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JPH05216093A - 動作モ−ド初期設定機能付カメラ - Google Patents

動作モ−ド初期設定機能付カメラ

Info

Publication number
JPH05216093A
JPH05216093A JP4073292A JP4073292A JPH05216093A JP H05216093 A JPH05216093 A JP H05216093A JP 4073292 A JP4073292 A JP 4073292A JP 4073292 A JP4073292 A JP 4073292A JP H05216093 A JPH05216093 A JP H05216093A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
mode
photographing
camera
initial setting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4073292A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Arakawa
和彦 荒川
Masaru Yanagisawa
勝 柳沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP4073292A priority Critical patent/JPH05216093A/ja
Publication of JPH05216093A publication Critical patent/JPH05216093A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サ−チ動作を行う確率を減らすと共に実際の
撮影時におけるレンズ駆動の量を低減させ、速写性に対
応できるものにする。 【構成】 動作モ−ド初期設定手段22内に、オ−トフ
ォ−カス手段16,17の制御によるレンズ駆動に先駆
けて、撮影モ−ド入力手段18,21にて入力された撮
影モ−ドに応じた特定位置へレンズ駆動手段7,9,1
5を制御して強制的にレンズ駆動を行うフォ−カス位置
初期設定手段16を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影意図や撮影目的な
どを反映した、ポ−トレ−ト,風景,クロ−ズアップ,
スポ−ツ等の撮影モ−ドをカメラに入力する撮影モ−ド
入力手段と、該撮影モ−ド入力手段にて入力された撮影
モ−ドに応じて、プログラムAE(低速,高速),フィ
ルム給送(連写,単写),AF(ワンショット,サ−
ボ)等の各種動作モ−ドの組み合わせを自動的に変更し
てこれら動作モ−ドを初期設定する動作モ−ド初期設定
手段とを備えた動作モ−ド初期設定機能付カメラの改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、撮影レンズを通過した光線を
自動焦点検出装置に導き、被写体像のデフォ−カス量を
求め、その量に基づいて撮影レンズを合焦位置に駆動す
る、いわゆるTTL方式のオ−トフォ−カスカメラが知
られている。
【0003】また、撮影者が撮影意図、撮影目的等を反
映した撮影モ−ド(ポ−トレ−ト,風景,クロ−ズアッ
プ,スポ−ツ等)を入力する事で、AEモ−ド(低速プ
ログラムAE,高速プログラムAE),フィルム給送
(連写,単写),AF(ワンショットAF,サ−ボA
F)等を組み合わせてカメラ自身が自動設定するカメラ
も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例では、撮影レンズの停止している位置が、実際の
合焦点と大きく離れている場合には、デフォ−カス量の
検出精度が停止したり、検出不能になってしまう場合が
あった。特に撮影レンズが高倍率のズ−ムレンズやマク
ロレンズの場合には、フォ−カスの至近端から無限端の
間のデフォ−カス量が極端に大きいため、自動焦点検出
装置の検出能力を越えてしまう場合が多かった。このよ
うな場合は、撮影レンズを強制的に駆動し、焦点検出が
可能となるポイントを探す、いわゆるサ−チ動作を行う
必要があった。このサ−チ動作は不自然なレンズ駆動動
作であるし、時間もかかる為、撮影者にとってはシャッ
タチャンスを逃す恐れがあり、好ましいものではなかっ
た。
【0005】また、前述の各種撮影モ−ド選択可能なカ
メラにおいても、ズ−ム位置、フォ−カス位置等のレン
ズに関する初期位置設定はできなかった。
【0006】本発明の目的は、上記の点に鑑み、サ−チ
動作を行う確率を減らすと共に実際の撮影時におけるレ
ンズ駆動の量を低減させ、速写性に対応できるものにす
ることのできる動作モ−ド初期設定機能付カメラを提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、動作モ−ド初
期設定手段内に、オ−トフォ−カス手段の制御によるレ
ンズ駆動に先駆けて、撮影モ−ド入力手段にて入力され
た撮影モ−ドに応じた特定位置へレンズ駆動手段を制御
して強制的にレンズ駆動を行うフォ−カス位置初期設定
手段を設け、また、動作モ−ド初期設定手段内に、ズ−
ミング手段の制御によるレンズ駆動に先駆けて、撮影モ
−ド入力手段にて入力された撮影モ−ドに応じた特定位
置へレンズ駆動手段を制御して強制的にズ−ミングを行
うズ−ム位置初期設定手段を設けている。
【0008】
【作用】オ−トフォ−カス手段、或は、ズ−ミング手段
の制御によるレンズ駆動に先駆けて、撮影モ−ド入力手
段にて入力された撮影モ−ドに応じた、予め設定されて
いる撮影頻度の高いフォ−カス、或は、ズ−ムの特定位
置へ強制的にレンズ駆動を行い、この位置を初期位置と
してその後のオ−トフォ−カスやズ−ミング動作を行わ
せるようにしている。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例を示す図であり、
1,2は撮影レンズを構成するレンズ群であり、レンズ
群1の光軸に沿った移動により焦点調節動作(フォ−カ
シング)を行い、レンズ群2の光軸に沿った移動により
画角変化(ズ−ミング)を行うように構成されている。
3はハ−フミラ−、4は全反射ミラ−であり、共にレリ
−ズによりクリックリタ−ン動作を行う公知の一眼レフ
カメラ系を構成している。5はフィルム面であり、レリ
−ズ動作時には上記の各ミラ−3,4が撮影光束から退
避するために不図示のシャッタの開閉により露光され
る。6はハ−フミラ−3を通過し全反射ミラ−4にて反
射された光束が入射する自動焦点(以下AFと記す)ユ
ニットであり、このAFユニット6は公知のTTL位相
差検出式のAF装置で、瞳分割光学系、CCD等のライ
ンセンサから成る。17は前述のラインセンサで検出さ
れた像出力を増幅し、デフォ−カス量を換算するAF演
算回路であり、ここで現在のレンズ位置におけるデフォ
−カス方向(前ピントか後ピントか)とデフォ−カス量
が計算される。
【0011】7,11は各々フォ−カシング系、ズ−ミ
ング系のレンズ駆動装置であり、9,13の各々フォ−
カシングモ−タ、ズ−ミングモ−タの回転力をレンズの
光軸方向の駆動力に変換する。8,12はフォトインタ
ラプタとパルス板からなるパルスエンコ−ダであり、各
々フォ−カシング用のレンズ群1とズ−ミング用のレン
ズ群2の駆動量をパルスとしてカウントするものであ
る。
【0012】10,14は各々フォ−カシング系、ズ−
ミング系の基準位置を示すスイッチであり、レンズ群
1,2の鏡筒又はレンズ駆動装置7,11の光軸方向の
移動によってオンオフが切り換わり、この切換えポイン
トからのパルスの増減をカウントする事で、フォ−カシ
ング位置、ズ−ミング位置の絶対値を計算することがで
きる。即ち、今、このレンズは何メ−トルの被写体に対
してピントが合っているか、又、焦点距離は何ミリであ
るかを知ることができる。
【0013】15は前出のレンズ駆動回路であり、各モ
−タ9,13の正転、逆転、ブレ−キ動作等を行う。1
6はレンズ制御回路であり、AF演算回路17,撮影モ
−ド切換回路21の出力信号を判断して後述のレンズ駆
動回路15にレンズ駆動を指示すると共に、パルスエン
コ−ダ8,12から出力されるパルス数で実際のレンズ
駆動量を検出してレンズ駆動回路15にレンズ停止を指
示する。
【0014】18は撮影モ−ド切換ダイヤルであり、不
図示のクリック機構によって特定位置に回動、停止が自
由にできるものである。19は撮影モ−ド切換ダイヤル
18と同軸で回動するブラシであり、本実施例では接地
された3本の導体ブラシから成る。20はプリント基盤
上に形成された導体パタ−ンであり、前記のブラシ19
と1対1で接触しており、本実施例では3ビットの信号
パタ−ンになっているので、撮影モ−ド切換ダイヤル1
8のダイヤルクリック位置と組み合わせる事によって8
種類の異なった信号を出力することができる。21は撮
影モ−ド切換回路であり、撮影者が撮影モ−ド切換ダイ
ヤル18の回動でセットした撮影モ−ドに従ってレンズ
制御回路16に信号を送り、レンズを特定位置に駆動す
ることができる。
【0015】22は前述のレンズ制御回路16やAF演
算回路17、その他シャッタ制御回路等を含むカメラの
各種動作を制御するマイクロコンピュ−タ等から成る制
御回路出ある。
【0016】図2は、本実施例における各種撮影モ−ド
による設定組み合わせを示す図である。
【0017】組み合わせの内容は、プログラムAE,フ
ィルム給送,AFモ−ド,レンズ初期位置である。
【0018】次に、各々の選択内容を説明する。
【0019】『低速プログラムAE(PL)』 同一
露出量におけるシャッタと絞りの組み合わせにおいて、
シャッタ速度を遅め(絞りを絞り込み側)に設定する。
動きの速い被写体には不向きだが、被写界深度が深くな
る。
【0020】『高速プログラムAE(PH)』 同一
露出量におけるシャッタと絞りの組み合わせにおいて、
シャッタ速度を速め(絞りを開放側)に設定する。動き
の速い被写体も止めて撮影できるが、被写界深度が浅く
なる。
【0021】『単写(S)』 1回のレリ−ズ動作で
1回だけの撮影を許す。
【0022】『連写(C)』 1回のレリ−ズ動作で
レリ−ズスイッチを押し込んでいる間は何回でも撮影を
許す。
【0023】『ワンショットAF(O)』 AF動作
を開始してから一度合焦したら、その後のAFを禁止す
る。
【0024】『サ−ボAF』 何度でも繰り返してA
Fを行う。
【0025】『ワンショットAFとサ−ボAFの自動切
換(O/S)』 AFセンサ出力より被写体が止まっ
ていると判断した時にはワンショットAFに、被写体が
動いていると判断した時にはサ−ボAFに自動的に切換
える。
【0026】次に、各々の撮影モ−ドを説明する。
【0027】標準プログラム(どの様な撮影条件、撮
影目的でも無難に撮影ができるモ−ド) ・手振れを防ぐ為にプログラムAEは高速プログラムを
選択 ・不用意な撮影を防ぐため、単写を選択 ・静止被写体か動体撮影かわからない為、AFは自動切
換を選択 ・被写体位置、大きさがわからない為、レンズはリセッ
ト位置(フォ−カスは無限遠、ズ−ムはワイド端)又は
前回撮影状態のまま。
【0028】ポ−トレ−トモ−ド(人物のアップで表
情を美しく捉える為のモ−ド) ・背景をボカして被写体を浮かび上がらせる(被写界深
度を浅くする)為、プログラムAEは高速プログラムを
選択。
【0029】・刻々と変化する表情を逃さない為、連写
を選択。
【0030】・人物の目にAFし、その後構図を振り易
いワンショットAFを選択。
【0031】・背景をボカし易い中望遠焦点距離(70
〜100mm)にズ−ム初期値設定。
【0032】・中望遠で人物撮影時に自然な大きさで写
る撮影距離として「3m」の位置にフォ−カス初期位置
設定 風景モ−ド ・被写界深度が深く、また静止被写体なので、低速プロ
グラムを選択。
【0033】・一枚一枚をじっくりと写す為、単写を選
択。
【0034】・静止被写体であり、構図を振り易いよう
にワンショットAFを選択。
【0035】・雄大な画面効果と被写界深度が深くなる
ようにズ−ムはワイド端に初期設定。
【0036】・遠景を写す確率が高い為、フォ−カスは
無限遠に初期設定。
【0037】クロ−ズアップモ−ド ・近距離の接写では被写界深度が浅くなりがちなので、
被写界深度を深くするため、低速プログラムを選択。
【0038】・一枚一枚をじっくりと写す為、単写を選
択。
【0039】・構図を振り易いようにワンショットAF
を選択。
【0040】・拡大倍率はわからないので、ズ−ムはリ
セット位置(ワイド端)又は前回撮影状態のまま。
【0041】・クロ−ズアップと云っても、被写体の大
きさがわからないので、フォ−カスを最短至近距離に初
期設定するのは危険である。そのため、最短至近距離に
被写体がある場合でも、デフォ−カスりょうがAF検出
限界を越えない程度の距離(AFサ−チをしないで済む
距離)にレンズのフォ−カス位置を初期設定するのが良
い。よって、本実施例では「1m」の位置にフォ−カス
を初期設定する。
【0042】スポ−ツモ−ド ・被写体の動きを止める高速シャッタを必要とする為、
高速プログラムを選択。
【0043】・連続した動きを追える様に連写モ−ドを
選択。
【0044】・動く被写体にピントを合せ続けられるよ
うにワンショットAFとサ−ボAFの自動切換モ−ドを
選択 ・全景を撮影したい(ワイド)か、アップを撮りたい
(望遠)かの撮影意図はわからないので、ズ−ムはリセ
ット位置(ワイド端)又は前回撮影状態のまま遠景を写
す確率が高い為、フォ−カスは無限遠に初期設定。
【0045】夜景モ−ド ・暗いのでできるだけ絞りを開きたい為、高速プログラ
ムを選択。
【0046】・一枚一枚をじっくりブレないように写す
為、単写を選択。
【0047】・動体の可能性は少ないので、ワンショッ
トAFを選択。
【0048】一般的にズ−ムレンズではテレがわよりワ
イド側の方がレンズが明るく作り易い為、明るいワイド
端にズ−ムを初期設定。
【0049】以上の各種の撮影モ−ドにおいて、標準プ
ログラムでは何を撮影するのかカメラにはわからないの
で、レンズの初期位置設定は従来通り、リセット位置
か、前回撮影した状態のままにしておくより仕方ない。
しかし、それ以外のモ−ドでは、撮影者が撮影状態や撮
影目的をカメラに入力する為、被写体の大きさ、距離等
がある程度予測できる。
【0050】このため、ズ−ムやフォ−カスの初期位置
をモ−ド設定と同時に、AF信号や他の外部操作入力手
段の出力によらずに設定することで、撮影者がファイン
ダを覗いた時には期待通り、または期待に近い状態でレ
ンズが待機している状態が作れる。たとえその後ズ−ム
やフォ−カスを動かさねばならなかったとしても、その
駆動量は僅かで済む為に、素早く撮影準備が整うことに
なる。また、デフォ−カス量が多きすぎてAFサ−チを
する確率も極端に少なくなる。
【0051】すなわち、図1の撮影モ−ド切換ダイヤル
18を回動させて、図2に示す撮影モ−ドのうちの一つ
を選択することにより、撮影モ−ド切換回路21はレン
ズ制御回路16にズ−ムとフォ−カスのレンズ初期位置
設定を命ずるのである。このため、レンズ制御回路16
は現在のレンズ位置を確認し、信号に基づく初期位置ま
でレンズを駆動させるために、レンズ駆動回路15にレ
ンズ駆動を命じ、撮影レンズを成すレンズ群1,2は初
期位置に駆動される。
【0052】その後、撮影動作に入ると、AFユニット
6で検出された像出力をAF演算回路17でデフォ−カ
ス量に換算し、レンズ制御回路16にレンズ駆動量が伝
えられるのである。しかし、この場合、既にそのモ−ド
に最適なレンズ初期位置に駆動された後であるので、A
F信号に基づくレンズ駆動量は僅かであることは当然で
ある。
【0053】また、撮影モ−ド切換回路21はプログラ
ムAE、フィルム給送、AFの各モ−ド設定信号も不図
示のカメラ制御回路に伝達し、レンズ以外の各種モ−ド
を設定している。
【0054】次に、図3及び図4のフロ−チャ−トを用
いて本実施例におけるカメラの動作について説明する。
【0055】先ず、図3を用いて不図示の電源スイッチ
オンから電源スイッチオフまでの動作(制御回路22で
の)を説明する。
【0056】不図示の電源スイッチがオンになると、制
御回路22はステップ101よりの動作を開始する。 [ステップ101] ここではカメラの初期設定をまと
めて行う。 [ステップ102] 撮影モ−ド切換ダイヤル18によ
り設定された撮影モ−ドを撮影モ−ド切換回路21より
読み取り、この時の撮影モ−ドが標準プログラムモ−ド
か否かを判別する。この結果、標準プログラムモ−ドで
あった場合は前述したように何を撮影するか分からない
ので例えば前回のレンズ位置のままステップ104へ進
む。また、その他の撮影モ−ドが選択されている場合
は、被写体の大きさ、距離等をある程度想定できるた
め、ステップ103へ進む。 [ステップ103] 上記ステップ102により選択さ
れた撮影モ−ドに応じた、予め決められた初期位置へレ
ンズ駆動を行う(詳細は図4にて後述する)。 [ステップ104] 不図示のレリ−ズスイッチの状態
検出を行い、該スイッチが押されている場合はステップ
108へ進み、押されていない場合はステップ105へ
進む。 [ステップ105] ここでは不図示の測距開始スイッ
チの状態検出を行い、該スイッチが押されたならばステ
ップ115へ進む、押されていなければステップ106
へ進む。 [ステップ106] 不図示の電源スイッチの状態検出
を行い、オン状態であればステップ104へ戻って同様
の動作を繰り返し、オフであればステップ107へ進
む。 [ステップ107] パワ−ダウンの処理を行い、カメ
ラの動作を停止する。
【0057】上記ステップ104においてレリ−ズスイ
ッチが押されていると判別した場合は、前述したように
ステップ108へ進む。 [ステップ108] 不図示の測光センサからの出力に
基づいて被写体の輝度を測定し、撮影モ−ドに応じた絞
りとシャッタ速度を演算する。 [ステップ109] 不図示のミラ−駆動アクチュエ−
タを制御してハ−フミラ−3をアップさせる。 [ステップ110] 不図示の絞り駆動用アクチュエ−
タにより、先に演算された絞り値まで絞りを駆動する。 [ステップ111] ここでは不図示のシャッタ駆動用
アクチュエ−タにより、先に演算されたシャッタ秒時に
したがってシャッタの制御を行う。つまり露光制御を行
う。 [ステップ112] 不図示の絞り駆動用アクチュエ−
タにより絞りを開放状態にする。 [ステップ113] 不図示のミラ−駆動用アクチュエ
−タによってハ−フミラ−4をダウンさせる。 [ステップ114] 不図示のフィルム給送駆動用アク
ユエ−タを駆動してフィルム5を所定量巻き上げる。
【0058】上記ステップ105において不図示の測距
開始スイッチが押されていると判別した場合は、前述し
たようにステップ115へ進む。 [ステップ115] ここではAFユニット6からの出
力に基づいて被写体までの距離を測定し、デフォ−カス
量を算出する。 [ステップ116] 上記の測距情報から合焦状態であ
るか否かを判別し、この結果、合焦でない場合はステッ
プ117へ進み、合焦している場合は先のステップ10
6へ進む。 [ステップ117] ここでは合焦状態でないので、前
述のオ−トフォ−カス用のモ−タ9を動作させて所定位
置に居るレンズを合焦位置へ駆動して、被写体にピント
を合せる。
【0059】次に、図4を用いて前記ステップ103に
おける動作について説明する。
【0060】この動作は、図3のステップ102におい
て、標準プログラムモ−ド以外の撮影モ−ドが選択され
ている場合にこのステップ103に進み、ステップ20
1からの動作を開始する。 [ステップ201] オ−トフォ−カス用のレンズ群1
の現在の位置を読み出す 。[ステップ202] 選択された撮影モ−ドがポ−ト
レ−トモ−ドであるか否かを判別し、そうであった場合
にはステップ203へ進み、そうでなかった場合にはス
テップ204へ進む。 [ステップ203] 選択されたポ−トレ−トモ−ドに
適した位置へ(3mの位置へ)、レンズ群1を先の現在
位置より初期位置として強制的に駆動する。 [ステップ204] 選択された撮影モ−ドが風景モ−
ドであるか否かを判別し、そうであった場合にはステッ
プ205へ進み、そうでなかった場合にはステップ20
6へ進む。 [ステップ205] 選択された風景モ−ドに適した位
置へ(∞位置へ)、レンズ群1を先の現在位置より初期
位置として強制的に駆動する。 [ステップ206] 選択された撮影モ−ドがクロ−ズ
アップモ−ドであるか否かを判別し、そうであった場合
にはステップ207へ進み、そうでなかった場合にはス
テップ208へ進む。 [ステップ207] 選択されたクロ−ズアップモ−ド
に適した位置へ(1mの位置へ)、レンズ群1を先の現
在位置より初期位置として強制的に駆動する。 [ステップ208] 選択された撮影モ−ドがスポ−ツ
モ−ドであるか否かを判別し、そうであった場合にはス
テップ209へ進み、そうでなかった場合にはステップ
210へ進む。 [ステップ209] 選択されたスポ−ツモ−ドに適し
た位置へ(∞位置へ)、レンズ群1を先の現在位置より
初期位置として強制的に駆動する。 [ステップ210] ここでは選択された夜景モ−ドに
適した位置へ(∞位置へ)、レンズ群1を先の現在位置
より初期位置として強制的に駆動する。
【0061】以上の動作を終了すると、先のステップ1
04へリタ−ンする。
【0062】本実施例によれば、撮影者が撮影位置、撮
影目的等を撮影前にカメラに入力すると同時に、この時
の撮影モ−ドに応じた、予め設定されている初期位置へ
撮影レンズを強制的に駆動するようにしている為、撮影
条件に最も合ったズ−ム位置、フォ−カス位置で待機す
ることが可能となる。このため、実際の撮影時にズ−ム
レンズ群、フォ−カスレンズ群を駆動する確率が減り、
或は駆動の必要があってもその量が僅かで済むため、素
早く撮影準備が完了する。また。デフォ−カス量がAF
検出能力を越える確率も減る為、不快なAFサ−チ動作
が減り、快適で素早い撮影を可能とすることができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
動作モ−ド初期設定手段内に、オ−トフォ−カス手段の
制御によるレンズ駆動に先駆けて、撮影モ−ド入力手段
にて入力された撮影モ−ドに応じた特定位置へレンズ駆
動手段を制御して強制的にレンズ駆動を行うフォ−カス
位置初期設定手段を設け、また、動作モ−ド初期設定手
段内に、ズ−ミング手段の制御によるレンズ駆動に先駆
けて、撮影モ−ド入力手段にて入力された撮影モ−ドに
応じた特定位置へレンズ駆動手段を制御して強制的にズ
−ミングを行うズ−ム位置初期設定手段を設け、オ−ト
フォ−カス手段、或は、ズ−ミング手段の制御によるレ
ンズ駆動に先駆けて、撮影モ−ド入力手段にて入力され
た撮影モ−ドに応じた、予め設定されている撮影頻度の
高いフォ−カス、或は、ズ−ムの特定位置へ強制的にレ
ンズ駆動を行い、この位置を初期位置としてその後のオ
−トフォ−カスやズ−ミング動作を行わせるようにして
いる。
【0064】よって、サ−チ動作を行う確率を減らすと
共に実際の撮影時におけるレンズ駆動の量を低減させ、
速写性に対応できるものにすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるカメラの概略を示す
構成図である。
【図2】図2は本発明の一実施例におけるカメラにより
設定可能な撮影モ−ドとそれに応じた初期設定値を示す
図である。
【図3】本発明の一実施例におけるカメラの動作を示す
フロ−チャ−トである。
【図4】図3のステップ103における動作を示すフロ
−チャ−トである。
【符合の説明】
1,2, レンズ群 6 AFユニット 7,11 レンズ駆動装置 8,12 モ−タ 15 レンズ駆動回路 16 レンズ制御回路 17 AF演算回路 18 撮影モ−ド切換ダイヤル 21 撮影モ−ド切換回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影意図や撮影目的などを反映した情報
    を撮影モ−ドとしてカメラに入力する撮影モ−ド入力手
    段と、該撮影モ−ド入力手段にて入力された撮影モ−ド
    に応じて各種動作モ−ドの組み合わせを変更してこれら
    動作モ−ドを初期設定する動作モ−ド初期設定手段と、
    レンズのフォ−カス位置を変更するレンズ駆動手段と、
    被写体までの距離を測定し、この結果に基づいて前記レ
    ンズ駆動手段を制御してレンズのピント合せを行うオ−
    トフォ−カス手段とを備えた動作モ−ド初期設定機能付
    カメラにおいて、前記動作モ−ド初期設定手段内に、前
    記オ−トフォ−カス手段の制御によるレンズ駆動に先駆
    けて、前記撮影モ−ド入力手段にて入力された撮影モ−
    ドに応じた特定位置へ前記レンズ駆動手段を制御して強
    制的にレンズ駆動を行うフォ−カス位置初期設定手段を
    設けたことを特徴とする動作モ−ド初期設定機能付カメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 撮影意図や撮影目的などを反映した情報
    を撮影モ−ドとしてカメラに入力する撮影モ−ド入力手
    段と、該撮影モ−ド入力手段にて入力された撮影モ−ド
    に応じて各種動作モ−ドの組み合わせを変更してこれら
    動作モ−ドを初期設定する動作モ−ド初期設定手段と、
    レンズのズ−ム位置を変更するレンズ駆動手段と、カメ
    ラに入力されるズ−ム情報に基づいて前記レンズ駆動手
    段を制御してズ−ミングを行うズ−ミング手段とを備え
    た動作モ−ド初期設定機能付カメラにおいて、前記動作
    モ−ド初期設定手段内に、前記ズ−ミング手段の制御に
    よるレンズ駆動に先駆けて、前記撮影モ−ド入力手段に
    て入力された撮影モ−ドに応じた特定位置へ前記レンズ
    駆動手段を制御して強制的にズ−ミングを行うズ−ム位
    置初期設定手段を設けたことを特徴とする動作モ−ド初
    期設定機能付カメラ。
JP4073292A 1992-01-31 1992-01-31 動作モ−ド初期設定機能付カメラ Pending JPH05216093A (ja)

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