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JPH05103498A - 電動機制御装置 - Google Patents

電動機制御装置

Info

Publication number
JPH05103498A
JPH05103498A JP3256173A JP25617391A JPH05103498A JP H05103498 A JPH05103498 A JP H05103498A JP 3256173 A JP3256173 A JP 3256173A JP 25617391 A JP25617391 A JP 25617391A JP H05103498 A JPH05103498 A JP H05103498A
Authority
JP
Japan
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current
voltage
output
power factor
motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP3256173A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Nakamura
嘉伸 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3256173A priority Critical patent/JPH05103498A/ja
Publication of JPH05103498A publication Critical patent/JPH05103498A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 電動機3の制御装置において、直流電圧を交
流電圧に変換するインバータ手段2と、インバータ手段
2の直流側部分の電流を検出する電流検出手段25と、
この出力を基に力率を演算する手段26と、力率演算手
段26からの出力を基に、V/F制御量を演算するV/
F演算手段27と、電流検出手段25からの出力を基
に、V/F演算手段27からの出力の補償量を演算する
補償手段29と、このV/F演算手段27からの出力と
補償手段29からの出力を基に、インバータ手段2のス
イッチング素子を制御する制御手段28とを有する。 【効果】 直流電流の変化から過渡的な負荷変動をとら
え、これを補償するように制御し、特別なセンサを用い
ず負荷変動に対応ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転子と、この回転子
に回転力を与えるべく磁界を作用させる複数相の固定子
巻線を有する固定子とを備える電動機を駆動制御する電
動機制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、機械的な整流機構がないブラシレ
スモータで、モータの固定子巻線と磁石回転子との相対
的な位置をホール素子などの機械的な位置検出素子を用
いずに固定子巻線に生ずる誘起電圧を利用する方式が行
われるようになってきた。
【0003】例えば、この方式のものは、一般に図7に
示されるような構成になっている。この図では、1は直
流電源、2はスイッチング素子、3はモータ、4は固定
子巻線、5は磁石回転子、6は誘起電圧処理回路、7は
制御回路、8,9,10は一次遅れフィルタ、11,1
2,13は抵抗、14は比較器である。
【0004】図7に示されたように、三相の固定子巻線
4と直流電源1との間に直列に6個のスイッチング素子
2を接続してある。磁石回転子5の回転により固定子巻
線4に誘起される誘起電圧を含む端子電圧を一次遅れフ
ィルタ8,9,10と抵抗11,12,13と比較器1
4とから成る誘起電圧処理回路6を介して制御回路7に
よってスイッチング素子2をオン・オフさせる信号に交
換し、この信号でモータ3を回転させるようにしてい
る。
【0005】次に、誘起電圧処理回路6の動作を図8を
用いて具体的に述べると、誘起電圧を含む端子電圧波形
aには転流時にスイッチング素子2のターンオフ以降、
対アーム還流ダイオードの導通により生じるスパイク状
の電圧成分が含まれる。この影響をなくすため図7に示
した一次遅れフィルタを用いて端子電圧波形aを90°
位相シフトし(図8中b)、その後、位相シフトした3
相電圧における中性点電圧波形cを図5に示した抵抗1
1,12,13より作成し、この両波形b,cとを比較
器14によって比較し、位置検出信号dを得る。同様に
して、他の相についても端子電圧波形により位置検出信
号e、fを得る。これらd,e,fはそれぞれ電気角で
180°通電の120°位相が異なる信号となり、制御
回路7によって6つの信号に変換され、6個のスイッチ
ング素子を順次オン・オフさせモータを回転させてい
る。
【0006】しかしながら、上記構成のブラシレスモー
タの駆動装置では、90°遅れ要素たるフィルタ回路が
設けられているので、加減速中に通電のタイミングのず
れを生じやすく、特に急激な加減速時には、追従が困難
であり、低速領域での検出が不可能になったり、さらに
は、特定周波数の外乱に対して共振を起こす電流が増大
する事により、通電タイミングにずれが生じる等、加減
速や負荷応答に対する安定性に問題が多々ある。
【0007】そこで、従来においては、上記のような問
題点を解決するものとして、直流から交流に変換するイ
ンバータ部の直流リンクに流れる直流電流を電流検出手
段により検出し、この電流検出からブラシレスモータの
巻線の通電を制御する電動機制御装置が提案されてい
る。
【0008】すなわち、この電動機制御装置にあって
は、誘起電圧を利用していないので、一次遅れフィルタ
による安定性の問題が解決されるほか、従来のスイッチ
ング素子の過電流保護を目的とする電流センサと共用で
きるため特別なセンサを追加する事もなく、制御するこ
とができるようにしている。
【0009】又、このような駆動装置として、図9に示
すような構成が考えられる。すなわち、三相交流電源2
1を整流子22及びコンデンサ23により直流に変換
し、この直流をスイッチング素子2により交流に変換し
てモータ3を駆動する構成になっている。この時、直流
リンクに流れる電流を電流センサ24により検出し、電
流検出手段25に入力され、その後、力率演算手段26
を介してV/F演算手段27に入力されるようになって
いる。ここで、指令値に従った電圧、周波数と上記の力
率演算手段26の出力に従うフィードバック成分により
電圧,周波数が制御され、ベースドライブ手段28を介
して、スイッチング素子2をオン・オフし、モータを駆
動する。次に、上記力率演算手段26の動作を図10を
用いて述べる。
【0010】図10は、図9における直流リンク部の直
流電流をセンサ24で検出を行い、電流検出25で、増
幅及び成形した出力波形のである。図10(a)は力率
が遅れたときの直流電流を、(b)は力率がほぼ1に等
しい時、(c)は力率が進んだ時の直流電流Idcをそ
れぞれ示しており、駆動装置の出力周波数の電気角60
°毎に繰り返す波形になっている。
【0011】従って、この60°毎の点(0°,60
°,120°,180°・・・)に着目し、その60°
直前(A点)と直後(B点)の直流電流の差(IB−I
A)を検出し、この値が零,すなわち、直前(A点)と
直後(B点)の値が等しくなるように制御する事で、図
10(b)のように力率がほぼ1になる運転ができるよ
うになっているものである。
【0012】上記の如く、力率演算手段26では直流電
流の変化を力率としてとらえ、後段のV/F演算手段2
7で演算を行い、モータを力率がほぼ1になるように制
御する構成となっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電動機制御装置においては、インバータの直流電流
を所定の電気角(例えば、60°)に1回の検出で、力
率の演算を行い制御を行っているので、過渡的な負荷の
変動に対して充分追従することができず、制御の安定性
に欠ける問題があった。
【0014】又、低速領域においては、この安定性の問
題が顕著に現われ制御ゲインを単に上げるとシステム全
体が不安定となり、最悪の場合、脱調状態に陥る恐れが
あった。
【0015】そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてな
されたもので、その目的は特別なセンサを設ける事な
く、安定性を確保し、脱調が発生しない電動機制御装置
を提供することにある。 [発明の構成]
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、回転子と、この回転子に回転力を与える
べく磁界を作用させる複数相の固定子巻線を有する固定
子とを備える電動機を駆動制御する電動機制御装置にお
いて、スイッチング素子を有して直流電源からの直流電
圧を交流電圧に変換して上記電動機に供給するインバー
タ手段と、このインバータ手段の直流側部分の電流を検
出する電流検出手段と、この電流手段の出力を基に力率
を演算手段と、この力率演算手段からの出力を基に、V
/F制御量を演算するV/F演算手段と、上記電流検出
手段からの出力を基に、上記V/F演算手段からの出力
の補償量を演算する補償手段と、このV/F演算手段か
らの出力と前記補償手段からの出力を基に、上記インバ
ータ手段のスイッチング素子を制御する制御手段とを備
えた電動機制御装置を提供する。
【0017】
【作用】以上のように構成された本発明においては、電
動機に印加される電圧の周波数の所定電動機毎における
直前と直後に流れる直流電流の差を力率演算手段から力
率として得ることができ、この力率と外部指令値によっ
て定まる電圧値をV/F演算手段で求めるとともに直流
電流を検出する電流検出手段の出力を基に、V/F演算
手段からの出力の補償量を演算し、この演算した補償量
を考慮してV/F演算手段からの出力を基に、電動機を
制御する。これにより、特別なセンサを設ける事なく、
過渡的な負荷変動に対しても安定な制御を行うことがで
き、これにより脱調防止を行うこともできる。
【0018】
【実施例】以上、本発明の第1の実施例を図面を用いて
説明する。なお、図1中、図10と同一部分について
は、同一符号を付し、その説明は省略する。
【0019】図1に示すように、直流から交流に直流リ
ンク部に流れる電流を電流センサ24により検出し、電
流検出手段25へ入力され、増幅及びサンプル&ホール
ド等により、電流波形に成形を行う。力率をほぼ1にな
る様に電動機3を運転するには、直流電流の差(IB−
IA)が零になるように、制御する必要がある。そこ
で、力率演算手段26では、この電流の差を力率として
演算を行い、V/F演算手段27へ出力する。V/F演
算手段27では、上記力率の値と外部からの指令値W*
が入力され、指令値W* により周波数に比例した出力電
圧V* が決定され、これに力率がほぼ1,すなわち電流
の差が零になるような演算、例えば(1)(2)式のよ
うなPI制御が施された電圧出力と加算して出力電圧V
が決定される。 V=V* +Gp×(IB−IA)+Vi ……(1) Vi=Vi+Gi×(IB−IA) ……(2) (Gp:比例ゲイン,Gi:積分ゲイン,Vi:積分
値)
【0020】さらに、この電圧Vは平均電流演算手段2
9から得られるΔVとの加算が行われ、最終的な電圧値
Voutとしてベースドライブ回路28に入力される。
出力周波数においては、指令値W* によっ決定されるF
outがV/F演算手段27から出力され、そのままベ
ースドライブ回路28に入力される。ここで、平均電流
演算手段29の動作について述べる。
【0021】この平均電流演算手段29は電流検出手段
25の出力が入力され、直流電流の波形から電流の平均
値を演算し、この電流値に比例した補償電圧を演算す
る。すなわち、過渡的な負荷変動により、この直流リン
ク部の直流電流も変化するので、この電流値に比例した
補償電圧ΔVを演算し、V/F演算手段27で得られた
電圧Vに加算して、Voutとし、電圧制御を行うもの
である。
【0022】図2(a)は、上記平均電流演算手段29
を設ける前の電動機制御装置で負荷c1 が過渡的に変化
した時の直流リンク部電流波形a1 と、出力電圧b1
び永久磁石形電動機3の出力トルク波形d1 を示すもの
で、負荷c1 が過渡的に変化した時、制御が不安定にな
り、出力トルクd1 が負荷c1 に追従できず脱調状態に
陥り、直流電流a1 が増大する。又、出力電圧b1 は電
気角60°毎に1回しか力率演算を行わないので負荷変
動による追従が遅れ、あまり変化しない。
【0023】これに対し、平均電流演算手段29では直
流リンク部電流を連続的に取り込み、平均化(例えば
(3)式)を行い連続的な電流の変化としてとらえ補償
電圧値ΔV´を求める。 ΔV´=Gv×F1 (Idc) ……(3) (Gvゲイン,F1 :直流リンク部電流を平均化するた
めの関数)
【0024】この補償電圧値ΔV´は、下式(4)
(5)に示すように、ノイズに強化するために任意の周
波数領域をもつフィルタ要素に取り込んだ後、最終的に
V/F演算手段27から得られた電圧VにΔVとして加
算される。 ΔV=F2 (ΔV´)(F2 :フィルタ要素をもつ関数)……(4) Vout=V+ΔV ……(5)
【0025】上述のように、平均電流演算手段29は、
直流リンク部電流から電流の変動,すなわち負荷の急激
な変動を連続的にとらえ、力率演算手段26で得られた
電気角60°毎に1回演算されるとともに、指令値W*
から得られる電圧Vに、補償電圧ΔVをさらに加算し、
負荷の過渡的な変動に対応できるようにしたものであ
る。
【0026】図2(b)は、この平均電流演算手段29
を用いた実施例で制御した時のもので、過渡的な負荷変
動に対し、安定な制御を行ったことを示す波形である。
前述と同様に、負荷c2 が過渡的に変化した時直流電流
2 が変化する平均電流演算手段29で演算された補償
電圧ΔV(e2)が得られ、出力電圧b2 にこのΔVが
含まれることにより、永久磁石形電動機の発生トルクd
2 が負荷c2 に追従し、安定な制御が行われ、直流電流
2 が発散することなく安定に得られている。尚、上記
した実施例においては、ハードウェア,ソフトウェアの
どちらでも実現可能であるとともに平均電流演算手段2
9の入力は電流検出手段25から直接得てもよい。
【0027】なお、第1の実施例では平均化した電流を
補償電圧ΔV´に変換し、ノイズ防止のためにフィルタ
要素を介してΔVを求めていたが、第2の実施例とし
て、平均化した電流の変化分のみを演算してΔVとして
もよい。すなわち、フィルタ要素を用い直流成分も除去
することにより、直流電流の変化分に応じたΔVを求め
るものである。
【0028】図3に、第2の実施例で得られる図2
(b)と同様の波形を示す。ここで、フィルタ要素によ
り、ノイズ及び直流成分を除去した直流電流の変化分の
波形をf2 に示し、このf2 によって求められたΔVを
加算した出力電圧波形をc2 に示す。前述同様、安定な
制御が行うことができる。
【0029】更に、第3の実施例として平均化した電流
の変化分のみを演算してΔFとし、、V/F演算手段2
7から得られる周波数出力Foutに加算して、周波数
に対しても、補償を加えるようにした。
【0030】図4に、第3の実施例で得られる図2
(b)と同様の波形を示す。ここで、上記した周波数の
補償分ΔFの波形をg2 に示す。前述同様、安定な制御
が行うことができる。
【0031】また、第4の実施例として、第2の実施例
での補償分ΔVと第3の実施例での周波数補償分ΔFと
を組み合わせてもよく、この場合も同等の効果が得られ
る。次に本発明の第5の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0032】図5に示すように、直流から交流に変換さ
れる直流リンク部に流れる電流を電流センサ24により
検出し、電流検出手段25へ加算され、増幅及びサンプ
ル&ホールド等により電流波形に成形を行う。力率をほ
ぼ1に運転するには、直流電流の差(IB−IA)が零
になるように制御する必要がある。
【0033】そこで、力率演算手段26では、この電流
の差を力率として演算を行いV/F演算手段27へ出力
する。V/F演算手段27では上記、力率の値と外部か
らの指令値W* が入力され、指令値W* により周波数に
比例した出力電圧V* が決定され、これに力率がほぼ
1、すなわち電流差が零になるような演算、例えば
(6)(7)式のようなPI制御が施されれた電圧出力
と加算して出力電圧Vが決定される。 V=V* +Gp×(IB−IA)+Vi ……(6) Vi=Vi+Gi(IB−IA) ……(7) (Gp:比例ゲイン,Gi:積分ゲイン,Vi:積分
値)さらに、この電圧Vは、電圧加算手段30から得ら
れるΔVとの加算が行われ、最終的な電圧値Voutと
して、ベースドライブ回路28に入力される。出力周波
数においては指令値W* によって決定されるFout
が、そのままベースドライブ回路28に入力される。
【0034】ここで、電圧加算手段30の動作について
述べる。電圧加算手段30は、電流検出手段25の出力
が入力されるが、この入力波形は図10のように、電気
角60°の間では、電流の変化を生じているため、ある
1点を基準にとらえ、全体の直流電流の変化を知る必要
がある。そこで、電気角60°のうちA点(IA)のみ
を検出し、このIAの値の変化を制御に用いる(特にA
点の電流に限る必要はなく、その他の点の電流でもかま
わないが、本実施例は、A点の電流とした)。すなわ
ち、過渡的な負荷変動により、この直流リンク部の直流
電流も変化するのでこの直流電流の変化分だけ電圧加算
値ΔVを演算し、V/F演算手段27で得られた電圧V
に加算して、Voutとし、電圧制御を行うものであ
る。電圧加算手段30では、図10に示したA点の電流
を取り込み、例えば下式(8)を用いて電流の変化をと
らえて電圧加算値を求める。 ΔV´=Gv×(IA´−IA-1) ……(8) (Gv:ゲイン,IA´:今回のA点における直流電
流:IA-1:前回のA点における直流電流)
【0035】この電圧加算値ΔV´は、下式(9)(1
0)に示すように、直流分をカットするためや、ノイズ
に強くするために、任意の周波数領域をもつフィルタ要
素に取り込んだ後、最終的にV/F演算手段27から得
られた電圧値VにΔVとして加算される。 ΔV=F(ΔV´) ……(9) (F:フィルタ要素をもつ関数) Vout=V+ΔV ……(10)
【0036】上述のように、電圧加算手段30は直流電
流波形から電流の変動、すなわち負荷の急激な変動を検
出し、力率演算手段26で得られた電圧とともに指令値
* から得られる電圧Vに電圧をさらに加算し、負荷の
過渡的な変動に、対応できるようにしたものである(も
ちろん負荷変動がなくなり、定常状態になればΔVは零
となり、従来の力率演算による力率 1運転を行うこと
になる)。
【0037】図6は、この電圧加算手段30を用いた第
5の実施例で制御した時のもので、過渡的な負荷変動に
対し、安定な制御を行ったことを示す波形である。前述
と同様に負荷c2 が過渡的に変化したとき、直流電流a
2が変化するが、電圧加算手段30で演算された電圧Δ
V(e2 )が得られ、出力電圧b2 に、このΔVが含ま
れることにより、永久磁石形電動機の発生トルクd2
負荷c2 に追従し、安定な制御が行われ、直流電流a2
が発散することなく安定に得られている。尚、先の実施
例と同様に、本実施例においてもハードウェア,ソフト
ウェアどちらでも実現可能であることは言うまでもな
い。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、過
渡的な負荷変動に対し、直流電流に対し、直流電流の変
化からこの変動をとらえ、この変動を補償するように制
御することにより、出力電圧を変化させ制御の安定化を
図ることができる。又、特別なセンサを用いなくても負
荷変動に対応できる優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す概要構成図。
【図2】本発明の第1の実施例及び従来例における過渡
的に負荷が変化した場合の直流電流、出力電圧、電動機
発生トルク、印加トルクの波形を示す図で(a)は従来
例、(b)は本発明の第1の実施例を示す。
【図3】本発明の第2の実施例における各波形を示す
図。
【図4】本発明の第3の実施例における各波形を示す
図。
【図5】本発明の第5の実施例を示す概要構成図。
【図6】本発明の第5の実施例における各波形を示す
図。
【図7】従来のフィルタを用いた電動機制御装置を示す
概要構成図。
【図8】図7に示した従来例における各動作を示す図。
【図9】従来のフィルタを用いていない電動機の制御装
置を示す概要構成図。
【図10】図9に示した従来例における電流波形を示す
図。
【符号の説明】
2…スイッチング 3…モータ 4…固定子巻線 5…磁石回転子 21…三相交流電源 22…整流素子 23…コンデンサ 24…電流検出セン
サ 25…電流検出手段 26…力率演算手段 27…V/F演算手段 28…ベースドライ
ブ手段 29…平均電流演算手段 30…電圧加算手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子と、この回転子に回転力を与える
    べく磁界を作用させる複数相の固定子巻線を有する固定
    子とを備える電動機を駆動制御する電動機制御装置にお
    いて、スイッチング素子を有して直流電源からの直流電
    圧を交流電圧に変換して前記電動機に供給するインバー
    タ手段と、このインバータ手段の直流側部分の電流を検
    出する電流検出手段と、この電流手段の出力を基に力率
    を演算手段と、この力率演算手段からの出力を基に、V
    /F制御量を演算するV/F演算手段と、この前記電流
    検出手段からの出力を基に、前記V/F演算手段からの
    出力の補償量を演算する補償手段と、このV/F演算手
    段からの出力と前記補償手段からの出力を基に、前記イ
    ンバータ手段のスイッチング素子を制御する制御手段と
    を具備したことを特徴とする電動機制御装置。
JP3256173A 1991-10-03 1991-10-03 電動機制御装置 Pending JPH05103498A (ja)

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