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JPH05174286A - 車載用電子制御装置のデータ通信装置 - Google Patents

車載用電子制御装置のデータ通信装置

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Publication number
JPH05174286A
JPH05174286A JP3357227A JP35722791A JPH05174286A JP H05174286 A JPH05174286 A JP H05174286A JP 3357227 A JP3357227 A JP 3357227A JP 35722791 A JP35722791 A JP 35722791A JP H05174286 A JPH05174286 A JP H05174286A
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Japan
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data
inspection
vehicle electronic
electronic control
flag
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JP3357227A
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Kazuo Kokubo
一男 小久保
Yoshio Suzuki
喜雄 鈴木
Tetsuya Ono
哲也 大野
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の故障診断に際し、車両に搭載された電
子制御装置のセンサや部品等の故障検出誤りや検出漏れ
を減らし、正常なセンサや部品の交換、あるいは故障セ
ンサ・部品の交換漏れを極力減らすこと。および、マシ
ンクロックの周波数を高くすることなしに、出力デ−タ
波形を正確に検出すること。 【構成】 車両に搭載された電子制御装置内の記憶装置
に、当該電子制御装置が検査モ−ドにあること、および
/または当該電子制御装置が現在実施している検査モ−
ドを示すフラグを立て、電子制御装置内のデ−タを外部
診断装置に転送する際に、まずそのフラグをチェックし
て電子制御装置による検査の実施、並びに必要に応じて
はその検査モ−ド、電子制御装置の同期動作を確認し、
その後で、デ−タの読込みを実施する。さらに、外部診
断装置へ伝送しようとしている診断対象デ−タの繰返し
変化周期が通常のデ−タ取込みの周期よりも短かく、当
該デ−タの変化状態を正しく判別できない恐れがある時
は、当該診断対象デ−タの転送、取込み周期を他のデ−
タのそれよりも短く設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車載用電子制御装置のデ
−タ通信装置に関するものであり、特に車両に搭載され
た電子制御装置内に収集蓄積されたセンサの検出出力や
アクチュエ―タへの指令値、エンジン動作パラメ−タな
どの諸デ−タを外部診断装置へ伝送するためのデ−タ通
信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、自動車、自動二輪車等
(以下、単に「車両」という。)においては、車両に各
種センサや制御用アクチュエ―タを取付け、これらセン
サの出力を車両に搭載された電子制御装置内の記憶装置
に収集蓄積し、これらのセンサ出力を用いて予定の演算
を行ない、その演算結果にしたがって各種の車両制御用
アクチュエータの駆動制御が実行される。
【0003】また前記電子制御装置内の記憶装置に収集
蓄積されるセンサの出力やアクチュエータの駆動制御用
信号などは、車両の点検修理や保守整備時に、接続用通
信ラインを介して外部診断装置の記憶装置に読出され、
各種センサやアクチュエータ等の故障検出や保守点検に
利用できるようにされている。そしてセンサなどの故障
を示すデータがあれば、該データの内容にしたがってセ
ンサの交換等が行われる。
【0004】このようなデ−タ通信装置は例えば、特開
昭54−10810、特公昭63−31731、特開昭
64−52551号公報に記載されている。
【0005】従来のこの種装置において、車載電子制御
装置から外部診断装置へデ−タを伝送する際の通信形態
の1例を図4に示す。図から明らかなように、センサ出
力、アクチュエ―タへの指令値、アクチュエ―タの動作
状態、エンジン動作状態を示す各種エンジンパラメ−
タ、故障コ−ドなどの予め決められたデ−タが、予定の
周期Tで、必要に応じては通信休止期間を挟んで、周期
的に伝送される。なお、このようなデ−タの伝送は、図
中に示したような1群のデ−タが電子制御装置(以下
「ECU」ともいう)1によって検出、収集され、適当
なメモリに記憶され終ってから行なわれるので、厳密に
言えば必ずしも一定周期ではないが、実際上は一定周期
と考えて差支えない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記のような外部診断
装置によるセンサ等の故障検出は、車両が指定通りの検
査モ−ドで動作している間に車載電子制御装置によって
収集され、その記憶装置に蓄積されたデ−タに基づいて
行なわれなければならないから、前記車両および車載電
子制御装置が指定通りの検査モ−ドで動作している間
に、電子制御装置から外部診断装置へのデ−タ転送が正
確に行なわれないと、当然のことながら、センサや部品
等の故障検出、あるいはエンジン動作状態の判定に誤り
を生じ、正常なセンサや部品を交換してしまったり、真
に故障しているセンサ・部品の交換ができなかったりす
るという問題がある。
【0007】例えば、エンジンのアイドル運転時には、
スロットル弁のバイパス通路に設けられた空気量調整弁
(EACV)の開度を制御してエンジン回転数を一定に
するが、この空気量調整弁の検査モ−ドでは、バルブ開
度(具体的には、バルブ開度に応じた制御信号のデュ−
ティ比)を予め定めた4段階(モ−ド)の1つに設定
し、そのときのエンジン回転数などのパラメ−タを検出
し、これに基づいてバルブ開度が設定通りに制御されて
いるかどうかが判断される。したがって、指定したのと
異なる動作モ−ドでのデ−タが取込まれたのでは、正し
い検査、判断ができないことは明白である。
【0008】従来技術では特に、燃料の完全燃焼度合い
を検出するためのO2 センサを誤って交換してしまうこ
とが多かった。図3を参照してその状況を以下に説明す
る。同図の(A)はO2 センサの検出出力の変化状態を
表わし、(B)は従来の通信形態で、前記検出出力を外
部診断装置へ読出した時の受信信号の1例を示す。図中
の×印が受信信号(サンプリング値)のレベルを表わ
し、参考のために(A)の波形を点線で併せて示してあ
る。
【0009】O2 センサの出力は、ある周期Ti でハイ
レベルからロ−レベルへ、またはその逆に反転すること
が期待されているが、エンジンの動作状態によってはレ
ベル反転の周期がこれからずれてしまうことがある。図
3(A)の時間t1 、t2 は、このようなレベル変化周
期のずれた期間を示す。従来例では、図4のように全て
のデ−タが同じ頻度で伝送されるから、ある特定デ−タ
だけの伝送頻度を上げることは困難であり、結果的にO
2 センサ自体は正常に動作しているのに、O2 センサが
異常と判断され易くなるという問題があった。
【0010】もちろんこのような場合でも、デ−タ伝送
の頻度すなわちO2 センサ出力波形のサンプリング周期
が十分に短ければ、その波形または変化周期を確実に検
知できるが、従来のように全てのデ−タを一括して伝送
する方式では、極めて高い周波数のマシンクロックが必
要となり、技術的にもコスト的にも実現が難しいという
問題がある。
【0011】本発明は、前述の問題を解決するためにな
されたものであり、その目的は、センサや部品等の故障
検出誤りや検出漏れを減らし、正常なセンサや部品の交
換、あるいは故障センサ・部品の交換漏れを極力減らす
ことのできる車両用故障診断装置のデ−タ通信装置を提
供することにある。
【0012】また本発明の他の目的は、マシンクロック
の周波数を高くすることなしに、出力デ−タ波形を正確
に検出できる車両用故障診断装置のデ−タ通信装置を提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】従来技術の問題の発生状
況を種々検討した結果、一般的には、車載電子制御装置
によるデ−タ収集のタイミング(動作位相)と外部診断
装置へのデ−タ転送のタイミング(動作位相)との同期
が不完全なために、外部診断装置が要求した検査モ−ド
ではない検査モ−ドでの収集デ−タが外部診断装置に受
信されてしまうことがあること、また、その検出出力の
変化速度が速いセンサが診断対象となる場合には、外部
診断装置へのデ−タ転送の周期が検出出力の変化周期に
比較して長すぎるために検出出力の正確な検知ができな
いことが問題発生の原因となることが分かった。
【0014】本発明は、上記の検討結果に基づき、前記
の問題点を解決するために、車両に搭載された電子制御
装置内の記憶装置に、当該電子制御装置が検査モ−ドに
あること、および/または当該電子制御装置が現在実施
している検査モ−ドを示すフラグを立て、電子制御装置
内のデ−タを外部診断装置に転送する際に、まずそのフ
ラグをチェックして電子制御装置による検査の実施、並
びに必要に応じてはその検査モ−ド、電子制御装置の同
期動作を確認し、その後で、デ−タの読込みを実施する
ようにした点に特徴がある。
【0015】さらに、外部診断装置へ伝送しようとして
いる診断対象デ−タの繰返し変化周期が通常のデ−タ取
込みの周期よりも短かく、当該デ−タの変化状態を正し
く判別できない恐れがある時は、当該診断対象デ−タの
転送、取込み周期を他のデ−タのそれよりも短く設定す
るようにした点に特徴がある。
【0016】
【作用】外部診断装置への電子制御装置内のデ−タの伝
送を開始する前に、検査実施中フラグおよび/または検
査モ−ドフラグを読取ってチェックし、正しいデ−タの
みを取込むようにすることにより、外部診断装置が要求
した検査モ−ド時以外の誤ったデ−タを取込むことが防
止され、誤ったデ−タに基づき誤った診断をすることが
予防され、診断の信頼性を向上することができる。
【0017】また、マシンクロックの周波数を高くする
ことなしに、診断対象デ−タの取込み周期を十分に短く
できるので、当該診断対象デ−タの変化状態を正確に検
知することができ、したがって正常なセンサを異常と判
断したり、反対に異常なセンサを見落としたりするなど
の誤判断が防止できる。
【0018】
【実施例】以下に図面を参照して、本発明の一実施例を
詳細に説明する。図1は本発明の1実施例の概略ブロッ
ク図であり、診断対象車両に搭載された電子制御装置お
よびこれに接続される外部診断装置のハード構成の概要
を示す。
【0019】同図において、ECU1には、CPU1
0、ROM11およびRAM12などからなるマイクロ
コンピュータ、並びにドライバ13、A/D変換器14
および通信インタフェース15が設けられている。前記
ECU1はコネクタ16および17を介して各種のアク
チュエータ3、センサ4などの周辺機器と接続される。
RAM12内にはECU1の動作モ−ドを示すフラグ1
2Fが設定される。
【0020】前記ECU1は、点火時期制御や電子燃料
噴射装置(EFI)、ブレ−キ制御などの各種制御を行
なう。例えばEFI制御を行う場合には、コネクタ16
にはアクチュエータ3として燃料弁ソレノイドが接続さ
れ、コネクタ17にはセンサ4としてTDCセンサ、エ
ンジン回転数センサ、水温センサ、吸気温センサ、スロ
ットルバルブ開度センサなどが接続される。なお、この
ECU1は、車両の制御を行うものであれば、いかなる
制御を行うものであっても良い。
【0021】各センサ4からECU1に入力される信号
は、A/D変換器14でデジタル信号に変換されてCP
U10に取込まれる。CPU10に取込まれた信号は、
ROM11およびRAM12に記憶されている制御用デ
ータに基づき、ROM11に書込まれているプログラム
に従って処理される。ドライバ13には、CPU10の
処理結果に従って指示信号が供給され、ドライバ13は
この指示信号に応答してアクチュエータ3を駆動する。
【0022】なお、前記ROM11には、制御用プログ
ラムのほか、各種検査モ−ドを実行するためのプログラ
ムや、ECU1の識別符号つまりECU−IDも登録さ
れている。また、RAM12には、CPU10による処
理結果が学習データやフリーズドデータとして記憶され
る。このフリーズドデータは、エンジンの不具合発生時
における当該エンジンの動作状態を表わすデータとして
有用である。
【0023】前記ECU1に接続される外部故障診断装
置2には、CPU20、ROM21およびRAM22よ
りなるマイクロコンピュータ、並びにドライバ23、A
/D変換器24および通信インタフェース25が設けら
れている。このほかにも、外部故障診断装置2にはオペ
レータによる指示を入力するためのキーボート26、お
よびCPU20による処理結果、オペレータによる指示
入力などを表示する表示装置27が設けられる。キーボ
ード26には一般的なテンキー、カーソル移動キーおよ
びファンクションキーなどが設けられる。前記表示装置
27としては、液晶表示パネル(LCD)を採用するこ
とができる。
【0024】故障診断装置2にはさらに、テスタ機能と
しての電圧・抵抗等測定機能、および試験信号(定電圧
信号)出力機能を付加するためテストプローブ6が接続
される。ドライバ23を介してテストプローブ6に出力
電圧が供給されることにより、テストプローブ6からE
CU1にセンサ4の試験(擬似)信号を供給できる。一
方、テストプローブ6で検出された信号は、A/D変換
器24でデジタル信号に変換されてCPU20に取込ま
れる。
【0025】ECU1の通信インタフェース15と故障
診断装置2の通信インタフェース25とは通信ライン5
を介して接続され、CPU10および20間で双方向デ
ジタル通信が可能である。
【0026】外部診断装置にECU1から通信ライン5
を介して取込まれた信号およびテストプローブ6で得ら
れた信号は、ROM21およびRAM22に記憶されて
いる故障診断プログラムや制御用データに基づいて処理
され、処理結果つまり故障診断結果が表示装置27に表
示される。故障診断プログラムは通常、多くの車両に適
した故障診断が可能なように複数準備されている。RO
M21には、VIN(車両識別ナンバ)と、このVIN
およびECUID(ECU識別記号)に基づいて前記複
数の故障診断プログラムから最適のものを選択するため
の選択用プログラムとが格納されているが、これらにつ
いては、本発明とは直接関係がないので、その説明は省
略する。
【0027】なお、新型車種の生産に伴ってVINの追
加や変更が行われる場合に備えて、VINや選択プログ
ラムをROMカード7に記憶させ、新たなデータをRO
Mカードインタフェース28からCPU20に取込める
ようにしても良い。また、ROMカードによって故障診
断プログラムの増設をすることもできる。
【0028】また、外部故障診断装置2をパーソナルコ
ンピュータ(図示せず)に接続して故障診断結果をこれ
に蓄積し、かつ必要に応じてプリントアウトすることも
できる。さらに公衆回線を介して前記外部故障診断装置
やパーソナルコンピュータをホストコンピュータに接続
し、故障診断結果をこれに供給、蓄積することもでき
る。また反対に、前記ホストコンピュータからパーソナ
ルコンピュータや外部故障診断装置に、必要な情報、例
えば前記故障診断プログラムや選択プログラムの更新
(バージョンアップ)されたものを提供することもでき
る。
【0029】本発明の1実施例では、外部診断装置によ
って車両の故障診断を行なう場合には、まず通信ライン
5によって外部診断装置2の通信インタ−フェイス25
を車載ECU1の通信インタ−フェイス15と接続し、
部品などの診断、検証を行なう旨の要求コマンドを外部
診断装置からECU1に送信する。前記コマンドに応答
して、ECU1は要求された検査モ−ドのためのプログ
ラムをROM11(あるいは、外部診断装置2)から読
取り、当該検査モ−ドの条件成立を確認し、当該検査モ
−ドに入ったことを示す検査実施中フラグ12FをRA
M12の予定領域に設定する。つづいて、所定の機能検
査を実行して検査結果の諸デ−タ(各種センサの検出出
力やアクチュエ―タへの出力駆動信号、各種エンジンパ
ラメ−タなど)をRAM12に蓄積すると共に、前記フ
ラグおよび得られた諸デ−タを通信ライン5を介して外
部診断装置2へ伝送する。
【0030】外部診断装置2は、車載のECU1が要求
通りの検査を実行していることを、前記フラグ12Fの
受信によって確認した後、つづいて伝送されるデ−タを
取込む。このように車載ECU1による部品機能検査と
外部診断装置2による検査デ−タの受信、取込みとを同
期させることにより、外部診断装置2が車載のECU1
から受信して取込む信号やデ−タは、当該診断装置2が
要求した検査モ−ド時に収集されたものに限定されるか
ら、異なった検査モ−ドでの誤ったデ−タに基づいて誤
った診断をすることが防止できる。
【0031】図2には、本発明にしたがって、故障診断
のために、車載のECU1から外部診断装置2へデ−タ
を伝送する際に、診断対象デ−タの伝送頻度を高くした
(伝送周期を短くした)場合の通信形態の1例を示す。
図から明らかなように、この例では、ECU1によって
行なわれている検査モ−ドを代表するフラグFが最初に
伝送され、引き続いて診断対象デ−タA(例えば、O2
センサの出力デ−タ)が、図4に示した従来例のデ−タ
伝送周期Tに比べて約半分の周期2/Tでサンプリング
され、伝送される。予想される出力、状態変化が緩慢
で、伝送頻度を高くする必要のない他のデ−タ(例え
ば、水温、外気温など)は、B1 、B2 、B3 …のタイ
ミングで、従来例に比較して長い周期で伝送される。前
記B1 、B2…などのタイミングに伝送されるデ−タは
1種類に限られず、複数種類を同一のタイミング内に伝
送しても良いことは当然である。
【0032】なお、周期Tをマシンクロックに応じて可
能な最小のタイムスロットに分割しておき、最小タイム
スロット単位に伝送デ−タを割当てるようにしておけ
ば、種々の診断対象デ−タの伝送頻度を、標本化定理を
満足するように、可成り自由に設定することができる。
【0033】O2 センサを診断する場合の例を図3によ
って説明する。同図の(C)は、本発明にしたがって前
記O2 センサの検出出力(図3のA)を外部診断装置へ
伝送した時の受信信号レベルの1例を示す。図中の×印
および△印が受信信号のレベルを表わし、併記した点線
波形は(A)のそれと同一である。同図(B)の従来例
と対比すれば明らかなように、O2 センサの検出出力の
サンプリング周期が半分になるので、同波形のレベル反
転を漏れなく検出でき、正常なセンサを誤って異常と判
断する確率を低減できる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、外部診断装置からの要求に応じて、車載の電
子制御装置から外部診断装置へデ−タの伝送をする際
に、デ−タ伝送を開始する前に、検査実施中フラグおよ
び/または検査モ−ドフラグを伝送し、外部診断装置側
でそのときの電子制御装置の検査/動作モ−ドが同期し
て動作していることをチェックし、要求した検査/動作
モ−ドでのデ−タであることを確認した後に伝送デ−タ
を取込むようにしたので、外部診断装置が要求した検査
モ−ド時以外の誤ったデ−タを取込むことが防止され、
誤ったデ−タに基づき誤った診断をすることが予防さ
れ、診断の信頼性を向上することができる。
【0035】また、診断対象デ−タの予想される変化速
度または変化状態に応じて、マシンクロックの周波数を
高くすることなしに、その取込み周期を十分に短く設定
できるので、デ−タの取込み漏れが防止でき、したがっ
て正常なセンサを異常と誤判断したり、異常センサを検
知できなかったりすることが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】 本発明にしたがって、必要な診断対象デ−タ
の取込み周期を短く設定した通信形態の1例を示す図で
ある。
【図3】 本発明によるO2 センサの出力の取込みを従
来例のそれと比較して示す波形図である。
【図4】 従来のデ−タ取込み時の通信形態を示す図で
ある。
【符号の説明】
1…電子制御装置(ECU) 2…外部診断装置
5…通信ライン 10、20…CPU 11、21…ROM 12、
22…RAM 12F…フラグ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種のセンサおよびアクチュエ―タが接
    続され、通常動作モ−ドと検査モ−ドとを有し、検査モ
    −ドでは前記センサの出力信号、およびアクチュエータ
    への指令信号、ならびにエンジン動作パラメータなどの
    少なくとも1つのデ−タを収集し、通信ラインを介して
    前記デ−タを外部診断装置に伝送する車載用電子制御装
    置のデ−タ通信装置であって、 前記車載用電子制御装置はその動作モ−ドを示すフラグ
    を記憶する動作モ−ドフラグ記憶手段を有し、 前記外部診断装置からの検査指令に応答して検査モ−ド
    に設定され、当該検査モ−ドに対応して予め決められた
    前記センサおよびアクチュエ―タに関連するデ−タ、な
    らびにエンジン動作パラメ−タなどの少なくとも1つを
    収集し、前記動作モ−ドを示すフラグと共に前記外部診
    断装置へ伝送することを特徴とする車載用電子制御装置
    のデ−タ通信装置。
  2. 【請求項2】 前記センサおよびアクチュエ―タに関連
    するデ−タ、ならびにエンジン動作パラメ−タなどの少
    なくとも1つは、通信ラインを介してほぼ一定の周期で
    伝送されることを特徴とする請求項1記載の車載用電子
    制御装置のデ−タ通信装置。
  3. 【請求項3】 車載用電子制御装置から前記外部診断装
    置へ伝送される複数のデ−タの少なくとも1つが、他の
    伝送デ−タよりも短い周期で伝送されることを特徴とす
    る請求項2記載の車載用電子制御装置のデ−タ通信装
    置。
  4. 【請求項4】 車載用電子制御装置が前記外部診断装置
    と同期して同一の検査モードを実施中であることを確認
    するためのフラグを有することを特徴とする請求項1記
    載の車載用電子制御装置のデ−タ通信装置。
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KR200486936Y1 (ko) * 2016-12-19 2018-07-16 주식회사 한국가스기술공사 터빈 펄스 미터

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