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JPH05215465A - ローラキルン焼成装置 - Google Patents

ローラキルン焼成装置

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Publication number
JPH05215465A
JPH05215465A JP1916192A JP1916192A JPH05215465A JP H05215465 A JPH05215465 A JP H05215465A JP 1916192 A JP1916192 A JP 1916192A JP 1916192 A JP1916192 A JP 1916192A JP H05215465 A JPH05215465 A JP H05215465A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller kiln
trolley
dryer
truck
roller
Prior art date
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Granted
Application number
JP1916192A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2939038B2 (ja
Inventor
Yasuo Shimizu
保雄 清水
Daisuke Ayukawa
大祐 鮎川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takuma Co Ltd
Original Assignee
Takuma Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乾燥機とローラキルンと台車のストックヤー
ドとを3層に積重ねたローラキルン焼成装置。 【構成】 装置の一端に、未乾燥物を台車に積載する手
段と未乾燥物のストック手段とローラキルンから焼成物
を払出しする手段と台車の昇降機とを配設し、他端に、
台車からローラキルンに乾燥物を払出しする手段と乾燥
物のストック手段と台車の昇降機とを配設し、かつ、乾
燥機は未乾燥物を台車に積載した状態で乾燥するもので
ある。また、台車は複数の棚段を有するもがよい。台車
のストックヤードや装置面積を節減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、処理物を乾燥し、加熱
焼成するローラキルン(ローラハースともいう)焼成装
置に関し、とくに、タイルなどの窯業製品を焼成するの
に有用なローラキルン焼成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ローラキルンは、処理物を移動させつ
つ、加熱、熱処理、焼成などの操作を連続的に実施する
炉である。粘土などの無機成形物を高温下で焼成し、窯
業製品を製造するのに適した装置であって、数多く採用
されている。一般に、プレスなどを用いて成形した未乾
燥の成形物は乾燥機で加熱乾燥され、その乾燥物は台車
に積載されてストレージヤードに置かれ、ここから順
次、ローラキルンに運ばれる。台車に積載した乾燥物
は、ローラキルン入口で台車から払出され、ローラキル
ン内を出口に向かって移動しながら焼成される。焼成し
た成形物は台車に積載してストレージヤードに置き、適
宜、台車から降ろし、コンベアなどで検査などの後工程
に送られる。すなわち、以上の工程で、台車は単なる運
搬手段だけではなく、中間製品のストレージ手段として
の役割も担っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ローラキルンの昇温、
降温の繰返しは、設備保全とエネルギーコストの観点か
ら好ましくなく、24時間連続操業する必要がある。一
方、前工程の成形工程や、検査などの後工程は24時間
操業の必要性に乏しく、むしろ労働力の問題から日中の
操業にとどめたい。この工程間の操業時間のギャップを
調整し、ローラキルンを連続操業するためには、広い台
車のストレージヤードが要求される。ローラキルンを合
理化して生産能力を上げると、一方で必要な敷地面積が
益々広くなるという矛盾があった。さらに、従来の工場
では、ローラキルンと乾燥機とが別々に設置され、台車
のストレージヤードとともに、広い敷地が必要であっ
た。参考までに、図5に、従来のローラキルンを使用し
た焼成装置の一般的な配置図を示した。
【0004】この問題を解決するために、本発明者は、
乾燥機、ローラキルン、および台車のストックヤードを
まとめ、狭い敷地で効率的に操業できるローラキルン焼
成装置の開発を目的に種々研究の結果、本発明を完成し
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、乾燥機と、ロ
ーラキルンと、処理物を積載する台車と、台車のストッ
クヤードとからなるローラキルン焼成装置において、乾
燥機と、ローラキルンと、台車のストックヤードとが3
層に積重ねて構成され、その一端に、未乾燥物を台車に
積載する手段と、未乾燥物のストック手段と、ローラキ
ルンから焼成物を払出しする手段と、台車の昇降機とが
配設され、その他端に、台車からローラキルンに乾燥物
を払出しする手段と、乾燥物のストック手段と、台車の
昇降機とが配設され、かつ、乾燥機が未乾燥物を台車に
積載した状態で乾燥するものであることを特徴とするロ
ーラキルン焼成装置を提供する。
【0006】また、前記のローラキルン焼成装置におい
て、前記の台車が処理物を複数の棚段に積載するもので
あって、前記の台車の昇降機が台車を前記の棚段の間隔
ごとに停止する手段を有することを特徴とするローラキ
ルン焼成装置を提供する。
【0007】さらに、上記のローラキルン装置の熱効率
を高めたるために、ローラキルンから排出した高温気体
を乾燥機に循環する循環経路を有することを特徴とする
ローラキルン焼成装置を提供する。
【0008】
【実施態様と作用】実施態様例を示す図面を参照しつ
つ、本発明を詳しく説明する。図1は本発明のローラキ
ルン焼成装置の実施態様例を示す概念図であり、図2
は、このローラキルン焼成装置を含む一般的な配置の1
例を示す図である。図3は本発明のローラキルン焼成装
置のローラキルン入口側端を、図4はローラキルン出口
側端を示す断面概略図である。
【0009】本発明のローラキルン焼成装置は、乾燥機
2とローラキルン3と台車のストックヤード4とが3層
に積重ねて構成されている。積層する順序はとくに限定
されないが、操作、設計、熱収支などを考慮すると、図
1に示したように、下から乾燥機2、ローラキルン3、
および台車のストックヤード4とすることが好ましい。
これらは直接積重ねてもよいし、適当な枠組みを利用し
て積重ねてもよい。また、乾燥機2やローラキルン3の
加熱方法は、電気加熱でも燃焼加熱でもよい。
【0010】次に、図面に示した実施態様例について、
処理物の流れに沿い、各機器の内容と作用とを説明す
る。
【0011】まず、成形機1で成形された未乾燥物は、
成形物用コンベア13でローラキルン2の出口側、すな
わち前記の一端側に搬送され、台車に積載する手段、た
とえば、積載機7の方へ、コンベア13によって直接、
またはローラコンベアなどを介して移動される。一方、
予め空の台車5を昇降機6で所定の位置にセットしてお
く。未乾燥物は、積載機7で順次台車5に積載される。
これらの未乾燥物の移動と積載を円滑に実施するため
に、たとえば物品を吸引、持上げて移動する吸引盤、ロ
ーラチャック、ローラクラッチ、ターンテーブルなどを
利用するとよい。本発明で昇降機7および9は、台車5
を昇降させる手段を広く意味し、公知のエレベータやリ
フトに台車5を乗せてもよいし、上下に通ずるガイド枠
内で台車5を直接吊上げ、または押上げてもよい。昇降
機6の位置決めは、公知のセンサー17やリミットスイ
ッチを用いて行うことができる。また、未乾燥物のスト
ック手段は、未乾燥物を一時的にストックする目的で設
けられており、たとえば複数の棚段を有するコンペンサ
ー8を取付け、台車5の昇降中にも連続的に成形機1か
ら送られてくる未乾燥物をコンペンサー8にストック
し、成形機1を一時停止することなく操業させる。スト
ックした未乾燥物は、順次台車5へ払出す。
【0012】未乾燥物を積載した台車5は、昇降機6で
乾燥機2の入口部に移され、公知のスライド式チェーン
15、プッシャーやワイヤーなど、またはこれらを組合
わせた移行装置で乾燥機2に送り込まれる。未乾燥物
は、台車5に積載されたままの状態で乾燥機2内を出口
に向かって移動しつつ乾燥される。ところで、ここで重
要なことは、乾燥機2は単に未乾燥物を乾燥する作用だ
けではなく、必要に応じて乾燥機2ないしその前後のス
ペースに、台車5をストックする作用を有することであ
る。ローラキルン3は、前記のように24時間の連続操
業を実施しているが、成形機1や乾燥機2の単位時間当
りの処理量は、通常ローラキルン3のそれよりも大き
く、24時間操業しない。そこで、乾燥機2を停止した
ときから、乾燥機2の操業を再開し乾燥物が搬出される
までの間、ローラキルン3において焼成するに必要な乾
燥物を台車5に積載したままストックし、これを順次、
24時間操業のローラキルン3に送入して、焼成を続行
するのである。
【0013】台車5は、乾燥機2出口まで送られてくる
と乾燥物とともに、公知の、たとえばスライド式チェー
ン15で昇降機9に載せられ、ローラキルン3の入口側
に設けた払出機10の位置まで移動させられる。台車5
の乾燥物は、その払出手段、たとえば、積載機7とおな
じ原理を利用した払出機10によって、台車5からロー
ラキルン3入口のローラコンベア11上に払出され、ロ
ーラキルン3内を出口に向かって前送りされつつ焼成さ
れる。ローラコンベア11は複数段であっても差支えな
い。焼成を終え、ローラキルン3から出た焼成物は、ロ
ーラコンベア11から焼成物用コンベア14に払出さ
れ、次工程またはストック用の台車5へと搬送される。
払出の手段としては、前記の吸引盤、チャック、ターン
テーブルなどを使用する。一方、空になった台車5は、
昇降機9によって台車5のストックヤード4の入口まで
移動し、スライド式チェーン15などでストックヤード
4に移される。台車5を送出した昇降機9は、次の台車
5を移送するために再び乾燥機2出口に移動する。ま
た、乾燥物のストック手段は、前記の未乾燥物の一時ス
トック手段と同様に、台車5の昇降中にも連続的に乾燥
物をローラキルン3へ送入するため、乾燥物を一時スト
ックするためのものであって、コンペンサー12、また
はこれに代る装置が取付けられる。
【0014】ストックヤード4には、乾燥機2が操業を
停止した後、再開するまでの間に空になった台車4をス
トックする。成形機1および乾燥機2の操業中は、スト
ックヤード4におかれた台車5は必要に応じて順次、プ
ッシャーなどを用いて前送りされ、スライド式チェーン
などで昇降機6に載せられ、移動して前記した未乾燥物
積載のために所定の位置にセットされる。このようにし
て、台車5は循環され、この間、成形機1から搬送され
る未乾燥物の乾燥台として、乾燥物をローラキルン3に
払出すまでの搬送手段として、また必要に応じ、処理物
のストック手段としての役割を果たす。
【0015】本発明のローラキルン焼成装置を用いてタ
イルなどの板状物を製造する場合には、台車5は、処理
物を複数の棚段16に積載するものであることが好まし
い。積載物の積込み、払出しが余り複雑になることなく
台車1台分の積載量が増大するからである。とくに図面
に示されるように、この棚段16が回転自在なローラコ
ンベア式であると、たとえば、積載機7または払出機1
0に、クラッチを取付けた台車ローラの回転機を装着す
ることにより、積載物の積込み、払出しが容易になり好
ましい。これにともない、台車の昇降手段が台車5を前
記の棚段16の間隔ごとに停止する手段を有する必要が
あるが、これは適当なセンサー17やリミットスイッチ
などを利用すれば容易に実現できる。
【0016】さらに、本発明のローラキルン焼成装置に
おいて、ローラキルン3から排出した高温気体を乾燥機
2に循環する循環経路が設けてあれば、熱回収を図るこ
とができ、好ましい。本発明のローラキルン焼成装置で
は、ローラキルン3と乾燥機2とが隣接または近接して
配置されているので、この循環経路18も容易に、かつ
経済的に設置できる。
【0017】
【発明の効果】本発明は、乾燥機とローラキルンと台車
のストックヤードとを単に一ケ所にまとめただけだはな
く、立体的に配置しているので、全工程の自動化や無人
化が容易になった。また、台車を処理物の搬送、ストッ
ク棚、乾燥台に使用し、各工程の合理化を図っている。
要所に処理物の1時ストック手段が配設されているの
で、連続操業に切れ目を生じない。タイルなど、平板状
物を焼成する際には、台車に可動ローラからなる複数の
棚段を設けることによって、積載量の増加と、積載、払
出の合理化に大きく寄与する。本発明の採用によって、
何よりも用地が大きく節減できるとともに操業、装置点
検が容易なった。また、装置が近接し、雰囲気ガスの循
環によって、熱エネルギーの節減を図れるようになっ
た。また、本発明は、広くセラミック焼成に利用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のローラキルン装置の実施態様例を示
す概念図。
【図2】 このローラキルン装置を含む一般的な配置の
1例を示す図。
【図3】 ローラキルン入口側端を示す断面概略図。
【図4】 ローラキルン出口側端を示す断面概略図。
【図5】 従来のローラキルンを使用した焼成装置の一
般的な配置図。
【符号の説明】
1:成形機 2:乾燥機 3:ローラキルン
4:台車のストックヤード 5:台車 6:昇降機
7:積載機 8:コンペンサー 9:昇降機
10:払出機 11:ローラコンベア 12:コ
ンペンサー 13:成形物用コンベア 14:焼成
物用コンベア 15:スライド式チェーン 16:
棚段 17:センサー 18:循環経路 19:台車レール 20:積載機 21:払出機
22:横行機 51:成形機 52:乾燥機 53:ローラキルン
54:台車のストックヤード 55:台車 5
6:コンベア 57:積載機 58:払出機 59:横行機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乾燥機と、ローラキルンと、処理物を積載
    する台車と、台車のストックヤードとからなるローラキ
    ルン焼成装置において、 乾燥機と、ローラキルンと、台車のストックヤードとが
    3層に積重ねて構成され、 その一端に、未乾燥物を台車に積載する手段と、未乾燥
    物のストック手段と、 ローラキルンから焼成物を払出しする手段と、台車の昇
    降機とが配設され、 その他端に、台車からローラキルンに乾燥物を払出しす
    る手段と、乾燥物のストック手段と、台車の昇降機とが
    配設され、 かつ、乾燥機が未乾燥物を台車に積載した状態で乾燥す
    るものであることを特徴とするローラキルン焼成装置。
  2. 【請求項2】前記の台車が処理物を複数の棚段に積載す
    るものであって、前記の台車の昇降機が台車を前記の棚
    段の間隔ごとに停止する手段を有することを特徴とする
    請求項1に記載のローラキルン焼成装置。
  3. 【請求項3】ローラキルンから排出した高温気体を乾燥
    機に循環する循環経路を有することを特徴とする請求項
    1または2に記載のローラキルン焼成装置。
JP1916192A 1992-02-04 1992-02-04 ローラキルン焼成装置 Expired - Lifetime JP2939038B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8631859B1 (en) 2008-11-03 2014-01-21 Vista-Pro Automotive, Llc Modular heat exchanger
CN109654875A (zh) * 2019-01-24 2019-04-19 老梁(贵安新区)科技有限公司 一种低码快速焙烧窑系统及其工艺

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US8631859B1 (en) 2008-11-03 2014-01-21 Vista-Pro Automotive, Llc Modular heat exchanger
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