JPH05134287A - ぶれ補正装置 - Google Patents
ぶれ補正装置Info
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- JPH05134287A JPH05134287A JP3327162A JP32716291A JPH05134287A JP H05134287 A JPH05134287 A JP H05134287A JP 3327162 A JP3327162 A JP 3327162A JP 32716291 A JP32716291 A JP 32716291A JP H05134287 A JPH05134287 A JP H05134287A
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- JP
- Japan
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- blur
- correction
- exposure
- circuit
- focusing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 消費電力、制御回路の負担増を招くことなく
正確なぶれ補正を行うことができ、コンパクトカメラに
適したぶれ補正を可能とする。 【構成】 合焦手段による合焦動作完了(S210)か
らシャッタ手段による露光開始まで(S213)の間に
ブレ補正手段の動作(S212)を開始する。
正確なぶれ補正を行うことができ、コンパクトカメラに
適したぶれ補正を可能とする。 【構成】 合焦手段による合焦動作完了(S210)か
らシャッタ手段による露光開始まで(S213)の間に
ブレ補正手段の動作(S212)を開始する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ぶれ検出手段によって
得られた検出結果に基づいてぶれ補正を行うぶれ補正装
置に関するものである。
得られた検出結果に基づいてぶれ補正を行うぶれ補正装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のぶれ補正装置として、ぶ
れ検出結果に基づいて撮影レンズ系内の一部のレンズ系
をシフトすることにより、結像面上での像のぶれを生じ
させないようにしたものが知られている。
れ検出結果に基づいて撮影レンズ系内の一部のレンズ系
をシフトすることにより、結像面上での像のぶれを生じ
させないようにしたものが知られている。
【0003】図5は、ぶれ補正装置の一例を示す斜視
図、図6は、撮影レンズの光学系を示す図である。図5
において、16はカメラ本体、17は撮影レンズ鏡筒、
18は測距窓、19はファインダ窓、20はレリーズボ
タンである。カメラ本体16の内部には、角速度センサ
5、6が設けられており、撮影レンズ鏡筒17の主点H
を基準として、角速度センサ5によりY軸回り、角速度
センサ6によりX軸回りに、カメラ本体16が回転する
角速度を検出する。ぶれ補正装置は、各角速度センサ
5、6で検出された角速度に関するデータに基づいて、
結像面43における像のぶれの方向と速度を求める。
図、図6は、撮影レンズの光学系を示す図である。図5
において、16はカメラ本体、17は撮影レンズ鏡筒、
18は測距窓、19はファインダ窓、20はレリーズボ
タンである。カメラ本体16の内部には、角速度センサ
5、6が設けられており、撮影レンズ鏡筒17の主点H
を基準として、角速度センサ5によりY軸回り、角速度
センサ6によりX軸回りに、カメラ本体16が回転する
角速度を検出する。ぶれ補正装置は、各角速度センサ
5、6で検出された角速度に関するデータに基づいて、
結像面43における像のぶれの方向と速度を求める。
【0004】図6に示す光学系は、2群のズームレンズ
からなり、凸レンズL1,L2により第1群レンズを、
凹レンズL3により第2群レンズを構成している。な
お、図6(a)はワイド状態を、図6(b)はテレ状態
を示している。凸レンズL2は、ぶれ補正レンズ(以
下、ぶれ補正レンズL2という)として使用され、結像
面43における像ぶれの方向および速度に関するデータ
に基づいて、矢印A方向にシフトする。このシフト方向
および量を選択することにより、結像面43における像
のぶれが補正される。また、凸レンズL1は合焦レンズ
であり、矢印B方向に移動することにより、合焦動作を
行う。なお、40、41はレンズシャッタのセクタであ
る。
からなり、凸レンズL1,L2により第1群レンズを、
凹レンズL3により第2群レンズを構成している。な
お、図6(a)はワイド状態を、図6(b)はテレ状態
を示している。凸レンズL2は、ぶれ補正レンズ(以
下、ぶれ補正レンズL2という)として使用され、結像
面43における像ぶれの方向および速度に関するデータ
に基づいて、矢印A方向にシフトする。このシフト方向
および量を選択することにより、結像面43における像
のぶれが補正される。また、凸レンズL1は合焦レンズ
であり、矢印B方向に移動することにより、合焦動作を
行う。なお、40、41はレンズシャッタのセクタであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したぶれ
補正装置は、露光開始と同時またはメインスイッチを起
動した時点もしくはレリーズ釦の半押し時点からぶれ補
正を開始していたので、以下のような問題があった。
補正装置は、露光開始と同時またはメインスイッチを起
動した時点もしくはレリーズ釦の半押し時点からぶれ補
正を開始していたので、以下のような問題があった。
【0006】 まず、露光開始と同時にぶれ補正を開
始した場合には、ぶれ補正レンズや駆動系の慣性の影響
により、正確なぶれ補正ができない。図4(a)は、露
光開始と同時にぶれ補正を開始した場合の時間とぶれ
量、補正量の関係を示す線図である。図4(a)におい
て、実線が検出されたぶれ量を示し、破線が補正量を示
している。ぶれ補正装置は、露光終了後に補正量Δ1が
実線で示されるぶれ量Δ0と等しくなるように、ぶれ補
正レンズL2をシフトさせるが、ぶれ補正レンズL2自
体またはこれを駆動する駆動機構の慣性の影響により、
図4(a)の破線に示すように、補正初期には立ち上が
りが悪い。したがって、露光時間内のぶれ量Δ0は、そ
れよりも少ない補正量Δ1となってしまい、正確なぶれ
補正ができなかった。
始した場合には、ぶれ補正レンズや駆動系の慣性の影響
により、正確なぶれ補正ができない。図4(a)は、露
光開始と同時にぶれ補正を開始した場合の時間とぶれ
量、補正量の関係を示す線図である。図4(a)におい
て、実線が検出されたぶれ量を示し、破線が補正量を示
している。ぶれ補正装置は、露光終了後に補正量Δ1が
実線で示されるぶれ量Δ0と等しくなるように、ぶれ補
正レンズL2をシフトさせるが、ぶれ補正レンズL2自
体またはこれを駆動する駆動機構の慣性の影響により、
図4(a)の破線に示すように、補正初期には立ち上が
りが悪い。したがって、露光時間内のぶれ量Δ0は、そ
れよりも少ない補正量Δ1となってしまい、正確なぶれ
補正ができなかった。
【0007】 また、メインスイッチを起動した時点
もしくはレリーズ釦の半押し時点からぶれ補正を開始し
た場合には、一眼レフカメラにおいては、ぶれの補正状
態をファインダにより確認できるが、コンパクトカメラ
においては、撮影画面を直接観察していないので、ぶれ
の補正状態を確認することができないうえ、その間にも
電力を消費するのでバッテリの寿命が短くなる。しか
も、同時に測光、測距を行う必要があり、ぶれ補正を行
う分だけ制御回路の処理能力を増大させる必要がある。
もしくはレリーズ釦の半押し時点からぶれ補正を開始し
た場合には、一眼レフカメラにおいては、ぶれの補正状
態をファインダにより確認できるが、コンパクトカメラ
においては、撮影画面を直接観察していないので、ぶれ
の補正状態を確認することができないうえ、その間にも
電力を消費するのでバッテリの寿命が短くなる。しか
も、同時に測光、測距を行う必要があり、ぶれ補正を行
う分だけ制御回路の処理能力を増大させる必要がある。
【0008】本発明の目的は、消費電力、制御回路の負
担増を招くことなく、正確なぶれ補正を行うことがで
き、コンパクトカメラに適したぶれ補正装置を提供する
ことである。
担増を招くことなく、正確なぶれ補正を行うことがで
き、コンパクトカメラに適したぶれ補正装置を提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明によるぶれ補正装置は、被写体までの距離を
測距する測距手段(2)と、前記測距手段の測距結果に
基づいて合焦動作を行う合焦手段(9)と、露光時間を
制御するシャッタ手段(10)と、結像面上における像
のぶれ量を検出するぶれ検出手段(5,6,7)と、前
記ぶれ検出手段の検出結果に基づいてぶれ補正レンズを
駆動して像ぶれを防止するぶれ補正手段(8,11,1
2,13)と、前記合焦手段による合焦動作完了(S2
10)から前記シャッタ手段による露光開始(S21
3)までの間に前記ぶれ補正手段の動作を開始する(S
212)ぶれ制御手段(8)とを備えた構成としてあ
る。この場合に、前記ぶれ検出手段は、角速度センサに
よってぶれ量を検出することを特徴とする。
に、本発明によるぶれ補正装置は、被写体までの距離を
測距する測距手段(2)と、前記測距手段の測距結果に
基づいて合焦動作を行う合焦手段(9)と、露光時間を
制御するシャッタ手段(10)と、結像面上における像
のぶれ量を検出するぶれ検出手段(5,6,7)と、前
記ぶれ検出手段の検出結果に基づいてぶれ補正レンズを
駆動して像ぶれを防止するぶれ補正手段(8,11,1
2,13)と、前記合焦手段による合焦動作完了(S2
10)から前記シャッタ手段による露光開始(S21
3)までの間に前記ぶれ補正手段の動作を開始する(S
212)ぶれ制御手段(8)とを備えた構成としてあ
る。この場合に、前記ぶれ検出手段は、角速度センサに
よってぶれ量を検出することを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明によれば、補正の立ち上がりの悪い補正
初期と露光とが重ならないように、露光開始前にぶれ補
正レンズの駆動を開始することにしたので、ぶれ補正を
行いながら露光することができ、正確なぶれ補正が可能
となる。また、合焦動作完了後から補正レンズの駆動を
開始するので、メインスイッチを起動した時点またはレ
リーズ釦の半押し時点からぶれ補正を開始する場合と比
較して消費電力が少ない。さらに、すでに測光、測距は
終了しているので、制御回路の処理能力を増大させる必
要がない。
初期と露光とが重ならないように、露光開始前にぶれ補
正レンズの駆動を開始することにしたので、ぶれ補正を
行いながら露光することができ、正確なぶれ補正が可能
となる。また、合焦動作完了後から補正レンズの駆動を
開始するので、メインスイッチを起動した時点またはレ
リーズ釦の半押し時点からぶれ補正を開始する場合と比
較して消費電力が少ない。さらに、すでに測光、測距は
終了しているので、制御回路の処理能力を増大させる必
要がない。
【0011】
【実施例】以下、図面等を参照して、実施例につき、本
発明を詳細に説明する。図1は、本発明によるぶれ補正
装置の実施例を示すブロック図である。なお、この実施
例のぶれ補正装置は、図5に示したのと同様なカメラに
組み込まれており、同様な機能を果たす部分には、同一
の符号を付して説明する。このぶれ補正装置は、制御回
路8および制御回路8に接続される測光回路1、測距回
路2、DX読込回路3、焦点距離読込回路4、ぶれ検出
回路7、合焦回路9、シャッタ回路10、ぶれ補正駆動
回路11、センタリング回路14、フィルム駆動回路1
5などから構成されている。
発明を詳細に説明する。図1は、本発明によるぶれ補正
装置の実施例を示すブロック図である。なお、この実施
例のぶれ補正装置は、図5に示したのと同様なカメラに
組み込まれており、同様な機能を果たす部分には、同一
の符号を付して説明する。このぶれ補正装置は、制御回
路8および制御回路8に接続される測光回路1、測距回
路2、DX読込回路3、焦点距離読込回路4、ぶれ検出
回路7、合焦回路9、シャッタ回路10、ぶれ補正駆動
回路11、センタリング回路14、フィルム駆動回路1
5などから構成されている。
【0012】また、制御回路8には、半押しスイッチS
1、全押しスイッチS2が接続されている。半押しスイ
ッチS1は、レリーズ釦20の半押し状態によりオン
し、全押しスイッチS2は、全押しでオンする。
1、全押しスイッチS2が接続されている。半押しスイ
ッチS1は、レリーズ釦20の半押し状態によりオン
し、全押しスイッチS2は、全押しでオンする。
【0013】ぶれ検出回路7には、角速度センサ5、6
が接続されており、また、ぶれ補正駆動回路11には、
モータ12、13が接続されている。モータ12、13
は、後述するレンズ駆動機構を駆動して、ぶれ補正レン
ズL2をシフトさせるモータである。角速度センサ5、
6からの信号により、ぶれ検出回路7がカメラの回転が
検出すると、制御回路8は、ぶれ補正処理を行い、その
処理結果に基づいて、ぶれ補正駆動回路11を介してモ
ータ12、13を駆動し、ぶれ補正レンズL2をシフト
させてぶれを補正する。
が接続されており、また、ぶれ補正駆動回路11には、
モータ12、13が接続されている。モータ12、13
は、後述するレンズ駆動機構を駆動して、ぶれ補正レン
ズL2をシフトさせるモータである。角速度センサ5、
6からの信号により、ぶれ検出回路7がカメラの回転が
検出すると、制御回路8は、ぶれ補正処理を行い、その
処理結果に基づいて、ぶれ補正駆動回路11を介してモ
ータ12、13を駆動し、ぶれ補正レンズL2をシフト
させてぶれを補正する。
【0014】図2は、本発明によるぶれ補正装置の実施
例の動作を示す流れ図である。この実施例では、半押し
スイッチS1のオンにより測光、測距を開始し、全押し
スイッチS2がオンすると合焦動作を行い、続いてぶれ
検出を開始し、ぶれ補正を開始したのちに、ぶれ補正を
行いながら露光を行うものである。
例の動作を示す流れ図である。この実施例では、半押し
スイッチS1のオンにより測光、測距を開始し、全押し
スイッチS2がオンすると合焦動作を行い、続いてぶれ
検出を開始し、ぶれ補正を開始したのちに、ぶれ補正を
行いながら露光を行うものである。
【0015】つまり、半押しスイッチS1がオンすると
(S201)、測光回路1によって測光を行い(S20
2)、次いで、DX読込回路2によりISO感度を読み
込み(S203)、さらに、焦点距離読込回路4によっ
て焦点距離を読み込こんだのち(S204)、制御回路
8はAE演算を行う(S205)。次に、測距回路2に
よって測距を行い(S206)、制御回路8はAF演算
を行う(S207)。その後に、S208において、半
押しスイッチS1がオンであれば、S209へ進み、オ
ンでなければS201へ戻る。S209では、全押しス
イッチS2がオンか否かを判断し、オンであればS21
0へ進み、合焦回路9によって合焦を行う。
(S201)、測光回路1によって測光を行い(S20
2)、次いで、DX読込回路2によりISO感度を読み
込み(S203)、さらに、焦点距離読込回路4によっ
て焦点距離を読み込こんだのち(S204)、制御回路
8はAE演算を行う(S205)。次に、測距回路2に
よって測距を行い(S206)、制御回路8はAF演算
を行う(S207)。その後に、S208において、半
押しスイッチS1がオンであれば、S209へ進み、オ
ンでなければS201へ戻る。S209では、全押しス
イッチS2がオンか否かを判断し、オンであればS21
0へ進み、合焦回路9によって合焦を行う。
【0016】合焦が完了したのち(S210)、角速度
センサ5、6からの検出信号に基づいてぶれ検出回路7
によってぶれ検出が開始される(S211)。この検出
結果に基づいて、後述する図7の機構によりぶれ補正が
開始され(S212)、その後に露光が行われる(S2
13)。露光が完了すると、ぶれ補正が停止され(S2
14)、続いてぶれ検出が停止される(S215)。こ
のように、ぶれ補正を開始した後に、ぶれ補正を行いな
がら露光を行い、露光の完了後にぶれ補正、ぶれ検出が
停止される。なお、ぶれ検出、ぶれ補正の方法は、図5
および図6において説明した通りである。
センサ5、6からの検出信号に基づいてぶれ検出回路7
によってぶれ検出が開始される(S211)。この検出
結果に基づいて、後述する図7の機構によりぶれ補正が
開始され(S212)、その後に露光が行われる(S2
13)。露光が完了すると、ぶれ補正が停止され(S2
14)、続いてぶれ検出が停止される(S215)。こ
のように、ぶれ補正を開始した後に、ぶれ補正を行いな
がら露光を行い、露光の完了後にぶれ補正、ぶれ検出が
停止される。なお、ぶれ検出、ぶれ補正の方法は、図5
および図6において説明した通りである。
【0017】ぶれ検出を停止した後に、シフトしていた
ぶれ補正レンズL2(図6参照)を後述する図8に示す
機構によりセンタに戻し(S216)、続いて合焦レン
ズL1(図6参照)をリセットした後に(S217)、
フィルム駆動回路15を介してフィルムを巻き上げて
(S218)、一連の動作を終了する。
ぶれ補正レンズL2(図6参照)を後述する図8に示す
機構によりセンタに戻し(S216)、続いて合焦レン
ズL1(図6参照)をリセットした後に(S217)、
フィルム駆動回路15を介してフィルムを巻き上げて
(S218)、一連の動作を終了する。
【0018】以上のように、合焦が完了した後に、ぶれ
検出を行ってぶれ補正を実行するので、検出されたぶれ
量と補正量を一致させることができる。これを図4
(b)を用いて説明する。図4(b)は、合焦終了後露
光以前にぶれ補正した場合の時間とぶれ量、補正量の関
係を示した線図である。図4(b)において、実線が検
出されたぶれ量を示し、破線が補正量を示している。こ
の実施例では、露光を開始する前にぶれ補正レンズL2
の駆動を開始しているために、露光開始時には補正立ち
上がりの悪い補正初期がすでに経過している。したがっ
て、ぶれ量Δ0と補正量Δ1とは一致し、正確なぶれ補
正が実現できる。
検出を行ってぶれ補正を実行するので、検出されたぶれ
量と補正量を一致させることができる。これを図4
(b)を用いて説明する。図4(b)は、合焦終了後露
光以前にぶれ補正した場合の時間とぶれ量、補正量の関
係を示した線図である。図4(b)において、実線が検
出されたぶれ量を示し、破線が補正量を示している。こ
の実施例では、露光を開始する前にぶれ補正レンズL2
の駆動を開始しているために、露光開始時には補正立ち
上がりの悪い補正初期がすでに経過している。したがっ
て、ぶれ量Δ0と補正量Δ1とは一致し、正確なぶれ補
正が実現できる。
【0019】図3は、本発明によるぶれ補正装置の他の
実施例の動作を示す流れ図である。なお、この実施例の
構成は、図1と同様なものを使用できるので、説明を省
略するとともに、主に、図2の流れ図との相違点を説明
する。図3は、図1に示した回路の制御の他の例を示す
フローチャートである。半押しスイッチS1がオンする
と(S301)、測光(S302)〜AF演算(S30
7)まで前述と同様に行ったのち、直ちに合焦(S30
8)を行う。そして、全押しスイッチS2がオンした場
合に、ぶれ補正を開始し(S321)、ぶれ補正の一連
の動作(S312,S313,S315,S316等)
を行いながら露光(S314)する。
実施例の動作を示す流れ図である。なお、この実施例の
構成は、図1と同様なものを使用できるので、説明を省
略するとともに、主に、図2の流れ図との相違点を説明
する。図3は、図1に示した回路の制御の他の例を示す
フローチャートである。半押しスイッチS1がオンする
と(S301)、測光(S302)〜AF演算(S30
7)まで前述と同様に行ったのち、直ちに合焦(S30
8)を行う。そして、全押しスイッチS2がオンした場
合に、ぶれ補正を開始し(S321)、ぶれ補正の一連
の動作(S312,S313,S315,S316等)
を行いながら露光(S314)する。
【0020】この実施例では、合焦(S308)は半押
しスイッチS1のオン(S301)により行い、全押し
スイッチS2がオン(S311)する以前に、半押しス
イッチS1がオフになった場合に(S309)、フォー
カシングリセットを行う(S310)。この理由は、全
押しスイッチS2がオンしたとき(S311)から露光
(S314)までの、タイムラグを短くすることができ
るからである。また、全押しスイッチS2がオンする
(S311)前に、合焦動作(S308)を確認でき
る。そして、合焦動作(S308)の後であって、全押
しスイッチS2がオン(S311)する前に、半押しス
イッチS1がオフした場合には(S309)、撮影が中
断されたとみなしてフォーカシングリセットを行い(S
310)、再度、半押しスイッチS1のオンで合焦(S
308)し直す。
しスイッチS1のオン(S301)により行い、全押し
スイッチS2がオン(S311)する以前に、半押しス
イッチS1がオフになった場合に(S309)、フォー
カシングリセットを行う(S310)。この理由は、全
押しスイッチS2がオンしたとき(S311)から露光
(S314)までの、タイムラグを短くすることができ
るからである。また、全押しスイッチS2がオンする
(S311)前に、合焦動作(S308)を確認でき
る。そして、合焦動作(S308)の後であって、全押
しスイッチS2がオン(S311)する前に、半押しス
イッチS1がオフした場合には(S309)、撮影が中
断されたとみなしてフォーカシングリセットを行い(S
310)、再度、半押しスイッチS1のオンで合焦(S
308)し直す。
【0021】図7は、実施例に係るぶれ補正装置に用い
られるぶれ補正レンズの駆動機構を示した図である。鏡
筒17の内部には、ぶれ補正レンズL2の駆動機構を構
成する基板39が配置されている。基板39には、ガイ
ド棒23が固定されており、このガイド棒23には、そ
の軸方向に移動可能にレンズ駆動板21が嵌合してい
る。
られるぶれ補正レンズの駆動機構を示した図である。鏡
筒17の内部には、ぶれ補正レンズL2の駆動機構を構
成する基板39が配置されている。基板39には、ガイ
ド棒23が固定されており、このガイド棒23には、そ
の軸方向に移動可能にレンズ駆動板21が嵌合してい
る。
【0022】レンズ駆動板21には、ガイド棒24が固
定され、このガイド棒24には、その軸方向に移動可能
にレンズ取付板22が嵌合している。ぶれ補正レンズL
2は、レンズ取付板22に取り付けられているので、レ
ンズ駆動板21とレンズ取付板22によって、垂直方向
および水平方向に移動可能である。レンズ駆動板21お
よびレンズ取付板22には、それぞれ腕21a、22a
が設けられており、そのU字部にカム30、37が摺動
可能に当接している。カム30には、モータ12の駆動
力がギア26,27,28,29を介して伝達され、カ
ム37には、モータ13の駆動力がギア33,34,3
5,36を介して伝達される。
定され、このガイド棒24には、その軸方向に移動可能
にレンズ取付板22が嵌合している。ぶれ補正レンズL
2は、レンズ取付板22に取り付けられているので、レ
ンズ駆動板21とレンズ取付板22によって、垂直方向
および水平方向に移動可能である。レンズ駆動板21お
よびレンズ取付板22には、それぞれ腕21a、22a
が設けられており、そのU字部にカム30、37が摺動
可能に当接している。カム30には、モータ12の駆動
力がギア26,27,28,29を介して伝達され、カ
ム37には、モータ13の駆動力がギア33,34,3
5,36を介して伝達される。
【0023】モータ12、13の軸には、エンコーダ板
25、32がそれぞれ固着されており、エンコーダ板2
5、32には、その回転量と回転速度を検出するフォト
インタラプタ31、38が近接して配置されている。
25、32がそれぞれ固着されており、エンコーダ板2
5、32には、その回転量と回転速度を検出するフォト
インタラプタ31、38が近接して配置されている。
【0024】つぎに、補正レンズL2の駆動機構の動作
を説明する。図2または図3において説明したぶれ検出
の結果に基づいて、モータ12、13が駆動され、この
駆動力がギア26〜29、ギア33〜26を介してカム
30、37に伝達される。カム30が回転すると、補正
レンズL2は垂直方向にシフトし、カム37が回転する
と、補正レンズL2は水平方向にシフトし、ぶれの補正
がなされる。このシフト量は、フォトインタラプタ3
1、38によって検出され、制御回路8にフィードバッ
クして制御される。
を説明する。図2または図3において説明したぶれ検出
の結果に基づいて、モータ12、13が駆動され、この
駆動力がギア26〜29、ギア33〜26を介してカム
30、37に伝達される。カム30が回転すると、補正
レンズL2は垂直方向にシフトし、カム37が回転する
と、補正レンズL2は水平方向にシフトし、ぶれの補正
がなされる。このシフト量は、フォトインタラプタ3
1、38によって検出され、制御回路8にフィードバッ
クして制御される。
【0025】図8は、補正レンズの駆動機構における補
正レンズのセンタリング方法を示した図である。なお、
以下の説明は、モータ12の系についてのものてある
が、モータ13の系についても同様である。図8におい
て、カム30の回転角は、カム30の軸に固定されたギ
ア29の下部にある突起29aと、基板39のピン39
aにより一定の範囲に規定されている。また、突起29
aの円周方向の一端とピン39aとが当接した場合に、
ぶれ補正レンズL2はシフト限界に位置するように設定
されている。すなわち、ぶれ補正レンズL2のシフト量
が限定され、このシフト量の中心位置がぶれ補正レンズ
L2のセンタ位置としてある。なお、図8は、ぶれ補正
レンズL2がセンタに位置された状態を示している。ぶ
れ補正を停止した後に、突起29aの一端が基板39の
ピン39aに当接するまで回転し、それからシフト量の
中心位置までモータ12を逆回転させると、ぶれ補正レ
ンズL2はセンタに戻る(図2、図3のS216,S3
17)。
正レンズのセンタリング方法を示した図である。なお、
以下の説明は、モータ12の系についてのものてある
が、モータ13の系についても同様である。図8におい
て、カム30の回転角は、カム30の軸に固定されたギ
ア29の下部にある突起29aと、基板39のピン39
aにより一定の範囲に規定されている。また、突起29
aの円周方向の一端とピン39aとが当接した場合に、
ぶれ補正レンズL2はシフト限界に位置するように設定
されている。すなわち、ぶれ補正レンズL2のシフト量
が限定され、このシフト量の中心位置がぶれ補正レンズ
L2のセンタ位置としてある。なお、図8は、ぶれ補正
レンズL2がセンタに位置された状態を示している。ぶ
れ補正を停止した後に、突起29aの一端が基板39の
ピン39aに当接するまで回転し、それからシフト量の
中心位置までモータ12を逆回転させると、ぶれ補正レ
ンズL2はセンタに戻る(図2、図3のS216,S3
17)。
【0026】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、消費電力、制御回路の負担増を招くことなく、正
確なぶれ補正を行うことができる、という効果がある。
れば、消費電力、制御回路の負担増を招くことなく、正
確なぶれ補正を行うことができる、という効果がある。
【図1】本発明によるぶれ補正装置の実施例を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】実施例に係るぶれ補正装置の動作を示す流れ図
である。
である。
【図3】本発明によるぶれ補正装置の他の実施例の動作
を示す流れ図である。
を示す流れ図である。
【図4】ぶれ量、ぶれ補正量と時間の関係を示す線図で
ある。
ある。
【図5】ぶれ補正装置を設けたカメラの一例を示す斜視
図である。
図である。
【図6】図5のカメラの撮影レンズの光学系を示す図で
ある。
ある。
【図7】実施例に係るぶれ補正装置の補正レンズ駆動機
構を示す図である。
構を示す図である。
【図8】実施例に係るぶれ補正装置の補正レンズセンタ
リング機構を示す図である。
リング機構を示す図である。
1 測光回路 2 測距回路 3 DX読込回路 4 焦点距離読込回路 5、6 角速度センサ 7 ぶれ検出回路 8 制御回路 9 合焦回路 10 シャッタ回路 11 ぶれ補正駆動回路 12、13 モータ 14 センタリング回路 15 フィルム駆動回路 L2 ぶれ補正レンズ
Claims (2)
- 【請求項1】 被写体までの距離を測距する測距手段
と、 前記測距手段の測距結果に基づいて合焦動作を行う合焦
手段と、 露光時間を制御するシャッタ手段と、 結像面上における像のぶれ量を検出するぶれ検出手段
と、 前記ぶれ検出手段の検出結果に基づいてぶれ補正レンズ
を駆動して像ぶれを防止するぶれ補正手段と、 前記合焦手段による合焦動作完了から前記シャッタ手段
による露光開始までの間に前記ぶれ補正手段の動作を開
始するぶれ制御手段とを備えたことを特徴とするぶれ補
正装置。 - 【請求項2】 前記ぶれ検出手段は、角速度センサによ
ってぶれ量を検出することを特徴とする請求項1記載の
ぶれ補正装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3327162A JPH05134287A (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | ぶれ補正装置 |
US08/170,992 US5416558A (en) | 1991-10-16 | 1993-12-21 | Camera with shake preventing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3327162A JPH05134287A (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | ぶれ補正装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05134287A true JPH05134287A (ja) | 1993-05-28 |
Family
ID=18196005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3327162A Pending JPH05134287A (ja) | 1991-10-16 | 1991-11-15 | ぶれ補正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05134287A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5864722A (en) * | 1994-01-31 | 1999-01-26 | Nikon Corporation | Vibration preventing camera |
-
1991
- 1991-11-15 JP JP3327162A patent/JPH05134287A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5864722A (en) * | 1994-01-31 | 1999-01-26 | Nikon Corporation | Vibration preventing camera |
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