。図2の吸収塔150は内径70
mmφで高さが1.7mである。模擬燃焼排ガス151は
吸収塔150の下部から供給し、吸収液153と向流で
気液接触させて実験を行った。吸収液の調整は調整タン
ク152から吸収剤のスラリーを供給して行った。ま
た、吸収液への添加剤は調整タンク154からスラリー
にして供給して行った。以下は上記に示した反応器によ
る実施例である。
【0020】図3は、SO2 1000ppm 、N2 残りの
模擬燃焼排ガスによる吸収液中のCaCO3 濃度とSO
2の除去率を○記号で示す。このとき吸収液量20リッ
トルに対して模擬燃焼排ガス量は1Nm3 の割合で接触
させた。液中のCaCO3 濃度が高くなると脱硫率も高
くなる。NO、NO2 除去率を図3の△、▲記号で示
す。NO単独(▲)では殆ど吸収液に除去されないのに
対して、NO2 /(NO+NO2 )が0.2の時
(△)、除去率は26から33%の値を得た。NO単独
では殆ど吸収されないが、NO2 が共存するとNOの吸
収除去性能を高める作用が明らかになった。CO2 の除
去率◇記号は液中のCaCO3 濃度が高くなるほど高ま
り、pHの依存性がある。従って、本発明のSOx、N
Ox、CO2 の同時吸収による処理が可能である。
【0021】実施例4 図4は燃焼排ガス中には酸素が6〜10%共存するの
で、模擬燃焼排ガスに酸素を6%混合させたときの脱硫
性能とNO2 濃度の影響を調べた実施例を示す。脱硫性
能は酸素が共存しない○記号に対し、模擬燃焼排ガスに
酸素が6%混合すると(△)脱硫性能が高まる。しか
し、CO2 の除去、NO2 、NOの除去性能にはあまり
影響されないことが明らかにされた。一方、吸収液に硝
酸、亜硝酸イオンが共存すると脱硫性能◇記号は低下す
る傾向にある。
【0022】実施例5 図5はNO2 /(NO+NO2 )モル比と(NO+NO
2 )の除去率を示す。NO2 /(NO+NO2 )モル比
を0.2(△)から0.25(◇)、0.4(○)、
0.5(▽)にNO2 の割合が増加する程NOの除去率
が高まる傾向にある。従って、本発明によるCa(NO
2 2 を熱分解させ発生するNOを酸化したNO2 を燃
焼排ガスに混合させNO/NO2 モル比を1近傍に調整
する方法は有効である。
【0023】実施例6 図6はCa(NO2 2 、CaCO3 の熱分解特性を調
べた実施例を示す。分解率は電気炉で反応管を加熱して
おき、空気を流通させて設定温度になったら試料約2g
を反応管内に挿入し、10分間焼成したときのCaO量
から求めた。Ca(NO2 2 (○)は400℃近傍で
80〜90%がCaOに転換した。また、CaCO
3 (△)は800℃近傍から熱分解が活発となる。従っ
て、本発明のCa(NO2 2 の分解によりNO2 、N
Oの発生が可能である。
【0024】
【発明の効果】以上の本発明の方法によれば、SOx、
NOxおよびCO2を含む燃焼排ガス等から、SOx、
NOxおよびCO2 を同時に除去でき、除去物質を無害
化すると同時に再資源化に供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の典型的な実施例のフロー工程図であ
る。
【図2】本発明の効果を確認するための基礎試験装置の
概略図である。
【図3】模擬燃焼排ガス中のSOx、NOx、CO2
吸収実験結果を示すグラフである。
【図4】酸素共存、硝酸イオン共存時の脱硫性能を示す
グラフである。
【図5】NO2 /(NO+NO2 )モル比とNOの吸収
特性を示すグラフである。
【図6】Ca(NO2 2 、CaCO3 の分解特性を示
すグラフである。
【符号の説明】
1・・燃焼器、2、4・・燃焼排ガス、3・・熱交換
器、5・・吸収塔、6・・吸収液、7・・気液接触部、
7′・・循環ポンプ、8・・処理ガス、9・・煙突、1
0・・吸収液抜き出しライン、11・・吸収剤供給ライ
ン、12・・サイクロンまたは、石膏と石灰石分離機、
14・・シックナー、16・・蒸発器、17、20・・
高濃度CO2 ガス、21・・加熱源、22・・加熱器、
24・・NO2 、NOガスライン、25・・酸化器、3
1、32、33、34、35、36、37・・制御ライ
ン、100・・演算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C01B 21/40 B 7305−4G 31/20 B 7003−4G F23J 15/00 Z 6850−3K (72)発明者 嵐 紀夫 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (72)発明者 宮寺 博 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化石燃料燃焼排ガスからSOx、NOx
    およびCO2 等の酸性ガスを除去する方法において、
    (a)アルカリ金属あるいはアルカリ土類金属化合物の
    一種あるいは混合物を含む吸収剤と水の懸濁液を吸収液
    とし、該吸収液と該化石燃料燃焼排ガスを気液接触させ
    SOx、NOxおよびCO2を吸収する吸収工程、
    (b)吸収工程で生成する吸収液中の硫酸塩あるいは亜
    硫酸塩、亜硝酸塩および炭酸塩あるいは重炭酸塩から固
    体状の硫酸塩あるいは亜硫酸塩を固液分離する工程、
    (c)固形物を分離した吸収液中の炭酸塩、重炭酸塩を
    加熱分解して高濃度CO2 ガスを脱離させ再生し固体状
    の炭酸塩を分離する工程、(d)該硫酸塩あるいは該炭
    酸塩を固液分離後の吸収液の一部を加熱することによ
    り、吸収液に含まれる亜硝酸塩を加熱分解して吸収剤の
    再生と高濃度のNOおよびNO2 ガスを発生させる工
    程、(e)発生する該NOおよびNO2 の混合ガス中の
    NOを酸化してNO2 ガスに転換する工程からなること
    を特徴とする燃焼排ガスから酸性ガスの除去方法。
  2. 【請求項2】 前記工程(e)からのNO2 の一部を該
    燃焼排ガスに導入して、燃焼排ガス中のNO、NO2
    濃度比率NO/NO2モル比が1になるように調整する
    ことを特徴とする請求項1記載の燃焼排ガスから酸性ガ
    スの除去方法。
  3. 【請求項3】 前記工程(b)では、吸収液に空気ある
    いは酸化剤を導入して亜硫酸塩を硫酸塩に酸化すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の燃焼排ガスから酸性
    ガスの除去方法。
  4. 【請求項4】 前記工程(c)で脱離させたCO2 ガス
    は、液化、ハイドレート固化による固定化あるいは水素
    還元、電解還元、光水分解還元により再資源として回収
    し原料にすることを特徴とする請求項1、2又は3記載
    の燃焼排ガスから酸性ガスの除去方法。
  5. 【請求項5】 前記工程(e)から発生するNO2 ガス
    は硝酸に転換することを特徴とする請求項1〜4のいず
    れか1項記載の燃焼排ガスから酸性ガスの除去方法。
  6. 【請求項6】 前記吸収剤は、カルシウム化合物あるい
    はマグネシウム化合物の一種あるいは混合物を用いるこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の燃焼
    排ガスから酸性ガスの除去方法。
  7. 【請求項7】 前記カルシウム化合物としては、炭酸カ
    ルシウム、水酸化カルシウム、酸化カルシウムの一種あ
    るいはこれらの混合物、マグネシウム化合物としては、
    炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、酸化マグネシ
    ウムの一種あるいはこれらの混合物であり、これらの供
    給物質を水に懸濁し吸収液とすることを特徴とする請求
    項6記載の燃焼排ガスから酸性ガスの除去方法。
  8. 【請求項8】 前記工程(c)の炭酸塩あるいは重炭酸
    塩の熱分解の熱エネルギーに、工程(d)の亜硝酸塩の
    熱分解工程から発生する熱を利用することを特徴とする
    請求項1〜7記載のいずれか1項記載の燃焼排ガスから
    酸性ガスの除去方法。
  9. 【請求項9】 前記酸性ガスの除去方法において、吸収
    塔に導入する燃焼排ガス及び吸収塔出口処理ガス中の酸
    性ガスの濃度を検出する濃度検出器、吸収液のpHを検
    出するpH検出器と、炭酸イオン、硫酸イオン及び硝酸
    イオンを検出するイオン検出器とを設け、それぞれの検
    出器からの出力信号を演算器に入力させ、吸収塔出口処
    理ガス中の酸性ガス濃度とその設定値の信号とを照合さ
    せ、その偏差が許容値になるように吸収塔に供給する吸
    収剤量、燃焼排ガスと吸収液を接触させる吸収液量/燃
    焼排ガス量の比率を演算し、調整するようにしたことを
    特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の燃焼排
    ガスから酸性ガスの除去方法。
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