JPH05147892A - シリンダー及び流体制御装置 - Google Patents
シリンダー及び流体制御装置Info
- Publication number
- JPH05147892A JPH05147892A JP3165588A JP16558891A JPH05147892A JP H05147892 A JPH05147892 A JP H05147892A JP 3165588 A JP3165588 A JP 3165588A JP 16558891 A JP16558891 A JP 16558891A JP H05147892 A JPH05147892 A JP H05147892A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- piston
- load
- weight
- fluid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 シリンダーポート29より加えられ流体圧力
の値を常時重錘の重量に見合うように制御するバランス
回路を構成するシリンダーで、シリンダーロツド33の
末端に固定され、シリンダーロツド33に近接して設け
られている透孔よりなるピストン用ポート35を有する
ピストン17と、シリンダーロツド33に遊嵌して設け
られピストン用ポート35を覆う大きさを有するウエイ
トバルブ36と、ウエイトバルブ36を常時はピストン
11側に付勢するばね39とを有している。 【効果】 フツクの跳上り現象を防止することができ、
安全、確実に使用することができるシリンダー及び流体
制御装置を提供可能とする。
の値を常時重錘の重量に見合うように制御するバランス
回路を構成するシリンダーで、シリンダーロツド33の
末端に固定され、シリンダーロツド33に近接して設け
られている透孔よりなるピストン用ポート35を有する
ピストン17と、シリンダーロツド33に遊嵌して設け
られピストン用ポート35を覆う大きさを有するウエイ
トバルブ36と、ウエイトバルブ36を常時はピストン
11側に付勢するばね39とを有している。 【効果】 フツクの跳上り現象を防止することができ、
安全、確実に使用することができるシリンダー及び流体
制御装置を提供可能とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリンダー、特に、シ
リンダーポートより加えられる流体圧力の値を常時重錘
の重量に見合うように制御するバランス回路を構成する
シリンダー、及び、このようなシリンダーを有する流体
制御装置に関するものである。
リンダーポートより加えられる流体圧力の値を常時重錘
の重量に見合うように制御するバランス回路を構成する
シリンダー、及び、このようなシリンダーを有する流体
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、物体の移動、荷役等の手段とし
て、シリンダー内を摺動するピストンと、このピストン
と係合しワイヤを介して重錘と一体になつているシリン
ダーロツドとを有し、シリンダーのシリンダーポートよ
り加えられ流体圧力の値が常時重錘の重量に見合うよう
に制御するバランス回路を構成するシリンダーが用いら
れている。図4はこのようなシリンダ−の説明図で、2
1はエアーシリンダー、11はピストン、40はパツキ
ン、33はシリンダーロツド、22はワイヤー、28
a、28bはローラー、34はフツク、1は荷重体、2
9及び30ははシリンダーポート、42はバルブを示し
ている。なお、この種のシリンダ−は、例えば、特開昭
第62−201797号公報に記載されているような、
荷重体重量を瞬時に検出して直ちにこの荷重体を無重力
状態にして作業者のわずかの力でこの荷重体を自由に移
動させることのできる流体制御装置(後述参照)のシリ
ンダ−として用いられている。
て、シリンダー内を摺動するピストンと、このピストン
と係合しワイヤを介して重錘と一体になつているシリン
ダーロツドとを有し、シリンダーのシリンダーポートよ
り加えられ流体圧力の値が常時重錘の重量に見合うよう
に制御するバランス回路を構成するシリンダーが用いら
れている。図4はこのようなシリンダ−の説明図で、2
1はエアーシリンダー、11はピストン、40はパツキ
ン、33はシリンダーロツド、22はワイヤー、28
a、28bはローラー、34はフツク、1は荷重体、2
9及び30ははシリンダーポート、42はバルブを示し
ている。なお、この種のシリンダ−は、例えば、特開昭
第62−201797号公報に記載されているような、
荷重体重量を瞬時に検出して直ちにこの荷重体を無重力
状態にして作業者のわずかの力でこの荷重体を自由に移
動させることのできる流体制御装置(後述参照)のシリ
ンダ−として用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなシ
リンダーでは、シリンダーポート29から加えられる流
体圧力の値が重錘の重量Wとバランスしている状態で、
何等かの外的要因により重錘1からフツク34が瞬間的
に外れた場合には、フツク34は跳ね上がり作業者の
手、顔を直撃する可能性があり危険であつた。
リンダーでは、シリンダーポート29から加えられる流
体圧力の値が重錘の重量Wとバランスしている状態で、
何等かの外的要因により重錘1からフツク34が瞬間的
に外れた場合には、フツク34は跳ね上がり作業者の
手、顔を直撃する可能性があり危険であつた。
【0004】本発明は、このような問題点を除去し、フ
ツクの跳上り現象を防止することができ、安全、確実に
使用することができるシリンダー及び流体制御装置を提
供可能とすることを目的とするものである。
ツクの跳上り現象を防止することができ、安全、確実に
使用することができるシリンダー及び流体制御装置を提
供可能とすることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にとられた本発明の構成は次の如くである。
にとられた本発明の構成は次の如くである。
【0006】シリンダーは、 (1)シリンダー内を摺動するピストンと、該ピストン
と係合しワイヤーを介して重錘と一体になつているシリ
ンダーロツドとを有し、前記シリンダーのシリンダーポ
ートより加えられ流体圧力の値を常時前記重錘の重量に
見合うように制御するバランス回路を構成するシリンダ
ーにおいて、前記ピストンが前記シリンダーロツドの末
端に固定され、該シリンダーロツドに近接して設けられ
ている透孔よりなるピストン用ポートを有し、前記シリ
ンダー内を摺動するピストン部と、前記シリンダーロツ
ドに遊嵌して設けられ前記ピストン用ポートを覆う大き
さを有するウエイトバルブと、該ウエイトバルブを常時
は前記ピストン部側に付勢する付勢手段とを有している
ことを特徴とするものである。
と係合しワイヤーを介して重錘と一体になつているシリ
ンダーロツドとを有し、前記シリンダーのシリンダーポ
ートより加えられ流体圧力の値を常時前記重錘の重量に
見合うように制御するバランス回路を構成するシリンダ
ーにおいて、前記ピストンが前記シリンダーロツドの末
端に固定され、該シリンダーロツドに近接して設けられ
ている透孔よりなるピストン用ポートを有し、前記シリ
ンダー内を摺動するピストン部と、前記シリンダーロツ
ドに遊嵌して設けられ前記ピストン用ポートを覆う大き
さを有するウエイトバルブと、該ウエイトバルブを常時
は前記ピストン部側に付勢する付勢手段とを有している
ことを特徴とするものである。
【0007】(2)(1)において、前記ウエイトバル
ブを常時は前記ピストン部側に付勢する付勢手段が、前
記シリンダ−ロツドに設けられている鍔状突起、及び、
該鍔状突起と前記ピストン部との間に挿入され両者が離
隔する方向に付勢するばねであることを特徴とするもの
である。
ブを常時は前記ピストン部側に付勢する付勢手段が、前
記シリンダ−ロツドに設けられている鍔状突起、及び、
該鍔状突起と前記ピストン部との間に挿入され両者が離
隔する方向に付勢するばねであることを特徴とするもの
である。
【0008】(3)(1)又は(2)において、前記シ
リンダ−が、荷重体重量を瞬時に検出して直ちに該荷重
体を無重力状態にして該荷重体を自由に移動させる流体
制御装置のシリンダ−であることを特徴とするものであ
る。
リンダ−が、荷重体重量を瞬時に検出して直ちに該荷重
体を無重力状態にして該荷重体を自由に移動させる流体
制御装置のシリンダ−であることを特徴とするものであ
る。
【0009】流体制御装置は、 (4)シリンダーとコントロラーとを有し、荷重体の重
量を瞬時に検出して直ちに該荷重体を無重力状態にして
作業者のわずかの力で該荷重体を自由に移動させる流体
制御装置において、前記シリンダーに(1)又は(2)
のシリンダーを用いていることを特徴とするものであ
る。
量を瞬時に検出して直ちに該荷重体を無重力状態にして
作業者のわずかの力で該荷重体を自由に移動させる流体
制御装置において、前記シリンダーに(1)又は(2)
のシリンダーを用いていることを特徴とするものであ
る。
【0010】(5)出力伝達体にシリンダーロツドを介
し一体にしシリンダー内を摺動するピストンを有し、前
記シリンダーのシリンダーポートより加えられ流体圧力
の値を常時前記重錘の重量に見合うように制御するバラ
ンス回路を構成するシリンダーと、荷重又は外力が印加
され、第1の流体通路を介して連設する容積一定の第1
室及び容積可変の第2室を有するボツクスと、前記第1
室に流体圧力発生源より流体を供給する流体供給路と、
前記第2室及び前記シリンダーのシリンダーポートとを
連結する流体出入路と、荷重又は外力が印加される前記
ボツクスに対して該荷重方向に相対的に移動可能に係合
し、前記ボツクスの前記第2室に通ずる流体排出通路を
有する荷重伝達体と、該荷重伝達体、前記出力伝達体及
び前記ボツクスの総重量に見合う力を前記ピストンに与
える弾性部材と、前記ボツクスの前記第1室と前記第2
室との間及び前記第2室と前記流体排出通路との間にそ
れぞれ設けられている第1及び第2の流体通路と、その
両端が該第1及び該第2の流体通路を前記荷重又は外力
が加えられなかつた場合は閉じた状態とし、該荷重又は
外力が加えられた場合には、それぞれ異なる状態で動作
する如く構成された弁とを有するコントローラーとを有
し、荷重体の重量を瞬時に検出して直ちに該荷重体を無
重力状態にして作業者のわずかの力で該荷重体を自由に
移動させる流体制御装置において、前記ピストンが前記
シリンダーロツドの末端に固定され、該シリンダーロツ
ドに近接して設けられている透孔よりなるピストン用ポ
ートを有し、前記シリンダー内を摺動するピストン部
と、前記シリンダーロツドに遊嵌して設けられ前記ピス
トン用ポートを覆う大きさを有するウエイトバルブと、
該ウエイトバルブを常時は前記ピストン部側に付勢する
付勢手段とを有していることを特徴とするものである。
し一体にしシリンダー内を摺動するピストンを有し、前
記シリンダーのシリンダーポートより加えられ流体圧力
の値を常時前記重錘の重量に見合うように制御するバラ
ンス回路を構成するシリンダーと、荷重又は外力が印加
され、第1の流体通路を介して連設する容積一定の第1
室及び容積可変の第2室を有するボツクスと、前記第1
室に流体圧力発生源より流体を供給する流体供給路と、
前記第2室及び前記シリンダーのシリンダーポートとを
連結する流体出入路と、荷重又は外力が印加される前記
ボツクスに対して該荷重方向に相対的に移動可能に係合
し、前記ボツクスの前記第2室に通ずる流体排出通路を
有する荷重伝達体と、該荷重伝達体、前記出力伝達体及
び前記ボツクスの総重量に見合う力を前記ピストンに与
える弾性部材と、前記ボツクスの前記第1室と前記第2
室との間及び前記第2室と前記流体排出通路との間にそ
れぞれ設けられている第1及び第2の流体通路と、その
両端が該第1及び該第2の流体通路を前記荷重又は外力
が加えられなかつた場合は閉じた状態とし、該荷重又は
外力が加えられた場合には、それぞれ異なる状態で動作
する如く構成された弁とを有するコントローラーとを有
し、荷重体の重量を瞬時に検出して直ちに該荷重体を無
重力状態にして作業者のわずかの力で該荷重体を自由に
移動させる流体制御装置において、前記ピストンが前記
シリンダーロツドの末端に固定され、該シリンダーロツ
ドに近接して設けられている透孔よりなるピストン用ポ
ートを有し、前記シリンダー内を摺動するピストン部
と、前記シリンダーロツドに遊嵌して設けられ前記ピス
トン用ポートを覆う大きさを有するウエイトバルブと、
該ウエイトバルブを常時は前記ピストン部側に付勢する
付勢手段とを有していることを特徴とするものである。
【0011】(6)(5)において、前記荷重伝達体
は、前記出力伝達体に連結されるケースを含み、前記ボ
ツクスは前記ケース内に荷重方向に移動可能に取り付け
られ、前記第2室,は、前記ケースに設けられている受
けに対設され、前記弁の弁座が設けられている弾性体よ
りなる隔壁を有していることを特徴とするものである。
は、前記出力伝達体に連結されるケースを含み、前記ボ
ツクスは前記ケース内に荷重方向に移動可能に取り付け
られ、前記第2室,は、前記ケースに設けられている受
けに対設され、前記弁の弁座が設けられている弾性体よ
りなる隔壁を有していることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】この発明は、従来のシリンダーの作用を検討し
た結果得られたものである。図4に示す如きシリンダ−
は、シリンダ−1の内圧pによつて生ずる推力は、シリ
ンダ−1の断面積Sに内圧pをかけた値
た結果得られたものである。図4に示す如きシリンダ−
は、シリンダ−1の内圧pによつて生ずる推力は、シリ
ンダ−1の断面積Sに内圧pをかけた値
【0013】
【数1】 S×p=F ………(1) となるので、
【0014】
【数2】 F=W ………(2) の関係が成り立つ。このような状態で何等かの外的な要
因により荷重体1からフツク34が瞬間的に外れた場合
には、その瞬間にシリンダ−21内圧pが追随してバラ
ンス状態に至るには、シリンダーポート29を経て流体
を放出する必要があり、そのため一定の時間がかる。従
つて、シリンダーロツド33は瞬間的にシリンダ−ポ−
ト30側に移動し、このためフツク34は跳ね上がる。
因により荷重体1からフツク34が瞬間的に外れた場合
には、その瞬間にシリンダ−21内圧pが追随してバラ
ンス状態に至るには、シリンダーポート29を経て流体
を放出する必要があり、そのため一定の時間がかる。従
つて、シリンダーロツド33は瞬間的にシリンダ−ポ−
ト30側に移動し、このためフツク34は跳ね上がる。
【0015】これに対して、本発明は、シリンダ−ロツ
ド33の末端に固定されているピストン11には、シリ
ンダーロツド33に近接してピストン用ポート35が設
けられており、シリンダー21内を摺動するピストン1
1と、シリンダーロツド33に遊嵌して設けられピスト
ン用ポート35を覆う大きさを有するウエイトバルブ3
6と、ウエイトバルブ36を常時はピストン11側に付
勢するばね39と、常時はウエイトバルブ36とピスト
ン11とをシールするOリング37とを有しているの
で、荷重体1がフツク34から外れた場合は、シリンダ
ーロツド33は図1のAで示す方向へ進むが、ウエイト
バルブ36が所定の重量を持つている場合には慣性によ
つて元の位置に留まろうとするのでウエイトバルブ36
とピストン11との間に間隙を生じピストン11に設け
られているピストン用ポート35を介しエアーが排出さ
れ、その結果シリンダ−内圧pがシリンダ−ロツド33
の移動に追随してバランス状態に至るため、フツク34
の跳上りを防止することができ、安全、確実に使用する
ことができる。
ド33の末端に固定されているピストン11には、シリ
ンダーロツド33に近接してピストン用ポート35が設
けられており、シリンダー21内を摺動するピストン1
1と、シリンダーロツド33に遊嵌して設けられピスト
ン用ポート35を覆う大きさを有するウエイトバルブ3
6と、ウエイトバルブ36を常時はピストン11側に付
勢するばね39と、常時はウエイトバルブ36とピスト
ン11とをシールするOリング37とを有しているの
で、荷重体1がフツク34から外れた場合は、シリンダ
ーロツド33は図1のAで示す方向へ進むが、ウエイト
バルブ36が所定の重量を持つている場合には慣性によ
つて元の位置に留まろうとするのでウエイトバルブ36
とピストン11との間に間隙を生じピストン11に設け
られているピストン用ポート35を介しエアーが排出さ
れ、その結果シリンダ−内圧pがシリンダ−ロツド33
の移動に追随してバランス状態に至るため、フツク34
の跳上りを防止することができ、安全、確実に使用する
ことができる。
【0016】
【実施例】以下、実施例について説明する。
【0017】図1は本発明のシリンダーの説明図、図2
は図1の要部であり図1でXで示す部分の詳細な説明図
で、これらの図で、21はエアーシリンダー(以下シリ
ンダーと称する)、33はシリンダーロツド、11はシ
リンダ−ロツド33の先端に固定されているピストン、
40はパツキン、22はワイヤー、34はフツク、1は
荷重体、29および30はシリンダー21のシリンダー
ポート、35はピストン11のシリンダーロツド33に
隣接しに設けられている透孔よりなるピストン用ポー
ト、36はシリンダ−ロツド33に遊嵌して設けられピ
ストン用ポ−ト35を覆う大きさを有するウエイトバル
ブ、37はピストン用ポート35の個々に設けられピス
トン11とウエイトバルブ36とを常時はシ−ルするO
リング、38はシリンダーロツド33に設けられている
鍔部、39は鍔部38とウエイトバルブ36との間に挿
入されており、常時はウエイトバルブ36をピストン1
1の方向に付勢するばねで、ウエイトバルブ36は所定
の重量wkgを有している。
は図1の要部であり図1でXで示す部分の詳細な説明図
で、これらの図で、21はエアーシリンダー(以下シリ
ンダーと称する)、33はシリンダーロツド、11はシ
リンダ−ロツド33の先端に固定されているピストン、
40はパツキン、22はワイヤー、34はフツク、1は
荷重体、29および30はシリンダー21のシリンダー
ポート、35はピストン11のシリンダーロツド33に
隣接しに設けられている透孔よりなるピストン用ポー
ト、36はシリンダ−ロツド33に遊嵌して設けられピ
ストン用ポ−ト35を覆う大きさを有するウエイトバル
ブ、37はピストン用ポート35の個々に設けられピス
トン11とウエイトバルブ36とを常時はシ−ルするO
リング、38はシリンダーロツド33に設けられている
鍔部、39は鍔部38とウエイトバルブ36との間に挿
入されており、常時はウエイトバルブ36をピストン1
1の方向に付勢するばねで、ウエイトバルブ36は所定
の重量wkgを有している。
【0018】即ち、この実施例が図4の従来のシリンダ
ーと異なる点は、シリンダ−ロツド33の固定されてい
るピストン11が透孔よりなるピストン用ポート35
と、シリンダ−ロツド33に遊嵌し常時はピストン11
側に付勢されているシリンダー用ポート35を覆う大き
さを有するウエイトバルブ36と、ピストン11とウエ
イトバルブ36とを常時はシールするOリング37とを
有している点である。
ーと異なる点は、シリンダ−ロツド33の固定されてい
るピストン11が透孔よりなるピストン用ポート35
と、シリンダ−ロツド33に遊嵌し常時はピストン11
側に付勢されているシリンダー用ポート35を覆う大き
さを有するウエイトバルブ36と、ピストン11とウエ
イトバルブ36とを常時はシールするOリング37とを
有している点である。
【0019】この実施例の装置は、エアー入り口である
シリンダポート29よりある一定の圧力のある圧搾空気
をシリンダー21に送り込み吊り下げてある荷重体1
(Wkg)と釣り合うようにしてある。この状態では、
ウエイトバルブ36はばね39でピストン11の方向に
付勢されているのでウエイトバルブ36はピストン11
に密着しているシリンダー21内の空気がピストン11
のピストン用ポート35を通過することはない。
シリンダポート29よりある一定の圧力のある圧搾空気
をシリンダー21に送り込み吊り下げてある荷重体1
(Wkg)と釣り合うようにしてある。この状態では、
ウエイトバルブ36はばね39でピストン11の方向に
付勢されているのでウエイトバルブ36はピストン11
に密着しているシリンダー21内の空気がピストン11
のピストン用ポート35を通過することはない。
【0020】しかし、フツク34が荷重体1から外れた
場合には、シリンダー21内の空気は圧縮されているの
でピストン11は急激に移動する。この際、ウエイトバ
ルブ36は所定のある重量をもつており、その慣性力が
働くので、直ちにピストン11の移動に追随して動かず
現在位置に留ろうとする。従つて、移動するピストン1
1と動かないウエイトバルブ36とが分離する。このよ
うにして、ピストン11とウエイトバルブ36との密封
が解除されると、内圧pの流体はピストン用ポ−ト35
を経て急激に流れ出る。これは
場合には、シリンダー21内の空気は圧縮されているの
でピストン11は急激に移動する。この際、ウエイトバ
ルブ36は所定のある重量をもつており、その慣性力が
働くので、直ちにピストン11の移動に追随して動かず
現在位置に留ろうとする。従つて、移動するピストン1
1と動かないウエイトバルブ36とが分離する。このよ
うにして、ピストン11とウエイトバルブ36との密封
が解除されると、内圧pの流体はピストン用ポ−ト35
を経て急激に流れ出る。これは
【0021】
【数3】 F=W ………(2) の状態になる迄続き、
【0022】
【数4】 F<W ………(3) になると再びOリング37によりピストン11とウエイ
トバルブ36は密封される。
トバルブ36は密封される。
【0023】以上の如く、ピストン11とウエイトバル
ブ36との間隙から空気ガピストン1に設けられている
ピストン用ポート35を通過するのでピストン11の移
動が減速阻止されるのでフツク34の跳上りを阻止する
ことができる。
ブ36との間隙から空気ガピストン1に設けられている
ピストン用ポート35を通過するのでピストン11の移
動が減速阻止されるのでフツク34の跳上りを阻止する
ことができる。
【0024】ウエイトバルブ36がピストン11から離
れる時期は、シリンダーロツド33の速度が出初める時
期であり、ピストン11のピストン用ポート35の面積
(通気面積)aとウエイトバルブ36の重さw及びばね
の強さによつて決まる。
れる時期は、シリンダーロツド33の速度が出初める時
期であり、ピストン11のピストン用ポート35の面積
(通気面積)aとウエイトバルブ36の重さw及びばね
の強さによつて決まる。
【0025】なお、Oリング37をピストン用ポート3
5の個々に設けることにより、受圧面積を小さくしてウ
エイトバルブ36が押し付けられる力を小さくし、ピス
トン11の急速移動時にウエイトバルブ36が離れ易い
ようになつている。
5の個々に設けることにより、受圧面積を小さくしてウ
エイトバルブ36が押し付けられる力を小さくし、ピス
トン11の急速移動時にウエイトバルブ36が離れ易い
ようになつている。
【0026】以上の如く、この実施例のシリンダ−は、
フツク34の跳上りを生じて作業者の手、顔を直撃する
ような危険性は生ぜず、安全、確実な作業を実施するこ
とができる。従つて、流体制御装置に用いるシリンダ−
として用いれば、この種装置を用いる作業の安全性を著
しく高めることができる。
フツク34の跳上りを生じて作業者の手、顔を直撃する
ような危険性は生ぜず、安全、確実な作業を実施するこ
とができる。従つて、流体制御装置に用いるシリンダ−
として用いれば、この種装置を用いる作業の安全性を著
しく高めることができる。
【0027】図3は図1の流体用シリンダーを用いた本
発明の流体制御装置の一実施例の荷重積替装置の要部の
説明図である(例えば、特開昭第62−201797号
公報参照)。
発明の流体制御装置の一実施例の荷重積替装置の要部の
説明図である(例えば、特開昭第62−201797号
公報参照)。
【0028】この図で、1は荷重体、2、3は流体通
路、4はボツクス、5は弁、6は隔壁、7は受け、8は
ケース、9はばね受け、10は押し荷重調整用押しね
じ、11はピストン、12は流体入口、13は流体出入
口、14は吊り具、15は流体通路、16はばね、17
は地上、18は第1室、19は第2室、20はパイプ、
21はシリンダー、22は出力伝達体、23はパイプ、
24はアキュムレーター、25は減圧弁、26は穴、2
7は握り、28はローラー、29、30はシリンダーポ
ート、31はばね、32はガイド隔壁、33はシリンダ
ーロツド、34はフツク、35はピストン11のシリン
ダーロツド33に近接する位置設けられている透孔より
なるピストン用ポート、36はシリンダーロツド33に
遊嵌して設けられピストン用ポート35を覆う大きさを
有するウエイトバルブ、37はウエイトバルブ36とピ
ストン11との間に設けられているシール、38はシリ
ンダーロツド33に設けられている鍔、39は鍔38と
ピストン11との間に挿入され両者を璃隔する方向に付
勢するばね、39はバルブ、40はシリンダー21の内
壁面とピストン11との間に設けられているパツキンを
示している。
路、4はボツクス、5は弁、6は隔壁、7は受け、8は
ケース、9はばね受け、10は押し荷重調整用押しね
じ、11はピストン、12は流体入口、13は流体出入
口、14は吊り具、15は流体通路、16はばね、17
は地上、18は第1室、19は第2室、20はパイプ、
21はシリンダー、22は出力伝達体、23はパイプ、
24はアキュムレーター、25は減圧弁、26は穴、2
7は握り、28はローラー、29、30はシリンダーポ
ート、31はばね、32はガイド隔壁、33はシリンダ
ーロツド、34はフツク、35はピストン11のシリン
ダーロツド33に近接する位置設けられている透孔より
なるピストン用ポート、36はシリンダーロツド33に
遊嵌して設けられピストン用ポート35を覆う大きさを
有するウエイトバルブ、37はウエイトバルブ36とピ
ストン11との間に設けられているシール、38はシリ
ンダーロツド33に設けられている鍔、39は鍔38と
ピストン11との間に挿入され両者を璃隔する方向に付
勢するばね、39はバルブ、40はシリンダー21の内
壁面とピストン11との間に設けられているパツキンを
示している。
【0029】シリンダーロツド33の先端には出力伝達
体22たる剛性体又はフレキシブルな物体を介してケー
ス8が接続されており、内部にはボツクス4が荷重方向
に対して自由に移動可能な方法で取付けられている。ボ
ツクス4は流体入口12を有し、弁5,流体通路2,流
体出入口13と、気密シールされた伸縮性のある、例え
ば、ゴム板からなる隔壁6を有し、流体通路2を介して
連設する容積一定の第1室18と容積可変の第2室19
とを有し、吊具14を介してフツク34によつて荷重体
1に接合している。隔壁6は周辺部でボツクス4に固定
され、中心部に弁5に対する弁座が設けられており、弁
座は受け7を介してケース8に固定されている。弁5は
中心に弁5の通孔を有し周囲に流体通過用の穴に設けら
れているガイド隔壁32を介して保持されている。弁5
と流体通路3との位置関係により弁先端部が上又は水平
に向いている場合は、弁5の移動をスムーズに行うため
にばね16が設けられている。ばね31はボツクス4を
荷重方向へ一定の圧力で押すばねで、このばね31を介
在させることによつて、出力伝達体22及びケース8,
受け7を主体とする荷重伝達体等の荷重に対するシリン
ダー出力を常時確保することができる。ばね受9及び押
し荷重調整用押しねじ10は、ばね31の圧力を調節す
るために設けられており、必要に応じて設けられる。ま
た、受け7には流体排出用の流体通路15が設けられ、
ケース8に設けられた穴26によつて大気圧開放されて
いる。
体22たる剛性体又はフレキシブルな物体を介してケー
ス8が接続されており、内部にはボツクス4が荷重方向
に対して自由に移動可能な方法で取付けられている。ボ
ツクス4は流体入口12を有し、弁5,流体通路2,流
体出入口13と、気密シールされた伸縮性のある、例え
ば、ゴム板からなる隔壁6を有し、流体通路2を介して
連設する容積一定の第1室18と容積可変の第2室19
とを有し、吊具14を介してフツク34によつて荷重体
1に接合している。隔壁6は周辺部でボツクス4に固定
され、中心部に弁5に対する弁座が設けられており、弁
座は受け7を介してケース8に固定されている。弁5は
中心に弁5の通孔を有し周囲に流体通過用の穴に設けら
れているガイド隔壁32を介して保持されている。弁5
と流体通路3との位置関係により弁先端部が上又は水平
に向いている場合は、弁5の移動をスムーズに行うため
にばね16が設けられている。ばね31はボツクス4を
荷重方向へ一定の圧力で押すばねで、このばね31を介
在させることによつて、出力伝達体22及びケース8,
受け7を主体とする荷重伝達体等の荷重に対するシリン
ダー出力を常時確保することができる。ばね受9及び押
し荷重調整用押しねじ10は、ばね31の圧力を調節す
るために設けられており、必要に応じて設けられる。ま
た、受け7には流体排出用の流体通路15が設けられ、
ケース8に設けられた穴26によつて大気圧開放されて
いる。
【0030】従つて荷重体1が地上17に接していると
き、すなわち荷重量0のときはボツクス4にかかる荷重
はボツクス4及び吊具14のみであり、その荷重量に応
じた量の荷重方向力を持つている。しかし、弁5は受け
7を介してケース8に受けられているため、荷重方向へ
の移動は規制されている。そのため流体通路2は開とな
り、流体入口12を経て、第1室18に待機している圧
力流体は第2室19に流入し、パイプ20を経て、シリ
ンダー21のピストン側又はヘツド側の指定されたポー
トに流入すると同時に、隔壁6,受け7を介してケース
8に作用する。これはピストン11の生ずる推力と隔壁
6を介してボツクス4の生ずる反荷重方向の推力とが比
例関係にあることを示す。比例状態に入るとボツクス4
は浮き上り、流体通路2は閉となる。このときシリンダ
ー21にはその圧力に比例した推力が反荷重方向に作用
する。もしここでピストン11と隔壁6との受圧面積が
同一であれば、滑車の原理における又はテコの原理にお
ける1:1の力関係を伝達する装置においては、出力伝
達体22を介してケース8の反荷重方向力とボツクス4
の反荷重方向力とは一致する。これは比例した出力関係
の中の1つの関係であり、力関係を変えたいときは滑車
又はテコの原理により受圧面積を変えればよい。この比
例した力関係は荷重体1の荷重が100%生じている場
合、すなわち地上からはなれている場合においても同様
になる。
き、すなわち荷重量0のときはボツクス4にかかる荷重
はボツクス4及び吊具14のみであり、その荷重量に応
じた量の荷重方向力を持つている。しかし、弁5は受け
7を介してケース8に受けられているため、荷重方向へ
の移動は規制されている。そのため流体通路2は開とな
り、流体入口12を経て、第1室18に待機している圧
力流体は第2室19に流入し、パイプ20を経て、シリ
ンダー21のピストン側又はヘツド側の指定されたポー
トに流入すると同時に、隔壁6,受け7を介してケース
8に作用する。これはピストン11の生ずる推力と隔壁
6を介してボツクス4の生ずる反荷重方向の推力とが比
例関係にあることを示す。比例状態に入るとボツクス4
は浮き上り、流体通路2は閉となる。このときシリンダ
ー21にはその圧力に比例した推力が反荷重方向に作用
する。もしここでピストン11と隔壁6との受圧面積が
同一であれば、滑車の原理における又はテコの原理にお
ける1:1の力関係を伝達する装置においては、出力伝
達体22を介してケース8の反荷重方向力とボツクス4
の反荷重方向力とは一致する。これは比例した出力関係
の中の1つの関係であり、力関係を変えたいときは滑車
又はテコの原理により受圧面積を変えればよい。この比
例した力関係は荷重体1の荷重が100%生じている場
合、すなわち地上からはなれている場合においても同様
になる。
【0031】ケース8に反荷重方向の微小な外力を加え
た場合の作用は以下に述べる通りである。ケース8に加
えられた微小な反荷重方向力はピストンに反荷重方向の
推力を生じ、その程度に応じて、シリンダー内容積を増
大しようとする能力が生じる。これはシリンダー内圧の
低下能力として同時に隔壁6にも伝達される。従つてボ
ツクス4の荷重方向移動能力が生じるが、ボツクス4に
は、ボツクス4、吊具14、荷重体1の合計重力が作用
しており前述の定荷重関係下における、シリンダー21
とボツクス4との出力比例関係にもどろうとする。この
微小な力をケース8に与えつづければ荷重体1の上昇が
連続的に得られる。荷重体1の下降を要する時には逆の
動作により逆の経路をたどつた出力比例動作をする。次
に荷重体1が接地を始めてから完了する迄、すなわち、
荷重体荷重量が100%から0%に変化し、又は地上か
ら浮上る迄、すなわち0〜100%迄の過程について
は、上述の荷重体の上昇,下降原理の微分動作であり、
容易に類すい出来ると同時に実験によつても立証され
た。
た場合の作用は以下に述べる通りである。ケース8に加
えられた微小な反荷重方向力はピストンに反荷重方向の
推力を生じ、その程度に応じて、シリンダー内容積を増
大しようとする能力が生じる。これはシリンダー内圧の
低下能力として同時に隔壁6にも伝達される。従つてボ
ツクス4の荷重方向移動能力が生じるが、ボツクス4に
は、ボツクス4、吊具14、荷重体1の合計重力が作用
しており前述の定荷重関係下における、シリンダー21
とボツクス4との出力比例関係にもどろうとする。この
微小な力をケース8に与えつづければ荷重体1の上昇が
連続的に得られる。荷重体1の下降を要する時には逆の
動作により逆の経路をたどつた出力比例動作をする。次
に荷重体1が接地を始めてから完了する迄、すなわち、
荷重体荷重量が100%から0%に変化し、又は地上か
ら浮上る迄、すなわち0〜100%迄の過程について
は、上述の荷重体の上昇,下降原理の微分動作であり、
容易に類すい出来ると同時に実験によつても立証され
た。
【0032】このコントローラーはその構造上の特徴に
より、高所から低所へ荷重体の移動をするときは、その
荷役作業を行うことにより、流体エネルギーを増大さ
せ、同一高さの場所間における荷役作業の場合は、継続
必要エネルギー量はほぼ0で作動する。これには流体入
口12に接続されたパイプ23の途中にアキユームレー
ター24と、減圧弁25を設け、ピストン11の出力が
出力伝達体22に係り得る最大荷重と同一となる圧力に
減圧弁25を調整すればよい。ケース8に設けられた握
り27を反荷重方向へ操作すれば、前述の通り、荷重体
1は浮上し、荷重方向へ操作した場合は第2室19の圧
力が第1室18の圧力以上になり、弁5は微小な出力の
ばね16に抗して上昇し、流体通路2は開となる。一方
流体通路3は第2室19と流体通路15との差圧とによ
つて閉の状態を保つためシリンダー21内の流体通路2
を経てアキユームレーター24にもどされる。従つて流
体エネルギーは再使用可能な状態となる。
より、高所から低所へ荷重体の移動をするときは、その
荷役作業を行うことにより、流体エネルギーを増大さ
せ、同一高さの場所間における荷役作業の場合は、継続
必要エネルギー量はほぼ0で作動する。これには流体入
口12に接続されたパイプ23の途中にアキユームレー
ター24と、減圧弁25を設け、ピストン11の出力が
出力伝達体22に係り得る最大荷重と同一となる圧力に
減圧弁25を調整すればよい。ケース8に設けられた握
り27を反荷重方向へ操作すれば、前述の通り、荷重体
1は浮上し、荷重方向へ操作した場合は第2室19の圧
力が第1室18の圧力以上になり、弁5は微小な出力の
ばね16に抗して上昇し、流体通路2は開となる。一方
流体通路3は第2室19と流体通路15との差圧とによ
つて閉の状態を保つためシリンダー21内の流体通路2
を経てアキユームレーター24にもどされる。従つて流
体エネルギーは再使用可能な状態となる。
【0033】そして、この流体制御装置は図1のシリン
ダ−を用いているので、フツク34の跳上りを生じて作
業者の手、顔を直撃するような危険性は生ぜず、安全、
確実な作業を実施することができる。従つて、この種装
置を用いる作業の安全性を著しく高めることができる。
ダ−を用いているので、フツク34の跳上りを生じて作
業者の手、顔を直撃するような危険性は生ぜず、安全、
確実な作業を実施することができる。従つて、この種装
置を用いる作業の安全性を著しく高めることができる。
【0034】
【発明の効果】本発明は、フツクの跳上り現象を防止す
ることができ、確実、安全に使用することができるシリ
ンダ−及び流体制御装置を提供可能とするもので、産業
上の効果の大なるものである。
ることができ、確実、安全に使用することができるシリ
ンダ−及び流体制御装置を提供可能とするもので、産業
上の効果の大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシリンダーの一実施例の説明図であ
る。
る。
【図2】同じく図1の要部の詳細な説明図である。
【図3】本発明の流体制御装置の一実施例の説明図であ
る。
る。
【図4】従来のシリンダーの説明図である。
11…ピストン、21…エアーシリンダー、33…シリ
ンダーロツド、35…ピストン用ポート、36…ウエイ
トバルブ、37…Oリング、40…鍔部、39…ばね。
ンダーロツド、35…ピストン用ポート、36…ウエイ
トバルブ、37…Oリング、40…鍔部、39…ばね。
Claims (6)
- 【請求項1】 シリンダー内を摺動するピストンと、該
ピストンと係合しワイヤーを介して重錘と一体になつて
いるシリンダーロツドとを有し、前記シリンダーのシリ
ンダーポートより加えられ流体圧力の値を常時前記重錘
の重量に見合うように制御するバランス回路を構成する
シリンダーにおいて、前記ピストンが前記シリンダーロ
ツドの末端に固定され、該シリンダーロツドに近接する
位置に透孔よりなるピストン用ポートを有し、前記シリ
ンダー内を摺動するピストン部と、前記シリンダーロツ
ドに遊嵌して設けられ前記ピストン用ポートを覆う大き
さを有するウエイトバルブと、該ウエイトバルブを常時
は前記ピストン部側に付勢する付勢手段とを有している
ことを特徴とするシリンダー。 - 【請求項2】 前記ウエイトバルブを常時は前記ピスト
ン部側に付勢する付勢手段が、前記シリンダ−ロツドに
設けられている鍔状突起、及び、該鍔状突起と前記ピス
トン部との間に挿入され両者が離隔する方向に付勢する
ばねである請求項1記載のシリンダ−。 - 【請求項3】 前記シリンダ−が、荷重体重量を瞬時に
検出して直ちに該荷重体を無重力状態にして該荷重体を
自由に移動させる流体制御装置のシリンダ−である請求
項1又は2記載のシリンダー。 - 【請求項4】 シリンダーとコントロラーとを有し、荷
重体の重量を瞬時に検出して直ちに該荷重体を無重力状
態にして作業者のわずかの力で該荷重体を自由に移動さ
せる流体制御装置において、前記シリンダーに請求項1
又は2記載のシリンダーを用いていることを特徴とする
流体制御装置。 - 【請求項5】 出力伝達体にシリンダーロツドを介し一
体にしシリンダー内を摺動するピストンを有し、前記シ
リンダーのシリンダーポートより加えられ流体圧力の値
を常時前記重錘の重量に見合うように制御するバランス
回路を構成するシリンダーと、荷重又は外力が印加さ
れ、連設する容積一定の第1室及び容積可変の第2室を
有するボツクスと、前記第1室に流体圧力発生源より流
体を供給する流体供給路と、前記第2室及び前記シリン
ダーのシリンダーポートとを連結する流体出入路と、荷
重又は外力が印加される前記ボツクスに対して該荷重方
向に相対的に移動可能に係合し、前記ボツクスの前記第
2室に通ずる流体排出通路を有する荷重伝達体と、該荷
重伝達体、前記出力伝達体及び前記ボツクスの総重量に
見合う力を前記ピストンに与える弾性部材と、前記ボツ
クスの前記第1室と前記第2室との間及び前記第2室と
前記流体排出通路との間にそれぞれ設けられている第1
及び第2の流体通路と、その両端が該第1及び該第2の
流体通路を前記荷重又は外力が加えられなかつた場合は
閉じた状態とし、該荷重又は外力が加えられた場合に
は、それぞれ異なる状態で動作する如く構成された弁と
を有するコントローラーとを有し、荷重体の重量を瞬時
に検出して直ちに該荷重体を無重力状態にして作業者の
わずかの力で該荷重体を自由に移動させる流体制御装置
において、前記ピストンが前記シリンダーロツドの末端
に固定され、該シリンダーロツドに近接して設けられて
いる透孔よりなるピストン用ポートを有し、前記シリン
ダー内を摺動するピストン部と、前記シリンダーロツド
に遊嵌して設けられ前記ピストン用ポートを覆う大きさ
を有するウエイトバルブと、該ウエイトバルブを常時は
前記ピストン部側に付勢する付勢手段とを有しているこ
とを特徴とする流体制御装置。 - 【請求項6】 前記荷重伝達体は、前記出力伝達体に連
結されるケースを含み、前記ボツクスは前記ケース内に
荷重方向に移動可能に取り付けられ、前記第2室は前記
ケースに設けられている受けに対設され、前記弁の弁座
が設けられている弾性体よりなる隔壁を有している請求
項5記載の流体制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3165588A JPH05147892A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | シリンダー及び流体制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3165588A JPH05147892A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | シリンダー及び流体制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05147892A true JPH05147892A (ja) | 1993-06-15 |
Family
ID=15815209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3165588A Pending JPH05147892A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | シリンダー及び流体制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05147892A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0682191A1 (fr) * | 1994-05-11 | 1995-11-15 | Messier Bugatti | Dispositif de sécurité pour système transporté à bord d'un aéronef |
JP2003148417A (ja) * | 2001-11-15 | 2003-05-21 | Tobu Jukogyo Co Ltd | 油圧制御シリンダー |
JP2009155018A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Toyo Koken Kk | 荷役機械 |
-
1991
- 1991-07-05 JP JP3165588A patent/JPH05147892A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0682191A1 (fr) * | 1994-05-11 | 1995-11-15 | Messier Bugatti | Dispositif de sécurité pour système transporté à bord d'un aéronef |
FR2719880A1 (fr) * | 1994-05-11 | 1995-11-17 | Messier Bugatti | Dispositif de sécurité à élément télescopique limiteur d'accélération, destiné à assurer la protection d'un système transporté à bord d'un véhicule en cas de choc. |
US5538117A (en) * | 1994-05-11 | 1996-07-23 | Messier-Bugatti | Safety device for a system transported on board a vehicle, in particular an aircraft |
JP2003148417A (ja) * | 2001-11-15 | 2003-05-21 | Tobu Jukogyo Co Ltd | 油圧制御シリンダー |
JP2009155018A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Toyo Koken Kk | 荷役機械 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR960001902B1 (ko) | 공압기기 및 수압기기의 압력 변환 방법과 장치 | |
US5388968A (en) | Compressor inlet valve | |
JPH07196298A (ja) | 荷物を掴む方法 | |
JPH01169137A (ja) | 空気式ショックアブソーバ | |
US4303091A (en) | Hydraulic control apparatus for load independent flow regulation | |
JPH05147892A (ja) | シリンダー及び流体制御装置 | |
WO1998030859A1 (en) | Gas pressure regulator for a paintball gun having additional overpressure vent valve | |
US6370970B1 (en) | Cargo handling machine including force control | |
US3659299A (en) | Variable displacement recovery devices | |
US5098049A (en) | Balanced supporting arm | |
US4754692A (en) | Fluid control system | |
JP3023290U (ja) | 差圧動作チェック弁 | |
JPH05170400A (ja) | 差圧動作チェツク弁及びそれを用いた流体制御装置 | |
JPH05147900A (ja) | 流体制御装置 | |
JPH05147899A (ja) | 流体用シリンダー及びこれを用いた流体制御装置 | |
JPH05213596A (ja) | 流体制御装置 | |
CN116877745A (zh) | 一种泄压阀及具有该泄压阀的直饮机 | |
JPH05246700A (ja) | 荷重吊下げ装置 | |
JP6831720B2 (ja) | 荷役機械と荷役機械の制御方法 | |
CN112610732B (zh) | 一种自力式可调双向节流阀 | |
JPH0659997B2 (ja) | 荷重積替装置 | |
JPS5682914A (en) | Automatic control evacuating device | |
JPH09188500A (ja) | 重量物吊上装置 | |
JPS5481474A (en) | Fluid control system | |
JPH04350100A (ja) | シリンダ− |