JPH05220818A - 単軸押出機 - Google Patents
単軸押出機Info
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- JPH05220818A JPH05220818A JP4067903A JP6790392A JPH05220818A JP H05220818 A JPH05220818 A JP H05220818A JP 4067903 A JP4067903 A JP 4067903A JP 6790392 A JP6790392 A JP 6790392A JP H05220818 A JPH05220818 A JP H05220818A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/78—Thermal treatment of the extrusion moulding material or of preformed parts or layers, e.g. by heating or cooling
- B29C48/80—Thermal treatment of the extrusion moulding material or of preformed parts or layers, e.g. by heating or cooling at the plasticising zone, e.g. by heating cylinders
- B29C48/83—Heating or cooling the cylinders
- B29C48/832—Heating
-
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- B29C48/36—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
- B29C48/361—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die with the barrel or with a part thereof rotating
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 成形材料とシリンダー1内周面との摩擦係数
及び材料のせん断速度を連続的に制御して、材料の喰い
込み性の向上を図り、材料の押出能力を安定して向上さ
せる。 【構成】 単軸押出機の供給圧縮区間のシリンダー部1
aを回転可能に形成するとともに、この回転部分10は
1つまたは2つ以上に分割して個別に回転できるように
構成してあることを特徴とする。
及び材料のせん断速度を連続的に制御して、材料の喰い
込み性の向上を図り、材料の押出能力を安定して向上さ
せる。 【構成】 単軸押出機の供給圧縮区間のシリンダー部1
aを回転可能に形成するとともに、この回転部分10は
1つまたは2つ以上に分割して個別に回転できるように
構成してあることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、合成樹脂材料を押出
成形するにあたって、喰い込みの悪い材料でも高い押出
能力が得られ、かつ経時的に安定した製品が得られる単
軸押出機に関する。
成形するにあたって、喰い込みの悪い材料でも高い押出
能力が得られ、かつ経時的に安定した製品が得られる単
軸押出機に関する。
【0002】
【発明の背景】合成樹脂材料を押出成形する場合、一般
的に、空隙率の大きい材料の如く見掛け比重が小さい材
料や、粉砕材料、再生材料等は、喰い込みが悪く、押出
量が低下し、かつ経時的に不安定な押出状況になり、良
好な製品を能率よく押出すことができなかった。
的に、空隙率の大きい材料の如く見掛け比重が小さい材
料や、粉砕材料、再生材料等は、喰い込みが悪く、押出
量が低下し、かつ経時的に不安定な押出状況になり、良
好な製品を能率よく押出すことができなかった。
【0003】良好な製品を能率よく押出成形するべく、
樹脂温度やスクリューの回転数等の押出条件の改善、ス
クリュー自体の形状変更、原料の粒形の改善、見掛け比
重を大きくするための造粒化などの種々の試みがなされ
ているのが、現状である。
樹脂温度やスクリューの回転数等の押出条件の改善、ス
クリュー自体の形状変更、原料の粒形の改善、見掛け比
重を大きくするための造粒化などの種々の試みがなされ
ているのが、現状である。
【0004】しかし、上記の如き種々の試みによって
も、見掛け比重が大きい材料に対しても、押出効率は2
0〜40%位で生産されており、場合によっては押出量
がかなり不安定となることもあり、更に改善が望まれる
ところである。
も、見掛け比重が大きい材料に対しても、押出効率は2
0〜40%位で生産されており、場合によっては押出量
がかなり不安定となることもあり、更に改善が望まれる
ところである。
【0005】一方、前述したように、見掛け比重の小さ
い材料などの如く喰い込みの悪い材料に対して、前述の
種々の改善策を採ってみても、喰い込みを良好にするこ
とはできず、スクリュー効率つまり押出量が低く、製品
の品質を向上することはできなかった。
い材料などの如く喰い込みの悪い材料に対して、前述の
種々の改善策を採ってみても、喰い込みを良好にするこ
とはできず、スクリュー効率つまり押出量が低く、製品
の品質を向上することはできなかった。
【0006】前述の如き問題を解決するため、二軸押出
機によって、材料の喰い込みを改良した押出成形機が提
案されているが、スクリューの本数が多くなるとともに
構成が複雑になるなどの点で、高価な押出機となるほ
か、材料の品質特性を保持し得ない問題点があり、更な
る改善が望まれている。
機によって、材料の喰い込みを改良した押出成形機が提
案されているが、スクリューの本数が多くなるとともに
構成が複雑になるなどの点で、高価な押出機となるほ
か、材料の品質特性を保持し得ない問題点があり、更な
る改善が望まれている。
【0007】
【従来の技術】従来、成形材料の喰い込み向上を企図し
たこの種の単軸押出機として、(イ) 特公昭60−8
935号公報記載のもの、(ロ) 特公昭51−272
72号公報記載のもの、が知られている。
たこの種の単軸押出機として、(イ) 特公昭60−8
935号公報記載のもの、(ロ) 特公昭51−272
72号公報記載のもの、が知られている。
【0008】上記従来例(イ)のものは、シリンダー供
給圧縮区間の内周面に軸方向に伸びる複数の溝を形成す
るとともに、供給圧縮区間及び圧縮溶融区間に亘るスク
リューには連続して多条のフライト(ねじ山)を形成
し、この多条フライトのスクリュー溝深さはスクリュー
外径の6〜12%としたものである。このような構造に
よれば、樹脂材料と供給圧縮区間のシリンダー内周面と
の摩擦力が増大して、該供給圧縮区間における材料の送
り能力が増大する利点がある。
給圧縮区間の内周面に軸方向に伸びる複数の溝を形成す
るとともに、供給圧縮区間及び圧縮溶融区間に亘るスク
リューには連続して多条のフライト(ねじ山)を形成
し、この多条フライトのスクリュー溝深さはスクリュー
外径の6〜12%としたものである。このような構造に
よれば、樹脂材料と供給圧縮区間のシリンダー内周面と
の摩擦力が増大して、該供給圧縮区間における材料の送
り能力が増大する利点がある。
【0009】従来例(ロ)のものは、シリンダーの供給
圧縮区間の口径を大きくし圧縮溶融区間の口径を小さく
して、その間をテーパ状とするとともに、供給圧縮区間
のシリンダー内面にはスクリューのねじ山(フライト)
と逆向きの多条ねじ状の溝を形成し、前記スクリューの
ねじ山をノコ歯状ねじ型として、該スクリューのねじ山
(フライト)とシリンダー供給圧縮区間の内周面との間
に充分な間隙を形成してなるものである。このような構
造によれば、瓶類などの中空成形品や高発泡の熱可塑性
樹脂からなる大容器の材料(スクラップ類)を、前記充
分な間隙個所で喰い込ますことができ、また前記多条ね
じ山状溝とスクリューのノコ歯状ねじ山とが、該材料を
押出方向に充分に喰い込ませて溶融されながら前記テー
パ部に達し、該テーパ部の終端に至るまでには該材料は
分断されて下流に押し出されて行くものである。従っ
て、この従来例(ロ)のものでは、大容量の材料しか押
出成形できないものである。
圧縮区間の口径を大きくし圧縮溶融区間の口径を小さく
して、その間をテーパ状とするとともに、供給圧縮区間
のシリンダー内面にはスクリューのねじ山(フライト)
と逆向きの多条ねじ状の溝を形成し、前記スクリューの
ねじ山をノコ歯状ねじ型として、該スクリューのねじ山
(フライト)とシリンダー供給圧縮区間の内周面との間
に充分な間隙を形成してなるものである。このような構
造によれば、瓶類などの中空成形品や高発泡の熱可塑性
樹脂からなる大容器の材料(スクラップ類)を、前記充
分な間隙個所で喰い込ますことができ、また前記多条ね
じ山状溝とスクリューのノコ歯状ねじ山とが、該材料を
押出方向に充分に喰い込ませて溶融されながら前記テー
パ部に達し、該テーパ部の終端に至るまでには該材料は
分断されて下流に押し出されて行くものである。従っ
て、この従来例(ロ)のものでは、大容量の材料しか押
出成形できないものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、(a) 上
記従来例(イ)、(ロ)のいずれも、シリンダーの供給
圧縮区間等及びスクリューの形状などを、材料の喰い込
み性を考慮して前述の如く特殊な構造とし、材料の特性
に応じたスクリューの回転数と温度条件を選定すること
により、材料の喰い込みを適正に行い、供給圧縮区間に
おける材料の送り能力を増大するものである。従って、
同一材料であっても経時的に喰い込み性が変化し押出量
が変化する場合とか、喰い込み性の異なる異種材料の場
合の如く、材料の喰い込み性の調整は、前述の如く、ス
クリューの回転数を変えるか、温度を変えるしか方法が
なく、その回転数又は温度を変化する毎に成形作業を停
止し、再稼動することになり、成形品の押出量が少なく
生産能力を低下させる。換言すれば稼動時間が短くなる
欠点がある。
記従来例(イ)、(ロ)のいずれも、シリンダーの供給
圧縮区間等及びスクリューの形状などを、材料の喰い込
み性を考慮して前述の如く特殊な構造とし、材料の特性
に応じたスクリューの回転数と温度条件を選定すること
により、材料の喰い込みを適正に行い、供給圧縮区間に
おける材料の送り能力を増大するものである。従って、
同一材料であっても経時的に喰い込み性が変化し押出量
が変化する場合とか、喰い込み性の異なる異種材料の場
合の如く、材料の喰い込み性の調整は、前述の如く、ス
クリューの回転数を変えるか、温度を変えるしか方法が
なく、その回転数又は温度を変化する毎に成形作業を停
止し、再稼動することになり、成形品の押出量が少なく
生産能力を低下させる。換言すれば稼動時間が短くなる
欠点がある。
【0011】(b) 従来例(イ)及び(ロ)では、上
述の如く、スクリューの回転数及び温度を制御すること
によっても対応し難い場合、例えば喰い込み性の悪い材
料を高い押出効率で安定して生産するためには、スクリ
ューのピッチや溝深さなどの設計変更をしなければなら
ず煩わしい作業を必要とする。しかも、この場合には、
圧縮溶融区間及び混練計量区間においても、上記スクリ
ューのピッチ等の設計変更に応じた構造変更をしなけれ
ばならず、コストが高くなる。
述の如く、スクリューの回転数及び温度を制御すること
によっても対応し難い場合、例えば喰い込み性の悪い材
料を高い押出効率で安定して生産するためには、スクリ
ューのピッチや溝深さなどの設計変更をしなければなら
ず煩わしい作業を必要とする。しかも、この場合には、
圧縮溶融区間及び混練計量区間においても、上記スクリ
ューのピッチ等の設計変更に応じた構造変更をしなけれ
ばならず、コストが高くなる。
【0012】(c) 従来例(イ)ては、供給圧縮区間
及び圧縮溶融区間に亘るスクリューには多条のフライト
を形成しているため、材料投入口から入る材料が少なく
なる。そのため、供給量を増加すべくスクリューの回転
数を多くすると、混練計量区間とのバランスが崩れるの
で、それに適合するスクリューの寸法に修正する必要が
ある。または、多条フライトの溝すなわちフライト高さ
を高くすればよいが、フライト高さには限度がある。従
って、押出量を安定して向上するには限界がある。
及び圧縮溶融区間に亘るスクリューには多条のフライト
を形成しているため、材料投入口から入る材料が少なく
なる。そのため、供給量を増加すべくスクリューの回転
数を多くすると、混練計量区間とのバランスが崩れるの
で、それに適合するスクリューの寸法に修正する必要が
ある。または、多条フライトの溝すなわちフライト高さ
を高くすればよいが、フライト高さには限度がある。従
って、押出量を安定して向上するには限界がある。
【0013】(d) 従来例(ロ)では、スクリューの
ねじ山(フライト)とシリンダー供給圧縮区間の内周面
との間に充分な間隙を形成しているため、前述した大容
量のスクラップ類等でない粉粒体状の材料の場合には、
前記間隙部分ではスクリューのフライトによる喰い込み
が悪くなり、押出能力が低下する問題点がある。
ねじ山(フライト)とシリンダー供給圧縮区間の内周面
との間に充分な間隙を形成しているため、前述した大容
量のスクラップ類等でない粉粒体状の材料の場合には、
前記間隙部分ではスクリューのフライトによる喰い込み
が悪くなり、押出能力が低下する問題点がある。
【0014】この発明は、上記従来例(イ)、(ロ)の
問題点に着目してなされたものであって、単軸押出機の
供給圧縮区間のシリンダー部を回転可能に構成すること
により、樹脂材料とシリンダー内周面との摩擦力を連続
的にコントロールして、材料の喰い込み性の向上を図
り、押出能力を向上しようとするもので、上記間題点を
ことごとく解消するものである。
問題点に着目してなされたものであって、単軸押出機の
供給圧縮区間のシリンダー部を回転可能に構成すること
により、樹脂材料とシリンダー内周面との摩擦力を連続
的にコントロールして、材料の喰い込み性の向上を図
り、押出能力を向上しようとするもので、上記間題点を
ことごとく解消するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明は、単軸押出機の供給圧縮区間のシリンダ
ー部を回転可能に形成するとともに、この回転部分は1
つまたは2つ以上に分割して個別に回転できるように構
成してあることを特徴とするものである。1つまたは2
つ以上に分割された回転部分は、スクリューの回転条件
等に最も見合った、それぞれ独立した回転数及び表面温
度で制御して、単軸押出機の供給圧縮区間における最適
条件を設定することができる。
め、この発明は、単軸押出機の供給圧縮区間のシリンダ
ー部を回転可能に形成するとともに、この回転部分は1
つまたは2つ以上に分割して個別に回転できるように構
成してあることを特徴とするものである。1つまたは2
つ以上に分割された回転部分は、スクリューの回転条件
等に最も見合った、それぞれ独立した回転数及び表面温
度で制御して、単軸押出機の供給圧縮区間における最適
条件を設定することができる。
【0016】上記回転部分のエレメントは1つ以上であ
って、各エレメントの長さはスクリューの数ピッチ毎に
対応して形成できるとともに、各エレメントの長さは同
一であってもよいし異なってもよい。
って、各エレメントの長さはスクリューの数ピッチ毎に
対応して形成できるとともに、各エレメントの長さは同
一であってもよいし異なってもよい。
【0017】回転部分は、スクリューの回転方向と同一
方向または逆方向に任意回転数で回転できるように構成
する。回転部分が2つ以上に分割してある場合には、各
分割回転体は相互に同一方向または逆方向のいずれかに
任意回転数で回転できるように構成する。すなわち、複
数の分割回転体のうち、全部が同一方向または逆方向に
回転できるだけでなく、正−逆−正−逆、正−逆−逆−
正・・・等の如く任意の組み合わせで回転できるほか、
そのうちの任意数を停止し例えば逆−停止−逆・・・の
如く回転でき、その他多数の組違いにより任意方向に回
転することができる。しかも、それらの各分割体の回転
数は任意に選定することができる。
方向または逆方向に任意回転数で回転できるように構成
する。回転部分が2つ以上に分割してある場合には、各
分割回転体は相互に同一方向または逆方向のいずれかに
任意回転数で回転できるように構成する。すなわち、複
数の分割回転体のうち、全部が同一方向または逆方向に
回転できるだけでなく、正−逆−正−逆、正−逆−逆−
正・・・等の如く任意の組み合わせで回転できるほか、
そのうちの任意数を停止し例えば逆−停止−逆・・・の
如く回転でき、その他多数の組違いにより任意方向に回
転することができる。しかも、それらの各分割体の回転
数は任意に選定することができる。
【0018】供給圧縮区間のシリンダー部の回転部分
は、誘導加熱や電気ヒータ、熱媒体、エアブロー等によ
る加熱手段や冷却手段からなる温調手段により、加熱ま
たは冷却することができる。上記温調手段により、供給
圧縮区間のシリンダー部の回転部分の内周面の温度を、
材料の特性を考慮して上昇又は降下させて、材料の摩擦
力(摩擦係数)を高め材料の喰い込みを向上させ押出量
の増大を図ることができる。
は、誘導加熱や電気ヒータ、熱媒体、エアブロー等によ
る加熱手段や冷却手段からなる温調手段により、加熱ま
たは冷却することができる。上記温調手段により、供給
圧縮区間のシリンダー部の回転部分の内周面の温度を、
材料の特性を考慮して上昇又は降下させて、材料の摩擦
力(摩擦係数)を高め材料の喰い込みを向上させ押出量
の増大を図ることができる。
【0019】供給圧縮区間のシリンダー部の内周面は、
平滑面でもよいし、公知のようにスクリューの軸方向又
は直交方向に複数の溝を形成してもよい。
平滑面でもよいし、公知のようにスクリューの軸方向又
は直交方向に複数の溝を形成してもよい。
【0020】供給圧縮区間のシリンダー部内周面には材
料に対する一定の摩擦係数を常に保持できるようにした
素材又は形状からなるライナーを設け、このライナーの
内周面とスクリュー外周面との間で材料を移送するよう
にする方が好適である。このようなライナーを設けた場
合には、摩擦係数の異なる素材又は形状からなる多数の
ライナーを用意しておき、押出成形すべき材料の特性に
応じて最適の摩擦係数を有するライナーを選定し、供給
圧縮区間のシリンダー部における回転部分(分割回転
体)とすることができるし、また異なる摩擦係数のライ
ナーと任意に取り替えることができ極めて便利である。
料に対する一定の摩擦係数を常に保持できるようにした
素材又は形状からなるライナーを設け、このライナーの
内周面とスクリュー外周面との間で材料を移送するよう
にする方が好適である。このようなライナーを設けた場
合には、摩擦係数の異なる素材又は形状からなる多数の
ライナーを用意しておき、押出成形すべき材料の特性に
応じて最適の摩擦係数を有するライナーを選定し、供給
圧縮区間のシリンダー部における回転部分(分割回転
体)とすることができるし、また異なる摩擦係数のライ
ナーと任意に取り替えることができ極めて便利である。
【0021】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図5に基づ
いて以下に説明する。図5は本発明に係る単軸押出機の
概略縦断面図であって、この単軸押出機は、基部に材料
投入口2を有するシリンダー1と、材料投入口2から供
給された樹脂材料をシリンダー1内で溶融して先端側へ
押出しするスクリュー3と、シリンダー1を加熱するヒ
ータ4と、スクリュー3を回転するためのモータ6や減
速ギア7等の駆動手段5と、溶融して押出しされた材料
に所定の形を与えるダイス8などからなっている。な
お、材料投入口2にはホッパー(図示せず)が取り付け
られ、該ホッパーより材料が供給される。
いて以下に説明する。図5は本発明に係る単軸押出機の
概略縦断面図であって、この単軸押出機は、基部に材料
投入口2を有するシリンダー1と、材料投入口2から供
給された樹脂材料をシリンダー1内で溶融して先端側へ
押出しするスクリュー3と、シリンダー1を加熱するヒ
ータ4と、スクリュー3を回転するためのモータ6や減
速ギア7等の駆動手段5と、溶融して押出しされた材料
に所定の形を与えるダイス8などからなっている。な
お、材料投入口2にはホッパー(図示せず)が取り付け
られ、該ホッパーより材料が供給される。
【0022】スクリュー3は、任意ピッチのフライト
(ねじ山)3aを有する1条フライト型のスクリューが
形成されているが、その他任意のものを実施することが
できる。このスクリュー3は、材料投入口2より供給さ
れた粉粒体(固体)からなる樹脂材料を予熱しつつ圧縮
して前方へ移送する供給圧縮区間Aと、供給圧縮区間A
から移送されてくる材料を圧縮し可塑化溶融する圧縮溶
融区間Bと、圧縮溶融区間Bからの溶融材料を混練しつ
つ計量して押出する混練計量区間Cとから構成されてい
る。この実施例では3区間に仕切っているが、4区間以
上に仕切ることもできる。3sはスクリュー溝の表面で
ある。
(ねじ山)3aを有する1条フライト型のスクリューが
形成されているが、その他任意のものを実施することが
できる。このスクリュー3は、材料投入口2より供給さ
れた粉粒体(固体)からなる樹脂材料を予熱しつつ圧縮
して前方へ移送する供給圧縮区間Aと、供給圧縮区間A
から移送されてくる材料を圧縮し可塑化溶融する圧縮溶
融区間Bと、圧縮溶融区間Bからの溶融材料を混練しつ
つ計量して押出する混練計量区間Cとから構成されてい
る。この実施例では3区間に仕切っているが、4区間以
上に仕切ることもできる。3sはスクリュー溝の表面で
ある。
【0023】前記スクリュー3の供給圧縮区間Aに対応
するシリンダー部1aは回転可能に形成してあり、この
回転部分10は1つまたは2つ以上に分割して個別に回
転できるように構成してある。
するシリンダー部1aは回転可能に形成してあり、この
回転部分10は1つまたは2つ以上に分割して個別に回
転できるように構成してある。
【0024】図2に示すように、回転部分10が2つ以
上に分割してある場合には、各分割回転体11、12…
は相互に同一方向または逆方向のいずれかに任意回転数
で回転できるようにしてある。すなわち、各分割回転体
11、12…の回転方向は、スクリュー3の回転方向に
対して、第1分割回転体11と第2分割回転体12…の
いずれも逆方向に回転できるし、同一方向、正逆別方
向、その他種々の組み合せ方向に回転することができ
る。また、各分割回転体11、12…の回転数は、スク
リュー3の回転に対して逆方向で該スクリュー3の回転
数に対して、第1分割回転体11は10〜20%、第2
分割回転体12は5〜15%程度で、かつ後者より前者
の回転比が大なる条件下で回転するのが好適であった。
この回転数は任意選定できるのは勿論である。
上に分割してある場合には、各分割回転体11、12…
は相互に同一方向または逆方向のいずれかに任意回転数
で回転できるようにしてある。すなわち、各分割回転体
11、12…の回転方向は、スクリュー3の回転方向に
対して、第1分割回転体11と第2分割回転体12…の
いずれも逆方向に回転できるし、同一方向、正逆別方
向、その他種々の組み合せ方向に回転することができ
る。また、各分割回転体11、12…の回転数は、スク
リュー3の回転に対して逆方向で該スクリュー3の回転
数に対して、第1分割回転体11は10〜20%、第2
分割回転体12は5〜15%程度で、かつ後者より前者
の回転比が大なる条件下で回転するのが好適であった。
この回転数は任意選定できるのは勿論である。
【0025】回転部分10は図示されていないが1つで
もよく、この場合も、スクリュー3の回転方向と同一方
向または逆方向に回転できるし、その回転数は前記第1
分割回転体11の場合と同様の回転比とすることができ
る。
もよく、この場合も、スクリュー3の回転方向と同一方
向または逆方向に回転できるし、その回転数は前記第1
分割回転体11の場合と同様の回転比とすることができ
る。
【0026】回転部分10を回転するとは、該回転部分
10が1つまたは2つ以上のいずれかの場合でも、その
回転を停止した状態つまり回転数が0の場合も含む。
10が1つまたは2つ以上のいずれかの場合でも、その
回転を停止した状態つまり回転数が0の場合も含む。
【0027】回転部分(10、11、12…)の回転方
向は、スクリュー3の回転方向に対して、一般的には逆
方向に回転する方が好ましい。シリンダー部1a内周面
に対する材料の摩擦係数が大きくなって、材料の喰い込
みが向上するとともに、供給圧縮区間Aにおける輸送圧
も上昇され、材料の押出能力が向上されるからである。
シリンダー部1a内周面に対する材料の摩擦係数が増大
されるのであれば、上記回転部分(10、11、12
…)の回転方向は、スクリュー3の回転方向に対して同
一方向または正逆交互に回転するなど適宜方向に回転す
るとよい。
向は、スクリュー3の回転方向に対して、一般的には逆
方向に回転する方が好ましい。シリンダー部1a内周面
に対する材料の摩擦係数が大きくなって、材料の喰い込
みが向上するとともに、供給圧縮区間Aにおける輸送圧
も上昇され、材料の押出能力が向上されるからである。
シリンダー部1a内周面に対する材料の摩擦係数が増大
されるのであれば、上記回転部分(10、11、12
…)の回転方向は、スクリュー3の回転方向に対して同
一方向または正逆交互に回転するなど適宜方向に回転す
るとよい。
【0028】シリンダー部1aの回転部分10をなす分
割回転体11、12は、図2及び図3に示すように、い
ずれも筒状に形成してあり、この筒状体13、14の外
周にはベアリング15、16を介して外ケース17が被
蓋してある。17aは外ケース17の蓋である。
割回転体11、12は、図2及び図3に示すように、い
ずれも筒状に形成してあり、この筒状体13、14の外
周にはベアリング15、16を介して外ケース17が被
蓋してある。17aは外ケース17の蓋である。
【0029】各分割回転体11、12の内周面は、スク
リュー3に直接に対面するように構成することもできる
が、この実施例ではライナー20、20を介在して間接
的に対面する構成とし、該ライナー20、20が分割回
転体11、12と同体的に回転されるようにしてある。
リュー3に直接に対面するように構成することもできる
が、この実施例ではライナー20、20を介在して間接
的に対面する構成とし、該ライナー20、20が分割回
転体11、12と同体的に回転されるようにしてある。
【0030】このライナー20は、成形材料に対する一
定の摩擦係数を常に保持できるようにした素材または形
状からなるものが好ましい。素材としては、例えばフッ
ソ樹脂等を含む焼結材などが良い。また、形状として
は、ライナー20の長手方向に図8〜図10に示す如き
溝21を複数個形成したものを採用することができる。
定の摩擦係数を常に保持できるようにした素材または形
状からなるものが好ましい。素材としては、例えばフッ
ソ樹脂等を含む焼結材などが良い。また、形状として
は、ライナー20の長手方向に図8〜図10に示す如き
溝21を複数個形成したものを採用することができる。
【0031】回転部分10(実施例では2つの分割回転
体11、12)を回転する回転手段としては、任意構成
を採り得るが、この実施例では図2及び図3に示されて
いる如きウオーム歯車装置を採用している。すなわち、
同図における回転手段22は、各分割回転体11、12
に固定されたウオームホイール23と、このウオームホ
イール23の歯23aに噛み合う歯24aを有するウオ
ーム24と、ウオーム24の軸25の端部に接続され、
軸25を回転して前記ウオームホイール23を回転する
駆動源26(分割回転体11側の駆動源は図示されてい
ない。)とからなっている。駆動源26の正・逆作動に
より前記ウオーム歯車装置を介して、各分割回転体1
1、12はそれぞれは独立して、スクリュー3の回転方
向と同一方向または逆方向に所望回転数で回転すること
ができる。図3で、27、28、29はベアリングであ
る。
体11、12)を回転する回転手段としては、任意構成
を採り得るが、この実施例では図2及び図3に示されて
いる如きウオーム歯車装置を採用している。すなわち、
同図における回転手段22は、各分割回転体11、12
に固定されたウオームホイール23と、このウオームホ
イール23の歯23aに噛み合う歯24aを有するウオ
ーム24と、ウオーム24の軸25の端部に接続され、
軸25を回転して前記ウオームホイール23を回転する
駆動源26(分割回転体11側の駆動源は図示されてい
ない。)とからなっている。駆動源26の正・逆作動に
より前記ウオーム歯車装置を介して、各分割回転体1
1、12はそれぞれは独立して、スクリュー3の回転方
向と同一方向または逆方向に所望回転数で回転すること
ができる。図3で、27、28、29はベアリングであ
る。
【0032】回転部分10つまり分割回転体11、12
は、図2及び図3に示されている如く、温調手段30に
より加熱または冷却するようにしてある。この温調手段
30として、この実施例では図2及び図3に示す如く熱
媒体により、回転部分10であるシリンダー部1aを冷
却または加熱する構成としている。すなわち分割回転体
11、12を構成する筒状体13、14の内部に媒体通
路31、32を形成して、この媒体通路31、32へ媒
体入口33、34から水や油などの媒体を導入し、該媒
体で回転部分10であるシリンダー部1aを冷却または
加熱してから、媒体出口35、36より系外の媒体槽
(図示せず)などへ戻すようにしている。上記熱媒体に
よる温調手段30に代えて、誘導加熱や電気ヒータ等の
加熱手段、又は冷却するためのブロワ等の冷却手段を用
いることもできる。
は、図2及び図3に示されている如く、温調手段30に
より加熱または冷却するようにしてある。この温調手段
30として、この実施例では図2及び図3に示す如く熱
媒体により、回転部分10であるシリンダー部1aを冷
却または加熱する構成としている。すなわち分割回転体
11、12を構成する筒状体13、14の内部に媒体通
路31、32を形成して、この媒体通路31、32へ媒
体入口33、34から水や油などの媒体を導入し、該媒
体で回転部分10であるシリンダー部1aを冷却または
加熱してから、媒体出口35、36より系外の媒体槽
(図示せず)などへ戻すようにしている。上記熱媒体に
よる温調手段30に代えて、誘導加熱や電気ヒータ等の
加熱手段、又は冷却するためのブロワ等の冷却手段を用
いることもできる。
【0033】図6は、単軸押出機の供給圧縮区間Aのシ
リンダー部1aの他の変形例を示す。この図6のシリン
ダー部1aは回転可能にして、その回転部分10を2つ
の分割回転体11、12で形成してそれぞれ個別に独立
して回転できるようにしてある点では、前記実施例のも
のと共通する。
リンダー部1aの他の変形例を示す。この図6のシリン
ダー部1aは回転可能にして、その回転部分10を2つ
の分割回転体11、12で形成してそれぞれ個別に独立
して回転できるようにしてある点では、前記実施例のも
のと共通する。
【0034】しかし、この図6の2つの分割回転体1
1、12は、前者のフライト3aが4ピッチ、後者のフ
ライト3aが3ピッチであって、軸方向の長さが異なる
とともに、両分割回転体11、12の回転手段22が駆
動源26で直接的に回転できるようにしてあり、さらに
両分割回転体11、12のシリンダー部1aには何ら温
調手段30を設けていない点で、前記図1〜図5のもの
と顕著に異なるものである。
1、12は、前者のフライト3aが4ピッチ、後者のフ
ライト3aが3ピッチであって、軸方向の長さが異なる
とともに、両分割回転体11、12の回転手段22が駆
動源26で直接的に回転できるようにしてあり、さらに
両分割回転体11、12のシリンダー部1aには何ら温
調手段30を設けていない点で、前記図1〜図5のもの
と顕著に異なるものである。
【0035】分割回転体11、12は実施例の如く2つ
に限らず3つ以上設けることができる。図1、図2及び
図6で40〜46はシール材である。
に限らず3つ以上設けることができる。図1、図2及び
図6で40〜46はシール材である。
【0036】なお、実施例の如くライナー20を介在し
ない場合の回転部分10(分割回転体11、12…)の
内周面は、摩擦係数が樹脂材料の付着により経時的に変
化しないように、表面処理した材質の方が好ましい。
ない場合の回転部分10(分割回転体11、12…)の
内周面は、摩擦係数が樹脂材料の付着により経時的に変
化しないように、表面処理した材質の方が好ましい。
【0037】
【作用】前記実施例の作用を図1〜図5、図7に基づい
て以下に説明する。 成形すべき材料の投入時から成形品として取り出す
までの一連の流れを図5に沿って簡単に説明する。図5
において、モータ6を駆動してスクリュー3を時計方向
に所定回転数で回転すると、材料投入口2より供給され
た成形すべき材料は、前記スクリュー3の作用により供
給圧縮区間Aに圧縮されながら供給され圧縮溶融区間B
へ移送され、この圧縮溶融区間Bで完全に溶融されて混
練計量区間へ移送され、この混練計量区間Cで混練して
単位時間当たりの所定量を計量してからダイス8へ押出
され、このダイス8で所定の形にされてから冷却工程を
経て引取装置により成形品として取り出される。
て以下に説明する。 成形すべき材料の投入時から成形品として取り出す
までの一連の流れを図5に沿って簡単に説明する。図5
において、モータ6を駆動してスクリュー3を時計方向
に所定回転数で回転すると、材料投入口2より供給され
た成形すべき材料は、前記スクリュー3の作用により供
給圧縮区間Aに圧縮されながら供給され圧縮溶融区間B
へ移送され、この圧縮溶融区間Bで完全に溶融されて混
練計量区間へ移送され、この混練計量区間Cで混練して
単位時間当たりの所定量を計量してからダイス8へ押出
され、このダイス8で所定の形にされてから冷却工程を
経て引取装置により成形品として取り出される。
【0038】 供給圧縮区間Aにおける分割回転体1
1、12の作用について、更に詳説する。この場合例え
ば、スクリュー3の回転と分割回転体11、12の回転
とは逆方向であって、回転数は例えば前者が20〜10
0rpm、後者が1〜10rpmとする。材料投入口2
より投入された材料は、分割回転体11の内周面との摩
擦係数はμb1であり、スクリュー溝の表面3sの摩擦
係数はμs1であるとき、もしμb1≧μs1の状態に
あれば、材料が分割回転体11のシリンダー内周面とス
クリュー3のスクリュー溝表面3sとの隙間を通過する
際に受ける材料のせん断速度γ1の大きさに対応した押
出圧力ΔPが発生し、前記材料は下流側へ圧縮されなが
ら移送される。つまり、材料投入口2よりスクリュー3
の溝に充填された材料は分割回転体11の軸方向長さに
亘り影響を与えられ、前記摩擦係数とせん断速度とを条
件として材料の供給量と圧縮量は決定されて定常状態と
なる。
1、12の作用について、更に詳説する。この場合例え
ば、スクリュー3の回転と分割回転体11、12の回転
とは逆方向であって、回転数は例えば前者が20〜10
0rpm、後者が1〜10rpmとする。材料投入口2
より投入された材料は、分割回転体11の内周面との摩
擦係数はμb1であり、スクリュー溝の表面3sの摩擦
係数はμs1であるとき、もしμb1≧μs1の状態に
あれば、材料が分割回転体11のシリンダー内周面とス
クリュー3のスクリュー溝表面3sとの隙間を通過する
際に受ける材料のせん断速度γ1の大きさに対応した押
出圧力ΔPが発生し、前記材料は下流側へ圧縮されなが
ら移送される。つまり、材料投入口2よりスクリュー3
の溝に充填された材料は分割回転体11の軸方向長さに
亘り影響を与えられ、前記摩擦係数とせん断速度とを条
件として材料の供給量と圧縮量は決定されて定常状態と
なる。
【0039】 前述のように、分割回転体11をスク
リュー3と逆方向に回転して、分割回転体11の摩擦係
数がμb1≧μs1で材料のせん断速度γ1が一定値以
上の時には、本発明の分割回転体11の領域における材
料の圧力△pは、図7の実験に示すように、従来例に比
べて立ち上がり時から僅かではあるが少し高い圧力で上
昇している。この僅かな上昇圧力が、下流側における材
料の圧力を指数関数的に上げるための初期条件となるた
め、極めて重要な働きを有する。
リュー3と逆方向に回転して、分割回転体11の摩擦係
数がμb1≧μs1で材料のせん断速度γ1が一定値以
上の時には、本発明の分割回転体11の領域における材
料の圧力△pは、図7の実験に示すように、従来例に比
べて立ち上がり時から僅かではあるが少し高い圧力で上
昇している。この僅かな上昇圧力が、下流側における材
料の圧力を指数関数的に上げるための初期条件となるた
め、極めて重要な働きを有する。
【0040】 分割回転体11により昇圧された材料
は、次の分割回転体12においても、前記と同様に、
分割回転体11のシリンダー内周面の摩擦係数μb2と
スクリュー3のスクリュー溝表面3sの摩擦係数μs2
との大きさにμb2≧μs2関係があり、且つ材料の分
割回転体12の内周面とスクリュー3のスクリュー溝表
面3sとの隙間を通過する際に受ける搬送のせん断速度
γ2が上記分割回転体11におけるせん断速度γ1より
小さいか等しいか(γ2≦γ1)の条件を満たすように
分割回転体11と分割回転体12の回転速度を調整する
ときに、前記材料は下流側へ圧縮されながら移送され
る。この分割回転体12の領域における材料の圧力Δp
は図7の実線に示すように、分割回転体12独自の作用
に加え上記で述べた分割回転体11の領域における初
期上昇圧にも影響されてさらに指数関数的に上昇され
る。この圧力上昇は図7の実線で示してあるように圧縮
溶融区間Bの初期(つまり最大昇圧点PF(MAX))
まで見られ、それ以降は混練計量区間Cの終わりまでシ
リンダーが回転しない従来例の場合の圧力と同一の圧力
で移送される。
は、次の分割回転体12においても、前記と同様に、
分割回転体11のシリンダー内周面の摩擦係数μb2と
スクリュー3のスクリュー溝表面3sの摩擦係数μs2
との大きさにμb2≧μs2関係があり、且つ材料の分
割回転体12の内周面とスクリュー3のスクリュー溝表
面3sとの隙間を通過する際に受ける搬送のせん断速度
γ2が上記分割回転体11におけるせん断速度γ1より
小さいか等しいか(γ2≦γ1)の条件を満たすように
分割回転体11と分割回転体12の回転速度を調整する
ときに、前記材料は下流側へ圧縮されながら移送され
る。この分割回転体12の領域における材料の圧力Δp
は図7の実線に示すように、分割回転体12独自の作用
に加え上記で述べた分割回転体11の領域における初
期上昇圧にも影響されてさらに指数関数的に上昇され
る。この圧力上昇は図7の実線で示してあるように圧縮
溶融区間Bの初期(つまり最大昇圧点PF(MAX))
まで見られ、それ以降は混練計量区間Cの終わりまでシ
リンダーが回転しない従来例の場合の圧力と同一の圧力
で移送される。
【0041】 前記最大昇圧点PF(MAX)からダ
イス8に至るまでは、材料の圧縮状況に応じた、スクリ
ューの外周面の摩擦係数、シリンダー内周面の摩擦係
数、材料のせん断速度、スクリューフライト(ねじれ角
及びスクリュー溝の高さ)等によって決定される一般の
押出スクリュー理論によって、圧縮、昇圧、吐出され
る。
イス8に至るまでは、材料の圧縮状況に応じた、スクリ
ューの外周面の摩擦係数、シリンダー内周面の摩擦係
数、材料のせん断速度、スクリューフライト(ねじれ角
及びスクリュー溝の高さ)等によって決定される一般の
押出スクリュー理論によって、圧縮、昇圧、吐出され
る。
【0042】 上述したように、本発明において、ス
クリュー3を回転するとともに、分割回転体11、12
を回転する場合(図7の実線参照)に、スクリュー3し
か回転しない従来例の単軸押出機と比較してみると、前
述したように、分割回転体11、12のシリンダー内周
面の摩擦係数及び材料に加わるスクリュー溝内に作用す
るせん断速度を高めることにより、材料に対する輸送圧
力が急激に上昇されるため、少なくとも供給圧縮区間A
における材料の喰い込みが改善され供給量が安定して供
給できるとともに、次工程へ安定して移送することがで
きるのである。
クリュー3を回転するとともに、分割回転体11、12
を回転する場合(図7の実線参照)に、スクリュー3し
か回転しない従来例の単軸押出機と比較してみると、前
述したように、分割回転体11、12のシリンダー内周
面の摩擦係数及び材料に加わるスクリュー溝内に作用す
るせん断速度を高めることにより、材料に対する輸送圧
力が急激に上昇されるため、少なくとも供給圧縮区間A
における材料の喰い込みが改善され供給量が安定して供
給できるとともに、次工程へ安定して移送することがで
きるのである。
【0043】すなわち、図7において、材料投入口2へ
の材料投入時から最大昇圧点PF(MAX)までにおい
て、従来例では、ハの曲線で示されているように供給圧
縮区間Aにおいては傾斜の緩い圧力勾配を示している。
これに対し、本発明では、イの曲線で示されているよう
に供給圧縮区間Aにおいては前記分割回転体11、12
の作用により急激に昇圧されるため、従来例の圧力より
高くなるばかりか、その圧力勾配も傾斜のきつい曲線を
示していることから、上記の如く供給圧縮区間Aにおけ
る材料の喰い込みが改善され、供給量が安定し次工程へ
安定して移送されるのである。
の材料投入時から最大昇圧点PF(MAX)までにおい
て、従来例では、ハの曲線で示されているように供給圧
縮区間Aにおいては傾斜の緩い圧力勾配を示している。
これに対し、本発明では、イの曲線で示されているよう
に供給圧縮区間Aにおいては前記分割回転体11、12
の作用により急激に昇圧されるため、従来例の圧力より
高くなるばかりか、その圧力勾配も傾斜のきつい曲線を
示していることから、上記の如く供給圧縮区間Aにおけ
る材料の喰い込みが改善され、供給量が安定し次工程へ
安定して移送されるのである。
【0044】分割回転体11、12を実線イの場合と同
一回転数で回転するとともに、スクリュー3の回転数を
実線イの場合より増加して行くと、この場合の材料の圧
力は図7に2点鎖線ロで示すように、最大昇圧点P`F
(MAX)まで高めることができる。これを分岐点とし
て、それより上流側は急勾配の上昇圧力曲線を示し、そ
れより下流側は緩い勾配の降下圧力曲線を示している。
供給圧縮区間Aにおける最大昇圧点P`F(MAX)が
上昇した分だけダイス部で圧力を昇圧しても安定な材料
の圧縮供給が約束されるため、押出能力を向上させ安定
した押出生産が保証される。スクリューの回転数は材料
樹脂の発熱昇温及び、ダイスで材料流速制限等によって
制限され、限界があるが、分割回転体11、12の回転
調整手段により安定した生産能力を向上させることが出
来、その効果は35〜85%の能力向上が認められてい
る。
一回転数で回転するとともに、スクリュー3の回転数を
実線イの場合より増加して行くと、この場合の材料の圧
力は図7に2点鎖線ロで示すように、最大昇圧点P`F
(MAX)まで高めることができる。これを分岐点とし
て、それより上流側は急勾配の上昇圧力曲線を示し、そ
れより下流側は緩い勾配の降下圧力曲線を示している。
供給圧縮区間Aにおける最大昇圧点P`F(MAX)が
上昇した分だけダイス部で圧力を昇圧しても安定な材料
の圧縮供給が約束されるため、押出能力を向上させ安定
した押出生産が保証される。スクリューの回転数は材料
樹脂の発熱昇温及び、ダイスで材料流速制限等によって
制限され、限界があるが、分割回転体11、12の回転
調整手段により安定した生産能力を向上させることが出
来、その効果は35〜85%の能力向上が認められてい
る。
【0045】分割回転体11、12の内周面の摩擦係数
及び回転方向並びに回転数は、形成すべき材料に合わせ
て決定される。しかも前記摩擦係数は当該分割回転体1
1、12の内周面の形状や材料又は温度等により増減調
整することができる。そして、この材料のせん断速度を
調整することにより、あたかもスクリュー3のねじれ角
を変化調整したことに相当し、材料のスクリュー溝に対
する移動角が変更される作用となる。それによってスク
リュー3のフライトの形状や溝深さを自由に変更した如
き働きを担う顕著な利点を有する。その効果を、3日〜
30日にわたって連続運転が要求される生産現場での実
用例を示して見る。一般に、押出機のスタート開始時か
らの押出量は、経時的にゆっくりその平均押出量が変化
し、例えば10日間の連続運転日数では運転開始時の押
出量の8〜16%程度その平均値が変化することが認め
られている。このような場合、材料の供給圧縮区間のシ
リンダーが回転しない従来の装置では、スクリューの回
転数と温度によりその押出量の調整を行っているが、製
品の品質低下を防止するために5日〜10日前後で稼動
を停止せざるを得なかった。そのため、生産稼動率が低
下し収率の低下を来し、改善が望まれていた。本発明
は、供給圧縮区間の分割回転体11、12の回転数の調
整手段により自動制御することが単純に可能となり、生
産性の向上を実現することが出来た。
及び回転方向並びに回転数は、形成すべき材料に合わせ
て決定される。しかも前記摩擦係数は当該分割回転体1
1、12の内周面の形状や材料又は温度等により増減調
整することができる。そして、この材料のせん断速度を
調整することにより、あたかもスクリュー3のねじれ角
を変化調整したことに相当し、材料のスクリュー溝に対
する移動角が変更される作用となる。それによってスク
リュー3のフライトの形状や溝深さを自由に変更した如
き働きを担う顕著な利点を有する。その効果を、3日〜
30日にわたって連続運転が要求される生産現場での実
用例を示して見る。一般に、押出機のスタート開始時か
らの押出量は、経時的にゆっくりその平均押出量が変化
し、例えば10日間の連続運転日数では運転開始時の押
出量の8〜16%程度その平均値が変化することが認め
られている。このような場合、材料の供給圧縮区間のシ
リンダーが回転しない従来の装置では、スクリューの回
転数と温度によりその押出量の調整を行っているが、製
品の品質低下を防止するために5日〜10日前後で稼動
を停止せざるを得なかった。そのため、生産稼動率が低
下し収率の低下を来し、改善が望まれていた。本発明
は、供給圧縮区間の分割回転体11、12の回転数の調
整手段により自動制御することが単純に可能となり、生
産性の向上を実現することが出来た。
【0046】
【発明の効果】この発明によれば、(1) 単軸押出機
の供給圧縮区間のシリンダー部を回転可能に形成すると
ともに、この回転部分は1つまたは2つ以上に分割して
個別に回転できるように構成してあるから、回転部分
(分割回転体)をスクリューの回転方向と同一または逆
方向に任意回転数で回転することにより、回転部分(分
割回転体)の内周面の摩擦係数及び材料のせん断速度が
高まり、材料の喰い込み能力が向上される結果、見掛け
比重の小さい材料等の喰い込みの悪い材料、又は経時的
に喰い込み性が変化し押出量が変化する材料でも、少な
くとも供給圧縮区間における材料の喰い込みが改善され
供給量が安定して供給されるとともに、押出能力を高め
ながら、成形品の品質を低下させることなく、長期に亘
り連続して押出成形作業が行える。従来例(イ)、
(ロ)では、材料の喰い込み性の調整はスクリューの回
転数を変えるか、シリンダーの温度を変えるしか方法が
なく、その回転数又は温度を変更する毎に成形作業を停
止し再稼動することになり、稼動時間が短く生産能力が
低下する。また材料の喰い込み性の調整のために、スク
リューの回転数かシリンダーの温度を変更する場合に、
成形材料の物性により成形品の品質を低下させるなどの
欠点があった。本発明は、スクリューの回転を変更する
ことなく、上記回転部分(分割回転体)の回転の向きと
大きさを調整するだけの簡単な操作で材料の押出量を制
御でき、上記諸欠点をことごとく解消することができ
る。
の供給圧縮区間のシリンダー部を回転可能に形成すると
ともに、この回転部分は1つまたは2つ以上に分割して
個別に回転できるように構成してあるから、回転部分
(分割回転体)をスクリューの回転方向と同一または逆
方向に任意回転数で回転することにより、回転部分(分
割回転体)の内周面の摩擦係数及び材料のせん断速度が
高まり、材料の喰い込み能力が向上される結果、見掛け
比重の小さい材料等の喰い込みの悪い材料、又は経時的
に喰い込み性が変化し押出量が変化する材料でも、少な
くとも供給圧縮区間における材料の喰い込みが改善され
供給量が安定して供給されるとともに、押出能力を高め
ながら、成形品の品質を低下させることなく、長期に亘
り連続して押出成形作業が行える。従来例(イ)、
(ロ)では、材料の喰い込み性の調整はスクリューの回
転数を変えるか、シリンダーの温度を変えるしか方法が
なく、その回転数又は温度を変更する毎に成形作業を停
止し再稼動することになり、稼動時間が短く生産能力が
低下する。また材料の喰い込み性の調整のために、スク
リューの回転数かシリンダーの温度を変更する場合に、
成形材料の物性により成形品の品質を低下させるなどの
欠点があった。本発明は、スクリューの回転を変更する
ことなく、上記回転部分(分割回転体)の回転の向きと
大きさを調整するだけの簡単な操作で材料の押出量を制
御でき、上記諸欠点をことごとく解消することができ
る。
【0047】(2) 請求項4記載の如く、供給圧縮区
間のシリンダー部の回転部分は、温調手段により加熱ま
たは冷却することにより、回転部分(分割回転体)の内
周面の摩擦係数を高め材料の喰い込み性を向上させ押出
量の増大を図ることができる。
間のシリンダー部の回転部分は、温調手段により加熱ま
たは冷却することにより、回転部分(分割回転体)の内
周面の摩擦係数を高め材料の喰い込み性を向上させ押出
量の増大を図ることができる。
【0048】(3) 請求項5記載の如く、供給圧縮区
間のシリンダー部内周面には材料に対する一定の摩擦係
数を常に保持できるようにした素材又は形状からなるラ
イナーを設け、摩擦係数の異なるライナーを多数用意し
ておくことにより、ライナーを取り替えて最適の喰い込
み性を保持して最適の押出能力を維持することができ
る。
間のシリンダー部内周面には材料に対する一定の摩擦係
数を常に保持できるようにした素材又は形状からなるラ
イナーを設け、摩擦係数の異なるライナーを多数用意し
ておくことにより、ライナーを取り替えて最適の喰い込
み性を保持して最適の押出能力を維持することができ
る。
【図1】図2の一部拡大縦断面図である。
【図2】本発明の一実施例の要部縦断面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】図2のIV−IV線断面図である。
【図5】本発明を適用した全体の概略縦断面図である。
【図6】回転部分(分割回転体)の変形例を示す縦断面
図である。
図である。
【図7】スクリューの各区間のおける材料の圧力を示す
線図である。
線図である。
【図8】ライナーの第1変形例の一部断面図である。
【図9】ライナーの第2変形例の一部断面図である。
【図10】ライナーの第3変形例の一部断面図である。
1 シリンダー 1a 供給圧縮区間のシリンダー部 2 スクリュー 8 ダイス 10 回転部分 11 分割回転体 12 分割回転体 20 ライナー 22 回転手段 30 温調手段 31 媒体通路 32 媒体通路 33 媒体入口 34 媒体入口 35 媒体出口 36 媒体出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 治 大阪府大阪市中央区谷町6丁目5番26号
Claims (5)
- 【請求項1】 単軸押出機の供給圧縮区間Aのシリンダ
ー部1aを回転可能に形成するとともに、この回転部分
10は1つまたは2つ以上に分割して個別に回転できる
ように構成してあることを特徴とする単軸押出機。 - 【請求項2】 回転部分10は、スクリュー3の回転方
向と同一方向または逆方向に任意回転数で回転できるよ
うに構成してある請求項1記載の単軸押出機。 - 【請求項3】 回転部分10が2つ以上に分割してある
場合には、各分割回転体11、12・・・は相互に同一
方向または逆方向のいずれかに任意回転数で回転できる
ように構成してある請求項1記載の単軸押出機。 - 【請求項4】 供給圧縮区間Aのシリンダー部の回転部
分1aは、温調手段30により加熱または冷却するよう
にしてある請求項1または2記載の単軸押出機。 - 【請求項5】 供給圧縮区間Aのシリンダー部1a内周
面には材料に対する一定の摩擦係数を常に保持できるよ
うにした素材又は形状からなるライナー20が設けてあ
る請求項1ないし4のいずれかに記載の単軸押出機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4067903A JPH05220818A (ja) | 1992-02-08 | 1992-02-08 | 単軸押出機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4067903A JPH05220818A (ja) | 1992-02-08 | 1992-02-08 | 単軸押出機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05220818A true JPH05220818A (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=13358325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4067903A Pending JPH05220818A (ja) | 1992-02-08 | 1992-02-08 | 単軸押出機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05220818A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016175081A1 (ja) * | 2015-04-28 | 2016-11-03 | 東芝機械株式会社 | 押出機用スクリュ並びに押出機および押出方法 |
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US10967554B2 (en) | 2014-05-08 | 2021-04-06 | Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha | Extruder screw having paths within the screw, extruder, and extrusion method |
US11110638B2 (en) | 2014-05-08 | 2021-09-07 | Shibaura Machine Co., Ltd. | Extruder screw having paths within the screw, extruder, and extrusion method |
US11220022B2 (en) | 2014-04-24 | 2022-01-11 | Shibaura Machine Co., Ltd. | Extruder screw having paths within the screw, extruder, and extrusion method |
US11224991B2 (en) | 2014-04-24 | 2022-01-18 | Shibaura Machine Co., Ltd. | Extruder screw having paths within the screw, extruder, and extrusion method |
US11565440B2 (en) | 2014-05-08 | 2023-01-31 | Shibaura Machine Co., Ltd. | Kneading apparatus with first and second extruders |
-
1992
- 1992-02-08 JP JP4067903A patent/JPH05220818A/ja active Pending
Cited By (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11813785B2 (en) | 2014-05-08 | 2023-11-14 | Shibaura Machine Co., Ltd. | Extruder screw having paths within the screw, extruder, and extrusion method |
US11752682B2 (en) | 2014-05-08 | 2023-09-12 | Shibaura Machine Co., Ltd. | Extruder screw having paths within the screw, extruder, and extrusion method |
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