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JPH05147285A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

Info

Publication number
JPH05147285A
JPH05147285A JP3316122A JP31612291A JPH05147285A JP H05147285 A JPH05147285 A JP H05147285A JP 3316122 A JP3316122 A JP 3316122A JP 31612291 A JP31612291 A JP 31612291A JP H05147285 A JPH05147285 A JP H05147285A
Authority
JP
Japan
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chassis
cutter
paper storage
sub
paper
Prior art date
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Granted
Application number
JP3316122A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3321816B2 (ja
Inventor
Masakazu Sone
正和 曽根
Kozo Kawakita
貢造 川北
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP31612291A priority Critical patent/JP3321816B2/ja
Publication of JPH05147285A publication Critical patent/JPH05147285A/ja
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Publication of JP3321816B2 publication Critical patent/JP3321816B2/ja
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケースに揺動自在に支持されたカッターをハ
ーネスを用いることなくメインシャーシに電気的に接続
して確実にグランドに落とす。 【構成】 導電性のシャーシ7をメインシャーシ7aと
紙収納部10を有するサブシャーシ7bとから構成し、
このサブシャーシ7bを前記紙収納部10がフロントパ
ネル1c内外に位置するよう変位可能に設けると共に前
記フロントパネル1cに紙収納部10の開閉に連動して
揺動するカッター13を設けたプリンタにおいて、前記
メインシャーシ7aにトーションバネ17の一端を支持
すると共に前記サブシャーシ7bにカッター押圧部16
を設け、前記紙収納部10が閉位置に位置するときには
前記カッター押圧部16が前記カッター13の被押圧部
18を押圧し、この被押圧部18の他端面に前記トーシ
ョンバネ17の他端がバネ力を持って圧接する構成とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリント紙の紙収納部を
ケース外に引出し自在に設けたプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンタの概略側面図が図17及
び図18に示されている。図17及び図18において、
シャーシ7は共に導電性部材にて構成されたメインシャ
ーシ7aとサブシャーシ7bから成る。メインシャーシ
7aには同期シャフト20が回転自在に支持され、この
同期シャフト20は紙収納部駆動機構(図示せず)の回
転力によって回転される。この同期シャフト20の両端
には一対のアーム部材21が設けられており、一対のア
ーム部材21の先端側に前記サブシャーシ7bが軸支さ
れている。また、メインシャーシ7aの両側には一対の
スライド部材23が水平方向にスライド自在に設けら
れ、この一対のスライド部材23の先端に前記サブシャ
ーシ7bが軸支されている。
【0003】プラテン8は前記サブシャーシ7bの上部
に回転自在に支持され、このプラテン8はプラテン回転
機構(図示せず)の回転力によって回転される。印画ヘ
ッド12はヘッド支持部材40に固定され、このヘッド
支持部材40が前記メインシャーシ7aに軸支されてい
る。印画ヘッド12の上面には左右一対の圧縮バネ42
が作用して印画ヘッド12が前記プラテン8側に付勢さ
れている。又、印画ヘッド12にはヘッド昇降機構(図
示せず)の押圧力が作用するよう構成され、印画ヘッド
12は圧縮バネ42のバネ力によって前記プラテン8に
圧接する圧接位置(図17の実線位置。)と前記バネ力
に抗して前記プラテン8から離れる待機位置(図17の
仮想線位置。)の間で変位する。
【0004】ローラ72は印画ヘッド12に支持され、
前記プラテン8を圧接する位置に配置されている。紙収
納部10は前記サブシャーシ7b内側に設けられ、この
紙収納部10にロール状のプリント紙11が収納され
る。このプリント紙11はローラ73とプラテン8間及
び印画ヘッド12とプラテン8間を通り、紙排出口4に
達する紙パス系に配される。紙排出口4はフロントパネ
ル1cに形成され、この紙排出口4の内側にはカッター
13が設けられている。
【0005】このカッター13はフロントパネル1cに
回転自在に設けられ、紙排出口4に突出する突出位置
(図17の位置)と紙排出口4に突出しない退出位置
(図18の位置)との間で変位する。カッター13には
フロントパネル1cに支持された板バネ80が作用し、
カッター13は板バネ80の作用で退出位置側に付勢さ
れている。又、サブシャーシ7bにはカッター押圧部1
6が設けられ、このカッター押圧部16が紙収納部10
の開位置から閉位置へのストロークでカッター13の被
押圧部18を押圧するよう構成されている。
【0006】上記構成において、紙収納部10が閉位置
で、且つ、印画ヘッド12が待機位置の状態で印画モー
ドが選択されると、ヘッド昇降機構の押圧力が解除され
て印画ヘッド12が図17にて実線で示す圧接位置に位
置される。次に、プラテン8がプラテン回転機構の回転
力にて回転すると共に印画ヘッド12が駆動されてプリ
ントが開始される。プリントが終了すると、印画ヘッド
12がヘッド昇降機構の押圧力により図17にて仮想線
で示す待機位置に戻される。そして、操作者が紙排出口
4より出たプリント紙11をカッター13を用いて切断
する。
【0007】また、紙収納部開モードが選択されると、
紙収納部駆動機構の回転力にて一対のアーム部材21が
回転し、サブシャーシ7bが回転しながら前方に排出さ
れて図18に示すように紙収納部10が開位置となる。
このサブシャーシ7bの移動でカッター押圧部16が被
押圧部18から離れてカッター13は板バネ80のバネ
力で退出位置に変位する。プリント紙11が新しいもの
と交換され紙収納部閉モードが選択されると、紙収納部
駆動機構の回転力にて一対のアーム部材21が前記と逆
回転し、サブシャーシ7bが回転しながら収納されて図
17に示すように紙収納部10が閉位置となる。このサ
ブシャーシ7bの移動でカッター押圧部16が被押圧部
18を押圧し、カッター13は板バネ80のバネ力に抗
して突出位置に変位する。即ち、紙収納部10が開位置
ではカッター13を退出位置に変位させることによって
操作者がカッター13によって負傷しないようになって
いる(特開平3−130181号公報参照)。
【0008】ところで、導電性部材のカッター13が絶
縁体のフロントパネル1cに支持されてメインシャーシ
7aと電気的に絶縁されていると、静電気がたまりやす
い。そして、帯電すると近くの基板に静電ノイズが飛ん
で誤動作を引き起こす原因となる。そのため、上記従来
の構成によれば被押圧部18を通しサブシャーシ7bを
介してメインシャーシ7aと電気的に接続することによ
ってカッター13をグランドに落としていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サブシ
ャーシ7bはメインシャーシ7aに対して2箇所で回転
自在に支持されているが電気的に確実な接続とはいえ
ず、その結果、カッター13のアースも不完全なもので
あった。ここで、カッター13とメインシャーシ7aと
をハーネスで接続すれば完全な静電対策が可能である
が、組立作業性が悪くなると共にハーネスの取付け位置
等を慎重に配慮しないとハーネスがカッター13の変位
動作の障害となるので、実用的な手段とはいえない。
【0010】そこで、本発明はハーネスを用いることな
くカッターを確実にグランドに落とすことができるプリ
ンタを提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の本発明に係るプリンタは、導電性のシャーシの外周を
絶縁性のケースで被い、前記シャーシをメインシャーシ
とプリント紙の紙収納部を有するサブシャーシとから構
成し、このサブシャーシを前記メインシャーシに対して
前記紙収納部が前記ケース外に開放する開位置と前記紙
収納部が前記ケース内に収納される閉位置との間で変位
可能に設け、前記ケースにカッターを紙排出口に突出す
る突出位置と紙排出口に突出しない退出位置との間で変
位可能に設け、前記紙収納部が開位置に位置するときに
は前記カッターが退出位置に、又、前記紙収納部が閉位
置に位置するときには前記カッターが突出位置にそれぞ
れ変位するプリンタにおいて、前記メインシャーシに導
電性のバネの一端を支持すると共に前記サブシャーシに
カッター押圧部を設け、前記紙収納部が閉位置に位置す
るときには前記カッター押圧部が前記カッターの被押圧
部を押圧し、この被押圧部の他端面に前記バネの他端が
バネ力にて圧接するものである。
【0012】
【作用】カッターの被押圧部がメインシャーシに一端を
支持されたバネの他端にバネ力にて圧接されているた
め、カッターとメインシャーシはバネを介して確実に電
気的に接続される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1乃至図16には本発明の一実施例が示されてい
る。図2には紙収納部が閉位置に位置する場合のプリン
タの斜視図、図3には紙収納部が閉位置に位置する場合
のプリンタの斜視図、図4にはプリンタの分解斜視図、
図5にはプリンタの一部切欠き正面図がそれぞれ示され
ている。
【0014】図2乃至図5において、プリンタのケース
1は合成樹脂材にて構成され、下面を塞ぐボトムカバー
1aと上面及び両側面を塞ぐトップカバー1bと前面を
塞ぐフロントパネル1c及びドアパネル1dと後面を塞
ぐリアパネル1eとから成る。フロントパネル1cの上
部には操作スイッチ2等が配置され、又、この操作スイ
ッチ2等の下方には大開口部3が設けられている。
【0015】ドアパネル1dは図2に示す如く紙収納部
10が閉位置のときには大開口部3内に配置され、ドア
パネル1dで塞がれない大開口部3の上方一部が紙排出
口4を構成する。又、図3に示す如く紙収納部10が開
位置のときには大開口部3より下記するサブシャーシ7
bが引き出される。
【0016】ケース1内のフロント側にはシャーシ7に
固定されたメカブロック体5等が、又、リア側には基板
ブロック体6がそれぞれ収納されている。
【0017】図6及び図7には紙収納部10が閉位置に
位置する場合のメカブロック体5等の左右側面図、図8
には紙収納部10が開位置に位置する場合のメカブロッ
ク体5等の右側面図がそれぞれ示されている。
【0018】図6乃至図8において、シャーシ7は共に
導電性の金属部材にて形成されたメインシャーシ7aと
サブシャーシ7bとから成り、メインシャーシ7aは前
記ボトムカバー1aに取付けられている。メインシャー
シ7aのフロント側に前記フロントパネル1cが取付け
られ、又、サブシャーシ7bのフロント側に前記ドアパ
ネル1dが取付けられている。
【0019】サブシャーシ7bの上端にはプラテン8が
回転自在に支持され、このプラテン8はゴム材にて構成
されている。そして、このプラテン8が下記するプラテ
ン回転機構Cによって回転される。又、サブシャーシ7
b内側には下面が円弧状のトレー9が設けられ、このト
レー9の上方空間が紙収納部10を構成している。この
紙収納部10にはロール状に巻き付けられた感熱式のプ
リント紙11が収納され、このプリント紙11交換のた
めの紙収納部10が下記する紙収納部開閉機構Aによっ
て自動開閉される。プリント紙11の先端側はプラテン
8とローラ73間及びプラテン8と印画ヘッド12間を
通り、紙排出口4に達成する紙パス系に配される。
【0020】また、メインシャーシ7aの上端には印画
ヘッド12が支持され、この印画ヘッド12はヘッド昇
降機構Bによって変位される。
【0021】図9乃至図11には紙収納部開閉機構Aを
主に示す右側面図がそれぞれ示されている。図9乃至図
11において、紙収納部開閉機構Aは上記の如く紙収納
部10の自動開閉を行うもので、以下のように構成され
ている。即ち、メインシャーシ7aの両側板19に同期
シャフト20が回転自在に支持され、この同期シャフト
20の両端で、且つ両側板19の内側には一対のアーム
部材21が固定されている。この一対のアーム部材21
の各先端が支持ピン22を介して前記サブシャーシ7b
の後端に軸支されている。
【0022】一対のスライド部材23はメインシャーシ
7aの両側板19の外側に配置され、この各スライド部
材23の長孔23aに両側板19より突出したガイドピ
ン24がそれぞれ挿入されている。又、一対のスライド
部材23の上下面には両側板19に支持されたガイドロ
ーラ25がそれぞれ接触しており、一対のスライド部材
23はガイドピン24及びガイドローラ25によって前
後方向にスライド自在に設けられている。このようにス
ライド自在に設けられた一対のスライド部材23の各前
端が支持ピン26を介して前記サブシャーシ7bの前端
に軸支されている。
【0023】一方、前記同期シャフト20の右端には扇
形歯車27が固定され、この扇形歯車27にはモータ2
8の回転力がモータ28の回転軸に固定された歯車29
と2つの減速歯車30,31を介して伝達されるよう構
成されている。
【0024】紙収納部ロック手段32はメインシャーシ
7aの右側板19に揺動自在に支持されたロックレバー
33を有し、このロックレバー33の係止部33aがロ
ック位置とロック解除位置の間で変位可能に構成されて
いる。ロックレバー33にはロック位置側へ付勢するバ
ネ34が作用し、ロック位置では係止部33aが前記右
側のスライド部材23の被係止部23bに係止される。
又、ロックレバー33の被押圧部33bには解除レバー
36の一端が当接し、この解除レバー36の略中央部が
メインシャーシ7aに軸支されている。解除レバー36
の他端にはカムピン37が設けられ、このカムピン37
が下記する制御歯車46の第2カム面46bに当接して
いる。そして、制御歯車46の回転に応じて解除レバー
36が回転してロックレバー33がロック解除位置へ変
位される。
【0025】図10に示すように紙収納部10が閉位置
で、且つ、ロック解除状態にあってモータ28が回転す
ると、この回転力が同期シャフト20に伝達されて一対
のアーム部材21が時計方向に回転する。すると、サブ
シャーシ7bが一対のスライド部材23に案内されて前
方へ引き出されながら支持ピン26を支点として反時計
方向に回転して図11に示すように紙収納部10が開位
置に位置される。又、この逆の動作によって紙収納部1
0が開位置から閉位置に戻される。
【0026】図12乃至図14にはヘッド昇降機構Bを
主に示す右側面図がそれぞれ示されている。図12乃至
図14において、ヘッド昇降機構Bは印画ヘッド12を
圧接位置と離間位置の間で自動変位させるもので、以下
のように構成されている。即ち、メインシャーシ7aの
上端にはヘッド支持部材40の後端が支持軸41にて回
転自在に支持され、このヘッド支持部材40の先端側下
面に印画ヘッド12が固定されている。印画ヘッド12
はヘッド支持部材40が回転することにより前記プラテ
ン8に圧接する圧接位置と前記プラテン8より十分に離
れた上方の離間位置の間で変位可能に構成されている。
印画ヘッド12は例えば感熱式で図示しないドライブ回
路によってドライブされる。
【0027】また、ヘッド支持部材40の上面とメイン
シャーシ7aの間には左右一対の圧縮バネ42a,42
b(図5に示す。)が介在され、印画ヘッド12はこの
バネ力によって圧接位置側に付勢されている。印画ヘッ
ド12は圧接位置ではこのバネ力によってプラテン8に
圧接される。
【0028】さらに、ヘッド支持部材40にはローラ支
持部材70が支持ピン71を介して軸支されている。ロ
ーラ支持部材70の下端には軸72が固定され、この軸
72には複数のローラ73が回転自在に支持されてい
る。このローラ73の軸72はプラテン8の軸8aに平
行に配置されている。又、ローラ支持部材70の上端と
ヘッド支持部材40との間には引張りバネ74が掛けら
れ、このバネ力によってローラ73はプラテン8側に付
勢されている。紙収納部10が閉位置に位置しないとき
にはストッパー端面70aがヘッド支持部材40に当接
されて位置規制される。紙収納部10が閉位置に位置す
るときにはローラ73はプリント紙11を介してプラテ
ン8に圧接される。
【0029】また、ヘッド支持部材40の前面には紙押
えプレート75が固定され、この紙押えプレート75の
下端は印画ヘッド12よりも下方に位置している。
【0030】一方、略三角形状の作動板43はその一角
側が支持ピン44を介して右の側板19に回転自在に支
持されている。この作動板43の他の一角には押圧部4
3aが設けられ、この押圧部43aが作動板43の回転
によってヘッド支持部材40の下面を押圧可能に設けら
れている。又、作動板43のさらに他の一角側にはカム
ピン45が設けられ、このカムピン45は制御歯車46
の第1カム面46aに当接している。
【0031】制御歯車46は右側板19に支持され、そ
の内面側には第1カム面46aと第2カム面46bが設
けられている。第1カム面46aは中心からの距離が回
転角度の変化に従って徐々に変化するよう構成されてお
り、制御歯車46の回転によって作動板43の回転位置
が変化する。第2カム面46bは中心からの距離がその
一部のみで短くなるよう構成されており、この短い位置
で解除レバー36がロックレバー33を押圧する。そし
て、この制御歯車46にはモータ47の回転力がモータ
47の回転軸に固定された歯車48、タイミングベルト
49及び3つの減速歯車50,51,52によって達成
されるよう構成されている。
【0032】図12に示す如く印画ヘッド12が圧接位
置にあってモータ47が回転すると、この回転力が伝達
されて制御歯車46が回転する。すると、作動板43の
カムピン45が第1カム面46aを摺動し、作動板43
が時計方向に回転して作動板43の押圧部43aがヘッ
ド支持部材40の下面に当接する。さらに、作動板43
が回転すると、ヘッド支持部材40が圧縮バネ42a,
42bのバネ力に抗して上方へ変位して印画ヘッド12
が図13に示す待機位置に位置する。この状態よりさら
に作動板43が回転すると、上記と同様にしてヘッド支
持部材40が上方に変位して印画ヘッド12が図14に
示す離間位置に位置する。又、上記と逆の動作によって
印画ヘッド12は離間位置から待機位置を通って圧接位
置へ変位される。
【0033】図15及び図16にはプラテン回転機構C
を主に示す断面図がそれぞれ示されている。図15及び
図16において、プラテン回転機構Cは左のアーム部材
21の内側に固定された第1支持プレート55とサブシ
ャーシ7bの左内側に固定された第2支持プレート56
とを有する。第1支持プレート55にはモータ57とこ
のモータ57の回転軸に固定された歯車58に噛み合っ
ている第1減速歯車59とこの第1減速歯車59に噛み
合っている歯車60とがそれぞれ支持されている。第2
支持プレート56には前記歯車60に噛み合っている第
2減速歯車61とこの第2減速歯車61に噛み合ってい
る歯車62とさらにこれに噛み合っている歯車63とが
それぞれ支持されている。第2減速歯車61はアーム部
材21とサブシャーシ7bを軸支する支持ピン22を回
転中心として支持され、アーム部材21とサブシャーシ
7bの相対回転位置にかかわらず第2減速歯車61と歯
車60の回転中心間距離が変化しないように構成されて
いる。従って、図15にて示す紙収納部10の閉位置と
図16にて示す紙収納部10の開位置との間で変位して
も第2減速歯車61と歯車60は噛み合い状態を保持す
る。
【0034】前記歯車63には小径の歯車64が一体的
に設けられ、この歯車64と前記プラテン8の軸8aに
固定された歯車65との間にはタイミングベルト66が
掛けられている。前記第2支持プレート56は前記支持
ピン22を介してサブシャーシ7bに回転自在に支持さ
れている。そして、第2支持プレート56とサブシャー
シ7bとの間には引張りバネ67が掛けられ、このバネ
力によってタイミングベルト66に一定の張力が付与さ
れている。又、第2支持プレート56には仮バネ係止部
56aが設けられている。第2減速歯車61等の組付け
時には引張りバネ67の一端を仮バネ係止部56aに掛
けておき、第2減速歯車61等やタイミングベルト66
の組付け完了後に引張りバネ67の一端をサブシャーシ
7bのバネ係止部68に掛け換えれば引張りバネ67の
バネ力を受けることなく組付けできる。
【0035】このように構成されたプラテン回転機構C
はモータ57が回転すると、この回転力が第1減速歯車
59、歯車60、第2減速歯車61、歯車62及び歯車
63の順に伝達される。そして、歯車63の回転がタイ
ミングベルト66を介して伝達されてプラテン8が回転
される。
【0036】図1(a)及び(b)にはフロント側付近
の拡大側面図がそれぞれ示されている。図1(a)及び
(b)において、カッター13は導電性の金属部材にて
形成され、刃部13aとこの刃部13aを支持する刃取
付部13bとから成る。刃取付部13bはフロントパネ
ル1cの引っ掛け部14に揺動自在に支持され、カッタ
ー13が図1(a)に示す突出位置と図1(b)に示す
退出位置の間で変位自在に設けられている。カッター1
3はトーションバネ15のバネ力にて退出位置側に付勢
されている。サブシャーシ7bにはカッター押圧部16
が設けられ、又、メインシャーシ7aには導電性のトー
ションバネ17の一端側が支持されている。紙収納部1
0の閉位置でカッター押圧部16がカッター13の被押
圧部18の一端を押圧すると共にこの被押圧部18の他
端をトーションバネ17で受けることによってカッター
13はトーションバネ15のバネ力に抗して突出位置に
位置されている。
【0037】再び図4及び図5に戻り、プレート基板7
7はメインシャーシ7aの右側板19に一定間隔を有し
て支持され、メインシャーシ7aに支持された各歯車等
の軸の先端を支持している。又、制御歯車46や扇形歯
車27に設けられた接触子78がプリント基板77のプ
リントパターンに接触されて制御歯車46や扇形歯車2
7の回転位置検出手段が構成されている。
【0038】以下、上記構成の作用について説明する。
先づ、印画動作について説明する。図13に示すように
紙収納部10が閉位置で、且つ、印画ヘッド12が待機
位置に位置する場合にあって、印画モードが選択される
とヘッド昇降機構Bが駆動されて印画ヘッド12が図1
2に示す圧接位置に変位される。印画ヘッド12が圧接
位置に変位されると、プラテン回転機構Cが駆動してプ
ラテン8が回転すると共に印画ヘッド12のドライブ回
路が駆動する。このプラテン8の回転に従ってプリント
紙11が一定スピードで送られると共にこのプリント紙
11に印画ヘッド12にて適宜に熱が加えられてプリン
トされる。
【0039】プリントが終了すると、プラテン回転機構
Cが駆動を停止すると共にヘッド昇降機構Bが駆動して
印画ヘッド12が図13に示す圧接位置から図12に示
す待機位置へ変位される。操作者が紙排出口4から出た
プリント紙11をカッター13にて切断することにより
プリント画を得る。
【0040】次に、プリント紙11の交換動作について
説明する。図9に示す待機位置にあって、紙収納部開モ
ードが選択されると、ヘッド昇降機構Bが駆動して印画
ヘッド12が図10及び図14に示す離間位置へ変位さ
れると共に紙収納部ロック手段32のロックが解除され
る。次に、紙収納駆動機構Aが駆動して紙収納部10が
図11に示す開位置に変位される。この紙収納部10の
閉位置から開位置の変位によって、図1(b)に示すよ
うにサブシャーシ7bのカッター押圧部16が被押圧部
18から離れてカッター13はトーションバネ15のバ
ネ力によって退出位置に変位する。
【0041】操作者は紙収納部10内のプリント紙11
の芯を取出し、新しいプリント紙11をその先端側を引
き出した状態でセットする。そして、紙収納部閉モード
が選択されると、紙収納部駆動機構Aが駆動して紙収納
部10が図10に示す閉位置に変位される。次に、ヘッ
ド昇降機構Bが駆動して印画ヘッド12が図9及び図1
3に示す待機位置に戻されて完了する。上記紙収納部1
0の開位置から閉位置の変位によって、サブシャーシ7
bのカッター押圧部16がトーションバネ15のバネ力
に抗して被押圧部18を押圧して被押圧部18の他端面
にトーションバネ17の他端が当接し、その後はカッタ
ー押圧部16が2つのトーションバネ15,17のバネ
力に抗して被押圧部18を押圧してカッター13が図1
(a)に示す突出位置に変位する。
【0042】カッター13とメインシャーシ7aとは共
にバネ力を持って圧接するバネ17を介して接続される
ので、電気的接続が確実でありカッター13は確実にグ
ランドに落とされる。従って、カッター13に静電気が
たまることがなく静電ノイズによる誤動作が発生せず、
又、ハーネスを使用しないので組立作業性が悪くなる等
の不具合も生じない。
【0043】また、サブシャーシ7bのカッター押圧部
16もカッター13の被押圧部18に圧接するため、サ
ブシャーシ7bもカッター13及びトーションバネ17
を介してメインシャーシ7aに電気的に確実に接続され
るので、サブシャーシ7bも確実にグランドに落とされ
るためサブシャーシ7bの静電対策ともなる。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、シャ
ーシをメインシャーシと紙収納部を有するサブシャーシ
とから構成し、このサブシャーシを紙収納部がケース外
に開放する開位置と紙収納部がケース内に収納する閉位
置の間で変位可能に設け、ケースには紙収納部の開閉に
連動して変位するカッターを設けたプリンタにおいて、
メインシャーシにバネの一端を支持すると共にサブシャ
ーシにカッター押圧部を設け、紙収納部が閉位置に位置
するときにはサブシャーシのカッター押圧部がカッター
の被押圧部を押圧し、この被押圧部の他端面にバネの他
端がバネ力にて圧接するよう構成したので、カッターが
バネ変形したバネを介してメインシャーシに接続される
ため電気的に確実に接続されカッターが確実にグランド
に落とされるという効果を奏する。又、サブシャーシも
カッター及びバネを介してメインシャーシに電気的に確
実に接続されるためサブシャーシも確実にグランドに落
とされるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は紙収納部が閉位置に位置する場合のフ
ロント側付近の拡大側面図、(b)は紙収納部が閉位置
と開位置の途中位置に位置する場合のフロント側付近の
拡大側面図(実施例)。
【図2】紙収納部が閉位置に位置する場合のプリンタの
斜視図(実施例)。
【図3】紙収納部が開位置に位置する場合のプリンタの
斜視図(実施例)。
【図4】プリンタの分解斜視図(実施例)。
【図5】プリンタの一部切欠き正面図(実施例)。
【図6】紙収納部が閉位置に位置する場合のシャーシブ
ロック体等の右側面図(実施例)。
【図7】紙収納部が閉位置に位置する場合のシャーシブ
ロック体等の左側面図(実施例)。
【図8】紙収納部が開位置に位置する場合のシャーシブ
ロック体等の右側面図(実施例)。
【図9】紙収納部が閉位置で、且つ、ロック状態を示す
紙収納部開閉機構を主に示す右側面図(実施例)。
【図10】紙収納部が閉位置で、且つ、ロック解除状態
を示す紙収納部開閉機構を主に示す右側面図(実施
例)。
【図11】紙収納部が開位置に位置する場合の紙収納部
開閉機構を主に示す右側面図(実施例)。
【図12】印画ヘッドが圧接位置に位置する場合のヘッ
ド昇降機構を主に示す右側面図(実施例)。
【図13】印画ヘッドが待機位置に位置する場合のヘッ
ド昇降機構を主に示す右側面図(実施例)。
【図14】印画ヘッドが離間位置に位置する場合のヘッ
ド昇降機構を主に示す右側面図(実施例)。
【図15】紙収納部が閉位置に位置する場合のプラテン
回転機構を主に示す断面図(実施例)。
【図16】紙収納部が開位置に位置する場合のプラテン
回転機構を主に示す断面図(実施例)。
【図17】紙収納部が閉位置に位置する場合のプリンタ
の概略側面図(従来例)。
【図18】紙収納部が開位置に位置する場合のプリンタ
の概略側面図(従来例)。
【符号の説明】
1c…フロントパネル(ケース)、7…シャーシ、7a
…メインシャーシ、7b…サブシャーシ、10…紙収納
部、11…プリント紙、13…カッター、16…カッタ
ー押圧部、17…トーションバネ(バネ)、18…被押
圧部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01R 4/64 A 4229−5E

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性のシャーシの外周を絶縁性のケー
    スで被い、前記シャーシをメインシャーシとプリント紙
    の紙収納部を有するサブシャーシとから構成し、このサ
    ブシャーシを前記メインシャーシに対して前記紙収納部
    が前記ケース外に開放する開位置と前記紙収納部が前記
    ケース内に収納される閉位置との間で変位可能に設け、
    前記ケースにカッターを紙排出口に突出する突出位置と
    紙排出口に突出しない退出位置との間で変位可能に設
    け、前記紙収納部が開位置に位置するときには前記カッ
    ターが退出位置に、又、前記紙収納部が閉位置に位置す
    るときには前記カッターが突出位置にそれぞれ変位する
    プリンタにおいて、 前記メインシャーシに導電性のバネの一端を支持すると
    共に前記サブシャーシにカッター押圧部を設け、前記紙
    収納部が閉位置に位置するときには前記カッター押圧部
    が前記カッターの被押圧部を押圧し、この被押圧部の他
    端面に前記バネの他端がバネ力にて圧接することを特徴
    とするプリンタ。
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