JPH0517085Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0517085Y2 JPH0517085Y2 JP17942387U JP17942387U JPH0517085Y2 JP H0517085 Y2 JPH0517085 Y2 JP H0517085Y2 JP 17942387 U JP17942387 U JP 17942387U JP 17942387 U JP17942387 U JP 17942387U JP H0517085 Y2 JPH0517085 Y2 JP H0517085Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pps
- racket
- monofilament
- humidity
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Artificial Filaments (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Multicomponent Fibers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、テニス、バトミントンおよびスカツ
シユなどのスポーツ用ラケツトに使用するガツト
に関するものであり、さらに詳しくは、気温や湿
度の変動により打球感が変化することのない、オ
ールシーズン、オールプレイスに使用可能なラケ
ツト用ガツトに関するものである。
シユなどのスポーツ用ラケツトに使用するガツト
に関するものであり、さらに詳しくは、気温や湿
度の変動により打球感が変化することのない、オ
ールシーズン、オールプレイスに使用可能なラケ
ツト用ガツトに関するものである。
(従来の技術)
テニス、バトミントンおよびスカツシユなどの
スポーツ用ラケツトに張設するガツトとしては、
古くから羊腸や鯨筋などの動物繊維が使用されて
きたが、これら動物繊維に代わる素材として、最
近ではポリアミド、ポリエステル、ポリオレフイ
ンおよびポリ弗化ビニリデンなどの合成繊維が使
用されている。
スポーツ用ラケツトに張設するガツトとしては、
古くから羊腸や鯨筋などの動物繊維が使用されて
きたが、これら動物繊維に代わる素材として、最
近ではポリアミド、ポリエステル、ポリオレフイ
ンおよびポリ弗化ビニリデンなどの合成繊維が使
用されている。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、合成繊維を使用したラケツト用
ガツトは、強靱性や耐久性にすぐれる反面、気温
や湿度などの環境変化に追随して伸び、強力およ
び弾力性などが変化するため、プレイヤーに対し
て安定したプレイ感覚を与えにくいという問題が
あつた。 すなわち、とくに厳寒の冬期、夜間競
技時、雨天競技時および雨季などにおいて、気温
や湿度の変動によつてガツトの特性が変化する
と、そのラケツトを使用したプレイ時の打球感に
不安定を来たし、プレイヤーの競技能力が十分に
発揮できなくなるのである。
ガツトは、強靱性や耐久性にすぐれる反面、気温
や湿度などの環境変化に追随して伸び、強力およ
び弾力性などが変化するため、プレイヤーに対し
て安定したプレイ感覚を与えにくいという問題が
あつた。 すなわち、とくに厳寒の冬期、夜間競
技時、雨天競技時および雨季などにおいて、気温
や湿度の変動によつてガツトの特性が変化する
と、そのラケツトを使用したプレイ時の打球感に
不安定を来たし、プレイヤーの競技能力が十分に
発揮できなくなるのである。
したがつて、シーズンや時間に応じて、最適な
特性を有するガツトを選択し、ラケツトのガツト
を張り替えて競技に臨まなくてはならないという
不具合があつた。
特性を有するガツトを選択し、ラケツトのガツト
を張り替えて競技に臨まなくてはならないという
不具合があつた。
本考案は上述した従来のラケツト用ガツトが有
する問題点を解決すること、すなわち気温や湿度
の変動により打球感が変化することのない、オー
ルシーズン、オールプレイスに使用可能なラケツ
ト用ガツトの取得を目的として検討した結果、達
成されたものである。
する問題点を解決すること、すなわち気温や湿度
の変動により打球感が変化することのない、オー
ルシーズン、オールプレイスに使用可能なラケツ
ト用ガツトの取得を目的として検討した結果、達
成されたものである。
(問題点を解決するための手段)
すなわち本考案は、ポリフエニレンサルフアイ
ドモノフイラメントを素材とすることを特徴とす
るラケツト用ガツトを提供するものである。
ドモノフイラメントを素材とすることを特徴とす
るラケツト用ガツトを提供するものである。
(考案の作用)
本考案のラケツト用ガツトは、とくに耐熱性お
よび耐水性にすぐれたポリフエニレンサルフアイ
ドモノフイラメントを素材として用いたため、気
温や湿度が変動しても、伸び、強力および弾力性
などの変化が少ない。
よび耐水性にすぐれたポリフエニレンサルフアイ
ドモノフイラメントを素材として用いたため、気
温や湿度が変動しても、伸び、強力および弾力性
などの変化が少ない。
しかも、ポリフエニレンサルフアイドモノフイ
ラメントは、それ自体の耐摩耗性、弾性回復性お
よび剛性などが高いため、すぐれたガツト性能を
有している。
ラメントは、それ自体の耐摩耗性、弾性回復性お
よび剛性などが高いため、すぐれたガツト性能を
有している。
したがつて、本考案のラケツト用ガツトは、気
温や湿度の変動により打球感が変化することがな
く、オールシーズン、オールブレイスに使用する
ことが可能である。
温や湿度の変動により打球感が変化することがな
く、オールシーズン、オールブレイスに使用する
ことが可能である。
(実施例の説明)
以下に図面を参照しつつ、本考案のラケツト用
ガツトについて詳細に説明する。
ガツトについて詳細に説明する。
第1図〜第4図は本考案のラケツト用ガツトの
実施例を示す斜視図である。
実施例を示す斜視図である。
第1図に示した第1実施例は、ポリフエニレン
サルフアイド(以下PPSと省略する)モノフイラ
メント単体1からなるラケツト用ガツトを示し、
この場合のモノフイラメント直径は約0.6〜1.5mm
の範囲にある。
サルフアイド(以下PPSと省略する)モノフイラ
メント単体1からなるラケツト用ガツトを示し、
この場合のモノフイラメント直径は約0.6〜1.5mm
の範囲にある。
本考案のラケツト用ガツトの素材として使用す
るPPSモノフイラメントは、下記一般式で示され
る構成単体からなるPPSポリマを約290〜320℃の
温度での溶融紡糸に供し、乾熱または湿熱雰囲気
下に約4.0〜6.0倍の範囲に延伸し、必要に応じて
熱固定処理することにより得られたものである。
るPPSモノフイラメントは、下記一般式で示され
る構成単体からなるPPSポリマを約290〜320℃の
温度での溶融紡糸に供し、乾熱または湿熱雰囲気
下に約4.0〜6.0倍の範囲に延伸し、必要に応じて
熱固定処理することにより得られたものである。
なお、PPSポリマは実質的に未架橋で、メルト
フローレイトが80〜160の範囲にあるものが好適
であり、場合によつてはポリアミド、ポリオレフ
インおよびポリ弗化ビニリデンなどの相溶性ポリ
マを少割合ブレンド紡糸したものであつてもよ
い。
フローレイトが80〜160の範囲にあるものが好適
であり、場合によつてはポリアミド、ポリオレフ
インおよびポリ弗化ビニリデンなどの相溶性ポリ
マを少割合ブレンド紡糸したものであつてもよ
い。
また、溶融紡糸に際しては、第2図に示した第
2実施例のように、モノフイラメントを、たとえ
ば二重芯鞘型の複合モノフイラメント2の態様に
することができ、この場合には芯2Aと鞘2Bの
両層にメルトフローレートなどが異なるPPS同志
を使用した同種ポリマ複合および芯2AにPPSを
用い、鞘2Bにポリアミド、ポリエステルおよび
ポリ弗化ビニリデンなどの他ポリマを用いた異種
ポリマ複合の態様をいずれもとり得る。
2実施例のように、モノフイラメントを、たとえ
ば二重芯鞘型の複合モノフイラメント2の態様に
することができ、この場合には芯2Aと鞘2Bの
両層にメルトフローレートなどが異なるPPS同志
を使用した同種ポリマ複合および芯2AにPPSを
用い、鞘2Bにポリアミド、ポリエステルおよび
ポリ弗化ビニリデンなどの他ポリマを用いた異種
ポリマ複合の態様をいずれもとり得る。
次に、第3図に示した第3実施例は、PPSモノ
フイラメントを用いた巻線3の態様を示し、この
場合には大径の芯線3Aと小径の巻線3Bの両者
に同種のPPSモノフイラメントまたはメルトフロ
ーレートなどが異なるPPSモノフイラメント同志
を使用したものおよび芯線3AにPPSモノフイラ
メントを用い、巻線3Bにポリアミド、ポリエス
テルおよびポリ弗化ビニリデンなどの他ポリマの
モノフイラメントを用いたもののいずれの態様も
が採用し得る。
フイラメントを用いた巻線3の態様を示し、この
場合には大径の芯線3Aと小径の巻線3Bの両者
に同種のPPSモノフイラメントまたはメルトフロ
ーレートなどが異なるPPSモノフイラメント同志
を使用したものおよび芯線3AにPPSモノフイラ
メントを用い、巻線3Bにポリアミド、ポリエス
テルおよびポリ弗化ビニリデンなどの他ポリマの
モノフイラメントを用いたもののいずれの態様も
が採用し得る。
さらに、第4図に示した第4実施例は、PPSモ
ノフイラメントを用いた撚り線4の様態を示し、
この場合には撚り線4を達成する線条4Aのすべ
てに同種のPPSまたはメルトフローレートなどが
異なるPPSを使用したものおよび線条4Aの少な
くとも1本にPPSモノフイラメントを用い、ポリ
アミド、ポリエステルおよびポリ弗化ビニリデン
などの他ポリマからなるモノフイラメントと組合
せて撚り合せたものがいずれも採用することがで
きる。
ノフイラメントを用いた撚り線4の様態を示し、
この場合には撚り線4を達成する線条4Aのすべ
てに同種のPPSまたはメルトフローレートなどが
異なるPPSを使用したものおよび線条4Aの少な
くとも1本にPPSモノフイラメントを用い、ポリ
アミド、ポリエステルおよびポリ弗化ビニリデン
などの他ポリマからなるモノフイラメントと組合
せて撚り合せたものがいずれも採用することがで
きる。
なお、上述した第1〜第4実施例の態様におい
ては、モノフイラメント、複合モノフイラメン
ト、巻線または撚り線の表面に対し、さらにPPS
または他のポリマをコーテイングすることができ
る。
ては、モノフイラメント、複合モノフイラメン
ト、巻線または撚り線の表面に対し、さらにPPS
または他のポリマをコーテイングすることができ
る。
上述の第1〜第4実施例に示した本考案のラケ
ツト用ガツトは、耐熱性および耐水性のすぐれた
PPSモノフイラメントを素材としているため、気
温や湿度の変動しても、伸び、強力および弾力性
などの変化が少なく、しかもPPSモノフイラメン
トは、それ自体の耐摩耗性、弾性回復性および剛
性などが高いため、すぐれたガツト性能を有して
いる。
ツト用ガツトは、耐熱性および耐水性のすぐれた
PPSモノフイラメントを素材としているため、気
温や湿度の変動しても、伸び、強力および弾力性
などの変化が少なく、しかもPPSモノフイラメン
トは、それ自体の耐摩耗性、弾性回復性および剛
性などが高いため、すぐれたガツト性能を有して
いる。
また、第2〜第3実施例のように、他のポリマ
と組合せて用いる場合にも、PPSモノフイラメン
トのすぐれた耐熱性および耐水性が発揮されるた
め、他のポリマ単独からなるモノフイラメントを
素材とするガツトに比較して、気温や湿度の変動
に対する打球感の変化が減少し、安定したプレイ
を継続することができる。
と組合せて用いる場合にも、PPSモノフイラメン
トのすぐれた耐熱性および耐水性が発揮されるた
め、他のポリマ単独からなるモノフイラメントを
素材とするガツトに比較して、気温や湿度の変動
に対する打球感の変化が減少し、安定したプレイ
を継続することができる。
(考案の効果)
以上、詳細に説明したように、本考案のラケツ
ト用ガツトは、気温や湿度の変動により打球感が
変化することがなく、オールシーズン、オールプ
レイスに安定して使用することができ、本考案の
ガツトを張設したラケツトを使用するプレイヤー
は、気温や湿度の変化に関係なく、安心してプレ
イを楽しむことができる。
ト用ガツトは、気温や湿度の変動により打球感が
変化することがなく、オールシーズン、オールプ
レイスに安定して使用することができ、本考案の
ガツトを張設したラケツトを使用するプレイヤー
は、気温や湿度の変化に関係なく、安心してプレ
イを楽しむことができる。
第1図〜第4図は本考案のラケツト用ガツトの
実施例を示す斜視図である。 1……PPSモノフイラメント、2……複合モノ
フイラメント、3……巻線、4……撚り線。
実施例を示す斜視図である。 1……PPSモノフイラメント、2……複合モノ
フイラメント、3……巻線、4……撚り線。
Claims (1)
- ポリフエニレンサルフアイドモノフイラメント
を素材とすることを特徴とするラケツト用ガツ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17942387U JPH0517085Y2 (ja) | 1987-11-24 | 1987-11-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17942387U JPH0517085Y2 (ja) | 1987-11-24 | 1987-11-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0182069U JPH0182069U (ja) | 1989-06-01 |
JPH0517085Y2 true JPH0517085Y2 (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=31470977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17942387U Expired - Lifetime JPH0517085Y2 (ja) | 1987-11-24 | 1987-11-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0517085Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020012592A1 (ja) * | 2018-07-12 | 2020-01-16 | ヤマハ株式会社 | 弓毛材および擦弦楽器用弓 |
-
1987
- 1987-11-24 JP JP17942387U patent/JPH0517085Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0182069U (ja) | 1989-06-01 |
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