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JPH05123863A - 切断方法及び切断装置 - Google Patents

切断方法及び切断装置

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Publication number
JPH05123863A
JPH05123863A JP30828691A JP30828691A JPH05123863A JP H05123863 A JPH05123863 A JP H05123863A JP 30828691 A JP30828691 A JP 30828691A JP 30828691 A JP30828691 A JP 30828691A JP H05123863 A JPH05123863 A JP H05123863A
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JP
Japan
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cutting
cut
area
cuttable
ccd camera
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JP30828691A
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JP2548648B2 (ja
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Yasuo Koike
康雄 小池
Toru Igarashi
亨 五十嵐
Yoshiaki Saito
嘉章 斉藤
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Koike Sanso Kogyo Co Ltd
Koike Sanso Kogyo KK
Original Assignee
Koike Sanso Kogyo Co Ltd
Koike Sanso Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Koike Sanso Kogyo Co Ltd, Koike Sanso Kogyo KK filed Critical Koike Sanso Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 切断機の切断領域に配置された被切断材が如
何なる形状で且つ如何なる位置にあっても、この被切断
材に対し切断すべき図形を割り当てることが出来、且つ
割り当てられた図形を切断し得る切断方法と切断装置を
提供する。 【構成】 被切断材が配置された切断領域をCCDカメ
ラによって撮像し、この画像を処理することで切断領域
に配置された被切断材に対応する部分を切断可能領域と
して認識すると共に、輪郭線の性質,輪郭線の始点及び
終点の座標,輪郭線の長さ等を演算する。前記切断可能
領域に対し切断すべき図形を割り当て、その後切断機を
駆動して図形を切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は所定の寸法に裁断されて
いる被切断材或いは切断残材であるスクラップ等の異形
材を切断するための方法と装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】数値制御方式の切断機にガス切断トー
チ,プラズマ切断トーチ,レーザー切断トーチ等の切断
トーチを選択的に搭載し、鋼板やステンレス鋼板,アル
ミニウムや黄銅板等の非鉄金属板,アクリル板や合板等
の非金属板等の被切断材から二次元的な図形を切断する
ことが行われている。
【0003】ガス切断トーチ或いはプラズマ切断トーチ
を搭載した数値制御方式の切断機を用いて鋼板から予め
設定された図形を切断する場合について説明する。板
厚,材質,数量等を指定された図形が切断部門に発注さ
れると、複数の図形を受注した切断部門ではこれ等の図
形を集積し、特定の材質,板厚,幅,長さを持った鋼板
に対し、この鋼板の条件に該当した図形を抽出すると共
にこれ等の図形の種類及び数量を鋼板上に割り当てる所
謂ネスティングを行う。ネスティングされた情報は切断
機が理解し得る情報、即ちNCデータに変換される。ネ
スティングされた鋼板を切断機の切断領域内に搬入する
と共にネスティングに基づくNCデータを切断機に入力
する。その後切断機の動作を開始させると、切断機は予
め設定されたプログラムに従って作動し、鋼板の複数の
端面を検出して切断領域に於ける鋼板の姿勢を検出す
る。そして検出した鋼板の姿勢に対応してNCデータを
座標変換し、引続きNCデータに従って鋼板を切断す
る。
【0004】船殻部材等の寸法の大きい部材を切断する
場合、この部材は特定の船に引き当てられたものである
ことが多く、鋼板は前記部材を切断することが可能な特
殊サイズとなる。このため、前記部材に引き当てられた
鋼板に対しては他の図形を割り当てないのが一般であ
る。従って、この場合比較的面積の大きいスクラップが
発生することとなる。このようなスクラップは方形以外
の形状を有する所謂異形材であることが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術に於い
て、被切断材は少なくとも直交する二辺を有することが
条件であり、このような被切断材を切断領域に搬入した
とき、該被切断材の姿勢は切断機によって幅方向及び長
手方向に於ける複数の端面を検知することで検出され
る。このため、例えば鋼板に歪みが生じているような場
合には、この歪みを鋼板の姿勢として検出することがあ
る。このような場合、鋼板にネスティングされた図形の
中から目的の形状に切断し得ない図形、或いは全く切断
し得ない図形が生じるという問題がある。
【0006】更に、スクラップの如き異形材を切断領域
に搬入しても、切断機がこの異形材の形状及び姿勢を検
出することは不可能であり、従って、該異形材から図形
を切断することは出来ないという問題がある。このた
め、従来はスクラップの如き異形材に対しては切断機の
ライン外で切断されている。
【0007】本発明の目的は、切断領域に配置された被
切断材が如何なる形状で且つ如何なる位置にあっても、
配置状態を維持した状態で切断すべき図形をネスティン
グすると共に切断することが出来る切断方法と切断装置
を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る切断方法は、切断トーチを基準線に沿っ
て移動させて被切断材を切断する切断機を用いる切断方
法であって、被切断材を配置した切断機の切断領域をC
CDカメラによって撮像し、撮像した画像から切断領域
に配置された被切断材に対応する領域を切断可能領域と
して認識し、次いで前記切断可能領域に対し切断すべき
図形を割り当て、更に、切断機を駆動して被切断材から
割り当てた図形を切断することを特徴とするものであ
る。
【0009】また切断装置は、被切断材を切断するため
の切断トーチを基準線に沿って移動させる切断機と、前
記切断機の切断領域を撮像するCCDカメラと、前記C
CDカメラによって撮像した画像情報を処理して切断領
域に配置された被切断材に対応する領域を切断可能領域
として認識する処理装置と、前記処理装置によって認識
した切断可能領域に対し切断すべき図形を割り当てる割
当装置と、前記割当装置によって割り当てられた図形の
情報を前記切断機の制御情報に変換する変換装置と、変
換装置によって変換された制御情報に従って前記切断機
の駆動を制御する切断制御装置とを有して構成されるも
のである。
【0010】
【作用】上記切断方法によれば、切断機の切断領域に配
置された被切断材が如何なる形状であっても、この被切
断材から切断し得る図形を割り当てると共に該図形を切
断することが出来る。即ち、被切断材が配置された切断
機の切断領域をCCDカメラによって撮像することで該
切断領域及び被切断材を撮像することが出来る。そして
前記画像を処理することで、全切断領域及び該切断領域
に配置されている被切断材との関係位置から、被切断材
に対応する領域を切断領域に於ける切断可能領域とし、
且つ被切断材に対応する以外の領域を切断不能領域とし
て認識することが出来る。従って、認識された切断可能
領域に対し、この切断可能領域から切断し得る図形の種
類,数量を夫々割り当てると共に、切断機を駆動するこ
とで被切断材から割り当てた図形を切断することが出来
る。
【0011】上記切断装置によれば、上記切断方法を合
理的に実施することが出来る。即ち、切断機の切断領域
をCCDカメラによって撮像し、撮像された画像情報を
処理装置で画像処理することで、切断領域に於ける切断
可能領域を認識することが出来る。そして認識された切
断可能領域に対し切断すべき図形を割当装置によって割
り当て、更に切断可能領域に対して割り当てられた図形
の情報を変換装置によって切断機の制御情報に変換し、
この制御情報に従って切断機の駆動を制御することで、
切断領域に配置された被切断材から図形を切断すること
が出来る。
【0012】
【実施例】以下上記切断方法及び切断装置の一実施例に
ついて図を用いて説明する。図1は切断方法の原理を説
明する図、図2は切断装置の斜視図、図3は長方形の被
切断材が配置された切断領域の平面図、図4は異形材が
配置された切断領域の平面図、図5は切断装置の制御系
のブロック図である。
【0013】先ず、図1により切断方法の原理について
説明する。本発明に係る切断方法は、切断領域1に配置
された被切断材2を撮像して画像を処理することで切断
領域1に於ける被切断材2を認識し、即ち、切断領域1
に於ける切断可能領域を認識し、この切断可能領域に切
断すべき図形を割り当て、更に、切断機10によって切断
可能領域に割り当てられた図形を切断するように構成し
たものである。この切断方法では、被切断材2の形状,
切断領域1に於ける配置位置の如何に関わらず合理的に
図形を切断することが可能である。
【0014】図に於いて、切断領域1は後述する切断装
置Aに於ける切断機10の切断トーチ14の可動範囲であ
る。従って、切断領域1内にある被切断材に対し切断加
工を行うことは可能であるが、切断領域1外にある被切
断材に対しては切断加工を行うことは不可能である。切
断領域1はoを原点とするx−y直交座標により設定さ
れており、x方向の長さ,y方向の長さは個々の切断装
置Aによって夫々異なる寸法を持って設定される。
【0015】切断領域1に被切断材2を配置する。この
とき、被切断材2は切断領域1の軸に対し如何なる姿勢
であっても良い。また一定のレンズ系を用いたCCDカ
メラを一定の高さに保持して切断領域1を撮像した場
合、x,y方向に隣接する画素間の距離に対応する切断
領域1のx,y方向の距離は一定となる。このため、切
断装置Aに於けるCCDカメラ22の分解能を被切断材2
に図形を割り当てるネスティングを実施するに際し最小
限必要な値に設定することが必要である。本実施例では
CCDカメラ22の分解能を5mmに設定している。被切断
材2を配置した切断領域1をCCDカメラ22によって撮
像することで、図1に実線で示す切断領域1及び被切断
材2の画像を得ることが可能である。そしてCCDカメ
ラ22によって撮像した画像を2値化処理して被切断材2
に対応するデータを演算することで、切断領域1に於け
る被切断材2の各頂点2a〜2dの座標,各頂点2a〜
2dを結ぶ線分の長さ及び該線分の切断領域1の軸に対
する角度等のデータを得ることが可能である。従って、
前記データから図1に実線で示す切断領域1に配置され
た被切断材2を切断領域1に於ける切断可能領域2とし
て認識することが可能である。
【0016】上記の如くして切断領域1に配置された被
切断材2を切断領域1に於ける切断可能領域2として認
識した後、この切断可能領域2に対し切断すべき図形を
割り当てるネスティングを行う。このネスティングは、
切断部門が予め受注している図形3a〜3eを切断可能
領域2に対して材料の無駄を省くように合理的に割り当
てる作業であり、例えば、切断領域1をディスプレイに
表示し、この切断領域1に於ける切断可能領域2に対し
手動操作によって行うことが可能である。また予め切断
すべき図形3a〜3eの情報を記憶装置に記憶させてお
き、図形のデータと切断可能領域2のデータとを対比さ
せつつ自動的にネスティングを行うことも可能である。
【0017】切断領域1に於ける切断可能領域2に対し
切断すべき図形3a〜3eをネスティングした後、切断
機10の動作を開始させて切断可能領域2、即ち、被切断
材2に対する切断を行う。この切断は、オペレーターが
ディスプレイを監視しつつ切断機10を手動操作すること
で行うことが可能であり、またネスティングを行った際
の切断可能領域2のデータと切断すべき図形3a〜3e
のデータを切断機10の制御情報に変換して自動操作する
ことも可能である。
【0018】上記の如く、本切断方法は、切断領域1を
撮像してイメージとして把握することで切断領域1に於
ける切断可能領域2を認識し、この切断可能領域2に切
断すべき図形を割り当てるようにしたので、被切断材2
の形状及び位置に関わらず、切断可能領域2に割り当て
られた図形を切断領域1の座標系で指定することが可能
である。そして本切断方法を採用することによって、従
来は不可能であったスクラップの如き異形材に対するネ
スティング、及びネスティングされた異形材に対する切
断が可能となる。即ち、従来は、スクラップの如き異形
材に対してネスティングする場合、この異形材の全体形
状と寸法を計測した後でなければネスティングを行うこ
とは不可能であった。また従来の切断機は方形の被切断
材を切断することを対象としたものであり、被切断材の
複数の端面を検出することで該被切断材の基準軸に対す
る姿勢を検出し得るように構成しているため、切断領域
に配置された異形材の複数の端面を検出しても、この異
形材の形状,姿勢等を知ることは不可能であった。本発
明は、切断機10の切断領域1をCCDカメラ22で撮像
し、この画像をイメージとして把握することで前記問題
を解決したものである。
【0019】次に、上記切断方法を実施するための切断
装置について説明する。図2に示す切断装置Aは、CC
Dカメラ22によって切断機10の切断領域1を撮像してこ
の画像を処理することで、図3,図4に示すように切断
領域1に配置された長方形状の被切断材4、或いはスク
ラップ材の如き異なる形状を有する異形材5(5a〜5
d)に対応する部分を切断可能領域として認識すると共
に、これ等の被切断材4,異形材5に対し予め記憶され
ている切断すべき図形を割り当て、且つ割り当てた図形
を切断し得るように構成したものである。切断装置A
は、切断領域1内に配置された被切断材4或いは異形材
5を切断する切断機10と、切断領域1内に配置された被
切断材4或いは異形材5を撮像する撮像機20と、切断装
置Aを制御する制御装置30とによって構成されている。
【0020】切断機10は、x方向に沿って平行に敷設さ
れたレール11に載置され、このレール11上を走行し得る
ように構成されている。切断機10のフレームは、走行サ
ドル10aと、レール11と直交する方向(y方向)に配設
されたクロスガーダー10bとからなる門型に構成されて
いる。走行サドル10aには走行モーター10cが取り付け
られており、この走行モーター10cを切断制御装置とな
る数値制御装置(NC装置)40からの指令によって駆動
することで、切断機10をレール11に沿ってx方向に走行
させている。また走行サドル10aの上部にはNC装置4
0,入力装置41,ディスプレイ42等を有する制御盤12が
設けられている。クロスガーダー10bには、該クロスガ
ーダー10bに沿って横行可能に構成された横行サドル13
が設けられている。
【0021】横行サドル13にはNC装置40からの指令に
よって駆動される横行モーター13aが取り付けられてお
り、この横行モーター13aを駆動することで横行サドル
13をy方向に横行させている。また横行サドル13にはガ
ス切断トーチ,プラズマ切断トーチ,レーザー切断トー
チ等の切断トーチ14が取り付けられている。そして切断
機10には切断トーチ14の種類に応じて、ガス供給手段,
プラズマ電源,レーザー発振器等の装置が設けられ、N
C装置40からの指令によって前記装置を駆動し得るよう
に構成されている。
【0022】上記の如く構成された切断機10に於いて、
切断トーチ14はレール11が敷設された平面に於ける全て
の範囲に到達し得るものではなく、走行サドル10aの寸
法,横行サドル13の寸法等に応じて有効な切断領域
(幅,長さ)が設定される。即ち、切断機10を設計する
段階で被切断材の最大寸法(厚さ,幅,長さ)が与えら
れる。そして前記値と切断すべき被切断材の材質等の条
件から、使用すべき切断トーチ14の種類,被切断材を切
断するための切断領域の寸法が設定され、この切断領域
の寸法からレール11の間隔,敷設長が設定される。本発
明に於ける切断機10の切断領域1とは、上記の如くして
設定された切断領域をいうものである。
【0023】上記切断機10にあっては、NC装置40から
の指令によって走行モーター10c,横行モーター12aを
駆動することで、切断トーチ14を切断領域1の全範囲に
わたって移動させることが可能である。
【0024】撮像機20はレール11上に載置され、該レー
ル11に沿ってx方向に走行し得るように構成されてい
る。撮像機20のフレームは切断機10と同様に走行サドル
20aとクロスガーダー20bとからなる門型に構成されて
おり、走行サドル20aには後述する制御装置30からの指
令によって駆動される走行モーター20cが設けられてい
る。クロスガーダー20bには制御装置30からの指令によ
って駆動される横行モーター21a、及びCCDカメラ22
を有する横行サドル21が該クロスガーダー20bに沿って
y方向に横行可能に設けられている。
【0025】尚、図に於いて23は制御盤であり、切断装
置Aを制御する制御装置30,CCDカメラ22によって撮
像した画像を処理する処理装置31,切断可能領域に対し
切断すべき図形を割り当てる割当装置32,割り当てられ
た図形の情報を切断機10の制御情報に変換する変換装置
33,入力装置34,記憶装置35,ディスプレイ36等を収納
したものである。また制御盤23と切断機10及び撮像機20
とは夫々ケーブル23a,23bによって接続されている。
【0026】CCDカメラによる被撮像物体の撮像範囲
は該被撮像物体とCCDカメラとの距離或いは光学系を
調整することで設定することが可能である。即ち、単に
切断機10の切断領域1を撮像するのみであれば、CCD
カメラ22を高所に配置するか或いは広角レンズを用いる
ことで一度の撮像動作で切断領域1の全範囲を撮像する
ことが可能である。切断領域1を撮像した画像から該切
断領域1に配置された被切断材4或いは異形材5を切断
可能領域4,5として認識する場合、単に形状のみを認
識すれば良いのではなく、切断可能領域4,5の寸法を
認識することが必要となる。このため、CCDカメラ22
には所定の分解能を有することが要求される。即ち、C
CDカメラ22によって切断領域1を撮像したとき、x,
y方向に隣接する画素間に対応する切断領域1の距離
が、被切断材4,5を切断可能領域4,5として認識し
且つ切断可能領域4,5に対するネスティング及び切断
を行うために所望の精度を保証し得る数値であることが
必要である。従って、CCDカメラ22のx,y方向に対
する画素数、及び分解能(本実施例では5mm)を設定す
ることで、CCDカメラ22によって撮像し得る切断領域
1の面積が設定される。例えば、レーザー切断トーチを
搭載したレーザー切断機のように比較的小さい寸法の被
切断材を切断する場合、固定配置されたCCDカメラ22
によって全切断領域1を一度に撮像しても、該切断領域
1に於ける被切断材の寸法を保証することが可能であ
る。然し、切断装置が船殻部材や橋梁,建築部材の切断
加工を対象とする場合、これ等の部材を切断するための
被切断材は幅,長さ共に大きな寸法を有するのが一般で
あり、CCDカメラによる切断領域の撮像を複数回に分
割して行うことが必要となる。
【0027】本実施例の切断装置Aは、上記の如き大き
な寸法を有する被切断材4,異形材5を対象としたもの
であり、図3,図4に示すように切断領域1を複数の撮
像領域6(6a〜6f)に分割して順に撮像するように
構成している。このため、CCDカメラ22は撮像領域6
の寸法に応じてx,y方向に移動し得るように構成され
ている。前記撮像領域6は互いに隣接する他の撮像領域
6と所定距離重複して設定され、各撮像領域6を撮像し
た画像を集積して切断領域1の画像を形成するに際し、
重複した部分を排除することで正確な画像を得ることが
可能である。また被切断材4,5が船殻部材を切断する
ことを目的とした鋼板である場合、該鋼板の表面にウォ
ッシュプライマー等の塗装が施されることがある。この
ような被切断材4,5を撮像する際には、CCDカメラ
22のレンズにフィルターを取り付けることが好ましい。
【0028】次に切断装置Aの制御系及び切断機10の切
断制御系について図5を用いて説明する。図に於いて、
一点鎖線で囲まれた部分は制御盤12に配置されて切断機
10の駆動を制御し、また二点鎖線で囲まれた部分は制御
盤23に配置されて撮像機20及び切断機10からなる切断装
置Aを制御するものである。
【0029】制御装置30はマイクロプロセッサー等の演
算部,予め切断装置Aの動作プログラム等を書き込まれ
たROM,入力されたデータを一時記憶するRAM等か
らなり、インターフェース37を介して後述する各装置と
接続されている。
【0030】処理装置31は、CCDカメラ22によって撮
像した個々の撮像領域6の画像を集積して切断領域1の
画像を形成すると共に、この画像から切断領域1に配置
された被切断材4,5を切断可能領域4,5として認識
し、切断領域1に於ける切断可能領域4,5の輪郭線の
性質(直線,円弧),輪郭線の長さ,輪郭線の始点及び
終点の座標等を演算して該データを制御装置30に出力す
るものである。
【0031】割当装置32は、切断可能領域4,5に対し
切断すべき図形を割り当てる装置であり、制御装置30に
記憶された切断可能領域4,5に関するデータを読み出
すと共に、予め記憶装置35に記憶されている切断すべき
図形に関するデータを読み出し、両者を比較演算しつつ
切断可能領域4,5に切断すべき図形を割り当てるもの
である。そして切断可能領域4,5に関するデータとこ
れ等の領域4,5に割り当てられた図形に関するデータ
とを合成した切断データを制御装置30に出力する。
【0032】変換装置33は、割当装置32によって出力さ
れた切断データを切断制御装置40の使用言語に変換する
装置して出力する装置であり、図示しないディスク装置
或いはテープパンチャーと接続して変換した切断データ
をフロッピィディスク或いは穿孔テープを媒体として出
力することが可能である。
【0033】入力装置34は、キーボード及びイメージリ
ーダー,ディスク読取装置等の装置によって構成され、
切断装置Aに対する操作指令情報や切断すべき図形に関
する形状,寸法,数量,材質等の情報を入力するもので
ある。
【0034】記憶装置35は入力装置34から入力された切
断すべき図形に関するデータを記憶するものである。ま
たディスプレイ36は切断装置Aの動作状況や切断領域1
の画像等を表示するものである。
【0035】切断制御装置40は切断機10を駆動するため
の制御装置であり、予め切断機10を制御するために必要
な言語を有する数値制御装置(NC装置)として構成さ
れており、後述する装置とインターフェース43を介して
接続されている。本実施例ではマイクロプロセッサー等
の演算部及びROM,RAMを有する所謂コンピュータ
NC装置を用いている。
【0036】入力装置41は切断機10を単独で作動させる
ための指令情報を入力するためのものであり、キーボー
ドによって構成されている。またディスプレイ42は切断
機10の作動状況を表示するものである。また記憶装置44
は、制御装置30から伝達された切断領域1に於ける切断
可能領域4,5に関するデータ及び該切断可能領域4,
5に割り当てられた図形に関するデータを一時的に記憶
するものである。
【0037】次に、上記の如く構成された切断装置Aの
操作手順について説明する。先ず、切断機10(切断トー
チ14)及び撮像機20(CCDカメラ22)を夫々所定の位
置(ホームポジション)に退避させ、図3,図4に示す
ように切断機10の切断領域1に長方形の被切断材4或い
は複数の異形材5a〜5dを配置し、被切断材4或いは
異形材5a〜5dの材質,板厚等の情報を入力装置34か
ら入力し、同時に切断すべき図形の形状,材質,板厚等
の情報を入力する。入力された切断すべき図形に関する
データは、記憶装置35に一時記憶される。
【0038】切断装置Aの動作を開始させると、制御装
置30からの指令によって走行モーター20c,横行モータ
ー21aが回転し、撮像機20をx方向に移動させると共に
横行サドル21をy方向に移動させてCCDカメラ22を撮
像領域6aまで移動させる。CCDカメラ22が撮像領域
6aを撮像し得る位置に到達すると撮像機20,横行サド
ル21が停止し、CCDカメラ22によって撮像領域6aに
対する撮像を行う。この画像は処理装置31に伝達されて
一時記憶される。次いで、横行サドル21を更にy方向に
移動させてCCDカメラ22を撮像領域6bに対向させ、
この撮像領域6bを撮像して画像を処理装置31に伝達す
る。この操作を連続して行うことで切断領域1に設定さ
れた全ての撮像領域6を撮像し、切断領域1の撮像を終
了した後、撮像機20及びCCDカメラ22はホームポジシ
ョンに戻る。
【0039】CCDカメラ22によって切断領域1に設定
された全ての撮像領域6を撮像すると、処理装置31で
は、各撮像領域6の画像を集積して切断領域1の画像を
形成する。次いで、切断領域1を構成する各画素のデー
タを2値化し、このデータから切断領域1に配置された
被切断材4,異形材5を切断領域1に於ける切断可能領
域4,5として認識する。そして切断可能領域4,5を
構成する輪郭線が直線であるか或いは曲線であるかを判
断し、曲線である場合には円弧補間して輪郭線のデータ
を出力する。また輪郭線の始点及び終点の座標データを
演算すると共に輪郭線の長さを演算する。上記の如くし
て得られた各データを切断領域1に於ける切断可能領域
4,5のデータとして出力する。
【0040】処理装置31から切断可能領域4,5に関す
るデータが出力されると、割当装置32では記憶装置35に
予め記憶されている切断すべき図形に関するデータを読
み出し、切断可能領域4,5の材質,板厚と一致した図
形を抽出してこれ等の図形を各切断可能領域4,5に割
り当てる。切断可能領域4,5に対する切断すべき図形
の割り当てが終了すると、このデータは制御装置30に出
力され、変換装置に於いて切断制御装置40の言語に変換
される。
【0041】制御装置30から切断制御装置40に対し、切
断領域1に於ける切断可能領域4,5に関するデータ、
及び各切断可能領域4,5に割り当てられた図形に関す
るデータが伝達され、記憶装置44に記憶される。制御装
置30から切断制御装置40に対し切断作業を実行すべき旨
の指令が伝達されると、切断制御装置40に書き込まれて
いる切断プログラムが進行し、切断機10はホームポジシ
ョンから移動する。そして切断トーチ14が切断可能領域
4,5に割り当てられた図形に到達すると、切断トーチ
14が作動すると共に図形データに対応して走行モーター
10c,横行モーター13aが駆動され、切断すべき図形を
切断する。上記動作を繰り返すことで、切断可能領域
4,5に割り当てられた全ての図形を切断すると、切断
制御装置40から制御装置30に対し切断作業が終了した旨
の信号が伝達され、切断機10はホームポジションに退避
する。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
切断方法では、切断領域を撮像して画像処理することで
切断領域に於ける切断可能領域を認識し、この切断可能
領域に切断すべき図形を割り当てるようにしたので、切
断領域に於ける切断可能領域を切断領域の座標系で指定
することが出来る。このため、被切断材の形状及び切断
領域に配置された位置に関わらず、切断可能領域に切断
すべき図形を割り当てると共に、割り当てられた図形を
切断することが出来る。従って、従来は不可能であった
スクラップの如き異形材に対する図形の割り当て及び図
形を割り当てられた異形材に対する切断が出来る。
【0043】また本発明に係る切断装置では上記切断方
法を自動的に実施することが出来、従って、長方形の被
切断材,異形材の如き被切断材に対する切断を効率良く
行うことが出来る等の特徴を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】切断方法の原理を説明する図である。
【図2】切断装置の斜視図である。
【図3】長方形の被切断材が配置された切断領域の平面
図である。
【図4】異形材が配置された切断領域の平面図である。
【図5】切断装置の制御系のブロック図である。
【符号の説明】
Aは切断装置、1は切断領域、2,4,5は被切断材,
切断可能領域、3は図形、6は撮像領域、10は切断機、
10c,20cは走行モーター、11はレール、12,23は制御
盤、13a,21aは横行モーター、14は切断トーチ、20は
撮像機、22はCCDカメラ、30は制御装置、31は処理装
置、32は割当装置、33は変換装置、34,41は入力装置、
35,44は記憶装置、36,42はディスプレイである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断トーチを基準線に沿って移動させて
    被切断材を切断する切断機を用いる切断方法であって、
    被切断材を配置した切断機の切断領域をCCDカメラに
    よって撮像し、撮像した画像から切断領域に配置された
    被切断材に対応する領域を切断可能領域として認識し、
    次いで前記切断可能領域に対し切断すべき図形を割り当
    て、更に、切断機を駆動して被切断材から割り当てた図
    形を切断することを特徴とした切断方法。
  2. 【請求項2】 前記被切断材が異形材であって、異形材
    が配置された切断領域をCCDカメラによって撮像する
    と共に撮像した画像を処理して切断領域に配置された異
    形材に対応する領域を切断可能領域として認識し、次い
    で前記切断可能領域に対し切断すべき図形を割り当てる
    ことを特徴とした請求項1記載の切断方法。
  3. 【請求項3】 被切断材を切断するための切断トーチを
    基準線に沿って移動させる切断機と、前記切断機の切断
    領域を撮像するCCDカメラと、前記CCDカメラによ
    って撮像した画像情報を処理して切断領域に配置された
    被切断材に対応する領域を切断可能領域として認識する
    処理装置と、前記処理装置によって認識した切断可能領
    域に対し切断すべき図形を割り当てる割当装置と、前記
    割当装置によって割り当てられた図形の情報を前記切断
    機の制御情報に変換する変換装置と、変換装置によって
    変換された制御情報に従って前記切断機の駆動を制御す
    る切断制御装置とを有することを特徴とした切断装置。
  4. 【請求項4】 前記CCDカメラを切断機の切断領域に
    対応して移動させる移動装置を有することを特徴とした
    請求項3記載の切断装置。
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